JPH10227648A - ナビゲーション装置 - Google Patents

ナビゲーション装置

Info

Publication number
JPH10227648A
JPH10227648A JP4971897A JP4971897A JPH10227648A JP H10227648 A JPH10227648 A JP H10227648A JP 4971897 A JP4971897 A JP 4971897A JP 4971897 A JP4971897 A JP 4971897A JP H10227648 A JPH10227648 A JP H10227648A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
road
traffic congestion
congestion information
information
map
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP4971897A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3766501B2 (ja
Inventor
Shigeru Ichikawa
茂 市川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Alpine Electronics Inc
Original Assignee
Alpine Electronics Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Alpine Electronics Inc filed Critical Alpine Electronics Inc
Priority to JP4971897A priority Critical patent/JP3766501B2/ja
Publication of JPH10227648A publication Critical patent/JPH10227648A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3766501B2 publication Critical patent/JP3766501B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Traffic Control Systems (AREA)
  • Instructional Devices (AREA)
  • Navigation (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 道路が重なった場合であっても各道路の渋滞
情報を容易に識別することができるナビゲーション装置
を提供すること。 【解決手段】 ナビゲーションコントローラ1は、所定
の地図表示をするための地図バッファ16、地図描画部
20、VRAM22と、受信した渋滞情報を表示するた
めの受信データバッファ50、VICS情報描画部52
と含んで構成される。VICS情報描画部52は、受信
した渋滞情報に基づいて対象となる道路とその渋滞箇所
を特定するとともに、この対象となる道路が高速道路で
あるかそれ以外の一般道であるかを調べる。高速道路用
と一般道用とでは、表示位置をずらすとともに色を変え
た渋滞情報用矢印が描画されるため、これらの道路が重
なって併走する場合であっても、渋滞情報用矢印は部分
的にしか重ならず、両方が識別可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、道路交通情報通信
システムによって提供される渋滞情報を表示するナビゲ
ーション装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車両に対して渋滞や通行規制等の各種情
報をFM多重放送や電波ビーコンあるいは光ビーコンを
介して提供する道路交通情報通信システム(VICS)
が実用化されており、走行中の車両において所望のVI
CS情報が得られるようになっている。このような各種
の方式を用いたVICS情報の提供および表示には、レ
ベル1からレベル3までの3種類のモードがあり、車両
に搭載された受信機等の機能や走行場所によって利用で
きる情報が異なっている。
【0003】この中で、レベル3は、VICSセンタか
ら送られてくる目的地への経路の渋滞情報や規制情報、
駐車場の空き情報等を、車載のナビゲーション装置の表
示画面上に重ねて表示するものであり、ナビゲーション
装置の画面を見ることにより、時々刻々と変化する周辺
の状況を把握しながら運転を行うことができる。
【0004】図16は、レベル3のVICS情報の表示
例を示す図であり、例えば道路に沿って表示される渋滞
情報マークが示されている。同図に示す道路Dに沿った
矢印aは、その色によって渋滞の程度を、その表示位置
および長さによって道路Dのどの場所からどの場所まで
渋滞が発生しているのかを示している。したがって、運
転者は、この渋滞情報マークが含まれる表示画面を見る
ことにより、自分の走行経路に含まれる道路が渋滞して
いるが否か、渋滞している場合にはどの場所がどの程度
渋滞しているかを知ることができ、渋滞の程度等に応じ
て適宜走行経路を変更することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した矢
印で示される渋滞情報マークは、対応する道路に沿った
所定位置に表示されるようになっている。例えば、対応
する道路に平行に所定ドット数離して表示される。した
がって、高架式の道路の下を他の道路が走っているよう
な場合には、これらの2本の道路に平行に渋滞情報マー
クが表示されても、下を走っている道路の渋滞情報マー
クが上を走っている道路の渋滞情報マークに隠れてしま
い、渋滞情報が正確に伝わらないという不都合がある。
特に、都市部においては高架式の都市高速道路と一般道
が重なっている場合が多く、しかもいずれの道路も渋滞
しやすいため、下を走っている一般道の渋滞状態を画面
上で確認することは容易ではない。
【0006】本発明は、このような点に鑑みて創作され
たものであり、その目的は、道路が重なった場合であっ
ても各道路の渋滞情報を容易に識別することができるナ
ビゲーション装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、本発明のナビゲーション装置は、道路交通情報
センタから渋滞情報が送られてきた場合に、渋滞箇所特
定手段によって、対応する道路を抽出するとともにこの
道路の渋滞箇所を特定する。そして、渋滞情報描画手段
によって、道路の高低を判断するとともに、この高低に
基づいて道路の表示が重なった場合であっても互いに識
別可能な渋滞情報マークを描画している。したがって、
道路が重なって併走するような場合であっても、これら
の下を走る道路の渋滞情報マークが上を走る道路の渋滞
情報マークに隠れて見えなくなるといったことがなく、
両方の道路の交通情報を容易に識別することができる。
【0008】上述した渋滞情報描画手段による道路の高
低判断は、道路が高速道路であるか一般道であるかを調
べることにより行うことができる。通常、2つの道路が
重なって併走する場合には、都市高速道路を含む高速道
路が上を走っており、その下を高速道路以外の一般道が
走っている場合が多いため、渋滞情報の対象となる道路
が高速道路であるか一般道であるかによって道路の高低
を判断してもほとんどの場合に問題はなく、しかもこの
ような判断は単に道路の種別を地図データに含ませてお
けば容易に行うことができるため、判断処理およびその
後に行う描画処理までを含めた処理の負担を軽減するこ
とができる。あるいは、道路の上下位置に関する階層レ
ベルデータを地図データに含ませておいて、これを用い
て道路の高低を判断することにより、重なって併走する
道路間の正確な上下位置に基づく渋滞情報マークの表示
が可能となる。
【0009】また、具体的には、道路が重なった場合の
各渋滞情報マークは、表示位置をずらすとともに色や濃
度を異ならせることにより、互いに識別可能なように表
示することができる。特に、これらの色や濃度を異なら
せる場合には、上に表示する渋滞情報マークに部分的に
影や縁取りを付けたりすることが含まれる。あるいは、
各渋滞情報マークは、上に表示するものほど小さく、す
なわち渋滞情報マークを重ねた場合であっても下にある
渋滞情報マークが部分的に露出するようにし、しかもこ
れらの色や濃度を異ならせるようにしてもよい。また、
重ねる渋滞情報マークの大きさを同じにしておいて、下
になるほど大きな縁取りを付けるようにしてもよい。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明を適用したナビゲーション
装置は、VICSセンタから送られてきた渋滞情報に基
づいて道路の渋滞区間を示す矢印、あるいはこれに変わ
る所定形状の渋滞情報マークを表示する際に、上下に重
なって併走する道路の渋滞区間が重複する場合であって
も上述した矢印等を互いに識別可能に表示したことに特
徴がある。以下、一実施形態のナビゲーション装置につ
いて図面を参照しながら説明する。
【0011】(1)ナビゲーション装置の全体構成 図1は本発明を適用した一実施形態の車載用ナビゲーシ
ョン装置の全体構成を示す図である。同図に示すナビゲ
ーション装置は、システム全体を制御するナビゲーショ
ンコントローラ1と、地図表示や経路探索等に必要な各
種の地図データを記録したCD−ROM2と、このCD
−ROM2に記録された地図データを読み出すディスク
読取装置3と、運転者や搭乗者が各種の指示を入力する
操作部としてのリモートコントロール(リモコン)ユニ
ット4と、自車位置と自車方位の検出を行うGPS受信
機5および自律航法センサ6と、VICSセンタから送
られてくる道路交通情報を各種の通信方式によって受信
するビーコン送受信機7およびFM多重放送受信機8
と、地図画像やこれに重ねて誘導経路を表示したりVI
CSセンタから送られてくる各種の交通情報を表示する
ディスプレイ装置9と、経路誘導を行う際に所定の案内
音声を出力するオーディオ部10とを備えている。
【0012】上述したディスク読取装置3は、1枚ある
いは複数枚のCD−ROM2が装填可能であり、ナビゲ
ーションコントローラ1の制御によっていずれかのCD
−ROM2から地図データの読み出しを行う。リモコン
ユニット4は、経路探索指示を与えるための探索キー、
経路誘導モードの設定に用いる経路誘導モードキー、目
的地入力キー、左右上下のカーソルキー、地図の縮小/
拡大キー、表示画面上のカーソル位置にある項目の確定
を行う設定キー等の各種操作キーを備えており、キーの
操作状態に応じた赤外線信号がナビゲーションコントロ
ーラ1に向けて送信される。
【0013】GPS受信機5は、複数のGPS衛星から
送られてくる電波を受信して、3次元測位処理あるいは
2次元測位処理を行って車両の絶対位置および方位を計
算し(車両方位は現時点における自車位置と1サンプリ
ング時間ΔT前の自車位置とに基づいて計算する)、こ
れらを測位時刻とともに出力する。また、自律航法セン
サ6は、車両回転角度を相対方位として検出する振動ジ
ャイロ等の角度センサ12と、所定走行距離毎に1個の
パルスを出力する距離センサ14とを備えており、車両
の相対位置および方位を検出する。
【0014】ビーコン送受信機7は、主に高速道路上に
設置された電波ビーコン送受信機との間で電波を介して
双方向通信を行うとともに、主に一般道路上に設置され
た光ビーコン送受信機との間で光を介して双方向通信を
行うことにより、VICSセンタから送られてくるVI
CS交通情報を受信する。FM多重放送受信機8は、一
般のFM放送に重畳された多重化データに含まれるVI
CS交通情報を受信する。上述した電波ビーコン、光ビ
ーコンとFM多重放送とを比較すると、どちらもVIC
S交通情報を受信できる点およびその内容に基本的な違
いはないが、FM多重放送による場合の方が広範囲の受
信エリアで交通情報を得ることができる。
【0015】ディスプレイ装置9は、ナビゲーションコ
ントローラ1から出力される画像データに基づいて、自
車周辺の地図情報を自車位置マークや出発地マーク、目
的地マーク等とともに表示したり、この地図上に誘導経
路を表示したりする。また、このディスプレイ装置9
は、VICSセンタから渋滞情報が送られてきた場合に
は、該当する道路に平行に渋滞区間および渋滞の程度を
表す矢印あるいはこれに代わる所定の渋滞情報マークを
表示する。この受信した渋滞情報に応じた矢印等の表示
の具体例については後述する。
【0016】(2)地図データの詳細内容 次に、CD−ROM2に記録された地図データの詳細に
ついて説明する。CD−ROM2に記録された地図デー
タは、所定の経度および緯度で区切られた図葉を単位と
しており、各図葉の地図データは、図葉番号を指定する
ことにより特定され、読み出すことが可能となる。ま
た、各図葉毎の地図データには、地図表示に必要な各
種のデータからなる描画ユニットと、マップマッチン
グや経路探索、経路誘導等の各種の処理に必要なデータ
からなる道路ユニットと、交差点の詳細データからな
る交差点ユニットが含まれている。また、上述した描画
ユニットには、VICSセンタから送られてくる渋滞情
報に基づいて対応する道路を特定するために必要なVI
CS変換レイヤのデータと、建物あるいは河川等を表示
するために必要な背景レイヤのデータと、市町村名や道
路名等を表示するために必要な文字レイヤのデータが含
まれている。
【0017】上述した道路ユニットにおいて、道路上の
ある交差点と隣接する他の交差点とを結ぶ線をリンクと
いい、2本以上のリンクを結ぶ交差点をノードという。
図2は、上述した道路ユニットの全体構成を示す図であ
る。同図に示すように、道路ユニットには、道路ユニッ
トであることを識別するためのユニットヘッダと、全ノ
ードの詳細データを納めた接続ノードテーブルと、接続
ノードテーブルの格納位置を示すノードテーブルと、隣
接する2つのノードによって特定されるリンクの詳細デ
ータを納めたリンクテーブルとが含まれている。
【0018】図3は、道路ユニットに含まれる各種のテ
ーブルの詳細な内容を示す図である。ノードテーブル
は、図3(A)に示すように、着目している図葉に含ま
れる全ノードに対応したノードレコード#0、#1、…
を格納している。各ノードレコードは、その並び順に#
0から順にノード番号が与えられており、各ノードに対
応する接続ノードテーブルの格納位置を示す。
【0019】また、接続ノードテーブルは、図3(B)
に示すように、存在するノードのそれぞれ毎に、 a.正規化経度・緯度、 b.このノードが交差点ノードであるか否かを示す交差
点ノードフラグ、他の図葉との境界にあるノードである
か否かを示す隣接ノードフラグなどからなる「ノードの
属性フラグ」、 c.このノードをリンクの一方端とするリンクがある場
合に各リンクの他方端を構成するノードの数を示す「接
続しているノードの数」、 d.このノードに接続されているリンクに右折禁止やU
ターン禁止等の交通規制が存在する場合にはその「交通
規制の数」、 e.このノードが一方端となっている各リンクのリンク
番号を示すリンク本数分の接続ノードレコード、 f.上述した交通規制が存在する場合にはその数に対応
した交通規制の具体的な内容を示す交通規制レコード、 g.このノードが他の図葉との境界にあるノードである
場合には、隣接する図葉の対応するノードの接続ノード
テーブルの位置を示す「隣接ノードレコード」、 h.このノードが交差点ノードである場合には、交差点
ユニットにおける対応する交差点レコードの格納位置お
よびサイズ、 等が含まれる。
【0020】また、リンクテーブルは、図3(C)に示
すように、着目している図葉に含まれる全てのリンクに
対応したリンク番号順の複数のリンクレコードを含んで
いる。これらの各リンクレコードは、 a.主に探索経路表示用に各リンクに付されたコードで
あるリンクID、 b.リンクの両端に位置する2つのノードを特定するノ
ード番号1およびノード番号2、 c.リンクの距離、 d.このリンクを走行する場合の実際の所要時間を統計
的に求めたコスト(例えば一般道や高速道路を平均的な
速度で走行したときに要する時間に対して、実際にかか
る走行時間を乗数で示した値)、 e.このリンクがVICSセンタで管理しているVIC
Sリンクと対応しているか否かを示すVICSリンク対
応フラグを含む各種の道路属性フラグ、 f.このリンクに対応した実際の道路が高速道路である
か一般道であるかといった種別を示す道路種別フラグ、 g.このリンクに対応した道路に付された路線番号、 等が含まれる。
【0021】図4は、描画ユニットに含まれるVICS
変換レイヤの詳細な内容を示す図である。同図に示すよ
うに、描画ユニットのVICS変換レイヤにはVICS
変換テーブルが含まれており、さらにこのVICS変換
テーブルには、VICS変換テーブルであることを識別
するためのVICSユニットヘッダと、道路リンク番号
テーブルと、VICSリンク変換テーブルとが含まれて
いる。道路リンク番号テーブルは、道路リンク番号の順
に各道路リンク(VICSリンクと区別するために道路
ユニットに含まれる各リンクを特に「道路リンク」と称
する)のデータがVICS変換テーブル内のどの位置に
格納されているかを示すものであり、着目している図葉
の全リンクに対応している。
【0022】また、VICSリンク変換テーブルは、存
在する道路リンクのそれぞれに対応して、 a.VICSリンクと道路リンクの相対的な長さを示す
VICSリンク長と、着目している道路リンクの上下線
が同じか異なるかを示す上下線区別を含むVICSリン
ク情報フラグ、 b.着目している道路リンクを一方のノードから他方の
ノードに向かって見た場合の対応するVICSリンクの
数、 c.VICSリンクの一方のノード方向からこの道路リ
ンク開始位置までの距離(VICSリンク全体の距離で
見た場合のパーセンテージ)、 d.着目している道路リンクを他方のノードから一方の
ノードに向かって見た場合の対応するVICSリンクの
数、 e.VICSリンクの他方のノード方向からこの道路リ
ンク開始位置までの距離(VICSリンク全体の距離で
見た場合のパーセンテージ)、 f.道路リンクの一方のノードから他方のノードに向か
って見た場合のVICSリンクのそれぞれに対応した2
次メッシュコード、VICSリンクID、VICSリン
クまでの距離、 g.反対に、道路リンクの他方のノードから一方のノー
ドに向かって見た場合のVICSリンクのそれぞれに対
応した2次メッシュコード、VICSリンクID、VI
CSリンクまでの距離、 等が含まれる。
【0023】図5は、交差点ユニットの詳細な内容を示
す図である。同図に示すように、交差点ユニットは、各
交差点毎に、交差点そのものに関するデータが含まれる
交差点レコードと、交差点から延びた道路の行先等に関
するデータが含まれる交差点方面情報レコードと、交差
点を構成する道路の各車線に関するデータが含まれる交
差点車線情報レコードと、交差点の拡大映像表示に必要
な画像データが含まれる交差点描画レコードとを格納し
ている。
【0024】交差点レコードは、図6に示すように、存
在する交差点のそれぞれ毎に、 a.この交差点が階層構造(立体構造)になっているか
否かを示す立体交差フラグ、この交差点に信号が立って
いるか否かを示す信号フラグなどからなる「交差点情報
フラグ」、 b.この交差点が何差路であるかを示す「交差点の差路
数」、 c.この交差点に対応する交差点描画レコードの格納位
置、 d.交差点名称を表示する場合の表示座標、 e.表示する交差点文字列、 f.交差点名称を音声で読み上げる場合のテキストスピ
ーチに必要な交差点名称読み仮名文字列、 g.この交差点を構成する各リンクのリンクIDとこの
リンクに対応する交差点方面情報レコードの格納位置
(交差点の差路数分)、 等が含まれる。
【0025】(3)ナビゲーションコントローラの詳細
構成および動作 次に、図1に示したナビゲーションコントローラ1の詳
細な構成について説明する。ナビゲーションコントロー
ラ1は、CD−ROM2から読み出した地図データに基
づいてディスプレイ装置9に所定の地図表示をするため
の地図バッファ16、地図読出制御部18、地図描画部
20、VRAM22、読出制御部24、画像合成部26
と、自車位置の計算やマップマッチング処理、経路探索
処理、経路誘導処理を行うとともにその結果を表示する
ためのデータ記憶部30、車両位置・方位計算部32、
マップマッチング処理部34、経路探索処理部36、誘
導経路メモリ38、誘導経路描画部42、マーク画像発
生部44、交差点案内部46と、ビーコン送受信機7等
によって受信したVICS情報を表示するための受信デ
ータバッファ50、VICS情報描画部52と、利用者
に対する各種の操作画面を表示したりリモコンユニット
4からの操作指示を各部に伝えるためのリモコン制御部
60、カーソル位置計算部62、操作画面発生部64と
を備えている。
【0026】地図バッファ16は、ディスク読取装置3
によってCD−ROM2から読み出された地図データを
一時的に格納するためのものである。地図読出制御部1
8によって画面中心位置が計算されると、この画面中心
位置を含む所定範囲の地図データの読み出し指示が地図
読出制御部18からディスク読取装置3に送られて、地
図表示に必要な地図データがCD−ROM2から読み出
されて地図バッファ16に格納される。例えば、画面中
心位置を含む4枚の図葉に対応した地図データが読み出
されて地図バッファ16に格納される。
【0027】地図描画部20は、地図バッファ16に格
納された4つの図葉の地図データにに含まれる描画ユニ
ットに基づいて、表示に必要な地図画像を作成する。作
成された地図画像データはVRAM22に格納され、読
出制御部24によって1画面分の地図画像データが読み
出される。画像合成部26は、この読み出された地図画
像データに、後述するマーク画像発生部44、交差点案
内部46、操作画面発生部64のそれぞれから出力され
る各画像データを重ねて画像合成を行い、合成された画
像がディスプレイ装置9の画面に表示される。
【0028】図7は、VRAM22に格納される地図画
像データと読出制御部24によって読み出される表示画
像の関係を示す図である。同図において、領域A〜Dの
それぞれは、地図バッファ16から読み出される4つの
図葉の地図データに含まれる描画ユニットに基づいて描
かれた地図画像であり、これら4枚の図葉の地図画像デ
ータがVRAM22に格納される。また、領域Pは画面
中心位置Oを中心に読出制御部24によってVRAM2
2から読み出される表示画像データを示しており、この
領域Pは車両が走行して自車位置に対応する画面中心位
置Oが移動するとそれに伴って移動し、画面のスクロー
ルが行われる。
【0029】データ記憶部30は、GPS受信機5から
出力される測位位置(自車位置)データを順次格納す
る。また、車両位置・方位計算部32は、自律航法セン
サ6から出力される自車の相対的な位置および方位から
絶対的な自車位置および方位を計算する。マップマッチ
ング処理部34は、データ記憶部30に格納されたGP
S受信機5による自車位置あるいは車両位置・方位計算
部32によって計算された自車位置が地図データの道路
上に存在するか否かを判定し、道路上から外れた場合に
は計算により求めた自車位置を修正する処理を行う。マ
ップマッチングの代表的な手法としては、パターンマッ
チングと投影法が知られている。
【0030】経路探索処理部36は、リモコンユニット
4のカーソルキーの操作によって地図上の特定箇所にカ
ーソルが移動された後目的地入力キーが押下されると、
このときカーソル位置計算部62によって計算されたカ
ーソル位置を経路探索の目的地として設定する。設定さ
れた目的地データは誘導経路メモリ38に格納される。
また、経路探索処理部36は、リモコンユニット4の探
索キーが押下されると、マップマッチング処理部34に
よって修正された後の自車位置を出発地として設定して
誘導経路メモリ38に格納するとともに、この誘導経路
メモリ38に格納された出発地および目的地を所定の条
件下で結ぶ走行経路を探索する。例えば、時間最短、距
離最短、一般道優先等の各種の条件下でコストが最小と
なる誘導経路が設定される。経路探索の代表的な手法と
しては、ダイクストラ法や横形探索法が知られている。
このようにして経路探索処理部36によって設定された
誘導経路は、誘導経路メモリ38に記憶される。
【0031】図8は、誘導経路メモリ38に格納される
データの一例を示す図である。同図に示すように、経路
探索処理部36によって設定された誘導経路のデータが
出発地から目的地までのノードの集合NS、N1、N
2、…、NDとして表され、誘導経路メモリ38に格納
される。
【0032】誘導経路描画部42は、誘導経路メモリ3
8に記憶された誘導経路データの中から、その時点でV
RAM22に描画された地図エリアに含まれるものを選
び出し、地図画像に重ねて所定色で太く強調した誘導経
路を描画する。マーク画像発生部44は、マップマッチ
ング処理された後の自車位置に車両位置マークを発生さ
せたり、所定形状を有するカーソルマークを発生する。
【0033】交差点案内部46は、車両が接近中の交差
点における案内を表示画像および音声で行うものであ
り、実際の経路誘導時に、自車が誘導経路前方にある交
差点から所定距離内に接近したときに、この接近中交差
点の案内図(交差点拡大図、行先、進行方向矢印)をデ
ィスプレイ装置9の画面に表示するとともに、オーディ
オ部10を通して進行方向を音声で案内する。
【0034】受信データバッファ50は、ビーコン送受
信機7とFM多重放送受信機8で受信したVICS情報
を格納する。VICS情報には、道路の特定箇所がどの
程度渋滞しているかを示す渋滞情報、事故や道路の凍結
等を示す事象情報、通行止めや対面通行等の規制情報等
が含まれる。図9は、VICS情報の一つである渋滞情
報を示す図である。同図に示す渋滞情報パケットは、あ
るVICSリンクの特定箇所がどの程度渋滞しているか
を示すものであり、このVICSリンクが含まれるエリ
アを特定するための2次メッシュコードと、このVIC
Sリンクに付されたVICSリンク番号と、渋滞が始ま
る位置を特定するための始点(VICSリンクの一方
端)からの距離と、渋滞の区間を示す長さと、渋滞の度
合い(例えば車両が一定の速度以下になる「渋滞」と、
ほとんど車両が動かなくなる「混雑」の2種類の状態が
特定される)とを含んでいる。
【0035】VICS情報描画部52は、受信データバ
ッファ50に格納されたVICS情報(渋滞情報、事象
情報、規制情報)の中からVRAM22に描画された地
図エリアに含まれるものを選び出し、それぞれの情報に
対応した所定の表示を行う。例えば、渋滞情報について
は、図16に示すように、渋滞区間に対応した長さを有
し、渋滞の程度に応じた色を有する矢印が表示される
(詳細については後述する)。また、事象情報や規制情
報については、対象となる区間にこれらの事象や規制に
対応する所定のシンボル(マーク)が表示される。
【0036】上述した地図バッファ16が地図データ格
納手段に、地図描画部20、VRAM22、読出制御部
24および画像合成部26が地図表示手段に、受信デー
タバッファ50、VICS情報描画部52が渋滞箇所特
定手段に、VICS情報描画部52が渋滞情報描画手段
にそれぞれ対応している。
【0037】(4)ナビゲーション装置の動作 ナビゲーション装置の全体およびナビゲーションコント
ローラ1は上述した構成を有しており、次に、VICS
情報として渋滞情報を受信した場合の詳細動作について
説明する。図10は、渋滞情報の表示に関するナビゲー
ション装置の動作手順を示す図であり、一般に高架式道
路である場合が多い高速道路とそれ以外の一般道とが重
なって併走し、渋滞区間が重なった場合であっても互い
に識別可能な渋滞表示を行う場合の動作が示されてい
る。なお、図10に示した動作は、地図表示処理、マッ
プマッチング処理、経路探索・経路誘導処理等のナビゲ
ーション装置本来の動作と並行して行われる。
【0038】上述したように、自車位置を含む表示1画
面分の地図画像データが読出制御部24によってVRA
M22から読み出されて、これにマーク発生部44から
出力される自車位置マークを重ねて、自車周辺の地図表
示が行われる。表示される地図画像は、自車位置が進行
するにしたがってスクロールされ、VRAM22に描画
された4枚の図葉の範囲を越えるときは、CD−ROM
2から自車の進行方向の図葉の地図データが新たに読み
出され、地図描画部20によってVRAM22内の地図
画像データの更新が行われる。また、リモコンユニット
4の経路誘導モードキーが押下されて経路誘導モードに
設定されている場合には、誘導経路描画部42によって
描画された誘導経路が地図画像上に重ねて表示される。
【0039】このような地図表示と並行して、VICS
情報描画部52は、受信データバッファ50に順次格納
されるVICSデータを調べ、新たな交通情報が受信さ
れたか否かを監視する(ステップ100)。そして、新
たな交通情報が受信されると、次にVICS描画部52
は、この交通情報が渋滞情報であるか否かを判定し(ス
テップ101)、この交通情報が渋滞情報以外の事象情
報や規制情報である場合には、これらの受信した事象情
報や規制情報に関する表示動作を行う(ステップ10
2)。
【0040】また、受信した交通情報が渋滞情報である
場合には、VICS情報描画部52は、新たに受信した
渋滞情報がVRAM22に描画された地図エリアに含ま
れているものであるか否かを判定する(ステップ10
3)。図9に示したように、受信した渋滞情報パケット
には2次メッシュコードが含まれており、この渋滞情報
パケットに含まれる2次メッシュコードとVRAM22
に描画された4枚の図葉のそれぞれの2次メッシュコー
ドとを比較することにより、渋滞情報の対象となるVI
CSリンクがVRAM22に描画された地図エリアに含
まれる道路リンクに対応するものであるか否かが、各リ
ンク同士を比較することなく分かるようになっている。
なお、受信した渋滞情報がVRAM22に描画された地
図エリアに含まれていない場合には、渋滞情報に関する
表示動作は何も行われずに、ステップ100に戻って交
通情報の受信待ちの状態になる。
【0041】受信した渋滞情報が描画エリアに含まれる
場合には、次にVICS情報描画部52は、受信した渋
滞情報に基づいて、対応する道路リンクとこの道路リン
クにおける渋滞箇所の特定を行う(ステップ104)。
図9に示したように、渋滞情報パケットには、VICS
リンクの番号と、このVICSリンクの始点から渋滞開
始区間までの距離と、渋滞区間の長さとが含まれてい
る。また、地図バッファ16に格納された地図データの
描画ユニットには、図4に示したVICS変換テーブル
が含まれており、この中の道路リンク番号テーブルとV
ICSリンク変換テーブルに基づいて、VICSリンク
と道路リンクとの対応が分かるようになっている。した
がって、渋滞情報パケットに含まれるVICSリンク番
号に基づいて、対応する描画エリア内の道路リンクを特
定することができるとともに、渋滞情報パケットに含ま
れる「始点からの距離」と「長さ」に基づいて、この道
路リンク上の渋滞箇所を特定することができる。
【0042】次に、VICS情報描画部52は、特定し
た道路リンクが高速道路に対応しているか否かを判定し
(ステップ105)、高速道路以外の一般道に対応した
ものである場合には、特定した道路リンクの渋滞箇所に
平行に一般道用の渋滞表示用矢印を渋滞レベルに応じた
色でVRAM22に描画し(ステップ106)、高速道
路に対応したものである場合には、特定した道路リンク
の渋滞箇所に平行に高速道路用の渋滞表示用矢印を渋滞
レベルに応じた色で、上述した一般道用の渋滞表示用矢
印と表示が重なった場合であっても識別が可能なように
VRAM22に描画する(ステップ107)。
【0043】図11は、渋滞表示用矢印の表示例を示す
図であり、一般道D1の上に高速道路D2が重なってい
る場合であってどちらの道路も渋滞している場合が示さ
れている。同図に示す矢印a1は下を走る一般道D1に
対応し、矢印a2はその上を走っている高速道路D2に
対応している。このように、高速道路用の矢印a2と一
般道用矢印a1とを表示する場合、表示する位置を道路
に垂直方向に若干ずらし、しかも各表示色を異ならせる
ことにより、渋滞区間が部分的あるいは全区間重なった
場合であっても、下に表示した一般道用の矢印a1を識
別することができる。
【0044】このように、本実施形態のナビゲーション
装置では、VICSセンタから渋滞情報が送られてきた
ときに、この渋滞情報が一般道についてのものであると
きと、高速道路についてのものであるときとでは、各道
路に平行に表示する矢印の表示位置を若干ずらしてお
り、渋滞情報の対象となる一般道と高速道路とが重なっ
てそれらの渋滞区間も重なる場合であっても、重なった
道路のそれぞれの渋滞情報用矢印を別々に識別すること
ができる。
【0045】なお、上述した説明では、一般道と高速道
路の各渋滞表示用矢印を色を変えるとともにその表示位
置を若干ずらすようにしたが、各道路用の渋滞表示矢印
の組み合わせは種々のものが考えられる。図12は、組
み合わせる2種類の渋滞表示用矢印の具体例を示す図で
ある。図12(A)は、図11に示したように一般道用
の渋滞表示矢印a1とその上に重ねる高速道路用の渋滞
表示用矢印a2とをずらして表示した場合を示してお
り、各矢印の色を異ならせている。例えば、矢印a1の
色を混雑に対応して濃い赤に、渋滞に対応して薄い赤に
設定し、矢印a2の色を混雑に対応して濃いピンクに、
渋滞に対応して薄いピンクに設定する。
【0046】図12(B)は、同図(A)に示したよう
に各矢印a1、a2で互いに色を異ならせる変わりに、
重ねて表示される高速道路用の矢印a2に影を付けてい
る。この場合には、矢印a1、a2が重なった場合であ
っても各矢印a1、a2は矢印a1に付けられた影によ
って分離されて識別可能になる。図12(C)は、2つ
の矢印a1、a2の色を異ならせるとともに、各表示位
置は変えずに下に表示される矢印a1の周りに縁取りを
付けている。この場合には、矢印a1、a2が全く重な
った場合であっても、下の矢印a2の縁取りが見えるた
め、矢印a1の下に矢印a2が隠れていることが分かっ
て識別可能になる。
【0047】図12(D)は、2種類の矢印a1、a2
の表示位置はずらさずに、下の矢印a1よりも上の矢印
a2の太さを細くするとともに、各矢印の色を異ならせ
ている。この場合には、矢印a1、a2が重なった場合
であっても、太い下の矢印a1が部分的に露出するた
め、矢印a1、a2が重なった場合であっても識別可能
になる。図12(E)は、2種類の矢印a1、a2の形
そのものを変更するとともにそれらの大きさや色を異な
らせている。一例として、矢印a1、a2を複数の円で
表現したが、三角や四角等の他の形状で表現してもよ
い。
【0048】ところで、上述した本実施形態の説明で
は、道路が重なる場合には高速道路と一般道との組み合
わせが最も多く、しかも高速道路が上に重なる場合が多
いことに着目し、高速道路用の渋滞表示用矢印a2をそ
の他の一般道用の渋滞表示用矢印a1と区別し、これら
の表示が重なった場合であっても互いに識別可能な状態
で表示を行ったが、実際に道路がどのように重なってい
るかを示すデータを地図データに含ませておいて、この
データに基づいて、実際に上に重なった道路用に図12
に示した上の矢印a2を表示させ、実際に下を走る道路
用に図12に示した下の矢印a1を表示させるようにし
てもよい。
【0049】例えば、上述したように、地図バッファ1
6に格納された地図データの交差点ユニットの交差点レ
コードには、着目している交差点が階層構造(立体構
造)になっているか否か等を示す交差点情報フラグが含
まれている。図13は、図6に示す交差点レコードに含
まれる交差点情報フラグの詳細を示す図である。図13
に示すように、交差点情報フラグには、この交差点が立
体交差になっているか否かを示す立体交差フラグと、立
体交差である場合にはどの階層に相当するかを示す交差
レベル(地上0mをレベル0とし、地下あるいは地上の
階層数を数字で示したもの)と、この交差点が地下にあ
るか地上にあるかを示すレベル符号とが含まれている。
【0050】図14は、交差点情報フラグに基づいて渋
滞情報表示を行う場合の動作手順を示す図である。VI
CSセンタから送られてくる渋滞情報を受信して該当す
る道路リンクと渋滞箇所を特定するまでの動作は図10
に示したステップ100〜104の動作手順と同じであ
り、次にVICS情報描画部52は、特定した道路の階
層を交差点情報フラグに基づいて調べ(ステップ20
0)、この調べた階層に応じて識別可能な渋滞表示用の
矢印を描画する(ステップ201)。
【0051】例えば、渋滞情報を表示する道路が他の道
路と上下に重なっていない場合には、図13に示した交
差点情報フラグに含まれる立体交差フラグは立っていな
いため、この場合にはVICS情報描画部52は、従来
から行われているような渋滞情報用の矢印表示を行う。
また、渋滞情報を表示する道路が他の道路と上下に重な
っている場合には、図13に示した立体交差フラグが立
っており、しかもその階層レベルが交差レベルとレベル
符号によって示されている。したがって、VICS情報
描画部52は、各階層に応じた渋滞情報表示用の矢印を
互いに識別可能なように描画する。
【0052】例えば、図12に示した2種類の矢印a
1、a2を複数階層に応じた複数種類の矢印a1、a
2、a3、…に拡張して、渋滞情報表示用矢印の描画が
行われる。図15は、階層レベルを3(例えば、地上の
道路に加えて、地下の道路と高架式の道路があるような
場合)とした場合の渋滞表示用矢印の表示例を示す図で
ある。同図(A)〜(D)のそれぞれは、図12(A)
〜(D)のそれぞれを互いに識別可能な3種類の矢印に
拡張したものである。
【0053】このように、道路の階層を判断して渋滞表
示用矢印の表示を行っているため、実際の道路構造に合
った渋滞表示が可能となる。
【0054】なお、本発明は上記実施形態に限定される
ものではなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形実施
が可能である。例えば、上述した実施形態では、渋滞情
報を1本の矢印を用いて表したが、所定の太さを有する
単純な線で表したり、一定長さを有する短い矢印を道路
に沿って複数個並べて表すようにしてもよい。
【0055】
【発明の効果】上述したように、本発明によれば、渋滞
情報を受信したときに、渋滞箇所特定手段によって、対
応する道路を抽出するとともにこの道路の渋滞箇所を特
定し、渋滞情報描画手段によって、道路の高低を判断す
るとともにこの高低に基づいて道路の表示が重なった場
合であっても互いに識別可能な渋滞情報マークを描画し
ており、道路が重なって併走するような場合であって
も、これらの下を走る道路の渋滞情報マークが上を走る
道路の渋滞情報マークに隠れて見えなくなるといったこ
とがなく、両方の道路の交通情報を容易に識別すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した一実施形態の車載用ナビゲー
ション装置の全体構成を示す図である。
【図2】道路ユニットの全体構成を示す図である。
【図3】道路ユニットに含まれる各種のテーブルの詳細
な内容を示す図である。
【図4】描画ユニットに含まれるVICS変換レイヤの
詳細な内容を示す図である。
【図5】交差点ユニットの詳細な内容を示す図である。
【図6】交差点レコードの詳細な内容を示す図である。
【図7】VRAMの描画エリアと表示エリアの関係を示
す図である。
【図8】誘導経路メモリに格納されるデータの一例を示
す図である。
【図9】渋滞情報パケットの内容を示す図である。
【図10】渋滞情報の表示に関するナビゲーション装置
の動作手順を示す図である。
【図11】渋滞表示用矢印の表示例を示す図である。
【図12】組み合わせる2種類の渋滞表示用矢印の具体
例を示す図である。
【図13】交差点レコードに含まれる交差点情報フラグ
の詳細を示す図である。
【図14】交差点情報フラグに基づいて渋滞情報表示を
行う場合の動作手順を示す図である。
【図15】階層レベルを3とした場合の渋滞表示用矢印
の表示例を示す図である。
【図16】レベル3のVICS情報の表示例を示す図で
ある。
【符号の説明】
1 ナビゲーションコントローラ 7 ビーコン送受信機 8 FM多重放送受信機 9 ディスプレイ装置 16 地図バッファ 20 地図描画部 22 VRAM 24 読出制御部 26 画像合成部 50 受信データバッファ 52 VICS情報描画部
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G09B 29/10 G09B 29/10 A

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 地図データを格納する地図データ格納手
    段と、 前記地図データ格納手段に格納された地図データに基づ
    いて所定範囲の地図画像を表示する地図表示手段と、 道路交通情報センタから送られてくる道路の渋滞区間を
    含む渋滞情報に基づいて、前記地図データの中から該当
    する道路を抽出するとともに、この抽出した道路上の渋
    滞区間を特定する渋滞箇所特定手段と、 前記渋滞箇所特定手段によって抽出された道路の高低を
    判断し、対象となる複数本の道路の表示位置が重なった
    場合であっても、前記道路の高低に応じて互いに識別可
    能な渋滞情報マークを、前記渋滞箇所特定手段によって
    特定された道路上の渋滞区間に対応させて、前記地図画
    像に重ねて描画する渋滞情報描画手段と、 を備えることを特徴とするナビゲーション装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記地図データには、道路が高速道路であるかそれ以外
    の一般道路であるかを示す道路種別データが含まれてお
    り、 前記渋滞情報描画手段は、前記道路種別データに基づい
    て道路の高低を判断することを特徴とするナビゲーショ
    ン装置。
  3. 【請求項3】 請求項1において、 前記地図データには、重なって併走する道路の上下位置
    に関する階層レベルデータが含まれており、 前記渋滞情報描画手段は、前記階層レベルデータに基づ
    いて道路の高低を判断することを特徴とするナビゲーシ
    ョン装置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかにおいて、 前記渋滞情報描画手段は、表示位置が重なった高さの異
    なる複数本の道路のそれぞれに対応した前記渋滞情報マ
    ークを、道路と垂直方向に互いにずらすとともに、前記
    渋滞情報マークの色および濃淡の少なくとも一方を異な
    らせて描画することを特徴とするナビゲーション装置。
  5. 【請求項5】 請求項1〜3のいずれかにおいて、 前記渋滞情報描画手段は、表示位置が重なった高さの異
    なる複数本の道路のそれぞれに対応した前記渋滞情報マ
    ークを、上になるほど道路と垂直方向の幅を狭くすると
    ともに、色および濃淡の少なくとも一方を異ならせて描
    画することを特徴とするナビゲーション装置。
  6. 【請求項6】 請求項1〜3のいずれかにおいて、 前記渋滞情報描画手段は、表示位置が重なった高さの異
    なる複数本の道路のそれぞれに対応した前記渋滞情報マ
    ークを、下になるほど大きな縁取りを付けて描画するこ
    とを特徴とするナビゲーション装置。
JP4971897A 1997-02-18 1997-02-18 ナビゲーション装置 Expired - Fee Related JP3766501B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4971897A JP3766501B2 (ja) 1997-02-18 1997-02-18 ナビゲーション装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4971897A JP3766501B2 (ja) 1997-02-18 1997-02-18 ナビゲーション装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10227648A true JPH10227648A (ja) 1998-08-25
JP3766501B2 JP3766501B2 (ja) 2006-04-12

Family

ID=12838977

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4971897A Expired - Fee Related JP3766501B2 (ja) 1997-02-18 1997-02-18 ナビゲーション装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3766501B2 (ja)

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005116584A1 (ja) * 2004-05-26 2005-12-08 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. 位置情報受信装置、形状マッチング方法
WO2006001414A1 (ja) * 2004-06-25 2006-01-05 Pioneer Corporation 交通状況表示装置、その方法、そのプログラム、および、そのプログラムを記録した記録媒体
JP2006017482A (ja) * 2004-06-30 2006-01-19 Aisin Aw Co Ltd ナビゲーション装置
JP2006215782A (ja) * 2005-02-03 2006-08-17 Xanavi Informatics Corp ナビゲーション装置
JP2006292691A (ja) * 2005-04-14 2006-10-26 Denso Corp 車載ナビゲーション装置
JP2007333654A (ja) * 2006-06-16 2007-12-27 Alpine Electronics Inc ナビゲーション装置
JP2011172080A (ja) * 2010-02-19 2011-09-01 Japan Radio Co Ltd 情報管理装置
JP2013072807A (ja) * 2011-09-28 2013-04-22 Aisin Aw Co Ltd 評価表示システム、方法およびプログラム
US9057625B2 (en) 2011-07-05 2015-06-16 Aisin Aw Co., Ltd. Navigation system, navigation method, and computer-readable storage medium
US9146131B2 (en) 2011-07-05 2015-09-29 Aisin Aw Co., Ltd. Evaluation indication system, evaluation indication method and computer-readable storage medium
US9151630B2 (en) 2011-07-05 2015-10-06 Aisin Aw Co., Ltd. Evaluation indication system, evaluation indication method and computer-readable storage medium
CN106781509A (zh) * 2017-03-06 2017-05-31 长安大学 一种基于v2v的协作式城市道路拥堵检测方法

Cited By (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005116584A1 (ja) * 2004-05-26 2005-12-08 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. 位置情報受信装置、形状マッチング方法
JPWO2006001414A1 (ja) * 2004-06-25 2008-04-17 パイオニア株式会社 交通状況表示装置、その方法、そのプログラム、および、そのプログラムを記録した記録媒体
WO2006001414A1 (ja) * 2004-06-25 2006-01-05 Pioneer Corporation 交通状況表示装置、その方法、そのプログラム、および、そのプログラムを記録した記録媒体
US7683805B2 (en) 2004-06-25 2010-03-23 Pioneer Corporation Traffic situation display device, method and program thereof and recording medium with the program recorded therein
JP2006017482A (ja) * 2004-06-30 2006-01-19 Aisin Aw Co Ltd ナビゲーション装置
JP2006215782A (ja) * 2005-02-03 2006-08-17 Xanavi Informatics Corp ナビゲーション装置
JP4622644B2 (ja) * 2005-04-14 2011-02-02 株式会社デンソー 車載ナビゲーション装置
JP2006292691A (ja) * 2005-04-14 2006-10-26 Denso Corp 車載ナビゲーション装置
JP2007333654A (ja) * 2006-06-16 2007-12-27 Alpine Electronics Inc ナビゲーション装置
JP2011172080A (ja) * 2010-02-19 2011-09-01 Japan Radio Co Ltd 情報管理装置
US9057625B2 (en) 2011-07-05 2015-06-16 Aisin Aw Co., Ltd. Navigation system, navigation method, and computer-readable storage medium
US9146131B2 (en) 2011-07-05 2015-09-29 Aisin Aw Co., Ltd. Evaluation indication system, evaluation indication method and computer-readable storage medium
US9151630B2 (en) 2011-07-05 2015-10-06 Aisin Aw Co., Ltd. Evaluation indication system, evaluation indication method and computer-readable storage medium
JP2013072807A (ja) * 2011-09-28 2013-04-22 Aisin Aw Co Ltd 評価表示システム、方法およびプログラム
CN106781509A (zh) * 2017-03-06 2017-05-31 长安大学 一种基于v2v的协作式城市道路拥堵检测方法
CN106781509B (zh) * 2017-03-06 2019-09-10 长安大学 一种基于v2v的协作式城市道路拥堵检测方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP3766501B2 (ja) 2006-04-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3537285B2 (ja) ナビゲーション装置
JP4645516B2 (ja) ナビゲーション装置及びプログラム
JP2001183159A (ja) ナビゲーション装置
JPH1183516A (ja) ナビゲーション装置
JPH11257975A (ja) ナビゲーション装置のデータ転送方法
JP4421930B2 (ja) 車載情報端末
JP3766501B2 (ja) ナビゲーション装置
JP3517075B2 (ja) ナビゲーション装置
JP4577197B2 (ja) ナビゲーション装置
JPH1151682A (ja) ナビゲーション装置
JP2002090167A (ja) 車載用ナビゲーション装置のルート案内方法
JPH11160091A (ja) ナビゲーション装置
JP3732935B2 (ja) ナビゲーション装置
JP2882251B2 (ja) 経路誘導装置
JP3894017B2 (ja) ナビゲーションシステム、ナビゲーションプログラム及び快速道路情報作成方法
JPH10300489A (ja) ナビゲーション装置
JPH10227653A (ja) ナビゲーション装置
JP2003240586A (ja) 車載用ナビゲーション装置
JPH08304094A (ja) ナビゲーション装置
JP5615615B2 (ja) 車載用ナビゲーション装置及び走行支援情報提示方法
JPH10260054A (ja) 車載用ナビゲーション装置の車両案内方法
JP3609914B2 (ja) ナビゲーション装置
JPH10239079A (ja) ナビゲーション装置
JPH11230769A (ja) ナビゲーション装置のデータ転送方法
JP3696727B2 (ja) 車載用ナビゲーション装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040116

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20051031

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060117

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060127

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100203

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100203

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110203

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110203

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120203

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120203

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130203

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130203

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140203

Year of fee payment: 8

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees