JPH10229606A - 給電線の保持装置 - Google Patents

給電線の保持装置

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JPH10229606A
JPH10229606A JP4721897A JP4721897A JPH10229606A JP H10229606 A JPH10229606 A JP H10229606A JP 4721897 A JP4721897 A JP 4721897A JP 4721897 A JP4721897 A JP 4721897A JP H10229606 A JPH10229606 A JP H10229606A
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Shohei Furukawa
正平 古川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 給電線の取り付け、取り外しを簡単に行うこ
とができる給電線の保持装置を提供すること。 【解決手段】 移動体へ電磁誘導により給電を行うため
の給電設備における給電線の保持装置を、給電線4を嵌
入可能に形成した上面が開口した略U字状の給電線保持
部材1と、給電線保持部材1を支持する支持部材2とで
構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、給電線の保持装
置、特に、高周波を用いて電磁誘導により非接触で移動
体への給電を行う給電設備における給電線の保持装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、クリーンルーム内での発塵を抑え
るために、物品を自動搬送する移動体に高周波を用いて
電磁誘導により非接触で給電を行うようにしている。こ
の非接触給電設備においては、移動体側に集電コイルの
鉄心を配設するとともに、走行路側に給電線を敷設する
ようにしている。そして、この給電線は、移動体側に配
設した集電コイルの鉄心がこの給電線に沿って移動可能
なように、その一部を床面上に固定するようにして敷設
している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この非接触
給電設備においては、高周波が使用されることから、給
電線には、絶縁導体を多数より合わせたリッツ線が使用
されることが多いが、この給電線は、その特性から給電
線に垂れ下がりが生じないような大きな張力をかけるこ
とができないので、給電線をその長手方向に所定の間隔
で支持している給電線保持部材の中間で垂れ下がりが生
じやすく、この給電線が垂れ下がることによって、移動
体側に設けた集電コイルと接触したり、空隙の変動によ
り給電効率が変動、低下する等の問題があった。なお、
給電線保持部材の設置間隔を小さくしたり、無くすこと
により、給電線の垂れ下がりを防止することが可能であ
るが、この場合、工事費を含む設備費が著しく上昇する
という問題があった。
【0004】本発明は、上記従来の給電線の保持装置の
有する問題点を解決し、給電線の取り付け、取り外しを
簡単に行うことができる給電線の保持装置を提供するこ
とを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の給電線の保持装置は、移動体へ電磁誘導に
より給電を行うための給電設備における給電線の保持装
置において、給電線を嵌入可能に形成した上面が開口し
た略U字状の給電線保持部材と、該給電線保持部材を支
持する支持部材とからなることを特徴とする。
【0006】この給電線の保持装置は、上面が開口した
略U字状の給電線保持部材の上方から給電線を嵌入する
ことにより、他の部材を用いることなく、給電線を保持
できるので、給電線の取り付けを簡単に行うことがで
き、また、給電線を補修する際等の取り外しも、同様に
簡単に行うことができる。
【0007】この場合において、給電線保持部材及び支
持部材を絶縁材料で構成することができる。
【0008】これにより、給電線保持部材及び支持部材
における渦電流によるエネルギ損失、発熱を防止するこ
とができる。
【0009】また、給電線保持部材に縦方向の切欠きを
形成することができる。
【0010】これにより、給電線を給電線保持部材に押
し込み易くなるほか、切欠きを利用して、給電線を束線
帯等を用いて給電線保持部材や支持部材に緊縛すること
ができ、また、給電線を給電線保持部材から簡単に取り
外すことができる。
【0011】また、支持部材に通気窓を形成することが
できる。
【0012】これにより、ダウンフローや移動体の通過
時等の通風を確保することができ、クリーンルーム内で
の発塵や塵の集積を抑制することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の給電線の保持装置
の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0014】この給電線の保持装置は、その上部に、上
面が開口し、略U字状に形成することにより、給電線4
を嵌入、保持する給電線保持部材1を備える。給電線保
持部材1の内溝13の内径Wは、給電線4の直径とほぼ
等しく形成し、上面の開口幅wは、給電線保持部材1の
内径W、すなわち、給電線4の直径より少し小さく形成
する。これにより、給電線4を給電線保持部材1の上方
から内溝13内に押し込むことにより、給電線保持部材
1の両側片12,12が、その弾性により外側に拡開し
て、給電線4を嵌入、保持するようにする。なお、この
給電線保持部材1は、一般的には、給電線保持部材1の
内溝13内に給電線4を嵌入、保持した状態で使用する
ことができるが、移動体(図示省略)の走行時等に発生
する振動にて給電線4が給電線保持部材1から離脱する
のを確実に防止するため、給電線保持部材1の内溝13
内に給電線4を嵌入、保持した状態で、給電線保持部材
1及び給電線4にテープ部材(図示省略)等を巻き付け
ることにより、両者を強固に一体化することができる。
【0015】この場合において、給電線保持部材1に嵌
入、保持する給電線4の数は、1本に限定されず、例え
ば、図3に示すように、2本又はそれ以上とすることも
できる。この場合、複数本の給電線4を嵌入、保持する
給電線保持部材1の内溝13は、複数本の給電線4をが
たつくことなく保持することができる寸法及び形状に形
成するとともに、給電線保持部材1の上面の開口幅は、
給電線4の直径より少し小さく形成するようにする。
【0016】また、給電線保持部材1には、その長手方
向に所定の間隔をあけて縦方向の切欠き11を形成す
る。この切欠き11は、給電線保持部材1の両側片1
2,12に、給電線保持部材1の内径Wのほぼ底部に達
するように形成する。このように切欠き11を形成する
ことにより、給電線4を給電線保持部材1の上方から内
溝13内に押し込む際に、給電線保持部材1の両側片1
2,12が外側に拡開し易くなるほか、切欠き11を利
用して、図4に示すように、給電線4を束線帯6等を用
いて給電線保持部材1や後述の支持部材に強固に緊縛す
ることができるものとなる。また、切欠き11を通して
給電線4を直接保持することができ、これにより、給電
線保持部材1の内溝13内に嵌入、保持された給電線4
を給電線保持部材1から簡単に取り外すことができるも
のとなる。
【0017】給電線保持部材1の下方には、この給電線
保持部材1を支持するフレーム2及びブラケット3から
なる支持部材を一体に設ける。フレーム2及びブラケッ
ト3には、その強度を著しく損なうことないようにし
て、長方形等の任意の形状の通気窓21,31を形成す
るようにする。このように通気窓21,31を形成する
ことにより、ダウンフローや移動体の通過時等の通風を
確保することができ、クリーンルーム内での発塵や塵の
集積を抑制することができる。なお、本実施例において
は、ブラケット3を床面にビス止め等にて固定するよう
にしたが、ブラケット3を垂直な壁面にビス止め等にて
固定するように構成することもできる。また、本実施例
においては、直線形状のものを示したが、所要の曲率を
有する曲線形状に形成することにより、曲路に適用する
ことができるものとなる。
【0018】そして、給電線保持部材1並びにフレーム
2及びブラケット3からなる支持部材は、塩化ビニル樹
脂等の絶縁体で構成することが望ましく、これにより、
これらの部材における渦電流によるエネルギ損失、発熱
を防止することができる。また、これらの部材は、一体
成形してもよく、また、各部材を組み立てることにより
形成することもできる。
【0019】この給電線の保持装置は、所定の長さに形
成したものを1ユニットとし、これを移動体の走行路に
沿って、隣接するユニットの給電線保持部材1を突き合
わせるようにして設置する。そして、給電線4を給電線
保持部材1の上方から内溝13内に押し込むことによ
り、給電線保持部材1の両側片12,12が、その弾性
により外側に拡開して、給電線4を嵌入、保持するよう
にし、必要に応じて、給電線4を束線帯6等を用いて給
電線保持部材1又は支持部材に固定する。これにより、
給電線4を、その全長に亘って給電線保持部材1により
支持し、給電線の垂れ下がりを防止することができる。
また、給電線4を補修する際等の取り外しも、給電線4
を引っ張る等することにより、給電線保持部材1の内溝
13内から簡単に取り外すことができる。
【0020】
【発明の効果】本発明の給電線の保持装置によれば、上
面が開口した略U字状の給電線保持部材の上方から給電
線を嵌入することにより、他の部材を用いることなく、
給電線を保持できるので、給電線の取り付けを簡単に行
うことができ、また、給電線を補修する際の取り外し
も、同様に簡単に行うことができる。これにより、工事
費を含む設備費を上昇させることなく、給電線保持部材
の設置間隔を小さくしたり、無くすことが可能となり、
給電線の垂れ下がりを防止することができる。
【0021】また、給電線保持部材及び支持部材を絶縁
材料で構成することにより、給電線保持部材及び支持部
材における渦電流によるエネルギ損失、発熱を防止する
ことができる。
【0022】また、給電線保持部材に縦方向の切欠きを
形成することにより、給電線を給電線保持部材に押し込
み易くなるほか、切欠きを利用して、給電線をインシュ
ロック等を用いて給電線保持部材や支持部材に緊縛する
ことができ、また、給電線を給電線保持部材から簡単に
取り外すことができる。
【0023】また、支持部材に通気窓を形成することに
より、ダウンフローや移動体の通過時等の通風を確保す
ることができ、クリーンルーム内での発塵や塵の集積を
抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の給電線の保持装置の一実施例を示す正
面図である。
【図2】同側面図である。
【図3】給電線保持部材の変形例を示す正面図である。
【図4】給電線をインシュロックにて緊縛した状態を示
す説明図である。
【符号の説明】
1 給電線保持部材 11 切欠き 12 側片 2 フレーム 21 通気窓 3 ブラケット 31 通気窓 4 給電線 5 集電コイル 6 束線帯

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動体へ電磁誘導により給電を行うため
    の給電設備における給電線の保持装置において、給電線
    を嵌入可能に形成した上面が開口した略U字状の給電線
    保持部材と、該給電線保持部材を支持する支持部材とか
    らなることを特徴とする給電線の保持装置。
  2. 【請求項2】 給電線保持部材及び支持部材を絶縁材料
    で構成したことを特徴とする請求項1記載の給電線の保
    持装置。
  3. 【請求項3】 給電線保持部材に縦方向の切欠きを形成
    したことを特徴とする請求項1又は2記載の給電線の保
    持装置。
  4. 【請求項4】 支持部材に通気窓を形成したことを特徴
    とする請求項1、2又は3記載の給電線の保持装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN102295190A (zh) * 2010-06-23 2011-12-28 村田机械株式会社 供电线保持构造
JP2016000601A (ja) * 2014-06-12 2016-01-07 日鉄住金テックスエンジ株式会社 連結装置

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