JPH10225613A - オゾン脱臭装置 - Google Patents

オゾン脱臭装置

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Publication number
JPH10225613A
JPH10225613A JP9030571A JP3057197A JPH10225613A JP H10225613 A JPH10225613 A JP H10225613A JP 9030571 A JP9030571 A JP 9030571A JP 3057197 A JP3057197 A JP 3057197A JP H10225613 A JPH10225613 A JP H10225613A
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JP
Japan
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ozone
water
air
receiving chamber
storage tank
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Pending
Application number
JP9030571A
Other languages
English (en)
Inventor
Masanori Watanabe
正典 渡辺
Fumio Hayashi
文男 早矢仕
Keiji Dazai
啓至 太宰
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IHI Corp
Original Assignee
IHI Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 屎尿受入設備からの臭気の拡散を抑止できる
ようにする。 【解決手段】 オゾン発生器19により生成されるオゾ
ン27を空気流28によって送出する空気圧縮機20
と、水30を貯留する水貯留槽21とを備え、水貯留槽
21の水30を空気圧縮機20からの空気流28及び空
気流28に含まれるオゾン27によって吸引し且つオゾ
ン27を含んだ空気流28と水30とを混合噴霧する複
数の霧化ノズル23を、屎尿受入設備の受入室2の内部
上方に配置し、オゾン27を含んだ空気流28と水30
とを霧化ノズル23から受入室2の内部へ混合噴霧し
て、オゾン27及び微細水粒の水分子から、臭気成分を
酸化する高活性なヒドロキシラジカルを生成させ、屎尿
受入設備からの臭気の拡散を抑止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は屎尿受入設備に適用
するオゾン脱臭装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図3及び図4は、従来の屎尿処理場の屎
尿受入設備の一例を示すもので、この屎尿受入設備は、
計量室1及び受入室2が形成された建屋3と、該建屋3
の地下に設けられた貯留槽4とを有している。
【0003】計量室1には、計量器5が設置されてお
り、該計量器5によって、建屋3の外部から計量室1へ
乗り入れたバキューム車6の総重量を計量するようにな
っている。
【0004】受入室2には、蓋7を有し且つ受入室2の
床面から貯留槽4へ連通する投入口8が複数設けられて
おり、計量室1から受入室2に乗り入れたバキューム車
6に積載されている屎尿を、投入口8から貯留槽4へ投
入するようになっている。
【0005】また、建屋3の外部から計量室1へバキュ
ーム車6が乗り入れる建屋入口部9、計量室1から受入
室2へバキューム車6が乗り入れる建屋仕切部10、受
入室2から建屋3の外部へバキューム車6が乗り出す建
屋出口部11には、それぞれオートドア12,13,1
4が設けられている。
【0006】これらのオートドア12,13,14は、
バキューム車6が建屋入口部9、建屋仕切部10、建屋
出口部11を通過するときにだけ開放し、計量室1及び
受入室2から建屋3の外部へ臭気成分(アンモニア、硫
化水素、硫化メチル、二硫化メチル等)を含んだ空気が
流出するのを抑制している。
【0007】また、上記の屎尿受入設備には、受入室2
に設けた臭気吸引口15から受入室2の内部の臭気成分
を含んだ空気を吸引する吸気ブロワ16と、該吸気ブロ
ワ16により吸引された空気の臭気成分を除去する触媒
を内装したチャンバ17が設けられている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが、図3及び図
4に示す屎尿受入設備では、受入室2の内部の空気の臭
気成分をチャンバ17の触媒で除去しているだけである
ので、バキューム車6の進入あるいは退出に伴ってオー
トドア12,13,14を開放した際に、臭気成分を含
んだ空気が建屋3の外部へ流出して、屎尿受入設備の近
隣に拡散することがある。
【0009】本発明は上述した実情に鑑みてなしたもの
で、屎尿受入設備からの臭気の拡散を抑止できるオゾン
脱臭装置を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の請求項1に記載のオゾン脱臭装置では、オ
ゾンを生成するオゾン発生器と、該オゾン発生器により
生成されるオゾンを空気流によって送出する送気手段
と、水を貯留する水貯留槽と、該水貯留槽の水を送気手
段からの空気流及び該空気流に含まれるオゾンによって
吸引し且つオゾンを含んだ空気流と水とを混合噴霧する
複数の霧化ノズルとを備え、該霧化ノズルを屎尿受入設
備の受入室の内部上方に配置している。
【0011】また、本発明の請求項2に記載のオゾン脱
臭装置では、上述した本発明の請求項1に記載のオゾン
脱臭装置の構成に加えて、屎尿受入設備の受入室に、該
受入室の内部の空気を攪拌する送風手段を設けている。
【0012】本発明の請求項1あるいは請求項2に記載
のオゾン脱臭装置のいずれにおいても、オゾン発生器で
生成されるオゾンを送気手段からの空気流により霧化ノ
ズルへ送出し、オゾンを含んだ高圧の空気流と該空気流
により水貯留槽から吸引された水とを霧化ノズルから受
入室の内部上方に噴霧し、霧化ノズル内部での高圧のオ
ゾンと水との接触、及び霧化ノズルより噴霧されるオゾ
ンと微細水粒の水分子との反応によって、臭気成分を酸
化する高活性なヒドロキシラジカルを生成する。
【0013】また、本発明の請求項2に記載のオゾン脱
臭装置においては、送風手段によって受入室の内部の空
気を攪拌し、オゾン及び微細水粒から生成されるヒドロ
キシラジカルによる臭気成分の酸化を促進する。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。
【0015】図1及び図2は本発明のオゾン脱臭装置の
実施の形態の一例を適用した屎尿受入設備を示すもの
で、図中、図3及び図4と同一の符号を付した部分は同
一物を表している。
【0016】図1及び図2に示すオゾン脱臭装置は、受
入室2の外部に配置された酸素発生器18、オゾン発生
器19、空気圧縮機20、制御器37と、受入室2の内
部に配置された水貯留槽21、複数の霧化ノズル23、
送風機24、オゾンモニター36とを備えている。
【0017】酸素発生器18は、空気を加圧及び減圧し
て酸素(O2 )を抽出し、該酸素を酸素供給管25を介
してオゾン発生器19へ供給するようになっている。
【0018】オゾン発生器19は、酸素発生器18より
送出される酸素からオゾン(O3 )を生成し、該オゾン
27をオゾン供給管26へ送給するようになっている。
【0019】空気圧縮機20は、所定の圧力に圧縮した
空気を、受入室2の外部から内部に延びる送気管22へ
送給するようになっている。
【0020】また、送気管22の中間部分には、前記の
オゾン供給管26の気体流通方向下流端が接続されてお
り、酸素発生器18、オゾン発生器19、空気圧縮機2
0を作動させると、オゾン27を含んだ空気流28が、
送気管22の内部を受入室2へ向って流通するようにな
っている。
【0021】水貯留槽21は、図示しない水源から供給
される水道管29を介して供給される水30を貯留でき
るように受入室2内の一側(図1のA側)の上部所定位
置に配置され且つ内部の水位を検出するレベルスイッチ
31を備えている。
【0022】このレベルスイッチ31は、水貯留槽21
内の水位を検出し、水位の高低に関わるレベル信号を出
力して水道管29に設けた開閉弁32を開閉するように
なっている。
【0023】また、水貯留槽21には、受入室2の内部
上方において略水平に延びる送水管34が接続されてい
る。
【0024】受入室2の上部空間には、前記の水貯留槽
21から受入室2の長手方向へ略水平に延び且つ所定の
間隔を置いて左右に分岐された複数の枝管33を有する
送水管34が延設されており、枝管33の先端部は前記
の各霧化ノズル23のそれぞれの水流入口に接続されて
いる。
【0025】霧化ノズル23は、前記の送水管34より
少し上方に位置するように、受入室2の内部に配置され
ている。
【0026】各霧化ノズル23の気体供給口には、送気
管22が接続され、各霧化ノズル23の水吸引口には、
枝管33を介して送水管34が接続されており、霧化ノ
ズル23の気体供給口にオゾン27を含んだ空気流28
が流入すると、水貯留槽21の水30が、送水管34、
枝管33を介して吸引され、霧化ノズル23の吐出口か
らオゾン27を含んだ空気流28と微細水粒とが混ざり
合ったオゾンフォグ35が噴霧されるようになってい
る。
【0027】送風機24は、受入室2の内部空気を攪拌
し得るように、室内の他側(図1のB側)の側壁上部に
取り付けられている。
【0028】オゾンモニター36は、受入室2内の一側
(図1のA側)の側壁下部に配置されており、受入室2
内のオゾン濃度を検出してオゾン濃度信号を出力するよ
うになっている。
【0029】制御器37は、オゾンモニター36から出
力されるオゾン濃度信号及び換気用送風機38から出力
される換気作動信号に基づいて、オゾン濃度が0.1p
pmに達したとき、あるいは単位時間あたりの換気用送
風機38の作動回数が所定回数(例えば15〜16回毎
時)に満たないときに、オゾン発生器19の作動を停止
させるようになっている。
【0030】以下、図1及び図2に示すオゾン脱臭装置
の作動について説明する。
【0031】屎尿受入設備において、バキューム車6に
より搬入される屎尿を受け入れるに際しては、オゾン脱
臭装置の酸素発生器18、オゾン発生器19、空気圧縮
機20を作動させる。
【0032】酸素発生器18が空気を加圧及び減圧して
抽出した酸素は、酸素供給管25を介してオゾン発生器
19へ供給され、該オゾン発生器19において、酸素か
らオゾン27が生成され、該オゾン27は、オゾン供給
管26を経て送気管22へ送給される。
【0033】送気管22に流入したオゾン27は、空気
圧縮機20より吐出される空気流28に混合され、オゾ
ン27を含んだ空気流28が送気管22から霧化ノズル
23へ送給される。
【0034】霧化ノズル23にオゾン27を含んだ空気
流28が送給されると、このオゾン27を含んだ空気流
28により、水貯留槽21の水30が送水管34、枝管
33を介して霧化ノズル23に吸引され、霧化ノズル2
3の吐出口からオゾン27を含んだ空気流28と微細水
粒とが混ざり合ったオゾンフォグ35が受入室2内へ噴
霧される。
【0035】このオゾンフォグ35の微細水粒の水分子
(H2 O)とオゾン27とが反応することにより、高活
性なヒドロキシラジカル(OHラジカル)が生成され、
このヒドロキシラジカル及びオゾンフォグ35に含まれ
ているオゾン27によって、バキューム車6によって受
入室2に搬入された屎尿から発散される硫化水素、アン
モニア等の臭気成分が酸化され、受入室2の内部の臭気
が除去される。
【0036】このとき、送風機24を作動させて、受入
室2の内部の空気を攪拌すると、前記のヒドロキシラジ
カルによる臭気成分の酸化が促進される。
【0037】また、水貯留槽21に設けたレベルスイッ
チ31は、水貯留槽21内の水位を検出し、水位の高低
に関わるレベル信号を出力して水道管29に設けた開閉
弁32を開閉し、水貯留槽21内の水位が一定に保持さ
れる。
【0038】更に、オゾンモニター36により検出され
た受入室2内のオゾン濃度が0.1ppmに達したと
き、あるいは、単位時間あたりの換気用送風機38の作
動回数が所定回数に満たないときには、制御器37によ
ってオゾン発生器19の作動が停止し、受入室2に出入
りするバキューム車6の運転者や、その他の作業者の安
全が図られる。
【0039】上記のヒドロキシラジカルは、高活性であ
るので、ヒドロキシラジカルによって臭気成分が酸化す
る速度は、オゾン27によって臭気成分が酸化する速度
よりも速く、また、オゾン27がヒドロキシラジカルの
生成原料となるので、受入室2の各オートドア12,1
3,14から受入室2の外部へ放出される空気中には、
臭気成分や未反応のオゾン27がほとんど含まれること
がなく、図1及び図2に示すオゾン脱臭装置において
は、受入室2から外部への臭気の拡散を効果的に抑止す
ることができる。
【0040】なお、本発明のオゾン脱臭装置は上述した
実施の形態のみに限定されるものではなく、酸素発生器
を用いずに水電解によりオゾンを生成するオゾン発生器
等を適用すること、その他、本発明の要旨を逸脱しない
範囲内において種々の変更を加え得ることは勿論であ
る。
【0041】
【発明の効果】以上のべたように、本発明のオゾン脱臭
装置によれば、屎尿受入設備の受入室の内部へ霧化ノズ
ルからオゾンを含んだ空気流と水とを混合噴霧し、オゾ
ン及び微細水粒により高活性なヒドロキシラジカルを生
成して、受入室の内部に発散される臭気成分を短時間で
確実に酸化するので、受入室の外部へ放出される空気中
に臭気成分や未反応のオゾンが含まれることがほとんど
なく、受入室の外部への臭気の拡散を効果的に抑止する
ことができるという優れた効果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のオゾン脱臭装置の実施の形態の一例を
適用した屎尿受入設備を示す概念図である。
【図2】図1のII−II矢視図である。
【図3】従来の屎尿受入設備を示す概念図である。
【図4】図3のIV−IV矢視図である。
【符号の説明】
2 受入室 19 オゾン発生器 20 空気圧縮機(送気手段) 21 水貯留槽 23 霧化ノズル 27 オゾン 28 空気流

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 オゾンを生成するオゾン発生器と、該オ
    ゾン発生器により生成されるオゾンを空気流によって送
    出する送気手段と、水を貯留する水貯留槽と、該水貯留
    槽の水を送気手段からの空気流及び該空気流に含まれる
    オゾンによって吸引し且つオゾンを含んだ空気流と水と
    を混合噴霧する複数の霧化ノズルとを備え、該霧化ノズ
    ルを屎尿受入設備の受入室の内部上方に配置したことを
    特徴とするオゾン脱臭装置。
  2. 【請求項2】 屎尿受入設備の受入室に、該受入室の内
    部の空気を攪拌する送風手段を設けた請求項1に記載の
    オゾン脱臭装置。
JP9030571A 1997-02-14 1997-02-14 オゾン脱臭装置 Pending JPH10225613A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004076032A1 (ja) * 2003-02-28 2004-09-10 Japan Science And Technology Agency 乾式同時脱硫脱硝装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2004076032A1 (ja) * 2003-02-28 2004-09-10 Japan Science And Technology Agency 乾式同時脱硫脱硝装置
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