JPH10229993A - 歯科関連情報の表示方法、表示装置および診療支援装置 - Google Patents

歯科関連情報の表示方法、表示装置および診療支援装置

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JPH10229993A
JPH10229993A JP32984695A JP32984695A JPH10229993A JP H10229993 A JPH10229993 A JP H10229993A JP 32984695 A JP32984695 A JP 32984695A JP 32984695 A JP32984695 A JP 32984695A JP H10229993 A JPH10229993 A JP H10229993A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 医療、特に歯科に関連する情報を総合的に管
理し、操作者が患者の診療を行いながら患者への注意を
減じることなくデータを迅速かつ確実に入力することが
でき、また歯科関連情報を目視で容易に把握する。 【解決手段】 数値キーからの入力によってメインメニ
ューおよびサブメニューを指定する。メニューの指定に
よって診査・治療処理が選択されたときの表示画面89
aは、歯牙列展開図表示領域64、アイコン表示領域6
5、文字列表示領域66および報知情報表示領域67を
含んで構成される。展開図表示領域64に表示される歯
牙列展開図には展開した上下歯牙列と歯牙番号とが表示
され、アイコン表示領域65には1本の歯冠を展開しか
つ拡大して示す拡大歯冠画像と、所見情報を画像で表す
アイコンとが表示される。所見情報は、歯牙番号、歯冠
の部位に対応付けられた番号、アイコンに対応付けられ
た番号のキー入力によって入力される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、医療、特に歯科に
関連する情報として、歯科診断データ、歯科治療デー
タ、患者の個人データ、診療のスケジュールデータ、費
用データなどを総合的に管理し、操作者が患者の診療を
行いながら歯科関連情報を、迅速、かつ確実に入力する
ことができ、また歯科関連情報を目視で容易に把握する
ことができる歯科関連情報の表示方法、表示装置および
診療支援装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来技術における歯科関連情報表示装置
としては、たとえば特開平2−121656号公報、特
開平2−121657号公報に記載された医療情報管理
システムが挙げられる。当該医療情報管理システムは、
特に歯科に関する医療情報を管理するものであって、保
険請求処理や診療に対する会計処理を行うことを前提と
して、歯牙の有無、病名などの歯牙毎のデータを管理す
るものである。前者では、歯牙の状態を容易に認識する
ために、歯牙の形状および状態を歯牙毎に円または多角
形の各内部形状を変更して表示している。後者では、上
述のように円または多角形の各内部形状を変更して表示
するとともに、データ入力時または修正時に歯牙を指定
するためにカーソルを併せて表示するようにしている。
【0003】また特開平1−238855号公報には、
患者自身が自分の歯の症状を容易にかつ正しく理解する
ために、歯および歯に付随する部分の症状の基準画像情
報に対して、患者の診療結果を示す色情報が付加されて
出力される歯科診断システムが開示されている。
【0004】さらに特開平5−168654号公報に
は、歯牙患部の現状、予測される終末処置形態、治療段
階毎の形態を表示して、患者が治療方法および終末処置
を充分に理解できるようにした歯科総合画像システムが
開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記公報に記載の従来
技術はいずれも、診療時において得られた歯牙の形状や
状態を管理するシステムである。したがってたとえば、
受付で患者が歯がしみるなどの症状を訴えていたとして
も、そのような情報は前記システムには登録されていな
いので、診療時において、歯科医師は当該システムから
患者の訴えなどは得ることができない。すなわち従来技
術のシステムは、たとえば受付情報、診断・治療情報、
会計情報などの歯科全体としての情報を管理するもので
はない。したがって、効率のよい医療業務の遂行ができ
ないという問題がある。
【0006】また、前記公報に記載の従来技術では、歯
牙の形状や状態を目視するための画像が表示されるけれ
ども、表示される画像は歯牙を簡略化して示すものであ
り、また歯牙個々について示すものであるので、全歯牙
の詳細な状態を一目で容易に把握することはできない。
【0007】さらに、歯牙の形状や状態を示すデータの
入力は、医師が発音した音声情報をアシスタントが記録
し、記録した情報に基づいてアルファベットキーや数値
キーなどを有するフルキーボードを用いてキー入力す
る、またはマウスや入力ペンを用いて入力するのが一般
的である。また、音声認識装置を備えることによって医
師が直接入力することも可能である。しかしながら、前
記フルキーボード、マウスおよび入力ペンを用いた入力
は非常に手間のかかる作業である。
【0008】また、キーボードからデータ入力を行う従
来技術では、いずれの場合においてもデータ入力時に
は、操作者は表示パネルに表示されるデータ入力用の画
像を目視する必要がある。すなわち操作者は、データ入
力用の画像を目視することによって、指定されたデータ
を入力すべき歯牙の位置が正しいか否かを判断する。こ
のような目視による判断によって、歯牙の位置が正しい
とされたときに初めてデータが入力される。上述のよう
な表示画像を見るという動作を必要とすることは、入力
操作の速度を低下させることとなる。たとえば、診療を
行いながら得られた歯牙関連情報を入力しようとした場
合であって、操作者が医師である場合には患者の患部か
ら目を離さなければならず、医師の患者に対する注意力
を減じることとなるので、診療をスムーズに行うことが
できず、このような入力方式は医療の現場には適さな
い。
【0009】本発明の目的は、医療、特に歯科に関連す
る情報を総合的に管理し、操作者が患者の診療を行いな
がら、患者への注意力を減じることなく、歯科関連情報
を迅速かつ確実に入力することができ、また歯科関連情
報を目視で容易に把握することができる歯科関連情報の
表示方法、表示装置および診療支援装置を提供すること
である。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、直交座標が設
定された表示画面を有し、少なくとも上顎側歯牙列の頬
側面画像および舌側面画像が、互いの咬合面が対向する
ようにして配置され、当該頬側面画像および舌側面画像
の間に咬合面画像が配置され、頬側面画像の咬合面画像
とは反対側には歯根画像が配置される上顎側歯牙列展開
図が表示される上顎側歯牙列展開図表示領域と、上顎側
歯牙列展開図と同様にして構成される下顎側歯牙列展開
図が表示される下顎側歯牙列展開図表示領域とを、前記
上顎側歯牙列展開図の舌側面画像と下顎側歯牙列展開図
の舌側面画像とが互いに対向するようにして、かつ上顎
側歯牙列展開図表示領域が上方となるようにして、さら
に設定された直交座標のうちの水平方向の座標に沿って
付された目盛りに沿うようにして各歯牙を前記表示画面
に表示することを特徴とする歯科関連情報表示装置であ
る。本発明に従えば、上述のような上顎側歯牙列展開図
表示領域と下顎側歯牙列展開図表示領域とが上述のよう
に配置されて表示され、歯牙が詳細に画像として描かれ
ているので、操作者又は患者は歯牙の状態や歯牙関連情
報を目視で容易に認識することができる。
【0011】また本発明は、前記上顎側歯牙列展開図表
示領域と下顎側歯牙列展開図表示領域との間に、歯牙に
対応付けられた歯牙番号が表示される歯牙番号表示領域
を表示することを特徴とする。本発明に従えば、歯牙番
号が各歯牙の近傍に配置されるので、歯牙を確実に特定
することができる。
【0012】また本発明の前記歯牙番号は、歯牙列全
体、上顎歯牙列、下顎歯牙列、上顎右歯牙列、上顎左歯
牙列、下顎左歯牙列、下顎右歯牙列、上顎右臼歯列、上
顎前歯列、上顎左臼歯列、下顎左臼歯列、下顎前歯列、
下顎右臼歯列および各歯牙を表す番号であり、上顎歯牙
列、下顎歯牙列、上顎右歯牙列、上顎左歯牙列、下顎左
歯牙列、下顎右歯牙列の番号と、上顎右臼歯列、上顎前
歯列、上顎左臼歯列、下顎左臼歯列、下顎前歯列、下顎
右臼歯列の番号と、各歯牙の番号とが、対応する上顎側
および下顎側歯牙列展開図にこの順番にそれぞれ近接し
て配置にされ、かつ歯牙列全体の番号が最上方となるよ
うにして配置され、歯牙列全体、上顎歯牙列、下顎歯牙
列、上顎右歯牙列、上顎左歯牙列、下顎左歯牙列、下顎
右歯牙列の番号は、ほぼ中央に表示され、上顎右臼歯
列、上顎前歯列、上顎左臼歯列、下顎左臼歯列、下顎前
歯列、下顎右臼歯列の番号は、これらの歯牙列のほぼ中
央部に表示され、各歯牙の番号は前記目盛り毎に表示さ
れることを特徴とする。本発明に従えば、前記歯牙番号
は、上述のように詳細に付されるので、各歯牙のみなら
ず、歯牙列毎に分けて確実に特定することができる。
【0013】また本発明は、前記歯牙関連情報表示装置
は、前記上顎側歯牙列展開図表示領域および下顎側歯牙
列展開図表示領域に代わって、歯牙の撮影画像が表示さ
れる撮影画像表示領域を表示することを特徴とする。本
発明に従えば、このような撮影画像を見ることもでき、
さらに歯牙の状態や歯牙関連情報を目視で容易に認識す
ることができる。
【0014】また本発明は、前記歯牙関連情報表示装置
は、撮影画像表示領域に加えて、外部の歯科関連情報測
定装置からの測定結果が表示される測定結果表示領域を
表示することを特徴とする。本発明に従えば、このよう
な測定結果を見ることもでき、さらに歯牙の状態や歯牙
関連情報を目視で容易に認識することができる。
【0015】また本発明は、前記歯牙関連情報表示装置
は、前記上顎側歯牙列展開図表示領域および下顎側歯牙
列展開図表示領域、または撮影画像表示領域に加えて、
1本の歯冠の展開図を拡大して示す拡大歯冠画像表示領
域と、歯牙所見情報を画像で表す複数のアイコンが表示
されるアイコン表示領域とを表示すること特徴とする。
本発明に従えば、上顎側歯牙列および下顎側歯牙列、ま
たは撮影画像に加えて、1本の歯冠の展開図を拡大して
示す拡大歯冠画像と歯牙所見情報を画像で表す複数のア
イコンとが表示される。拡大歯冠画像によって歯冠の各
部位を確実に特定することができる。またアイコンによ
って所見情報を認識することができる。
【0016】また本発明は、前記拡大歯冠画像表示領域
に表示される1本の歯冠の展開図には、歯冠全体、咬合
面、近心面、遠心面、頬側面、舌側面、近心歯肉面、遠
心歯肉面、頬側歯肉面および舌側歯肉面の部位にそれぞ
れ予め定められる番号が付されており、前記アイコン表
示領域に表示されるアイコンには、予め定められる番号
が付されていることを特徴とする。本発明に従えば、拡
大歯冠画像の各部位に付された予め定められる番号およ
びアイコンに付された予め定められる番号によって、歯
冠の各部位の指定を数値で行うことができる。また、所
見情報の入力を数値で行うことができる。
【0017】また本発明は、前記歯牙関連情報表示装置
は、前記上顎側歯牙列展開図表示領域、下顎側歯牙列展
開図表示領域、拡大歯冠画像表示領域およびアイコン表
示領域に加えて、拡大歯冠画像表示領域に表示される1
本の歯冠の展開図に付された番号を説明する文字列、お
よびアイコン表示領域に表示されるアイコンに付された
番号を説明する文字列が表示される文字列表示領域を表
示すること特徴とする。本発明に従えば、上顎側歯牙
列、下顎側歯牙列、拡大歯冠画像およびアイコンに加え
て、拡大歯冠画像表示領域に表示される1本の歯冠の展
開図に付された番号を説明する文字列、およびアイコン
に付された番号を説明する文字列が表示される。このよ
うな文字列を見ることによっても、歯冠の各部位を確実
に特定することができる。またアイコンによって所見情
報を認識することができる。
【0018】また本発明は、前記文字列表示領域に表示
される文字列にそれぞれ予め定められる番号が付されて
いることを特徴とする。本発明に従えば、文字列に付さ
れた予め定められる番号によって、所見情報の入力を数
値で行うことができる。
【0019】また本発明は、前記歯科関連情報表示装置
は、歯牙番号表示領域に表示される歯牙番号、拡大歯冠
画像表示領域に表示される1本の歯冠の展開図の各部位
に付された番号、アイコン表示領域に表示されるアイコ
ンに付された番号および文字列表示領域に表示される文
字列に付された番号のうちのいずれかの番号を指定する
ための操作パネルを有することを特徴とする。本発明に
従えば、前記操作パネルからの入力によって、歯牙番号
表示領域に表示される歯牙を特定し、1本の歯冠の部位
を特定し、アイコンおよび文字列を特定して所見情報を
入力することができる。歯牙、歯冠の部位、アイコンお
よび文字列が数値と対応付けられており、操作パネルの
数値キーからの入力のみで、これらを特定することがで
きる。操作者は、表示された画像を目視することなく、
所望の部位に所見情報を入力することができ、操作性が
著しく向上する。
【0020】また本発明は、操作パネルからの入力に対
応して歯牙が特定されることを特徴とする。本発明に従
えば、操作パネルからの入力によって、歯牙を特定する
ことができる。上述したのと同様に、操作者は表示画像
を目視することなく、歯牙を特定することができる。
【0021】また本発明は、操作パネルから入力された
番号に対応して歯冠の部位が特定されることを特徴とす
る。本発明に従えば、操作パネルからの入力によって、
歯冠の部位を特定することができる。上述したのと同様
に、操作者は表示画像を目視することなく、歯冠の部位
を特定することができる。
【0022】また本発明は、操作パネルから入力された
番号に対応したアイコンおよび文字列が特定され、特定
されたアイコンの画像が所定の歯牙の所定の部位に挿入
されることを特徴とする。本発明に従えば、操作パネル
からの入力によって、アイコンおよび文字列を特定する
ことができ、特定されたアイコンの画像を所定の歯牙の
所定の部位に挿入することができる。上述したのと同様
に、操作者は表示画像を目視することなく、アイコン画
像を挿入することができる。
【0023】また本発明は、直交座標が設定された表示
領域に、少なくとも上顎側歯牙列の頬側面画像および舌
側面画像が、互いの咬合面が対向するようにして配置さ
れ、当該頬側面画像および舌側面画像の間に咬合面画像
が配置され、頬側面画像の咬合面画像とは反対側には歯
根画像が配置される上顎側歯牙列展開図と、上顎側歯牙
列展開図と同様にして構成される下顎側歯牙列展開図と
を、上顎側歯牙列展開図の舌側面画像と下顎側歯牙列展
開図の舌側面画像とが互いに対向するようにして、かつ
上顎側歯牙列展開図が上方となるようにして、さらに設
定された直交座標のうちの水平方向の座標に沿って付さ
れた目盛りに沿うようにして各歯牙を前記表示領域に目
視表示させることを特徴とする歯科関連情報の表示方法
である。本発明に従えば、上述したような表示方法によ
って、上顎側歯牙列および下顎側歯牙列の歯牙を目盛り
に沿って詳細に画像として表示することができる。
【0024】また本発明は、前記表示領域であって、上
顎側歯牙列展開図と下顎側歯牙列展開図との間に歯牙に
対応付けられた歯牙番号を表示し、さらに歯冠全体、咬
合面、近心面、遠心面、頬側面、舌側面、近心歯肉面、
遠心歯肉面、頬側歯肉面および舌側歯肉面の部位にそれ
ぞれ予め定められる番号が付された1本の歯冠の展開図
を拡大して示す拡大歯冠画像と、予め定められる番号が
付された歯牙所見情報を画像で表す複数のアイコンとを
目視表示させ、前記歯牙番号、部位に付された番号、お
よびアイコンに付された番号のうちのいずれかの番号を
指定するための予め定める操作パネルからの入力に従っ
て、指定された歯牙の指定された部位にアイコンの画像
を挿入して目視表示させることを特徴とする。本発明に
従えば、上述したような表示方法によって、前記歯牙を
詳細に画像として表示するとともに、さらに歯牙番号、
対応付けられた数値とともに拡大歯冠画像およびアイコ
ンを表示することができ、また予め定める操作パネルか
らの入力によってアイコンの画像を指定した歯牙の指定
した部位に挿入して表示することができる。
【0025】また本発明は、医療機関内の予め定められ
る複数の区域でそれぞれ実施される、患者の登録などを
行うための受付処理、患者に医療情報を開示するための
情報開示処理、診療結果などを登録するための診査・治
療処理、診療に対する費用計算などを行うための会計処
理、医療機関に所属する雇用者の賃金や雇用条件などを
登録する運営・管理処理、外部機関との間で医療情報の
通信を行うための通信処理などの複数の処理手順のうち
の少なくとも1つの処理手順が記憶される動作記憶手段
と、少なくとも数値キーを有する操作パネルと、動作記
憶手段に記憶された複数の処理手順の中からメイン処理
を選択して、数値に対応付けて記憶し、メイン処理に従
属する予め定められるサブ処理を動作記憶手段に記憶さ
れた複数の処理手順の中から選択して、数値に対応付け
て記憶する処理用記憶手段と、処理用記憶手段に記憶さ
れたメイン処理を表すメイン文字列を、対応付けられた
数値と共に文字列に平行に表示し、処理用記憶手段に記
憶されたサブ処理を表すサブ文字列を、対応付けられた
数値と共に文字列に直交して目視表示する表示手段と、
処理実行時には、メイン文字列と数値とを表示手段に表
示させ、操作パネルから数値入力があると、入力された
数値に対応付けられたメイン処理に従属するサブ処理の
サブ文字列と数値とを表示させる制御手段とを含むこと
を特徴とする診療支援装置である。本発明に従えば、処
理実行時には、医療機関内の予め定められる複数の区域
でそれぞれ実施される、受付処理、情報開示処理、診査
・治療処理、会計処理、運営・管理処理、通信処理など
の複数の処理手順の中からメイン処理が選択されて数値
に対応付けて処理用記憶手段に記憶され、メイン処理に
従属する予め定められるサブ処理が前記複数の処理手順
の中から選択されて、数値に対応付けて処理用記憶手段
に記憶され、数値とメイン処理を表すメイン文字列とが
表示手段に表示される。操作者による操作パネルからの
数値入力があると、入力された数値に対応付けられたメ
イン処理に従属するサブ処理を表すサブ文字列と数値と
が表示手段に表示される。このように医療機関内の複数
の区域でそれぞれ実施される複数の処理手順のうちの少
なくとも2つの処理手順を記憶すると共に、選ばれたメ
イン処理やサブ処理は数値と対応付けられて記憶および
表示される。操作者は、数値を入力することで、実行す
る処理を指定することができ、操作パネルは少なくとも
数値キーを含んで構成されればよい。したがって、入力
操作が非常に簡単となる。また、操作者が数値キーの配
列を記憶すると、表示画面を目視することなく、たとえ
ば患者に対して治療を施しながら、すなわち歯科で用い
る場合では患者の患部を見ながら、実行する処理の指定
を確実に行うことができる。このため、操作性が著しく
向上し、また患者への治療を確実に行うことができる。
また、メイン文字列は文字列に平行に表示され、サブ文
字列は文字列に直交して表示されるので、操作者はメイ
ン処理とサブ処理とを確実に区別して認識することがで
きる。
【0026】また本発明は、前記操作パネルは数値キー
として0から9までの数値キーを有し、前記メイン処理
およびサブ処理として最大10個の処理手順が選ばれて
処理用記憶手段に記憶されることを特徴とする。本発明
に従えば、メイン処理およびサブ処理として最大10個
の処理手順が選ばれるので、前記操作パネルは数値キー
として0から9までの数値キーを有すればよい。このよ
うに1桁の数値と対応付けることによって、操作者が行
う操作は非常に簡略化され、迅速な操作が可能となっ
て、操作性が向上する。
【0027】また本発明は、前記診療支援装置は、少な
くとも上顎側歯牙列の頬側面画像および舌側面画像が、
互いの咬合面が対向するようにして配置され、当該頬側
面画像および舌側面画像の間に咬合面画像が配置され、
頬側面画像の咬合面画像とは反対側には歯根画像が配置
される上顎側歯牙列展開図と、上顎側歯牙列展開図と同
様にして構成される下顎側歯牙列展開図とを、前記上顎
側歯牙列展開図の舌側面画像と下顎側歯牙列展開図の舌
側面画像とが互いに対向するようにして、かつ上顎側歯
牙列展開図が上方となるようにして配置される歯牙列展
開図を表示するための歯牙列展開図データを記憶する展
開図データ記憶手段を有し、前記制御手段は、診査・治
療処理が選択されたときには、前記展開図データ記憶手
段から歯牙列展開図データを読み出して、歯牙列展開図
を表示手段に表示させることを特徴とする。本発明に従
えば、診査・治療処理が選択されたときには、上述した
ような歯牙列展開図が表示手段に表示される。歯牙列展
開図には歯牙が詳細に画像として描かれているので、操
作者または患者は、このような表示を見ることによっ
て、歯牙の状態を容易に認識することができる。
【0028】また本発明は、前記上顎側歯牙列展開図と
下顎側歯牙列展開図との間に、歯牙に対応付けられた歯
牙番号が表示されることを特徴とする。本発明に従え
ば、表示された歯牙番号によって、歯牙を確実に特定す
ることができる。
【0029】また本発明の前記歯牙番号は、歯牙列全
体、上顎歯牙列、下顎歯牙列、上顎右歯牙列、上顎左歯
牙列、下顎左歯牙列、下顎右歯牙列、上顎右臼歯列、上
顎前歯列、上顎左臼歯列、下顎左臼歯列、下顎前歯列、
下顎右臼歯列および各歯牙を表す番号であり、上顎歯牙
列、下顎歯牙列、上顎右歯牙列、上顎左歯牙列、下顎左
歯牙列、下顎右歯牙列の番号と、上顎右臼歯列、上顎前
歯列、上顎左臼歯列、下顎左臼歯列、下顎前歯列、下顎
右臼歯列の番号と、各歯牙の番号とが、対応する上顎側
および下顎側歯牙列展開図にこの順番にそれぞれ近接し
て配置にされ、かつ歯牙列全体の番号が最上方となるよ
うにして配置され、歯牙列全体、上顎歯牙列、下顎歯牙
列、上顎右歯牙列、上顎左歯牙列、下顎左歯牙列、下顎
右歯牙列の番号は、ほぼ中央に表示され、上顎右臼歯
列、上顎前歯列、上顎左臼歯列、下顎左臼歯列、下顎前
歯列、下顎右臼歯列の番号は、これらの歯牙列のほぼ中
央部に表示され、各歯牙の番号は各歯牙毎に表示される
ことを特徴とする。本発明に従えば、上述のように歯牙
番号が表示されるので、歯牙および歯牙列の特定を確実
に行うことができる。
【0030】また本発明は、前記診療支援装置は、1本
の歯冠の展開図を拡大して示す拡大歯冠画像を表示する
ための拡大歯冠画像データを記憶する拡大歯冠画像デー
タ記憶手段と、歯牙所見情報を画像で表す複数のアイコ
ンを表示するためのアイコンデータを記憶するアイコン
データ記憶手段とを有し、前記制御手段は、診査・治療
処理が選択されたときには、歯牙列展開図を表示手段に
表示させるとともに、前記拡大歯冠画像データ記憶手段
から拡大歯冠画像データを読み出して表示手段に表示さ
せ、前記アイコンデータ記憶手段からアイコンデータを
読み出して、数値に対応付けて前記処理用記憶手段に記
憶し、前記表示手段に、対応付けられた数値と共にアイ
コンを表示させることを特徴とする。本発明に従えば、
診査・治療処理が選択されたときには、前記表示手段
に、拡大歯牙画像、および対応付けられた数値と共に歯
牙所見情報を画像で表す複数のアイコンが歯牙列展開図
とともに表示される。歯牙所見情報は、このような拡大
歯牙画像で歯冠の部位を特定し、アイコンを見ながら対
応する数値キーを操作することによって入力することが
できる。操作者は、表示画像を目視することなく、アイ
コン画像を挿入することができ、操作性が著しく向上す
る。
【0031】また本発明は、前記制御手段は、前記アイ
コンデータ記憶手段から最大10個のアイコンデータを
読み出して、0から9までの数値に対応付けて前記処理
用記憶手段に記憶することを特徴とする。本発明に従え
ば、アイコンデータとして最大10個のデータが選ばれ
るので、前記操作パネルは数値キーとして0から9まで
の数値キーを有すればよい。このように1桁の数値と対
応付けることによって、操作者が行う操作は非常に簡略
化され、迅速な操作が可能となって、操作性が向上す
る。
【0032】また本発明は、前記拡大歯冠画像の1本の
歯冠の展開図には、歯冠全体、咬合面、近心面、遠心
面、頬側面、舌側面、近心歯肉面、遠心歯肉面、頬側歯
肉面および舌側歯肉面の部位にそれぞれ予め定められる
番号が付されており、前記アイコンには、予め定められ
る番号が付されていることを特徴とする。本発明に従え
ば、このような拡大歯牙画像の歯冠の部位を特定し、ア
イコンを見ながら対応する数値キーを操作することによ
って所見情報を入力することができる。操作者は、表示
画像を目視することなく、歯冠の部位を特定し、アイコ
ン画像を挿入することができ、操作性が著しく向上す
る。
【0033】また本発明は、前記診療支援装置は、1本
の歯冠の各部位を説明する文字列および歯牙所見情報を
表す複数の文字列を表示するための文字列データを記憶
する文字列データ記憶手段を有し、前記制御手段は、診
査・治療処理が選択されたときには、読み出された前記
拡大歯冠画像データおよびアイコンデータに対応する文
字列データを前記文字列データ記憶手段から読み出し
て、数値に対応付けて前記処理用記憶手段に記憶すると
共に、前記表示手段に、対応付けられた数値と共に文字
列を表示させることを特徴とする。本発明に従えば、診
査・治療処理が選択されたときには、前記表示手段に、
対応付けられた数値と共に歯牙所見情報を表す複数の文
字列が表示される。歯牙所見情報は、このような文字列
を見ながら対応する数値キーを操作することによって入
力することができる。この場合も、操作者は表示画像を
目視せずに、所望の入力を行うことができる。また、ア
イコン画像でわかりにくい所見情報は、このような文字
列を目視することによって、確実に入力することができ
る。
【0034】また本発明は、前記診療支援装置は、歯牙
の撮影画像を読み取る画像読取手段と、前記画像読取装
置によって読み取られた画像データを記憶する画像デー
タ記憶手段とを有し、前記制御手段は、診査・治療処理
が選択されたときには、前記画像データ記憶手段から画
像データを読み出して、歯牙列展開図に代わって歯牙の
撮影画像を表示手段に表示させることを特徴とする。本
発明に従えば、診査・治療処理が選択されたときには、
画像読取手段によって読み取られた画像データにしたが
って、歯牙の撮影画像が歯牙列展開図に代わって表示手
段に表示される。歯牙の撮影画像は、たとえばX線撮影
画像や写真撮影画像である。操作者または患者は、この
ような撮影画像を見ることも可能である。
【0035】また本発明は、前記診療支援装置は、外部
の歯科関連情報測定装置からの測定結果が入力される測
定結果入力手段と、入力された測定結果データを記憶す
る測定結果データ記憶手段とを有し、前記制御手段は、
診査・治療処理が選択されたときには、前記測定結果デ
ータ記憶手段から測定結果データを読み出して、歯牙の
撮影画像に加えて測定結果を表示手段に表示させること
を特徴とする。本発明に従えば、診査・治療処理が選択
されたときには、測定結果入力手段から入力された測定
結果データにしたがって、測定結果が表示手段に表示さ
れる。操作者または患者は、前記撮影画像に加えてこの
ような測定結果を見ることも可能である。
【0036】また本発明は、前記操作パネルは、表示手
段の歯牙番号部分に表示されるカーソルの移動を指示す
るカーソルキーを有し、前記制御手段は、前記カーソル
キーの操作によって歯牙が指定されると、指定された歯
牙の歯牙番号表示部分を指定されなかった歯牙の番号表
示部分とは異なる表示色で表示させることを特徴とす
る。本発明に従えば、操作パネルが有するカーソルキー
によって歯牙が指定されると、指定された歯牙の歯牙番
号が指定されなかった歯牙の番号とは異なる表示色で表
示される。したがって、指定された歯牙とそうでない歯
牙とを目視で確実に識別することができる。
【0037】また本発明は、前記診療支援装置は、歯牙
所見情報を患者毎に記憶する患者情報記憶手段を有し、
前記制御手段は、操作パネルの数値キーから数値入力が
あると、所定の歯牙の入力された数値に対応付けられた
部位を指定し、さらに操作パネルの数値キーから数値入
力があると、所定の歯牙の所定の部位に、入力された数
値に対応付けられたアイコン画像を挿入するとともに、
当該アイコン画像で表される歯牙所見情報を所定の歯牙
の指定された部位に対応付けて患者情報記憶手段に記憶
させることを特徴とする。本発明に従えば、操作パネル
の数値キーから数値入力を行うと、所定の歯牙の入力さ
れた数値に対応付けられた部位が指定される。さらに数
値キーから数値入力を行うと、入力された数値に対応付
けられたアイコンと同じ画像が前記展開図中の所定の歯
牙の指定された部位に表示される。また、前記アイコン
画像で表される歯牙所見情報が患者毎に所定の歯牙の指
定された部位に対応付けて記憶される。操作者はこのよ
うにして歯牙の部位を特定し、アイコン画像を表示させ
ることができる。操作者はこのようなアイコンで表示さ
れた所見情報によって、たとえばう蝕の程度などを目視
で容易に確認することができる。また記憶された情報
は、今後の治療方針などを決定するために有効に用いる
ことができる。
【0038】また本発明は、前記患者情報記憶手段は、
歯牙所見情報を含む歯科関連情報を患者毎にかつ記憶さ
れた順番に蓄積して記憶し、前記制御手段は、前記患者
情報記憶手段に記憶された1患者に対する全ての歯科関
連情報を一括して前記表示手段に表示させることを特徴
とする。本発明に従えば、前記患者毎の所見情報を含む
歯科関連情報は、記憶された順番に蓄積して記憶され、
また1患者に対する全ての歯科関連情報は一括して表示
される。このような一括して表示される情報に基づい
て、歯科医師は今までの治療の履歴を知ることができる
とともに、今後の治療方針などの治療計画を立てること
ができる。
【0039】また本発明は、前記歯牙所見情報は、クラ
ウン、インレー、インプラントなどの歯牙補綴情報、歯
石付着度、歯肉後退度、歯牙のサイズ、歯牙の欠損状
態、う蝕度などを含む歯科に関する全目視診断情報、根
管長測定結果、歯牙動揺度、歯髄診断結果、盲のう測定
結果などの電気的診断情報の中から選ばれる少なくとも
1つの情報であることを特徴とする。本発明に従えば、
歯牙所見情報としては上述したような歯牙補綴情報、目
視診断情報、電気的診断情報の中からが選ばれ、このよ
うな情報を前記展開図中に表示させて、操作者または患
者に認識させることができる。
【0040】また本発明は、前記制御手段は、特定の処
理が選択されたときに、他の処理の実行時において登録
されたデータがあるか否かを表す登録データ有無情報を
前記表示手段に表示することを特徴とする。本発明に従
えば、上述のような登録データ有無情報が前記表示手段
に表示されるので、たとえば診査・治療処理の実行時に
おいて、受付処理を実行したときに、たとえば歯がしみ
るなどの患者の訴えがあったかどうかを操作者は知るこ
とができる。登録データ有無情報によって登録されたデ
ータがあるときには、たとえば所定の操作を行うことに
よって、どのようなデータが登録されたかを表示手段に
表示して操作者に知らせることが可能である。
【0041】また本発明は、前記操作パネルおよび表示
手段は複数設けられ、医療機関内の予め定められる複数
の区域でそれぞれ使用されることを特徴とする。本発明
に従えば、医療機関内の予め定められる複数の区域で操
作パネルおよび表示手段がそれぞれ使用される。したが
って、たとえば受付や診察室で情報を共有して用いるこ
とができ、医療に係わる複数の処理を総合的に管理し
て、効率よく医療業務を遂行することが可能となる。
【0042】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施の一形態で
ある診療支援装置1の電気的構成を示すブロック図であ
る。図2は、診療支援装置1が有する第1操作パネル4
の外観を示す平面図である。本形態では、歯科において
用いられる診療支援装置を例に説明する。診療支援装置
1は、CPU(中央演算処理装置)2、表示装置3、第
1操作パネル4、第2操作パネル5、プリンタ6、読取
装置7、動作用メモリ8、患者情報用メモリ9、動作デ
ータ編集用メモリ10、診断データ入力装置45、読取
装置用メモリ46、診断データ入力装置用メモリ47、
および表示用画像データメモリ48を含んで構成され
る。
【0043】診療支援装置1は、少なくとも院内におい
てLAN(Local Area Network)を形成しており、少な
くとも表示装置3および操作パネル4,5は複数個設け
られ、院内の予め定められる複数の区域(エリア)、た
とえば受付エリア、診察エリア、治療エリア、相談エリ
アなどにそれぞれ配置されて用いられる。なお、プリン
タ6、読取装置7および診断データ入力装置45を複数
個設けても構わない。
【0044】表示装置3は、たとえば液晶表示装置で実
現され、たとえばROM(リードオンリメモリ)で実現
される動作用メモリ8に記憶された各処理に従って読み
出された表示用画像データメモリ48に記憶された画像
データが表示される。また表示された画像中に、第1お
よび第2操作パネル4,5から入力されて、たとえばR
AM(ランダムアクセスメモリ)で実現される患者情報
用メモリ9に記憶された入力データを併せて表示する。
さらに、たとえばCCD(電荷結合素子)センサーで実
現される読取装置7によって読取られた、予め撮影され
た歯牙列のX線撮影画像や写真撮影画像などの撮影画像
データを併せて表示する。前記読取装置7によって読取
られたデジタル撮影画像データは、たとえばRAMで実
現される読取装置用メモリ46に記憶される。またさら
に、歯科用診断装置によって測定された根管長測定結果
などの診断データが診断データ入力装置45から入力さ
れて表示装置3に表示される。入力された診断データ
は、診断データ入力装置用メモリ47に記憶される。表
示装置3に表示された画像は、プリンタ6によって印画
出力される。
【0045】第1操作パネル4は、たとえば図2に示さ
れるように、少なくとも0から9までの数値キーA0〜
A9、左右方向および上下方向のカーソルキーA10〜
A13、エンタキーA14、ESCキーA16、スラッ
シュキーA17、ピリオドキーA18、ファンクション
キーA19、ヘルプキーA20、アスタリスクキーA2
1、タブキーA22、マイナスキーA23およびプラス
キーA24が基台11上に配置されて構成され、たとえ
ばテンキーボードやデジタルキーボードなどと称され
る。患者に対して診療を行いながら診療結果などのデー
タを入力する操作者は、当該第1操作パネル4を用いて
データを入力する。なお、1〜9までの数値キーA1〜
A9には、後述する歯冠の部位に対応するアルファベッ
トがそれぞれ付されている。たとえば、数値キーA1〜
A9の順に、「O」、「M」、「D」、「F」、
「L」、「MG」、「DG」、「FG」、「LG」と付
されている。
【0046】第2操作パネル5は、前記キーA0〜A2
4に加えて、AからZまでのアルファベットキーなどを
含むキーボードで実現される。たとえば患者の識別番号
や住所などの個人データ、診療のスケジュールデータ、
費用データを入力するような、患者に対して治療を行わ
ないエリアおよび場面では、操作者は、当該第2操作パ
ネル5からデータを入力する。
【0047】動作用メモリ8には、後述するような診療
支援装置1が行う複数の処理手順が記憶される。CPU
2は、操作パネル4,5からの指示に基づいて動作用メ
モリ8に記憶された処理を実行する。このとき、たとえ
ばROMで実現される表示用画像データメモリ48に記
憶された画像データが読み出されて、表示装置3に表示
される。このようにして表示される画像とは、後述のよ
うなメインメニュー画面、サブメニュー画面、歯牙列展
開図、拡大歯冠画像、アイコン画像などである。
【0048】動作データ編集用メモリ10は、たとえば
RAMで実現され、動作用メモリ8から実行する処理を
選択して、数値に対応付けて記憶し、後述するようなメ
インメニューテーブル51やサブメニューテーブル52
を作成するために用いられる。
【0049】たとえばRAMで実現される患者情報用メ
モリ9には、操作パネル4,5からの数値入力によって
指定された所見情報が患者毎に記憶される。
【0050】また、診療支援装置1は、接続端子49,
50を有し、当該接続端子49,50には、画像撮影装
置120および歯科用電気的診断装置122を接続する
ことができる。画像撮影装置120を接続することによ
って、画像撮影装置120が有する撮影画像データ用メ
モリ121に記憶された撮影画像データを直接取り込む
ことができる。同様にして、歯科用電気的診断装置12
2が有する診断データ用メモリ123に記憶された診断
データを直接取り込むことができる。取り込んだデータ
は、表示装置3に表示することが可能であるし、患者情
報として、患者情報用メモリ9に記憶することができ
る。画像撮影装置120は、X線撮影装置、写真撮影装
置、CCDカメラなどの撮影装置などであり、歯科用電
気的診断装置122は、根管長測定装置、歯牙動揺度測
定装置、歯髄診断装置、盲のう測定装置などである。こ
のような装置からのアナログデータは、アナログ/デジ
タル(A/D)変換器を介して取り込んでもよく、デジ
タルデータはそのまま取り込んでもよい。
【0051】図3〜図11は、表示装置3に表示される
表示画面12〜19,24をそれぞれ示す図である。ま
ず、表示装置3にはメインメニュー画面20が表示され
る。メインメニュー画面20は、メインメニュー画面で
あることを表すタイトル表示領域20a、複数のメイン
処理を表すメニュー表示35と数値表示34とが対応付
けられて文字列に平行に、すなわち図3紙面中で左右方
向に並べて表示されるメインメニュー表示領域20b、
および後述するサブメニュー画面が表示されるサブメニ
ュー画面表示領域20cを含んで構成される。メインメ
ニュー表示領域20bでは、たとえば図示されるように
数値表示34である「0」と、メニュー表示35である
「セルフ・ヘルプ」処理とが対応付けられて表示され
る。以降同様にして、「1」と「受付」処理とが、
「2」と「情報エリア」処理とが、「3」と「診査・治
療エリア」処理とが、「4」と「関連医療」処理とが、
「5」と「ラボ」処理とが、「6」と「データ」処理と
が、「7」と「学習」処理とが、「8」と「OS(オペ
レーティング・システム)」処理とが対応付けられて表
示される。
【0052】操作者は、前記第1または第2操作パネル
4,5を用いて、左右方向のカーソルキーA10,A1
1で実行する処理を選択する。文字列表示は、たとえば
白色の第1表示色を背景色として、たとえば黒色の第2
表示色で表示され、選択されたメイン処理の文字列表示
は背景色が、たとえば水色の第3表示色で表示されて、
選択されたメイン処理と選択されていないメイン処理と
が目視で区分して認識できるように表示される。また、
メニュー表示35が数値表示34と対応付けられてお
り、数値の指定によってメインメニューを選ぶことがで
きる。したがって、表示される数値とメインメニューと
の対応関係および操作パネル4,5上のキー配列を記憶
した操作者は、表示された画面20や操作パネル4,5
上のキーを見ることなく、メインメニューを選ぶことが
できる。
【0053】上述したようなメインメニューに選ばれる
処理とは、少なくとも歯科診療の全体を網羅する処理で
あり、さらにたとえば医院と一般家庭とをつなぐ(リン
クする)処理などを含んでもよい。
【0054】セルフ・ヘルプ処理とは、一般家庭や企業
組織から医院へのアクセスを行って、医院から様々な情
報を一般家庭や企業組織に提供するための処理であり、
たとえば政府が計画しているスーパーハイウェイ構想が
実現されて、一般家庭や企業組織と医院を含む医療機関
とが、光ファイバネットワークによって接続されたとき
に実行される。当該処理が選択されると、図3に示され
るようにサブメニュー画面21がメインメニュー画面2
0のサブメニュー画面表示領域20cに重畳して表示さ
れる。
【0055】サブメニュー画面21では、セルフ・ヘル
プ処理に関する複数のサブ処理を表すメニュー表示37
と、数値表示36とが対応付けられて、文字列に直交し
て、すなわち図3紙面中で上下方向に並べて表示され
る。たとえば図示されるように、数値表示36である
「1」と、メニュー表示37である「セルフケア/ホー
ムケア」処理とが対応付けられて表示される。以降同様
にして、「2」と「医療施設」処理とが、「3」と「救
急医療」処理とが対応付けられて表示される。
【0056】操作者は、前記第1または第2操作パネル
4,5を用いて、上下方向のカーソルキーA12,A1
3で実行する処理を選択する。文字列表示は、メインメ
ニュー画面20と同様に、たとえば白色の第1表示色を
背景色として、たとえば黒色の第2表示色で表示され、
選択されたサブ処理の文字列表示は背景色が、たとえば
水色の第3表示色で表示されて、選択されたサブ処理と
選択されていないサブ処理とが目視で区分して認識でき
るように表示される。このようなサブメニューの選択も
メインメニューの選択と同様に、操作者は画面21や操
作パネル4,5上のキーを見ることなく行うことができ
る。
【0057】受付処理とは、院内において日常行われる
業務を支援する処理であり、たとえば患者の登録、診療
の予約、医師のスケジュール管理、会計業務を行う処理
である。当該処理を選択すると、図4に示されるような
サブメニュー画面22が、前記メインメニュー画面20
のサブメニュー画面表示領域20cに重畳して表示され
る。サブメニュー画面22では、前記サブメニュー画面
21と同様にして、受付処理に関する複数のサブ処理を
表すメニュー表示37と、数値表示36とが対応付けら
れて、文字列に直交して表示される。
【0058】また、予め定める数、たとえば10以上の
サブ処理がある場合には、10までの数値表示36に代
わって予め定める記号、たとえば「+」記号が表示され
る。前述したサブ処理の選択と同様にして当該記号を選
択すると、さらにサブメニュー画面23がメインメニュ
ー画面20のサブメニュー画面20cに重畳して表示さ
れる。当該サブメニュー画面23でも、複数のサブ処理
を表すメニュー表示39と、数値表示38が対応付けら
れて、文字列に直交して表示される。
【0059】たとえば前記サブメニュー画面22の「患
者登録」処理を選択すると、図5に示されるような表示
画面24が、画面13に代わって表示される。表示画面
24は、患者の登録用画面であることを表すタイトル表
示領域40、患者に対応付けられる識別番号が表示され
る識別番号表示領域41、および患者の個人データが各
項目毎に表示されるデータ表示領域42を含んで構成さ
れる。患者の個人データとしては、たとえば名前、生年
月日および性別住所などの一般データ、どこの具合が悪
いのかや服用中の薬があるかなどの医科・歯科データ、
保険の記号番号、保険の有効期限および被保険者名など
の保険データが含まれる。
【0060】情報エリア処理も、院内において日常行わ
れる業務を支援する処理である。当該処理を選択する
と、図6に示されるようなサブメニュー画面25が、前
記メインメニュー画面20のサブメニュー画面表示領域
20cに重畳して表示される。サブメニュー画面25で
は、前記サブメニュー画面21〜23と同様に、情報エ
リア処理に関する複数のサブ処理を表すメニュー表示3
7と、数値表示36とが対応付けられて、文字列に直交
して表示される。
【0061】情報エリア処理のサブ処理は、その多くが
後述する診査・治療エリア処理のサブ処理と共通の処理
であるけれども、当該処理に特有のサブ処理としては、
たとえば患者への症例提示に用いる画面を表示するため
などのプレゼンテーション処理、院内の雇用者に関す
る、たとえば識別番号、勤務時間、治療手順およびその
所要時間などの雇用者情報を登録するための登録処理、
院内における費用、在庫管理、メンテナンス情報および
管理ルールなどの院内情報を登録するための登録処理が
挙げられる。このような処理が実行されるのは院内の、
たとえば医師同士または医師と患者との相談室であり、
このようなエリアには、たとえば表示装置3としてノー
トブック型表示パネルが用いられる。
【0062】また、サブ処理にさらにサブ処理がある場
合には、さらなるサブメニュー画面が表示される。たと
えば「所見、治療」処理を選択した場合には、サブメニ
ュー画面26がメインメニュー画面20のサブメニュー
画面表示領域20cに重畳して表示される。当該サブメ
ニュー画面26でも、複数のサブ処理を表すメニュー表
示39と、数値表示38が対応付けられて、文字列に直
交して表示される。
【0063】診査・治療エリア処理も、院内において日
常行われる業務を支援する処理であり、たとえば診療結
果を登録する処理である。当該処理を選択すると、図7
に示されるようなサブメニュー画面27が、前記メイン
メニュー画面20のサブメニュー画面表示領域20cに
重畳して表示される。サブメニュー画面27では、前記
サブメニュー画面21〜23,25,26と同様に、診
査・治療エリア処理に関する複数のサブ処理を表すメニ
ュー表示37と、数値表示36とが対応付けられて、文
字列に直交して表示される。
【0064】診査・治療エリア処理は、医師が診療を進
めながら同時に実行される処理である。このような処理
が実行されるのは院内の、たとえば治療室であり、この
ようなエリアには表示装置3が、たとえば治療室内の側
壁などに嵌め込まれて配置される。
【0065】関連医療処理とは、たとえば患者が他の医
院に転送された場合に、転送先の医院で実施された治療
などを登録する処理である。ラボ処理とは、たとえばい
わゆる技工室(Dental Laboratory)において行われる
技工処理を登録する処理である。データ処理とは、たと
えば歯科に関するデータを表示するための処理である。
学習処理とは、LAN構成の1つの特徴であって、各エ
リアで実施され、画面操作や治療手順などを操作者が学
習するための機能を実行するための処理である。たとえ
ば歯科医師の技術研修および独習のための機能の実行処
理が含まれ、学習前、学習中、学習後における治療技術
の評価基準データ、学習中における治療動作解析システ
ム(たとえば動点追跡システムや切削圧変動のデータ表
示システム)および学習後の習得状況を評価するための
口腔内写真像の表示システムなどを実行することができ
る。OS処理とは、診療業務以外の機能を実行するため
の処理である。たとえばインターネットなど外部のネッ
トワークとの通信を実行するための処理が含まれる。
【0066】これらの処理を選択した場合にも、上述し
たのと同様にして、図8〜図11に示されるサブメニュ
ー画面28〜30,33がメインメニュー画面20のサ
ブメニュー画面表示領域20cに重畳して表示され、当
該サブメニュー画面において、各メイン処理に関する複
数のサブ処理を表すメニュー表示37と、数値表示36
とが対応付けられて、文字列に直交して表示される。サ
ブ処理にさらにサブ処理がある場合にも、上述したのと
同様にして、たとえば図10に示されるように、サブメ
ニュー画面31,32がメインメニュー画面20のサブ
メニュー画面表示領域20cに重畳して表示される。当
該サブメニュー画面31,32でも、複数のサブ処理を
表すメニュー表示39,44と、数値表示38,43と
が対応付けられて、文字列に直交して表示される。操作
者は、画面や操作パネル4,5のキーを見ることなくメ
ニューを選択することができる。
【0067】図12は、たとえば図7に示されるような
診査・治療エリア処理を選択した場合の動作データ編集
用メモリ10の構成を示す図である。メインメニュー画
面20が表示されると、メインメニューテーブル51お
よびサブメニューテーブル52が作成される。メインメ
ニューテーブル51は、メイン処理データ54が数値デ
ータ53と対応付けられて格納されたものである。サブ
メニューテーブル52は、サブ処理データ56が数値デ
ータ55と対応付けられて格納されたものである。
【0068】動作用メモリ8には、院内の予め定められ
る複数のエリアでそれぞれ実行される処理手順が記憶さ
れており、当該処理を実行することによって、例えば受
付処理、情報開示処理、診査・治療処理、会計処理、運
営・管理処理、通信処理などの複数のエリアでの業務の
支援が可能となる。複数の処理手順の中からメイン処理
が選択され、メイン処理に従属するサブ処理が選択され
て、それぞれ格納される。好ましくは、メイン処理およ
びサブ処理は、最大10個選ばれ、0から9までの1桁
の数値m,nのいずれかに対応付けて格納される。
【0069】図13は、メインメニュー画面20を表示
したときに実行される処理の処理手順を示すフローチャ
ートである。ステップa1では、メインメニュー画面2
0を表示するためのパラメータ、たとえば画面20中の
各表示領域20a〜20cの大きさや文字の大きさを指
定するパラメータや表示のためのデータがロードされ
る。ステップa2では、メイン処理データがロードされ
る。
【0070】ステップa3では、メインメニュー画面2
0が表示される。ここで、メニュー画面中の文字列は、
診療支援装置1が文書変換装置を備えることによって、
たとえば日本語、英語およびフランス語のうちのいずれ
か1つを選択して表示することが可能である。また、他
の言語で表示するようにしても構わない。
【0071】ステップa4では、ESCキーA16から
入力があったか否かが判断される。入力があった場合は
ステップa5に進み、所定の処理、たとえば前画面の表
示処理を実行する。ステップa6では、さらにESCキ
ーA16から入力があったか否かが判断される。入力が
あった場合はステップa3に戻る。入力がない場合に
は、ステップa5に戻る。
【0072】ステップa4で、ESCキーA16から入
力がない場合には、ステップa7に進む。ステップa7
では、ピリオドキーA18から入力があったか否かが判
断される。入力があった場合はステップa8に進む。入
力がない場合には、ステップa10に進む。ステップa
8では、画像データのロード処理が実行される。
【0073】ステップa9では、ピリオドキーA18か
ら入力があったか否かが判断される。入力があった場合
はステップa10に進む。入力がない場合には、ステッ
プa8に戻る。ステップa10では、キーA18以外の
キー入力によって他のオプション処理が実行されて、処
理を終了する。
【0074】図14は、患者の登録処理を実行するとき
の処理手順を示すフローチャートである。ステップb1
では、患者登録を行うための画面が表示される。ステッ
プb2では、データ入力があったか否かが判断される。
入力があった場合はステップb3に進む。ない場合はス
テップb11に進む。
【0075】ステップb3では、ESCキーA16から
キー入力される。ステップb4では、画面が編集処理さ
れる。ステップb5では、登録処理を実行するか否かが
判断される。実行する場合は、ステップb9に進んで、
処理を実行し、ステップb1に戻る。実行しない場合の
ステップb6では、他の処理を実行するか否かが判断さ
れる。実行する場合は、ステップb10に進んで、処理
を実行する。実行しない場合のステップb7ではヘルプ
キーA20から入力があったか否かが判断される。あっ
た場合にはステップb1に戻る。なかった場合のステッ
プb8では、前画面を表示するか否かが判断される。表
示する場合には、ステップb1に戻って、前画面を表示
する。表示しない場合には処理を終了する。
【0076】前記ステップb2でデータ入力がなかった
ステップb11では、エンタキーA14からキー入力さ
れる。ステップb12では、患者の登録リストが読み出
される。ステップb13では読み出された登録リストが
表示され、ステップb1に戻る。
【0077】図15は、所見データを入力するときの処
理手順を示すフローチャートである。ステップc1で
は、所見データ入力用の画面が表示される。ステップc
2では、処理データがロードされる。ステップc3で
は、患者の登録データが読み出される。ステップc4で
は、キー入力が実行される。ステップc5では、キー入
力によって、他のオプションメニューが指定されたか否
かが判断される。指定された場合にはステップc6に進
んで、処理データがロードされる。指定されなかった場
合には、ステップc2に戻る。ステップc7では、ES
CキーA16から入力があったか否かが判断される。入
力があった場合には処理を終了し、なかった場合にはス
テップc8に進んで、処理データがロードされる。ステ
ップc9では、ESCキーA16から入力があったか否
かが判断される。入力があった場合にはステップc6に
戻る。なかった場合にはステップc8に戻る。
【0078】図16は、診査・治療エリア処理を選択
し、さらに所見入力・歯牙歯槽組織処理を選択した場合
に初期に表示される表示画面61を示す図である。表示
画面61は、所見データ入力用画面を示すタイトル表示
領域62、入力されるデータの患者を示す、たとえば患
者の識別番号や名前が表示される患者データ表示領域6
3、オドントグラムなどと称される歯牙列展開図が表示
される歯牙列展開図表示領域64、歯牙の様々な状態を
画像として示すアイコン表示領域65、他のデータ入力
モードを示す文字列が表示される文字列表示領域66、
および他のデータ入力モードで入力されたデータがある
かいなかを示す報知情報を表示する報知情報表示領域6
7を含んで構成される。
【0079】タイトル表示領域62は画面最上部に配置
され、その下部に患者データ表示領域63が配置され
る。さらにその左側下部には歯牙列展開図表示領域64
が配置され、右側下部には文字列表示領域66が配置さ
れる。歯牙列展開図表示領域64と、文字列表示領域6
6との間には、報知情報表示領域67が配置され、歯牙
列展開図表示領域64の下部には、アイコン表示領域6
5が配置される。
【0080】タイトル表示領域62は、たとえば水色の
第3表示色を背景色として黒色の第2表示色でタイトル
の文字列が表示されて構成される。患者データ表示領域
63は、たとえば白色の第1表示色を背景色として黒色
の第2表示色で患者の識別番号や名前が表示されて構成
される。アイコン表示領域65および文字列表示領域6
6は、たとえば青色の第4表示色を背景色として後述す
るアイコンおよび文字列が表示される。報知情報表示領
域67は、基本的にはアイコン表示領域65および文字
列表示領域66と同様に、たとえば青色の第4表示色で
表示される。ただし、報知情報がある場合には、報知情
報表示領域67は、たとえば赤色の第5表示色で表示さ
れる。
【0081】文字列表示領域66では、前記他のデータ
入力モードを示す文字列表示87が、数値表示88と対
応つけられて、文字列に直交して表示される。前記他の
データ入力モードで入力されたデータがあるかいなかを
示す報知情報がある場合には、その入力モードの文字列
表示87に対応した数値表示88も、たとえば赤色の第
5表示色で表示される。主訴、報告データがある場合に
は、「1」が赤色で表示される。報知情報の有無に応じ
て、領域67および対応する数値表示88の表示色を切
換えることによって、操作者に確実に報知情報の有無を
知らせることができる。
【0082】図17は、歯牙列展開図表示領域64を拡
大して示す図である。歯牙列展開図表示領域64は、上
顎側歯牙列展開図表示領域71、下顎側歯牙列展開図表
示領域72および歯牙番号表示領域73を含んで構成さ
れる。
【0083】上顎側歯牙列展開図表示領域71は、頬側
面画像74および舌側面画像75が、互いの咬合面7
6,77が対向するようにして配置され、当該頬側面画
像74および舌側面画像75の間に咬合面画像78が配
置され、頬側面画像74の咬合面画像78とは反対側に
は歯根画像79が配置されて構成される。なお、臼歯列
についてのみ咬合面画像78が配置され、前歯列につい
ては、咬合面画像78は配置されない。下顎側歯牙列展
開図表示領域72についても同様にして各画像が配置さ
れ、上顎側歯牙列展開図の舌側面画像75と下顎側歯牙
列展開図の舌側面画像75とが互いに対向するようにし
て配置される。
【0084】また、表示装置3の表示画面には互いに直
交する方向にX−Y座標が設定されており、図17紙面
中で左右方向(X軸方向)に目盛り81が付されてい
る。付された目盛りの正中線に対応する線分80は、他
の線分と区分して、たとえば太くかつ長く表示されてい
る。当該線分80は、画面62の上方、下方およびほぼ
中央部に、図17紙面中で上下方向に表示される。前記
目盛りに沿って各歯牙の展開図が表示される。
【0085】歯牙番号表示領域73には、予め定められ
る歯牙番号が各歯牙の近傍に表示される。図17紙面中
の「00」は口腔内の全歯牙列を、「01」は上顎全体
の歯牙列を、「02」は下顎全体の歯牙列を、「03」
は上顎右臼歯列を、「04」は上顎前歯列を、「05」
は上顎左臼歯列を、「06」は下顎左臼歯列を、「0
7」は下顎前歯列を、「08」は下顎右臼歯列をそれぞ
れ表す。また、「10」は上顎右歯牙列を、「11」〜
「18」は右上中切歯〜右上第3大臼歯を、「20」は
上顎左歯牙列を、「21」〜「28」は左上中切歯〜左
上第3大臼歯を、「30」は下顎左歯牙列を、「31」
〜「38」は左下中切歯〜左下第3大臼歯を、「40」
は下顎右歯牙列を、「41」〜「48」は右下中切歯〜
右下第3大臼歯をそれぞれ表す。
【0086】このような歯牙番号は、画面62のほぼ中
央部で当該画面62を上下に2分する線分82によって
上顎と下顎とに分けて表示される。前記線分82は、上
顎側歯牙列と下顎側歯牙列との咬合平面に対応する。ま
た、上顎右臼歯列と上顎前歯列との間に線分83が、上
顎前歯列と上顎左臼歯列との間に線分84が、下顎左臼
歯列と下顎前歯列との間に線分86が、下顎前歯列と下
顎右臼歯列との間に線分85がそれぞれ表示される。線
分83,84は前記線分82から上方向に表示され、線
分85,86は前記線分82から下方向に表示される。
【0087】前記第1およひ第2操作パネル4,5のカ
ーソルの移動を指示するカーソルキーの操作によって歯
牙を指定すると、指定された歯牙の歯牙番号部分が、た
とえば赤の第5表示色を背景色として、白色の第1表示
色で表示されて、指定されなかった歯牙と区分して表示
される。したがって、操作者は指定された歯牙を確実に
認識することができる。また、各歯牙に対応する歯牙番
号は予め定められており、この対応関係およびキー配列
を記憶する操作者は、表示画面64および操作パネル
4,5上のキーを見ることなく、歯牙を指定することが
できる。
【0088】図18は、アイコン表示領域65にアイコ
ンが表示されたときの処理手順を示すフローチャートで
ある。ステップd1では、アイコン画面が表示される。
ステップd2では、ESCキーA16から入力があった
か否かが判断される。あったときには処理を終了する。
なかったときにはステップd3に進み、キー入力が行わ
れる。ステップd4では、カーソル表示の移動処理がロ
ードされる。ステップd5では、「1」〜「9」のキー
A1〜A9からの入力があったか否かが判断される。あ
ったときには、ステップd6に進み、他のオプション処
理を実行し、すなわち指定されたアイコンの歯牙列展開
図への挿入処理を実行して、ステップd1に戻る。
【0089】ステップd5でなかったときのステップd
7では、カーソルキーA13入力があったか否かが判断
される。あったときには、ステップd8に進み、アイコ
ンを下段に切り換える処理がロードされる。そしてステ
ップd5に戻る。ステップd7でなかったときのステッ
プd9では、カーソルキーA12入力があったか否かが
判断される。あったときには、ステップd10に進み、
アイコンを上段に切り換える処理がロードされる。そし
てステップd5に戻る。
【0090】図19,20は、図16の表示画面61中
の文字列表示領域66の「4 歯冠、義歯」を選択した
場合の表示画面89a,89bをそれぞれ示す図であ
る。表示画面89aは、前記表示画面61のアイコン表
示領域65が拡大歯冠画像表示領域90とアイコン画像
表示領域91(上段アイコン画像表示領域91a、下段
アイコン画像表示領域91b)とを含んで構成され、文
字列表示領域66が拡大歯冠文字列表示領域92と上段
アイコン文字列表示領域93とを含んで構成される。こ
こで初期状態では、上段アイコン画像表示領域91aの
フレームが、下段アイコン画像表示領域91bのフレー
ムとは異なる表示色で、たとえば上段アイコン画像表示
領域91aのフレームは黄色の第6表示色で、下段アイ
コン画像表示領域91bのフレームは黒色の第2表示色
で表示される。
【0091】また、たとえば「↓」のカーソルキーA1
3で下段アイコンを選択したときの表示画面89bで
は、文字列表示領域66中の上段アイコン文字列表示領
域93が下段アイコン文字列表示領域94に置き換わ
り、下段アイコン画像表示領域91bのフレームが、上
段アイコン画像表示領域91aのフレームとは異なる表
示色で表示される。たとえば、上段アイコン画像表示領
域91aのフレームは黒色の第2表示色で、下段アイコ
ン画像表示領域91bのフレームは黄色の第6表示色で
表示される。
【0092】拡大歯冠画像表示領域90中の歯牙部位を
表す数値表示と、拡大歯冠文字列表示領域92の数値表
示88とが一致している。また、アイコン画像表示領域
91の各アイコンに対応つけられた数値表示と、上段ア
イコン文字列表示領域93および下段アイコン画像表示
領域94の数値表示88とが一致している。
【0093】図21は、拡大歯冠画像表示領域90を示
す図である。歯冠の予め定める部位が数値またはアルフ
ァベットと対応付けられており、各部位近傍それぞれ表
示される。「0」は歯冠全体を、「1(O)」は咬合面
を、「2(M)」は近心面を、「3(D)」は遠心面
を、「4(F)」は頬側面を、「5(L)」は舌側面
を、「6(MG)」は近心歯肉面を、「7(DG)」は
遠心歯肉面を、「8(FG)」は頬側歯肉面を、「9
(LG)」は舌側歯肉面をそれぞれ表す。
【0094】歯牙を指定した後、前記第1および第2操
作パネル4,5の数値キーから数値入力を行うと、前記
指定された歯牙の部位が指定される。歯牙の部位が指定
されると、指定されていない部位とは異なる表示色で数
値が表示される。たとえば指定した部位の表示部分が黄
色の第6表示色を背景色として表示される。
【0095】拡大歯冠画像表示領域90中の歯牙部位を
表す数値表示と、拡大歯冠文字列表示領域92の数値表
示88とが一致しているので、文字列表示領域66の表
示を見ることによって、操作者は、各数値が何を意味す
るかを、画像的のみならず、文字列としても容易に理解
することができる。また、各部位と付される数値との対
応関係およびキー配列を記憶する操作者は、画面89
a,89bを見ることなく、また操作パネル4,5上の
キーを見ることなく、部位を指定することができる。
【0096】図22は、アイコン画像表示領域91を示
す図である。各アイコンが数値に対応つけられている。
上段アイコン画像表示領域91aでは、「1」〜「9」
は、小さな欠損、象牙質欠損、露髄、歯根/エナメル
質、欠損、変色、歯髄炎、部分露出している歯牙、過剰
歯をそれぞれ表す。下段アイコン画像表示領域91bで
は、「1」〜「9」は、充填物、インレー、暫間充填
物、オーバーハング、オンレー,3/4冠、クラウン、
ポンティック、義歯をそれぞれ表す。
【0097】アイコン画像表示領域91の各アイコンに
対応つけられた数値表示と、上段アイコン文字列表示領
域93および下段アイコン画像表示領域94の数値表示
88とが一致しているので、文字列表示領域66の表示
を見ることによって、操作者は、各数値が何を意味する
かを、画像的のみならず、文字列としても容易に理解す
ることができる。
【0098】第1および第2操作パネル4,5の数値キ
ーから数値入力を行うと、入力された数値に対応付けら
れたアイコン画像が前記展開図中の指定された歯牙の指
定された部位に挿入される。本形態のアイコン画像は、
上述のように数値に対応付けられており、数値の指定に
よってアイコン画像が所望の位置に表示されるものであ
って、デジタル的にアイコン画像の入力の指定を行うも
のである。アイコン画像の挿入についても、各アイコン
と付される数値との対応関係およびキー配列を記憶する
操作者は、画面89a,89bを見ずに、また操作パネ
ル4,5上のキーを見ることなく、操作することができ
る。
【0099】次の表1、表2は、 「4 歯冠、義歯」
を選択した場合の表示画面89a,89bを用いた操作
手順の一例を示す表である。ここではキー入力をキータ
ップと称する。歯牙「18」に部分露出、「17」に欠
損、「11」,「12」,「21」,「22」に変色、
「25」にMODインレー、「28」に咬合面の象牙質
欠損(C2)、「36」に咬合面と頬側面とに充填物、
「37」にエナメル質と歯根だけ(C4)、「46」に
咬合面に象牙質欠損(C2)、「48」に頬側面に小さ
な欠損(C1)、過剰歯が生じている場合の操作手順を
示す。表1の手順に続いて表2の手順が実行される。ま
たたとえば、「→」はカーソルキーA11のキータップ
を示す。
【0100】
【表1】
【0101】
【表2】
【0102】図23,24は、図16の表示画面61中
の文字列表示領域66の「2 衛生、歯周組織」を選択
した場合の表示画面95a,95bをそれぞれ示す図で
ある。表示画面95aは、前記表示画面61のアイコン
表示領域65がアイコン画像表示領域96(上段アイコ
ン画像表示領域96a、下段アイコン画像表示領域96
b)を含んで構成され、文字列表示領域66が上段アイ
コン文字列表示領域97を含んで構成される。ここで初
期状態では、上段アイコン画像表示領域96aのフレー
ムが、下段アイコン画像表示領域96bのフレームとは
異なる表示色で、たとえば上段アイコン画像表示領域9
6aのフレームは黄色の第6表示色で、下段アイコン画
像表示領域96bのフレームは黒色の第2表示色で表示
される。
【0103】また、たとえば「↓」のカーソルキーA1
3で下段アイコンを選択したときの表示画面95bで
は、文字列表示領域66中の上段アイコン文字列表示領
域97が下段アイコン文字列表示領域98に置き換わ
り、下段アイコン画像表示領域96bのフレームが、上
段アイコン画像表示領域96aのフレームとは異なる表
示色で表示される。たとえば、上段アイコン画像表示領
域96aのフレームは黒色の第2表示色で、下段アイコ
ン画像表示領域96bのフレームは黄色の第6表示色で
表示される。
【0104】アイコン画像表示領域96の各アイコンに
対応つけられた数値表示と、上段アイコン文字列表示領
域97および下段アイコン画像表示領域98の数値表示
88とが一致している。
【0105】図25は、アイコン画像表示領域96を示
す図である。各アイコンが数値に対応つけられている。
上段アイコン画像表示領域96aでは、「1」〜「9」
は、プラーク2mm以下、プラーク2〜3mm、プラー
ク3mm以上、着色2mm以下、着色2〜3mm、着色
3mm以上、歯石2mm以下、歯石2〜3mm、歯石3
mm以上をそれぞれ表す。下段アイコン画像表示領域9
6bでは、「1」〜「8」は、歯肉炎2mm以下、歯肉
炎2〜3mm、歯肉炎3mm以上、出血、浸出液/排
膿、過形成、退縮、分岐部オープンをそれぞれ表す。
【0106】アイコン画像表示領域96の各アイコンに
対応つけられた数値表示と、上段アイコン文字列表示領
域97および下段アイコン画像表示領域98の数値表示
88とが一致しているので、文字列表示領域66の表示
を見ることによって、操作者は、各数値が何を意味する
かを、画像的のみならず、文字列としても容易に理解す
ることができる。
【0107】第1および第2操作パネル4,5の数値キ
ーから数値入力を行うと、入力された数値に対応付けら
れたアイコン画像が前記展開図中の指定された歯牙の指
定された部位に挿入される。この場合も各アイコンと付
される数値との対応関係およびキー配列を記憶する操作
者は、画面95a,95bを見ずに、また操作パネル
4,5上のキーを見ることなく、操作することができ
る。
【0108】次の表3、表4は、「2 衛生、歯周組
織」を選択した場合の表示画面95a,95bを用いた
操作手順の一例を示す表である。部位「03」,「0
4」に軽度の歯肉炎が、「06」,「07」に中程度の
歯肉炎が、「07」に軽度のプラーク堆積が、「08」
に重度の歯肉炎が、歯牙「46」に歯肉の退縮と出血と
が、歯牙「47」に歯肉の退縮と根分岐部病変(オープ
ン)が生じている場合の操作手順を示す。表3の手順に
続いて表4の手順が実行される。
【0109】
【表3】
【0110】
【表4】
【0111】図26は、図16の表示画面61中の文字
列表示領域66の「3 位置、サイズ」を選択した場合
の表示画面99を示す図である。表示画面99は、前記
表示画面61のアイコン表示領域65がアイコン画像表
示領域100を含んで構成され、文字列表示領域66が
アイコン文字列表示領域101と、他の文字列表示領域
102とを含んで構成される。ここで、たとえばアイコ
ン画像表示領域100のフレームは黄色の第6表示色で
表示される。アイコン画像表示領域100の各アイコン
に対応つけられた数値表示と、アイコン文字列表示領域
101の数値表示88とが一致している。
【0112】図27は、アイコン画像表示領域100を
示す図である。各アイコンが数値に対応つけられてい
る。「1」〜「9」は、圧下、挺出、近心移動、遠心移
動、頬側傾斜、舌側移動、近心傾斜、遠心傾斜、歯軸捻
転をそれぞれ表す。
【0113】アイコン画像表示領域100の各アイコン
に対応つけられた数値表示と、アイコン文字列表示領域
101の数値表示88とが一致しているので、文字列表
示領域66の表示を見ることによって、操作者は、各数
値が何を意味するかを、画像的のみならず、文字列とし
ても容易に理解することができる。
【0114】第1および第2操作パネル4,5の数値キ
ーから数値入力を行うと、入力された数値に対応付けら
れたアイコン画像が前記展開図中の指定された歯牙の指
定された部位に挿入される。この場合も、各アイコンと
付される数値との対応関係およびキー配列を記憶する操
作者は、画面99を見ずに、また操作パネル4,5上の
キーを見ることなく、操作することができる。
【0115】図28は、図16の表示画面61中の文字
列表示領域66の「5 画像、歯根、骨」を選択した場
合の表示画面102を示す図である。表示画面102
は、前記表示画面61の文字列表示領域66が文字列表
示領域103を含んで構成される。
【0116】図29,30は、図28の表示画面102
中の文字列表示領域66の「2 X線像」を選択した場
合の表示画面104a,104bをそれぞれ示す図であ
る。表示画面104aは、前記表示画面102のアイコ
ン表示領域65が拡大歯冠画像表示領域90とアイコン
画像表示領域105(上段アイコン画像表示領域105
a、下段アイコン画像表示領域105b)とを含んで構
成され、文字列表示領域66が拡大歯冠文字列表示領域
92と上段アイコン文字列表示領域106とを含んで構
成される。ここで初期状態では、上段アイコン画像表示
領域105aのフレームが、下段アイコン画像表示領域
105bのフレームとは異なる表示色で、たとえば上段
アイコン画像表示領域105aのフレームは黄色の第6
表示色で、下段アイコン画像表示領域105bのフレー
ムは黒色の第2表示色で表示される。
【0117】また、たとえば「↓」のカーソルキーA1
3で下段アイコンを選択したときの表示画面104bで
は、文字列表示領域66中の上段アイコン文字列表示領
域106が下段アイコン文字列表示領域107に置き換
わり、下段アイコン画像表示領域105bのフレーム
が、上段アイコン画像表示領域105aのフレームとは
異なる表示色で表示される。たとえば、上段アイコン画
像表示領域105aのフレームは黒色の第2表示色で、
下段アイコン画像表示領域105bのフレームは黄色の
第6表示色で表示される。
【0118】アイコン画像表示領域105の各アイコン
に対応つけられた数値表示と、上段アイコン文字列表示
領域106および下段アイコン画像表示領域107の数
値表示88とが一致している。
【0119】図31は、アイコン画像表示領域105を
示す図である。各アイコンが数値に対応つけられてい
る。上段アイコン画像表示領域105aでは、「1」〜
「9」は、小さな欠損、象牙質欠損、露髄、オーバーハ
ング、水平骨欠損、垂直骨欠損、埋伏歯、分岐部オープ
ン、X線画像へをそれぞれ表す。下段アイコン画像表示
領域105bでは、「1」〜「9」は、髄腔充填、根管
充填、インプラント、ポスト、根尖病巣、隣接面病巣、
湾曲根、歯根破折、残根をそれぞれ表す。
【0120】アイコン画像表示領域105の各アイコン
に対応つけられた数値表示と、上段アイコン文字列表示
領域106および下段アイコン画像表示領域107の数
値表示88とが一致しているので、文字列表示領域66
の表示を見ることによって、操作者は、各数値が何を意
味するかを、画像的のみならず、文字列としても容易に
理解することができる。
【0121】第1および第2操作パネル4,5の数値キ
ーから数値入力を行うと、入力された数値に対応付けら
れたアイコン画像が前記展開図中の指定された歯牙の指
定された部位に挿入される。この場合も、各アイコンと
付される数値との対応関係およびキー配列を記憶する操
作者は、画面104a,104bを見ずに、また操作パ
ネル4,5上のキーを見ることなく、操作することがで
きる。
【0122】次の表5、表6は、「2 X線像」を選択
した場合の表示画面104a,104bを用いた操作手
順の一例を示す表である。歯牙「18」に欠損,残根、
「17」に垂直骨欠損,分岐部オープン、「13」に隣
接面病巣、「25」に水平骨欠損、「36」にインプラ
ント、「45」に根尖病巣、「46」にインプラントが
生じている場合の操作手順を示す。表5の手順に続いて
表6の手順が実行される。
【0123】
【表5】
【0124】
【表6】
【0125】図32は、図29の表示画面104a中の
上段アイコン表示領域105aの「9 X線画像へ」を
選択した場合の表示画面108を示す図である。表示画
面108は、前記タイトル表示領域62、患者データ表
示領域63、アイコン表示領域65に加えて、撮影画像
表示領域109と診断装置データ表示領域110とを含
んで構成される。アイコン表示領域65は、前記拡大歯
冠画像表示領域90と、アイコン画像表示領域105
(上段アイコン表示領域105a、下段アイコン表示領
域105b)とを含んで構成される。撮影画像表示領域
109は、全顎パノラマ画像表示領域109a、バイト
ウィング画像表示領域109b,109d、ペリアピカ
ル画像表示領域109cを含んで構成され、これらの領
域に上述した手順によって各種のパノラマ(全顎総覧)
X線断層撮影画像、リニア(平面断層)撮影画像、デン
タルX線撮影画像などが表示される。
【0126】このようにして、予め撮影し、読取装置7
で読み取り、読取装置用メモリ46に記憶したX線撮影
画像データや写真撮影画像データを表示領域109に表
示してもかまわない。また、診断データ入力装置45か
ら入力され、診断データ入力装置用メモリ47に記憶さ
れた診断データを表示してもかまわない。
【0127】また、診療支援装置1に接続した画像撮影
装置120からの画像データを表示領域109に表示し
てもかまわない。たとえばデジタル撮影装置などと称さ
れる装置のCCD(電荷結合素子)カメラで撮影した口
腔内撮影画像を表示してもかまわない。また、X線撮影
装置として近年登場してきた、CCDなどでデジタル撮
影可能な装置を用いたパノラマ、リニア、デンタルなど
のX線デジタル撮影装置と接続して、撮影画像を入力し
てもよい。またさらに、診療支援装置1に接続した歯科
用電気的診断装置122からのデータを表示領域110
に表示してもかまわない。たとえばモリタ製作所の製品
名root ZXと接続することによって、根管長測定
装置の表示画像を表示領域110に表示することができ
る。これによって、X線撮影や写真撮影および診断装置
データを目視で見ることができ、診療の支援を行うこと
ができる。
【0128】また、表示される撮影画像および診断装置
からのデータを見ながら、拡大歯冠画像およびアイコン
を用いて、上述した表5および表6に示されるような手
順で、歯牙所見情報を入力することができる。所見情報
を入力すべき歯牙は、表示領域90に表示され、前述し
たのと同様にして特定の各個別の歯牙の特定部位にアイ
コンを挿入することができる。表示領域109を前記歯
牙列展開図が表示される表示領域64に置き換えたとき
には、歯牙列展開図中にアイコンが挿入されて表示され
る。このような表示領域の置き換えは、「ESC」キー
A16のキータップによる、いわゆる前画面へ戻るとい
う処理によって実行される。
【0129】上述したようにして付された数値によって
歯牙の特定、部位の特定およびアイコンまたは文字列で
表される歯牙所見情報の特定を行うと、特定したデータ
が患者毎に患者情報用メモリ9に記憶される。このよう
にして記憶されるデータは、記憶された順番に蓄積して
格納される。また、1患者に対する全てのデータは一括
して表示装置3に表示される。したがって、医師は治療
の履歴を知ることができ、さらに今後の治療方針などの
治療計画を立てるための支援情報として、蓄積されたデ
ータを有効に用いることができる。
【0130】図33は、文字列の表示を異なる言語で表
示するための処理を示すフローチャートである。本形態
では、文字列を日本語で表示する例について説明したけ
れども、文字列はたとえば英語またはフランス語で表示
してもかまわない。ステップe1では、キー入力が行わ
れる。たとえば、ESCキーA16と数値キーA2とを
この順番に続けて入力すると、言語切換え用の画面が表
示される。ここでも、各言語が数値に対応付けて表示さ
れる。ステップe2では、操作者が表示された画面を見
て、所望の言語に付された数値をキー入力し、入力され
たキーで指定される処理がテキストファイルの実行であ
るか否かが判断される。実行であるときには、ステップ
e3に進み、指定されたテキストファイルを実行する。
そうでないときには、ステップe1に戻る。ステップe
4では、表示する文字列の言語を変更するか否かが判断
され、変更するときにはステップe3に戻る。変更すし
ないときにはステップe1に戻る。
【0131】前記アイコン画像で表される情報は、歯牙
所見情報であり、たとえばクラウン、インレー、インプ
ラントなどの歯牙補綴情報、歯石付着度、歯肉後退度、
歯牙のサイズ、歯牙の欠損状態、う蝕度などを含む歯科
に関する全目視診断情報、根管長測定結果、歯牙動揺
度、歯髄診断結果、盲のう測定結果などの電気的診断情
報などの中から少なくとも1つ選ばれる情報である。こ
れらの情報を示すアイコン画像は、表示用画像データメ
モリ48に記憶されていおり、これらの情報の中から、
1つの(上段または下段)アイコン表示領域として、最
大10個の画像データが選ばれて、0から9までの数値
に対応付けられて動作データ編集用メモリ10に記憶さ
れ、さらに表示装置3に表示される。
【0132】以上のように本形態によれば、操作者は数
値を入力することで、実行する処理を指定する。したが
って、操作パネル4,5は少なくとも数値キーを含んで
構成されればよく、また入力操作が非常に簡単となる。
さらに、操作者が数値キーの配列を記憶すると、表示画
面や操作パネルのキーを目視することなく、たとえば患
者に対して診療を施しながら実行する処理の指定やデー
タの入力を迅速にかつ確実に行うことができる。操作者
は、患者を見ながら操作することができるので、患者へ
の診療を確実に行うことができる。
【0133】また、メインメニュー表示35および数値
表示34は文字列に平行に表示され、サブメニュー表示
37および数値表示36は文字列に直交して表示される
ので、操作者はメイン処理とサブ処理とを確実に区別し
て認識することができる。
【0134】また、メイン処理およびサブ処理として最
大10個の処理を選ぶようにすれば、第1および第2操
作パネル4,5は数値キーとして0から9までの数値キ
ーを有すればよい。このように1桁の数値と対応付ける
ことによって、操作者が行う操作は非常に簡略化され、
迅速な操作が可能となって、操作性が向上する。
【0135】また、診査・治療処理が選択されたときの
歯牙列展開図表示領域64には、全歯牙が詳細に画像と
して描かれているので、操作者または患者は、歯牙の状
態を容易に認識することができる。また、歯牙番号表示
領域73に表示された歯牙番号によって、歯牙を確実に
特定することができる。
【0136】また、診査・治療処理が選択されたときに
は、アイコン表示領域65には歯牙所見情報を画像で表
す複数のアイコン画像が数値に対応つけて表示される。
また、拡大歯冠画像表示領域90には各部位に数値が付
された拡大歯冠画像が表示される。操作者は、数値キー
を用いて画面やキーを見ずに歯牙および部位を特定し、
さらに歯牙所見情報を入力することができる。また、ア
イコンデータとして最大10個のデータを選ぶようにす
れば、前述したのと同様に、第1および第2操作パネル
4,5は数値キーとして0から9までの数値キーを有す
ればよく、操作者が行う操作は非常に簡略化され、迅速
な操作が可能となって操作性が向上する。また文字列表
示領域6には、歯牙所見情報を表す複数の文字列が数値
に対応つけて表示される。アイコン画像で表される歯牙
所見情報は、このような文字列を見て画像の表す意味を
知ることができる。
【0137】また、撮影画像表示領域109には、読取
装置7で読取られて、読取装置用メモリ46に記憶され
たデジタル画像、または診療支援装置1に接続された画
像撮影装置120からのアナログ画像が表示される。当
該画像は、たとえばX線撮影画像、写真撮影画像あるい
はCCDカメラによって撮影された画像などである。ま
た、診断装置データ表示領域110には診断データ入力
装置45から入力されて診断データ入力装置用メモリ4
7に記憶されたデジタル画像、または診療支援装置1に
接続された歯科用電気的診断装置122からのアナログ
画像が表示される。当該画像は、たとえば根管長測定装
置、歯牙動揺度測定装置、歯髄診断装置、盲のう測定装
置などの電気的診断装置で測定された測定結果を示す画
像である。操作者または患者は、このような撮影画像や
測定結果を見ることも可能である。
【0138】また、操作パネル4,5が有するカーソル
キーによって歯牙が指定されると、指定された歯牙の歯
牙番号部分が指定されなかった歯牙の番号部分とは異な
る表示色で表示される。したがって、指定された歯牙と
そうでない歯牙とを目視で確実に識別することができ
る。
【0139】また、操作パネル4,5の数値キーから数
値入力を行うと、所定の歯牙の部位が指定され、さらに
数値入力を行うと、入力された数値に対応付けられたア
イコン画像が展開図中の所定の歯牙の指定された部位に
表示される。操作者または患者は、所見情報を目視で容
易にかつ詳細な部位やたとえばう蝕の程度まで確認する
ことができる。これによって、たとえば術者が患者に治
療計画の説明や治療内容の説明を行うために、診療支援
装置1の表示装置3を用いることが可能である。
【0140】また、たとえば診査・治療処理の実行時に
おいて、受付処理を実行したときに、たとえば歯がしみ
るなどの患者の訴えがあったかどうかは報知情報表示領
域67の表示色および文字列表示領域66の数値の表示
色によって知ることができる。他の処理実行時に登録さ
れたデータがあるときには、たとえば異なる表示色の数
値を入力することによって、どのようなデータが登録さ
れたかを表示して操作者に知らせることが可能である。
【0141】また、院内の複数のエリアで操作パネル
4,5および表示装置3がそれぞれ使用される。したが
って、たとえば受付や診察室で情報を共有して用いるこ
とができ、医療に拘わる複数の処理を総合的に管理し
て、効率よく医療業務を遂行することが可能となる。
【0142】なお、本形態では、診療支援装置に例につ
いて説明したけれども、上述したような表示画面に表示
される、歯牙列展開図、拡大歯冠画像、アイコン画像、
アイコン文字列、撮影画像および診断装置データなどを
表示する歯科関連情報表示装置の例も本発明の範囲に属
するものである。また、これらの情報を上述したように
表示する方法も本発明の範囲に属するものである。
【0143】また、表示装置3として液晶表示装置の例
について説明したけれども、表示装置3はCRT(陰極
線管)モニタやプラズマディスプレイなど、公知の表示
装置のいずれかを用いて実現してもかまわない。
【0144】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、所定の位
置に配置されて表示された上顎側および下顎側歯牙列展
開図には、歯牙が詳細に画像として描かれているので、
操作者又は患者は、歯牙の状態や歯牙関連情報を目視で
容易に認識することができる。また各歯牙の近傍に配置
された歯牙番号によって、歯牙を確実に特定することが
できる。また前記歯牙番号を詳細に付すことによって、
各歯牙のみならず、歯牙列毎に分けて確実に特定するこ
とができる。
【0145】また、前記上顎側および下顎側歯牙列展開
図に代わって、歯牙の撮影画像を表示することによっ
て、操作者または患者はこのような撮影画像を見ること
もでき、さらに歯牙の状態や歯牙関連情報を目視で容易
に認識することができる。また前記撮影画像に加えて、
診断装置などからの測定結果を表示することによって、
操作者または患者は、このような測定結果を見ることも
でき、さらに歯牙の状態や歯牙関連情報を目視で容易に
認識することができる。
【0146】また、前記上顎側歯牙列展開図および下顎
側歯牙列展開図、または撮影画像に加えて、拡大歯冠画
像とアイコンとを表示することによって、拡大歯冠画像
で歯冠の各部位を確実に特定することができ、アイコン
で所見情報を認識することができる。また拡大歯冠画像
の各部位に予め定められる番号を付し、アイコンに予め
定められる番号を付すことによって、歯冠の各部位の指
定を数値で行うことができる。また、所見情報の入力を
数値で行うことができる。
【0147】また、前記上顎側歯牙列展開図、下顎側歯
牙列展開図、拡大歯冠画像およびアイコンに加えて、付
された番号を説明する文字列を表示することによって、
このような文字列を目視して、歯冠の各部位を確実に特
定することができる。また文字列に予め定められる番号
を付すことによって、所見情報の入力を数値で行うこと
ができる。
【0148】また、操作パネルからの入力によって、歯
牙を特定し、部位を特定し、アイコンおよび文字列を特
定して所見情報を入力することができる。歯牙、歯冠の
部位、アイコンおよび文字列が数値と対応付けられてお
り、操作パネルの数値キーからの入力のみで、これらを
特定することができる。操作者は、表示された画像を目
視することなく、所望の部位に所見情報を入力すること
ができ、操作性が著しく向上する。
【0149】また本発明によれば、上述したような画像
が表示される表示方法によって、上顎側歯牙列および下
顎側歯牙列の歯牙を目盛りに沿って詳細に画像として表
示することができる。また上述したような画像が表示さ
れる表示方法によって、前記歯牙を詳細に画像として表
示するとともに、さらに歯牙番号、対応付けられた数値
とともに拡大歯冠画像およびアイコンを表示することが
でき、また予め定める操作パネルからの入力によってア
イコンの画像を指定した歯牙の指定した部位に挿入して
表示することができる。
【0150】また本発明によれば、選ばれたメイン処理
やサブ処理を数値と対応付けて記憶および表示すること
によって、操作者は、数値を入力することで、実行する
処理を指定することができ、操作パネルは少なくとも数
値キーを含んで構成されればよくなる。したがって、入
力操作が非常に簡単となる。また、操作者が数値キーの
配列を記憶すると、表示画面を目視することなく、たと
えば患者に対して治療を施しながら、すなわち歯科で用
いる場合では患者の患部を見ながら、実行する処理の指
定を確実に行うことができる。このため、操作性が著し
く向上し、また患者への治療を確実に行うことができ
る。また、メイン文字列を文字列に平行に表示し、サブ
文字列を文字列に直交して表示することによって、操作
者はメイン処理とサブ処理とを確実に区別して認識する
ことができる。メイン処理およびサブ処理として最大1
0個の処理手順を選ぶことによって、操作パネルは数値
キーとして0から9までの数値キーを有すればよい。こ
のように1桁の数値と対応付けることによって、操作者
が行う操作は非常に簡略化され、迅速な操作が可能とな
って、操作性が向上する。
【0151】また、診査・治療処理が選択されたとき
に、上述したような歯牙が詳細に画像として描かれた歯
牙列展開図を表示手段に表示するので、操作者または患
者は、このような表示を見ることによって、歯牙の状態
を容易に認識することができる。また表示された歯牙番
号によって、歯牙を確実に特定することができる。また
詳細に歯牙番号が表示されるので、歯牙および歯牙列の
特定を確実に行うことができる。
【0152】また、診査・治療処理が選択されたとき
に、拡大歯牙画像、および対応付けられた数値と共に歯
牙所見情報を画像で表す複数のアイコンを歯牙列展開図
とともに表示するので、歯牙所見情報をこのような拡大
歯牙画像で歯冠の部位を特定し、アイコンを見ながら対
応する数値キーを操作することによって入力することが
できる。操作者は、表示画像を目視することなく、アイ
コン画像を挿入することができ、操作性が著しく向上す
る。アイコンデータとして最大10個のデータを選ぶこ
とによって、操作パネルは数値キーとして0から9まで
の数値キーを有すればよい。このように1桁の数値と対
応付けることによって、操作者が行う操作は非常に簡略
化され、迅速な操作が可能となって、操作性が向上す
る。また数値キーの操作によって拡大歯牙画像の歯冠の
部位を特定し、数値キーの操作によって所見情報を入力
することができる。操作者は、表示画像を目視すること
なく、歯冠の部位を特定し、アイコン画像を挿入するこ
とができ、操作性が著しく向上する。
【0153】また、診査・治療処理が選択されたとき
に、対応付けられた数値と共に歯牙所見情報を表す複数
の文字列を表示することによって、歯牙所見情報をこの
ような文字列を見ながら対応する数値キーを操作するこ
とによって入力することができる。この場合も、操作者
は表示画像を目視せずに、所望の入力を行うことができ
る。また、アイコン画像でわかりにくい所見情報は、こ
のような文字列を目視することによって、確実に入力す
ることができる。
【0154】また、診査・治療処理が選択されたとき
に、たとえばX線撮影画像や写真撮影画像などの歯牙の
撮影画像を歯牙列展開図に代わって表示手段に表示する
ことによって、操作者または患者は、このような撮影画
像を見ることも可能である。また診断装置からの測定結
果を表示することによって、操作者または患者は、前記
撮影画像に加えてこのような測定結果を見ることも可能
である。
【0155】また、操作パネルが有するカーソルキーに
よって歯牙が指定されたときに、指定された歯牙の歯牙
番号を指定されなかった歯牙の番号とは異なる表示色で
表示することによって、指定された歯牙とそうでない歯
牙とを目視で確実に識別することができる。
【0156】また、操作パネルの数値キーから数値入力
によって部位が指定され、さらに展開図中の所定の歯牙
の指定された部位にアイコン画像が挿入される。操作者
は、このようにして歯牙の部位を特定し、アイコン画像
を表示させることができ、このようなアイコンで表示さ
れた所見情報によって、たとえばう蝕の程度などを目視
で容易に確認することができる。また、アイコンで表さ
れる歯牙所見情報を患者毎に所定の歯牙の指定された部
位に対応付けて記憶することによって、今後の治療方針
などを決定するために有効に用いることができる。また
前記患者毎の所見情報を含む歯科関連情報を、記憶され
た順番に蓄積して記憶し、また1患者に対する全ての歯
科関連情報を一括して表示することによって、歯科医師
は今までの治療の履歴を知ることができるとともに、今
後の治療方針などの治療計画を立てることができる。
【0157】また、歯牙所見情報を、歯牙補綴情報、目
視診断情報、電気的診断情報の中から選ぶことによっ
て、このような情報を前記展開図中に表示させて、操作
者または患者に認識させることができる。
【0158】また登録データ有無情報を表示手段に表示
することによって、たとえば診査・治療処理の実行時に
おいて、受付処理を実行したときに歯がしみるなどの患
者の訴えがあったかどうかを操作者は知ることができ
る。登録データ有無情報によって登録されたデータがあ
るときには、たとえば所定の操作を行うことによって、
どのようなデータが登録されたかを表示手段に表示して
操作者に知らせることが可能である。
【0159】また、医療機関内の複数の区域で操作パネ
ルおよび表示手段をそれぞれ使用することによって、た
とえば受付や診察室で情報を共有して用いることがで
き、医療に係わる複数の処理を総合的に管理して、効率
よく医療業務を遂行することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態である診療支援装置1の
電気的構成を示すブロック図である。
【図2】診療支援装置1が有する第1操作パネル4の外
観を示す平面図である。
【図3】表示装置3に表示される表示画面12を示す図
である。
【図4】表示装置3に表示される表示画面13を示す図
である。
【図5】表示装置3に表示される表示画面24を示す図
である。
【図6】表示装置3に表示される表示画面14を示す図
である。
【図7】表示装置3に表示される表示画面15を示す図
である。
【図8】表示装置3に表示される表示画面16を示す図
である。
【図9】表示装置3に表示される表示画面17を示す図
である。
【図10】表示装置3に表示される表示画面18を示す
図である。
【図11】表示装置3に表示される表示画面19を示す
図である。
【図12】図7に示されるような診査・治療エリア処理
を選択した場合の動作データ編集用メモリ10の構成を
示す図である。
【図13】メインメニュー画面20を表示したときに実
行される処理の処理手順を示すフローチャートである。
【図14】患者の登録処理を実行するときの処理手順を
示すフローチャートである。
【図15】所見データを入力するときの処理手順を示す
フローチャートである。
【図16】診査・治療エリア処理を選択し、さらに所見
入力・歯牙歯槽組織処理を選択した場合に初期に表示さ
れる表示画面61を示す図である。
【図17】歯牙列展開図表示領域64を拡大して示す図
である。
【図18】アイコン表示領域65にアイコンが表示され
たときの処理手順を示すフローチャートである。
【図19】図16の表示画面61中の文字列表示領域6
6の「4 歯冠、義歯」を選択した場合の表示画面89
aを示す図である。
【図20】図16の表示画面61中の文字列表示領域6
6の「4 歯冠、義歯」を選択した場合の表示画面89
bを示す図である。
【図21】拡大歯冠画像表示領域90を示す図である。
【図22】アイコン画像表示領域91を示す図である。
【図23】図16の表示画面61中の文字列表示領域6
6の「2 衛生、歯周組織」を選択した場合の表示画面
95aを示す図である。
【図24】図16の表示画面61中の文字列表示領域6
6の「2 衛生、歯周組織」を選択した場合の表示画面
95bを示す図である。
【図25】アイコン画像表示領域96を示す図である。
【図26】図16の表示画面61中の文字列表示領域6
6の「3 位置、サイズ」を選択した場合の表示画面9
9を示す図である。
【図27】アイコン画像表示領域100を示す図であ
る。
【図28】図16の表示画面61中の文字列表示領域6
6の「5 画像、歯根、骨」を選択した場合の表示画面
102を示す図である。
【図29】図28の表示画面102中の文字列表示領域
66の「2 X線像」を選択した場合の表示画面104
aを示す図である。
【図30】図28の表示画面102中の文字列表示領域
66の「2 X線像」を選択した場合の表示画面104
bを示す図である。
【図31】アイコン画像表示領域105を示す図であ
る。
【図32】図29の表示画面104a中の上段アイコン
表示領域105aの「9 X線画像へ」を選択した場合
の表示画面108を示す図である。
【図33】文字列の表示を異なる言語で表示するための
処理を示すフローテャートである。
【符号の説明】
1 診療支援装置 2 CPU 3 表示装置 4 第1操作パネル 5 第2操作パネル 6 プリンタ 7 読取装置 8 動作用メモリ 9 患者情報用メモリ 10 動作データ編集用メモリ 11 基台 12,13,14,15,16,17,18,19,2
4,61,89a,89b,95a,95b,99,1
02,104a,104b,108 表示画面 20 メインメニュー画面 20a,40,62 タイトル表示領域 20b メインメニュー表示領域 20c サブメニュー画面表示領域 21,22,23,25,26,27,28,29,3
0,31,32,33サブメニュー画面 34,36,38,43,88 数値表示 35,37,39,44 メニュー表示 41 識別番号表示領域 42 データ表示領域 45 診断データ入力装置 46 読取装置用メモリ 47 診断データ入力装置用メモリ 48 表示用画像データメモリ 49,50 接続端子 51 メインメニューテーブル 52 サブメニューテーブル 53,55 数値データ 54 メイン処理データ 56 サブ処理データ 63 患者データ表示領域 64 歯牙列展開図表示領域 65 アイコン表示領域 66 文字列表示領域 67 報知情報表示領域 71 上顎側歯牙列表示領域 72 下顎側歯牙列表示領域 73 歯牙番号表示領域 74 頬側面画像 75 舌側面画像 76,77 咬合面 78 咬合面画像 79 歯根画像 80,82,83,84,85,86 線分 81 目盛り 87 文字列表示 90 拡大歯冠画像表示領域 91,91a,91b,96,96a,96b,10
0,105,105a,105b アイコン画像表示領
域 92 拡大歯冠文字列表示領域 93,94,97,98,101,106,107 ア
イコン文字列表示領域 103 文字列表示領域 109 撮影画像表示領域 109a 全顎パノラマ画像表示領域 109b,109d バイトウィング表示領域 109c ペリアピカル画像表示領域 110 診断装置データ表示領域 120 画像撮影装置 121 撮影画像データ用メモリ 122 歯科用電気的診断装置 123 診断データ用メモリ A0〜A9 数値キー A10〜A13 カーソルキー A14 エンタキー A16 ESCキー A17 スラッシュキー A18 ピリオドキー A19 ファンクションキー A20 ヘルプキー

Claims (32)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直交座標が設定された表示画面を有し、 少なくとも上顎側歯牙列の頬側面画像および舌側面画像
    が、互いの咬合面が対向するようにして配置され、当該
    頬側面画像および舌側面画像の間に咬合面画像が配置さ
    れ、頬側面画像の咬合面画像とは反対側には歯根画像が
    配置される上顎側歯牙列展開図が表示される上顎側歯牙
    列展開図表示領域と、上顎側歯牙列展開図と同様にして
    構成される下顎側歯牙列展開図が表示される下顎側歯牙
    列展開図表示領域とを、前記上顎側歯牙列展開図の舌側
    面画像と下顎側歯牙列展開図の舌側面画像とが互いに対
    向するようにして、かつ上顎側歯牙列展開図表示領域が
    上方となるようにして、さらに設定された直交座標のう
    ちの水平方向の座標に沿って付された目盛りに沿うよう
    にして各歯牙を前記表示画面に目視表示することを特徴
    とする歯科関連情報表示装置。
  2. 【請求項2】 前記上顎側歯牙列展開図表示領域と下顎
    側歯牙列展開図表示領域との間に、歯牙に対応付けられ
    た歯牙番号が表示される歯牙番号表示領域を表示するこ
    とを特徴とする請求項1記載の歯科関連情報表示装置。
  3. 【請求項3】 前記歯牙番号は、歯牙列全体、上顎歯牙
    列、下顎歯牙列、上顎右歯牙列、上顎左歯牙列、下顎左
    歯牙列、下顎右歯牙列、上顎右臼歯列、上顎前歯列、上
    顎左臼歯列、下顎左臼歯列、下顎前歯列、下顎右臼歯列
    および各歯牙を表す番号であり、 上顎歯牙列、下顎歯牙列、上顎右歯牙列、上顎左歯牙
    列、下顎左歯牙列、下顎右歯牙列の番号と、上顎右臼歯
    列、上顎前歯列、上顎左臼歯列、下顎左臼歯列、下顎前
    歯列、下顎右臼歯列の番号と、各歯牙の番号とが、対応
    する上顎側および下顎側歯牙列展開図にこの順番にそれ
    ぞれ近接して配置にされ、かつ歯牙列全体の番号が最上
    方となるようにして配置され、 歯牙列全体、上顎歯牙列、下顎歯牙列、上顎右歯牙列、
    上顎左歯牙列、下顎左歯牙列、下顎右歯牙列の番号は、
    ほぼ中央に表示され、 上顎右臼歯列、上顎前歯列、上顎左臼歯列、下顎左臼歯
    列、下顎前歯列、下顎右臼歯列の番号は、これらの歯牙
    列のほぼ中央部に表示され、 各歯牙の番号は前記目盛り毎に表示されることを特徴と
    する請求項2記載の歯科関連情報表示装置。
  4. 【請求項4】 前記歯牙関連情報表示装置は、前記上顎
    側歯牙列展開図表示領域および下顎側歯牙列展開図表示
    領域に代わって、歯牙の撮影画像が表示される撮影画像
    表示領域を表示することを特徴とする請求項1記載の歯
    科関連情報表示装置。
  5. 【請求項5】 前記歯牙関連情報表示装置は、撮影画像
    表示領域に加えて、 外部の歯科関連情報測定装置からの測定結果が表示され
    る測定結果表示領域を表示することを特徴とする請求項
    4記載の歯科関連情報表示装置。
  6. 【請求項6】 前記歯牙関連情報表示装置は、前記上顎
    側歯牙列展開図表示領域および下顎側歯牙列展開図表示
    領域、または撮影画像表示領域に加えて、 1本の歯冠の展開図を拡大して示す拡大歯冠画像表示領
    域と、 歯牙所見情報を画像で表す複数のアイコンが表示される
    アイコン表示領域とを表示すること特徴とする請求項1
    または4記載の歯科関連情報表示装置。
  7. 【請求項7】 前記拡大歯冠画像表示領域に表示される
    1本の歯冠の展開図には、歯冠全体、咬合面、近心面、
    遠心面、頬側面、舌側面、近心歯肉面、遠心歯肉面、頬
    側歯肉面および舌側歯肉面の部位にそれぞれ予め定めら
    れる番号が付されており、 前記アイコン表示領域に表示されるアイコンには、予め
    定められる番号が付されていることを特徴とする請求項
    6記載の歯科関連情報表示装置。
  8. 【請求項8】 前記歯牙関連情報表示装置は、前記上顎
    側歯牙列展開図表示領域、下顎側歯牙列展開図表示領
    域、拡大歯冠画像表示領域およびアイコン表示領域に加
    えて、 拡大歯冠画像表示領域に表示される1本の歯冠の展開図
    に付された番号を説明する文字列、およびアイコン表示
    領域に表示されるアイコンに付された番号を説明する文
    字列が表示される文字列表示領域を表示すること特徴と
    する請求項7記載の歯科関連情報表示装置。
  9. 【請求項9】 前記文字列表示領域に表示される文字列
    にそれぞれ予め定められる番号が付されていることを特
    徴とする請求項8記載の歯科関連情報表示装置。
  10. 【請求項10】 前記歯科関連情報表示装置は、歯牙番
    号表示領域に表示される歯牙番号、拡大歯冠画像表示領
    域に表示される1本の歯冠の展開図の各部位に付された
    番号、アイコン表示領域に表示されるアイコンに付され
    た番号および文字列表示領域に表示される文字列に付さ
    れた番号のうちのいずれかの番号を指定するための操作
    パネルを有することを特徴とする請求項2,7または9
    記載の歯科関連情報表示装置。
  11. 【請求項11】 操作パネルからの入力に対応して歯牙
    が特定されることを特徴とする請求項10記載の歯科関
    連情報表示装置。
  12. 【請求項12】 操作パネルから入力された番号に対応
    して歯冠の部位が特定されることを特徴とする請求項1
    0記載の歯科関連情報表示装置。
  13. 【請求項13】 操作パネルから入力された番号に対応
    したアイコンおよび文字列が特定され、特定されたアイ
    コンの画像が所定の歯牙の所定の部位に挿入されること
    を特徴とする請求項10記載の歯科関連情報表示装置。
  14. 【請求項14】 直交座標が設定された表示領域に、少
    なくとも上顎側歯牙列の頬側面画像および舌側面画像
    が、互いの咬合面が対向するようにして配置され、当該
    頬側面画像および舌側面画像の間に咬合面画像が配置さ
    れ、頬側面画像の咬合面画像とは反対側には歯根画像が
    配置される上顎側歯牙列展開図と、上顎側歯牙列展開図
    と同様にして構成される下顎側歯牙列展開図とを、上顎
    側歯牙列展開図の舌側面画像と下顎側歯牙列展開図の舌
    側面画像とが互いに対向するようにして、かつ上顎側歯
    牙列展開図が上方となるようにして、さらに設定された
    直交座標のうちの水平方向の座標に沿って付された目盛
    りに沿うようにして各歯牙を前記表示領域に目視表示さ
    せることを特徴とする歯科関連情報の表示方法。
  15. 【請求項15】 前記表示領域であって、上顎側歯牙列
    展開図と下顎側歯牙列展開図との間に歯牙に対応付けら
    れた歯牙番号を表示し、さらに歯冠全体、咬合面、近心
    面、遠心面、頬側面、舌側面、近心歯肉面、遠心歯肉
    面、頬側歯肉面および舌側歯肉面の部位にそれぞれ予め
    定められる番号が付された1本の歯冠の展開図を拡大し
    て示す拡大歯冠画像と、予め定められる番号が付された
    歯牙所見情報を画像で表す複数のアイコンとを目視表示
    させ、 前記歯牙番号、各部位に付された番号、およびアイコン
    に付された番号のうちのいずれかの番号を指定するため
    の予め定める操作パネルからの入力に従って、指定され
    た歯牙の指定された部位にアイコンの画像を挿入して目
    視表示させることを特徴とする請求項14記載の歯科関
    連情報の表示方法。
  16. 【請求項16】 医療機関内の予め定められる複数の区
    域でそれぞれ実施される、患者の登録などを行うための
    受付処理、患者に医療情報を開示するための情報開示処
    理、診療結果などを登録するための診査・治療処理、診
    療に対する費用計算などを行うための会計処理、医療機
    関に所属する雇用者の賃金や雇用条件などを登録する運
    営・管理処理、外部機関との間で医療情報の通信を行う
    ための通信処理などの複数の処理手順のうちの少なくと
    も1つの処理手順が記憶される動作記憶手段と、 少なくとも数値キーを有する操作パネルと、 動作記憶手段に記憶された複数の処理手順の中からメイ
    ン処理を選択して、数値に対応付けて記憶し、メイン処
    理に従属する予め定められるサブ処理を動作記憶手段に
    記憶された複数の処理手順の中から選択して、数値に対
    応付けて記憶する処理用記憶手段と、 処理用記憶手段に記憶されたメイン処理を表すメイン文
    字列を、対応付けられた数値と共に文字列に平行に表示
    し、処理用記憶手段に記憶されたサブ処理を表すサブ文
    字列を、対応付けられた数値と共に文字列に直交して目
    視表示する表示手段と、 処理実行時には、メイン文字列と数値とを表示手段に表
    示させ、操作パネルから数値入力があると、入力された
    数値に対応付けられたメイン処理に従属するサブ処理の
    サブ文字列と数値とを表示させる制御手段とを含むこと
    を特徴とする診療支援装置。
  17. 【請求項17】 前記操作パネルは数値キーとして0か
    ら9までの数値キーを有し、 前記メイン処理およびサブ処理として最大10個の処理
    手順が選ばれて処理用記憶手段に記憶されることを特徴
    とする請求項16記載の診療支援装置。
  18. 【請求項18】 前記診療支援装置は、少なくとも上顎
    側歯牙列の頬側面画像および舌側面画像が、互いの咬合
    面が対向するようにして配置され、当該頬側面画像およ
    び舌側面画像の間に咬合面画像が配置され、頬側面画像
    の咬合面画像とは反対側には歯根画像が配置される上顎
    側歯牙列展開図と、上顎側歯牙列展開図と同様にして構
    成される下顎側歯牙列展開図とを、前記上顎側歯牙列展
    開図の舌側面画像と下顎側歯牙列展開図の舌側面画像と
    が互いに対向するようにして、かつ上顎側歯牙列展開図
    が上方となるようにして配置される歯牙列展開図を表示
    するための歯牙列展開図データを記憶する展開図データ
    記憶手段を有し、 前記制御手段は、診査・治療処理が選択されたときに
    は、前記展開図データ記憶手段から歯牙列展開図データ
    を読み出して、歯牙列展開図を表示手段に表示させるこ
    とを特徴とする請求項16記載の診療支援装置。
  19. 【請求項19】 前記上顎側歯牙列展開図と下顎側歯牙
    列展開図との間に、歯牙に対応付けられた歯牙番号が表
    示されることを特徴とする請求項18記載の診療支援装
    置。
  20. 【請求項20】 前記歯牙番号は、歯牙列全体、上顎歯
    牙列、下顎歯牙列、上顎右歯牙列、上顎左歯牙列、下顎
    左歯牙列、下顎右歯牙列、上顎右臼歯列、上顎前歯列、
    上顎左臼歯列、下顎左臼歯列、下顎前歯列、下顎右臼歯
    列および各歯牙を表す番号であり、 上顎歯牙列、下顎歯牙列、上顎右歯牙列、上顎左歯牙
    列、下顎左歯牙列、下顎右歯牙列の番号と、上顎右臼歯
    列、上顎前歯列、上顎左臼歯列、下顎左臼歯列、下顎前
    歯列、下顎右臼歯列の番号と、各歯牙の番号とが、対応
    する上顎側および下顎側歯牙列展開図にこの順番にそれ
    ぞれ近接して配置にされ、かつ歯牙列全体の番号が最上
    方となるようにして配置され、 歯牙列全体、上顎歯牙列、下顎歯牙列、上顎右歯牙列、
    上顎左歯牙列、下顎左歯牙列、下顎右歯牙列の番号は、
    ほぼ中央に表示され、 上顎右臼歯列、上顎前歯列、上顎左臼歯列、下顎左臼歯
    列、下顎前歯列、下顎右臼歯列の番号は、これらの歯牙
    列のほぼ中央部に表示され、 各歯牙の番号は各歯牙毎に表示されることを特徴とする
    請求項19記載の診療支援装置。
  21. 【請求項21】 前記診療支援装置は、1本の歯冠の展
    開図を拡大して示す拡大歯冠画像を表示するための拡大
    歯冠画像データを記憶する拡大歯冠画像データ記憶手段
    と、 歯牙所見情報を画像で表す複数のアイコンを表示するた
    めのアイコンデータを記憶するアイコンデータ記憶手段
    とを有し、 前記制御手段は、診査・治療処理が選択されたときに
    は、歯牙列展開図を表示手段に表示させるとともに、前
    記拡大歯冠画像データ記憶手段から拡大歯冠画像データ
    を読み出して表示手段に表示させ、前記アイコンデータ
    記憶手段からアイコンデータを読み出して、数値に対応
    付けて前記処理用記憶手段に記憶し、前記表示手段に、
    対応付けられた数値と共にアイコンを表示させることを
    特徴とする請求項18記載の診療支援装置。
  22. 【請求項22】 前記制御手段は、前記アイコンデータ
    記憶手段から最大10個のアイコンデータを読み出し
    て、0から9までの数値に対応付けて前記処理用記憶手
    段に記憶することを特徴とする請求項21記載の診療支
    援装置。
  23. 【請求項23】 前記拡大歯冠画像の1本の歯冠の展開
    図には、歯冠全体、咬合面、近心面、遠心面、頬側面、
    舌側面、近心歯肉面、遠心歯肉面、頬側歯肉面および舌
    側歯肉面の部位にそれぞれ予め定められる番号が付され
    ており、 前記アイコンには、予め定められる番号が付されている
    ことを特徴とする請求項21記載の診療支援装置。
  24. 【請求項24】 前記診療支援装置は、1本の歯冠の各
    部位を説明する文字列および歯牙所見情報を表す複数の
    文字列を表示するための文字列データを記憶する文字列
    データ記憶手段を有し、 前記制御手段は、診査・治療処理が選択されたときに
    は、読み出された前記拡大歯冠画像データおよびアイコ
    ンデータに対応する文字列データを前記文字列データ記
    憶手段から読み出して、数値に対応付けて前記処理用記
    憶手段に記憶すると共に、前記表示手段に、対応付けら
    れた数値と共に文字列を表示させることを特徴とする請
    求項23記載の診療支援装置。
  25. 【請求項25】 前記診療支援装置は、歯牙の撮影画像
    を読み取る画像読取手段と、 前記画像読取装置によって読み取られた画像データを記
    憶する画像データ記憶手段とを有し、 前記制御手段は、診査・治療処理が選択されたときに
    は、前記画像データ記憶手段から画像データを読み出し
    て、歯牙列展開図に代わって歯牙の撮影画像を表示手段
    に表示させることを特徴とする請求項21記載の診療支
    援装置。
  26. 【請求項26】 前記診療支援装置は、外部の歯科関連
    情報測定装置からの測定結果が入力される測定結果入力
    手段と、 入力された測定結果データを記憶する測定結果データ記
    憶手段とを有し、 前記制御手段は、診査・治療処理が選択されたときに
    は、前記測定結果データ記憶手段から測定結果データを
    読み出して、歯牙の撮影画像に加えて測定結果を表示手
    段に表示させることを特徴とする請求項25記載の診療
    支援装置。
  27. 【請求項27】 前記操作パネルは、表示手段の歯牙番
    号部分に表示されるカーソルの移動を指示するカーソル
    キーを有し、 前記制御手段は、前記カーソルキーの操作によって歯牙
    が指定されると、指定された歯牙の歯牙番号表示部分を
    指定されなかった歯牙の番号表示部分とは異なる表示色
    で表示させることを特徴とする請求項19記載の診療支
    援装置。
  28. 【請求項28】 前記診療支援装置は、歯牙所見情報を
    患者毎に記憶する患者情報記憶手段を有し、 前記制御手段は、操作パネルの数値キーから数値入力が
    あると、所定の歯牙の入力された数値に対応付けられた
    部位を指定し、さらに操作パネルの数値キーから数値入
    力があると、所定の歯牙の所定の部位に、入力された数
    値に対応付けられたアイコン画像を挿入するとともに、
    当該アイコン画像で表される歯牙所見情報を所定の歯牙
    の指定された部位に対応付けて患者情報記憶手段に記憶
    させることを特徴とする請求項23記載の診療支援装
    置。
  29. 【請求項29】 前記患者情報記憶手段は、歯牙所見情
    報を含む歯科関連情報を患者毎にかつ記憶された順番に
    蓄積して記憶し、 前記制御手段は、前記患者情報記憶手段に記憶された1
    患者に対する全ての歯科関連情報を一括して前記表示手
    段に表示させることを特徴とする請求項28記載の診療
    支援装置。
  30. 【請求項30】 前記歯牙所見情報は、クラウン、イン
    レー、インプラントなどの歯牙補綴情報、歯石付着度、
    歯肉後退度、歯牙のサイズ、歯牙の欠損状態、う蝕度な
    どを含む歯科に関する全目視診断情報、根管長測定結
    果、歯牙動揺度、歯髄診断結果、盲のう測定結果などの
    電気的診断情報の中から選ばれる少なくとも1つの情報
    であることを特徴とする請求項21記載の診療支援装
    置。
  31. 【請求項31】 前記制御手段は、特定の処理が選択さ
    れたときに、他の処理の実行時において登録されたデー
    タがあるか否かを表す登録データ有無情報を前記表示手
    段に表示することを特徴とする請求項16記載の診療支
    援装置。
  32. 【請求項32】 前記操作パネルおよび表示手段は複数
    設けられ、医療機関内の予め定められる複数の区域でそ
    れぞれ使用されることを特徴とする請求項16記載の診
    療支援装置。
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