JPH10227156A - 回転式法名塔 - Google Patents

回転式法名塔

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JPH10227156A
JPH10227156A JP4719497A JP4719497A JPH10227156A JP H10227156 A JPH10227156 A JP H10227156A JP 4719497 A JP4719497 A JP 4719497A JP 4719497 A JP4719497 A JP 4719497A JP H10227156 A JPH10227156 A JP H10227156A
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JP
Japan
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tower
rotary
tower body
main body
base material
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Pending
Application number
JP4719497A
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English (en)
Inventor
Kozo Yamamoto
幸三 山本
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  • Refuge Islands, Traffic Blockers, Or Guard Fence (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 法名塔の表示面を見やすくする。法名塔のデ
ザイン上の自由度を増す。その設置場所を任意の位置と
する。 【解決手段】 法名塔10は、8角柱の台石11上に8
角柱の塔本体12を軸受13で回転自在に立設してい
る。塔本体12の8個の外側面12Aが全て表示面とな
る。8個の各表示面12Aに故人の俗名などを一人ずつ
その顔写真12Bとともに表示する。軸受13を適切に
設定することで、塔本体12の回転に要する外力を所望
の値にできる。例えば風などでは容易に回転しないよう
にできる。よって、表示部を任意の角度位置に設置で
き、見やすくなる。法名塔のデザインの自由度が高めら
れる。墓所でどのような場所にも設置可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は回転式法名塔、詳
しくは基材上の塔本体を回転自在として俗名などの表示
部を見やすくした回転式法名塔に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の法名塔(墓誌または戒名塔ともい
う)は、例えば図4に示すように、所定の厚さの御影石
の板材41で形成され、この板材41は水平な支持用の
基材42,43上に垂直に立てられていた。この板状の
法名塔41は通常墓石の正面側の側方に固定して立設さ
れていた。したがって、法名塔(板材)41の内側の面
41Aにのみ俗名、法名などを刻みこんで表示するもの
が多かった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の法名塔は一方向に向かって立設、固定されて
いたため、お墓に参る人はその板状の本体41の内側面
41Aのみを見ることができる構造であった。また、こ
のような方向に固定された法名塔にあっては、その内側
面41Aは見にくい構造となっていた。特に狭い墓所に
建立された墓にあっては、なおさら見にくいものであっ
た。
【0004】そこで、発明者は永年にわたって鋭意研究
した結果、表示面を見やすくするには、法名塔を回転式
とするとよいことを知見した。そして、回転させるには
台座と本体とを分割し、これらの間にベアリングを介装
することが必要であると考え、種々の試作を行った。そ
の結果、法名塔の形状を回転に適した形状とすること、
また、特にお年寄りや子供にも回転可能とするため、そ
のベアリング荷重の設計などを適宜に行うことが好適で
あることなどに想到し、この発明を完成させるに至っ
た。
【0005】
【発明の目的】そこで、この発明の目的は、設置した法
名塔の表示面を見やすくすることである。また、この発
明は、デザイン上の自由度を高めることができる回転式
法名塔を提供することを、その目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、基材と、基材の上に立設され、その外面に表示部を
有する塔本体と、を備えた回転式法名塔において、上記
塔本体は、鉛直線を回転中心軸として回転自在に上記基
材に支持された回転式法名塔である。この塔本体の形状
は、どのような形であってもよい。例えば三角錐形状で
もよい。
【0007】請求項2に記載の発明は、上記塔本体は、
断面多角形の柱状体または筒状体であり、その側面の表
示部には文字または絵柄を表示可能とした請求項1に記
載の回転式法名塔である。断面多角形の柱状体または筒
状体で構成することで、その各側面を互いに独立した表
示部とすることができる。
【0008】請求項3に記載の発明は、上記塔本体は、
軸受により上記基材に回転自在に支持された請求項1ま
たは請求項2に記載の回転式法名塔である。軸受を使用
することにより、その回転を安定してスムーズに行うこ
とができる。
【0009】請求項4に記載の発明は、上記塔本体は石
材で形成された請求項1〜請求項3のいずれか1項に記
載の回転式法名塔である。石材としては、御影石などを
使用することができる。
【0010】請求項5に記載の発明は、上記塔本体の下
面および上記基材の上面には、それぞれ同軸的に穴が形
成され、これらの穴内には軸部材が挿入されている請求
項1〜請求項4のいずれか1項に記載の回転式法名塔で
ある。軸部材を双方の穴に挿入されるものである。
【0011】
【作用】請求項1〜請求項5に記載の発明では、表示部
を有する塔本体を基材に対して回転させることができ
る。よって、その表示部を任意の角度位置に設定するこ
とができ、見やすくなる。また、塔本体の全外面に表示
部を形成することができる。また、これらの結果とし
て、回転式法名塔のデザインの自由度が高められる。さ
らに、このように見やすくて、かつ、省スペース効果を
得ることもできる。さらには、門柱部分にこの回転式法
名塔を設置することもできる。つまり、設置場所を広範
囲とすることができる。なお、この塔本体の材料として
は、御影石、セラミックス、陶器などを使用することが
できる。
【0012】請求項2に記載の発明によれば、塔本体の
外面には多数の平面を構成することができ、これらの面
には写真などに基づいた顔などの絵柄を配設、刻印する
ことが簡単に行える。また、顔を刻印したプレートをこ
の面に接着することもできる。例えば8角柱、6角柱な
どが好適な例とされる。
【0013】請求項3に記載の発明によれば、塔本体を
わずかな力でスムーズに回転させることができる。しか
も永年にわたって一定の回転動作を保証することができ
る。
【0014】請求項4に記載の発明によれば、屋外にお
いても塔本体は半永久的にその形状などを保持すること
ができる。墓石とマッチさせることができる。
【0015】請求項5に記載の発明によれば、この軸部
材により、塔本体のみの転倒が防止される。この場合、
塔本体は、軸部材を中心にして回転することとなる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、この発明の一実施例を図面
を参照して説明する。図1〜図3、図5はこの発明に係
る回転式法名塔の第1実施例を説明するための図であ
る。これらの図に示すように、この回転式法名塔10
は、8角柱で形成された台石(基材)11上に、同じく
8角柱で構成された塔本体12を立設したものである。
塔本体12の8個の外側面12Aが全て表示面となる。
すなわち、各面12Aには俗名、戒名などの文字が刻設
されているとともに、その上側部分には顔写真をドット
で彫り込んで表した矩形の表示板12Bが接着剤などで
接着されている。つまり、8個の表示面12Aのそれぞ
れに、祖先、故人を一人ずつその顔写真とともに表示し
ているものである。
【0017】さらに、この法名塔10は、図5に示すよ
うに、墓石100に対してその側方に近接して立設され
る。台石11が墓石100の設置面と同一面に設置さ
れ、この台石11上に8角柱の塔本体12が回転自在に
立設されるものである。
【0018】図2に示すように、塔本体12の下面軸芯
部には所定径、所定深さの段付き穴12Cが形成されて
いる。また、台石11の上面にも同じく軸芯部に穴11
Aが形成されている。これらの穴11A,12Cには軸
受13が嵌入されている。すなわち、図3に示す軸受1
3の環状のアウタレース13Aと環状のインナレース1
3Bとの間には複数のテーパ状ベアリング体13Cが回
転自在に保持されており、これらのアウタレース13
A、インナレース13Bはそれぞれ穴11A、12Cに
嵌入・固定されている。よって、塔本体12は軸受13
により台石11上で鉛直線を中心として回転自在に支持
されていることとなる。なお、軸受としては、このほか
にも各種のものを適用することができる。
【0019】さらに、この軸芯部に形成された穴11
A、12Cには、所定径のステンレス鋼棒(SUS)製
のシャフト14も嵌入されている。このシャフト14の
上端部は塔本体12の穴12Cの小径部に、その下端部
は軸受13のインナレース13Bの中心孔を貫通して穴
11Aに、それぞれ嵌入されている。このシャフト14
は塔本体12の転倒を防止するためのものである。な
お、これらの台石11および塔本体12はいずれも御影
石で加工、制作されているものとする。
【0020】以上の構成に係る回転式法名塔10にあっ
ては、塔本体12はその中心軸を中心として回転自在に
設けられている。この回転に要する外力は、ベアリング
(軸受)13の設計値による。塔本体12の重量により
設定を適宜変更するものとする。よって、お墓への参拝
者は、たとえお年寄りでも自力により、回転式法名塔1
0の塔本体12を回転させることで、容易に他の表示部
12Aを見ることができる。墓所が狭い墓ではその効果
が大である。
【0021】なお、上記回転式法名塔10の材料は、上
記御影石に限られず、さらにはセラミックス、陶器など
であってもよい。また、その形状も8角柱に限られるこ
とが無く、6角柱、5角柱、円柱、球、半球、角錐、ま
た、それらを組み合わせたものでもよい。また、上記塔
本体下面と台石上面との間の間隔はほとんどなくすこと
もできるが、雨水、ごみなどがこの隙間を通って浸入し
ないようにシール部材を介装してもよい。または、例え
ば防水機能付きのベアリングを使用することができる。
【0022】さらには、台石11の軸受保持部21を上
側に向かって所定高さだけ突出させて構成しても良い。
図5にはこの例を示す。これは、保持部21を高く形成
して軸受13に対して雨水が入り難くしたものである。
なお、軸受13は、上記実施例と同様に軸芯部の穴11
A,12C内に嵌入されて保持される。
【0023】また、塔本体に軸孔を貫通、形成し、これ
に軸部材を挿入、貫通させることもできる。これは塔本
体に屋根などをかぶせる場合などに使用することができ
る。転倒の防止とともに、屋根付きの回転式法名塔の一
部に家紋などを配置した場合のデザイン上の自由度を増
すものである。さらに、軸受け部への雨水の浸入を防ぐ
構造としては、軸受穴(11A)に対して台石下面への
貫通孔を形成し、この貫通孔から排水を行い、軸受穴に
雨水が溜まらないようにしてもよい。
【0024】
【発明の効果】請求項1〜請求項5に記載の発明では、
表示部を任意の角度位置に設置することができ、非常に
見やすくなる。また、回転式法名塔のデザインの自由度
が高められる。例えば門柱部分にこの回転式法名塔を設
置することもできる。
【0025】請求項2に記載の発明によれば、表示面に
は写真などに基づいた顔などの絵柄を簡単に刻印するこ
とができる。顔を刻印したプレートをこの面に接着する
こともできる。請求項3に記載の発明によれば、塔本体
をわずかな力でスムーズに回転させることができる。請
求項4に記載の発明によれば、屋外においても塔本体は
半永久的にその形状などを保持することができる。請求
項5に記載の発明によれば、塔本体の転倒が防止され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例に係る回転式法名塔を示
す斜視図である。
【図2】この発明の第1実施例に係る回転式法名塔を示
す一部破断正面図である。
【図3】この発明の第1実施例に係る軸受を示す斜視図
である。
【図4】従来の法名塔を示す斜視図である。
【図5】この発明の第1実施例に係る回転式法名塔を墓
所に設置した状態を示す斜視図である。
【図6】この発明の第2実施例に係る回転式法名塔の軸
受部を示す一部破断正面図である。
【符号の説明】
10 回転式法名塔、 11 塔本体、 12 基材(台石)、 13 軸受、 14 シャフト(軸部材)。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基材と、 基材の上に立設され、その外面に表示部を有する塔本体
    と、を備えた法名塔において、 上記塔本体は、鉛直線を回転中心軸として回転自在に上
    記基材に支持された回転式法名塔。
  2. 【請求項2】 上記塔本体は、断面多角形の柱状体また
    は筒状体であり、その側面の表示部には文字または絵柄
    を表示可能とした請求項1に記載の回転式法名塔。
  3. 【請求項3】 上記塔本体は、軸受により上記基材に回
    転自在に支持された請求項1または請求項2に記載の回
    転式法名塔。
  4. 【請求項4】 上記塔本体は石材で形成された請求項1
    〜請求項3のいずれか1項に記載の回転式法名塔。
  5. 【請求項5】 上記塔本体の下面および上記基材の上面
    には、それぞれ同軸的に穴が形成され、これらの穴内に
    は軸部材が挿入されている請求項1〜請求項4のいずれ
    か1項に記載の回転式法名塔。
JP4719497A 1997-02-14 1997-02-14 回転式法名塔 Pending JPH10227156A (ja)

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JP4719497A JPH10227156A (ja) 1997-02-14 1997-02-14 回転式法名塔

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JP4719497A JPH10227156A (ja) 1997-02-14 1997-02-14 回転式法名塔

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JPH10227156A true JPH10227156A (ja) 1998-08-25

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ID=12768320

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JP4719497A Pending JPH10227156A (ja) 1997-02-14 1997-02-14 回転式法名塔

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JP (1) JPH10227156A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20020008467A (ko) * 2000-07-20 2002-01-31 윤천석 납골탑

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20020008467A (ko) * 2000-07-20 2002-01-31 윤천석 납골탑

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