JPH10224685A - デジタルカメラおよびその外部装置 - Google Patents

デジタルカメラおよびその外部装置

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Publication number
JPH10224685A
JPH10224685A JP9019447A JP1944797A JPH10224685A JP H10224685 A JPH10224685 A JP H10224685A JP 9019447 A JP9019447 A JP 9019447A JP 1944797 A JP1944797 A JP 1944797A JP H10224685 A JPH10224685 A JP H10224685A
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JP
Japan
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program
program data
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unit
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JP9019447A
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Inventor
Tatsutoshi Kitajima
達敏 北島
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プログラムに依存する機能を所要の機能へ容
易に変更することが可能であり、かつ機能変更後の動作
では確実に所要の機能を果たせるようにすることを課題
とする。 【解決手段】 カメラ本体にデータを記憶した外部記憶
媒体20を着脱自在に装着する外部I/F7を設け、外
部記憶媒体20が装着されている際に、マスタ側のCP
U1が、その外部外部記憶媒体20にスレーブ側となる
CPU2で使用するためのプログラムファイルが記憶さ
れているか否かを判断し、記憶されているという判断結
果が得られた場合に外部記憶媒体20に記憶されている
プログラムファイルをCPU2が利用するプログラムメ
モリ8に転送してプログラムの更新を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、デジタルカメラ
およびその外部装置に関し、詳細には、内蔵された制御
プログラムに従って撮像を実行するデジタルスチルカメ
ラ等のデジタルカメラおよびその外部装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種のデジタルカメラは、一度、ユー
ザに購入されると、その後、ソフトウェア上のバグが発
生すると、その修正のためにソフトウェア修正が必要が
あった。この場合には、通常、修理が必要となったデジ
タルカメラをメーカーのサービス部門へ送り届け、そこ
で分解して修理する流れが一般的である。ところが、サ
ービス分門では、その分解が大変に手間のかかる作業と
なっていた。
【0003】そこで、近年、この種のデジタルカメラに
おいて、内部にEEPROMを設け、そのEEPROM
にいくつかの制御パラメータを予め格納しておく技術が
提案されている。このため、サービス部門においては、
分解作業が必要なくなったが、その代わりに、EEPR
OMの記憶内容を修正する書き込み処理が必要となる。
【0004】また、レンズ、CCD等のようにデジタル
カメラを構成するハードウェア資産は、予め用意された
ソフトウェアによって機能するものである。したがっ
て、デジタルカメラにおいては、ソフトウェアに依存し
て製品としての標準機能を備えているだけであって、そ
の用途は限定される。このため、上述のハードウェア資
産を別用途に流用することは不可能であった。
【0005】この種の近似技術として、例えば、特開平
2−100478号公報や同207679号公報があ
る。特開平2−100478号公報によれば、シャッタ
優先、絞り優先等の一部の露出(Ev)制御情報や、圧
縮比等のパラメータをメモリカートリッジ内のROMに
書き込み、ユーザーがメモリカートリッジをI/F部に
装着することで機能の小さい変更を可能とする技術が開
示されている。
【0006】また、特開平2−207679号公報によ
れば、プログラムメモリ別に異なる機能を果たすシーケ
ンスプログラムを記憶しておき、ユーザが用途に応じて
その用途に合致した機能を果たすプログラムメモリを装
着する技術が開示されている。
【0007】上記公報以外にも、撮影用プログラムが記
憶されたメモリを装着して撮影し、その後、データ転送
用のメモリに入れ替えることで撮影データを転送すると
いう提案もなされている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記公報のように従来
例によるデジタルカメラは、ハードウェア資産について
標準装備されている機能とは別機能で実行させようとし
ても、前述の特開平2−100478号公報のように、
制御情報やパラメータの変更程度の機能変更だけでは、
主となる機能に大きな変更は得られず、ハードウェア資
産の流用に限界があった。
【0009】また、カメラを構成するハードウェア資産
に適用可能なプログラムによる機能の変更という観点か
ら見ると、前述の特開平2−207679号公報のよう
に、単にメモリ交換だけけ機能を変更しようとすれば、
変更されたプログラムに対するカメラ対応か否かの判別
がないことから、不適合なプログラムが実行された場合
には、プログラムの暴走が生じる虞があった。
【0010】また、機能に対応させて異なるプログラム
を記憶したメモリを交換して多機能化を実現するデジタ
ルカメラにおいては、その機能の種類に対応する数のメ
モリがカメラ本体以外に必要となる。この場合には、撮
影の度にカメラ本体とともに複数のメモリを常時携帯す
る必要が生じるので、荷物が嵩むことはもちろん、その
交換作業が手間であった。
【0011】この発明は、上述した従来例による問題を
解消するため、プログラムに依存する機能を所要の機能
へ容易に変更することが可能であり、かつ機能変更後の
動作では確実に所要の機能を果たすことが可能なデジタ
ルカメラを得ることを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決し、
目的を達成するため、請求項1の発明に係るデジタルカ
メラは、データを記憶した外部装置を着脱自在に装着す
るインタフェースを有するデジタルカメラにおいて、プ
ログラムデータを記憶した内部記憶手段と、前記内部記
憶手段に記憶されたプログラムデータに従って動作する
制御手段と、前記外部装置が装着されている際に、前記
外部装置に前記制御手段で使用するためのプログラムデ
ータが記憶されているか否かを判断する判断手段と、前
記判断手段により前記プログラムデータが記憶されてい
るという判断結果が得られた場合に前記外部装置に記憶
されている前記プログラムデータを前記内部記憶手段に
転送して更新するプログラム更新手段と、を備えたこと
を特徴とする。
【0013】この請求項1の発明によれば、着脱自在の
外部装置に記憶されたデータが制御手段で使用できるプ
ログラムデータであった場合にのみ内部記憶手段に転送
してプログラムの更新を行うようにしたので、カメラ本
体に適合したプログラムだけが取り込まれ、これによっ
て、プログラムに依存する機能を所要の機能へ容易に変
更することが可能であり、かつ機能変更後の動作では確
実に所要の機能を果たすことが可能である。
【0014】また、請求項2の発明に係るデジタルカメ
ラは、データを記憶した外部装置を着脱自在に装着する
インタフェースを有するデジタルカメラにおいて、プロ
グラムデータを記憶した内部記憶手段と、前記内部記憶
手段に記憶されたプログラムデータに従って動作する制
御手段と、前記外部装置が装着されている際に、前記外
部装置に前記制御手段で使用するためのプログラムデー
タが記憶されているか否かを判断する判断手段と、前記
判断手段により前記プログラムデータが記憶されている
という判断結果が得られた場合に前記外部装置に記憶さ
れている前記プログラムデータを前記内部記憶手段に転
送して更新するプログラム更新手段と、前記プログラム
更新手段により更新されたプログラムデータに基づく前
記制御手段の動作を監視する監視手段と、前記監視手段
により前記制御手段の異常を検出した場合には前記制御
手段の動作を停止制御する停止制御手段と、を備えたこ
とを特徴とする。
【0015】この請求項2の発明によれば、着脱自在の
外部装置に記憶されたデータが制御手段で使用できるプ
ログラムデータであった場合にのみ内部記憶手段に転送
してプログラムの更新を行い、その後、更新されたプロ
グラムにデータに基づく制御手段の動作を監視して異常
の際に動作を停止するようにしたので、カメラ本体に適
合したプログラムであっても万が一誤動作等の不具合を
生じれば、即座にその動作を停止して無用なプログラム
の暴走等を未然に防ぐことが可能である。
【0016】また、請求項3の発明に係るデジタルカメ
ラは、データを記憶した外部装置を着脱自在に装着する
インタフェースを有するデジタルカメラにおいて、プロ
グラムデータを記憶した内部記憶手段と、被写体を撮像
してデジタル化された画像データを得る撮像手段と、前
記撮像手段により得られた画像データを記憶する画像記
憶手段と、前記内部記憶手段に記憶されたプログラムデ
ータに従って動作する制御手段と、前記外部装置が装着
されている際に、前記外部装置に前記制御手段で使用す
るためのプログラムデータが記憶されているか否かを判
断する判断手段と、前記判断手段により前記プログラム
データが記憶されているという判断結果が得られた場合
に前記外部装置に記憶されている前記プログラムデータ
を前記画像記憶手段に転送して保存するプログラム保存
手段と、を備えたことを特徴とする。
【0017】この請求項3の発明によれば、着脱自在の
外部装置に記憶されたデータが制御手段で使用できるプ
ログラムデータであった場合にのみ通常画像データを記
憶する画像記憶手段に転送してプログラムの保存を行う
ようにしたので、カメラ本体に適合したプログラムだけ
を保存しておくことが可能である。
【0018】また、請求項4の発明に係るデジタルカメ
ラは、データを記憶した外部装置を着脱自在に装着する
インタフェースを有するデジタルカメラにおいて、プロ
グラムデータを記憶した内部記憶手段と、被写体を撮像
してデジタル化された画像データを得る撮像手段と、前
記撮像手段により得られた画像データを記憶する画像記
憶手段と、前記内部記憶手段に記憶されたプログラムデ
ータに従って動作する制御手段と、前記外部装置が装着
されている際に、前記外部装置に前記制御手段で使用す
るためのプログラムデータが記憶されているか否かを判
断する判断手段と、前記判断手段により前記プログラム
データが記憶されているという判断結果が得られた場合
に前記外部装置に記憶されている前記プログラムデータ
を前記画像記憶手段に転送して保存するプログラム保存
手段と、前記プログラム保存手段により前記画像記憶手
段に保存されたプログラムデータを任意に前記内部記憶
手段に転送して更新するプログラム更新手段と、備えた
ことを特徴とする。
【0019】この請求項4の発明によれば、着脱自在の
外部装置に記憶されたデータが制御手段で使用できるプ
ログラムデータであった場合にのみ通常画像データを記
憶する画像記憶手段に転送して保存し、任意にそのプロ
グラムデータを内部記憶手段に転送してプログラムの更
新を行うようにしたので、カメラ本体に適合するプログ
ラムデータを内部に取り込んだ後は実行を必要とするま
で保存状態となり、そのプログラムデータを必要に応じ
て実行可能に取り出すようにしたことから、任意にプロ
グラムに依存する機能を所要の機能へ容易に変更するこ
とが可能であり、かつ機能変更後の動作では確実に所要
の機能を果たすことが可能である。
【0020】また、請求項5の発明に係るデジタルカメ
ラは、データを記憶した外部装置を着脱自在に装着する
インタフェースを有するデジタルカメラにおいて、プロ
グラムデータを記憶した内部記憶手段と、被写体を撮像
してデジタル化された画像データを得る撮像手段と、前
記撮像手段により得られた画像データを記憶する画像記
憶手段と、前記内部記憶手段に記憶されたプログラムデ
ータに従って動作する制御手段と、前記外部装置が装着
されている際に、前記外部装置に前記制御手段で使用す
るためのプログラムデータが記憶されているか否かを判
断する判断手段と、前記判断手段により前記プログラム
データが記憶されているという判断結果が得られた場合
に前記外部装置に記憶されている前記プログラムデータ
を前記画像記憶手段に転送して保存するプログラム保存
手段と、前記プログラム保存手段により前記画像記憶手
段に保存されたプログラムデータを任意に前記内部記憶
手段に転送して更新するプログラム更新手段と、前記プ
ログラム更新手段により更新されたプログラムデータに
基づく前記制御手段の動作を監視する監視手段と、前記
監視手段により前記制御手段の異常を検出した場合には
前記制御手段の動作を停止制御する停止制御手段と、を
備えたことを特徴とする。
【0021】この請求項5の発明によれば、着脱自在の
外部装置に記憶されたデータが制御手段で使用できるプ
ログラムデータであった場合にのみ通常画像データを記
憶する画像記憶手段に転送して保存し、任意にそのプロ
グラムデータを内部記憶手段に転送してプログラムの更
新を行い、その後、更新されたプログラムにデータに基
づく制御手段の動作を監視して異常の際に動作を停止す
るようにしたので、カメラ本体に適合したプログラムで
あっても万が一誤動作等の不具合を生じれば、即座にそ
の動作を停止して無用なプログラムの暴走等を未然に防
ぐことが可能である。
【0022】また、請求項6の発明に係るデジタルカメ
ラは、請求項4又は5に記載の発明において、前記プロ
グラム更新手段は、前記画像記憶手段に保存されたプロ
グラムデータのファイル名を表示する表示手段と、前記
表示手段により前記ファイル名を表示しながら更新対象
となるファイル名を選択する選択手段とを有し、前記選
択手段により選択されたファイル名をもつプログラムデ
ータで更新を行うことを特徴とする。
【0023】この請求項6の発明によれば、プログラム
の更新の際に、画像記憶手段に保存されたプログラムデ
ータのファイル名を表示しながら更新対象となるファイ
ル名を選択するようにしたので、カメラ本体上で必要に
応じて適宜所要のプログラムを実行可能に取り出すこと
が可能である。
【0024】また、請求項7の発明に係る外部装置は、
請求項1〜6のいずれか一つのデジタルカメラに適用さ
れる外部装置であって、前記制御手段の実行に使用する
プログラムデータを記憶するプログラム記憶手段と、前
記プログラム記憶手段に記憶されたプログラムデータに
基づいて前記制御手段が実行することにより動作する動
作手段と、を備えたことを特徴とする。
【0025】この請求項7の発明によれば、外部装置に
制御手段の実行に使用するプログラムデータを記憶して
おき、その記憶されたプログラムデータに基づいて制御
手段が実行することにより動作するようにしたので、カ
メラ側に外部装置を動作させるためのプログラムを搭載
しておく必要はなく、出荷後のデジタルカメラの機能を
外部装置の種類に対応させて多種多様に変化させること
が可能である。
【0026】
【発明の実施の形態】以下に添付図面を参照して、この
発明に係る好適な実施の形態を詳細に説明する。
【0027】(実施の形態1)図1はこの発明の実施の
形態1によるデジタルカメラの内部構成を示すブロック
図である。図1に示したデジタルカメラは、A/D変換
器3a、CDS(相関2重サンプリング)回路3b、C
CD103、及びレンズ3dを備えたカメラ部3、DS
P(Digital Signal Processo
r)4、DRAM5、フラッシュメモリ6、外部I/F
7、プログラムメモリ8、スイッチ(以下にSWと称す
る)部9、LCD10、CPUバス11、メインコント
ローラ12、電源監視部13等を備えている。
【0028】CPU1は、ROM1aを内蔵しており、
そのROM1aに格納されている各種プログラム(図2
及び図3に示したフローチャートに従うプログラムな
ど)に従って撮像動作全体のシーケンスを制御するマス
タ制御ユニットである。すなわち、CPU1は、CPU
バス11に接続されている各ユニットとの間でデータ、
信号、アドレス信号の授受を通じて信号処理及び動作制
御を実行する。なお、CPUバス11は、必要に応じて
CPU1とCPU2がお互いに占有したり、開放して利
用される。
【0029】また、CPU1は、SW部9を接続してお
り、そのSW部9から送られてくるキー信号に基づく指
示や図示せぬリモコン操作等の外部動作指示に従って撮
像動作や各種機能の動作を実行する。このCPU1は、
DSP4を介してDRAM5を接続しており、そのDR
AM5にDSP4により符号化されたデータを記憶す
る。
【0030】さらに、このCPU1は、図示せぬモータ
ドライバ、SG(制御信号生成)部、及びストロボ等を
接続して、レンズユニット及びアナログ系ユニットの動
作を制御する。レンズユニットは、レンズ3dを介して
入射される光に基づきメカ機構のメカニカルシャッター
により2つのフィールドの同時露光を行う。
【0031】SG部に接続されるアナログ系ユニット
は、CCD3c、CDS回路3b、図示せぬAGCアン
プ、及びA/D変換器3aにより構成される。なお、ス
トロボ127は、CPU121により直接制御される照
明手段である。
【0032】アナログ系ユニットにおいて、CCD3c
は、上述のレンズユニットを介して入射された光信号を
アナログ画像データ(電気信号)に変換する。CDS回
路3bは、CCD3cの出力に接続され、CCD3cの
出力信号を相関2重サンプリングしてCCD型撮像素子
に対する低雑音化を行う。
【0033】図示せぬが、AGCアンプは、CDS回路
3bの出力に接続され、CDS回路3bの出力信号のレ
ベルを補正する。A/D変換器3aは、AGCアンプの
出力に接続され、AGCアンプの出力信号を最適なサン
プリング周波数(例えば、NTSC信号のサブキャリア
周波数の整数倍)にてアナログ−デジタル変換してデジ
タル画像データを得る。
【0034】デジタル系ユニットにおいて、DSP4
は、A/D変換器3aから入力したデジタル画像データ
に対してガンマ補正、色分離等の通常のカメラ信号処理
を施して、Cb,Cr(色差)信号とY(輝度)信号と
を作成する。また、DSP4は、カメラ部3のCCD3
cに対して駆動パルスの供給を行う。
【0035】また、DSP4は、DCT(Discre
te Cosine Transfer)やコーダーを
具備している。DCTは、例えば、JPEG準拠の画像
圧縮/伸長の一過程である直交変換を行い、コーダー
は、例えば、JPEG準拠の画像圧縮/伸長の一過程で
あるハフマン符号化/復号化等を行う。
【0036】DRAM5は、DSP4とデータバスBU
SBによって接続され、DSP4で圧縮処理された画像
データ(ディジタル画像データ)を一時記憶する。
【0037】メモリコントローラ12は、CPU2の制
御に従ってDRAM5、フラッシュメモリ6、及び外部
記憶媒体20を装着して電気的に接続する外部I/F7
間のデータの授受(リード/ライト)を制御する。フラ
ッシュメモリ6は、内部メモリであり、圧縮された画像
データを記憶する。
【0038】CPU2は、プログラムメモリ8に格納さ
れたプログラムに従って動作するスレーブ制御ユニット
である。このCPU2は、DRAM5に格納された画像
データをCPUバス11、及びメモリコントローラ12
を介してフラッシュメモリ6や、外部I/F7を通じて
装着されている外部記憶媒体20に書き込む制御を司
る。
【0039】また、CPU2は、外部記憶媒体20に記
憶されている画像データをDRAM5へ一旦転送し、そ
の画像データをDSP4によりテレビ信号に変換してL
CD10等に再生表示する制御を行う。さらに、CPU
2は、外部記憶媒体20に記憶されている画像データを
フラッシュメモリ6へコピーする制御を行う。
【0040】プログラムメモリ8は、CPUバス11を
介してCPU2等に接続され、CPUバス11を介して
供給されるCPU2用のプログラムデータを記憶する。
このプログラムメモリ8は、プログラムデータの書き込
み。読み出しを可能とするメモである。
【0041】SW部9は、ユーザの操作に応じて機能選
択、撮影指示、及びその他の各種設定を行うためのスイ
ッチやボタンを具備している。スイッチには、例えば、
カメラ動作を起動させるためのメインスイッチや撮影す
る際のレリーズスイッチがある。このSW部9は、CP
U1に接続され、ユーザ操作により検出された入力信号
をCPU1に供給する。
【0042】表示部であるLCD10は、CPU1に接
続され、そのCPU1の制御に従って、撮像により得ら
れたデジタル画像データや、伸長処理された記録画像デ
ータ、動作状態等を表示する。
【0043】電源監視部13は、CPU1に接続され、
電流等を検出してその検出レベルをCPU1に通知す
る。
【0044】また、メモリコントローラ12には、メモ
リアドレスセットレジスタ、データリードライトレジス
タが内蔵され、これらレジスタはCPU1,2から見る
と、CPUバス11による外部アドレス空間にマッピン
グされたものとなる。
【0045】したがって、CPU1又はCPU2は、メ
モリアドレスセットレジスタにフラッシュメモリ6、も
しくは外部I/F7のアクセスしたいメモリアドレスを
書き込み、データリードライトレジスタを介してそのア
クセスすしたいメモリアドレスに対して画像データのリ
ード、またはライトを実施する。このように、CPU
1,2は、自己のアドレスバス以上の容量のフラッシュ
メモリ6及び外部I/F7へのアクセスが可能となる。
【0046】また、この実施の形態1に適用される外部
記憶媒体20は、CPU2が本デジタルカメラのハード
ウェア資源を用いて動作可能な機能を果たすためのプロ
グラムを記憶している。
【0047】次に、プログラム更新動作について説明す
る。図2は実施の形態1によるプログラム更新処理を説
明するフローチャートである。この動作は、CPU1と
CPU2間のフローを並列に示したものである。CPU
1はROM1aに格納されたプログラムに従って動作
し、CPU2はプログラムメモリ8に格納されたプログ
ラムに従って動作する。なお、既にデジタルカメラは電
源オンによって動作可能状態であり、シーケンスの説明
上、外部記憶媒体20の装着状態の判断から開始する。
【0048】まず、CPU2は、プログラムメモリ8に
すでに格納されているプログラムに従って動作を開始す
る(ステップS21)。もし、SW部9のメインスイッ
チ操作がオフ状態の場合には、CPU1は、低消費電流
モードに移行してCPU2をハードウェアリセット状態
にする。
【0049】すなわち、マスタ側のCPU1では、スレ
ーブ側のCPU2に対してハードウェアリセット制御、
及びシリアル通信でユーザのスイッチ操作に対応したコ
マンドを送信することができる。このように、CPU2
は、常時、CPU1のマスタユニット制御に対してスレ
ーブ動作する(ステップS22)。
【0050】以上の低消費電流モードから脱出は、ユー
ザによるメインスイッチのオン操作により行われ、これ
によりCPU1は通常モードに復帰して、CPU2のハ
ードウェアリセット状態を解除する。
【0051】また、ユーザにより所定のスイッチ操作が
行われ、プログラム更新が指示された場合には、CPU
1はCPUバス11を占有して外部I/F7を通じて外
部記憶媒体20の装着状態を判断する(ステップS1
1)。もし装着されたという判断結果が得られた場合に
は、処理はステップS12に移行し、その外部記憶媒体
20のメモリ内容を検索する。
【0052】その結果、CPU2用のプログラムファイ
ル(プログラムデータ)が検出された場合(ステップS
13)、そのプログラムファイルは外部記憶媒体20か
ら読み出され、メモリコントローラ12を通じてプログ
ラムメモリ8へ転送される。これにより、プログラムメ
モリ8のプログラム内容は、転送されてきたプログラム
ファイルが書き込まれた時点で更新される(ステップS
14)
【0053】ここで、CPU2用のプログラムファイル
すなわちCPU2が本デジタルカメラのハードウェア資
源を利用して、ある機能を果たすためのプログラムファ
イルは、CPU2に適用される旨の識別子等の情報をプ
ログラムファイルに予め組み込まれているものとする。
したがって、CPU2用のプログラムファイルか否かの
判断は、その識別子等の情報の存否によって行えばよ
い。
【0054】この後、CPU1は、CPU2のハードウ
ェアリセットを解除してリセットスタートさせ(ステッ
プS15)、通常のマスタ動作に移行する(ステップS
16)。このとき、CPU2は、CPU1のリセットス
タート制御を受け付け(ステップS23)、リセットス
タートする(ステップS24)。CPU1はこのリセッ
トスタートのタイミングでCPUバス11を開放する。
【0055】このリセットスタートにおいて、CPU2
はCPUバス11を介してプログラムメモリ8の更新直
後のプログラムファイルを読み出し、そのプログラムフ
ァイルに従って制御を実行し始める。
【0056】以降、CPU1は、定期的に外部記憶媒体
20の交換(着脱)を検出し、交換があればステップS
12の処理に戻り(ステップS17)、スイッチ操作で
終了の指示が入れば、本動作を終了する(ステップS1
8)。この終了に応じてCPU1からCPU2に対して
終了通知が送られる。
【0057】一方、CPU2は、リセットスタート後は
CPU1からの終了通知を検知しながら終了するまでは
ステップS22のスレーブ動作に戻り(ステップS2
5)、同様の動作を繰り返し実行する。
【0058】次に、監視動作について説明する。図3は
実施の形態1による制御動作を説明するフローチャート
である。この監視動作は、CPU1によって実行される
ものである。
【0059】CPU1は、通常の動作において、常時カ
メラ動作を監視する。すなわち、スイッチ操作があれば
(ステップS161)、その操作に応じた動作を制御す
る(ステップS162)。このCPU1は、もし、スイ
ッチ操作がなければ、カメラ動作の監視事項として、C
PU2のプログラム動作(シリアル通信内容など)の異
常や電源監視部13での過電流等を検知して(ステップ
S163)、異常有りと判断された場合に(ステップS
164)、CPU2をリセットしてカメラ動作を停止さ
せる(ステップS165)。もちろん、何も異常がなけ
れば、処理はステップS161に戻り、同様の処理を繰
り返し実行する。
【0060】以上説明したように、実施の形態1によれ
ば、着脱自在の外部装置(例えば、外部記憶媒体20)
に記憶されたデータがCPU2で使用できるプログラム
ファイルであった場合にのみプログラムメモリ8に転送
してプログラムの更新を行うようにしたので、カメラ本
体に適合したプログラムだけが取り込まれ、これによっ
て、プログラムに依存する機能を所要の機能へ容易に変
更することが可能であり、かつ機能変更後の動作では確
実に所要の機能を果たすことが可能である。
【0061】また、プログラムの更新後、更新されたプ
ログラムにデータに基づくCPU2などの動作を監視し
て異常の際に動作を停止するようにしたので、カメラ本
体に適合したプログラムであっても万が一誤動作等の不
具合を生じれば、即座にその動作を停止して無用なプロ
グラムの暴走等を未然に防ぐことが可能である。
【0062】なお、上述した外部装置は、メモリカード
等の外部記憶媒体20を例に挙げていたが、外部I/F
7より通信を通じてプログラムファイルを取り込めるよ
うにしてもよい。この場合には、外部装置は、プログラ
ムファイルを格納可能なメモリを有するコンピュータ等
の装置が対象となる。
【0063】(実施の形態2)さて、前述の実施の形態
1は、プログラムメモリ8におけるプログラム更新を例
に挙げていたが、以下に説明する実施の形態2のよう
に、フラッシュメモリ6の如く画像記憶装置に更新対象
となるプログラムを一時保存しておくようにしてもよ
い。なお、実施の形態2において、図1に示した各部と
同様の構成及び機能を有するものは、同一符号を使用し
て、その詳細な説明を省略する。
【0064】以下、構成、動作とも実施の形態1と異な
る部分についてのみ説明する。図4はこの発明の実施の
形態2によるフラッシュメモリ6の記憶方法を説明する
図である。この実施の形態2によるフラッシュメモリ6
は、実施の形態1と同様に画像データを記憶するととも
に、所定のアドレスエリアに外部記憶媒体20から取り
込むプログラムファイルを保存するように使用される。
【0065】図4において、画像ファイル(画像デー
タ)の属性は“C”、プログラムファイルの属性は
“P”でそれぞれ示される。画像ファイルは属性Cとフ
ァイルデータCFn(nは自然数)とを対応させて記憶
され、プログラムファイルは属性PとファイルデータP
Fm(mは自然数)とを対応させて記憶される。図4に
は、画像ファイルはファイルデータCF1〜CF3、プ
ログラムファイルはPF1〜PF2まで示されている。
【0066】次に、プログラム更新動作について説明す
る。図5は実施の形態2によるプログラム更新処理を説
明するフローチャートである。まず、CPU2は、プロ
グラムメモリ8にすでに格納されているプログラムに従
って動作を開始する(ステップS41)。もし、SW部
9のメインスイッチ操作がオフ状態の場合には、CPU
1は、低消費電流モードに移行してCPU2をハードウ
ェアリセット状態にする。
【0067】すなわち、マスタ側のCPU1では、スレ
ーブ側のCPU2に対してハードウェアリセット制御、
及びシリアル通信でユーザのスイッチ操作に対応したコ
マンドを送信することができる。このように、CPU2
は、常時、CPU1のマスタユニット制御に対してスレ
ーブ動作する(ステップS42)。
【0068】また、ユーザにより所定のスイッチ操作が
行われ、プログラム更新が指示された場合には、CPU
1はCPUバス11を占有して外部I/F7を通じて外
部記憶媒体20の装着状態を判断する(ステップS3
1)。もし装着されたという判断結果が得られた場合に
は、処理はステップS32に移行し、その外部記憶媒体
20のメモリ内容を検索する。
【0069】その結果、CPU2用のプログラムファイ
ル(プログラムデータ)が検出された場合(ステップS
33)、そのプログラムファイルは外部記憶媒体20か
ら読み出され、メモリコントローラ12を通じてフラッ
シュメモリ6へ転送される。このとき、フラッシュメモ
リ6には、属性PとファイルデータPFとを対応させた
プログラムファイルが所定のメモリエリアへ書き込まれ
る(ステップS14)。これにより、新たなプログラム
ファイルが内部に保存されたことになる。
【0070】この後、CPU1は、CPU2のハードウ
ェアリセットを解除してリセットスタートさせ(ステッ
プS35)、通常のマスタ動作に移行する(ステップS
36)。このとき、CPU2は、CPU1のリセットス
タート制御を受け付け(ステップS43)、リセットス
タートする(ステップS44)。CPU1はこのリセッ
トスタートのタイミングでCPUバス11を開放する。
【0071】このリセットスタートにおいて、CPU2
はCPUバス11を介してプログラムメモリ8の現在の
プログラムファイルを読み出し、そのプログラムファイ
ルに従って制御を実行し始める。
【0072】以降、CPU1は、定期的に外部記憶媒体
20の交換(着脱)を検出し、交換があればステップS
32の処理に戻り(ステップS37)、スイッチ操作で
終了の指示が入れば、本動作を終了する(ステップS3
8)。この終了に応じてCPU1からCPU2に対して
終了通知が送られる。
【0073】一方、CPU2は、リセットスタート後は
CPU1からの終了通知を検知しながら終了するまでは
ステップS42のスレーブ動作に戻り(ステップS4
5)、同様の動作を繰り返し実行する。
【0074】次に、監視動作について説明する。図6は
実施の形態2による制御動作を説明するフローチャート
である。CPU1は、通常の動作において、常時カメラ
動作を監視する。すなわち、スイッチ操作があれば(ス
テップS1161)、その操作に応じた動作を制御す
る。
【0075】その前に、ステップS1162において、
そのスイッチ操作がファイル名の表示を指示するものか
否か判断する。その結果、ファイル名の表示の指示であ
ることが確認されると、処理はステップS1163に移
行する。一方、確認できなかった場合には、CPU1
は、前述の実施の形態1のステップS162と同様に、
操作に応じた動作を制御する。
【0076】そして、ステップS1163では、まず、
CPU2のハードウェアリセットが制御され、CPUバ
ス11はCPU1によって占有される。続くステップS
1164において、CPU1は、フラッシュメモリ6に
現在保存されているプログラムファイルを検索し、属性
CをもつファイルデータPFが存在していれば、そのプ
ログラムファイルのファイル名を列挙して表示させる。
【0077】この表示状態からユーザによるSW部9の
選択操作で1又は複数のプログラムファイルが指定され
ると(ステップS1165)、処理はステップS116
6に移行して、その選択指示されたファイル名をもつプ
ログラムファイルをフラッシュメモリ6から読み出し、
プログラムメモリ8に書き込む。この転送動作により、
プログラムメモリ8では、プログラムの更新が完了す
る。
【0078】この後、CPU2のハードウェアリセット
が解除され(ステップS1167)、CPU2はプログ
ラムメモリ8の更新されたプログラムに従って動作を開
始する。
【0079】一方、このCPU1は、もし、スイッチ操
作がなければ(ステップS1161)、カメラ動作の監
視事項として、CPU2のプログラム動作(シリアル通
信内容など)の異常や電源監視部13での過電流等を検
知して(ステップS1168)、異常有りと判断された
場合に(ステップS1169)、CPU2をリセットし
てカメラ動作を停止させる(ステップS1170)。も
ちろん、何も異常がなければ、処理はステップS116
1に戻り、同様の処理を繰り返し実行する。
【0080】以上説明したように、実施の形態2によれ
ば、着脱自在の外部装置(例えば外部記憶媒体20)に
記憶されたデータがCPU2で使用できるプログラムフ
ァイルであった場合にのみ通常画像データを記憶するフ
ラッシュメモリ6に転送してプログラムの保存を行うよ
うにしたので、カメラ本体に適合したプログラムだけを
保存しておくことが可能である。
【0081】また、フラッシュメモリ6から任意にプロ
グラムファイルをプログラムメモリ8に転送してプログ
ラムの更新を行うようにしたので、カメラ本体に適合す
るプログラムファイルを内部に取り込んだ後は実行を必
要とするまで保存状態となり、そのプログラムファイル
を必要に応じて実行可能に取り出すようにしたことか
ら、任意にプログラムに依存する機能を所要の機能へ容
易に変更することが可能であり、かつ機能変更後の動作
では確実に所要の機能を果たすことが可能である。
【0082】また、プログラムの更新後、更新されたプ
ログラムファイルに基づくCPU2などの動作を監視し
て異常の際に動作を停止するようにしたので、カメラ本
体に適合したプログラムであっても万が一誤動作等の不
具合を生じれば、即座にその動作を停止して無用なプロ
グラムの暴走等を未然に防ぐことが可能である。
【0083】また、プログラムの更新の際に、フラッシ
ュメモリ6に保存されたプログラムファイルのファイル
名を表示しながら更新対象となるファイル名を選択する
ようにしたので、カメラ本体上で必要に応じて適宜所要
のプログラムを実行可能に取り出すことが可能である。
【0084】(実施の形態3)さて、前述の実施の形態
1及び2の応答として、以下に説明する実施の形態3の
ように、外部装置を機能させるプログラムをその外部装
置から取り出してその外部装置特有の機能を果たすよう
にデジタルカメラを動作させてもよい。なお、実施の形
態3において、図1に示した各部と同様の構成及び機能
を有するものは、同一符号を使用して、その詳細な説明
を省略する。
【0085】図7はこの発明の実施の形態3による外部
装置の主となる内部構成を示すブロック図である。実施
の形態3による外部装置には、モデムカード30が適用
される。このモデムカード30は、自身の機能をカメラ
本体の制御に従って果たすための制御プログラムをプロ
グラムメモリ31に記憶している。
【0086】デジタルカメラは、通常、出荷後の段階で
はすべてのモデムに対応できるものではなく、また、そ
のように対応できる必要はない。そこで、モデムカード
30の如く、プログラムメモリ31を設けてそこに自身
の機能を果たすためのプログラムを内蔵しておき、これ
を前述の外部記憶媒体20を用いたプログラムの更新と
同様の動作によって読み出すことで、CPU2によりモ
デムカード30特有の機能を果たす通信動作を実現する
ことができる。もちろん、モデムカードの種類が替われ
ばその機能も変化させることができる。
【0087】以上説明したように、実施の形態3によれ
ば、外部装置(例えば、モデムカード30)にCPU2
の実行に使用するプログラムファイルを記憶しておき、
その記憶されたプログラムファイルに基づいてCPU2
が実行することにより外部装置が動作するようにしたの
で、カメラ側に外部装置を動作させるためのプログラム
を搭載しておく必要はなく、出荷後のデジタルカメラの
機能を外部装置の種類に対応させて多種多様に変化させ
ることが可能である。
【0088】さて、外部I/F7には、PCカードスロ
ット、RS232Cなどのシリアルポート等のインタフ
ェースが適用可能範囲である。
【0089】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、着脱自在の外部装置に記憶されたデータが制御
手段で使用できるプログラムデータであった場合にのみ
内部記憶手段に転送してプログラムの更新を行うように
したので、カメラ本体に適合したプログラムだけが取り
込まれ、これによって、プログラムに依存する機能を所
要の機能へ容易に変更することが可能であり、かつ機能
変更後の動作では確実に所要の機能を果たすことが可能
なデジタルカメラが得られるという効果を奏する。
【0090】また、請求項2の発明によれば、着脱自在
の外部装置に記憶されたデータが制御手段で使用できる
プログラムデータであった場合にのみ内部記憶手段に転
送してプログラムの更新を行い、その後、更新されたプ
ログラムにデータに基づく制御手段の動作を監視して異
常の際に動作を停止するようにしたので、カメラ本体に
適合したプログラムであっても万が一誤動作等の不具合
を生じれば、即座にその動作を停止して無用なプログラ
ムの暴走等を未然に防ぐことが可能なデジタルカメラが
得られるという効果を奏する。
【0091】また、請求項3の発明によれば、着脱自在
の外部装置に記憶されたデータが制御手段で使用できる
プログラムデータであった場合にのみ通常画像データを
記憶する画像記憶手段に転送してプログラムの保存を行
うようにしたので、カメラ本体に適合したプログラムだ
けを保存しておくことが可能なデジタルカメラが得られ
るという効果を奏する。
【0092】また、請求項4の発明によれば、着脱自在
の外部装置に記憶されたデータが制御手段で使用できる
プログラムデータであった場合にのみ通常画像データを
記憶する画像記憶手段に転送して保存し、任意にそのプ
ログラムデータを内部記憶手段に転送してプログラムの
更新を行うようにしたので、カメラ本体に適合するプロ
グラムデータを内部に取り込んだ後は実行を必要とする
まで保存状態となり、そのプログラムデータを必要に応
じて実行可能に取り出すようにしたことから、任意にプ
ログラムに依存する機能を所要の機能へ容易に変更する
ことが可能であり、かつ機能変更後の動作では確実に所
要の機能を果たすことが可能なデジタルカメラが得られ
るという効果を奏する。
【0093】また、請求項5の発明によれば、着脱自在
の外部装置に記憶されたデータが制御手段で使用できる
プログラムデータであった場合にのみ通常画像データを
記憶する画像記憶手段に転送して保存し、任意にそのプ
ログラムデータを内部記憶手段に転送してプログラムの
更新を行い、その後、更新されたプログラムにデータに
基づく制御手段の動作を監視して異常の際に動作を停止
するようにしたので、カメラ本体に適合したプログラム
であっても万が一誤動作等の不具合を生じれば、即座に
その動作を停止して無用なプログラムの暴走等を未然に
防ぐことが可能なデジタルカメラが得られるという効果
を奏する。
【0094】また、請求項6の発明によれば、請求項4
又は5に記載の発明において、プログラムの更新の際
に、画像記憶手段に保存されたプログラムデータのファ
イル名を表示しながら更新対象となるファイル名を選択
するようにしたので、カメラ本体上で必要に応じて適宜
所要のプログラムを実行可能に取り出すことが可能なデ
ジタルカメラが得られるという効果を奏する。
【0095】また、請求項7の発明によれば、請求項1
〜6のいずれか一つのデジタルカメラに適用される外部
装置であって、外部装置に制御手段の実行に使用するプ
ログラムデータを記憶しておき、その記憶されたプログ
ラムデータに基づいて制御手段が実行することにより動
作するようにしたので、カメラ側に外部装置を動作させ
るためのプログラムを搭載しておく必要はなく、出荷後
のデジタルカメラの機能を外部装置の種類に対応させて
多種多様に変化させることが可能なデジタルカメラが得
られるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1によるデジタルカメラ
の内部構成を示すブロック図である。
【図2】実施の形態1によるプログラム更新処理を説明
するフローチャートである。
【図3】実施の形態1によるマスタ制御動作を説明する
フローチャートである。
【図4】この発明の実施の形態2によるフラッシュメモ
リの記憶方法を説明する図である。
【図5】実施の形態2によるプログラム更新処理を説明
するフローチャートである。
【図6】実施の形態2によるマスタ制御動作を説明する
フローチャートである。
【図7】この発明の実施の形態3による外部装置の主と
なる内部構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 CPU 1a ROM 2 CPU 6 フラッシュメモリ 7 外部I/F 8 プログラムメモリ 9 SW部 10 LCD 20 外部記憶媒体 30 メモリカード 31 プログラムメモリ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データを記憶した外部装置を着脱自在に
    装着するインタフェースを有するデジタルカメラにおい
    て、 プログラムデータを記憶した内部記憶手段と、 前記内部記憶手段に記憶されたプログラムデータに従っ
    て動作する制御手段と、 前記外部装置が装着されている際に、前記外部装置に前
    記制御手段で使用するためのプログラムデータが記憶さ
    れているか否かを判断する判断手段と、 前記判断手段により前記プログラムデータが記憶されて
    いるという判断結果が得られた場合に前記外部装置に記
    憶されている前記プログラムデータを前記内部記憶手段
    に転送して更新するプログラム更新手段と、 を備えたことを特徴とするデジタルカメラ。
  2. 【請求項2】 データを記憶した外部装置を着脱自在に
    装着するインタフェースを有するデジタルカメラにおい
    て、 プログラムデータを記憶した内部記憶手段と、 前記内部記憶手段に記憶されたプログラムデータに従っ
    て動作する制御手段と、 前記外部装置が装着されている際に、前記外部装置に前
    記制御手段で使用するためのプログラムデータが記憶さ
    れているか否かを判断する判断手段と、 前記判断手段により前記プログラムデータが記憶されて
    いるという判断結果が得られた場合に前記外部装置に記
    憶されている前記プログラムデータを前記内部記憶手段
    に転送して更新するプログラム更新手段と、 前記プログラム更新手段により更新されたプログラムデ
    ータに基づく前記制御手段の動作を監視する監視手段
    と、 前記監視手段により前記制御手段の異常を検出した場合
    には前記制御手段の動作を停止制御する停止制御手段
    と、 を備えたことを特徴とするデジタルカメラ。
  3. 【請求項3】 データを記憶した外部装置を着脱自在に
    装着するインタフェースを有するデジタルカメラにおい
    て、 プログラムデータを記憶した内部記憶手段と、 被写体を撮像してデジタル化された画像データを得る撮
    像手段と、 前記撮像手段により得られた画像データを記憶する画像
    記憶手段と、 前記内部記憶手段に記憶されたプログラムデータに従っ
    て動作する制御手段と、 前記外部装置が装着されている際に、前記外部装置に前
    記制御手段で使用するためのプログラムデータが記憶さ
    れているか否かを判断する判断手段と、 前記判断手段により前記プログラムデータが記憶されて
    いるという判断結果が得られた場合に前記外部装置に記
    憶されている前記プログラムデータを前記画像記憶手段
    に転送して保存するプログラム保存手段と、 を備えたことを特徴とするデジタルカメラ。
  4. 【請求項4】 データを記憶した外部装置を着脱自在に
    装着するインタフェースを有するデジタルカメラにおい
    て、 プログラムデータを記憶した内部記憶手段と、 被写体を撮像してデジタル化された画像データを得る撮
    像手段と、 前記撮像手段により得られた画像データを記憶する画像
    記憶手段と、 前記内部記憶手段に記憶されたプログラムデータに従っ
    て動作する制御手段と、 前記外部装置が装着されている際に、前記外部装置に前
    記制御手段で使用するためのプログラムデータが記憶さ
    れているか否かを判断する判断手段と、 前記判断手段により前記プログラムデータが記憶されて
    いるという判断結果が得られた場合に前記外部装置に記
    憶されている前記プログラムデータを前記画像記憶手段
    に転送して保存するプログラム保存手段と、 前記プログラム保存手段により前記画像記憶手段に保存
    されたプログラムデータを任意に前記内部記憶手段に転
    送して更新するプログラム更新手段と、 備えたことを特徴とするデジタルカメラ。
  5. 【請求項5】 データを記憶した外部装置を着脱自在に
    装着するインタフェースを有するデジタルカメラにおい
    て、 プログラムデータを記憶した内部記憶手段と、 被写体を撮像してデジタル化された画像データを得る撮
    像手段と、 前記撮像手段により得られた画像データを記憶する画像
    記憶手段と、 前記内部記憶手段に記憶されたプログラムデータに従っ
    て動作する制御手段と、 前記外部装置が装着されている際に、前記外部装置に前
    記制御手段で使用するためのプログラムデータが記憶さ
    れているか否かを判断する判断手段と、 前記判断手段により前記プログラムデータが記憶されて
    いるという判断結果が得られた場合に前記外部装置に記
    憶されている前記プログラムデータを前記画像記憶手段
    に転送して保存するプログラム保存手段と、 前記プログラム保存手段により前記画像記憶手段に保存
    されたプログラムデータを任意に前記内部記憶手段に転
    送して更新するプログラム更新手段と、 前記プログラム更新手段により更新されたプログラムデ
    ータに基づく前記制御手段の動作を監視する監視手段
    と、 前記監視手段により前記制御手段の異常を検出した場合
    には前記制御手段の動作を停止制御する停止制御手段
    と、 を備えたことを特徴とするデジタルカメラ。
  6. 【請求項6】 前記プログラム更新手段は、前記画像記
    憶手段に保存されたプログラムデータのファイル名を表
    示する表示手段と、前記表示手段により前記ファイル名
    を表示しながら更新対象となるファイル名を選択する選
    択手段とを有し、前記選択手段により選択されたファイ
    ル名をもつプログラムデータで更新を行うことを特徴と
    する請求項4又は5に記載のデジタルカメラ。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6のいずれか一つのデジタル
    カメラに適用される外部装置であって、 前記制御手段の実行に使用するプログラムデータを記憶
    するプログラム記憶手段と、 前記プログラム記憶手段に記憶されたプログラムデータ
    に基づいて前記制御手段が実行することにより動作する
    動作手段と、 を備えたことを特徴とする外部装置。
JP9019447A 1997-01-31 1997-01-31 デジタルカメラおよびその外部装置 Pending JPH10224685A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008050134A (ja) * 2006-08-25 2008-03-06 Toshiba Elevator Co Ltd エレベータの防犯カメラ
US7750940B2 (en) 2004-10-21 2010-07-06 Fujifilm Corporation Camera system, camera body, and camera head
US7984239B2 (en) * 2005-01-07 2011-07-19 Ricoh Company, Ltd. Control program download device

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