JPH10228167A - 現像ローラ及びその製造方法、画像形成装置 - Google Patents

現像ローラ及びその製造方法、画像形成装置

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JPH10228167A
JPH10228167A JP3186597A JP3186597A JPH10228167A JP H10228167 A JPH10228167 A JP H10228167A JP 3186597 A JP3186597 A JP 3186597A JP 3186597 A JP3186597 A JP 3186597A JP H10228167 A JPH10228167 A JP H10228167A
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image
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 像担持体や現像ローラをトルクの低いモータ
で駆動することを可能にするとともに、画像カスレや、
地肌汚れの発生を防止する。 【解決手段】 現像ローラ15は、ローラ本体32と、
ローラ軸33と、ローラ本体32の中間部における外周
面に形成されて像担持体の画像形成領域に接触される現
像領域34と、この現像領域34の外径よりも大きな外
径に定められてローラ本体32の両端部に形成された大
径部35とを具備する。従って、像担持体に対する現像
ローラ15の圧接力が大きい場合でも、像担持体の画像
形成領域に対する現像ローラ15の圧接力を低めに抑え
ることができる。これにより、像担持体や現像ローラ1
5をトルクの低いモータで駆動することを可能にすると
ともに、像担持体からの現像剤の剥離による画像カスレ
や、現像剤の逆帯電による地肌汚れの発生を防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、現像ローラ及びそ
の製造方法、画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、像担持体の表面に威勢された静電
潜像を現像する現像装置としては、現像剤が収納された
現像剤容器に現像ローラを設け、この現像ローラを像担
持体に接触させることにより、現像剤を像担持体に供給
して静電潜像を現像するようにしたものが知られてい
る。
【0003】像担持体に現像ローラを圧接する方法とし
ては、定位置で回転する像担持体に現像ローラをばね圧
により圧接する方法と、像担持体及び現像ローラの外径
と軸受の位置を定める方法とがあり、後者が構造の簡略
化及びコストダウンの上で有利である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】像担持体及び現像ロー
ラの軸受の位置を一定に定めた現像装置では、両者の外
径と軸間距離とにより像担持体への現像ローラの圧接力
が変化する。この場合、現像ローラの少なくとも表面は
弾性を有する材料により形成されているが比較的硬い
(JIS規格のA40°程度)ので、像担持体に対する
現像ローラの圧接力が大き過ぎる場合がある。このよう
な場合には像担持体や現像ローラを駆動するトルクが大
きくなるためにトルクの大きなモータを必要とし、装置
が大型になるとともに重量増となり、さらに高価格化す
る問題がある。
【0005】また、像担持体と現像ローラとの軸間距離
が短いと、現像ローラは両端の位置が軸受により固定さ
れているため撓み、その反力で像担持体を強く圧接す
る。このように、像担持体に対する現像ローラの圧接力
が大き過ぎると、現像剤が現像ローラによって像担持体
から剥離される。この剥離作用は圧接力の他に像担持体
と現像ローラとの線速差の大きさにも影響される。この
剥離により画像カスレが生じる。さらに、像担持体に対
する現像ローラの圧接力が大き過ぎると、像担持体の静
電潜像に対して所定の電位差をもつように帯電されてい
る筈の現像剤が像担持体の電荷により逆帯電されてしま
う。この結果、現像剤が潜像形成領域外に浮遊し地肌汚
れが発生する。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の現像ロー
ラは、少なくとも表面が弾性を有する材料により形成さ
れたローラ本体と、このローラ本体の両端から突出され
て現像剤が収納される現像剤容器の両側に回転自在に支
持されるローラ軸と、前記ローラ本体の中間部における
外周面に形成されて像担持体の画像形成領域に接触され
る現像領域と、前記ローラ本体の前記現像領域の外径よ
りも大きな外径に定められて前記ローラ本体の両端部に
形成された大径部とを具備する。従って、像担持体に対
する現像ローラの圧接力が大きい場合でも、像担持体の
画像形成領域と現像ローラの現像領域との圧接力が高く
なることはない。この場合、現像ローラの大径部と現像
領域との外径の差は、現像剤の平均粒径よりも大きな値
が望ましい。
【0007】請求項3記載の現像ローラは、請求項1又
は2記載の発明において、大径部と現像領域との外径
が、成形時に成形金型により定められている。従って、
大径部と現像領域との外径は成形時に定められる。
【0008】請求項4記載の現像ローラは、大径部と現
像領域とが、ローラ本体の表面にコーティングすること
により層構造で形成されている。従って、ローラ本体の
寸法のバラツキに拘らず、コーティングにより所望の外
径に形成することが可能となる。
【0009】請求項5記載の現像ローラの製造方法は、
少なくとも表面が弾性を有する材料により形成されると
ともに、両端から突出するローラ軸が現像剤を収納する
現像剤容器の両側に回転自在に支持されるローラ本体を
設け、このローラ本体の中間部における外周面に対する
コーティング回数より両端部におけるコーティング回数
を多くする条件をもって前記ローラ本体の表面にコーテ
ィング材をコーティングすることにより、前記ローラ本
体の中間部に像担持体の画像形成領域に接触される現像
領域を形成するとともに、前記ローラ本体の両端部に前
記現像領域の外径よりも大きな外径に定められた大径部
を形成するようにした。従って、ローラ本体の寸法及び
形状に拘らず、コーティング工程のみで大径部と現像領
域との外径が所望の値に定められる。
【0010】請求項6記載の画像形成装置は、像担持体
の外周に、少なくとも潜像形成部と、請求項1ないし4
の何れか一記載の現像ローラを具備する現像部と、転写
部とを配置した。従って、潜像形成部により像担持体の
表面に形成された静電潜像は現像部により現像され、転
写部により転写用紙に転写される。この場合、像担持体
に対する現像ローラの圧接力が大きい場合でも、像担持
体の画像形成領域と現像ローラの現像領域との圧接力が
高くなることはない。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の実施の一形態を図面に基
づいて説明する。まず、図4を参照して画像形成装置の
構造について説明する。1は装置本体である。この装置
本体1の上部には原稿の画像を読み取る画像読取装置2
が装着され、内部には像担持体ユニット3が設けられて
いる。この像担持体ユニット3の下方には転写用紙を案
内する用紙搬送路4が形成されている。
【0012】前記画像読取装置2は、原稿画像を読み取
る読取部5と、この読取部5に供給する原稿を載置する
原稿トレイ6とを有し、この原稿トレイ6は、支点軸7
を中心に水平位置から仮想線Bで示す位置まで上方に回
動し得るように支持されている。なお、原稿トレイ6は
図示しないストッパにより水平位置と仮想線Bで示す位
置とで安定するように構成されている。
【0013】前記像担持体ユニット3は、ケース状に形
成されたユニット本体8に、像担持体9を回転自在に設
けるとともに、帯電部材10と現像部11と転写部12
とを像担持体9の周囲に配置して取り付けることにより
形成されている。現像部11は、前記ユニット本体8に
一体に形成された現像剤容器13と、この現像剤容器1
3の内部に収納された現像剤を撹拌する回転自在の撹拌
器14と、像担持体9に接触する現像ローラ15と、こ
の現像ローラ15に現像剤を供給する供給ローラ16
と、現像ローラ15に接触されたブレード17とを有す
る。さらに、像担持体ユニット3の上部には、画像信号
に基づいて変調されたレーザ光を像担持体9の帯電部分
に走査することにより静電潜像を形成する潜像形成部1
8が設けられている。
【0014】また、前記装置本体1の一側には、前記画
像読取装置2により読み取られた原稿を支持するととも
に、転写用紙Sを斜めに載置状態で支えるトレイ19が
設けられ、このトレイ19の下方には、回転駆動される
給紙ローラ20と、一方向に付勢されてトレイ19上の
転写用紙Sを給紙ローラ20に圧接する押圧板21と、
それぞれ給紙ローラ20に弾性的に接触することにより
転写用紙Sの重送を阻止する分離パッド22及び分離ロ
ーラ23とが設けられている。
【0015】給紙ローラ20、分離パッド22、分離ロ
ーラ23は前記用紙搬送路4の入口側に配置されてい
る。この用紙搬送路4には、給紙ローラ20よりも下流
側に位置するボトムパス24が連通されている。さら
に、用紙搬送路4の下流側には、転写用紙S上に転写さ
れた画像を定着する定着部25が配置されている。
【0016】さらに、前記装置本体1には、定着部25
の上方と前記原稿トレイ6との間に配置された用紙スタ
ッカ26が形成されている。この用紙スタッカ26は、
原稿トレイ6を仮想線B上に回動させたときに、その原
稿トレイ6の延長面上に位置して転写用紙Sを支える受
け板27を有している。さらに、トレイ19とは反対側
の装置本体1の側面付近には、定着部25から排紙され
た転写用紙Sを水平方向に排紙する排紙口28と、定着
部25から排紙された転写用紙Sを反転させて用紙スタ
ッカ26に導く反転排紙路29とが形成されている。こ
の反転排紙路29の上部と下部とには、それぞれ対をな
す排紙ローラ30が配置され、また、反転排紙路29と
排紙口28との分岐点には、転写用紙Sの排出方向を切
り替える切替爪31が回動自在に設けられている。
【0017】次に、画像読取動作と印刷動作について説
明する。原稿の画像を読み取る場合には、図4に実線で
示すように、原稿トレイ6を水平状態に維持して原稿を
読取部5に供給する。供給された原稿は読取部5により
画像が読み取られ、トレイ19の上部に立てかけ状態で
支持される。このようにして読み取った画像は、外部に
送信(ファクシミリの送信モードとしての使用形態)
し、或いは、トレイ19から転写用紙Sを給紙してこの
転写用紙Sに読取画像を印刷(複写機としての使用形
態)することができる。或いは、外部から送信された画
像を転写用紙Sに印刷(ファクシミリの受信モードとし
ての使用形態)することができる。
【0018】印刷の場合は、図4において、像担持体9
を時計方向に回転させる過程でその表面を帯電部材10
により帯電し、原稿の読取画像又は外部から受信した画
像に基づいて潜像形成部18によって像担持体9の帯電
部分に静電潜像が形成される。この静電潜像は現像部1
1により現像される。この現像画像は、給紙ローラ20
によりトレイ19から給紙された転写用紙Sに転写され
る。画像が転写された転写用紙Sは定着部25を通過す
るときに定着され、切替爪31の向きによって排紙口2
8又は用紙スタッカ26に排紙される。
【0019】ここで、本実施の形態で用いる現像ローラ
15について詳述する。図1に示すように、現像ローラ
11は、ゴムやウレタン等のように少なくとも表面が弾
性を有するとともに導電性を有する材料により形成され
たローラ本体32と、このローラ本体32を貫通してロ
ーラ本体32の両端から突出されたローラ軸33とを有
する。そして、ローラ本体32の中間部における外周面
は前記像担持体9の画像形成領域に接触される現像領域
34とされ、この現像領域34の両端には大径部35が
形成されている。このような現像ローラ15のローラ本
体32は成形により形成されている。従って、現像領域
34と大径部35との外径は成形金型によって定められ
る。
【0020】図2は現像ローラの変形例である。この現
像ローラ36も、ゴムやウレタン等のように少なくとも
表面が弾性を有するとともに導電性を有する材料により
形成されたローラ本体37と、このローラ本体37を貫
通してローラ本体37の両端から突出されたローラ軸3
3とを有する。このローラ本体37の両端部には端面に
向かうに従い外径が次第に小さくなるようにテーパー部
38が形成されている。このようなローラ本体37の全
外周には、フッ素樹脂、シリコン樹脂、ウレタン等のコ
ーティング材39がコーティングされ、そのコーティン
グ層の厚さをローラ本体37の中間部で薄く、両端部で
厚くすることにより、ローラ本体37の中間部における
外周面には前記像担持体9の画像形成領域に接触される
現像領域40が形成され、両端部には現像領域40の外
径より大きい大径部41が形成されている。
【0021】図1及び図2に示す何れの現像ローラ1
5,36の場合でも、大径部35,41の外径は、現像
領域34,40の外径よりも大きな値に定められ、その
差は現像剤の平均粒径(約8μm)よりも大きな値(約
30μm)に設定されている。図2に示す現像ローラ3
6の場合は、ローラ本体37を軸心を鉛直方向にして回
転させた状態でコーティング材39を塗布する。この場
合、ローラ本体37のストレート形状をなす中間部の外
周に塗布されたコーティング材39は速やかに下方に流
れ落ちるが、上側のテーパー部38に塗布されたコーテ
ィング材39は、ゆっくりと流れ落ちるため、ローラ本
体37の上端部でのコーティング材39の層が厚くな
り、大径部41が形成される。同様の方法で、ローラ本
体37の向きを天地方向に逆にしてコーティング材39
を塗布することにより、ローラ本体37の反対側の端部
にも大径部41が形成される。もちろん、ストレート形
状のローラ本体の両端におけるコーティング層の厚さを
厚くして大径部を形成することも可能である。
【0022】このようにして製造された現像ローラ15
又は36のローラ軸33は、図3に示すように現像剤容
器13の両側に回転自在に支持されている。このような
現像ローラ15又は36には高圧電源42により例えば
−400Vのバイアスが印加され、供給ローラ16には
高圧電源43により例えば−650Vのバイアスが印加
される。
【0023】現像ローラ15又は36と供給ローラ16
とは、互いに圧接された状態で反時計方向に駆動される
ので両者の間には摩擦が生じ、この摩擦により現像剤容
器13内の現像剤(一成分トナー)Tがマイナスに帯電
される。現像ローラ15又は36に供給された現像剤T
は、現像ローラ15又は36の回転により反時計方向に
運ばれる過程でブレード17により薄層化されて像担持
体9に供給され、静電潜像に付着する。
【0024】この場合、現像ローラ15又は36は像担
持体9の回転方向とは逆に反時計方向に駆動されるが、
両者の接触面には線速の差により摩擦が生ずる。この摩
擦は、像担持体9に対する現像ローラ15又は36の圧
接力が増加するにつれて高くなる。図5(a)に示すよ
うに、従来は広い面積Aをもって現像ローラが像担持体
に圧接されるので、圧接力が大き過ぎると前述したよう
な種々の問題が発生することになる。
【0025】しかし、本実施の形態における現像ローラ
15又は36は、像担持体9の非画像形成領域に接触す
る大径部35又は41と、現像領域34又は40との外
径の差が現像剤Tの平均粒径(約8μm)よりも大きな
値(約30μm)に設定されているため、図5(b)に
示すように、像担持体9に対する現像ローラ15又は3
6の接触面積Aが小さい。すなわち、現像ローラ15又
は36の両端付近の大径部35又は41は圧接力により
変形して像担持体9の非画像形成領域に接触するが、現
像領域34又は40は像担持体9の画像形成領域に対し
て圧接力が小さく接触面積Aも小さい。
【0026】これにより、像担持体9や現像ローラ15
又は36、或いは供給ローラ16を駆動するモータとし
てトルクの小さいモータを用いることができる。さら
に、像担持体9に付着した現像剤Tが現像ローラ15又
は36により像担持体9から剥離される作用が抑制され
るため、画像カスレの発生を防止することができる。さ
らに、画像形成領域においては、像担持体9に対する現
像ローラ15又は36の圧接力を低く抑えることができ
るため、像担持体9と現像ローラ15又は36との摩擦
により現像剤Tが逆帯電させることがなく、これにより
地肌汚れの発生を防止することができる。
【0027】以下、本実施の形態における構成での実験
結果を図6及び図7に示す。図6は、像担持体9と現像
ローラ15又は36とのニップ幅の変化に対する画像カ
スレの程度及び像担持体9との摩擦後のトナー帯電量の
関係を示すグラフである。画像カスレの程度は、5のレ
ベルが良、1のレベルが最悪であることを示す。この結
果、実線で示すように、ニップ幅が狭い程画像カスレの
発生が抑制されることが確認され、また、鎖線で示すよ
うに、ニップ幅が小さい程現像剤Tの電位がマイナス側
(像担持体9との摩擦による逆帯電しない方向)にある
ことが確認された。このニップ幅は、像担持体9に対す
る現像ローラ15又は36の圧接力に対応して広くなる
ことは言うまでもない。
【0028】図7は、像担持体9との摩擦後のトナー帯
電量と像担持体9上の地肌トナー量との関係を示すグラ
フである。ここでのトナー(現像剤T)の帯電量とは、
像担持体9と現像ローラ15又は36とのニップ幅を通
過した部分における帯電量であって、像担持体9との摩
擦後の帯電量である。この結果によれば、現像剤Tがプ
ラス側(0μc/g側)に近づく程、換言すれば像担持
体9との摩擦により像担持体9が有する電位に近づく
程、像担持体9上の地肌トナー量が増加し、地肌汚れが
発生する。これにより、本発明のように、像担持体9に
対する現像ローラ15又は36の圧接力を抑制して、像
担持体9との摩擦による現像剤Tの逆帯電を防止するこ
とにより、地肌汚れを防止することができることが確認
された。
【0029】なお、図1の現像ローラ15を製造する場
合、大径部と現像領域との外径を成形時に成形金型によ
り定めるようにしてもよい。この場合、現像ローラ15
は、表面が単層構造でも多層構造でもよい。
【0030】図2の現像ローラ36を製造する場合につ
いても、ローラ本体37を成形により単層構造又は多層
構造で形成してもよい。また、大径部41と現像領域4
0とを、ローラ本体37の表面にコーティングすること
により層構造で形成することにより、ローラ本体37の
寸法のバラツキに拘らず、コーティングにより所望の外
径に定めることが可能となる。
【0031】図示しないが、ローラ本体の中間部におけ
る外周面に対するコーティング回数より両端部における
コーティング回数を多くする条件をもってローラ本体の
表面にコーティング材をコーティングすることにより、
ローラ本体の中間部に像担持体の画像形成領域に接触さ
れる現像領域を形成するとともに、ローラ本体の両端部
に現像領域の外径よりも大きな外径に定められた大径部
を形成してもよい。これにより、ローラ本体の寸法及び
形状に拘らず、コーティング工程のみで大径部と現像領
域とを形成することができる。
【0032】なお、像担持体はドラム状のものに限られ
るものではなく、ベルトにより形成してもよい。
【0033】
【発明の効果】請求項1及び2並びに6記載の発明によ
れば、ローラ本体の中間部に像担持体の画像形成領域に
接触される現像領域を形成し、ローラ本体の両端部に現
像領域の外径よりも大きな外径に定められた大径部を形
成したので、像担持体に対する現像ローラの圧接力が大
きい場合でも、像担持体の画像形成領域に対する現像ロ
ーラの圧接力を低めに抑えることができる。これによ
り、像担持体や現像ローラ等を駆動する回転系のモータ
にトルクの低いモータを使用して、装置の低価格化、小
型化、軽量化を図ることができ、また、像担持体に対す
る現像ローラの圧接力を小さくして画像カスレの発生を
防止することができ、さらに、像担持体との摩擦により
現像剤が像担持体がもつ電位側に逆帯電されることを防
止することができるため、地肌汚れの発生を防止するこ
とができる。
【0034】請求項3記載の発明によれば、大径部と現
像領域との外径が、成形時に成形金型により定められて
いるので、大径部と現像領域との外径を成形時に容易に
定めることができる。
【0035】請求項4記載の発明によれば、大径部と現
像領域とが、ローラ本体の表面にコーティングすること
により層構造で形成されているので、ローラ本体の寸法
のバラツキに拘らず、コーティングにより所望の外径に
形成することができる。
【0036】請求項5記載の発明によれば、ローラ本体
の中間部における外周面に対するコーティング回数より
両端部におけるコーティング回数を多くする条件をもっ
てローラ本体の表面にコーティング材をコーティングす
ることにより、ローラ本体の中間部に像担持体の画像形
成領域に接触される現像領域を形成するとともに、ロー
ラ本体の両端部に現像領域の外径よりも大きな外径に定
められた大径部を形成するようにしたので、ローラ本体
の寸法及び形状に拘らず、コーティング工程のみで大径
部と現像領域との外径を所望の値に定めることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態における現像ローラを示
す側面図である。
【図2】現像ローラの他の例を示す側面図である。
【図3】現像部の要部を像担持体とともに示す縦断正面
図である。
【図4】画像形成装置を示す縦断正面図である。
【図5】像担持体に対する現像ローラの接触状態を示す
説明図である。
【図6】像担持体と現像ローラとのニップ幅の変化に対
する画像カスレの程度及び像担持体との摩擦後のトナー
帯電量の関係を実験により示すグラフである。
【図7】像担持体上の地肌トナー量とトナーの帯電量と
の関係を実験により示すグラフである。
【符号の説明】
9 像担持体 11 現像部 12 転写部 13 現像剤容器 15 現像ローラ 18 潜像形成部 32 ローラ本体 33 ローラ軸 34 現像領域 35 大径部 36 現像ローラ 37 ローラ本体 39 コーティング材 40 現像領域 41 大径部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも表面が弾性を有する材料によ
    り形成されたローラ本体と、このローラ本体の両端から
    突出されて現像剤が収納される現像剤容器の両側に回転
    自在に支持されるローラ軸と、前記ローラ本体の中間部
    における外周面に形成されて像担持体の画像形成領域に
    接触される現像領域と、前記ローラ本体の前記現像領域
    の外径よりも大きな外径に定められて前記ローラ本体の
    両端部に形成された大径部とを具備することを特徴とす
    る現像ローラ。
  2. 【請求項2】 大径部と現像領域との外径の差が現像剤
    の平均粒径よりも大きな値に設定されていることを特徴
    とする請求項1記載の現像ローラ。
  3. 【請求項3】 大径部と現像領域との外径が、成形時に
    成形金型により定められていることを特徴とする請求項
    1又は2記載の現像ローラ。
  4. 【請求項4】 大径部と現像領域とが、ローラ本体の表
    面にコーティングすることにより層構造で形成されてい
    ることを特徴とする請求項1又は2記載の現像ローラ。
  5. 【請求項5】 少なくとも表面が弾性を有する材料によ
    り形成されるとともに、両端から突出するローラ軸が現
    像剤を収納する現像剤容器の両側に回転自在に支持され
    るローラ本体を設け、このローラ本体の中間部における
    外周面に対するコーティング回数より両端部におけるコ
    ーティング回数を多くする条件をもって前記ローラ本体
    の表面にコーティング材をコーティングすることによ
    り、前記ローラ本体の中間部に像担持体の画像形成領域
    に接触される現像領域を形成するとともに、前記ローラ
    本体の両端部に前記現像領域の外径よりも大きな外径に
    定められた大径部を形成するようにしたことを特徴とす
    る現像ローラの製造方法。
  6. 【請求項6】 像担持体の外周に、少なくとも潜像形成
    部と、請求項1ないし4の何れか一記載の現像ローラを
    具備する現像部と、転写部とを配置したことを特徴とす
    る画像形成装置。
JP3186597A 1997-02-17 1997-02-17 現像ローラ及びその製造方法、画像形成装置 Expired - Lifetime JP3558246B2 (ja)

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