JPH10225308A - バンドおよびバンドの製造方法 - Google Patents

バンドおよびバンドの製造方法

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JPH10225308A
JPH10225308A JP6889197A JP6889197A JPH10225308A JP H10225308 A JPH10225308 A JP H10225308A JP 6889197 A JP6889197 A JP 6889197A JP 6889197 A JP6889197 A JP 6889197A JP H10225308 A JPH10225308 A JP H10225308A
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JP
Japan
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piece
outer piece
band
pin
pin body
Prior art date
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Pending
Application number
JP6889197A
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English (en)
Inventor
Osamu Yamazaki
税 山崎
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NIPPON SEIMITSU KK
Original Assignee
NIPPON SEIMITSU KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ピン体を介して中駒と外駒とを連結するバン
ドの構造において、製造が容易になり、ピン体の抜けや
駒の動きが悪いなどの問題の発生がなく、品質が安定
し、しかも構造が簡単で生産性に優れたバンドおよびバ
ンドの製造方法を提供する。 【解決手段】 中駒11の貫通穴12にピン体13を挿
入し、ピン体13における外部に突出した各端部13a
の凹凸部13cを外駒14の小穴15に嵌挿する。その
後、外駒14の段部16においてピン体13の端部13
aにおける小径部13bに対してカシメを施す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、腕時計あるいは装
飾品などに適用されるバンド、およびそのバンドの製造
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、人の腕に装着される腕時計などに
使用されているバンドとして、各種多様の構造あるいは
デザインのものが提案され、実施されている。
【0003】その中で、小板状体からなる複数の中駒を
並べ、やはり小板状体からなる複数の外駒を前記各中駒
の外側に連結してなるバンドの構造がコストが高いもの
の、外観が優れ、良好な高級感を呈することから好まれ
ている。
【0004】図5は前記構成のバンドを説明するための
平面状態の説明図であって、1は小板状体からなる中駒
であり、中駒1両側から端部2aが突出するように一対
のピン体2が中心Lnを外して互いに距離をおいて貫通
装着されている。3は外駒であり、内側に前記ピン体2
を受ける貫通していない小穴3aが、やはり中心Lsを
外して一対穿設されている。そして、中駒1から突出し
ているピン体2の端部2aを、外駒3の一方の小穴3a
に圧入させて、中駒1と外駒3とを連結している。
【0005】このように、小板状体を連結することによ
って、いわゆるムク材感のある高級なバンドを製造する
ことができる。しかも前記構成によれば、中駒1と外駒
3同士を連結するピン体2の端部2aが、外駒3を貫通
せずに外部には露呈しないため、ピンの端面やピン受け
用の穴の開口が外部には見えないので、さらに高級感の
あるバンドになる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の構成のバン
ドでは、極めて高級感のあるバンドになるが、製造上の
問題からコストの高いものであった。すなわち、中駒1
と外駒3との連結は、ピン体2と外駒3の小穴3aとの
圧入によって行われているため、ピン体2の圧入部分に
おける精度を厳しく管理する必要があった。すなわち、
圧入部分の隙間が規定範囲より小さいと圧入時にピン体
2の座屈が生じ、圧入できたとしても中駒1の動きが悪
くなり、また前記隙間が大き過ぎれば連結が適正に行わ
れず、連結されたとしても抜けのおそれがあって、バン
ドとしての耐久性,信頼性に問題があることになる。
【0007】しかも、前記ピン体2は、通常、1mm程
度の小径のものであるので、そのピン体2を受ける前記
小穴3aの形成に際して、ドリルによる穴明け加工時の
加工ぶれ、あるいはドリル寿命(ドリル径が所定範囲か
らマイナスする前に交換する)などの管理を行う必要も
あった。
【0008】そこで、本発明は、従来のようにピン体を
介して中駒と外駒とを連結するバンドの構造において、
製造が容易になり、ピン体の抜けや駒の動きが悪いなど
の問題の発生がなく、品質が安定し、しかも構造が簡単
で生産性に優れたバンドおよびバンドの製造方法を提供
することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明のバンドは、複数の中駒の外側に対して複数
の外駒が各中駒の中心から偏位して並べ置かれ、各中駒
に一対のピン体が、各ピン体の両端を外部に突出するよ
うに装着され、各ピン体の突出端を前記外駒に嵌着して
構成されるバンドにおいて、前記外駒の前記ピン体の嵌
着部分に、外駒の側壁を外部から内部に突出させるため
の変形部を形成したものであって、外駒の変形部の変形
によって、ピン体と外駒との連結を強固にすることがで
きる。
【0010】また、本発明のバンドは、前記変形部を、
外駒の他の側壁部よりも薄肉の凹部としたものであっ
て、変形部の変形がしやすくなり、しかも変形により側
壁の一部が外方へ出て、他の駒に接触して動き不良を発
生させるようなおそれも なくなる。
【0011】また、本発明のバンドは、前記ピン体の突
出端に凹凸部を形成したものであって、外駒の嵌着部分
との嵌着係合が確実になされる。
【0012】さらに、本発明のバンドの製造方法は、中
駒の側部から距離をおいて突出するように一対のピン体
を中駒に装着し、前記中駒の外側に設置される外駒に前
記ピン体に対応させて嵌合穴を形成し、前記各ピン体の
突出端を前記外駒の嵌合穴に圧入し、さらに圧入の後
に、外駒のピン体の嵌合穴の一部をカシメて外駒とピン
体とを固定する方法であって、外駒のカシメによって、
ピン体と外駒との連結を強固にすることができる。
【0013】また、本発明のバンドの製造方法は、前記
嵌合穴のカシメ部分に予め段付き加工を施して、外駒の
他の部分よりも薄肉にしておく方法であって、カシメを
行いやすくなり、しかもカシメにより側壁の一部が外方
へ出て、他の駒に接触して動き不良を発生させるような
おそれもなくなる。
【0014】また、本発明のバンドの製造方法は、前記
ピン体が、その突出端にローレット加工を施された方法
であって、ピン体の突出端に凹凸が形成されるため、外
駒の嵌合穴部分との嵌着係合が確実になされる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。
【0016】図1は本発明のバンドおよびバンドの製造
方法に係る一実施形態を説明するためのバンドを裏面
(底面)側から見た分解図、図2は図1のバンドの組立
状態における底面図、図3は図1の外駒の側面図、図4
は図2における外駒部分のA−A線断面図であって、1
1は小板状体からなる中駒であり、中駒11には、中心
Lnを外して互いに距離をおいて一対の貫通穴12が穿
設されている。
【0017】13は前記各貫通穴12に端部13aが外
部に突出するように挿入されるピン体であり、ピン体1
3の端部13aの内側には、小径部13bが形成され、
さらに端部13aの外側部にはローレット加工によって
凹凸部13cが形成されている。
【0018】14は小板状体からなる外駒であり、外駒
14には、図3,図4にも示すように、内側壁部14a
に前記ピン体13の端部13aを受ける嵌合穴としての
小穴15が中心Lsを外して互いに距離をおいて一対穿
設され、さらに各小穴15近傍の底面14bに変形部と
しての薄肉の段部16が形成されている。
【0019】次に、前記各部材からのバンド組み立てを
説明する。中駒11の貫通穴12にピン体13を挿入
し、そのピン体13における外部に突出した各端部13
aの凹凸部13cを外駒14の小穴15に嵌挿する。こ
の状態でも外駒14とピン体13とは強固に固定される
が、その後、外駒14の各段部16においてピン体13
の端部13aにおける小径部13bに対してカシメを施
す。このことによって、カシメ変形部が小径部13bへ
入り込み、外駒14とピン体13とはさらに強固に固定
されることになる。
【0020】そして、所定のバンド長さになるまで中駒
11と外駒14とを並設して、前記固定作業を行うこと
によってバンドが組み立てられる。
【0021】前記固定作業において、小穴15とピン体
13との嵌着が多少ゆるい寸法関係にあっても、外駒1
4をカシメてピン体13を小径部13bにて留めること
になるので、ピン体13を強固に固定,保持することが
でき、ピン体13の外れは確実に防止されるため、信頼
性の向上と共に、製造設計と組み立て作業が容易かつ簡
単になってコスト的にも有利である。
【0022】また、通常、外駒14に対してカシメを施
すと、そのカシメによる押圧変形によって、外駒14の
側壁が中駒11方向へ突出して中駒11に当接し、その
動きを悪くしてしまうおそれが生じるが、本バンドで
は、カシメ部分には予め肉薄の段部16を形成している
ため、カシメによる押圧によって外駒14の側壁が中駒
11方向に突出する量は、ゼロか極めて少なくなって駒
の動きに干渉するような不具合を発生しない。このため
歩留まりも向上する。
【0023】なお、中駒11および外駒14の形状、あ
るいは中駒11の設置個数などはデザイン,仕様によっ
て適宜設定すればよく、前記説明の構成のものに限定さ
れない。
【0024】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
のバンドおよびバンドの製造方法によれば、外駒をカシ
メなどによって変形することにより、ピン体と外駒との
連結を強固にすることができ、しかも、変形により側壁
の一部が外方へ出て、他の駒に接触して動き不良を発生
させるようなおそれもなくなる。
【0025】また、前記ピン体の突出端にローレット加
工などによって凹凸部を形成することにより、外駒の嵌
着部分との嵌着係合がより確実になされる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のバンドおよびバンドの製造方法に係る
一実施形態を説明するためのバンドを裏面側から見た分
解図である。
【図2】図1のバンドの組立状態における底面図であ
る。
【図3】図1の外駒の側面図である。
【図4】図2における外駒部分のA−A線断面図であ
る。
【図5】従来のバンドの構成を説明するための平面断面
図である。
【符号の説明】
11 中駒 12 貫通穴 13 ピン体 13a ピン体の端部 13b ピン体の小径部 13c 凹凸部 14 外駒 14a 外駒の内側壁部 14b 外駒の底面 15 小穴 16 段部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の中駒の外側に対して複数の外駒が
    各中駒の中心から偏位して並べ置かれ、各中駒に一対の
    ピン体が、各ピン体の両端を外部に突出するように装着
    され、各ピン体の突出端を前記外駒に嵌着して構成され
    るバンドにおいて、前記外駒の前記ピン体の嵌着部分
    に、外駒の側壁を外部から内部に突出させるための変形
    部を形成したことを特徴とするバンド。
  2. 【請求項2】 前記変形部を、外駒の他の側壁部よりも
    薄肉の凹部としたことを特徴とする請求項1記載のバン
    ド。
  3. 【請求項3】 前記ピン体の突出端に凹凸部を形成した
    ことを特徴とする請求項1記載のバンド。
  4. 【請求項4】 中駒の側部から距離をおいて突出するよ
    うに一対のピン体を中駒に装着し、前記中駒の外側に設
    置される外駒に前記ピン体に対応させて嵌合穴を形成
    し、前記各ピン体の突出端を前記外駒の嵌合穴に圧入
    し、さらに圧入の後に、外駒のピン体の嵌合穴の一部を
    カシメて外駒とピン体とを固定することを特徴とするバ
    ンドの製造方法。
  5. 【請求項5】 前記嵌合穴のカシメ部分に予め段付き加
    工を施して、外駒の他の部分よりも薄肉にしておくこと
    を特徴とする請求項4記載のバンドの製造方法。
  6. 【請求項6】 前記ピン体が、その突出端にローレット
    加工を施されたものであることを特徴とする請求項4記
    載のバンドの製造方法。
JP6889197A 1997-02-14 1997-02-14 バンドおよびバンドの製造方法 Pending JPH10225308A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020081717A (ja) * 2018-11-30 2020-06-04 シチズン時計株式会社 バンドの製造方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2020081717A (ja) * 2018-11-30 2020-06-04 シチズン時計株式会社 バンドの製造方法

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