JP2005028302A - 小麦用の色彩選別機 - Google Patents

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Norimasa Ikeda
憲政 池田
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Satake Engineering Co Ltd
Satake Corp
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Abstract

【課題】本発明は、赤かび小麦の選別精度を向上させた色彩選別機を提供することを技術的課題する。
【解決手段】近赤外光域の照射光を原料小麦に照射し、判別手段14は、光学検出手段5が光学検出した原料小麦から得られる1400nm〜1800nmの間の光量に基いて赤かび小麦を判別する、という技術的手段を講じる。原料小麦に近赤外光を照射したときに、赤かび小麦と良品小麦から反射される光量差が、1400nm〜1800nmの間において、赤かび小麦の光量の方が良品小麦の約2倍というはっきりとした差があるという新たな知見に基いて、1400nm〜1800nmの間における、赤かび小麦の反射光量と良品小麦の反射光量との間の光量値をしきい値とすることによって、正確な赤かび小麦の判別と選別が行える。
【選択図】 図3

Description

本発明は小麦用の色彩選別機に関し、特に、不良粒である赤かび小麦を選別することに関するものである。
従来、精白米等の米粒に含まれた不良粒(着色粒など)や異物(ガラス、石など)を色彩によって選別するものが知られている(例えば、特許文献1参照)。この色彩選別機は、傾斜状のシュートに米粒(被選別原料)を供給して流下させ、シュートの下端部から放出した米粒に対して光を照射し、米粒から得られる光を検出し、この検出光と不良判別用のしきい値と比較し、選別手段によって不良粒を選別するものである。
前記シュートの下端部近傍には、照射光源や光学センサーを備えた光学検出手段が設けられている。この光学検出手段には、照射光源は前記不良粒の判別用として緑光を発する蛍光灯が設けられ、前記異物の判別用としてハロゲンランプが設けられている。また、光学センサーとしては、不良粒の判別用として可視光センサーが設けられ、前記異物の判別用として近赤外光センサーが設けられている。
特開2001−145855号公報
ところで、原料が小麦であった場合に、赤かび小麦という不良粒がある。この赤かび小麦は、赤かび病にかかった小麦で、カビ毒を含有する。このため、製品となる小麦中には赤かび小麦が含まれることは許されず、含まれても所定の基準値以内にする必要があり、現在は、赤かび病にかかった小麦は廃棄処分されている状況にある。
一方、この赤かび小麦の選別を上記色彩選別機で行うことが考えられた。しかしながら、不良粒の判別を可視光によって行う上記色彩選別機では、赤かび小麦と良品小麦との判別精度が悪く、上記基準値に合格する選別が行えなかった。
そこで本発明は、上記問題点にかんがみ、赤かび小麦の選別精度を向上させた色彩選別機を提供することを技術的課題としたものである。
上記課題を解決するために、近赤外光域の照射光を原料小麦に照射し、判別手段は、光学検出手段が光学検出した原料小麦から得られる1400nm〜1800nmの間の光量に基いて赤かび小麦を判別する、という技術的手段を講じた。また、光学検出手段には、ハロゲンランプからなる照射光源を備えるとよい。さらに、光学検出手段には、近赤外光センサーからなる受光センサーを備えるとよい。
本発明は、原料小麦に近赤外光を照射したときに、赤かび小麦と良品小麦から反射される光量差が、1400nm〜1800nmの間において、赤かび小麦の光量の方が良品小麦の約2倍というはっきりとした差があるという新たな知見に基いて、1400nm〜1800nmの間における、赤かび小麦の反射光量と良品小麦の反射光量との間の光量値をしきい値とすることによって、正確な赤かび小麦の判別と選別が行えるものである。
以下、本発明の最良の実施の形態を説明する。図1に、色彩選別機1の構成ブロック図を示す。色彩選別機1は、上部に原料タンク2を備え、原料タンク2の下方に振動供給装置3を備える。振動供給装置3の排出側は、傾斜状に配設した流下樋(シュート)4の上方に臨ませてある。流下樋4の下端部の下方であって、落下軌跡Rを挟んだ対向位置には、光学検出手段5をそれぞれ構成する。
前記光学検出手段は、近赤外光域の1400nm以上の波長を有するハロゲンランプ6と、可視光域の500nm〜600nmの波長を有する緑色又は赤色の蛍光灯7とからなる光源8と、可視光において高い分光感度を有するシリコンタイプのリニアセンサーからなる可視光センサー9(例えば、CCDリニアセンサー)と、1400nm以上の波長において高い分光感度を有するInGaAsのリニアセンサーからなる近赤外光センサー10と、及びバックグランド(背景板)11を構成する。可視光センサー9には500nm〜600nmの光のみを通過させるフィルター(図示せず)を内蔵し、一方、近赤外光センサー10には、1400nmを越える光のみを通過させるフィルター(図示せず)を内蔵する。光源8は、前記落下軌跡R上の光学検出位置Pとバックグランド11に光を照射するように配設してある。また、可視光センサー9及び近赤外光センサー10は、光学検出位置Pを介して対向側の光学検出手段5内のバックグランド11に光軸を合わせて配設してある。なお、近赤外光センサー10は、流下樋4の開放側の光学検出手段5にだけ設けた。
前記光学検出位置Pの下方であって、落下軌跡Rに沿った流下樋4の底側の位置には、落下軌跡Rから不良粒を除外する選別手段12が配設してあり、本実施の形態では噴風ノズル12を用いた。前記噴風ノズル12は、管路により、電磁弁12aを介して高圧エアー源(コンプレッサー)に接続してある。なお、前記噴風ノズル12の下方で、落下軌跡Rの延長線上には、良品の粒を集穀する集穀筒13が配設してある。
可視光センサー9及び近赤外光センサー10は判別手段14へ電気的に接続してある。
前記判別手段14は、中央演算装置(CPU)15を中心として、該CPU15に、入出力回路(I/O)16、書き込み専用記憶部(ROM)17及び書き込み・読み込み用記憶部(RAM)18を接続して構成する(図2参照)。ROM17には、不良粒や異物を判別するしきい値が設定してある。さらに、I/O16は、噴風駆動回路19に接続してある。なお、噴風駆動回路19は、前記電磁弁12aを介して噴風ノズル12に接続してある。
次に、作用を説明する。前記振動供給装置3を始動させることにより、原料タンク2内の原料小麦は、流下樋4の上端側に供給されて流下した後、流下樋4の下端部から放出されて落下軌跡Rに沿って落下する。落下する原料小麦には、前記ハロゲンランプ6からの1400nm以上の波長を有する照射光が当たるとともに、蛍光灯7からの500nm〜600nmの波長を有する照射光が当たる。可視光センサー9は、光学検出位置Pの原料小麦から得られる光(反射光)から、前記フィルターの作用により500nm〜600nmの光を検出する。一方、近赤外光センサー10も同じく、光学検出位置Pの原料小麦から得られる光(反射光)から1400nmを超える光を検出する。可視光センサー9及び近赤外光センサー10によって検出された各検出データは、判別手段14に送られる。判別手段14では、各検出データを図示しない増幅器及びA/D変換によって処理した後にCPU15に送り、良・不良の判別を行う。
この良・不良の判別は、ROM17に記憶してあるしきい値(後述する、第1しきい値及び第2しきい値)と比較して行われる。本願発明者は、不良粒(赤かび小麦、黒かび小麦、殻つき小麦及び発芽小麦)と良品小麦に照射光を当てたときに、各粒から得られる光(反射光)における波長ごとの光量の特性を調べてグラフ化した(図3及び図4)。図3は、良品小麦、赤かび小麦及び殻つき小麦の検出光量特性グラフが示してあるが、このグラフから、1400nm〜1800nmの間において、赤かび小麦は良品小麦よりも約2倍の明るさ(光量)を有し、両者間には、はっきりとした光量差があることを見出した。また、殻つき小麦についても赤かび小麦と同様に、1400nm〜1800nmの間において、良品小麦の約2倍の明るさがあることを見出した。このことから、赤かび小麦及び殻つき小麦を、良品小麦と判別するためのしきい値は、赤かび小麦及び殻つき小麦の光量値と良品小麦の光量値との間の光量値(第1しきい値)とする。
一方、図4には、良品小麦、黒かび小麦及び発芽小麦の検出光量特性グラフが示してあるが、このグラフから、500nm〜600nmの間において、良品小麦は、黒かび小麦及び発芽小麦の約2倍の明るさ(光量)で、両者間には、はっきりとした光量差があることを見出した。このことから、黒かび小麦及び発芽小麦を、良品小麦と判別するためのしきい値は、黒かび小麦及び発芽小麦の光量値と良品小麦の光量値との間の光量値(第2しきい値)とした。
図5(a)に、近赤外光センサー10が検出する検出光と前記第1しきい値との関係を示す。横軸は近赤外光センサー10のスキャン方向を示し、縦軸は、受光量を電気信号に変更した信号レベル(光量)を示す。これから分かるように、前記信号レベルが第1しきい値を超えた時に赤かび小麦及び殻つき小麦として判別する。一方、図5(b)に、可視光センサー9が検出する検出光と前記第2しきい値との関係を示す。横軸は可視光センサー9のスキャン方向を示し、縦軸は前記信号レベル(光量)を示す。これから分かるように、前記信号レベルが第2しきい値よりも低くなった時に黒かび小麦及び発芽小麦として判別する。
このようにして赤かび小麦を含む不良粒をCPU15が判別すると、噴風駆動回路19に信号を出し、所定のタイミングで、判別された不良粒に対応した噴風ノズル12の電磁弁12aを駆動させて、当該不良粒を噴風選別する。
なお、上記説明において、流下樋(シュート)4を移送手段の構成としたが、これに替え、ベルトによって原料小麦を移送するものであってもよい。
色彩選別機の構成図を示す。 判別手段の構成図を示す。 良品小麦、赤かび小麦及び殻つき小麦の各波長における検出光量グラフを示す。 良品小麦、発芽小麦及び黒かび小麦の各波長における検出光量グラフを示す。 (a)は、赤かび小麦及び殻つき小麦の各信号レベルと、第1しきい値との関係を示し、(b)は、黒かび小麦及び発芽小麦の各信号レベルと、第2しきい値との関係を示す。
符号の説明
1 色彩選別機
2 原料タンク
3 振動供給装置
4 流下樋(シュート)
5 光学検出手段
6 ハロゲンランプ
7 蛍光灯
8 光源
9 可視光センサー
10 近赤外光センサー
11 バックグランド
12 選別手段(噴風ノズル)
12a 電磁弁
13 集穀筒
14 判別手段
15 中央演算装置(CPU)
16 入出力回路(I/O)
17 書き込み専用記憶部(ROM)
18 書き込み・読み込み用記憶部(RAM)
19 噴風駆動回路
P 光学検出装置
R 落下軌跡

Claims (3)

  1. 原料小麦を移送する移送手段と、
    該移送手段から放出された原料小麦に、近赤外光を含む光を照射して原料小麦から得られる光を検出する光学検出手段と、
    該光学検出手段で検出した受光データと、不良粒判別用のしきい値とを比較して不良粒を判別する判別手段と、
    該判別手段が判別した不良粒を選別する選別手段と、
    を備えた小麦用の色彩選別機であって、
    前記判別手段は、光学検出手段において検出された1400nm〜1800nmの波長を用いて赤かび小麦を判別することを特徴とする小麦用の色彩選別機。
  2. 前記光学検出手段には、ハロゲンランプからなる照射光源を備えたことを特徴とする請求項1に記載の小麦用の色彩選別機。
  3. 前記光学検出手段には、近赤外光センサーからなる受光センサーを備えたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の小麦用の色彩選別機。
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