JPH10225009A - 二次電池保護機能付きデータ処理装置およびそのプログラム 記録媒体 - Google Patents

二次電池保護機能付きデータ処理装置およびそのプログラム 記録媒体

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JPH10225009A
JPH10225009A JP3974497A JP3974497A JPH10225009A JP H10225009 A JPH10225009 A JP H10225009A JP 3974497 A JP3974497 A JP 3974497A JP 3974497 A JP3974497 A JP 3974497A JP H10225009 A JPH10225009 A JP H10225009A
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JP
Japan
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secondary battery
power failure
circuit
power supply
power
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JP3974497A
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Takehiko Yajima
毅彦 矢島
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Casio Computer Co Ltd
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Casio Computer Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 主電源の停電時に二次電池からの電源供給に
よって所定の停電処理を実行したのち、二次電池と負荷
回路部とを回路的に切り離すことで、無駄な放電を抑
え、二次電池の劣化を防止する。 【解決手段】 電源供給制御部8はAC電源によって充
電される二次電池BTと、AC電源の停電を検出する停
電検出回路13と、停電時に二次電池BTからの電源供
給によって動作する負荷回路部と二次電池BTとの間に
設けられた回路切り離し用のリレーREと、リレーRE
をオン/オフさせるNPN型トランジスタTr1と、こ
のNPN型トランジスタTr1のスイッチング動作を制
御するCR時定数回路TMとを有している。CR時定数
回路TMを構成するコンデンサC1の放電によりNPN
型トランジスタTr1を介してリレーREを所定時間後
にオフさせて、負荷回路部と二次電池BTとの接続状態
を切り離す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、二次電池保護機
能付きデータ処理装置およびそのプログラム記録媒体に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電子式キャッシュレジスタやPO
S(ポイント・オブ・セールス)ターミナル装置等の売
上データ処理装置においては、AC電源の停電時に所定
の停電処理を実行させるための二次電池を備え、AC停
電の発生時にはAC電源から二次電池に自動的に切り替
えられ、二次電池からの電源供給によって停電処理用の
所定の負荷回路を動作させるようにしている。ここで、
二次電池の保護方法は、二次電池の電圧、温度をパラメ
ータとしてその充電電流、放電電流を制御することで、
電池の特性劣化を防止するものであり、ショート保護用
のヒューズを除き、充放電制御回路にその機能の一部と
して組み込まれている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ACパワー
スイッチをオフする場合の他に、店舗の運用上、営業終
了後にブレーカをオフすることがあるが、このような場
合でもAC電源の停電とみなされるため、その間、二次
電池から停電処理用の負荷回路部へかなりの漏れ電流が
流れてしまう。この結果、次にパワースイッチやブレー
カをオンさせたときには、二次電池の放電がかなり進ん
でいるため、充電を必要とするが、二次電池の充放電回
数には制限があるため、その回数が増えることは二次電
池を劣化させて寿命を縮める大きな原因となっていた。
この発明の課題は、主電源の停電時に二次電池からの電
源供給によって所定の停電処理を実行したのち、二次電
池と負荷回路部とを回路的に切り離すことで、無駄な放
電を抑え、二次電池の劣化を防止できるようにすること
である。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明の手段は次の通
りである。請求項1記載の発明は、主電源によって充電
される二次電池と、主電源の停電を検出する停電検出部
と、この停電検出部によって停電が検出された際に、所
定の停電処理を実行するために二次電池からの電源供給
によって動作する負荷回路部とを備えたデータ処理装置
において、前記負荷回路部と二次電池との間に回路切り
離し用のスイッチング素子を設け、少なくとも前記停電
処理が終了する所定時間が経過するまで前記負荷回路部
と二次電池との接続状態を保持し、停電処理の終了後、
所定のタイミングで前記スイッチング素子を制御して前
記負荷回路部から二次電池を切り離すことにより二次電
池が無負荷状態となるように制御する電源制御手段を備
えたものである。なお、前記電源制御回路は、前記停電
検出部によって停電が検出された際に、放電を開始する
と共に、この放電電流に基づいて前記スイッチング素子
を制御するCR時定数回路を有し、このCR時定数回路
の放電電流が低下した際に、前記負荷回路部から二次電
池を切り離すようにしてもよい。また、前記電源制御回
路は、前記停電検出部によって停電が検出された際に計
数動作を開始すると共に、その計数値に基づいて前記ス
イッチング素子を制御するカウンタ回路を有し、このカ
ウンタ回路の計数値が所定数に達した際に、前記負荷回
路部から二次電池を切り離すようにしてもよい。また、
入力操作に応答して前記スイッチング素子を制御するこ
とにより前記負荷回路部から二次電池を切り離す切り離
し指定手段を設けてもよい。
【0005】請求項1記載の発明によれば、主電源の停
電が検出された際に、二次電池からの電源供給によって
停電処理が実行されるが、この停電処理が終了するまで
の間、停電処理用の負荷回路部と二次電池との接続状態
は保持される。そして、停電処理が終了すると、スイッ
チング素子が制御され、負荷回路部から二次電池が切り
離される。したがって、主電源の停電時に二次電池から
の電源供給によって所定の停電処理を実行したのち、二
次電池と負荷回路部とを回路的に切り離すことで、無駄
な放電を抑え、二次電池の劣化を防止することができ
る。
【0006】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)以下、図1および図2を参照してこの
発明の第1実施形態を説明する。図1は売上データ処理
装置の全体構成を示したブロック図である。CPU1は
RAM2内にロードされている各種プログラムにしたが
ってこの売上データ処理装置の全体動作を制御する中央
演算処理装置である。記憶装置3はオペレーティングシ
ステムや各種アプリケーションプログラム、データファ
イル、文字フォントデータ等が予め格納されている記憶
媒体4やその駆動系を有している。この記憶媒体4は固
定的に設けたもの、もしくは着脱自在に装着可能なもの
であり、フロッピーディスク、ハードディスク、光ディ
スク、RAMカード等の磁気的・光学的記憶媒体、半導
体メモリによって構成されている。また、記憶媒体4内
のプログラムやデータは、必要に応じてCPU1の制御
により、RAM2にロードされる。更に、CPU1は通
信回線等を介して他の機器側から送信されて来たプログ
ラム、データを受信して記憶媒体4に格納したり、他の
機器側に設けられている記憶媒体に格納されているプロ
グラム、データを通信回線等を介して使用することもで
きる。そして、CPU1にはその入出力周辺デバイスで
ある入力装置5、表示装置6、印刷装置7がバスライン
を介して接続されていると共に、電源供給制御部8がイ
ンターフェイス回路9を介して接続されており、入出力
プログラムにしたがってCPU1はそれらの動作を制御
する。
【0007】入力装置5は売上データや各種コマンドを
入力するキーボード、マウス等のポインティングデバイ
スを有している。ここで、キーボードには、図示しない
が、商品別登録キー、一取引の登録を締める締めキー
等、通常備えられている各種のキーと、登録モード、精
算モード等を切り替えるモードスイッチが設けられてい
る。そして、入力装置5から入力された商品別売上デー
タは表示装置6に表示出力されると共に、印刷装置7に
送られてレシート/ジャーナルに印字出力され、更には
RAM2の各種売上合計器(図示せず)に登録される。
なお、売上合計器としては、部門別売上合計器、担当者
別売上合計器、商品別売上合計器等である。
【0008】電源供給制御部8は図2に示すように構成
されている。初段定電圧回路11はAC電源から一定の
直流電圧を得るもので、この初段定電圧回路11によっ
て変換された直流電圧は次段定電圧回路12により負荷
回路部の動作電圧DCoutに変換される。また停電検
出回路13はAC入力電圧が所定電圧以下になった際
に、停電検出信号PWDを出力するもので、この停電検
出信号PWDはインターフェイス回路9を介してCPU
1に与えられる。なお、停電検出回路13は瞬時停電を
検出しても停電検出信号PWDを出力せず、AC停電が
所定時間継続することを条件に停電検出信号PWDを出
力するように構成されている。充放電制御回路14は二
次電池BTの充放電を制御するもので、二次電池BTの
フロート充電特性に合わせた充電電流の制御と、電池電
圧を検出し、所定電圧以下の容量不足を検出した際に、
容量不足検出信号Batt WARNINGを発生出力
する機能と、過放電から保護する機能を有している。
【0009】バッテリー保護回路15は停電処理用の二
次電池BTを有し、この二次電池BTにはショート保護
用のヒューズFUおよびリレー(電磁断電器)REが直
接接続されており、初段定電圧回路11から充放電制御
回路14を介してバッテリー保護回路15に供給される
充電電流は、リレーRE、ヒューズFU、二次電池BT
に流れ、二次電池BTを充電させる。ここで、二次電池
BTの放電電流は、ヒューズFU、リレーREを経由し
て流れ、停電処理用の電源電圧BattV+として出力
される。NPN型トランジスタTr1はリレーREのス
イッチング動作を制御するもので、そのベース、コレク
タ間にはコンデンサC1、抵抗R2とから成るCR時定
数回路TMが接続されている。また、NPN型トランジ
スタTr1のエミッタ側には抵抗R1を介してリレーR
Eを構成するコイルCOの一端に接続され、このコイル
COの他端は、初段定電圧回路11の出力側に逆流防止
ダイオードD1を介して接続されていると共に、リレー
RE、ヒューズFU間に逆流防止ダイオードD2を介し
て接続されている。また、初段定電圧回路11の出力側
は、上述した逆流防止ダイオードD1に接続されている
他に、逆流防止ダイオードD3、抵抗R3、R2を介し
てNPN型トランジスタTr1のベースに接続されてお
り、NPN型トランジスタTr1は、AC電源のオン時
に初段定電圧回路11から逆流防止ダイオードD3、抵
抗R3、R2に流れる電流によってオンされ、また、A
C電源の停電時には、コンデンサC1から抵抗R2を介
して流れる電流によって所定時間、オンされる。一方、
AC電源の停電時にはCPU1は、二次電池BTを電源
として後述する所定の停電処理を実行するが、この停電
処理の実行後、CPU1はパワーオフ信号DC−CUT
をインターフェイス回路9を介して電源供給制御部8内
の出力制御回路16に与え、この出力制御回路16はパ
ワーオフ信号DC−CUTにしたがってRAM2の出力
動作電圧DCoutをオフする。
【0010】次に、この第1実施形態における動作を説
明する。先ず、AC電源が投入(オン)されている通常
状態においては、初段定電圧回路11によって変換され
た直流電圧により、バッテリー保護回路15内の逆流防
止ダイオードD3、抵抗R3、R2に電流が流れ、NP
N型トランジスタTr1がオン状態となっている。この
ようにNPN型トランジスタTr1がオンされている状
態では、初段定電圧回路11からバッテリー保護回路1
5内の逆流防止ダイオードD1、リレーRE(コイルC
O)、抵抗R1、NPN型トランジスタTr1のコレク
タ側を経由した電流により、リレーREがオンされるの
で、二次電池BTはヒューズFU、リレーREを介して
充放電制御回路14に接続された状態となり、初段定電
圧回路11から充放電制御回路14を介して供給される
充電電流により二次電池BTへの充電が行われる。これ
と同時に、逆流防止ダイオードD3、抵抗R3、コンデ
ンサC1に流れる電流によりコンデンサC1に一定の容
量がチャージされる。この場合、初段定電圧回路11か
らの直流電圧は次段定電圧回路12によって負荷回路部
の動作電圧DCoutに変換されるため、売上データ処
理装置を構成する各種負荷回路部は次段定電圧回路12
から供給される動作電圧DCoutによって駆動され
る。
【0011】一方、AC電源が停電(ブレーカやACパ
ワースイッチのオフ、在庫中も含む)になると、停電検
出回路13から停電検出信号PWDが出力され、インタ
ーフェイス回路9を介してCPU1に与えられる結果、
CPU1はAC電源の停電を認識することができる。こ
の場合、初段定電圧回路11からの出力電圧は“0”と
なるが、バッテリー保護回路15内において、NPN型
トランジスタTr1はコンデンサC1に充電されている
容量に応じて所定時間オン状態が維持される。したがっ
て、AC電源が停電してから所定時間、リレーREもオ
ン状態が維持されるので、二次電池BTの放電電流はヒ
ューズFU、リレーREを介して流れ、電池電圧Bat
tV+として負荷回路部(例えば、CPU1、RAM
2、記憶装置3)へ供給される。この場合、CPU1は
充放電制御回路14から出力される容量不足検出信号B
att WARNINGの有無に応じた停電処理を実行
する。
【0012】すなわち、容量不足検出信号Batt W
ARNINGの出力が無ければ、通常の停電処理を実行
するが、二次電池BTの残在容量が少なく、容量不足検
出信号Batt WARNINGの出力が有れば、必要
最低限の停電処理を実行する。具体的には、通常の停電
処理では、部門別売上合計器、担当者別売上合計器の他
に膨大なファイルである商品別売上合計器の内容をRA
M2から記憶媒体4(例えばハードディスク)へ退避す
る停電処理を行うが、必要最低限の停電処理としては部
門別および担当者別売上合計器の内容のみを記憶媒体4
へ退避し、商品別売上合計器の退避は、行わないように
している。その後、コンデンサC1の放電が進むと、N
PN型トランジスタTr1が自動的にオフされるので、
リレーREもこれに応答してオフされる。したがって、
ステップB7と停電処理用の負荷回路部との間が回路的
に切り離れ、二次電池BTは無負荷状態となる。
【0013】以上のようにこの第1実施形態において
は、ACパワースイッチのオフやブレーカのオフ、ある
いは通常の停電によってAC電源が遮断された場合に
は、コンデンサC1からの放電電流によってNPN型ト
ランジスタTr1がその容量に応じた時間分オンすると
共にNPN型トランジスタTr1がオンされている間、
リレーREもオンされるので、二次電池BTからの電源
供給によってCPU1は所定の停電処理を実行すること
ができる。この場合、二次電池BTの残在容量に応じた
停電処理が行われる。そして、コンデンサC1の放電が
進み、停電処理実行後にNPN型トランジスタTr1が
オフされると、リレーREもオフされるので、二次電池
BTと停電処理用の負荷回路部と接続状態が切り離さ
れ、二次電池BTは無負荷状態となるため、漏れ電流を
抑えることが可能となり、それだけ電池の充放電回数が
少なくなるので、電池寿命を大幅に延すことが可能とな
る。
【0014】(第2実施形態)以下、図3〜図6を参照
してこの発明の第2実施形態を説明する。なお、上述し
た第1実施形態は、AC電源の停電中にCR時定数回路
TMによってNPN型トランジスタTr1をオフして二
次電池BTを無負荷状態としたが、この第2実施形態は
NPN型トランジスタTr1のオフをCPU1によって
ソフト的に行うようにしたものであり、第2実施形態の
売上データ処理装置も図1と同様に構成されているた
め、以下、同一符号をもって説明するものとする。ま
た、図3はこの第2実施形態における電源供給制御部1
8を示したもので、図2で示した電源供給制御部8と基
本的に同一のものは、同一符号をもって示し、その説明
は省略する。CPU1は停電処理の終了後、インターフ
ェイス回路9を介して電源供給制御部8にバッテリー切
り離し信号Batt−OFFを出力し、この切り離し信
号Batt−OFFは、バッテリー保護回路15を構成
するNPN型トランジスタTr1のベースに印加され、
NPN型トランジスタTr1のオン/オフ動作を制御す
るもので、このNPN型トランジスタTr1のスイッチ
ング動作を制御することでリレーREのオン/オフ動作
を制御する。なお、この第2実施形態におけるバッテリ
ー保護回路15は、上述した図2のバッテリー保護回路
15で示した逆流防止ダイオードD3、抵抗R3、R
2、コンデンサC1が設けられていない点を除き、基本
的には図2と同様の構成となっている。図4は電源供給
制御部18とインターフェイス回路9との間において受
け渡される各種信号を示したもので、電源供給制御部1
8からインターフェイス回路9に対して停電検出信号P
WD、容量不足検出信号Batt WARNINGが与
えられ、逆にインターフェイス回路9から電源供給制御
部18に対してバッテリー切り離し信号Batt−OF
F、パワーオフ信号DC−CUTが与えられる。
【0015】次に、この第2実施形態における動作を図
5、図6に示すフローチャートにしたがって説明する。
なお、これらのフローチャートに記述されている各機能
を実現するためのプログラムは、CPU1が読み取り可
能なプログラムコードの形態で記憶媒体4に記憶されて
おり、その内容がRAM2内のワークメモリ(図示せ
ず)にロードされている。図5は電源供給制御部8から
停電検出信号PWDがインターフェイス回路9を介して
入力された際に実行されるフローチャートである。先
ず、電源供給制御部8から容量不足検出信号Batt
WARNINGの入力有無を調べ(ステップA1)、二
次電池BTの残在容量が少なく容量不足検出信号Bat
t WARNINGが入力された場合には必要最低限の
停電処理を実行するが(ステップA2)、容量不足検出
信号Batt WARNINGが無ければ、通常の停電
処理を実行する(ステップA3)。なお、このことは上
述した第1実施形態の場合と同様である。そして、停電
処理が終ると、ステップA4に進み、再び停電検出信号
PWDがオフ(ローレベル)の場合にはAC電源が復帰
しているので、CPU1はパワーオフ信号DC−CUT
のみを出力し、インターフェイス回路9を介して電源供
給制御部8に与えるが(ステップA5)、停電検出信号
PWDがオンされたままであれば、AC停電が継続中で
あるため、CPU1はパワーオフ信号DC−CUTの他
にバッテリー切り離し信号Batt−OFFを出力し、
インターフェイス回路9を介して電源供給制御部8に与
える(ステップA6)。この結果、電源供給制御部8に
おいて、NPN型トランジスタTr1がオフされるので
リレーREもオフされ、停電処理用の負荷回路部が切り
離される。図6はメンテナンス時の動作を示したフロー
チャートで、入力装置5からバッテリOFFコマンドが
入力されると(ステップB1)、CPU1はこのコマン
ド入力に応答してバッテリー切り離し信号Batt−O
FFを出力し、電源供給制御部8に与える(ステップB
2)。したがって、この場合においてもリレーREを負
荷回路部から切り離すことができる。
【0016】(第3実施形態)次に、図7を参照してこ
の発明の第3実施形態について説明する。なお、第1実
施形態はCR時定数回路TMによってNPN型トランジ
スタTr1をオフするようにしたが、この第3実施形態
はカウンタ回路CTを用いてバッテリー切り離し信号B
att−OFFを出力し、NPN型トランジスタTr1
をオフするようにしたものである。ここで、この第3実
施形態においては図3で示した電源供給制御部18が使
用され、またカウンタ回路CTはインターフェイス回路
9に組み込まれている。カウンタ回路CTは図7に示す
ように、そのVcc入力端子に電源供給制御部18から
の電池電圧BattV+が入力されている。また、カウ
ンタ回路CTのDin入力端子には、CPU1から転送
されて来たカウント値が初期値として入力されており、
カウンタ回路CTはプリセットされたカウント値を
「1」ずつ減算する減算カウンタである。なお、カウン
ト値のプリセットはCPU1が自動的に行うか、スイッ
チ操作による手作業で行うようにしてもよい。また、カ
ウンタ回路CTのSTAT入力端子にはCPU1からの
パワーオフ信号DC−CUTが入力され、またSTOP
入力端子には電源供給制御部18からの停電検出信号P
WDが入力されている。更に、カウンタ回路CTのCO
UNT入力端子には電源供給制御部18から容量不足検
出信号Batt WARNINGが入力されており、カ
ウンタ回路CTはこの容量不足検出信号Batt WA
RNINGにしたがってバッテリー切り離し信号Bat
t−OFFの出力タイミングが制御される。すなわち、
容量不足検出信号Batt WARNINGがオフのと
きカウンタ回路CTは、予めプリセットされたカウント
値がその計数動作により“0”に達すると、そのOUT
端子からバッテリー切り離し信号Batt−OFFを出
力して電源供給制御部18に与えるが、容量不足検出信
号Batt WARNINGがオンのときに、カウント
値が所定値(例えば、初期値の半分)に達すると、バッ
テリー切り離し信号Batt−OFFをそのOUT端子
から出力する。
【0017】いま、カウンタ回路CTにカウント値がプ
リセットされていると共に、停電となり、電源供給制御
部18から停電検出信号PWDが入力されている状態に
おいて、CPU1による停電処理の実行後、CPU1か
らパワーオフ信号DC−CUTが出力されると、カウン
タ回路CTは計数動作を開始する。すなわち、停電検出
信号PWDがオンで、かつパワーオフ信号DC−CUT
がオンのタイミングで、カウンタ回路CTは予めプリセ
ットされているカウント値を減算する計数動作を開始す
る。そして、カウンタ回路CTは電源供給制御部18か
らの容量不足検出信号Batt WARNINGの有無
に応じてバッテリー切り離し信号Batt−OFFを出
力し、電源供給制御部18内のNPN型トランジスタT
r1をオフさせる。これによってリレーREがオフされ
て二次電池BTは負荷回路部から切り離されて無負荷状
態となる。
【0018】なお、上述した各実施形態においては、二
次電池BTを負荷回路部から切り離す手段としてリレー
REを用いたが、その他のスイッチ手段をソレノイド等
で動作させるようにすれば、大電流の場合に有効なもの
となる。また、売上データ処理装置に限らず、その他の
データ処理装置でも適用可能であることは勿論である。
【0019】
【発明の効果】この発明によれば、主電源の停電時に二
次電池からの電源供給によって所定の停電処理を実行し
たのち、二次電池と負荷回路部とを回路的に切り離すこ
とで、無駄な放電を抑え、二次電池の劣化を防止するこ
とができるので、電池の長寿命化を図ることが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】二次電池保護機能付きデータ処理装置の全体構
成を示したブロック図。
【図2】電源供給制御部8の回路構成図。
【図3】第2実施形態における電源供給制御部18の回
路構成図。
【図4】電源供給制御部18とインターフェイス回路9
との間で授受される各種信号を示した図。
【図5】第2実施形態において、電源供給制御部18か
ら停電検出信号PWDが入力された際に実行開始される
CPU1の動作を示したフローチャート。
【図6】第2実施形態において、メンテナン時のCPU
1の動作を示したフローチャート。
【図7】第3実施形態において、インターフェイス回路
9に組み込んだカウンタ回路CTを示した図。
【符号の説明】
1 CPU 2 RAM 3 記憶装置 4 記憶媒体 5 入力装置 8、18 電源供給制御部 9 インターフェイス回路 11 初段定電圧回路 12 次段定電圧回路 13 停電検出回路 14 充放電制御回路 15 バッテリー保護回路 BT 二次電池 RE リレー Tr1 NPN型トランジスタ TM CR時定数回路 CT カウンタ回路

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】主電源によって充電される二次電池と、主
    電源の停電を検出する停電検出部と、この停電検出部に
    よって停電が検出された際に、所定の停電処理を実行す
    るために二次電池からの電源供給によって動作する負荷
    回路部とを備えたデータ処理装置において、 前記負荷回路部と二次電池との間に回路切り離し用のス
    イッチング素子を設け、少なくとも前記停電処理が終了
    する所定時間が経過するまで前記負荷回路部と二次電池
    との接続状態を保持し、停電処理の終了後、所定のタイ
    ミングで前記スイッチング素子を制御して前記負荷回路
    部から二次電池を切り離すことにより二次電池が無負荷
    状態となるように制御する電源制御手段を備えたことを
    特徴とする二次電池保護機能付きデータ処理装置。
  2. 【請求項2】前記電源制御回路は、前記停電検出部によ
    って停電が検出された際に、放電を開始すると共に、こ
    の放電電流に基づいて前記スイッチング素子を制御する
    CR時定数回路を有し、このCR時定数回路の放電電流
    が低下した際に、前記負荷回路部から二次電池を切り離
    すようにしたことを特徴とする請求項1記載の二次電池
    保護機能付きデータ処理装置。
  3. 【請求項3】前記電源制御回路は、前記停電検出部によ
    って停電が検出された際に計数動作を開始すると共に、
    その計数値に基づいて前記スイッチング素子を制御する
    カウンタ回路を有し、このカウンタ回路の計数値が所定
    数に達した際に、前記負荷回路部から二次電池を切り離
    すようにしたことを特徴とする請求項1記載の二次電池
    保護機能付きデータ処理装置。
  4. 【請求項4】入力操作に応答して前記スイッチング素子
    を制御することにより前記負荷回路部から二次電池を切
    り離す切り離し指定手段を設けたことを特徴とする請求
    項1記載の二次電池保護機能付きデータ処理装置。
  5. 【請求項5】コンピュータに対して、 少なくとも主電源の停電が検出された際に実行される前
    記停電処理が終了する所定時間が経過するまで負荷回路
    部と二次電池との接続状態を保持し、停電処理の終了
    後、前記負荷回路部と二次電池との間に設けられた回路
    切り離し用のスイッチング素子を所定のタイミングで制
    御して前記負荷回路部から二次電池を切り離すことによ
    り二次電池が無負荷状態となるように制御する機能を実
    現させるためのプログラムを記録した記録媒体。
JP3974497A 1997-02-10 1997-02-10 二次電池保護機能付きデータ処理装置およびそのプログラム 記録媒体 Pending JPH10225009A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015023765A (ja) * 2013-07-23 2015-02-02 パナソニック株式会社 電気機器
JP2017011908A (ja) * 2015-06-24 2017-01-12 カシオ計算機株式会社 電子機器、及び電子機器の電池接続方法
CN109713742B (zh) * 2018-12-05 2021-01-22 北京长城华冠汽车科技股份有限公司 一种电源断电设备及方法

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