JPH10229414A - バックプレッシャー制御方式 - Google Patents

バックプレッシャー制御方式

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JPH10229414A
JPH10229414A JP3041697A JP3041697A JPH10229414A JP H10229414 A JPH10229414 A JP H10229414A JP 3041697 A JP3041697 A JP 3041697A JP 3041697 A JP3041697 A JP 3041697A JP H10229414 A JPH10229414 A JP H10229414A
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congestion
link
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back pressure
notification
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JP3041697A
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Masami Kawami
正美 川見
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Ultra High Speed Network and Computer Technology Laboratories
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 バックプレッシャー制御が長期化した場合で
も、前位の交換ノードにおけるスループット低下を回避
する。 【解決手段】 輻輳検出部1によりレート制御が必要な
輻輳発生が検出された場合、輻輳通知送信部2において
そのリンクバッファを通過するセルと同一コネクション
のセル蓄積総数を参照し、このセル蓄積総数が所定のし
きい値TH2(≧2セル)を越えた場合にのみレート制
御を実施する。また、各リンクバッファ内に、規制対象
コネクションのセルにより使用されない非規制対象コネ
クションセル転送用のバッファ領域を確保(留保)す
る。また、バックプレッシャー解除時に元々非規制対象
コネクションであったコネクションのセルを、バックプ
レッシャー解除から所定期間だけ掃き出し期間として優
先読み出しする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、バックプレッシャ
ー制御方式に関し、特にリンクで発生した輻輳を前位の
交換ノードに対して通知することにより一時的なセル転
送の停止を行うバックプレッシャー制御方式に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】一般に、パケット交換装置やATM交換
装置などの交換ノードでは、収容するリンクに対する輻
輳制御を必要とする。この輻輳制御として、所定のレー
ト制御を行うことにより、送信端末の送信レートを適応
的なレートに上下させるレート制御方式の他に、前位の
交換ノードに対してバックプレッシャー制御を発動し
て、一時的にセル転送の停止(バックプレッシャー)を
実施することにより、セル廃棄を回避するバックプレッ
シャー制御方式がある。
【0003】従来、このバックプレッシャー制御方式と
して、輻輳発生リンクに収容されている各コネクション
に対応して、これらコネクションを収容する前位の交換
ノードにバックプレッシャー制御を発動するようにした
ものが提案されている。図1は、一般的なコネクション
対応型のバックプレッシャー制御方式による交換ノード
のブロック図である。
【0004】輻輳検出部1では、各リンクに対応して設
けられているリンクバッファに蓄積される待ちセルキュ
ー長を監視しており、これが所定の輻輳検出しきい値を
超過した場合には輻輳発生を検出する。この輻輳発生に
応じて、輻輳通知送信部2は、メモリ4のコネクション
テーブル5から規制対象コネクションを抽出し、これを
メモリ4の規制登録テーブル6に更新登録するととも
に、規制登録テーブル6の内容に基づいて前位の各交換
ノードに対してバックプレッシャー通知を行うものとな
る。
【0005】また輻輳通知送信部2からの通知に応じ
て、装置内バックプレッシャー実行部3では、規制登録
テーブル6の内容に基づき収容するリンクのリンクバッ
ファにてバックプレッシャー(セル転送停止)が実行さ
れる。一方、後位の交換ノードから通知されたバックプ
レッシャー通知は、輻輳通知受信部7にて受信され、そ
の内容に基づいて規制対象コネクションが規制登録テー
ブル6に更新登録される。
【0006】この輻輳通知受信部7からの通知に応じ
て、装置間バックプレッシャー実行部8では、規制登録
テーブル6の内容に基づき収容するリンクのリンクバッ
ファにてバックプレッシャー(セル転送停止)が実行さ
れる。これにより、輻輳が発生したリンクに収容されて
いるコネクションについてのみ、バックプレッシャー制
御が発動されるものとなり、バックプレッシャー制御の
発動によりセル転送が停止された場合でも、輻輳発生リ
ンクに関係しないセルの転送を可能とし、前位の交換ノ
ードにおけるスループット低下を回避するようにしたも
のが提案されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のバックプレッシャー制御方式では、バックプ
レッシャー制御が長期化した場合、前位の交換ノードに
おいて、規制対象コネクションへ転送されるべきセル
が、セル転送停止により停滞してリンクバッファ内を占
有するものとなり、本来、輻輳していない他のコネクシ
ョンへの後続セルが流入できなくなったり、あるいは他
のコネクションへの後続セルがこれら停滞セルが充満す
るリンクバッファを通過する際に、従来のレート制御に
よりレート低減を受ける恐れがあり、このような場合に
は前位の交換ノードにおけるスループットをあまり改善
できないという問題点があった。本発明はこのような課
題を解決するためのものであり、バックプレッシャー制
御が長期化した場合でも、前位の交換ノードにおけるス
ループット低下を回避することができるバックプレッシ
ャー制御方式を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明によるバックプレッシャー制御方式の
うち、第1の発明は、交換ノードとして、収容する各リ
ンクから、バックプレッシャー制御が必要な第1の輻輳
発生と、レート制御が必要な第2の輻輳発生を検出する
輻輳検出部と、この輻輳検出部により第1の輻輳発生が
検出された場合には、その輻輳発生リンクに収容されて
いる各コネクションを規制対象コネクションとしてセル
転送停止を指示する所定のバックプレッシャー通知を、
その規制対象コネクションが収容されている前位の各交
換ノードに対して送信し、輻輳検出部により第2の輻輳
発生が検出された場合には、その輻輳発生リンクのリン
クバッファを通過するセルと同一コネクションのセルの
リンクバッファにおけるセル蓄積総数を参照し、このセ
ル蓄積総数が所定のしきい値を越えた場合にのみセルの
送信元に対してセル送信レート低下の旨のレート制御を
指示する輻輳通知送信部と、他の交換ノードからのバッ
クプレッシャー通知を受信する輻輳通知受信部と、この
輻輳通知受信部により受信されたバックプレッシャー通
知に基づいて、その規制対象コネクションを収容するリ
ンクのリンクバッファで規制対象コネクションのセル転
送停止を行う装置間バックプレッシャー実行部とを備え
るものである。
【0009】さらに、輻輳検出部により検出された第1
の輻輳発生が出力側リンクのものである場合には、その
輻輳発生リンクに収容されている各コネクションを規制
対象コネクションとして、これら規制対象コネクション
を収容する入力側リンクのリンクバッファで規制対象コ
ネクションのセル転送停止を行う装置内バックプレッシ
ャー実行部を備え、輻輳通知送信部は、輻輳検出部によ
り検出された第1の輻輳発生が入力側リンクのものであ
る場合のみ、バックプレッシャー通知を送信するように
したものである。したがって、バックプレッシャー制御
が必要な第1の輻輳発生が検出された場合には、所定の
バックプレッシャー制御が装置間あるいは装置内におい
て実施され、レート制御が必要な第2の輻輳発生が検出
された場合には、その輻輳発生リンクのリンクバッファ
を通過するセルと同一コネクションのセルのリンクバッ
ファにおけるセル蓄積総数が参照され、このセル蓄積総
数が所定のしきい値を越えた場合にのみセルの送信元に
対してセル送信レート低下の旨のレート制御が指示され
る。
【0010】また、第2の発明は、交換ノードとして、
収容する各リンクから輻輳発生を検出する輻輳検出部
と、この輻輳検出部により輻輳発生が検出された場合に
は、その輻輳発生リンクに収容されている各コネクショ
ンを規制対象コネクションとしてセル転送停止を指示す
る所定のバックプレッシャー通知を、その規制対象コネ
クションが収容されている前位の各交換ノードに対して
送信する輻輳通知送信部と、他の交換ノードからのバッ
クプレッシャー通知を受信する輻輳通知受信部と、この
輻輳通知受信部により受信されたバックプレッシャー通
知に基づいて、その規制対象コネクションを収容するリ
ンクのリンクバッファで規制対象コネクションのセル転
送停止を行うとともに、各リンクバッファに確保された
規制対象コネクションのセルにて使用されないバッファ
領域を用いて非規制対象コネクションのセルを転送する
装置間バックプレッシャー実行部とを備えるものであ
る。
【0011】さらに、輻輳検出部により検出された輻輳
発生が出力側リンクのものである場合には、その輻輳発
生リンクに収容されている各コネクションを規制対象コ
ネクションとして、これら規制対象コネクションを収容
する入力側リンクのリンクバッファで規制対象コネクシ
ョンのセル転送停止を行うとともに、各リンクバッファ
に確保された規制対象コネクションのセルにて使用され
ないバッファ領域を用いて非規制対象コネクションのセ
ルを転送する装置内バックプレッシャー実行部を備え、
輻輳通知送信部は、輻輳検出部により検出された輻輳発
生が入力側リンクのものである場合のみ、バックプレッ
シャー通知を送信するようにしたものである。したがっ
て、輻輳発生が検出された場合には、所定のバックプレ
ッシャー制御が装置間あるいは装置内において実施され
るものとなり、その規制対象コネクションを収容するリ
ンクのリンクバッファで規制対象コネクションのセル転
送停止が行われるとともに、各リンクバッファに確保さ
れた規制対象コネクションのセルにて使用されないバッ
ファ領域を用いて非規制対象コネクションのセルが転送
される。
【0012】また、第3の発明は、交換ノードとして、
収容する各リンクでの輻輳発生および輻輳解除を検出す
る輻輳検出部と、この輻輳検出部により輻輳発生が検出
された場合には、その輻輳発生リンクに収容されている
各コネクションを規制対象コネクションとしてセル転送
停止を指示する所定のバックプレッシャー通知を、その
規制対象コネクションが収容されている前位の各交換ノ
ードに対して送信し、輻輳検出部により輻輳解除が検出
された場合には、その輻輳解除リンクに収容されている
各コネクションを解除対象コネクションとしてセル転送
停止解除を指示する所定のバックプレッシャー解除通知
を、解除対象コネクションが収容されている前位の各交
換ノードに対して送信する輻輳通知送信部と、他の交換
ノードからのバックプレッシャー通知およびバックプレ
ッシャー解除通知を受信する輻輳通知受信部と、この輻
輳通知受信部により受信されたバックプレッシャー通知
に基づいて、その規制対象コネクションを収容するリン
クのリンクバッファで規制対象コネクションのセル転送
停止を行い、輻輳通知受信部により受信されたバックプ
レッシャー解除通知に基づいて、その解除対象コネクシ
ョンを収容するリンクのリンクバッファで解除対象コネ
クションのセル転送再開を行うとともに、元々規制対象
ではなかったコネクションのセルについてバックプレッ
シャー解除通知から所定期間だけ所定の優先読み出しを
行う装置間バックプレッシャー実行部とを備えるもので
ある。
【0013】さらに、輻輳検出部により検出された輻輳
発生が出力側リンクのものである場合には、その輻輳発
生リンクに収容されている各コネクションを規制対象コ
ネクションとして、これら規制対象コネクションを収容
する入力側リンクのリンクバッファで規制対象コネクシ
ョンのセル転送停止を行い、輻輳検出部により検出され
た輻輳解除が出力側リンクのものである場合には、その
解除対象コネクションを収容するリンクのリンクバッフ
ァで解除対象コネクションのセル転送再開を行うととも
に、元々規制対象ではなかったコネクションのセルにつ
いて輻輳解除から所定期間だけ所定の優先読み出しを行
う装置内バックプレッシャー実行部を備え、輻輳通知送
信部は、輻輳検出部により検出された輻輳発生が入力側
リンクのものである場合のみ、バックプレッシャー通知
を送信し、輻輳検出部により検出された輻輳解除が入力
側リンクのものである場合のみ、バックプレッシャー解
除通知を送信するようにしたものである。したがって、
輻輳解除が検出された場合には、所定のバックプレッシ
ャー解除が装置間あるいは装置内において実施されるも
のとなり、その解除対象コネクションを収容するリンク
のリンクバッファで解除対象コネクションのセル転送再
開が行われるとともに、元々規制対象ではなかったコネ
クションのセルについて輻輳解除から所定期間だけ所定
の優先読み出しが行われる。
【0014】
【発明の実施の形態】次に、本発明について図面を参照
して説明する。本発明の一実施の形態であるバックプレ
ッシャー制御方式による交換ノードの機能構成について
は、図1に示した一般的なバックプレッシャー制御方式
による交換ノードのブロック図と同等であり、以下、図
1に基づいて説明する。なお、ここでは入力ポート側お
よび出力ポート側の両方にリンクバッファを有する入出
力バッファ型の交換ノードを例に説明する。
【0015】図1において、1は各リンクごとに設けら
れたリンクバッファに蓄積される待ちセルキュー長を監
視し、これが所定のレート制御用の輻輳検出しきい値ま
たはバックプレッシャー制御用の輻輳検出しきい値を超
過したか否かにより、それぞれに対応するレベルの輻輳
発生(第1または第2の輻輳発生)を検出する輻輳検出
部、2はレート制御レベルの輻輳発生(第2の輻輳発
生)に応じて所定のレート制御を行うとともに、バック
プレッシャー制御レベルの輻輳発生(第1の輻輳発生)
に応じてメモリ4のコネクションテーブル5から規制対
象コネクションを抽出し、これをメモリ4の規制登録テ
ーブル6に更新登録するとともに、規制登録テーブル6
の内容に基づいて前位の各交換ノードに対してバックプ
レッシャー通知を行う輻輳通知送信部である。
【0016】3は輻輳通知送信部2からの通知に応じ
て、規制登録テーブル6の内容に基づき収容するリンク
のリンクバッファにてバックプレッシャー(セル転送停
止)を実行する装置内バックプレッシャー実行部、7は
後位の交換ノードから通知されたバックプレッシャー通
知を受信し、その内容に基づいて規制対象コネクション
を規制登録テーブル6に更新登録する輻輳通知受信部、
8は輻輳通知受信部7からの通知に応じて、規制登録テ
ーブル6の内容に基づき収容するリンクのリンクバッフ
ァにてバックプレッシャー(セル転送停止)を実行する
装置間バックプレッシャー実行部である。
【0017】図2は後述する交換ノードN2(図3参
照)のメモリにおける各テーブルの構成例を示す説明図
であり、(a)はコネクションテーブル、(b)は規制
登録テーブルを示している。図2(a)に示すように、
コネクションテーブル5には、交換ノードにおいて中継
する各コネクションのチャネル識別子(VPI/VC
I)と、そのコネクションが収容されているリンクのリ
ンク情報(入力ポートおよび出力ポート)とが対応付け
られて、コネクション情報として各リンクごとにそれぞ
れ登録されている。この場合、例えばコネクションセル
S1のコネクションは、出力ポート側ではチャネル識別
子C(S1)を有しリンクy#1に収容されおり、入力
ポート側でチャネル識別子C’(S1)を有しリンクx
#1に収容されていることを示している。
【0018】ここでは、セルS1を転送するコネクショ
ンのチャネル識別子をC(S1)またはC’(S1)と
表すものとする。なお、チャネル識別子はリンクに固有
のものであり、同一セルが転送されるコネクションであ
ってもリンクが異なればチャネル識別子も異なる。ま
た、図2(b)に示すように、規制登録テーブル6に
は、バックプレッシャー制御が必要なコネクション、す
なわち規制対象コネクションを示すチャネル識別子が各
リンクごとに登録されている。この場合、例えばリンク
x#1においてバックプレッシャー制御が必要なコネク
ションとして、コネクションセルS1に対応するチャネ
ル識別子C’(S1)が登録されている。
【0019】次に、図3を参照して、本発明の基本動作
であるバックプレッシャー制御について説明する。図3
は本発明のバックプレッシャー制御方式により交換ノー
ドを用いたネットワークシステム例を示す説明図であ
る。図3において、N1は送信端末11,12を収容す
る交換ノード、N3,N4はそれぞれ受信端末13,1
4を収容する交換ノード、N5は送信端末15を収容す
る交換ノード、N2はリンクx#1,x#2,y#1,
y#2を介してそれぞれ交換ノードN1,N3,N4,
N5間を中継接続する交換ノードである。
【0020】また、BP1,BP2は交換ノードN2内
にて発動された交換ノード内バックプレッシャー通知、
BP3,BP4は交換ノードN2から交換ノードN1,
N3に対して発動された交換ノード間バックプレッシャ
ー通知である。ここでは、交換ノードN1,リンクx#
1,交換ノードN2,リンクy#1,交換ノードN3を
介して送信端末11と受信端末13とが所定のコネクシ
ョンにより接続され、セルS1が転送されている。
【0021】また、交換ノードN1,リンクx#1,交
換ノードN2,リンクy#2,交換ノードN4を介して
送信端末12と受信端末14とが所定のコネクションに
より接続され、セルS2が転送されている。さらに、交
換ノードN5,リンクx#2,交換ノードN2,リンク
y#1,交換ノードN3を介して送信端末15と受信端
末13とが所定のコネクションにより接続され、セルS
3が転送されている。
【0022】ここで、急激な負荷変動などが原因でリン
クy#1に輻輳が発生した場合、交換ノードN2は、リ
ンクy#1に対応する出力リンクバッファから輻輳発生
を検出し、その状況に応じて、装置内バックプレッシャ
ー通知BP1,BP2、さらには装置間バックプレッシ
ャー通知BP3,BP4を発動する。図4は、図3の要
部を示す説明図であり、(a)は装置内バックプレッシ
ャー制御、(b)は装置間バックプレッシャー制御を示
している。
【0023】図4において、B1はリンクx#1に対し
て設けられた交換ノードN1の出力リンクバッファ、B
2はリンクx#1に対して設けられた交換ノードN2の
入力リンクバッファ、B3はリンクy#1に対して設け
られた交換ノードN2の出力リンクバッファ、B4はリ
ンクy#2に対して設けられた交換ノードN2の出力リ
ンクバッファである。
【0024】交換ノードN2の輻輳検出部1(図1参
照)は、各リンクバッファに蓄積される待ちセルキュー
長を監視している。図4(a)に示すように、リンクy
#1の輻輳発生によりリンクバッファB3にセルが停滞
し、バックプレッシャー制御用の輻輳検出しきい値TH
1を越えた場合、輻輳検出部1はリンクy#1において
バックプレッシャー制御が必要な輻輳が発生したと判断
する。
【0025】これに応じて、交換ノードN2の輻輳通知
送信部2は、コネクションテーブル5(図2参照)から
輻輳発生リンクy#1に収容されているコネクションの
チャネル識別子C(S1),C(S3)を参照し、これ
に対応する入力ポート側の規制チャネル識別子C’(S
1),C’(S3)をコネクションテーブル5から読み
出して、それぞれの入力リンクx#1,x#2に対応し
て規制登録テーブル6に更新登録する。さらに、装置内
バックプレッシャー実行部3は、この規制登録テーブル
6を参照して、入力リンクx#1,x#2に対する規制
チャネル識別子C’(S1),C’(S3)を取得す
る。
【0026】これにより、装置内バックプレッシャー実
行部3は、これら入力リンクx#1,x#2の入力リン
クバッファに対し、規制チャネル識別子C’(S1),
C’(S3)を指定した装置内バックプレッシャー通知
BP1,BP2を発動する。これにより、例えば、リン
クバッファB2では、規制チャネル識別子C’(S1)
を有するセルS1のセル転送が停止され、非規制チャネ
ル識別子C’(S2)を有するセルS2のみがリンクy
#2側に転送されるものとなる。
【0027】なお、このようなセルの転送先に応じて、
リンクバッファから任意のセルを転送する方式として
は、公知の技術であるランダムイン・ランダムアウト
(RandomIn Random Out)方式などを用いてもよく、ま
た単純な手法として、到着順にリンクバッファに蓄積さ
れたセルを順次読出し、規制対象コネクションに対応す
るセルについてはスキップし、規制対象外のセルについ
て転送するなどの方法が考えられる。
【0028】このようにして、リンクバッファB2にて
セルS1のセル転送が停止されることから、リンクB3
に停滞するセルが減少して輻輳が解除されない限り、リ
ンクバッファB2には、後続のセルS1,S2が停滞す
るものとなる。ここで、図4(b)に示すように、リン
クバッファB2の待ちセルキュー長がバックプレッシャ
ー制御用の輻輳検出しきい値TH1を越えた場合、交換
ノードN2の輻輳検出部1により、入力リンクx#1の
リンクバッファB2にてバックプレッシャー制御が必要
な輻輳が発生したと判断する。
【0029】これに応じて、交換ノードN2の輻輳通知
送信部2は、輻輳が検出された入力リンクx#1の規制
チャネル識別子C’(S1)を規制登録テーブル6から
取得し、入力リンクx#1の送信側である交換ノードに
対して、装置間バックプレッシャー通知BP3を発動す
る。なお、出力側と入力側とでは輻輳検出しきい値や輻
輳解除しきい値として別個の値を保有している。一方、
交換ノードN1は、この装置間バックプレッシャー通知
BP3を輻輳通知受信部7(図1参照)にて受信し、そ
の装置間バックプレッシャー通知BP3にて通知された
規制チャネル識別子C’(S1)をメモリ4の規制登録
テーブル6に更新登録する。
【0030】これにより、装置間バックプレッシャー実
行部8は、規制登録テーブル6から出力リンクx#1の
リンクバッファB1に対して、規制チャネル識別子C’
(S1)を有するコネクションに対して転送されるセル
の転送停止を実施する。このようにして、装置内バック
プレッシャー通知BP1,BP2および装置間バックプ
レッシャー通知BP3,BP4により、セル転送を停止
すべき規制対象コネクション(規制チャネル識別子)が
通知され、それぞれのリンクバッファにおいて、所定の
コネクションに転送されるセルのみに対するセル転送停
止が実行される。
【0031】次に、図5を参照して、本発明の第1の実
施の形態として、バックプレッシャー制御と並列してレ
ート制御を実施する場合について説明する。図5は、本
発明の第1の実施の形態を示す説明図である。レート制
御とは、前述したバックプレッシャー制御のように、輻
輳検出に応じて直ちにセル転送停止を行うものではな
く、送信端末からのセル送信レートを低下させることに
よりトラフィック入力を低減して、輻輳状態を緩和する
ものである。
【0032】通常、レート制御用しきい値を設けてお
き、リンクバッファの待ちセルキュー長がレート制御用
しきい値を越えた場合に、レート制御が必要な輻輳が発
生したと判断して、所定のレート制御が行われる。この
レート制御については、各種の方式が勧告あるいは提案
されているが、ここでは前方輻輳通知を用いた方式を例
に説明する。
【0033】この前方輻輳通知では、レート制御が必要
な輻輳が発生した場合、そのリンクバッファを通過する
セルのEFCI(前方輻輳通知:Explicit Forward Con
gestion Indicator )ビットをオン(セット)すること
により、受信端末に輻輳発生を通知し、さらに受信端末
から送信端末に対して通知して、送信端末のセル送信レ
ートを低減させるものである。
【0034】ここで、このような単純なレート制御を前
述したバックプレッシャー制御と並列して実施した場
合、非規制対象コネクションに対してバックプレッシャ
ー制御に起因した2次的なレート制御が発生する。例え
ば、図5に示すように、交換ノードN2の入力リンクバ
ッファB2において、出力リンクy#1へのセルS1が
装置内バックプレッシャー制御により転送停止され、そ
の待ちセルキュー長がレート制御用しきい値TH2を越
える場合が考えられる。
【0035】この場合には、輻輳検出部1において、後
続して到着した非規制対象コネクションのセルS2に対
してもレート制御が必要と判断され、輻輳通知送信部2
により、レート制御として、そのセルS2のEFCIビ
ットがオンされて受信端末14へ転送されるものとな
る。これにより、セルS2の送信元である送信端末12
からのセル送信レートが低減されてしまい、セルS2が
転送可能であるにもかかわらず、交換ノードN2におけ
るスループットが低下するものとなる。
【0036】本発明の第1の実施の形態は、輻輳検出部
1において、レート制御が必要な輻輳発生が検出された
場合、輻輳通知送信部2では、そのリンクバッファを通
過するセルと同一コネクションのセル蓄積総数を参照
し、このセル蓄積総数が所定のしきい値TH3(≧2セ
ル)を越えた場合にのみレート制御を実施し、しきい値
を越えない場合にはレート制御を行わないようにしたも
のである。したがって、図5では、到着したセルS2と
同一コネクションのセル蓄積総数がしきい値TH3を越
えない限りレート制御が抑止されるものとなり、セル送
信レートの低減、スループットの低下を回避することが
できる。
【0037】次に、図6を参照して、本発明の第2の実
施の形態として、非規制対象コネクションのセルに対し
てバッファ容量を確保(留保)する場合について説明す
る。図6は、本発明の第2の実施の形態を示す説明図で
ある。バックプレッシャー制御により規制対象コネクシ
ョンのセルの転送停止が実行され、これらセルの停滞に
よってそのリンクバッファが占用された場合、非規制対
象コネクションのセルを転送できなくなることが考えら
れる。
【0038】例えば、図6に示すように、交換ノードN
2の入力リンクバッファB2において、出力リンクy#
1へのセルS1が装置内バックプレッシャー制御により
転送停止され、これによりリンクバッファB2内がセル
S1にて満たされた場合、後続の非規制対象コネクショ
ンのセルS2を転送することができなくなり、セル廃棄
されることがある。本発明の第2の実施の形態では、各
リンクバッファB1〜B4内に、規制対象コネクション
のセルにより使用されない非規制対象コネクションセル
転送用のバッファ領域R1〜R4を確保(留保)するよ
うにしたものである。
【0039】なお、このバッファ領域R1〜R4は、予
め各リンクバッファに固定的な容量だけ設けておいても
良く、またバックプレッシャー制御の発動に応じて確保
するようにしても良い。したがって、図6では、リンク
バッファB2において、後続の非規制対象コネクション
のセルS2が領域R2に一時的に格納され、ここから所
定のタイミングにて読み出されて輻輳発生のない出力リ
ンクy#2側に転送される。これにより、規制対象コネ
クションのセルがリンクバッファを占用した場合でも、
後続の非規制対象コネクションのセルを転送することが
できる。
【0040】次に、図7を参照して、本発明の第3の実
施の形態として、バックプレッシャー解除時に非規制対
象コネクションのセルを優先して読み出す場合について
説明する。図7は、本発明の第3の実施の形態を示す説
明図である。通常、バックプレッシャー制御が必要と判
断されたリンクバッファにおいて、その待ちセルキュー
長がバックプレッシャー制御用輻輳解除しきい値を下回
った場合に輻輳解除が検出され、そのリンクバッファ内
に停滞するセルの読み出しが開始される。
【0041】例えば、図7に示すように、リンクバッフ
ァB3において待ちセルキュー長がバックプレッシャー
制御用輻輳解除しきい値TH1’を下回った場合、輻輳
検出部1(図1参照)はバックプレッシャー制御が必要
なくなったと判断して、輻輳解除を検出する。これに応
じて、輻輳通知送信部2は、メモリ4のコネクションテ
ーブル5を参照して、そのリンクy#1に収容されてい
るコネクションのチャネル識別子C(S1),C(S
3)を取得し、さらに、これに対応する規制チャネル識
別子C’(S1),C’(S3)のコネクションが収容
されている入力リンクx#1,x#2を取得する。
【0042】続いて、輻輳通知送信部2は、取得した入
力リンクx#1,x#2に対して、それぞれ対応する規
制解除チャネルとして対応する規制チャネル識別子C’
(S1),C’(S3)を指定したバックプレッシャー
解除BP1’およびBP2’を発動する。これに応じ
て、例えば入力リンクx#1のリンクバッファB2で
は、指定されたチャネル識別子C’(S1)を有するセ
ルS1の読み出しを開始する。
【0043】ここで、従来、バックプレッシャー解除後
は、通常時と同様に、到着セル順に読み出しを行ってい
たため、リンクバッファB2がバックプレッシャー規制
対象のコネクションセルS1でほとんど占有されてしま
う。これにより、後続する非規制対象のコネクションセ
ルS2の読み出しが大幅に遅延し、コネクションセルS
2がリンクバッファB2内に停滞することとなる。
【0044】したがって、この状態で新たな輻輳発生を
検出すると、非規制対象セルも規制対象セルと同様なバ
ックプレッシャー制御やレート制御による影響を受け、
スループットの低下に繋がる恐れがある。本発明の第3
の実施の形態では、バックプレッシャー解除時に元々非
規制対象コネクションであったコネクションのセルを、
バックプレッシャー解除から所定期間だけ掃き出し期間
として優先読み出しするようにしたものである。
【0045】ただし、ここでいう優先読み出しとは、元
々の非規制対象コネクションのすべてのセルを真っ先に
読み出すという意味に限定されるものではなく、リンク
バッファ内のセルを到着セル順に読み出した場合の読み
出し頻度に比較して、より多く読み出すという意味であ
る。例えば、図7のリンクバッファB2では、先の規制
対象コネクションのセルS1と元々の非規制対象コネク
ションのセルS2とを交互あるいは所定の割合で読み出
す方法が考えられる。
【0046】したがって、リンクバッファの動作状態
は、図8に示すように、定常状態71において、装置内
あるいは装置間バックプレッシャー発動72の通知に応
じて、バックプレッシャー発動状態73に遷移する。こ
こで、バックプレッシャー解除74の通知に応じて、前
述した優先読み出しを実行する掃き出し動作状態75と
なり、さらにそのリンクバッファ内のセル停滞緩和76
に応じて、元の定常状態71に遷移する。
【0047】なお、優先読み出しを実行する期間は、優
先読み出し停止用のしきい値TH3を設けて、リンクバ
ッファB2の待ちセルキュー長が所定のしきい値TH3
以下となり停滞が緩和されるまで、優先読み出しを実行
するようにしてもよく、これによりリンクバッファB2
から元々の非規制対象コネクションのセルS2が停滞な
く読み出される。
【0048】なお、以上の説明では、入力ポート側およ
び出力ポート側の両方にリンクバッファを有する入出力
バッファ型の交換ノードを例に説明したが、出力ポート
側のリンクバッファのみを有する出力バッファ型の交換
ノードであっても、前述と同様にして本発明を適用する
ことが可能であり、前述と同様の作用効果を奏すること
ができる。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のうち第1
の発明は、バックプレッシャー制御が必要な第1の輻輳
発生が検出された場合には、所定のバックプレッシャー
制御を装置間あるいは装置内において実施し、レート制
御が必要な第2の輻輳発生が検出された場合には、その
輻輳発生リンクのリンクバッファを通過するセルと同一
コネクションのセルのリンクバッファにおけるセル蓄積
総数を参照し、このセル蓄積総数が所定のしきい値を越
えた場合にのみセルの送信元に対してセル送信レート低
下の旨のレート制御を指示するようにしたので、到着し
た非規制対象コネクションのセルと同一コネクションの
セル蓄積総数が所定のしきい値を越えない限りレート制
御が抑止されるものとなり、従来のように、リンクバッ
ファの待ちセルキュー長がレート制御用しきい値を越え
た場合に、レート制御を行うものと比較して、バックプ
レッシャー制御が長期化した場合であっても、非規制対
象コネクションのセルに対するセル送信レートの低減を
抑制できるとともに、前位の交換ノードにおけるスルー
プットの低下を回避することができる。
【0050】また、第2の発明は、輻輳発生が検出され
た場合に、所定のバックプレッシャー制御が装置間ある
いは装置内において実施し、その規制対象コネクション
を収容するリンクのリンクバッファで規制対象コネクシ
ョンのセル転送停止を行うとともに、各リンクバッファ
に確保された規制対象コネクションのセルにて使用され
ないバッファ領域を用いて非規制対象コネクションのセ
ルを転送するようにしたので、規制対象コネクションの
セルがリンクバッファを占用した場合でも、後続の非規
制対象コネクションのセルを転送することができ、バッ
クプレッシャー制御が長期化した場合であっても、非規
制対象コネクションのセルに対するセル送信レートの低
減を抑制できるとともに、前位の交換ノードにおけるス
ループットの低下を回避することができる。
【0051】また、第3の発明は、輻輳解除が検出され
た場合には、所定のバックプレッシャー解除が装置間あ
るいは装置内において実施し、その解除対象コネクショ
ンを収容するリンクのリンクバッファで解除対象コネク
ションのセル転送再開を行うとともに、元々規制対象で
はなかったコネクションのセルについて輻輳解除から所
定期間だけ所定の優先読み出しを行うようにしたので、
従来のように、輻輳解除後に直ちにセル到着順にセルを
リンクバッファから読み出す場合と比較して、リンクバ
ッファから元々の非規制対象コネクションのセルを停滞
なく読み出すことができ、非規制対象コネクションのセ
ル読み出しの停滞に起因する、新たなレート制御やバッ
クプレッシャー制御の発生を回避することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 一般的なコネクション対応型のバックプレッ
シャー制御方式による交換ノードを示すブロック図であ
る。
【図2】 メモリ内の各テーブルを示す説明図である。
【図3】 本発明のバックプレッシャー制御方式により
交換ノードを用いたネットワークシステム例を示す説明
図である。
【図4】 図3の要部を示す説明図である。
【図5】 本発明の第1の実施の形態を示す説明図であ
る。
【図6】 本発明の第2の実施の形態を示す説明図であ
る。
【図7】 本発明の第3の実施の形態を示す説明図であ
る。
【図8】 リンクバッファの動作状態を示す遷移図であ
る。
【符号の説明】
1…輻輳検出部、2…輻輳通知送信部、3…装置内バッ
クプレッシャー実行部、4…メモリ、5…コネクション
テーブル、6…規制登録テーブル、7…輻輳通知受信
部、8…装置間バックプレッシャー実行部、N1〜N5
…交換ノード、x#1,x#2,y#1,y#2…リン
ク、BP1,BP2…装置内バックプレッシャー通知、
BP3,BP4…装置間バックプレッシャー通知、TH
1…バックプレッシャー制御用輻輳検出しきい値、TH
1’…バックプレッシャー制御用輻輳解除検出しきい
値、TH2…レート制御用輻輳検出しきい値、TH3…
優先読み出し停止用しきい値、R1〜R4…バッファ領
域(非規制対象コネクションセル転送用)、S1〜S3
…コネクションセル、C(S1),C(S2),C’
(S1),C’(S2)…チャネル識別子。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交換ノードに収容されているリンクにて
    輻輳が発生した場合に、前位の各交換ノードに対してセ
    ル転送停止を指示するバックプレッシャー制御方式にお
    いて、 交換ノードは、 収容する各リンクから、バックプレッシャー制御が必要
    な第1の輻輳発生と、レート制御が必要な第2の輻輳発
    生を検出する輻輳検出部と、 この輻輳検出部により第1の輻輳発生が検出された場合
    には、その輻輳発生リンクに収容されている各コネクシ
    ョンを規制対象コネクションとしてセル転送停止を指示
    する所定のバックプレッシャー通知を、その規制対象コ
    ネクションが収容されている前位の各交換ノードに対し
    て送信し、輻輳検出部により第2の輻輳発生が検出され
    た場合には、その輻輳発生リンクのリンクバッファを通
    過するセルと同一コネクションのセルの前記リンクバッ
    ファにおけるセル蓄積総数を参照し、このセル蓄積総数
    が所定のしきい値を越えた場合にのみ前記セルの送信元
    に対してセル送信レート低下の旨のレート制御を指示す
    る輻輳通知送信部と、 他の交換ノードからのバックプレッシャー通知を受信す
    る輻輳通知受信部と、 この輻輳通知受信部により受信されたバックプレッシャ
    ー通知に基づいて、その規制対象コネクションを収容す
    るリンクのリンクバッファで前記規制対象コネクション
    のセル転送停止を行う装置間バックプレッシャー実行部
    とを備えることを特徴とするバックプレッシャー制御方
    式。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のバックプレッシャー制御
    方式において、 輻輳検出部により検出された第1の輻輳発生が出力側リ
    ンクのものである場合には、その輻輳発生リンクに収容
    されている各コネクションを規制対象コネクションとし
    て、これら規制対象コネクションを収容する入力側リン
    クのリンクバッファで前記規制対象コネクションのセル
    転送停止を行う装置内バックプレッシャー実行部を備
    え、 輻輳通知送信部は、 輻輳検出部により検出された第1の輻輳発生が入力側リ
    ンクのものである場合のみ、前記バックプレッシャー通
    知を送信することを特徴とするバックプレッシャー制御
    方式。
  3. 【請求項3】 交換ノードに収容されているリンクにて
    輻輳が発生した場合に、前位の各交換ノードに対してセ
    ル転送停止を指示するバックプレッシャー制御方式にお
    いて、 交換ノードは、 収容する各リンクから輻輳発生を検出する輻輳検出部
    と、 この輻輳検出部により輻輳発生が検出された場合には、
    その輻輳発生リンクに収容されている各コネクションを
    規制対象コネクションとしてセル転送停止を指示する所
    定のバックプレッシャー通知を、その規制対象コネクシ
    ョンが収容されている前位の各交換ノードに対して送信
    する輻輳通知送信部と、 他の交換ノードからのバックプレッシャー通知を受信す
    る輻輳通知受信部と、 この輻輳通知受信部により受信されたバックプレッシャ
    ー通知に基づいて、その規制対象コネクションを収容す
    るリンクのリンクバッファで前記規制対象コネクション
    のセル転送停止を行うとともに、各リンクバッファに確
    保された規制対象コネクションのセルにて使用されない
    バッファ領域を用いて非規制対象コネクションのセルを
    転送する装置間バックプレッシャー実行部とを備えるこ
    とを特徴とするバックプレッシャー制御方式。
  4. 【請求項4】 請求項3記載のバックプレッシャー制御
    方式において、 輻輳検出部により検出された輻輳発生が出力側リンクの
    ものである場合には、その輻輳発生リンクに収容されて
    いる各コネクションを規制対象コネクションとして、こ
    れら規制対象コネクションを収容する入力側リンクのリ
    ンクバッファで前記規制対象コネクションのセル転送停
    止を行うとともに、各リンクバッファに確保された規制
    対象コネクションのセルにて使用されないバッファ領域
    を用いて非規制対象コネクションのセルを転送する装置
    内バックプレッシャー実行部を備え、 輻輳通知送信部は、 輻輳検出部により検出された輻輳発生が入力側リンクの
    ものである場合のみ、前記バックプレッシャー通知を送
    信することを特徴とするバックプレッシャー制御方式。
  5. 【請求項5】 交換ノードに収容されているリンクにて
    輻輳が発生した場合に、前位の各交換ノードに対してセ
    ル転送停止を指示するバックプレッシャー制御方式にお
    いて、 交換ノードは、 収容する各リンクでの輻輳発生および輻輳解除を検出す
    る輻輳検出部と、 この輻輳検出部により輻輳発生が検出された場合には、
    その輻輳発生リンクに収容されている各コネクションを
    規制対象コネクションとしてセル転送停止を指示する所
    定のバックプレッシャー通知を、その規制対象コネクシ
    ョンが収容されている前位の各交換ノードに対して送信
    し、輻輳検出部により輻輳解除が検出された場合には、
    その輻輳解除リンクに収容されている各コネクションを
    解除対象コネクションとしてセル転送停止解除を指示す
    る所定のバックプレッシャー解除通知を、前記解除対象
    コネクションが収容されている前位の各交換ノードに対
    して送信する輻輳通知送信部と、 他の交換ノードからのバックプレッシャー通知およびバ
    ックプレッシャー解除通知を受信する輻輳通知受信部
    と、 この輻輳通知受信部により受信されたバックプレッシャ
    ー通知に基づいて、その規制対象コネクションを収容す
    るリンクのリンクバッファで前記規制対象コネクション
    のセル転送停止を行い、輻輳通知受信部により受信され
    たバックプレッシャー解除通知に基づいて、その解除対
    象コネクションを収容するリンクのリンクバッファで前
    記解除対象コネクションのセル転送再開を行うととも
    に、元々規制対象ではなかったコネクションのセルにつ
    いて前記バックプレッシャー解除通知から所定期間だけ
    所定の優先読み出しを行う装置間バックプレッシャー実
    行部とを備えることを特徴とするバックプレッシャー制
    御方式。
  6. 【請求項6】 請求項5記載のバックプレッシャー制御
    方式において、 輻輳検出部により検出された輻輳発生が出力側リンクの
    ものである場合には、その輻輳発生リンクに収容されて
    いる各コネクションを規制対象コネクションとして、こ
    れら規制対象コネクションを収容する入力側リンクのリ
    ンクバッファで前記規制対象コネクションのセル転送停
    止を行い、輻輳検出部により検出された輻輳解除が出力
    側リンクのものである場合には、その解除対象コネクシ
    ョンを収容するリンクのリンクバッファで前記解除対象
    コネクションのセル転送再開を行うとともに、元々規制
    対象ではなかったコネクションのセルについて輻輳解除
    から所定期間だけ所定の優先読み出しを行う装置内バッ
    クプレッシャー実行部を備え、 輻輳通知送信部は、 輻輳検出部により検出された輻輳発生が入力側リンクの
    ものである場合のみ、前記バックプレッシャー通知を送
    信し、輻輳検出部により検出された輻輳解除が入力側リ
    ンクのものである場合のみ、前記バックプレッシャー解
    除通知を送信することを特徴とするバックプレッシャー
    制御方式。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006311191A (ja) * 2005-04-28 2006-11-09 Fujitsu Ltd 選択的フロー制御システム
WO2011155392A1 (ja) * 2010-06-07 2011-12-15 日本電気株式会社 輻輳制御システム、輻輳制御方法、及び通信装置

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