JPH10230221A - 縦型穀粒選別機の小米点検装置 - Google Patents

縦型穀粒選別機の小米点検装置

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JPH10230221A
JPH10230221A JP3357097A JP3357097A JPH10230221A JP H10230221 A JPH10230221 A JP H10230221A JP 3357097 A JP3357097 A JP 3357097A JP 3357097 A JP3357097 A JP 3357097A JP H10230221 A JPH10230221 A JP H10230221A
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JP
Japan
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rice
sorting
small
small rice
sorted
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Pending
Application number
JP3357097A
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English (en)
Inventor
Toyoyuki Takanami
豊幸 高浪
Harumitsu Toki
治光 十亀
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
Original Assignee
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】縦型穀粒選別機の選別状態の正確な把握。 【解決手段】選別網筒4に流入した玄米は揚穀ラセン筒
5で揚穀され、揚穀過程において小米は選別網筒4の選
別孔から漏れて、外周側の小米室6に分離選別される。
選別中において、選別網筒4の上部の選別孔から分離選
別された小米は小米室6を経て点検ケ−ス10に流入す
る。点検ケ−ス10の小米の大小から分離選別状態を良
否を判定する。 【効果】選別網筒4の上部から分離選別される小米の大
小から、縦型穀粒選別機の選別状態を正確に把握でき
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、縦型穀粒選別機
の小米点検装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の縦型穀粒選別機は、選別網筒4内
を揚穀ラセン筒5で玄米を揚穀しながら、選別網筒4の
選別孔から外周側の小米室6に小米を分離選別するもの
であり、小米室6に分離選別された小米は小米室6の下
部の小米流出口から取り出される構成であり、オペレ−
タはこのようにして取り出された小米を目視確認するこ
とにより、選別状態の良否を判断していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来装置では、分離選
別された小米が小米室の下部からまとめて取り出される
ため、選別網筒の選別終端側である上部から分離選別さ
れる小米の大きさが判らず、選別状態が十分把握できな
いという問題点があった。そこで、この発明は、縦型穀
粒選別機の選別網筒の選別終端側に点検部を配置するこ
とにより、選別網筒4と揚穀ラセン筒5との選別度合い
を正確に把握しようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は、このような
従来技術のもつ問題点を解決するために、次の技術的手
段を講じた。即ち、この発明は、揚穀ラセン筒5で穀粒
を揚穀しながら小粒を選別網筒4の選別孔から小米室6
に分離選別する縦型穀粒選別機において、内周側の揚穀
ラセン筒5の上部から選別網筒4を経て分離選別された
小米の流入する点検ケ−ス10を設け、この点検ケ−ス
10には小米を機外に取り出す開閉自在の開閉弁12を
設けたことを特徴とする縦型穀粒選別機の小米点検装置
の構成としたものである。
【0005】
【作用】選別網筒4内に流入した玄米は揚穀ラセン筒5
で揚穀され、その揚穀過程において玄米は遠心力で外周
側の選別網筒4に接触しつつ揚穀され、小米は選別網筒
4の選別孔から漏れて外周側の小米室6に分離選別され
る。このような選別中において、揚穀ラセン筒5により
上部まで揚穀された小米は選別網筒4上部の選別孔から
分離選別され、小米室6を経て点検ケ−ス10に流入す
る。点検ケ−ス10に流入した小米は開閉弁12を開け
て取り出されその大小を目視確認する。
【0006】
【発明の効果】この発明は、前記のように、揚穀ラセン
筒5の選別終端部である上部から分離選別された小米の
みが点検ケ−ス10に流入するので、揚穀ラセン筒5及
び選別網筒4の上部での小米の分離選別状態を知ること
ができる。即ち、比較的大形の小米が多く選別される場
合は、玄米から小米が十分除去される良好な選別状態で
あることを確認でき、また、比較的小形の小米が多く分
離選別されている場合には、小米が十分に除去されず未
選別の玄米が取り出されている不良選別状態であること
を確認できる。
【0007】
【発明の実施の形態】まず、図1〜図3に基づき縦型穀
粒選別機1について説明する。縦型穀粒選別機1は、公
知のもので、玄米から小米を分離選別するもので、次の
ように構成されている。外周部を被覆するケ−ス2、ケ
−ス2の上下中間部に設けられている供給ホッパ3、ケ
−ス2内に縦軸心周りに回転し選別孔が多数構成されて
いる選別網筒4、選別網筒4内に配置されていて前記縦
軸心周り選別網筒4と反対方向に回転する揚穀ラセン筒
5(この実施例では、下部側を小さな選別孔とし、上部
側を大きな選別孔としている。)、揚穀ラセン筒5の外
周側に配置されている小米室6、小米室6の下部に構成
されている小米流出口7、揚穀ラセン筒5の上端部に取
り付けられている整粒跳ね出し板8、整粒を一時貯留す
る整粒タンク9、ケ−ス2の下部に配置している駆動用
モ−タ(図示省略)、モ−タからの動力を揚穀ラセン筒
5及び選別網筒4に伝動する伝動装置(図示省略)等に
より、構成されている。
【0008】しかして、籾摺選別機(図示省略)から玄
米が供給ホッパ3に供給されると、選別網筒4の下部に
流入し、選別網筒4と反対方向に回転している内側の揚
穀ラセン筒5で上方へ揚穀される。揚穀中の玄米は遠心
力で外周側の選別網筒4に接触しつつ揚穀され、小米は
選別網筒4の選別孔から外周側に漏れて、小米室6に分
離選別される。漏れない大形の整粒玄米は上方まで漏れ
ることなく揚穀されて、揚穀ラセン筒5の上部の整粒跳
ね出し板8で整粒タンク9に取り出される。
【0009】次に、小米点検装置について説明する。ケ
−ス2における小米室6の上部に対向する部位に、外周
側に突出した透明の点検ケ−ス10を設けている。この
点検ケ−ス10には、揚穀ラセン筒5の上端部から選別
網筒4の選別孔から漏れ小米室6内に分離選別された小
米が流入して、点検ケ−ス10の底部に溜り、分離選別
された小米を目視確認できる。また、レバー11を操作
し開閉弁12を開口状態とすると、小米は小米室6に流
入し、小米流出口7から機外に排出され、手に取り選別
状態を確認できる。
【0010】このように、点検ケ−ス10では揚穀ラセ
ン筒5の選別終端部である上端部から分離選別された小
米の大小を確認し、選別状態を確認できる。即ち、比較
的大形の小米が多く選別される場合は、玄米から小米が
十分除去される良好な選別状態であり、また、比較的小
形の小米が多く分離選別されている場合には、小米が十
分に除去されていない不良選別状態であることを知るこ
とができる。
【0011】しかして、十分選別されている場合には、
オペレ−タは玄米供給量を増加調節したり、あるいは、
揚穀ラセン筒5の回転数を増加調節することにより、選
別能率を上げることができる。また、選別不良状態の場
合には、玄米供給を減少調節したり、揚穀ラセン筒5の
回転数を減少調節して選別能率を適正化する。また、点
検ケ−ス10に粒形の大小を検出する穀粒センサ(図示
省略)を設けて、自動制御運転をしてもよい。即ち、穀
粒センサの検出デ−タをCPU内臓の制御部(図示省
略)に送り、検出デ−タを基準値と比較することにより
粒形の大小を判定し、比較的大きな小米が多く選別され
ている場合には、揚穀ラセン筒5の回転数を増加調節し
て選別能率を上げ、あるいは、比較的小さな小米が多く
選別されている場合には、揚穀ラセン筒5の回転数を減
少調節して選別能率を下げ適正選別とする制御をしても
よい。
【0012】なお、整粒タンク9の流下口には取出弁1
3が設けられていて、自動計量装置(図示省略)の所定
穀粒量の計量に関連して、電磁開閉器14により取出弁
13は開閉作動される。しかして、この電磁開閉器14
で前記開閉弁12を関連的に開閉作動し、整粒タンク9
からの整粒玄米の取り出し(あるいは閉鎖)に関連し
て、開閉弁12が開作動して小米を流下排出し、取出弁
13の閉作動(あるいは開口して取り出し)に関連して
取出弁13も閉作動する構成とすると、新しく選別され
た小米を常時点検できる。また、前記実施例では、揚穀
ラセン筒5を下部側を小さな選別孔として小さな小米を
分離選別し、上部側を大きな選別孔として比較的大きな
小米を分離選別する構成としたが、揚穀ラセン筒5を上
部から下部にわたって同じ選別孔にしてもよい。
【0013】次に、図4〜図6について説明する。小米
室6の下部には穀粒案内板15を配置して、穀粒案内板
15で流下案内された穀粒を粒種判別センサ16で検出
し、粒種を判定する構成である。この粒種判別センサ1
6は、次のように構成されている。即ち、発光部から水
分吸収波長光(例えば、1450ナノメ−タ)を含む電
磁波を穀粒に照射し、その水分吸収波長光の反射光量
(あるいは透過光量でもよい)を受光部で受光し、受光
量の大小から大小の電圧値に変換されて、増幅回路を経
由(あるいは経由せずに)して、CPU内臓の制御部
(図示省略)に入力され、検出電圧値を判別基準値と比
較することにより、未熟米(青米)と整粒玄米とに判別
するものである。
【0014】粒種判別センサ16で所定粒数の玄米を検
出すると、整粒玄米では水分吸収波長光の吸光度が大で
反射光量は小であり、未熟米(青米)は吸光度が小で反
射光量が大であるので、検出デ−タから吸光度及び粒数
の分布図を作成すると、図5(1)に示すように、吸光
度大の部分には玄米の正規分布の山ができ、また、吸光
度小の部分には未熟米(青米)の正規分布の山ができ
る。また、整粒玄米,未熟米(青米)の粒種と検出電圧
値との関係は、図5(2)に示すように、反射光量の大
の未熟米(青米)が高い電圧値を、反射光量の少ない玄
米は低い電圧値を検出する。しかして、玄米電圧値と未
熟米(青米)電圧値との中間の値を判別電圧値とするこ
とにより、玄米と未熟米(青米)との別を判別できる。
【0015】次に、図6のフロ−について説明する。本
制御がスタ−トすると、穀粒が通過すると、粒種判別セ
ンサ16で電圧値を測定する。次いで、測定電圧値と基
準電圧値とを比較して、基準値より小のときには整粒玄
米と判定して、玄米カウンタを+1加算し、基準値より
大の時には、未熟米(青米)と判定して、未熟米カウン
タを+1加算する。次いで、玄米カウント数及び未熟米
(青米)カウント数を加算した合計粒数を加算し、合計
粒数が所定粒数に達したか否かを判定し、設定粒数に達
すると、玄米・未熟米(青米)比率を算出し、玄米カウ
ンタ及び未熟米カウンタをリセットする。次いで、測定
未熟米(青米)比率と所定の未熟米基準値を比較し、未
熟米基準値より測定未熟米比率が高い場合には、制御部
(図示省略)から報知手段に報知指令を出し、縦型穀粒
選別機の揚穀ラセン筒5の目合が不適性である旨を報知
する。
【0016】なお、測定未熟米(青米)比率と未熟米基
準値とを比較して、測定未熟米比率が高い場合には、揚
穀ラセン筒5の回転数を減少調節し、測定未熟米比率が
低い場合には、回転数を増加調節する制御としてもよ
い。なお、前記実施例のセンサ光に替えて、例えば、6
80ナノメ−タのクロロフィル吸収波長光の電磁波を利
用して未熟米(青米)と玄米とを判別するようにしても
よい。
【図面の簡単な説明】
【図1】斜視図
【図2】切断側面図
【図3】要部の斜視図
【図4】切断側面図
【図5】グラフ
【図6】フロ−チャ−ト
【符号の説明】
1…縦型穀粒選別機,2…ケ−ス,3…供給ホッパ,4
…選別網筒,5…揚穀ラセン筒,6…小米室,7…小米
流出口,8…整粒跳ね出し板,9…整粒タンク,10…
点検ケ−ス,11…レバ−,12…開閉弁,13…取出
弁,14…電磁開閉器,15…穀粒案内板,16…粒種
判別センサ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 揚穀ラセン筒5で穀粒を揚穀しながら小
    粒を選別網筒4の選別孔から小米室6に分離選別する縦
    型穀粒選別機において、内周側の揚穀ラセン筒5の上部
    から選別網筒4を経て分離選別された小米の流入する点
    検ケ−ス10を設け、この点検ケ−ス10には小米を機
    外に取り出す開閉自在の開閉弁12を設けたことを特徴
    とする縦型穀粒選別機の小米点検装置。
JP3357097A 1997-02-18 1997-02-18 縦型穀粒選別機の小米点検装置 Pending JPH10230221A (ja)

Priority Applications (1)

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JP3357097A JPH10230221A (ja) 1997-02-18 1997-02-18 縦型穀粒選別機の小米点検装置

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JP3357097A JPH10230221A (ja) 1997-02-18 1997-02-18 縦型穀粒選別機の小米点検装置

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Publication Number Publication Date
JPH10230221A true JPH10230221A (ja) 1998-09-02

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ID=12390215

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JP3357097A Pending JPH10230221A (ja) 1997-02-18 1997-02-18 縦型穀粒選別機の小米点検装置

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JP (1) JPH10230221A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114904776A (zh) * 2022-05-25 2022-08-16 山东省林草种质资源中心(山东省药乡林场) 一种识别林木种子饱满度设备

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114904776A (zh) * 2022-05-25 2022-08-16 山东省林草种质资源中心(山东省药乡林场) 一种识别林木种子饱满度设备
CN114904776B (zh) * 2022-05-25 2023-06-02 山东省林草种质资源中心(山东省药乡林场) 一种识别林木种子饱满度设备

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