JP2023168162A - 石造物 - Google Patents

石造物 Download PDF

Info

Publication number
JP2023168162A
JP2023168162A JP2022079851A JP2022079851A JP2023168162A JP 2023168162 A JP2023168162 A JP 2023168162A JP 2022079851 A JP2022079851 A JP 2022079851A JP 2022079851 A JP2022079851 A JP 2022079851A JP 2023168162 A JP2023168162 A JP 2023168162A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
stone
jizo
pole
statues
fall prevention
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2022079851A
Other languages
English (en)
Inventor
ちから 古橋
Chikara Furuhashi
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
YOSHIMI SHOJI KK
Original Assignee
YOSHIMI SHOJI KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by YOSHIMI SHOJI KK filed Critical YOSHIMI SHOJI KK
Priority to JP2022079851A priority Critical patent/JP2023168162A/ja
Publication of JP2023168162A publication Critical patent/JP2023168162A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Adornments (AREA)

Abstract

【課題】 シンプルな構成で設置の自由度向上及び転倒防止を図れ、且つ美観を損なうことないお地蔵様の像を六体並べて祀った六地蔵像を模した一体の石造物を提供すること。【解決手段】基礎部110、竿部120、笠部130及び宝珠部140から構成される一体の石造物10であって、竿部120の側面部120cには、六体のお地蔵様像を模した六つの彫刻200が施されるとともに彫刻200夫々には黒色の着色剤にて楷書体文字にて夫々異なる名称が記され、竿部120は基礎部110の上面部110aにて水平方向に回転可能となるよう設置されることを特徴とする。【選択図】 図1

Description

本発明は、燈篭や石像のような石造物、特にお地蔵様の像を六体並べて祀った六地蔵像を模した石造物に関する。
従来、燈篭や石像のような種々の石造物が様々な場所に建てられている。例えば灯篭の場合、神社仏閣や庭園の所定の場所に石を積み重ねることにより、建てられているものである。また、例えば寺院の境内、旧街道沿いまたは道端等では、お地蔵様が建てられているのを目にする。お地蔵様の場合、地面等に置かれているだけの様相を呈するものを多々見受ける。
特許文献1には、各種の表示が行われる支柱部と一体形成された造形部を有し、彫刻物と表示物としての両者の機能を備えた石像が開示されている。このものにあっては、支柱部に所望の表示を可能とするとともに造形部に美術的な表現が行えるようにし、また両者が一体形成されることにより、造形部の転げ落ち防止を意図したものである。
特許文献2には、地蔵尊の御真体に円柱状の穴をあけて祈願文を入れることを可能とした、祈願文が真体に入る地蔵尊が開示されている。このものにあっては、御真体の中に祈願文を入れるために人に知られず置くことを可能とし、また底の部分より穴を胸の位置位までの所に開けるので外観からは何等違和感がないようにしたものである。
非特許文献1には、苦悩を救済するといわれる地蔵菩薩の6分身たる六地蔵が開示されている。このものは、白御影石で造られており、6体で1セットの石造物である。そして、1体につき、その高さは45cm(但し台の高さ(9cm)は除く)で、重さは約30kgである。
非特許文献2には、高さ1m前後で重さ100kgの六地蔵灯籠及び高さ1m前後で重さ150kgの六地蔵型小屋棒型灯籠が開示されている。六地蔵灯籠は、燈篭としての機能を有し、六角柱状の竿部の六つの側面夫々にお地蔵様が彫られている石造物である。他方、六地蔵型小屋棒型灯籠は、基礎部分がなく竿を直接地面に埋め込んだ石造物である。
実開平2-37697号公報 実用新案登録第3004562号公報
http://www.mm-m.ne.jp/ckr/choukoku.htm http://www.mm-m.ne.jp/ckr/sub3.htm
上述したように工夫を凝らした種々の石造物が存している。しかし、石造物を立てる場合、場所の制約を多々受けるものである。また、転倒の虞があり、安全面を考慮する必要もある。特に、六地蔵については、建てる場所の制約及び転倒防止策を充分考慮する必要がある。
特許文献1及び特許文献2に開示されたものは、特殊または特別な独特な構造や構成を呈すものである。
非特許文献1に開示されたものは、6体で1セットの石造物であるため、場所の制約を受け、何処にでも建てられる訳ではない。また、6体夫々の転倒防止を考慮する必要がある。
非特許文献2に開示されたものは、竿部に六つのお地蔵様が彫られた灯篭であり、転倒防止を充分考慮する必要がある。
本発明は、上記事情を考慮してなされたもので、建てる場所の制約を解消するとともに、シンプルな構造で転倒防止を図った安全で有用な六地蔵像を模した石造物を提供することを目的とする。
本発明は、上記目的を達成するために以下の通りの構成とすることを特徴とする。
(1) 上面部が平坦状に形成され石材より成る基礎部と、この基礎部の上面部に設置される六角柱状または円柱状の石材より成る竿部と、この竿部の上部に設置され石材より成る笠部と、この笠部の上部に設置され石材より成る宝珠部とから構成される一体の石造物であって、上記竿部の側面部には、六体のお地蔵様像を模した六つの彫刻が施されるとともに当該彫刻夫々には黒色の着色剤にて楷書体文字にて夫々異なる名称が記され、また当該竿部は、上記基礎部の上面部にて水平方向に回転可能となるよう設置されることを特徴とする。
(2) 上記(1)の構成にあって、上記基礎部の下面部側にはアンカー部材が設けられ、上記基礎部と上記竿部が当接する部位には第一の転倒防止機構部が設けられ、上記竿部、上記笠部及び宝珠部には第二の転倒防止機構部が設けられていることを特徴とする。
上記構成によれば、一つの竿部に六体のお地蔵様像を模した六つの彫刻が施されているので、建てる場所の制約を解消できるものである。また、竿部は基礎部の上面部にて水平方向に回転可能となるよう設置され、彫刻夫々には名称が記されているので、所望の名称を所望の方向に向けて容易に建てることが可能となる。
また、上記構成によれば、シンプルな構造の第一及び第二の転倒防止機構部により、石造物の転倒防止が図れ、安全性の面に於いても優れるものである。
さらに、上記構成によれば、石造物は外観が灯篭の様相を呈しており、美観をも醸し出す趣のあるものである。
本発明は、一つの石造物に六地蔵像を模した彫刻が施されているので、建てる場所の制約を解消できるとともに、シンプルな構造で転倒防止を図った安全で有用な効果を奏するものである。
本発明の一実施形態に係わる石造物の全体の概略構成を模式的に示す図である。 同実施形態に係わり、第一の転倒防止機構部及びその近傍を模式的に示す図である。 同実施形態に係わり、第二の転倒防止機構部及びその近傍を模式的に示す図であり、(a)は竿部と笠部の間に設けられる第二の転倒防止機構部及びその近傍を模式的に示す図であり、(b)は笠部と宝珠部の間に設けられる第二の転倒防止機構部及びその近傍を模式的に示す図である。
以下、本発明の一実施形態につき、図を参照して説明する。
本実施形態に係わる六地蔵像を模した石造物10は、高さH(好ましくはH≒100cmまたはH<100cm)の一体の石造物である。即ち、石造物10は、上面部110a及び下面部110bが平坦状に形成され石材より成る基礎部110と、この基礎部110の上面部110aに設置される六角柱状の石材より成る竿部120と、この竿部120の上部120a側に設置され石材より成る笠部130と、この笠部130の上部130a側に設置され石材より成る宝珠部140とから構成され、夫々が順に積み上げられて一体化されたものである。
さて、基礎部110は、例えば白御影石を一辺の長さがE1、高さがH1(E1>H1)の直方体状となるように加工されたものであり、地面等(G)に設置されるものである。また、基礎部110の下面部110bには、アンカー(アンカー部材)112が4本装着してあり、このアンカー112を介すことにより、地面等(G)に強固な設置を可能としている。
本実施形態では、基礎部110の形状及び寸法はこれに限らず、上面部110aが平坦状に形成されていれば、他の形状(例えば円柱状または六角柱状等)や寸法であってもよいことは勿論である。また、石材も他の種類のものであってもよい。
竿部120は、その上部120a及び下部120bが平面視正六角形状を呈するよう白御影石を一辺の長さがE2、高さがH2(E2<H2)の六角柱状となるように加工し染色を施したものである。そして、竿部120の側面部120cには、六体のお地蔵様像を模した六つの彫刻200が施されている。即ち、側面部120cの六面夫々に異なる表情のお地蔵様像を模した彫刻200が施されている。また、当該彫刻200夫々には黒色の着色剤にて楷書体文字にて夫々異なる名称が記されている。
さらに、竿部120は、基礎部110の上面部110aにて水平方向(矢印A方向及び反矢印A方向)に回転可能となるよう第一の転倒防止機構部300を介して設置されている。
なお、竿部120の形状及び寸法はこれに限らず、円柱状他の形状や他の寸法であってもよいことは勿論である。また、石材も他の種類のものであってもよく、染色の有無は適宜変更可能である。
笠部130は、その上部130aが平面視正方形状を呈する略四角推台状を呈するように白御影石を加工したものであり、竿部120と同色の染色を施したものである。笠部130は、その下部130bが第二の転倒防止機構部400を介して竿部120の上部120aに設置されている。
笠部130の形状はこれに限らず、円錐台状や他の形状であってもよいことは勿論である。また、石材も他の種類のものであってもよく、染色の有無は適宜変更可能である。
宝珠部140は、その下部140bが略平坦状を呈する白御影石を加工し、竿部120及び笠部130と同色の染色を施したものである。宝珠部140は、その下部140bが第二の転倒防止機構部400を介して笠部130の上部130aに設置されている。
なお、宝珠部140は、他の種類の石材であってもよく、染色の有無は適宜変更可能である。
ここで、第一の転倒防止機構部300及び第二の転倒防止機構部400について、詳述する。
第一の転倒防止機構部300は、基礎部110に設けられた下部軸受け部320、枢軸部340及び上部軸受け部360から構成される(図2参照)。
下部軸受け部320は、基礎部110の上面部110aの中央部位ににおいて、上部が開口した平面視直径2R、深さDの有底円筒状を呈するよう設けられている。そして、下部軸受け部320の内周面には内径が2r(2r<2R)のロック式(ロック機構付)ボールベアリング322が装着されており、枢軸部340を把持するようにして装着する機能を有する。ここでロック機構は、水平方向に対して所定以上の力が加わると、その間はロックが解除されて回転可能となり、加わる力が所定未満の場合は回転を阻止するようにロック状態を保持するよう機能構成されている。
枢軸部340は、直径φ(φ<2r)、長さLの円柱状の防錆処理が施された金属棒である。枢軸部340は、強度及び耐久性を考慮をすると金属性であることが好適であるが、これに限らず石製であってもよいし、硬質性樹脂であってもよい。
上部軸受け部360は、竿部120の下面部120bの中央部位において、下部が開口した平面視直径略2R、深さDの有底円筒状を呈するよう設けられている。而して上部軸受け部360は、圧接するようにして挿入された枢軸部340を把持固定する機能を有する。
第二の転倒防止機構部400は、耐震性、耐衝撃性、耐水性及び耐候性に優れる石材用接着剤(AS)であり、竿部120の上部120a及び笠部130の下部130bの間並びに笠部130の上部130a及び宝珠部140の下部140bの間に夫々設けられている(図3参照)。即ち、竿部120の上部120a及び笠部130の下部130bが当接する部位並びに笠部130の上部130a及び宝珠部140の下部140bが当接する部位を夫々接着固定する機能を有する。
なお、第二の転倒防止機構部400は、耐震性、耐衝撃性、耐水性及び耐候性に優れれば、石材用接着テープ他であってもよい。
上記構成につき、その作用を説明する。
石造物10を建てるには、先ず、所望の場所たる地面等(G)に基礎部110をアンカー112を介して設置する。
次に、基礎部110に設けられた下部軸受け部320に枢軸部340を挿入して装着する。
この後、基礎部110に立設状態にある枢軸部340を竿部120の上部軸受け部360にて把持固定されるよう設置する。ここで、所望の彫刻200が所望の方向・方角を向くように竿部120を回転させるとよい。
続いて、竿部120の上部120aに第二の転倒防止機構部400を介して笠部130の下部130bを設置する。
最後に、笠部130の上部130aに第二の転倒防止機構部400を介して宝珠部140の下部140bを設置する。
而して石材用接着剤(AS)が固まると、所望の場所にて所望の方向・方角を向いた六地蔵像を模した石造物10が完成することになる。
彫刻200の方向・方角を変更する場合、第一の転倒防止機構部300に対して水平方向に所定以上の力を加えて竿部120を所望の方向・方角へ回して当該方角にて力を解除すれば、その方向・方角でロック状態になる。
上記実施形態によれば、一つの竿部120に六体のお地蔵様像を模した六つの彫刻200が施されているので、従来のように場所の制約を受けることなく、所望の場所に建てることが可能となる。また、竿部120は基礎部110の上面部110aにて水平方向に回転可能となるよう設置され、彫刻200夫々には名称が記されているので、所望の名称が記された彫刻200を所望の方向・方角に向けて容易に建てることが可能であり、所望の方向・方角への変更も容易に可能となる。
また、上記実施形態によれば、シンプルな構造の第一の転倒防止機構部300及び第二の転倒防止機構部400により、石造物10の転倒防止が図れ、安全性の面に於いても優れるものである。
さらに、上記実施形態によれば、石造物10は外観が灯篭の様相を呈しており、美観をも醸し出す趣のあるものである。
なお、第一の転倒防止機構部300は、上記態様に限定されるものではなく、例えば、ロック機構のないボールベアリングを第一の転倒防止機構部300として用いることもできる。
この場合、使用者は、容易に竿部120を回転させることができ、大きな負荷なく、所望の名称が記された彫刻200を所望の方向・方角に向けて建てることができる。
本発明は上記実施形態に限定されることなく、要旨を逸脱しない限り種々の変形が可能なことは勿論である。
10 …石造物
110 …基礎部
110a …基礎部の上面部
112 …アンカー(アンカー部材)
120 …竿部
120a …竿部の上部
120c …竿部の側面部
130 …笠部
130a …笠部の上部
140 …宝珠部
200 …彫刻
300 …第一の転倒防止機構部
400 …第二の転倒防止機構部

Claims (2)

  1. 上面部が平坦状に形成され石材より成る基礎部と、
    この基礎部の上面部に設置される六角柱状または円柱状の石材より成る竿部と、
    この竿部の上部に設置され石材より成る笠部と、
    この笠部の上部に設置され石材より成る宝珠部とから構成される一体の石造物であって、
    上記竿部の側面部には、六体のお地蔵様像を模した六つの彫刻が施されるとともに当該彫刻夫々には黒色の着色剤にて楷書体文字にて夫々異なる名称が記され、
    また当該竿部は、上記基礎部の上面部にて水平方向に回転可能となるよう設置されることを特徴とする石造物。
  2. 上記基礎部の下面部側にはアンカー部材が設けられ、
    上記基礎部と上記竿部が当接する部位には、第一の転倒防止機構部が設けられ、
    上記竿部、上記笠部及び宝珠部には、第二の転倒防止機構部が設けられていることを特徴とする石造物。
JP2022079851A 2022-05-13 2022-05-13 石造物 Pending JP2023168162A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2022079851A JP2023168162A (ja) 2022-05-13 2022-05-13 石造物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2022079851A JP2023168162A (ja) 2022-05-13 2022-05-13 石造物

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2023168162A true JP2023168162A (ja) 2023-11-24

Family

ID=88838365

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2022079851A Pending JP2023168162A (ja) 2022-05-13 2022-05-13 石造物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2023168162A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5622014A (en) Columbarium with movable element
US3925944A (en) Niches
US5517791A (en) Monument with movable element
JP2023168162A (ja) 石造物
Finster The material culture of pre‐and early Islamic Arabia
Ladan Universal creative methodology of futuristic formation of sacred architectural objects
Donabédian Three Important Monuments of Nakhichevan
JP2014001622A (ja) 万能ウエイトセット
Warren The First Church of San Marco in Venice
O’Kane Timurid stucco decoration
KR101062610B1 (ko) 조각상 묘비
Daneshvari A STYLISTIC AND ICONOGRAPHIC STUDY OF THE PERSIAN TOMB TOWERS OF THE SELJUK PERIOD.
Grigor Kings and Traditions in Différance: Antiquity Revisited in Post‐Safavid Iran
Finlayson Behind the Arabesque: Understanding Islamic Art and Architecture
TWM631890U (zh) 擺飾物
JP2002250150A (ja) 石積墓標
JPH0978887A (ja) 物品収納墓標及びその製造施工方法
JP3030478U (ja) 物品彫り込み墓標
Tarnai et al. Star polyhedra: from St Mark’s basilica in Venice to Hungarian protestant churches
JPH0126847Y2 (ja)
JP2003213968A (ja)
Dickie Modern Islamic Architecture in Alexandria
JP3028843U (ja) 墓及び墓納骨堂用石材
KR200354387Y1 (ko) 바닥 시공재 지지용 헤드
JP3142342U (ja) 五輪塔型墓標