JPH1022707A - 一方向性結合器とそれを用いた電子機器 - Google Patents
一方向性結合器とそれを用いた電子機器Info
- Publication number
- JPH1022707A JPH1022707A JP17327096A JP17327096A JPH1022707A JP H1022707 A JPH1022707 A JP H1022707A JP 17327096 A JP17327096 A JP 17327096A JP 17327096 A JP17327096 A JP 17327096A JP H1022707 A JPH1022707 A JP H1022707A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は一方向性結合器とそれを用いた電子
機器に関するもので、主、副線路間の結合度を高めるこ
とを目的とする。 【解決手段】 そして上記目的を達成するために本発明
は主線路と、この主線路4の両側に設けた副線路5とを
備え、前記副線路5のそれぞれの端部を短絡した。
機器に関するもので、主、副線路間の結合度を高めるこ
とを目的とする。 【解決手段】 そして上記目的を達成するために本発明
は主線路と、この主線路4の両側に設けた副線路5とを
備え、前記副線路5のそれぞれの端部を短絡した。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば携帯電話等
に使用する一方向性結合器とそれを用いた電子機器に関
するものである。
に使用する一方向性結合器とそれを用いた電子機器に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】図4に示すごとく従来の一方向性結合器
は、主線路1とそれと並行に設けた副線路2から構成さ
れ、主線路1の一端1aに信号源、他端1bにアンテナ
を接続し、その信号の一部を副線路2の一端2aを介し
て信号源側にフィードバックすることによって、アンテ
ナから発される信号の大きさを所定範囲内に保ってい
た。
は、主線路1とそれと並行に設けた副線路2から構成さ
れ、主線路1の一端1aに信号源、他端1bにアンテナ
を接続し、その信号の一部を副線路2の一端2aを介し
て信号源側にフィードバックすることによって、アンテ
ナから発される信号の大きさを所定範囲内に保ってい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来例において問
題となっていたのは、主線路1と副線路2間の結合度が
十分に高くとれないということであった。
題となっていたのは、主線路1と副線路2間の結合度が
十分に高くとれないということであった。
【0004】すなわち、近年の携帯電話で十分に理解さ
れるようにますます小型化が進み、それによって主、副
線路1,2の長さも短くすることを要望され、これによ
って上述のごとく主、副線路1,2間の結合度が十分に
高くとれなくなってしまったのである。
れるようにますます小型化が進み、それによって主、副
線路1,2の長さも短くすることを要望され、これによ
って上述のごとく主、副線路1,2間の結合度が十分に
高くとれなくなってしまったのである。
【0005】もちろん、主、副線路1,2間の間隔を狭
くすることで両者の結合度を高くすることは考えられる
が、両者間をあまり接近させると、その間でスパーク等
が発生するおそれがあり、結論として両者間をあまり接
近させることも出来なかった。
くすることで両者の結合度を高くすることは考えられる
が、両者間をあまり接近させると、その間でスパーク等
が発生するおそれがあり、結論として両者間をあまり接
近させることも出来なかった。
【0006】そこで本発明は、結合度をさらに高めるこ
とを目的とするものである。
とを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】そしてこの目的を達成す
るために本発明は、主線路と、この主線路の両側に設け
た副線路とを備え、前記副線路のそれぞれの端部を短絡
したものであり、これにより所期の目的を達成するもの
である。
るために本発明は、主線路と、この主線路の両側に設け
た副線路とを備え、前記副線路のそれぞれの端部を短絡
したものであり、これにより所期の目的を達成するもの
である。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1の発明は、主線
路と、この主線路の両側に設けた副線路とを備え、前記
副線路のそれぞれの端部を短絡した一方向性結合器であ
り、主線路の両側に副線路を設けたので、結合度が十分
に高くなる。
路と、この主線路の両側に設けた副線路とを備え、前記
副線路のそれぞれの端部を短絡した一方向性結合器であ
り、主線路の両側に副線路を設けたので、結合度が十分
に高くなる。
【0009】また本発明の請求項2の発明は、基板の一
面側に設けた主線路の両側に副線路を設け、前記基板の
他面側において副線路のそれぞれの端部を短絡した請求
項1に記載の一方向性結合器であって、基板の他面側を
副線路の端部同士の短絡に活用するので、基板の小型化
が図れるものとなる。
面側に設けた主線路の両側に副線路を設け、前記基板の
他面側において副線路のそれぞれの端部を短絡した請求
項1に記載の一方向性結合器であって、基板の他面側を
副線路の端部同士の短絡に活用するので、基板の小型化
が図れるものとなる。
【0010】さらに本発明の請求項3の発明は、主線路
と副線路間の間隔より、一本の副線路の幅を大きくした
請求項1、または2に記載の一方向性結合器であり、副
線路の幅を大きくすることでそのインピーダンスを下
げ、それによってアイソレーションを良くすることがで
きる。
と副線路間の間隔より、一本の副線路の幅を大きくした
請求項1、または2に記載の一方向性結合器であり、副
線路の幅を大きくすることでそのインピーダンスを下
げ、それによってアイソレーションを良くすることがで
きる。
【0011】また本発明の請求項4の発明は、請求項1
〜3のいずれか一つに記載の一方向性結合器の主線路の
一端に信号源、他端にアンテナをそれぞれ接続した電子
機器であって、一方向性結合器の特性が良い分、電子機
器の特性も高めることができる。
〜3のいずれか一つに記載の一方向性結合器の主線路の
一端に信号源、他端にアンテナをそれぞれ接続した電子
機器であって、一方向性結合器の特性が良い分、電子機
器の特性も高めることができる。
【0012】以下、本発明の一実施形態を図を用いて説
明する。図1に於いて3はアルミナ製の基板で、その一
面の長手方向の中心線部分には、銀パラジューム製の主
線路4が設けられている。また、主線路4の両側には、
所定間隔を於いて銀パラジューム製の副線路5が設けら
れている。基板3の長手方向両端には、主線路4用の電
極4a,4bが設けられ、さらに基板3の短手方向に
は、副線路5用の電極5a,5bが設けられている。ま
た、基板3の他面側に於いて二本の副線路5の電極5a
同士と5b同士が線路6,7によって短絡されている。
この状態を電気的に表わすと図3の様になり主線路4の
電極4aには信号源4bにはアンテナが接続される。ま
た、副線路5の電極5aは、信号源へのフィードバック
回路に接続され、電極5bには終端抵抗8が接続され
る。
明する。図1に於いて3はアルミナ製の基板で、その一
面の長手方向の中心線部分には、銀パラジューム製の主
線路4が設けられている。また、主線路4の両側には、
所定間隔を於いて銀パラジューム製の副線路5が設けら
れている。基板3の長手方向両端には、主線路4用の電
極4a,4bが設けられ、さらに基板3の短手方向に
は、副線路5用の電極5a,5bが設けられている。ま
た、基板3の他面側に於いて二本の副線路5の電極5a
同士と5b同士が線路6,7によって短絡されている。
この状態を電気的に表わすと図3の様になり主線路4の
電極4aには信号源4bにはアンテナが接続される。ま
た、副線路5の電極5aは、信号源へのフィードバック
回路に接続され、電極5bには終端抵抗8が接続され
る。
【0013】つまり信号源から電極4a、主線路4、電
極4bを介してアンテナに向う信号の一部が、その両側
の副線路5、電極5aを介して信号源へフィードバック
され、これによって信号源の強弱調整が行われるように
なっているのである。
極4bを介してアンテナに向う信号の一部が、その両側
の副線路5、電極5aを介して信号源へフィードバック
され、これによって信号源の強弱調整が行われるように
なっているのである。
【0014】そしてこの場合主線路4の両側に副線路5
を設けたことで両者間の結合度は十分に高くなるもので
ある。
を設けたことで両者間の結合度は十分に高くなるもので
ある。
【0015】さらに両側の副線路5が並列接続されたこ
とでインピーダンスが下がり、それによりアイソレーシ
ョンを示す式に、上記低下したインピーダンス値を代入
すれば明らかなように、主、副線路4,5間のアンテナ
側からの入力に対するアイソレーションを十分に大きく
することもできる。
とでインピーダンスが下がり、それによりアイソレーシ
ョンを示す式に、上記低下したインピーダンス値を代入
すれば明らかなように、主、副線路4,5間のアンテナ
側からの入力に対するアイソレーションを十分に大きく
することもできる。
【0016】
【発明の効果】以上のように本発明は、主線路と、この
主線路の両側に設けた副線路とを備え、前記副線路のそ
れぞれの端部を短絡したものであり、主線路の両側に副
線路を設けたので、結合度が十分に高くなる。
主線路の両側に設けた副線路とを備え、前記副線路のそ
れぞれの端部を短絡したものであり、主線路の両側に副
線路を設けたので、結合度が十分に高くなる。
【図1】本発明の一実施形態を示す基板の平面図
【図2】同基板の裏面図
【図3】同電気回路図
【図4】従来例の電気回路図
3 基板 4 主線路 5 副線路
Claims (4)
- 【請求項1】 主線路と、この主線路の両側に設けた副
線路とを備え、前記副線路のそれぞれの端部を短絡した
一方向性結合器。 - 【請求項2】 基板の一面側に設けた主線路の両側に副
線路を設け、前記基板の他面側において副線路のそれぞ
れの端部を短絡した請求項1に記載の一方向性結合器。 - 【請求項3】 主線路と副線路間の間隔より、一本の副
線路の幅を大きくした請求項1、または2に記載の一方
向性結合器。 - 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか一つに記載の一
方向性結合器の主線路の一端に信号源、他端にアンテナ
をそれぞれ接続した電子機器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17327096A JPH1022707A (ja) | 1996-07-03 | 1996-07-03 | 一方向性結合器とそれを用いた電子機器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17327096A JPH1022707A (ja) | 1996-07-03 | 1996-07-03 | 一方向性結合器とそれを用いた電子機器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1022707A true JPH1022707A (ja) | 1998-01-23 |
Family
ID=15957344
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17327096A Pending JPH1022707A (ja) | 1996-07-03 | 1996-07-03 | 一方向性結合器とそれを用いた電子機器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1022707A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008078853A (ja) * | 2006-09-20 | 2008-04-03 | Renesas Technology Corp | 方向性結合器および高周波回路モジュール |
US8536956B2 (en) | 2010-08-03 | 2013-09-17 | Murata Manufacturing Co., Ltd. | Directional coupler |
US8558640B2 (en) | 2009-12-18 | 2013-10-15 | Ngk Insulators, Ltd. | Directional coupler |
CN103887586A (zh) * | 2014-02-21 | 2014-06-25 | 中国人民解放军总参谋部第六十三研究所 | 一种微带线定向耦合器 |
-
1996
- 1996-07-03 JP JP17327096A patent/JPH1022707A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008078853A (ja) * | 2006-09-20 | 2008-04-03 | Renesas Technology Corp | 方向性結合器および高周波回路モジュール |
US8558640B2 (en) | 2009-12-18 | 2013-10-15 | Ngk Insulators, Ltd. | Directional coupler |
US8536956B2 (en) | 2010-08-03 | 2013-09-17 | Murata Manufacturing Co., Ltd. | Directional coupler |
CN103887586A (zh) * | 2014-02-21 | 2014-06-25 | 中国人民解放军总参谋部第六十三研究所 | 一种微带线定向耦合器 |
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