JPH10225959A - 埋込物を有する樹脂成型品およびその製造方法 - Google Patents

埋込物を有する樹脂成型品およびその製造方法

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JPH10225959A JP3220897A JP3220897A JPH10225959A JP H10225959 A JPH10225959 A JP H10225959A JP 3220897 A JP3220897 A JP 3220897A JP 3220897 A JP3220897 A JP 3220897A JP H10225959 A JPH10225959 A JP H10225959A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】埋込物8を一体的に埋設被覆した樹脂成型品お
よびこれを能率的に製造する方法を提供する。 【解決手段】埋込物8に貫通した保持孔30を形成し、
その嵌合保持部35に保持ピン26を嵌合させて金型2
1,22内に保持して周囲に樹脂材料を射出成型する。
樹脂被覆材は射出成型品であるので形状が正確であり、
また製造も容易かつ能率的となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、金属部品、電気部
品等の埋込物を樹脂材料中に一体的に埋設しその外面を
樹脂被覆材で被覆した樹脂成型品およびこの樹脂成型品
を製造する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、金属部品や電気部品、各種の
センサなどを樹脂材料で被覆し、耐蝕性、耐候性、絶縁
性等を向上させることがなされている。しかし、従来の
ものは、これらの埋込物の外面を樹脂材料で被覆しただ
けのものであり、その被覆の厚さにも限界があった。ま
た、従来のものでは、被覆材の外形は埋込物の外形と略
同じ形状であり、この被覆材の外形を埋込物と異なる形
状にすることはできず、またその寸法、形状等の精度も
低いものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は以上の事情に
基づいてなされたもので、各種の埋込物を埋め込んだ樹
脂成型品であって、その外形形状を埋込物と相違する形
状とすることが可能であり、また外形の寸法形状の精度
が高く、また製造が容易で能率的である埋込物を有する
樹脂成型品およびその製造方法を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
の樹脂成型品は、埋込物にはこれを貫通した保持孔が形
成されており、この保持孔の一端部は他の部分より大径
の大径部に形成され、この大径部は、上記の樹脂被覆材
を射出成型する際にこの埋込物を金型内の所定位置に保
持するための保持ピンが嵌合する嵌合保持部として形成
されているものである。
【0005】したがって、この保持孔の嵌合保持部を金
型のキャビテイ内に突出した保持ピンに嵌合させてこの
埋込物を所定位置に保持し、この埋込物の外面に射出成
型により樹脂材料を充填して樹脂被覆材を形成すること
ができる。よって、この樹脂被覆材の外形の寸法形状が
正確に形成できるとともに、この樹脂被覆材の外形は埋
込物の外形形状とは相違する形状にすることができ、か
つ製造が容易で能率的である。また、上記の保持孔は貫
通孔であるから、樹脂材料の射出完了前に上記の保持ピ
ンを後退させた後にも、樹脂材料の流れが良好であり、
この保持孔内に樹脂材料を充填することが可能であり、
内部に空洞の形成されない製品を提供することができ
る。
【0006】また、請求項4に記載の本発明の樹脂成型
品は、前記の保持孔の内周面は所定の厚さで樹脂被覆材
により被覆され、この保持孔は樹脂被覆材の外面に開口
する貫通孔として形成されているものである。したがっ
て、この貫通孔をこの樹脂成型品の流体通路、取付孔等
として利用することができる。
【0007】また、請求項5に記載の本発明の製造方法
は、金型のキャビテイ内に保持ピンを突出させる工程
と、上記の保持ピンを埋込物の保持孔の嵌合保持部に嵌
合させてこの埋込物を所定の位置に保持させる工程と、
上記の金型を閉じる工程と、上記の金型のキャビテイ内
に樹脂材料を射出する工程と、上記の樹脂材料の射出工
程が完了する前に上記の保持ピンを後退させる工程とを
備えたものである。
【0008】したがって、この保持ピンは埋込物の外周
面とキャビテイとの間の空間の大部分に樹脂材料が充填
されてから後退されるので、この後退後もこの埋込物は
キャビテイ内の所定位置に正確に保持しておくことがで
き、この埋込物の埋設位置を正確に規制することができ
るとともに、製造が能率的となる。
【0009】また、請求項6に記載の本発明の製造方法
は、前記の金型のキャビテイ内には前記の埋込物の保持
孔内にその内周面との間に隙間を存して挿入されるコア
ピンが突出しており、前記の保持ピンは上記のコアピン
の外周に摺動自在に嵌合するとともに上記の保持孔の嵌
合保持部の内周面に摺動自在に密嵌するスリーブ状に形
成されており、前記のキャビテイ内への樹脂材料の射出
が完了する前に上記のスリーブ状の保持ピンを上記のコ
アピンに対して摺動させてキャビテイ内から後退させる
ものである。
【0010】よって、上記のコアピンの外周面と保持孔
の内周面との間に樹脂材料が充填され、この保持孔の内
周面に所定の厚さで樹脂材料が被覆されて樹脂被覆材の
外面に開口する貫通孔が形成される。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図を参照して本発明の一実
施形態を説明する。図1および図2には、本発明の樹脂
成型品を噴霧器の重錘形の吸込ノズル部材として使用し
た場合の例を示すものである。
【0012】すなわち、図1には噴霧器の全体を示し、
この噴霧器は容器本体1と、キヤップ部2を有し、この
キヤップ部2にはポンプ機構3が内蔵されている。そし
て、レバー4を引くことにより、ノズル5から容器本体
1内の液体が噴霧されるように構成されている。また、
上記のキヤップ部2の下部からは吸込管6が垂下されて
おり、この吸込管6は可撓性の大きい柔軟なチューブで
あり、その下端部には重錘形の吸込ノズル部材7が取り
付けられている。
【0013】この吸込ノズル部材7は、上記の吸込管6
を屈曲させるに十分な重量を有しており、この噴霧器を
傾けた場合でも、常にこの容器本体1の底部の最下位置
に移動するように構成されている。よって、この容器本
体1を傾けて噴霧するような場合でも、この吸込ノズル
部材7は常にこの容器本体1内の液体の液面より下方に
位置し、液体の吸込みを可能とし、またこの容器本体1
内の液体を残らず使用することができるように構成され
ている。
【0014】この吸込ノズル部材7は、上記のようにそ
の重量が大きいことが必要であるとともに、容器本体内
1内の薬液などの液体に対する耐蝕性が必要となる。こ
のため、この吸込ノズル部材7は、図2に示すような構
造となっている。
【0015】すなわち、図中の8は重錘の作用をなす埋
込物であり、この埋込物8は黄銅等の比重の大きい金属
材料で形成されている。そして、この埋込物8の外周面
は、樹脂被覆材9で一体的に被覆され、耐蝕性を向上さ
せてある。また、この埋込物8は、その加工コストを低
減させるために単純な円筒状の形状をなし、その中心部
を貫通して保持孔30が形成されている。この保持孔3
0の下端部は、図5に示すように段部31を形成して径
が拡大された大径部が形成されており、この大径部が後
述する保持ピンの嵌合する嵌合保持部35として形成さ
れている。
【0016】また、上記の樹脂被覆材9の外形形状は、
上記の埋込物8の外形形状とは相違した形状をなし、各
種の作用をなす部分が形成されている。すなわち、この
吸込ノズル部材7の上端部には、円筒状の吸込管取付部
10が一体に突設されている。また、下端部には、スカ
ート部11が形成され、このスカート部11の下縁部に
は複数の突部12が形成され、このスカート部11が容
器本体1の底面に密着して液体の吸込みを妨げることを
防止している。なお、このスカート部11の外周面には
溝部13が形成されており、この溝部13は後述するこ
の吸込ノズル部材の成型の際に、これを金型の一方に保
持しておくためのものである。
【0017】また、この吸込ノズル部材7の中心部を貫
通して吸込通路14が形成され、この吸込通路14は上
記の埋込物8の中心の保持孔30の内周面に所定の厚さ
で樹脂を一体的に被覆して構成されており、この埋込物
8の保持孔30の内周面も液体に接触しないように構成
されている。なお、この樹脂被覆材9は、合成樹脂材料
を射出成型して形成したもので、その外形の寸法形状は
高精度に形成されている。
【0018】次に、このような吸込ノズル部材7を製造
する方法の実施形態について、図3ないし図5を参照し
て説明する。図3および図5には、この吸込ノズル部材
7を射出成型によって製造する際の金型の一部を断面で
示す。
【0019】まず、この製造に使用する金型の構造を図
3を参照して説明する。この金型は軸方向に分割される
一対の金型21,22とから構成され、それぞれキャビ
テイ23,24が形成されている。そして、一方の金型
たとえば上側の金型22にはゲート28が形成されてい
る。
【0020】また、これらの金型21,22のキャビテ
イ23,24には、それぞれ前記の吸込通路14を形成
するためのコアピン25,27が形成され、これらは金
型21,22に対して摺動し、キヤビテイ内に突没する
ように構成されている。これらのコアピン25,27
は、上記の埋込物8の保持孔30の径より小さい径に設
定され、これらコアピンの外周面と保持孔30の内周面
との間に所定の間隙が形成されるように構成されてい
る。
【0021】また、他方の金型たとえば下側の金型21
には、保持ピン26が設けられている。この保持ピン2
6は、その内周面が上記のコアピン25の外周面に密着
するとともに、その外周面は上記の埋込物8の保持孔3
0の嵌合保持部35の内周面に密着し、またその先端の
周縁部はこの保持孔の段部31に当接するように構成さ
れている。
【0022】なお、上記のコアピン27の先端面の中心
部には、図5に示すように円錐状の嵌合突部33が突設
され、またコアピン25の先端面にはこの嵌合突部33
に対応した形状の円錐形の嵌合凹部32が形成されてい
る。そして、これら嵌合突部33と嵌合凹部32とが互
いに嵌合することにより、これらのコアピン25,27
の先端部は互いに同心状に位置決めして衝合される。ま
た、上記の上側のコアピン27の先端部の径は、下側の
コアピン25の先端部の径よりやや小さく形成されてい
る。
【0023】次に、この射出成型品の製造工程を説明す
る。まず、図3に示すように、上記のコアピン25,2
7、および保持ピン26を突出させ、上記の埋込物8を
金型内に配置し、その保持孔30の嵌合保持部35を保
持ピン26と嵌合させる。この保持ピン26は、上記の
嵌合保持部35の内周面に密嵌するとともに、その先端
面はこの保持孔30の段部31に当接する。よって、こ
の埋込物8は、この金型のキヤビテイ内に、水平方向お
よび上下方向に正確に位置決めされて保持される。
【0024】次に、これらの金型21,22を閉じ、上
側の金型22のゲート28から樹脂材料をキャビテイ2
3,24内に射出する。この場合、上記の保持ピン26
と嵌合保持部35との嵌合方向は、これらのゲート28
の方向とは逆方向である。したがって、これらのゲート
28からの射出圧力によっても、この埋込物8が浮き上
がったり、ずれたりすることはなく、この埋込物8は正
確に位置決めされて保持される。
【0025】次に、上記の樹脂材料の射出が完了する
前、すなわちキャビテイ23,24と埋込物8の外周と
の間の空間の大部分に樹脂材料が充填された後、上記の
保持ピン26を後退させ、その先端面を下側の金型21
のキャビテイ21の内面と同一面に位置させる。
【0026】そして、この状態で樹脂材料の射出が継続
し、上記の保持ピン26が後退した後の空間、すなわち
下側のコアピン25の外周面と保持孔30の嵌合保持部
35の内周面との間の空間にも樹脂材料が充填される。
このようにして、この埋込物8の外周面を完全に覆って
樹脂材料が被覆され、この埋込物8はこの樹脂材料中に
一体的に埋設され、この樹脂材料はキャビテイ内に充填
されて所定の外形形状の樹脂被覆材9として形成され
る。
【0027】次に、この樹脂材料の射出が完了したら、
上記のコアピン25,27を後退させて引き抜くととも
に、金型21,22を開く。この場合に、前記のスカー
ト部11の外周の溝部13が下側の金型21に嵌合して
いるので、この射出成型品はこの下側の金型21に保持
される。そして、金型が完全に開いた後に、このスカー
ト部11の溝部13を弾性変形させてこの射出成型品を
取り外す。
【0028】上記のような方法により、このような埋込
物8を完全に被覆した射出成型品が製造される。この場
合、上記の樹脂被覆材9は射出成型により形成されるも
のであるから、その外形や寸法の精度が高い。また、上
記の埋込物8の外形形状とは全く相違した外形形状の樹
脂被覆材9を成形することもできる。また、この実施形
態では、コアピン25,27により中空の吸込通路14
も一体的に形成することができる。
【0029】このような方法は、使用する金型等の構造
も簡単であり、また射出の際に保持ピン26を適切なタ
イミングで後退させるだけであるので、製造が容易でか
つ能率的である。また、上記の保持孔30は、この埋込
物8を貫通して設けられているので、保持ピン26が後
退した後に、この保持孔26の内部に両端部から樹脂材
料が流入するので、材料の流れが良好で、内部に空洞な
どが形成されることはない。
【0030】なお、上記の実施形態では、貫通した吸込
通路14を有する樹脂成型品についてのものであるが、
本発明は必ずしもこれには限定されない。たとえば、図
6および図7には、他の実施形態として貫通した孔を有
しない樹脂成型品およびその製造方法を示す。
【0031】このものは、電気部品その他の埋込物41
には、前述と同様の貫通した保持孔45と嵌合保持部4
4がたとえば2個形成されているが、これらの内部には
樹脂材料が充填されている。また、この埋込物41を被
覆した樹脂被覆材42には、たとえば取付け用のフラン
ジ部43等が突設された形状をなし、埋込物41とは相
違する外形形状となっている。
【0032】このような樹脂成型品を製造するには、図
7のような金型50,51のキヤビテイ内に埋込物41
を配置する。そして、突没自在な保持ピン52をこの埋
込物41の嵌合保持部44に嵌合させて所定の位置に保
持させ、後は前述の実施形態の場合と同様にしてこの樹
脂材料の射出成型を行う。なお、この実施形態では、コ
アピンは設けられていないので、上記の保持孔45およ
び嵌合保持部44内に樹脂材料が充填される。
【0033】さらに、本発明は上記の実施形態にも限定
されない。たとえば埋込物は上記のような重錘や電気部
品には限定されず、その他の各種の物であってもよい。
また、樹脂被覆材の形状や材料は、上記のものに限ら
ず、その他の任意の形状とすることができる。
【0034】また、上記の埋込物の保持孔や嵌合保持
部、保持ピン、ゲート等の形状、数、配置等は、埋込物
や樹脂被覆材の形状等に対応して適宜設定されるもので
あり、上記のものには限定されないことはもちろんであ
る。
【0035】
【発明の効果】上述の如く本発明の樹脂成型品は、保持
孔の嵌合保持部を金型のキャビテイ内に突出した保持ピ
ンに嵌合させてこの埋込物を所定位置に保持し、この埋
込物の外面に射出成型により樹脂材料を充填して樹脂被
覆材を形成することができる。よって、この樹脂被覆材
の外形の寸法形状が正確に形成できるとともに、この樹
脂被覆材の外形は埋込物の外形形状とは相違する形状に
することができ、かつ製造が容易で能率的である。ま
た、上記の保持孔は貫通孔であるから、樹脂材料の射出
完了前に上記の保持ピンを後退させた後にも、樹脂材料
の流れが良好であり、この保持孔内に樹脂材料を充填す
ることが可能であり、内部に空洞の形成されない製品を
提供することができる。
【0036】また、本発明の製造方法は、保持ピンは埋
込物の外周面とキャビテイとの間の空間の大部分に樹脂
材料が充填されてから後退されるので、この後退後もこ
の埋込物はキャビテイ内の所定位置に正確に保持してお
くことができ、この埋込物の埋設位置を正確に規制する
ことができるとともに、製造が能率的となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の樹脂成型品である吸込ノ
ズル部材を備えた噴霧器の側面図。
【図2】一実施形態の吸込ノズル部材の縦断面図。
【図3】図2の吸込ノズル部材の製造方法の実施形態に
使用する金型の縦断面図。
【図4】製造方法を説明する図3に対応した金型の縦断
面図。
【図5】コアピンおよび保持ピンの部分の縦断面図。
【図6】別の実施形態の樹脂成型品の縦断面図。
【図7】別の実施形態の樹脂成型品の製造方法を示す金
型の縦断面図。
【符号の説明】
7 吸込ノズル部材(樹脂成型品) 8 埋込部材 9 樹脂被覆材 14 吸込通路 25,27 コアピン 26 保持ピン 30 保持孔 35 嵌合保持部 41 埋込部材 42 樹脂被覆材 44 嵌合保持部 45 保持孔 52 保持ピン

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 埋込物と、この埋込物の外面を被覆して
    射出成型された樹脂被覆材とを有し、上記の埋込物には
    これを貫通した保持孔が形成されており、この保持孔の
    一端部は他の部分より大径の大径部に形成され、この大
    径部は上記の樹脂被覆材を射出成型する際にこの埋込物
    を金型内の所定一に保持するための保持ピンが嵌合する
    嵌合保持部に形成されていることを特徴とする埋込物を
    有する樹脂成型品。
  2. 【請求項2】 前記の樹脂被覆材の外形は、前記の埋込
    物の外形とは相違した形状であることを特徴とする請求
    項1の埋込物を有する樹脂成型品。
  3. 【請求項3】 前記の保持孔内には樹脂被覆材が充填さ
    れていることを特徴とする請求項1の埋込物を有する樹
    脂成型品。
  4. 【請求項4】 前記の保持孔の内周面は所定の厚さで樹
    脂被覆材により被覆され、この保持孔は樹脂被覆材の外
    面に開口する貫通孔として形成されていることを特徴と
    する請求項1の埋込物を有する樹脂成型品。
  5. 【請求項5】 金型のキャビテイ内に保持ピンを突出さ
    せる工程と、 上記の保持ピンを埋込物を貫通した保持孔の嵌合保持部
    に嵌合させてこの埋込物を所定の位置に保持させる工程
    と、 上記の金型を閉じる工程と、 上記の金型のキャビテイ内に樹脂材料を射出する工程
    と、 上記の樹脂材料の射出工程が完了する前に上記の保持ピ
    ンを後退させる工程とを具備したことを特徴とする埋込
    物を有する樹脂成型品の製造方法。
  6. 【請求項6】 前記の金型のキャビテイ内には前記の埋
    込物の保持孔内にその内周面との間に隙間を存して挿入
    されるコアピンが突出しており、前記の保持ピンは上記
    のコアピンの外周に摺動自在に嵌合するとともに上記の
    保持孔の嵌合保持部の内周面に摺動自在に密嵌するスリ
    ーブ状に形成されており、 前記のキャビテイ内への樹脂材料の射出が完了する前に
    上記のスリーブ状の保持ピンを上記のコアピンに対して
    摺動させてキャビテイ内から後退させ、上記のコアピン
    の外周面と保持孔の内周面との間に樹脂材料を充填し、
    この保持孔の内周面に所定の厚さで樹脂材料を被覆し、
    樹脂被覆材の外面に開口する貫通孔を形成したことを特
    徴とする請求項5の埋込物を有する樹脂成型品の製造方
    法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100641790B1 (ko) 2005-08-23 2006-11-02 고범진 펌프용 임펠러 인서트 성형금형
JP2009066501A (ja) * 2007-09-12 2009-04-02 Asahitekku Corporation:Kk 噴霧器
JP2012532809A (ja) * 2009-07-15 2012-12-20 ザ プロクター アンド ギャンブル カンパニー より広い先端部分を有するディップチューブを備えたポンプディスペンサー

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