JPH10229509A - 情報処理装置 - Google Patents

情報処理装置

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JPH10229509A
JPH10229509A JP9029995A JP2999597A JPH10229509A JP H10229509 A JPH10229509 A JP H10229509A JP 9029995 A JP9029995 A JP 9029995A JP 2999597 A JP2999597 A JP 2999597A JP H10229509 A JPH10229509 A JP H10229509A
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JP9029995A
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English (en)
Inventor
Satoshi Ejima
聡 江島
Akihiko Hamamura
昭彦 濱村
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Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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Publication date
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Publication of JPH10229509A publication Critical patent/JPH10229509A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 情報処理装置の環境設定を迅速かつ容易に行
う。 【解決手段】 情報処理装置の画面上に手の形を模した
ハンドアイコンを表示し、このハンドアイコンが押圧さ
れた場合には、環境設定の内容を示すアイコンをその右
側に表示する。設定内容を変更する場合には、所望のア
イコンを押圧する。すると、押圧された回数に応じて、
設定内容が順次変化するとともに、表示されるアイコン
の形状が変化していく。設定を終了する場合には、実行
キーまたはハンドアイコンを押圧すると、ハンドアイコ
ン以外のアイコンを画面上から消去する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報処理装置に関
し、特に、動作環境の設定項目をそれぞれ対応する所定
のアイコンとして表示装置に表示する情報処理装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】情報処理装置は、ユーザの多様な用途に
対応するために、種々の動作モードを具備しており、こ
れらの動作モードを環境設定により適宜変更することが
できるように構成されている場合が多い。
【0003】従来の情報処理装置において、環境設定に
より動作モードを変更する場合は、各設定項目の一覧表
を画面上に表示させ、その一覧表から所望の設定項目を
選択することによりその項目に対応する設定画面を表示
させ、その設定画面上において設定内容を変更するよう
に構成されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな方法では、所望の項目の設定内容を確認するために
は、先ず、一覧表を表示させ、その一覧表上において所
望の項目を選択して設定画面を表示させる必要があっ
た。即ち、各項目の設定内容は設定画面上においてしか
確認できないため、設定内容を確認するためには煩雑な
操作が必要となるという課題があった。
【0005】また、設定内容を変更する場合において
も、設定画面を表示させてから設定項目を変更する必要
があるため、前述の場合と同様に、操作が煩雑となると
いう課題があった。
【0006】本発明は、以上の状況に鑑みてなされたも
のであり、情報処理装置の動作環境の設定状況を容易に
確認することを可能とするとともに、設定内容を迅速に
変更することを可能とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の情報処
理装置は、動作環境の各設定項目をそれぞれ設定する設
定手段と、設定手段により設定された各設定項目の設定
内容を記憶する記憶手段と、記憶手段に記憶された設定
内容に応じて所定のアイコンを表示装置に出力する出力
手段とを備えることを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面を参
照して説明する。
【0009】図1及び図2は、本発明を適用した電子カ
メラの一実施例の構成を示す斜視図である。本実施例の
電子カメラにおいては、被写体を撮影する場合におい
て、被写体に向けられる面が面X1とされ、ユーザ側に
向けられる面が面X2とされている。面X1の上端部に
は、被写体の撮影範囲の確認に用いられるファインダ
2、被写体の光画像を取り込む撮影レンズ3、及び被写
体を照明する光を発光する発光部(ストロボ)4が設け
られている。
【0010】さらに、面X1には、ストロボ4を発光さ
せて撮影を行うときに、ストロボ4を発光させる前に発
光させて赤目を軽減する赤目軽減ランプ15、CCD2
0(図4:撮影手段)の動作を停止させているときに測
光を行う測光素子16、および、CCD20の動作を停
止させているときに測色を行う測色素子17が設けられ
ている。
【0011】一方、面X1に対向する面X2の上端部
(面X1のファインダ2、操作レンズ3、発光部4が形
成されている上端部に対応する位置)には、上記ファイ
ンダ2、及びこの電子カメラ1に記録されている音声を
出力するスピーカ5が設けられている。また、面X2に
形成されているLCD6及び操作キー7は、ファインダ
2、撮影レンズ3、発光部4及びスピーカ5よりも、鉛
直下側に形成されている。LCD6の表面上には、後述
するペン型指示装置の接触操作により、指示された位置
に対応する位置データを出力する、いわゆるタッチタブ
レット6A(設定手段)が配置されている。
【0012】このタッチタブレット6Aは、ガラス、樹
脂等の透明な材料によって構成されており、ユーザは、
タッチタブレット6Aの内側に形成されているLCD6
に表示される画像を、タッチタブレット6Aを介して観
察することができる。
【0013】操作キー7は、LCD6に記録データを再
生表示する場合などに操作されるキーであり、ユーザに
よる操作(入力)を検知し、CPU39(図6:設定手
段、出力手段)に供給するようになされている。
【0014】操作キー7のうちのメニューキー7Aは、
LCD6上にメニュー画面を表示する場合に操作される
キーである。実行キー7Bは、ユーザによって選択され
た記録情報を再生する場合に操作されるキーである。
【0015】クリアキー7Cは、記録した情報を削除す
る場合に操作されるキーである。キャンセルキー7D
は、記録情報の再生処理を中断する場合に操作されるキ
ーである。スクロールキー7Eは、LCD6に記録情報
の一覧が表示されている場合において、画面を上下方向
にスクロールさせるときに操作されるキーである。
【0016】面X2には、LCD6を使用していないと
きに保護する、しゅう動自在なLCDカバー14が設け
られている。LCDカバー14は、鉛直上方向に移動さ
せた場合、図3に示すように、LCD6及びタッチタブ
レット6Aを覆うようになされている。また、LCDカ
バー14を鉛直下方向に移動した場合、LCD6及びタ
ッチタブレット6Aが現れるとともに、LCDカバー1
4の腕部14Aによって、面Y2に配置された電源スイ
ッチ11(後述)がオン状態に切り換えられるようにな
されている。
【0017】この電子カメラ1の上面である面Zには、
音声を集音するマイクロホン8、及び図示せぬイヤホン
が接続されるイヤホンジャック9が設けられている。
【0018】左側面(面Y1)には、被写体を撮像する
ときに操作されるレリーズスイッチ10と、撮影時の連
写モードを切り換えるときに操作される連写モード切り
換えスイッチ13が設けられている。このレリーズスイ
ッチ10及び連写モード切り換えスイッチ13は、面X
1の上端部に設けられているファインダ2、撮影レンズ
3及び発光部4よりも鉛直下側に配置されている。
【0019】一方、面Y1に対向する面Y2(右側面)
には、音声を録音するときに操作される録音スイッチ1
2と、電源スイッチ11が設けられている。この録音ス
イッチ12及び電源スイッチ11は、上記レリーズスイ
ッチ10及び連写モード切り換えスイッチ13と同様
に、面X1の上端部に設けられているファインダ2、撮
影レンズ3及び発光部4よりも鉛直下側に配置されてい
る。また、録音スイッチ12は、面Y1のレリーズスイ
ッチ10とほぼ同じ高さに形成されており、左右どちら
の手で持っても、違和感のないように構成されている。
【0020】なお、録音スイッチ12とレリーズスイッ
チ10の高さを、あえて異ならせることにより、一方の
スイッチを押す場合に、この押圧力によるモーメントを
打ち消すために反対側の側面を指で保持したとき、誤っ
てこの反対側の側面に設けられたスイッチが押されてし
まわないようにしてもよい。
【0021】上記連写モード切り換えスイッチ13は、
ユーザがレリーズスイッチ10を押して被写体を撮影す
るとき、被写体を1コマだけ撮影するのか、または、所
定の複数コマ撮影するのかを設定する場合に用いられ
る。例えば、連写モード切り換えスイッチ13の指針が
「S」と印刷された位置に切り換えられている(すなわ
ち、Sモードに切り換えられている)場合において、レ
リーズスイッチ10が押されると、1コマだけ撮影が行
われるようになされている。
【0022】また、連写モード切り換えスイッチ13の
指針が「L」と印刷された位置に切り換えられている
(すなわち、Lモードに切り換えられている)場合にお
いて、レリーズスイッチ10が押されると、レリーズス
イッチ10の押されている期間中、1秒間に8コマの撮
影が行われるようになされている(すなわち、低速連写
モードになる)。
【0023】さらに、連写モード切り換えスイッチ13
の指針が「H」と印刷された位置に切り換えられている
(すなわち、Hモードに切り換えられている)場合にお
いて、レリーズスイッチ10が押されると、レリーズス
イッチ10の押されている期間中、1秒間に30コマの
撮影が行われるようになされている(すなわち、高速連
写モードになる)。
【0024】次に、電子カメラ1の内部の構成について
説明する。図4は、図1及び図2に示す電子カメラの内
部の構成例を示す斜視図である。CCD20は、撮影レ
ンズ3の後段(面X2側)に設けられており、撮影レン
ズ3を介して結像する被写体の光画像を電気信号に光電
変換するようになされている。
【0025】ファインダ内表示素子26は、ファインダ
2の視野内に配置され、ファインダ2を介して被写体を
視ているユーザに対して、各種機能の設定状態などを表
示するようになされている。
【0026】LCD6の鉛直下側には、円柱形状の4本
のバッテリ(単3の乾電池)21が縦に並べられてお
り、このバッテリ21に蓄積されている電力が各部に供
給される。さらに、LCD6の鉛直下側には、バッテリ
21とともに、発光部4に光を発光させるための電荷を
蓄積しているコンデンサ22が配置されている。
【0027】回路基板23には、この電子カメラ1の各
部を制御する、種々の制御回路が形成されている。ま
た、回路基板23と、LCD6及びバッテリ21の間に
は、挿抜可能なメモリカード24(記憶手段)が設けら
れており、この電子カメラ1に入力される各種の情報
が、それぞれ、メモリカード24の予め設定されている
領域に記録される。
【0028】さらに、電源スイッチ11に隣接して配置
されているLCDスイッチ25は、その突起部が押圧さ
れている間のみオン状態となるスイッチであり、LCD
カバー14を鉛直下方向に移動させた場合、図5(a)
に示すように、LCDカバー14の腕部14Aによっ
て、電源スイッチ11とともにオン状態に切り換えられ
るようになされている。
【0029】なお、LCDカバー14が鉛直上方向に位
置する場合、電源スイッチ11は、LCDスイッチ25
とは独立に、ユーザによって操作される。例えば、LC
Dカバー14が閉じられ、電子カメラ1が使用されてい
ない場合、図5(b)に示すように、電源スイッチ11
及びLCDスイッチ25がオフ状態になっている。この
状態において、ユーザが電源スイッチ11を図5(c)
に示すように、オン状態に切り換えると、電源スイッチ
11はオン状態となるが、LCDスイッチ25は、オフ
状態のままである。一方、図5(b)に示すように、電
源スイッチ11及びLCDスイッチ25がオフ状態にな
っているとき、LCDカバー14が開かれると、図5
(a)に示すように、電源スイッチ11及びLCDスイ
ッチ25がオン状態となる。そして、この後、LCDカ
バー14を閉じると、LCDスイッチ25だけが、図5
(c)に示すように、オフ状態となる。
【0030】なお、本実施例においては、メモリカード
24は挿抜可能とされているが、回路基板23上にメモ
リを設け、そのメモリに各種情報を記録可能とするよう
にしてもよい。また、メモリ(メモリカード24)に記
録されている各種情報を、図示せぬインタフェースを介
して外部のパーソナルコンピュータに出力することがで
きるようにしてもよい。
【0031】次に、本実施例の電子カメラ1の内部の電
気的構成を、図6のブロック図を参照して説明する。複
数の画素を備えているCCD20は、各画素に結像した
光画像を画像信号(電気信号)に光電変換するようにな
されている。デジタルシグナルプロセッサ(以下、DS
Pという)33は、CCD20にCCD水平駆動パルス
を供給するとともに、CCD駆動回路34を制御し、C
CD20にCCD垂直駆動パルスを供給させるようにな
されている。
【0032】画像処理部31は、CPU39に制御さ
れ、CCD20が光電変換した画像信号を所定のタイミ
ングでサンプリングし、そのサンプリングした信号を、
所定のレベルに増幅するようになされている。アナログ
/デジタル変換回路(以下、A/D変換回路という)3
2は、画像処理部31でサンプリングした画像信号をデ
ジタル化してDSP33に供給するようになされてい
る。
【0033】DSP33は、バッファメモリ36および
メモリカード24に接続されるデータバスを制御し、A
/D変換回路32より供給された画像データをバッファ
メモリ36に一旦記憶させた後、バッファメモリ36に
記憶した画像データを読み出し、その画像データを、メ
モリカード24に記録するようになされている。
【0034】また、DSP33は、A/D変換回路32
より供給された画像データをフレームメモリ35(出力
手段)に記憶させ、LCD6に表示させるとともに、メ
モリカード24から撮影画像データを読み出し、その撮
影画像データを伸張した後、伸張後の画像データをフレ
ームメモリ35に記憶させ、LCD6に表示させるよう
になされている。
【0035】さらに、DSP33は、電子カメラ1の起
動時において、CCD20の露光レベルが適正な値にな
るまで、露光時間(露出値)を調節しながら、CCD2
0を繰り返し動作させるようになされている。このと
き、DSP33が、最初に、測光回路51を動作させ、
測光素子16により検出された受光レベルに対応して、
CCD20の露光時間の初期値を算出するようにしても
よい。このようにすることにより、CCD20の露光時
間の調節を短時間で行うことができる。
【0036】この他、DSP33は、メモリカード24
への記録、伸張後の画像データのバッファメモリ36へ
の記憶などにおけるデータ入出力のタイミング管理を行
うようになされている。
【0037】バッファメモリ36は、メモリカード24
に対するデータの入出力の速度と、CPU39やDSP
33などにおける処理速度の違いを緩和するために利用
される。
【0038】マイクロホン8は、音声情報を入力し(音
声を集音し)、その音声情報をA/DおよびD/A変換
回路42に供給するようになされている。
【0039】A/DおよびD/A変換回路42は、マイ
クロホン8により検出された音声に対応するアナログ信
号をデジタル信号に変換した後、そのデジタル信号をC
PU39に出力するとともに、CPU39より供給され
た音声データをアナログ化し、アナログ化した音声信号
をスピーカ5に出力するようになされている。
【0040】測光素子16は、被写体およびその周囲の
光量を測定し、その測定結果を測光回路51に出力する
ようになされている。
【0041】測光回路51は、測光素子16より供給さ
れた測光結果であるアナログ信号に対して所定の処理を
施した後、デジタル信号に変換し、そのデジタル信号を
CPU39に出力するようになされている。
【0042】測色素子17は、被写体およびその周囲の
色温度を測定し、その測定結果を測色回路52に出力す
るようになされている。
【0043】測色回路52は、測色素子17より供給さ
れた測色結果であるアナログ信号に対して所定の処理を
施した後、デジタル信号に変換し、そのデジタル信号を
CPU39に出力するようになされている。
【0044】タイマ45は、時計回路を内蔵し、現在の
時刻に対応するデータをCPU39に出力するようにな
されている。
【0045】絞り駆動回路53は、絞り54の開口径を
所定の値に設定するようになされている。
【0046】絞り54は、撮影レンズ3とCCD20の
間に配置され、撮影レンズ3からCCD20に入射する
光の開口を変更するようになされている。
【0047】CPU39は、LCDスイッチ25からの
信号に応じて、LCDカバー14が開いているときにお
いては、測光回路51および測色回路52の動作を停止
させ、LCDカバー14が閉じているときにおいては、
測光回路51および測色回路52を動作させるととも
に、レリーズスイッチ10が半押し状態(第1の操作を
行った状態)になるまで、CCD20の動作(例えば電
子シャッタ動作)を停止させるようになされている。
【0048】CPU39は、CCD20の動作を停止さ
せているとき、測光回路51および測色回路52を制御
し、測光素子16の測光結果を受け取るとともに、測色
素子17の測色結果を受け取るようになされている。
【0049】そして、CPU39は、所定のテーブルを
参照して、測色回路52より供給された色温度に対応す
るホワイトバランス調整値を算出し、そのホワイトバラ
ンス調整値を画像処理部31に供給するようになされて
いる。
【0050】即ち、LCDカバー14が閉じているとき
においては、LCD6が電子ビューファインダとして使
用されないので、CCD20の動作を停止させるように
する。CCD20は多くの電力を消費するので、このよ
うにCCD20の動作を停止させることにより、バッテ
リ21の電力を節約することができる。
【0051】また、CPU39は、LCDカバー14が
閉じているとき、レリーズスイッチ10が操作されるま
で(レリーズスイッチ10が半押し状態になるまで)、
画像処理部31が各種処理を行わないように、画像処理
部31を制御するようになされている。
【0052】さらに、CPU39は、LCDカバー14
が閉じているとき、レリーズスイッチ10が操作される
まで(レリーズスイッチ10が半押し状態になるま
で)、絞り駆動回路53が絞り54の開口径を変更など
の動作を行わないように、絞り駆動回路53を制御する
ようになされている。
【0053】CPU39は、ストロボ駆動回路37を制
御して、ストロボ4を適宜発光させるようになされてい
る他、赤目軽減ランプ駆動回路38を制御して、ストロ
ボ4を発光させる前に、赤目軽減ランプ15を適宜発光
させるようになされている。
【0054】なお、CPU39は、LCDカバー14が
開いているとき(即ち、電子ビューファインダが利用さ
れているとき)においては、ストロボ4を発光させない
ようにする。このようにすることにより、電子ビューフ
ァインダに表示されている画像の状態で、被写体を撮影
することができる。
【0055】CPU39は、タイマ45より供給される
日時データに従って、撮影した日時の情報を画像データ
のヘッダ情報として、メモリカード24の撮影画像記録
領域に記録するようになされている。(すなわち、メモ
リカード24の撮影画像記録領域に記録される撮影画像
データには、撮影日時のデータが付随している)。
【0056】また、CPU39は、デジタル化された音
声情報を圧縮した後、デジタル化及び圧縮化された音声
データを一旦、バッファメモリ36に記憶させた後、メ
モリカード24の所定の領域(音声記録領域)に記録す
るようになされている。また、このとき、メモリカード
24の音声記録領域には、録音日時のデータが音声デー
タのヘッダ情報として記録されるようになされている。
【0057】CPU39は、レンズ駆動回路30を制御
し、撮影レンズ3を移動させることにより、オートフォ
ーカス動作を行う他、絞り駆動回路53を制御して、撮
影レンズ3とCCD20の間に配置されている絞り54
の開口径を変更させるようになされている。
【0058】さらに、CPU39は、ファインダ内表示
回路40を制御して、各種動作における設定などをファ
インダ内表示素子26に表示させるようになされてい
る。
【0059】CPU39は、インタフェース(I/F)
48を介して、所定の外部装置(図示せず)と所定のデ
ータの授受を行うようになされている。
【0060】また、CPU39は、操作キー7からの信
号を受け取り、適宜処理するようになされている。
【0061】ユーザの操作するペン(ペン型指示部材)
41(指定手段)によってタッチタブレット6Aの所定
の位置が押圧されると、CPU39は、タッチタブレッ
ト6Aの押圧された位置のX−Y座標を読み取り、その
座標データ(後述する線画情報)を、バッファメモリ3
6に蓄積するようになされている。また、CPU39
は、バッファメモリ36に蓄積した線画情報を、線画情
報入力日時のヘッダ情報とともに、メモリカード24の
線画情報記録領域に記録するようになされている。
【0062】次に、本実施例の電子カメラ1の各種動作
について説明する。最初に、本装置のLCD6における
電子ビューファインダ動作について説明する。
【0063】ユーザがレリーズスイッチ10を半押し状
態にすると、DSP33は、CPU39より供給され
る、LCDスイッチ25の状態に対応する信号の値か
ら、LCDカバー14が開いているか否かを判断し、L
CDカバー14が閉じていると判断した場合、電子ビュ
ーファインダ動作を行わない。この場合、DSP33
は、レリーズスイッチ10が操作されるまで、処理を停
止する。
【0064】なお、LCDカバー14が閉じている場
合、電子ビューファインダ動作を行わないので、CPU
39は、CCD20、画像処理部31、および、絞り駆
動回路53の動作を停止させる。そして、CPU39
は、CCD20を停止させる代わりに、測光回路51お
よび測色回路52を動作させ、それらの測定結果を、画
像処理部31に供給する。画像処理部31は、それらの
測定結果の値を、ホワイトバランス制御や輝度値の制御
を行うときに利用する。
【0065】また、レリーズスイッチ10が操作された
場合、CPU39は、CCD20および絞り駆動回路5
3の動作を行わせる。
【0066】一方、LCDカバー14が開いている場
合、CCD20は、所定の時間毎に、所定の露光時間
で、電子シャッタ動作を行い、撮影レンズ3によって集
光された被写体の光画像を光電変換し、その動作で得ら
れた画像信号を画像処理部31に出力する。
【0067】画像処理部31は、ホワイトバランス制御
および輝度値の制御を行い、その画像信号に対して所定
の処理を施した後、画像信号をA/D変換回路32に出
力する。なお、CCD20が動作しているときは、画像
処理部31は、CPU39により、CCD20の出力を
利用して算出された、ホワイトバランス制御および輝度
値の制御に利用される調整値を利用する。
【0068】そして、A/D変換回路32は、その画像
信号(アナログ信号)を、デジタル信号である画像デー
タに変換し、その画像データをDSP33に出力する。
【0069】DSP33は、その画像データをフレーム
メモリ35に出力し、LCD6にその画像データに対応
する画像を表示させる。
【0070】このように、電子カメラ1においては、L
CDカバー14が開いている場合、所定の時間間隔で、
CCD20が電子シャッタ動作し、その度に、CCD2
0から出力された信号を画像データに変換し、その画像
データをフレームメモリ35に出力して、LCD6に被
写体の画像を絶えず表示させることで、電子ビューファ
インダ動作を行う。
【0071】また、上述のように、LCDカバー14が
閉じている場合においては、電子ビューファインダ動作
を行わず、CCD20、画像処理部31、および、絞り
駆動回路53の動作を停止させ、消費電力を節約してい
る。
【0072】次に、本装置による被写体の撮影について
説明する。
【0073】第1に、面Y1に設けられている連写モー
ド切り換えスイッチ13が、Sモード(1コマだけ撮影
を行うモード)に切り換えられている場合について説明
する。最初に、図1に示す電源スイッチ11を「ON」
と印刷されている側に切り換えて電子カメラ1に電源を
投入する。ファインダ2で被写体を確認し、面Y1に設
けられているレリーズスイッチ10を押すと、被写体の
撮影処理が開始される。
【0074】なお、LCDカバー14が閉じられている
場合、CPU39は、レリーズスイッチ10が半押し状
態になったとき、CCD20、画像処理部31、およ
び、絞り駆動回路53の動作を再開させて、レリーズス
イッチ10が全押し状態(第2の操作を行った状態)に
なったとき、被写体の撮影処理を開始させる。
【0075】ファインダ2で観察される被写体の光画像
が撮影レンズ3によって集光され、複数の画素を備える
CCD20に結像する。CCD20に結像した被写体の
光画像は、各画素で画像信号に光電変換され、画像処理
部31によってサンプリングされる。画像処理部31に
よってサンプリングされた画像信号は、A/D変換回路
32に供給され、そこでデジタル化されてDSP33に
出力される。
【0076】DSP33は、その画像データをバッファ
メモリ36に一旦出力した後、バッファメモリ36よ
り、その画像データを読み出し、離散的コサイン変換、
量子化及びハフマン符号化を組み合わせたJPEG(Jo
int Photographic Experts Group)方式に従って圧縮
し、メモリカード24の撮影画像記録領域に記録させ
る。このとき、メモリカード24の撮影画像記録領域に
は、撮影日時のデータが、撮影画像データのヘッダ情報
として記録される。
【0077】なお、連写モード切り換えスイッチ13が
Sモードに切り換えられている場合においては、1コマ
の撮影だけが行われ、レリーズスイッチ10が継続して
押されても、それ以降の撮影は行われない。また、レリ
ーズスイッチ10が継続して押されると、LCDカバー
14が開いている場合、LCD6に、撮影した画像が表
示される。
【0078】第2に、連写モード切り換えスイッチ13
がLモード(1秒間に8コマの連写を行うモード)に切
り換えられている場合について説明する。電源スイッチ
11を「ON」と印刷されている側に切り換えて電子カ
メラ1に電源を投入し、面Y1に設けられているレリー
ズスイッチ10を押すと、被写体の撮影処理が開始され
る。
【0079】なお、LCDカバー14が閉じられている
場合、CPU39は、レリーズスイッチ10が半押し状
態になったとき、CCD20、画像処理部31、およ
び、絞り駆動回路53の動作を再開させて、レリーズス
イッチ10が全押し状態になったとき、被写体の撮影処
理を開始させる。
【0080】ファインダ2で観察される被写体の光画像
が撮影レンズ3によって集光され、複数の画素を備える
CCD20に結像する。CCD20に結像した被写体の
光画像は、各画素で画像信号に光電変換され、画像処理
部31によって1秒間に8回の割合でサンプリングされ
る。また、このとき、画像処理部31は、CCD20の
全画素の画像電気信号のうち4分の3の画素を間引く。
【0081】すなわち、画像処理部31は、マトリクス
状に配列されているCCD20の画素を、図7に示すよ
うに、2×2画素(4つの画素)を1つとする領域に分
割し、その1つの領域から、所定の位置に配置されてい
る1画素の画像信号をサンプリングし、残りの3画素を
間引く。
【0082】例えば、第1回目のサンプリング時(1コ
マ目)においては、各領域の左上の画素aがサンプリン
グされ、その他の画素b,c,dが間引かれる。第2回
目のサンプリング時(2コマ目)においては、各領域の
右上の画素bがサンプリングされ、その他の画素a,
c,dが間引かれる。以下、第3回目、第4回目のサン
プリング時においては、左下の画素c、右下の画素d
が、それぞれ、サンプリングされ、その他の画素が間引
かれる。つまり、4コマ毎に各画素がサンプリングされ
る。
【0083】画像処理部31によってサンプリングされ
た画像信号(CCD20の全画素中の4分の1の画素の
画像信号)は、A/D変換回路32に供給され、そこで
デジタル化されてDSP33に出力される。
【0084】DSP33は、デジタル化された画像信号
をバッファメモリ36に一旦出力した後、その画像信号
を読み出し、JPEG方式に従って圧縮した後、デジタ
ル化及び圧縮処理された撮影画像データを、メモリカー
ド24の撮影画像記録領域に記録する。このとき、メモ
リカード24の撮影画像記録領域には、撮影日時のデー
タが、撮影画像データのヘッダ情報として記録される。
【0085】第3に、連写モード切り換えスイッチ13
がHモード(1秒間に30コマの連写を行うモード)に
切り換えられている場合について説明する。電源スイッ
チ11を「ON」と印刷されている側に切り換えて電子
カメラ1に電源を投入し、面Y1に設けられているレリ
ーズスイッチ10を押すと、被写体の撮影処理が開始さ
れる。
【0086】なお、LCDカバー14が閉じられている
場合、CPU39は、レリーズスイッチ10が半押し状
態になったとき、CCD20、画像処理部31、およ
び、絞り駆動回路53の動作を再開させて、レリーズス
イッチ10が全押し状態になったとき、被写体の撮影処
理を開始させる。
【0087】ファインダ2で観察される被写体の光画像
が撮影レンズ3によって集光され、CCD20に結像す
る。複数の画素を備えるCCD20に結像した被写体の
光画像は、各画素で画像信号に光電変換され、画像処理
部31によって1秒間に30回の割合でサンプリングさ
れる。また、このとき、画像処理部31は、CCD20
の全画素の画像電気信号のうち9分の8の画素を間引
く。
【0088】すなわち、画像処理部31は、マトリクス
状に配列されているCCD20の画素を、図8に示すよ
うに、3×3画素を1つとする領域に分割し、その1つ
の領域から、所定の位置に配置されている1画素の画像
電気信号を、1秒間に30回の割合でサンプリングし、
残りの8画素を間引く。
【0089】例えば、第1回目のサンプリング時(1コ
マ目)においては、各領域の左上の画素aがサンプリン
グされ、その他の画素b乃至iが間引かれる。第2回目
のサンプリング時(2コマ目)においては、画素aの右
側に配置されている画素bがサンプリングされ、その他
の画素a,c乃至iが間引かれる。以下、第3回目以降
のサンプリング時においては、画素c、画素d・・・
が、それぞれ、サンプリングされ、その他の画素が間引
かれる。つまり、9コマ毎に各画素がサンプリングされ
る。
【0090】画像処理部31によってサンプリングされ
た画像信号(CCD20の全画素中の9分の1の画素の
画像信号)は、A/D変換回路32に供給され、そこで
デジタル化されてDSP33に出力される。
【0091】DSP33は、デジタル化された画像信号
をバッファメモリ36に一旦出力した後、その画像信号
を読み出し、JPEG方式に従って圧縮した後、デジタ
ル化及び圧縮処理された撮影画像データを、撮影日時の
ヘッダ情報を付随して、メモリカード24の撮影画像記
録領域に記録する。
【0092】なお、必要に応じて、ストロボ4を動作さ
せ、被写体に光を照射させることもできる。ただし、L
CDカバー14が開いているとき、即ち、LCD6が電
子ビューファインダ動作を行っているとき、CPU39
は、ストロボ4を、発光させないように制御する。
【0093】次に、タッチタブレット6Aから2次元の
情報(ペン入力情報)を入力する場合の動作について説
明する。
【0094】タッチタブレット6Aがペン41のペン先
で押圧されると、接触した箇所のX−Y座標が、CPU
39に入力される。このX−Y座標は、バッファメモリ
36に記憶される。また、フレームメモリ35における
上記X−Y座標の各点に対応した箇所にデータを書き込
み、LCD6における上記X−Y座標に、ペン41の接
触に対応した線画を表示させることができる。
【0095】上述したように、タッチタブレット6A
は、透明部材によって構成されているので、ユーザは、
LCD6上に表示される点(ペン41のペン先で押圧さ
れた位置の点)を観察することができ、あたかもLCD
6上に直接ペン入力をしたかのように感じることができ
る。また、ペン41をタッチタブレット6A上で移動さ
せると、LCD6上には、ペン41の移動に伴う線が表
示される。さらに、ペン41をタッチタブレット6A上
で断続的に移動させると、LCD6上には、ペン41の
移動に伴う破線が表示される。以上のようにして、ユー
ザは、タッチタブレット6A(LCD6)に所望の文
字、図形等の線画情報を入力する。
【0096】また、LCD6上に撮影画像が表示されて
いる場合において、ペン41によって線画情報が入力さ
れると、この線画情報が、撮影画像情報とともに、フレ
ームメモリ35で合成され、LCD6上に同時に表示さ
れる。
【0097】なお、ユーザは、図示せぬ色選択スイッチ
を操作することによって、LCD6上に表示される線画
の色を、黒、白、赤、青等の色から選択することができ
る。
【0098】ペン41によるタッチタブレット6Aへの
線画情報の入力後、操作キー7の実行キー7Bが押され
ると、バッファメモリ36に蓄積されている線画情報
が、入力日時のヘッダ情報とともにメモリカード24に
供給され、メモリカード24の線画情報記録領域に記録
される。
【0099】なお、メモリカード24に記録される線画
情報は、圧縮処理の施された情報である。タッチタブレ
ット6Aに入力された線画情報は空間周波数成分の高い
情報を多く含んでいるので、上記撮影画像の圧縮に用い
られるJPEG方式によって圧縮処理を行うと、圧縮効
率が悪く情報量が小さくならず、圧縮及び伸張に必要と
される時間が長くなってしまう。さらに、JPEG方式
による圧縮は、非可逆圧縮であるので、情報量の少ない
線画情報の圧縮には適していない(伸張してLCD6上
に表示した場合、情報の欠落に伴うギャザ、にじみが際
だってしまうため)。
【0100】そこで、本実施例においては、ファックス
等において用いられるランレングス法によって、線画情
報を圧縮するようにしている。ランレングス法とは、線
画画面を水平方向に走査し、黒、白、赤、青等の各色の
情報(点)の継続する長さ、及び無情報(ペン入力のな
い部分)の継続する長さを符号化することにより、線画
情報を圧縮する方法である。
【0101】このランレングス法を用いることにより、
線画情報を最小に圧縮することができ、また、圧縮され
た線画情報を伸張した場合においても、情報の欠落を抑
制することが可能になる。なお、線画情報は、その情報
量が比較的少ない場合には、圧縮しないようにすること
もできる。
【0102】また、上述したように、LCD6上に撮影
画像が表示されている場合において、ペン入力を行う
と、撮影画像データとペン入力の線画情報がフレームメ
モリ35で合成され、撮影画像と線画の合成画像がLC
D6上に表示される。その一方で、メモリカード24に
おいては、撮影画像データは、撮影画像記録領域に記録
され、線画情報は、線画情報記録領域に記録される。こ
のように、2つの情報が、各々異なる領域に記録される
ので、ユーザは、撮影画像と線画の合成画像から、いず
れか一方の画像(例えば線画)を削除することができ、
さらに、各々の画像情報を個別の圧縮方法で圧縮するこ
ともできる。
【0103】メモリカード24の音声記録領域、撮影画
像記録領域、または線画情報記録領域にデータを記録し
た場合、図9に示すように、LCD6に所定の表示が行
われる。
【0104】図9に示すLCD6の表示画面上において
は、情報を記録した時点の年月日(記録年月日)(この
場合、1995年8月25日)が画面の下端部に表示さ
れ、その記録年月日に記録された情報の記録時刻が画面
の最も左側に表示されている。
【0105】記録時刻の右側には、サムネイル画像が表
示されている。このサムネイル画像は、メモリカード2
4に記録された撮影画像データの各画像データのビット
マップデータを間引いて(縮小して)作成されたもので
ある。この表示のある情報は、撮影画像情報を含む情報
である。つまり、「10時16分」と「10時21分」
に記録(入力)された情報には、撮影画像情報が含まれ
ており、「10時05分」、「10時28分」、「10
時54分」、「13時10分」に記録された情報には、
画像情報が含まれていない。
【0106】また、メモ記号「*」は、線画情報として
所定のメモが記録されていることを表している。
【0107】サムネイル画像の表示領域の右側には、音
声情報バーが表示され、録音時間の長さに対応する長さ
のバー(線)が表示される(音声情報が入力されていな
い場合は、表示されない)。
【0108】ユーザは、図9に示すLCD6の所望の情
報の表示ラインのいずれかの部分を、ペン41のペン先
で押圧して再生する情報を選択指定し、図2に示す実行
キー7Bをペン41のペン先で押圧することにより、選
択した情報を再生する。
【0109】例えば、図9に示す「10時05分」の表
示されているラインがペン41によって押圧されると、
CPU39は、選択された録音日時(10時05分)に
対応する音声データをメモリカード24から読み出し、
その音声データを伸張した後、A/DおよびD/A変換
回路42に供給する。A/DおよびD/A変換回路42
は、供給された音声データをアナログ化した後、スピー
カ5を介して再生する。
【0110】メモリカード24に記録した撮影画像デー
タを再生する場合、ユーザは、所望のサムネイル画像
を、ペン41のペン先で押圧することによりその情報を
選択し、実行キー7Bを押して選択した情報を再生させ
る。
【0111】CPU39は、選択された撮影日時に対応
する撮影画像データをメモリカード24から読み出すよ
うに、DSP33に指示する。DSP33は、メモリカ
ード24より読み出された撮影画像データ(圧縮されて
いる撮影画像データ)を伸張し、この撮影画像データを
ビットマップデータとしてフレームメモリ35に蓄積さ
せ、LCD6に表示させる。
【0112】Sモードで撮影された画像は、LCD6上
に、静止画像として表示される。この静止画像は、CC
D20の全ての画素の画像信号を再生したものであるこ
とはいうまでもない。
【0113】Lモードで撮影された画像は、LCD6上
において、1秒間に8コマの割合で連続して表示され
る。このとき、各コマに表示される画素数は、CCD2
0の全画素数の4分の1である。
【0114】通常、人間の目は、静止画像の解像度の劣
化に対しては敏感に反応するため、静止画像の画素を間
引くことは、ユーザに画質の劣化として捉えられてしま
う。しかしながら、撮影時の連写速度が上がり、Lモー
ドにおいて1秒間に8コマ撮影され、この画像が1秒間
に8コマの速さで再生された場合においては、各コマの
画素数がCCD20の画素数の4分の1になるが、人間
の目は1秒間に8コマの画像を観察するので、1秒間に
人間の目に入る情報量は、静止画像の場合に比べて2倍
になる。
【0115】すなわち、Sモードで撮影された画像の1
コマの画素数を1とすると、Lモードで撮影された画像
の1コマの画素数は1/4となる。Sモードで撮影され
た画像(静止画像)がLCD6に表示された場合、1秒
間に人間の目に入る情報量は1(=(画素数1)×(コ
マ数1))となる。一方、Lモードで撮影された画像が
LCD6に表示された場合、1秒間に人間の目に入る情
報量は2(=(画素数1/4)×(コマ数8))となる
(すなわち、人間の目には、静止画像の2倍の情報が入
る)。従って、1コマ中の画素の数を4分の1にして
も、再生時において、ユーザは、画質の劣化をさほど気
にすることなく再生画像を観察することができる。
【0116】さらに、本実施例においては、各コマ毎に
異なる画素をサンプリングし、そのサンプリングした画
素をLCD6に表示するようにしているので、人間の目
に残像効果が起こり、1コマ当たり4分の3画素を間引
いたとしても、ユーザは、画質の劣化をさほど気にする
ことなくLCD6に表示されるLモードで撮影された画
像を観察することができる。
【0117】また、Hモードで撮影された画像は、LC
D6上において、1秒間に30コマの割合で連続して表
示される。このとき、各コマに表示される画素数は、C
CD20の全画素数の9分の1であるが、Lモードの場
合と同様の理由で、ユーザは、画質の劣化をさほど気に
することなくLCD6に表示されるHモードで撮影され
た画像を観察することができる。
【0118】本実施例においては、Lモード及びHモー
ドで被写体を撮像する場合、画像処理部31が、再生時
における画質の劣化が気にならない程度にCCD20の
画素を間引くようにしているので、DSP33の負荷を
低減することができ、DSP33を、低速度、低電力で
作動させることができる。また、このことにより、装置
の低コスト化及び低消費電力化が可能になる。
【0119】ところで、本実施の形態においては、ハン
ドアイコン(後述する)を押圧することにより、動作環
境の設定を行うことが可能とされている。
【0120】図10は、環境の設定を行う場合に実行さ
れる処理の一例を示すフローチャートである。
【0121】いま、電子カメラ1の電源が投入される
と、図11に示す初期画面が表示される。この表示画面
では、電源が投入された日時(FRI JAN 3.1
99722:10:32)が画面の最上部に表示されて
いる。その次の行には、バッテリーの残量(BATTE
RY POWER)が表示されており、この表示例で
は、バッテリーの残量は100%であることが示されて
いる。
【0122】その次の行には、メモリの残量(REMA
INING MEMORY)が表示されており、この表
示例では、メモリの残量は100%となっている。その
次には、記録可能な画像(PICTURES)の枚数
(COUNT)、記録可能な音声(SOUNDS)の記
録時間(SEC)、および、画像と音声を同時に記録し
た場合(PICTURES+SOUNDS)に記録可能
なセット数(SET)が表示されており、それぞれ、6
5枚、1013秒、および、39セットとなっている。
【0123】また、最後の行には、OKボタンが表示さ
れており、このボタンがペン41により押圧されると、
図12に示すように、CCD20からその時点で入力さ
れている画像がLCD6に表示されるとともに、画面の
左下に手の形を模したハンドアイコンが表示される。
【0124】このような表示画面上において、ハンドア
イコンがペン41により押圧されると、図13に示すよ
うに、ハンドアイコンの右側に、その時点での設定内容
(メモリカードに記憶されている内容)に応じて、環境
設定の各項目を示すアイコンが表示される(アイコンに
ついては後述する)。そして、図10に示すフローチャ
ートが実行される。
【0125】この処理が実行されると、ステップS1に
おいて、CPU39は、第1乃至第3グループのアイコ
ンの何れかが押圧されたか否かを判定する。即ち、CP
U39は、ハンドアイコンの右隣りに表示されている第
1グループのアイコン(最大3個のアイコンよりなるグ
ループ:この表示例では、そのうちの2つが表示されて
いる)、第2グループのアイコン(2つのアイコンより
なるグループ)、または、第3グループのアイコン(2
つのアイコンよりなるグループ)の何れかが押圧された
か否かを判定する。その結果、第1グループのアイコン
が押圧された場合にはステップS2に分岐し、第2グル
ープのアイコンが押圧された場合には、ステップS3に
分岐し、また、第3グループのアイコンが押圧された場
合には、ステップS4に分岐する。
【0126】いま、第1グループのアイコンが押圧され
たとすると、ステップS2に分岐することになる。ステ
ップS2の処理は、サブルーチンとなっており、この処
理の詳細を図14を参照して説明する。
【0127】図14のサブルーチン処理が実行される
と、ステップS20において、CPU39は、処理の回
数をカウントするための変数jに第1グループのアイコ
ンの現在の設定値を代入する。第1グループのアイコン
の設定値は、後述する撮影モードの設定値(1乃至5の
何れかの値)であり、いま、図13に示すように、第2
の撮影モードに設定されているので(詳細は後述す
る)、変数jには2が代入される。
【0128】そして、ステップS21に進み、ペン41
により第1グループのアイコンが押圧されたか否かが判
定される。その結果、第1グループのアイコンが押圧さ
れていない(NO)と判定された場合には、ステップS
26に進み、また、第1グループのアイコンが押圧され
た(YES)と判定された場合には、ステップS22に
進む。
【0129】いま、図10のステップS1において、第
1グループのアイコンが押圧されているので、ステップ
S21ではYESと判定され、ステップS22に進む。
【0130】ステップS22では、CPU39は、変数
jの値を1だけインクリメントし、ステップS23に進
むことになる。ステップS23では、変数jの値が6で
あるか否かを判定し、その結果、変数jの値が6である
(YES)と判定した場合には、ステップS24に進
み、変数jの値を1に再設定し、ステップS25に進
む。また、変数jの値が6ではない(NO)と判定した
場合には、ステップS24の処理をスキップしてステッ
プS25の処理に進む。
【0131】いま、ステップS20において変数jには
2が代入されており、また、ステップS22において1
だけインクリメントされた結果、その値は3とされてい
るので、ステップS23ではNOと判定されてステップ
S25に進む。
【0132】ステップS25では、CPU39は、照明
モードを第j番目の照明モードに設定する。即ち、図1
5に示すように、照明モードには第1乃至第5の設定モ
ードがあり、変数jの値に応じて、照明モードに設定さ
れることになる。また、そのとき設定されたモードは、
メモリカード24の動作環境記憶領域に記憶される。
【0133】ここで、各照明モードについて説明する。
第1の照明モードでは、図15に示す3つのアイコンが
表示され、ストロボが自動発光(照度に応じて発光)さ
れ、また、赤目軽減ランプも発光される。第2の照明モ
ードでは、2つのアイコンが表示され、ストロボは自動
発光されるが、赤目軽減ランプは停止される。第3の照
明モードでは、2つのアイコンが表示され、ストロボが
強制発光(撮影時には常に発光)され、また、赤目軽減
ランプも発光される。第4の照明モードでは、1つのア
イコンが表示され、ストロボは強制発光され、また、赤
目軽減ランプは停止される。更に、第5の照明モードで
は、ストロボと赤目軽減ランプがともに停止される。
【0134】いま、j=3であるので、第3の照明モー
ドに設定されるとともに、LCD6上に、図15に示す
2個のアイコンが表示される。また、メモリカード24
の動作環境記憶領域には、第3の照明モードが選択され
ていることが記憶される。
【0135】図14に戻り、ステップS26では、実行
キー7Bが押圧されたか否かが判定される。その結果、
実行キー7Bが押圧されていない(NO)と判定された
場合には、ステップS27に進む。また、実行キー7B
が押圧された(YES)と判定された場合には、図10
のステップS6の処理に進む。なお、ステップS6以降
の処理については後述する。
【0136】ステップS26において、実行キー7Bが
押圧されていない(NO)と判定された場合には、ステ
ップS27に進み、他のグループ(第2または第3グル
ープ)のアイコンが押圧されたか否かが判定される。そ
の結果、他のグループのアイコンが押圧された(YE
S)と判定された場合には、図10のステップS5の処
理に復帰(リターン)する。また、他のグループのアイ
コンが押圧されていない(NO)と判定された場合に
は、ステップS21に戻り、前述の場合と同様の処理が
繰り返される。
【0137】いま、第2グループのアイコンが再度押圧
されたとすると、ステップS26およびステップS27
においてNOと判定され、ステップS21に戻り、そこ
で、YESと判定され、変数jの値が1だけインクリメ
ントされj=4とされる。そして、ステップS25にお
いて、第4の照明モードに設定されることになる。この
様な処理は、第1グループのアイコンが押圧される毎に
実行されるので、アイコンが押圧される度に、第1乃至
第5のモードに順次設定されていくことになる。なお、
第5のモードに設定された後に更にアイコンが押圧され
ると、ステップS23において、YESと判定されてス
テップS24で変数jの値が1に再設定されるので、第
1のモードに再び戻ることになる。
【0138】また、他のグループ(第2または第3グル
ープ)のアイコンが押圧された場合は、ステップS27
においてYESと判定され、図10のステップS5の処
理に復帰(リターン)する。
【0139】ステップS5では、CPU39は、ハンド
アイコンが押圧されたか否かを判定し、その結果、ハン
ドアイコンが押圧された(YES)と判定した場合は、
ステップS6に進み、また、ハンドアイコンが押圧され
ていない(NO)と判定した場合にはステップS1に戻
り前述の場合と同様の処理を繰り返す。
【0140】いま、ハンドアイコンが押圧されていない
(NO)と判定されたとすると、ステップS1に戻るこ
とになる。
【0141】続いて、ステップS1において、第2グル
ープのアイコンが押圧された(YES)と判定されたと
すると、ステップS3に分岐する。
【0142】ステップS3の第2の設定処理もサブルー
チン化されており、その詳細を図16を参照して説明す
る。
【0143】この処理が実行されると、ステップS40
において、CPU39は、処理の回数をカウントする変
数kとmに第2グループのアイコンに対応する設定項目
のその時点での設定値をメモリカード24の動作環境記
憶領域から読み出して代入する。いま、図13に示すよ
うに、単写モード(第1の撮影モード)とNORMAL
モード(第2の撮影モード)とに設定されているので、
変数kには1が、また、変数mには2が代入されること
になる。
【0144】ステップS41では、CPU39は、第1
の領域が押圧されたか否かを判定する。即ち、図17に
示すアイコンの何れかが表示されている領域(第1の領
域)がペン41により押圧されたか否かを判定する。そ
の結果、第1の領域が押圧されていない(NO)と判定
した場合はステップS46に進み、また、第1の領域が
押圧された(YES)と判定した場合にはステップS4
2に進む。
【0145】いま、第1の領域が押圧された(YES)
と判定されたとすると、ステップS42に進み、変数k
の値が1だけインクリメントされる。この場合、ステッ
プS40において、k=1とされているので、変数kの
値は2となる。
【0146】ステップS43では、変数kの値が3であ
るか否かが判定される。その結果、変数kの値が3であ
る(YES)と判定された場合は、ステップS44に進
み、変数kの値が1に再設定され、ステップS45に進
む。また、変数kの値が3ではない(NO)と判定され
た場合には、ステップS44の処理をスキップしてステ
ップS45に進む。
【0147】いま、変数kの値は2であるので、ステッ
プS45に進むことになる。
【0148】ステップS45では、第kの撮影モードに
設定されることになる。即ち、図17に示すように、第
1の撮影モードは、単写のみが可能な撮影モードであ
り、また、第2の撮影モードは連続撮影が可能なモード
であり、これらのモードが変数kの値に応じて設定され
る。また、設定された撮影モードは、メモリカード24
の動作環境記憶領域に記憶される。
【0149】いま、前述のように変数kの値は2である
ので、第2の撮影モードに設定されるとともに、LCD
6上に図17に示す第2の撮影モードのアイコンが表示
される。
【0150】続くステップS46では、CPU39は、
第2の領域が押圧されたか否かを判定する。即ち、図1
8に示すアイコンの何れかが表示されている領域(第2
の領域)がペン41により押圧されたか否かを判定す
る。その結果、第2の領域が押圧されていない(NO)
と判定した場合はステップS51に進み、また、第2の
領域が押圧された(YES)と判定した場合にはステッ
プS47に進む。
【0151】いま、第2の領域が押圧されたとすると、
ステップS47に進むことになる。
【0152】ステップS47では、CPU39は、変数
mの値を1だけインクリメントし、ステップS48にお
いて、mの値が3となったか否かを判定する。その結
果、mの値が3である(YES)と判定した場合は、ス
テップS49に進み、変数mの値を1に再設定し、ま
た、変数mの値が3ではない(NO)と判定した場合
は、ステップS49の処理をスキップしてステップS5
0に進む。
【0153】いま、ステップS40において、変数mの
値が2に設定されているので、ステップS48において
YESと判定されてステップS49に進み、変数mの値
が1に再設定されることになる。
【0154】ステップS50では、第mの撮影モードに
設定される。即ち、図18に示すように、第1の撮影モ
ードはファイン画像モードであり、また、第2の撮影モ
ードはノーマル画像モードであり、変数mの値に応じ
て、これら2つの撮影モードの何れかに設定される。ま
た、設定された撮影モードは、メモリカード24の動作
環境記憶領域に記憶される。
【0155】いま、変数mの値は1であるので、第1の
撮影モードに設定されるとともに、LCD6上に図18
に示す第1の撮影モードのアイコンが表示されることに
なる。
【0156】続くステップS51では、実行キー7Bが
押圧されたか否かが判定される。その結果、実行キー7
Bが押圧された(YES)と判定された場合は、図10
に示すステップS6に進み、また、実行キー7Bが押圧
されていない(NO)と判定された場合にはステップS
52に進む。
【0157】いま、実行キー7Bが押圧されていないと
すると、ステップS52に進むことになる。
【0158】ステップS52では、他のグループ(第1
または第3グループ)のアイコンが押圧されたか否かが
判定される。その結果、他のグループのアイコンが押圧
されていない(NO)と判定された場合には、ステップ
S41に戻り、前述の場合と同様の処理が繰り返され
る。また、他のアイコンが押圧された(YES)と判定
された場合には、図10のステップS5の処理に復帰
(リターン)する。
【0159】いま、例えば、第1の領域が繰り返し押圧
された場合には、図17に示す第1の撮影モードのアイ
コンと第2の撮影モードのアイコンが交互に表示される
ことになる。
【0160】そして、設定終了後に、他のアイコンが押
圧された場合には、図10のステップS5に復帰(リタ
ーン)する。
【0161】ステップS5では、ハンドアイコンは押圧
されていないことからNOと判定され、ステップS1の
処理に戻る。
【0162】ステップS1において、第3グループのア
イコンが押圧された(YES)と判定された場合には、
ステップS4に分岐することになる。
【0163】ステップS4の第3の設定処理もサブルー
チンとされており、その詳細を図21を参照して説明す
る。
【0164】この処理が実行されると、ステップS70
において、CPU39は、処理の回数をカウントする変
数nとpに、第3グループのアイコンに対応する設定項
目のその時点での設定値をメモリカード24から読み出
して代入する。いま、図13に示すように、音声の記録
が停止されているモード(第2の録音モード)とセルフ
タイマの使用が停止されているモード(第2のセルフタ
イマモード)とに設定されているので、変数nと変数p
の双方に値2が代入されることになる。
【0165】ステップS71では、CPU39は、第3
の領域が押圧されたか否かを判定する。即ち、図19に
示すアイコンの何れかが表示されている領域(第3の領
域)がペン41により押圧されたか否かを判定する。そ
の結果、第3の領域が押圧されていない(NO)と判定
した場合はステップS76に進み、また、第3の領域が
押圧された(YES)と判定した場合にはステップS7
2に進む。
【0166】いま、第3の領域が押圧されたとすると、
ステップS72に進み、変数nの値が1だけインクリメ
ントされる。この場合、ステップS70においてn=2
とされているので、変数nの値は3となる。
【0167】ステップS73では、変数nの値が3であ
るか否かが判定される。その結果、変数nの値が3であ
る(YES)と判定された場合は、ステップS74に進
み、変数nの値が1に再設定され、ステップS75に進
む。また、変数nの値が3ではない(NO)と判定され
た場合には、ステップS74の処理をスキップしてステ
ップS75に進む。
【0168】いま、変数nの値は3であるので、ステッ
プS74に進み、変数nの値が1に再設定される。
【0169】ステップS75では、第nの録音モードに
設定されることになる。即ち、図19に示すように、第
1の録音モードは、音声の録音が可能なモードであり、
また、第2の録音モードは音声の録音が停止されている
モードであり、これらのモードが変数nの値に応じて設
定されることになる。また、設定された録音モードは、
メモリカード24の動作環境記憶領域に記憶される。
【0170】いま、変数nの値は、ステップS74にお
いて1とされているので、第1の録音モードに設定され
るとともに、LCD6上に図19に示す第1の録音モー
ドのアイコンが表示される。
【0171】続くステップS76では、CPU39は、
第4の領域が押圧されたか否かを判定する。即ち、図2
0に示すアイコンの何れかが表示されている領域(第4
の領域)がペン41により押圧されたか否かを判定す
る。その結果、第4の領域が押圧されていない(NO)
と判定した場合はステップS81に進み、また、第4の
領域が押圧された(YES)と判定した場合にはステッ
プS77に進む。
【0172】いま、第4の領域が押圧されたとすると、
ステップS77に進むことになる。
【0173】ステップS77では、CPU39は、変数
pの値を1だけインクリメントし、ステップS78にお
いて、pの値が3となったか否かを判定する。その結
果、pの値が3である(YES)と判定した場合は、ス
テップS79に進み、変数pの値を1に再設定し、ま
た、変数pの値が3ではない(NO)と判定した場合
は、ステップS79の処理をスキップしてステップS8
0に進む。
【0174】いま、ステップS70において、変数pの
値は2に設定されているので、ステップS78において
YESと判定されてステップS79に進み、変数pの値
が1に再設定されることになる。
【0175】ステップS80では、第pのセルフタイマ
モードに設定される。即ち、図20に示すように、第1
のセルフタイマモードはセルフタイマの使用が可能なモ
ードであり、また、第2のセルフタイマモードはセルフ
タイマの使用が停止されるモードであり、変数pの値に
応じて、これら2つのセルフタイマモードの何れかに設
定される。また、設定されたセルフタイマモードは、メ
モリカード24の動作環境記憶領域に記憶される。
【0176】いま、変数pの値は1であるので、第1の
セルフタイマモードに設定されるとともに、LCD6上
に図20に示す第1のセルフタイマモードのアイコン
(点滅するアイコン)が表示されることになる。
【0177】続くステップS81では、実行キー7Bが
押圧されたか否かが判定される。その結果、実行キー7
Bが押圧された(YES)と判定された場合は、図10
のステップS6に進み、また、実行キー7Bが押圧され
ていない(NO)と判定された場合にはステップS82
に進む。
【0178】いま、実行キー7Bが押圧されていないと
すると、ステップS82に進むことになる。
【0179】ステップS82では、他のグループ(第1
または第2グループ)のアイコンが押圧されたか否かが
判定される。その結果、他のグループのアイコンが押圧
されていない(NO)と判定された場合には、ステップ
S71に戻り、前述の場合と同様の処理が繰り返され
る。また、他のアイコンが押圧された(YES)と判定
された場合には、図10のステップS5の処理に復帰
(リターン)する。
【0180】いま、例えば、第3の領域が繰り返し押圧
された場合には、図19に示す第1の録音モードのアイ
コンと第2の録音モードのアイコンが交互に表示される
ことになる。
【0181】そして、設定を終了した後、他のアイコン
が押圧された場合には、図10のステップS5に復帰
(リターン)する。
【0182】いま、設定が終了し、他のアイコンが押圧
された後(ステップS82においてYESと判定された
後)に、ハンドアイコンが押圧されたとすると、ステッ
プS5においてYESと判定され、ステップS6に進
む。ステップS6では、ハンドアイコン以外のアイコン
がLCD6上から消去され、処理を終了する(エン
ド)。なお、同様の処理(アイコンの消去処理)は、第
1乃至第3の設定処理のサブルーチンにおいて、実行キ
ー7Bが押圧された場合にも実行されることになる。
【0183】以上のような処理によれば、ハンドアイコ
ンを押圧することにより表示される各設定項目に対応す
るアイコンにより、現在の設定内容を迅速に確認するこ
とが可能となる。また、変更しようとする設定項目のア
イコンを押圧することにより、設定可能な内容がアイコ
ンの形状の変化として表示されるので、アイコンを参照
しながら設定内容を容易に変更することが可能となる。
【0184】なお、以上の実施の形態においては、各項
目の設定内容がアイコンの形状の変化となって表示され
るようにし、また、アイコンを押圧する回数に応じて、
設定内容が変更されるようにしたが、例えば、所定のア
イコンが押圧された場合には、図22に示すような設定
画面を表示し、この表示画面において変更された設定内
容をアイコンに反映させるようにしてもよい。
【0185】なお、本実施の形態において使用される他
のアイコンには、次のようなものもある。
【0186】即ち、図23に示すように、音声が録音さ
れている最中には、マイク型のアイコンが画面の左上に
表示され、また、画像の撮影が終了した後には、撮影さ
れた画像にメモを書き込むことが可能なことを示すアル
ファベットのMが画面左上に表示され、更に、セルフタ
イマによる撮影が実行されている場合には、時計型のア
イコンが同じく画面の左上に表示されることになる。
【0187】更に、本実施の形態においては、メニュー
キー7Aを押圧することにより表示されるメニューにお
いて環境設定を選択し、設定内容を変更することも可能
である。
【0188】即ち、メニューキー7Aが押圧されると、
図24に示すメニューが表示される。そして、このメニ
ューにおいて、「SET UP」が選択されると、図2
5に示す環境設定画面が表示される。
【0189】なお、環境設定画面は、2ページに亘って
おり、スクロールキー7Eにより、各ページを適宜表示
させることが可能である。
【0190】図25(A)に示す表示例では、上から順
に、撮影モード、照明、撮影画像の精細度、録音モー
ド、および、セルフタイマが設定項目としてリストアッ
プされている。
【0191】また、図25(B)に示す表示例では、上
から順に、日時、LCD、スピーカ、および、インタフ
ェースが設定項目としてリストアップされている。
【0192】このような表示画面上において、例えば、
図25(A)の最下行に表示されている「TIMER」
が選択されたとすると、図22に示す設定画面が表示さ
れることになる。この画面上において設定された内容
を、図13に示すアイコンに反映させることも可能であ
る。
【0193】なお、本発明は、上記実施の形態の電子カ
メラに限定されるものではなく、他の情報処理装置にも
適用が可能である。
【0194】
【発明の効果】請求項1に記載の情報処理装置によれ
ば、動作環境の各設定項目を設定手段がそれぞれ設定
し、設定手段により設定された各設定項目の設定内容を
記憶手段が記憶し、記憶手段に記憶された設定内容に応
じて所定のアイコンを表示装置に出力手段が出力するよ
うにしたので、動作環境の設定内容を容易に確認するこ
とが可能となるとともに、動作環境の設定内容を迅速
に、しかも、容易に変更することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した電子カメラの一実施例の正面
から見た場合の構成を示す斜視図である。
【図2】図1に示す電子カメラ1の背面から見た場合の
構成を示す斜視図である。
【図3】LCDカバー14を閉じた状態の電子カメラ1
を示す斜視図である。
【図4】図1及び図2に示す電子カメラ1の内部の構成
を示す斜視図である。
【図5】LCDカバー14の位置と、電源スイッチ11
及びLCDスイッチ25の状態との関係を説明する図で
ある。
【図6】図1及び図2に示す電子カメラの内部の電気的
構成を示すブロック図である。
【図7】Lモード時における画素の間引き処理を説明す
る図である。
【図8】Hモード時における画素の間引き処理を説明す
る図である。
【図9】図1及び図2に示す電子カメラの表示画面の例
を示す図である。
【図10】ハンドアイコンが押圧された場合に実行され
る処理の一例を説明するフローチャートである。
【図11】電子カメラに電源が投入された場合に最初に
表示される画面の表示例を示す図である。
【図12】図11の表示画面において、OKボタンが押
圧された場合に表示される画面の表示例を示す図であ
る。
【図13】図12の表示画面において、ハンドアイコン
が押圧された場合に表示される画面の表示例を示す図で
ある。
【図14】図10に示す第1の設定処理の詳細の一例を
説明するフローチャートである。
【図15】図14の処理により設定される照明モードの
一例を示す図である。
【図16】図10に示す第2の設定処理の詳細の一例を
説明するフローチャートである。
【図17】図16の処理により設定される撮影モードの
一例を示す図である。
【図18】図16の処理により設定される撮影モードの
一例を示す図である。
【図19】図21の処理により設定される録音モードの
一例を示す図である。
【図20】図21の処理により設定されるセルフタイマ
モードの一例を示す図である。
【図21】図10に示す第3の設定処理の詳細の一例を
説明するフローチャートである。
【図22】セルフタイマモードの設定画面の一例を示す
図である。
【図23】本実施の形態において使用されている他のア
イコンの一例を示す図である。
【図24】メニューキーを押圧した場合に表示されるメ
ニュー画面の表示例である。
【図25】図24に示す表示画面において、「SET
UP」が選択された場合に表示される環境設定画面であ
る。
【符号の説明】
1 電子カメラ 2 ファインダ 3 撮影レンズ 4 発光部 5 スピーカ 6 LCD 6A タッチタブレット(設定手段) 7 操作キー 7A メニューキー 7B 実行キー 7C クリアキー 7D キャンセルキー 7E スクロールキー 8 マイクロホン 9 イヤホンジャック 10 レリーズスイッチ 11 電源スイッチ 12 録音スイッチ 13 連写モード切り換えスイッチ 15 赤目軽減ランプ 16 測光素子 17 測色素子 20 CCD(撮影手段) 21 バッテリ 22 コンデンサ 23 回路基板 24 メモリカード(記憶手段) 25 LCDスイッチ 26 ファインダ内表示素子 30 レンズ駆動回路 31 画像処理部 32 アナログ/デジタル変換回路 33 デジタルシグナルプロセッサ(DSP) 34 CCD駆動回路 35 フレームメモリ(出力手段) 36 バッファメモリ 37 ストロボ駆動回路 38 赤目軽減ランプ駆動回路 39 CPU(設定手段、出力手段) 41 ペン(指定手段) 40 ファインダ内表示回路 42 A/DおよびD/A変換回路 45 タイマ 48 インタフェース 51 測光回路 52 測色回路 53 絞り駆動回路 54 絞り

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 動作環境の設定項目をそれぞれ対応する
    所定のアイコンとして表示装置に表示する情報処理装置
    であって、 前記動作環境の各設定項目をそれぞれ設定する設定手段
    と、 前記設定手段により設定された各設定項目の設定内容を
    記憶する記憶手段と、 前記記憶手段に記憶された設定内容に応じて所定のアイ
    コンを前記表示装置に出力する出力手段とを備えること
    を特徴とする情報処理装置。
  2. 【請求項2】 前記表示装置に表示されている所定のア
    イコンを指定する指定手段を更に備え、 前記指定手段により所定のアイコンが指定された場合に
    は、前記設定手段は、指定されたアイコンに対応する設
    定内容を前記表示装置に表示し、新たな設定内容の入力
    を受けることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装
    置。
  3. 【請求項3】 前記表示装置に表示されている所定のア
    イコンを指定する指定手段を更に備え、 前記指定手段により所定のアイコンが指定された場合に
    は、前記設定手段は、指定された回数に応じて設定内容
    を変更し、前記出力手段は、変更された設定内容に対応
    する所定のアイコンを前記表示装置に表示することを特
    徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  4. 【請求項4】 被写体の光画像を撮影する撮影手段を更
    に備え、 前記アイコンは、前記撮影手段により撮影が実行される
    モードにおいて表示されることを特徴とする請求項1乃
    至3の何れかに記載の情報処理装置。
  5. 【請求項5】 前記設定手段は、前記撮影手段に関する
    設定項目を設定することを特徴とする請求項4に記載の
    情報処理装置。
  6. 【請求項6】 前記出力手段は、前記撮像手段によって
    入力された画像と前記アイコンとを重畳させて前記表示
    装置に表示することを特徴とする請求項4に記載の情報
    処理装置。
  7. 【請求項7】 タッチタブレットを有し、 前記指定手段は、前記タッチタブレットをタッチするこ
    とで所定のアイコンを指定することを特徴とする請求項
    2に記載の情報処理装置。
JP9029995A 1997-02-14 1997-02-14 情報処理装置 Withdrawn JPH10229509A (ja)

Priority Applications (1)

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JP9029995A JPH10229509A (ja) 1997-02-14 1997-02-14 情報処理装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP9029995A JPH10229509A (ja) 1997-02-14 1997-02-14 情報処理装置

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JPH10229509A true JPH10229509A (ja) 1998-08-25

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ID=12291528

Family Applications (1)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6349984B1 (en) * 1999-04-05 2002-02-26 Diane Marrazzo Illuminated activator for an internal vehicle trunk release mechanism

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6349984B1 (en) * 1999-04-05 2002-02-26 Diane Marrazzo Illuminated activator for an internal vehicle trunk release mechanism

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