JPH10229481A - ファクシミリ装置 - Google Patents

ファクシミリ装置

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JPH10229481A
JPH10229481A JP9030270A JP3027097A JPH10229481A JP H10229481 A JPH10229481 A JP H10229481A JP 9030270 A JP9030270 A JP 9030270A JP 3027097 A JP3027097 A JP 3027097A JP H10229481 A JPH10229481 A JP H10229481A
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JP9030270A
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Masashi Uchida
正史 内田
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TEC CORP
Original Assignee
TEC CORP
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Abstract

(57)【要約】 【課題】必要に応じて標準規格の最低解像度よりも低い
解像度での画像伝送を行うことを可能とし、これにより
通信時間および通信費用の無駄を排除する。 【解決手段】送信側では、解像度受付手段1aにより所
定の規格で定められた最低解像度よりも低い解像度の指
定を受付けた場合には、その指定された解像度を解像度
通知手段1bによって受信側に対して通知したのち、ス
キャナ7での読取動作を間引き送信制御手段1cにより
制御して、スキャナ7の読取解像度と指定解像度との比
率に応じた間引き割合での間引き処理を行った画像デー
タを生成して送信する。そして受信側では、規格で定め
られた最低解像度よりも低い解像度の通知がなされたと
きには、送信側から送信された画像データに対し、前記
通知された解像度とプリンタ8の印字解像度との比率に
応じた補間割合で補間処理を行った上で、この画像デー
タが示す画像をプリンタ8にて印字する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばG3規格な
どの所定の規格に基づいてファクシミリ通信を行うファ
クシミリ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般にファクシミリ装置は、ITU−T
S(国際通信連合の電気通信標準化部門)によって勧告
されたG3規格などの標準規格に基づいてファクシミリ
通信を行うものとなっている。このような標準規格では
伝送する画像の解像度も規定しており、G3規格の場合
は、3.85lines/mmを標準解像度として規定してい
る。
【0003】さて、近年はOA化の著しい発達により、
ファクシミリ装置で伝送すべき画像は精細なものとなっ
てきており、高画質化のための手段が多々講じられてい
る。またG3規格においても、7.7lines/mmや15.
4lines/mmをオプション解像度として規定している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、解像度
が高くなれば画質は向上するが、反面、伝送すべき情報
の量が大幅に増加し、通信時間および通信費用の増大を
招くことになる。
【0005】さて、ファクシミリ装置の利用状況の実態
を見ると、確かにワードプロセッサなどによって作成さ
れた原稿を伝送する場合が多く、このような場合には高
解像度が必要となる。しかしながら、手書きの原稿を伝
送する場合もあるが、多くの場合、手書きの文字はかな
り大きなサイズであり、高解像度で伝送する必要性は低
く、標準規格の最低解像度であっても解像度が高すぎる
場合がある。
【0006】従って、このような高解像度を必要としな
い画像を伝送するときには、標準規格での伝送は通信時
間および通信費用を無駄に費やすことになってしまうと
いう不具合があった。
【0007】本発明はこのような事情を考慮してなされ
たものであり、その目的とするところは、必要に応じて
標準規格の最低解像度よりも低い解像度での画像伝送を
行うことができ、これにより通信時間および通信費用の
無駄を排除することができるファクシミリ装置を提供す
ることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
めに第1の発明は、読取原稿を所定の解像度で読取り、
画像データを生成する例えばスキャナなどの読取手段
と、例えばG3規格などの所定の規格で定められた最低
解像度よりも低い解像度の指定を受付ける例えば解像度
受付手段などの規格外解像度受付手段と、画像データを
送信するのに先立って、前記規格外解像度受付手段によ
り受付けられた解像度を所定の送信先端末に対して通知
する例えば解像度通知手段などの規格外解像度通知手段
と、前記読取手段により生成された画像データに対し、
前記読取手段の読取解像度と前記規格外解像度受付手段
で受付けられた解像度との比率に応じた間引き割合での
間引き処理を行った上で前記送信先端末へと送信する、
例えばスキャナおよび間引き送信制御手段よりなる間引
き画像送信手段とを備えた。
【0009】また前記目的を達成するために第2の発明
は、受信した画像データが示す画像を所定の出力解像度
で出力する例えばプリンタなどの画像出力手段と、例え
ばG3規格などの所定の規格で定められた最低解像度よ
りも低い解像度の通知が送信元端末から画像データの伝
送に先立ってなされた場合に、この通知を受ける例えば
解像度通知受け手段などの規格外解像度通知受け手段
と、この規格外解像度通知受け手段により解像度の通知
が受けられたことに応じて、その解像度の通知を行った
送信元端末から送信された画像データに対し、前記通知
された解像度と前記出力解像度との比率に応じた補間割
合で補間処理を行った上で、この画像データが示す画像
を前記画像出力手段に出力させる例えば補間印字制御手
段などの補間出力制御手段とを備えた。
【0010】このような手段を講じたことにより、前記
第1の発明のファクシミリ装置を送信側に、かつ前記第
2の発明のファクシミリ装置を受信側にそれぞれ用いて
ファクシミリ通信を行うことによって、送信側にて所定
の規格で定められた最低解像度よりも低い解像度の指定
がなされてこれが規格外解像度受付手段により受付けら
れたならば、画像データを送信するのに先立って、前記
規格外解像度受付手段により受付けられた解像度が規格
外解像度通知手段によって受信側に対して通知され、こ
ののちに読取手段により生成された画像データに対し、
前記読取手段の読取解像度と前記規格外解像度受付手段
で受付けられた解像度との比率に応じた間引き割合での
間引き処理を行った画像データが間引き画像送信手段に
よって受信側へと送信される。
【0011】そして受信側では、前記規格外解像度通知
手段による通知が規格外解像度通知受け手段によって受
けられ、こののちに送信側から送信される画像データに
対して補間出力制御手段により、前記通知された解像度
と前記出力解像度との比率に応じた補間割合で補間処理
を行った画像データが示す画像を出力するように画像出
力手段が制御される。
【0012】従って、所定の規格で定められた最低解像
度よりも低い解像度での画像の伝送が必要に応じて行わ
れる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の一
実施形態につき説明する。なおここでは、G3規格に準
拠したファクシミリ装置を例示して実施形態の説明を行
う。
【0014】図1は本実施形態に係るファクシミリ装置
の要部構成を示す機能ブロック図である。
【0015】この図に示すように本実施形態のファクシ
ミリ装置は、CPU1、ROM2、RAM3、画像メモ
リ4、符号化・復号化部5、操作部6、スキャナ7、プ
リンタ8、ダイヤル送出部9、モデム10、トランス1
1、ベル検出部12およびタイマ13を有してなり、こ
のうちCPU1、ROM2、RAM3、画像メモリ4、
符号化・復号化部5、操作部6、スキャナ7、プリンタ
8、ダイヤル送出部9、モデム10、ベル検出部12お
よびタイマ13は、システムバス14を介して互いに接
続されている。
【0016】CPU1は、ROM2に格納された制御プ
ログラムに基づいて本ファクシミリ装置の各部を総括制
御するための制御処理を行うことでファクシミリ装置と
しての動作を実現するものである。なお、このCPU1
がROM2に格納された制御プログラムに基づいて動作
することで実現される制御手段は、ファクシミリ装置に
おける周知の一般的なものに加えて、解像度受付手段1
a、解像度通知手段1b、間引き送信制御手段1c、解
像度通知受け手段1dおよび補間印字制御手段1eを有
している。
【0017】このうち解像度受付手段1aは、送信時に
用いる解像度のユーザによる指定を受付けるものであ
る。この解像度受付手段1aは、G3規格で規定された
3.85lines/mm,7.7lines/mmおよび15.4line
s/mmの各解像度に加えて、5.13lines/mmおよび3.
08lines/mmの各解像度を含めた5種類の解像度のうち
の1つの選択を受付ける。すなわち解像度受付手段1a
は、G3規格で規定された最低解像度(3.85lines/
mm)よりも低い解像度(3.08lines/mm)の指定を受
付けることができるものである。解像度通知手段1b
は、解像度受付手段1aにより受付けられた解像度を、
画像データの送信に先立って行う通信準備処理において
送信先のファクシミリ装置に対して通知するものであ
る。間引き送信制御手段1cは、スキャナ7での原稿の
読取動作を制御して、送信先のファクシミリ装置にて決
定された解像度に応じた画像データをスキャナ7に生成
させ、この画像データの送信を行うものである。解像度
通知受け手段1dは、受信時において、画像データが到
来するのに先立って行う通信準備処理において送信元の
ファクシミリ装置の解像度通知手段1bによってなされ
る解像度の通知を受けるものである。そして補間印字制
御手段1eは、解像度通知受け手段1dによって受けら
れた通知にて示された解像度に基づいて決定した解像度
とプリンタ8の印字解像度との比率で決まる補間割合
で、1ラインの画像データを繰返し記録するようにプリ
ンタ8を動作させるものである。
【0018】ROM2は、CPU1の制御プログラム等
を記憶したものである。
【0019】RAM3は、CPU1が各種の処理を行う
上で必要となる各種の情報を記憶しておくためのもので
ある。
【0020】画像メモリ4は、受信した画像データや送
信待ちの画像データを一時的に記憶しておくためのもの
である。
【0021】符号化・復号化部5は、画像データに対し
て冗長度圧縮のための符号化処理を施すとともに、冗長
度圧縮のための符号化がなされている画像データの復号
を行うものである。
【0022】操作部6は、ユーザによるCPU1に対す
る各種の指示入力を受け付けるためのキー入力部や、ユ
ーザに対して報知すべき各種の情報をCPU1の制御の
下に表示するための表示部などを有したものである。
【0023】スキャナ7は、送信原稿の読取りを行っ
て、その送信原稿を示す画像データを生成するものであ
る。このスキャナ7は、ラインイメージセンサを有し、
原稿搬送機構により所定ピッチずつ搬送される原稿の読
取りを1ライン単位で行うものであり、15.4lines/
mmの読取解像度を有する。
【0024】プリンタ8は、画像データが示す画像を記
録用紙に対して印字するものである。このプリンタ8
は、ライン記録ヘッドを有し、記録紙搬送機構により所
定ピッチずつ搬送される記録紙に対する印字を1ライン
単位で行うものであり、15.4lines/mmの記録解像度
を有する。
【0025】ダイヤル送出部9は、発信時に、CPU1
から指定されるダイヤル番号に応じたダイヤル信号を生
成して通信回線Cへと送出するものである。
【0026】モデム10は、画像データを変調してファ
クシミリ伝送データを生成するものであり、この生成し
たファクシミリ伝送データを、トランス11を介して通
信回線Cへと送出する。またモデム10は、通信回線C
を介して到来し、トランス11を介して与えられるファ
クシミリ伝送データを復調して画像データを再生するも
のである。
【0027】ベル検出部12は、着信時に通信回線Cを
介して到来する呼出し信号を検出するものである。
【0028】タイマ13は、各種の計時動作を行うもの
である。
【0029】次に以上のように構成されたファクシミリ
装置の動作につき、図2に示すCPU1の処理手順に従
って説明する。なお、ここでは、送信側および受信側の
ファクシミリ装置がいずれも図1に示す本実施形態のフ
ァクシミリ装置である場合を中心に説明する。
【0030】まず送信側のファクシミリ装置のCPU1
(以下、送信側CPUと称する)は、スキャナ7に送信
原稿がセットされたことが検出されたなどの所定の契機
に送信処理を開始する。そして送信処理を開始すると送
信側CPU1は、まず解像度受付手段1aにより解像度
の指定の受付けを行い(ステップST11)、続いて宛
先番号の指定の受付けを行う(ステップST12)。
【0031】そしてこののちに送信側CPU1は、例え
ば操作部6に設けたスタートキーが押下されるなどのス
タート指示がなされるのを待ち受け(ステップST1
3)、スタート指示がなされたならば、ステップST1
1で受付けた宛先番号(指定宛先番号)に応じたダイヤ
ル信号をダイヤル送出部9に送出させて発信を行う(ス
テップST14)。そうすると、通信回線Cを収容した
網により、指定宛先番号に応じた加入者に対して呼出し
信号が与えられる。
【0032】さて、この呼出し信号が与えられたファク
シミリ装置では、この呼出し信号がベル検出部12によ
って検出されて、着信発生の旨がCPU1(以下、受信
側CPUと称する)に通知される。これに応じて受信側
CPU1は、網に対する着信応答を行ったのち、受信処
理を開始する。
【0033】受信側CPU1は、受信処理を開始すると
まず、通信準備処理(ステップST21)を開始する。
また送信側CPU1は、ステップST14にて発信を行
ったのちに、通信準備処理(ステップST15)を開始
している。かくして送信側ファクシミリ装置と受信側フ
ァクシミリ装置との間で、通信準備処理が行われる。な
お通信準備処理は、G3規格にて図3に示すように手順
が定められたものである。
【0034】ところでこの通信準備処理において送信側
CPU1は解像度通知手段1bにより、指定解像度をD
ISまたはNSFにて受信側CPU1へと通知する(ス
テップST15a)。すなわち、指定解像度がG3規格
で規定された解像度(3.85lines/mm,7.7lines/
mmおよび15.4lines/mm)のいずれかであればその解
像度をDISにて、また独自の解像度(5.13lines/
mmおよび3.08lines/mm)のいずれかであればその解
像度をNSFにて受信側CPU1へと通知する。そし
て、この通知を解像度通知受け手段1dによって受ける
と受信側CPU1は、指定解像度が自装置にて使用可能
な解像度であるか否かを判断し、実際に使用する解像度
を決定してDCSまたはNSSで送信側CPU1へと通
知する(ステップST21a)。決定した解像度がG3
規格で規定された解像度のいずれかであればその解像度
をDCSにて、また独自の解像度のいずれかであればそ
の解像度をNSSにて送信側CPU1へと通知する。
【0035】通信準備処理が終了したら送信側CPU1
は、通信準備処理において受信側CPU1から通知され
た解像度に応じた間引き割合の決定を行う。具体的に
は、間引き割合は、 (使用する解像度)/(スキャナ7の読取解像度) で求まるものである。ここで本実施形態のスキャナ7の
読取解像度は15.4lines/mmであるから、使用する解
像度と間引き割合との関係は、 15.4lines/mm :1/1 7.7lines/mm :1/2 5.13lines/mm:1/3 3.85lines/mm:1/4 3.08lines/mm:1/5 となる。そこで送信側CPU1は、通信準備処理におい
て受信側CPU1によって決定された解像度に応じて上
記の間引き割合のいずれかを選択する。なお、本実施形
態で間引き割合はいずれも[1/n]と表されるが、こ
れはスキャナ7が本来生成する15.4lines/mmの解像
度を有した画像データのうちのnラインにつき1ライン
を有効とすることを示しており、すなわちnラインにつ
き[n−1]ラインを間引くことを示している。
【0036】続いて送信側CPU1は、スキャナ7にて
送信原稿を所定ピッチずつ搬送させながら、次に読取る
ラインが有効である場合にのみ1ライン分の読取りとそ
れによりスキャナ7により生成される画像データの送信
を行う動作を送信原稿の読取りが終了するまで行う(ス
テップST17乃至ステップST20)。具体的には、
例えば解像度として3.08lines/mmが決定されている
とすれば、5ライン当り1ラインのみが有効ラインであ
るので、送信側CPU1は送信原稿を5ピッチ搬送する
毎に1ライン部の画像データを生成するようにスキャナ
7を制御し、これによりスキャナ7により生成される画
像データを順次送信する。かくして、15.4lines/mm
の解像度の画像から、5ライン当り4ラインを間引いた
間引き画像データが送信されることになる。なお、以上
のステップST16乃至ステップST20の処理は間引
き送信制御手段1cによりなされる。
【0037】一方、受信側CPU1は通信準備処理が終
了したら、通信準備処理において決定した解像度に応じ
た補間割合の決定を行う(ステップST22)。具体的
には、補間割合は、 (プリンタ8の印字解像度)/(使用する解像度) で求まるものである。ここで本実施形態のスキャナ7の
読取解像度は15.4lines/mmであるから、使用する解
像度と補間割合との関係は、 15.4lines/mm :1/1 7.7lines/mm :2/1 5.13lines/mm:3/1 3.85lines/mm:4/1 3.08lines/mm:5/1 となる。そこで受信側CPU1は、通信準備処理におい
て決定した解像度に応じて上記の補間割合のいずれかを
選択する。なお、本実施形態で補間割合はいずれも[n
/1]と表されるが、これは1ラインの画像データを用
いてnラインの印字を行うことを示している。
【0038】続いて受信側CPU1は、送信側ファクシ
ミリから上述のように送信される画像データを1ライン
分受信する毎に、プリンタ8にて記録紙を所定ピッチず
つ搬送させながらステップST22で決定した補間割合
で定まる必要回数の印字を1ラインの画像データを用い
て繰返し行う動作を印字が終了するまで行う(ステップ
ST23乃至ステップST27)。具体的には、例えば
解像度として3.08lines/mmが決定されているとすれ
ば、1ライン分の画像データを用いて5ラインの印字を
行う必要があるので、受信側CPU1はその画像データ
を用いて5ライン分の記録を行うようにプリンタ8を制
御する。かくして、3.08lines/mmの解像度の画像の
ライン間に4ラインが補間された画像が記録紙に対して
印字されることになる。なお、以上のステップST22
乃至ステップST27の処理は、補間印字制御手段1e
によりなされる。
【0039】以上のように本実施形態のファクシミリ装
置を送信側および受信側の双方に用いてファクシミリ通
信を行えば、3.85lines/mm、7.7lines/mmおよび
15.4lines/mmといった規格化された解像度に加え
て、3.08lines/mmという、標準規格での最低解像度
よりも低い解像度の画像の伝送を行うことが可能とな
る。これにより、伝送する情報量を減らして、通信時間
および通信費用の軽減を図ることができる。なお、3.
08lines/mmの解像度で伝送した場合、受信側で印字さ
れる画像は例えば図4(f)に示すように、図4(a)
に示す原画像や、図4(b)〜図4(e)に示す他の解
像度(順に、15.4lines/mm,7.7lines/mm,5.
13lines/mm,3.85lines/mm)の画像に比べて画質
が劣るが、手書き文字のような余り精細ではない画像が
原画像であるときには大きな問題とはならない。従っ
て、送信する画像に応じてユーザが適切な解像度を指定
することで、通信時間や通信費用の無駄の防止を適切に
行うことができる。
【0040】また本実施形態では、標準規格での最低解
像度よりも低い解像度以外に、5.13lines/mmという
標準規格の解像度の中間的な解像度も規格外の解像度と
して設定しているので、必要とされる画質に応じてより
適切な解像度を選択し、通信時間や通信費用の無駄を抑
えることが可能となっている。
【0041】なお本発明は上記実施形態に限定されるも
のではない。例えば上記実施形態では、上記実施形態で
はG3規格に準拠したファクシミリ装置に適用して本発
明を説明したが、G3規格以外の規格に準拠したファク
シミリ装置であっても本発明の適用が可能である。
【0042】また上記実施形態では、スキャナ7の動作
を制御することで間引きを行った画像データを直接的に
生成するようにしているが、スキャナ7が本来の読取解
像度での読取を行って生成された画像データに対してデ
ータ処理による間引処理を施すようにしても良い。
【0043】また上記実施形態では、単純な繰返し印字
により補間処理を行うものとなっているが、複数ライン
のデータに基づいてデータ処理によって補間ラインの画
像データを生成するようにしても良い。
【0044】また上記実施形態では、受信した画像の出
力をプリンタ8による記録紙への印字によって行うもの
としているが、例えばディスプレイ装置への表示などの
ような他の方法による出力を行うようにしても良い。
【0045】また規格外の解像度は上記実施形態に挙げ
たものには限定されず、任意の解像度を用いることがで
きる。また規格外の解像度の指定方法も、上記実施形態
のように予め決められた複数種類のうちの1つを選択す
る形態には限定されず、数値入力により任意の解像度の
指定を受付けるなどの他の形態であっても良い。
【0046】このほか、本発明の要旨を逸脱しない範囲
で種々の変形実施が可能である。
【0047】
【発明の効果】第1の発明は、読取原稿を所定の解像度
で読取り、画像データを生成する読取手段と、所定の規
格で定められた最低解像度よりも低い解像度の指定を受
付ける規格外解像度受付手段と、画像データを送信する
のに先立って、前記規格外解像度受付手段により受付け
られた解像度を所定の送信先端末に対して通知する規格
外解像度通知手段と、前記読取手段により生成された画
像データに対し、前記読取手段の読取解像度と前記規格
外解像度受付手段で受付けられた解像度との比率に応じ
た間引き割合での間引き処理を行った上で前記送信先端
末へと送信する間引き画像送信手段とを備えた。
【0048】また第2の発明は、受信した画像データが
示す画像を所定の出力解像度で出力する画像出力手段
と、所定の規格で定められた最低解像度よりも低い解像
度の通知が送信元端末から画像データの伝送に先立って
なされた場合に、この通知を受ける規格外解像度通知受
け手段と、この規格外解像度通知受け手段により解像度
の通知が受けられたことに応じて、その解像度の通知を
行った送信元端末から送信された画像データに対し、前
記通知された解像度と前記出力解像度との比率に応じた
補間割合で補間処理を行った上で、この画像データが示
す画像を前記画像出力手段に出力させる補間出力制御手
段とを備えた。
【0049】これらにより、前記第1の発明のファクシ
ミリ装置を送信側に、かつ前記第2の発明のファクシミ
リ装置を受信側にそれぞれ用いてファクシミリ通信を行
うことによって、必要に応じて標準規格の最低解像度よ
りも低い解像度での画像伝送を行うことができ、これに
より通信時間および通信費用の無駄を排除することが可
能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るファクシミリ装置の
要部構成を示す機能ブロック図。
【図2】図1中のCPU1の送信処理時および受信処理
時における処理手順を示すフローチャート。
【図3】G3規格で規定された通信プロトコルを示す
図。
【図4】図1に示すファクシミリ装置を送信側および受
信側の双方に用いて各解像度を用いてのファクシミリ通
信を行った際に受信側で印字される画像の例を原画像と
比較して示す図。
【符号の説明】
1…CPU 1a…解像度受付手段 1b…解像度通知手段 1c…間引き送信制御手段 1d…解像度通知受け手段 1e…補間印字制御手段 2…ROM 3…RAM 4…画像メモリ 5…符号化・復号化部 6…操作部 7…スキャナ 8…プリンタ 9…ダイヤル送出部 10…モデム 11…トランス 12…ベル検出部 13…タイマ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の規格に基づいてファクシミリ通信
    を行うファクシミリ装置において、 読取原稿を所定の解像度で読取り、画像データを生成す
    る読取手段と、 前記規格で定められた最低解像度よりも低い解像度の指
    定を受付ける規格外解像度受付手段と、 画像データを送信するのに先立って、前記規格外解像度
    受付手段により受付けられた解像度を所定の送信先端末
    に対して通知する規格外解像度通知手段と、 前記読取手段により生成された画像データに対し、前記
    読取手段の読取解像度と前記規格外解像度受付手段で受
    付けられた解像度との比率に応じた間引き割合での間引
    き処理を行った上で前記送信先端末へと送信する間引き
    画像送信手段とを具備したことを特徴とするファクシミ
    リ装置。
  2. 【請求項2】 所定の規格に基づいてファクシミリ通信
    を行うファクシミリ装置において、 受信した画像データが示す画像を所定の出力解像度で出
    力する画像出力手段と、 前記規格で定められた最低解像度よりも低い解像度の通
    知が送信元端末から画像データの伝送に先立ってなされ
    た場合に、この通知を受ける規格外解像度通知受け手段
    と、 この規格外解像度通知受け手段により解像度の通知が受
    けられたことに応じて、その解像度の通知を行った送信
    元端末から送信された画像データに対し、前記通知され
    た解像度と前記出力解像度との比率に応じた補間割合で
    補間処理を行った上で、この画像データが示す画像を前
    記画像出力手段に出力させる補間出力制御手段とを具備
    したことを特徴とするファクシミリ装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007502092A (ja) * 2003-05-16 2007-02-01 ピカサ インコーポレイテッド ネットワークを通じた画像共有のための方法及びシステム
WO2013051532A1 (ja) * 2011-10-05 2013-04-11 三洋電機株式会社 電子機器および電子カメラ

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