JPH10230245A - 液体の殺菌装置 - Google Patents
液体の殺菌装置Info
- Publication number
- JPH10230245A JPH10230245A JP7878297A JP7878297A JPH10230245A JP H10230245 A JPH10230245 A JP H10230245A JP 7878297 A JP7878297 A JP 7878297A JP 7878297 A JP7878297 A JP 7878297A JP H10230245 A JPH10230245 A JP H10230245A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- electrodes
- sterilized
- electrode
- bacteria
- liquid
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Landscapes
- Devices For Medical Bathing And Washing (AREA)
- Heat Treatment Of Water, Waste Water Or Sewage (AREA)
- Water Treatment By Electricity Or Magnetism (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 24時間風呂等における閉水路中の殺菌装置
において、高温加熱にて殺菌し、又、溶液中の金属イオ
ンを回収をも行う。 【構成】 流水路中に、絶縁物を介して相対した電極を
設け、この電極間に交番電圧を印加し、ジュール熱や誘
導体損による高周波加熱にて殺菌を行い、又、別に補助
電極を設け、直流電流を流すことにより流水中の金属イ
オンを回収する。 【効果】 流水路中に、複数の比較的狭隘な電極間には
集中して電流が流れ瞬時に電導ジュール誘電加熱殺菌さ
れ、又、電極材の金属イオンによる殺菌効果も得られ
る。同時に、補助電極に直流電流を流すことによって、
液中に溶解している重金属イオンを回収浄化出来る。
において、高温加熱にて殺菌し、又、溶液中の金属イオ
ンを回収をも行う。 【構成】 流水路中に、絶縁物を介して相対した電極を
設け、この電極間に交番電圧を印加し、ジュール熱や誘
導体損による高周波加熱にて殺菌を行い、又、別に補助
電極を設け、直流電流を流すことにより流水中の金属イ
オンを回収する。 【効果】 流水路中に、複数の比較的狭隘な電極間には
集中して電流が流れ瞬時に電導ジュール誘電加熱殺菌さ
れ、又、電極材の金属イオンによる殺菌効果も得られ
る。同時に、補助電極に直流電流を流すことによって、
液中に溶解している重金属イオンを回収浄化出来る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、24時間風呂等の循環
温浴器の殺菌装置に関するものである。
温浴器の殺菌装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の24時間風呂の浄化、殺菌機構と
しては、微生物を増殖させた担体に湯を通過させて濾過
する生物浄化方式と紫外線照射やオゾンを併用したり、
ヒーターによる加熱処理等を作用させて、有害細菌を処
理する装置等が用いられている。
しては、微生物を増殖させた担体に湯を通過させて濾過
する生物浄化方式と紫外線照射やオゾンを併用したり、
ヒーターによる加熱処理等を作用させて、有害細菌を処
理する装置等が用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら 最近で
は上記の殺菌装置の付設にも係わらず24時間風呂を設
置した浴槽水中においてレジオネラ属菌の繁殖が観察さ
れる事例が報告され、これらの細菌汚染が衛生上問題視
される様になりました。
は上記の殺菌装置の付設にも係わらず24時間風呂を設
置した浴槽水中においてレジオネラ属菌の繁殖が観察さ
れる事例が報告され、これらの細菌汚染が衛生上問題視
される様になりました。
【0004】又、従来の加熱ヒーターは風呂の適温にす
るためのヒーターで、レジオネラ属菌の増殖に適する環
境を与えていた欠陥がありました。
るためのヒーターで、レジオネラ属菌の増殖に適する環
境を与えていた欠陥がありました。
【0005】本発明は、従来の殺菌装置では除去出来な
かったレジオネラ属菌を効果的に殺菌、除去することを
目的とし、その方法及び装置に関するものである。
かったレジオネラ属菌を効果的に殺菌、除去することを
目的とし、その方法及び装置に関するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の液体殺菌装置においては、閉鎖した流水路
の一部に、相対する電極とを絶縁材を介して流
水路中に設け、電極間に交番電圧を印加する。
に、本発明の液体殺菌装置においては、閉鎖した流水路
の一部に、相対する電極とを絶縁材を介して流
水路中に設け、電極間に交番電圧を印加する。
【0007】又、この電極と間は比較的狭隘な隙間
とする。
とする。
【0008】又、殺菌の対象とする細菌の種類によっ
て、電極間の材質を選定することも可能とする。
て、電極間の材質を選定することも可能とする。
【0009】又、補助電極を別に設けて、直流電流
を流し、金属イオン回収電極とする。
を流し、金属イオン回収電極とする。
【0010】
【作用】上記構成によれば、閉鎖した流水路の一部
に、相対する電極とを絶縁材を介して流水路中
に設け、電極間に交番電圧を印加し、この電極
間の一部を比較的狭隘な隙間とすることによって、電極
間の電流の流れを集中させることにより、電極間の
流水の抵抗値によるジュール熱の発生及び電極間の
誘電体損による高周波加熱等を発生させ、電極間の
部分の液体を集中瞬間加熱することにより殺菌を行うも
のである。
に、相対する電極とを絶縁材を介して流水路中
に設け、電極間に交番電圧を印加し、この電極
間の一部を比較的狭隘な隙間とすることによって、電極
間の電流の流れを集中させることにより、電極間の
流水の抵抗値によるジュール熱の発生及び電極間の
誘電体損による高周波加熱等を発生させ、電極間の
部分の液体を集中瞬間加熱することにより殺菌を行うも
のである。
【0011】又、殺菌の対象とする細菌の種類により、
電極間の材質を選定することで、金属イオンによる
殺菌を効果的に行う事が出来る。
電極間の材質を選定することで、金属イオンによる
殺菌を効果的に行う事が出来る。
【0012】又、流水中の金属イオンを回収するための
補助電極を別に設けて、直流電流を通じることによ
り、金属イオン回収機能を持たせることが出来る。
補助電極を別に設けて、直流電流を通じることによ
り、金属イオン回収機能を持たせることが出来る。
【0013】
【発明の効果】上記のように、構成された殺菌装置によ
り、従来では、殺菌しきれなかったレジオネラ属菌を瞬
時に、電極間の流水の抵抗値によるジュール熱の発
生及び電極間の誘電体損による高周波加熱等を発生
させることで、効果的に殺菌することが出来る。
り、従来では、殺菌しきれなかったレジオネラ属菌を瞬
時に、電極間の流水の抵抗値によるジュール熱の発
生及び電極間の誘電体損による高周波加熱等を発生
させることで、効果的に殺菌することが出来る。
【0014】又、多量の流水を加熱する従来の方式と違
い、ヒーターレスで液体そのものを少量ずつ局所的に直
接通電するため、高温加熱を効果的に行うことが出来、
省エネルギーを計ることが出来る。
い、ヒーターレスで液体そのものを少量ずつ局所的に直
接通電するため、高温加熱を効果的に行うことが出来、
省エネルギーを計ることが出来る。
【0015】又、銀イオンがレジオネラ属菌の殺菌に有
効であるという効果が判明しているため、流水中の一部
に銀合金を電極の一部として使用することによりレジオ
ネラ属菌の殺菌を計り、別に設けた電極により銀イオン
を回収することも出来る。
効であるという効果が判明しているため、流水中の一部
に銀合金を電極の一部として使用することによりレジオ
ネラ属菌の殺菌を計り、別に設けた電極により銀イオン
を回収することも出来る。
【0016】又、微量の鉄イオンがレジオネラ属菌の発
育に必要なことも判明しているため、別に設けた電極
に、着磁した強磁性材を使用することによって鉄イオン
を回収することが出来、これによりレジオネラ属菌の発
育を抑制することが出来る殺菌装置であり、細菌汚染に
より衛生上問題視されている24時間風呂等の循環温浴
器にとって有用な効果があるため産業上有効な発明であ
る。
育に必要なことも判明しているため、別に設けた電極
に、着磁した強磁性材を使用することによって鉄イオン
を回収することが出来、これによりレジオネラ属菌の発
育を抑制することが出来る殺菌装置であり、細菌汚染に
より衛生上問題視されている24時間風呂等の循環温浴
器にとって有用な効果があるため産業上有効な発明であ
る。
【図1】本発明の正面図及びその断面図である。
【図2】本発明の側面図及びその断面図である。
【符号の説明】 流水路 電極 電極 絶縁材 補助電極 補助電極
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C02F 1/50 510 C02F 1/50 520L 520 531E 531 540B 540 550H 550 560A 560 560F 1/46 101B
Claims (2)
- 【請求項1】 閉鎖した流水路の一部に、相対する電
極とを絶縁材を介して流水路中に設け、電極
間に交番電圧を印加することにより、電極間の抵
抗値によるジュール熱の発生及び電極間の誘電体損
による高周波加熱等による流水中の電極部分の液体
が集中瞬間加熱することにより、殺菌を行う液体殺菌装
置。 - 【請求項2】 殺菌の対象とする細菌の種類により、電
極間の材質を選定することで、金属イオンによる殺
菌を行う事が出来又、流水中の金属イオンを回収するた
めの補助電極を別に設け、直流電流を通じること
で、金属イオン回収機能を持つことを特徴とする液体殺
菌装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7878297A JPH10230245A (ja) | 1997-02-20 | 1997-02-20 | 液体の殺菌装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7878297A JPH10230245A (ja) | 1997-02-20 | 1997-02-20 | 液体の殺菌装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10230245A true JPH10230245A (ja) | 1998-09-02 |
Family
ID=13671469
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7878297A Pending JPH10230245A (ja) | 1997-02-20 | 1997-02-20 | 液体の殺菌装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10230245A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20030057767A (ko) * | 2001-12-29 | 2003-07-07 | 김동암 | 유도전류를 이용한 물 순간가열장치 |
JP2005320018A (ja) * | 2004-05-06 | 2005-11-17 | Noritake Co Ltd | 充填システム |
KR100771705B1 (ko) * | 2006-05-12 | 2007-10-31 | 이상선 | 물안개발생장치 |
WO2014050080A1 (ja) * | 2012-09-28 | 2014-04-03 | ダイキン工業株式会社 | 放電ユニット |
-
1997
- 1997-02-20 JP JP7878297A patent/JPH10230245A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20030057767A (ko) * | 2001-12-29 | 2003-07-07 | 김동암 | 유도전류를 이용한 물 순간가열장치 |
JP2005320018A (ja) * | 2004-05-06 | 2005-11-17 | Noritake Co Ltd | 充填システム |
KR100771705B1 (ko) * | 2006-05-12 | 2007-10-31 | 이상선 | 물안개발생장치 |
WO2014050080A1 (ja) * | 2012-09-28 | 2014-04-03 | ダイキン工業株式会社 | 放電ユニット |
JP2014079734A (ja) * | 2012-09-28 | 2014-05-08 | Daikin Ind Ltd | 放電ユニット |
CN104661968B (zh) * | 2012-09-28 | 2016-06-22 | 大金工业株式会社 | 放电单元 |
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