JPH10224681A - ビデオカメラ制御装置 - Google Patents

ビデオカメラ制御装置

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JPH10224681A
JPH10224681A JP10004000A JP400098A JPH10224681A JP H10224681 A JPH10224681 A JP H10224681A JP 10004000 A JP10004000 A JP 10004000A JP 400098 A JP400098 A JP 400098A JP H10224681 A JPH10224681 A JP H10224681A
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JP
Japan
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lens
camera
reset operation
output
signal
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JP10004000A
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Koichi Mogi
宏一 茂木
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 インナーフオーカスレンズシステム特有のリ
セツト動作中の画像の乱れが記録され、あるいはモニタ
に表示されることを防止することにある。 【解決手段】 ズームレンズと、前記ズームレンズの移
動に伴って変化する焦点位置を補正するフオーカスレン
ズとを有する撮影光学系と、前記ズームレンズと前記フ
オーカスレンズのリセツト動作を行うレンズマイコン
と、前記撮影光学系によって結像された画像を画像信号
に変換して出力するカメラ信号処理回路と、前記カメラ
信号処理回路より出力された前記画像信号をミューテイ
ングするミューテイング回路と、電源投入に応じて前記
ズームレンズと前記フオーカスレンズのリセツト動作を
行うとともに、前記ミューテイング回路を動作させて前
記カメラ信号処理回路の出力をミューテイングし、前記
リセツト動作の完了に応じて前記ミューテイング回路の
動作を解除するようにしたビデオカメラ制御装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ビデオカメラ制御
装置に係り、さらに詳しくは、ビデオカメラのレンズ制
御装置等に用いて好適なものである。
【0002】
【従来の技術】近年、ビデオカメラ、電子スチルカメ
ラ、カメラ一体型VTR等、映像機器の発展は目覚まし
く、特に機能、操作性の充実がはかられ、小型軽量化が
はかられている。中でもカメラ一体型VTRではその急
速な普及にともない、部品点数の削減、構造そのものの
変更により、大幅な小型軽量化が実現されている。
【0003】また、撮影画像をモニタするファインダも
従来の光学式ファインダに代わり、小型のCRTや液晶
デイスプレイ等を用いた電子式のビユ−ファインダが採
用され、撮影中の画像モニタはもちろんのこと、録画情
報の再生、各種情報の表示等、操作性の向上に役立って
いる。
【0004】ところで、カメラ一体型VTRを例にとる
と、比較的大きな空間及び部品を必要とするものとして
レンズ部があるが、小型化をはかるためには、図5にそ
の一例を示すような、所謂インナーフオーカスタイプと
称される構造が好適である。
【0005】この方式は、前玉レンズを固定とし、後群
のレンズで変倍、焦点調節を行うようにし、レンズ部の
小型化を可能としたものである。
【0006】同図において、101は固定の前玉レン
ズ、102は変倍レンズ(ズームレンズ)、103は絞
り、104は固定の第3群レンズ、105はズームレン
ズの移動に伴う焦点面の移動の補正機能(コンペンセー
タ機能)とフオーカスの機能を兼ねた第4群レンズ(フ
オーカスレンズ)である。以下にその動作特性を説明す
る。
【0007】図5の様に構成されたレンズシステムでズ
ームレンズを移動させる事によって変倍を行う時、先に
述べた様に第4群レンズはコンペンセータ機能とフオー
カシング機能を兼ねた動作をする。この様子を図6に示
す。
【0008】図6は横軸にズームレンズ位置、縦軸にフ
オーカスレンズ位置をとり、被写体距離をパラメータと
してズームレンズとフオーカスレンズの位置関係を示し
たものである。同図より明らかなように、ズーム動作中
フオーカスレンズは各被写体距離に対して特有の軌跡で
移動すればボケを生じることなく、ピントが合った状態
でズーム動作を行うことができるが、この軌跡からはず
れるとボケを生じる。
【0009】ズーム動作中に、フオーカスレンズを、被
写体距離に応じた特有の軌跡にしたがって移動させる方
法としては、たとえば特開平1−280709号公報等
によって提案されている。この方法は、図6の軌跡を傾
きがほぼ等しい領域で図7に示す様に分割し、各領域に
1つの速度を代表速度として与え、ズーム動作中は、ズ
ームレンズとフオーカスレンズの位置関係により前記領
域のうち1つが決定されるので、その領域にレンズがあ
る時は、その領域の代表速度でフオーカスレンズを移動
させるというものである。
【0010】しかしながら上記に方法では、各領域の代
表速度は、1つのズームレンズ速度に対して決定されて
しまうので、例えばズームモータのばらつきや温度差、
カメラアングル等にともなう姿勢差によってズームレン
ズ移動速度が変動すると、正しく図5の軌跡に追従しな
くなるという問題があった。
【0011】これに対してたとえば特開平1−3197
17号公報によれば、実際のズーム速度の変化に従っ
て、上記代表速度に乗じる係数を加減し、ズーム動作中
のフオーカスレンズ駆動速度を調節する方法が提案され
ている。
【0012】例えば図7に於ける横軸が16等分されて
いる。いまズームレンズの駆動速度が設計上テレ端
(T) ワイド端(W)を7秒で移動する速度に設定さ
れているとすると、図8に示す通り、1ズームゾーン8
01を通過するのに、NTSC方式の場合、26垂直同
期期間(26Vsync)を要する。
【0013】すなわち、一般的には、実際のズーム動作
で該1ゾーンを通過するのにN(Vsync)かかった
とすると、ズーム速度の基準値(T⇔W:7sec)に
対する変化の割合Rzsは Rzs=N/26 …(1) で表わすことができるから、ズーム動作中は前記1ゾー
ンを通過するのに要する垂直同期期間を常に測定し、1
/Rzsを前記代表速度に乗じる事により、ボケを生じ
ることなくズーム速度の変化に対応したフオーカスレン
ズの移動速度でズーミングを行う事が可能になる。
【0014】ところで電源投入後、初めてズ−ムを行な
う場合、ズ−ム速度の測定デ−タがなく、Rzsに実際
のズ−ムレンズの駆動速度からもとめた正しい値が入力
されない。
【0015】またこの種の装置では、ズーム速度の測定
や(1)式の計算をマイクロコンピユータによって行っ
ていたので、測定値や計算結果を、揮発性メモリに記憶
していると、電源OFFと同時にデータが失われて以後
の制御に用いることができず、デ−タが失われたまま、
電源ON後、初めてズーム動作を行うと、ズ−ム速度の
測定デ−タがなく、Rzsに実際のズ−ムレンズの駆動
速度からもとめた正しい値が入力されず、安定した測定
値Nが得られるまで、そのズーム動作に対応せず全く異
ったフオーカスレンズスピードでズーム動作がスタート
する危険がある。
【0016】またこの欠点を補う為、仮にE2PROM
等の不揮発性メモリにデータを格納しておくとしても、
長期間使わなかったり、次に電源を投入する時の環境や
姿勢が異って、ズームスピードが変化していると、逆に
誤ったフオーカスレンズ駆動速度でズーム動作がスター
トする危険がある。
【0017】これらの問題点を解決するためには、撮影
開始前に、あるいは電源がONされた際、レンズ光学系
の各駆動部とその検出系との関係を予め初期状態にリセ
ツトしてから各所制御を行なう必要がある。
【0018】そこで電源投入直後に、ズ−ムレンズを測
定に必要な最低区間移動させ、Rzsの初期値を定め、
このRzsをそのレンズの位置する領域に相当する代表
速度に乗じ、実際のフォ−カスレンズ速度を求めた後、
ズ−ムレンズを元の位置に戻してから通常の使用状態に
入るという所謂レンズリセツト動作を行なう方法が提案
されている。
【0019】この方法を具体的に説明すると、フオ−カ
スレンズの駆動手段としては、たとえばアクチユエ−タ
として、慣性の影響を受けにくく駆動信号に対する移動
量が一定なステツピングモ−タ等を用いた場合、その位
置検出方法としては、ステツピングモ−タの駆動パルス
をカウンタでカウントし、そのカウント値をフオ−カス
レンズ位置と対応させる方法が考えられる。ただし、こ
の方法によれば、位置エンコ−ダであるところの前記カ
ウンタがインクリメントカウンタであり、このカウント
値を図6の軌跡の縦軸の座標に正しく対応させるために
は、電源投入時点から通常動作に入るまでの間に、一旦
フオ−カスレンズ105を所定の位置まで移動し、その
位置でカウンタに該一に対応する値を代入してからフオ
−カスレンズ105の移動に伴う位置のカウント動作を
開始するように制御すればよい。
【0020】すなわち、撮影開始前に、あるいは電源が
ONされた際、レンズ光学系の各駆動部とその検出系と
の関係を予め初期状態にリセツトしてから各種制御を行
なう必要がある。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たインナーフオーカスレンズシステムによれば、レンズ
光学系のリセツト動作を必要とし、かつそのリセツト動
作期間中は、ズ−ムレンズが移動して操作者の意図と異
なった画角の変動が発生し、またフオ−カスレンズが超
無限領域まで移動することによつて焦点が合わず、大ぼ
け状態となり、リセツト動作が完了するまでは、画像の
品位が著しく劣化する問題がある。
【0022】そこで本発明の課題は、このようなインナ
ーフオーカスレンズシステム特有のリセツト動作中の画
像の乱れが記録され、あるいはモニタに表示されること
を防止することにある。
【0023】
【課題を解決するための手段】本発明は上述した課題を
解決することを目的としてなされたもので、その請求項
1に記載の発明によれば、ズームレンズと、前記ズーム
レンズの移動に伴って変化する焦点位置の変化を補正す
るフオーカスレンズとを有する撮影光学系と、前記ズー
ムレンズと前記フオーカスレンズのリセツト動作を行う
リセツト手段と、前記撮影光学系によって結像された画
像情報を画像信号に変換して出力するカメラ信号処理手
段と、前記カメラ信号処理手段より出力された前記画像
信号をミューテイングするミューテイング手段と、電源
投入に応じて前記リセツト手段を動作させて前記ズーム
レンズと前記フオーカスレンズのリセツト動作を行うと
ともに、前記ミューテイング手段を動作させて前記カメ
ラ信号処理手段の出力をミューテイングし、前記リセツ
ト手段によるリセツト動作の完了に応じて前記ミューテ
イング手段の前記ミューテイング動作を解除する制御手
段とを備えたビデオカメラ制御装置を特徴とする。
【0024】また本願の請求項2に記載の発明によれ
ば、請求項1の発明において、前記カメラ信号処理手段
の出力をモニタするモニタ手段と、前記カメラ信号処理
手段の出力を記録する記録手段とを備え、前記制御手段
を、前記リセツト手段による前記リセツト動作中、前記
ミューテイング手段により、前記カメラ信号処理手段の
出力の前記モニタ手段及び前記記録手段への供給を停止
するように構成したビデオカメラ制御装置を特徴とす
る。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明におけるビデオカメ
ラ制御装置を、各図を参照しながら、その実施形態につ
いて詳細に説明する。
【0026】図1は本発明におけるビデオカメラ制御装
置の実施形態としてのビデオカメラの構成を示すブロツ
ク図である。
【0027】同図において、101,102,103,
104及び105は図6と同等の機能を有する光学系の
要素である。106,107,108はそれぞれズーム
レンズ102,絞り103,フオーカスレンズ105を
駆動するためのたとえばモータ等によるアクチユエー
タ、109,110,111はそれぞれアクチユエータ
106,107,108を駆動制御する駆動回路、11
2,113,114はそれぞれズームレンズ102,フ
オ−カスレンズ105,絞り103の駆動位置をそれぞ
れ検出するための位置エンコーダである。
【0028】115はこれらのレンズの光学的状態を変
化するフオ−カスレンズ,ズ−ムレンズ,絞り等の各駆
動系を後述の絞り制御回路119からの絞り制御情報,
検波回路121からの焦点状態を表す信号,各位置エン
コ−ダ112,113,114,後述するカメラ制御用
マイクロコンピユ−タ125から伝達される制御情報に
基づいて制御するレンズ制御用マイクロコンピユ−タ
(以下レンズマイコンと称す)である。
【0029】またRは、フオ−カスレンズが予め設定さ
れたリセツト位置に到達したことを検出する固定のリセ
ツトスイツチである。
【0030】一方、カメラ側について見ると、116は
レンズによって結像された画像を映像信号に変換して出
力するたとえばCCD等の撮像素子、117は撮像素子
116の出力信号を増幅する増幅器、118は増幅器1
17の出力信号にブランキング処理、ガンマ補正、同期
信号の付加等の所定の信号処理を施して規格化されたビ
デオ信号をたとえばVTR128または外部へと出力す
るカメラ信号処理回路、122はカメラ信号処理回路1
18より出力されたビデオ信号を電子ビユ−フアインダ
あるいは外部接続されたモニタ123へと供給するため
の駆動回路である。
【0031】また、119は増幅器115の出力信号の
うち、焦点状態を検出するのに有効な高域成分のみを取
り出すバンドパスフィルタ、120はバンドパスフイル
タ116より出力された高周波成分を検波して焦点状態
に応じた直流レベル信号に変換する検波回路で、その出
力信号は、レンズマイコン115へと供給され、例えば
1フイ−ルド周期で検波回路の出力をサンプリングして
高域成分が増加する方向にフオーカスレンズ105を移
動させてフオーカシングが行われる。
【0032】またレンズマイコン115は、同時に、上
述したように、ズームレンズ102に追従してフオーカ
スレンズ105を移動させ、ズ−ム動作に伴う焦点面の
変化を補償するための制御を行なう。
【0033】121は増幅器117の出力信号の輝度レ
ベルによって被写体の明るさを測定し、絞り103の開
口量を調節して明るさを一定に保つ絞り制御装置であ
る。
【0034】また124は、後述するカメラマイコン1
25よ供給される制御信号に基づいてカメラ信号処理回
路118より出力されるビデオ信号及びモニタ123へ
と供給されるビデオ信号をフエ−ドするフエ−ド制御回
路である。
【0035】125はカメラ信号処理回路118、VT
R128等の各回路ブロツクを始めとしてカメラ全体の
動作を制御するとともに、レンズマイコン115へと各
動作状態に応じた制御情報を伝送してこれを制御するカ
メラ側マイクロコンピユ−タ(以下カメラマイコンと称
す)、126はカメラを操作するための各種操作スイツ
チからなる操作部、127はカメラ信号処理回路118
より出力されるビデオ信号をフエ−ドするフエ−ド操作
スイツチである。
【0036】またカメラマイコン125内には、フエ−
ド制御回路124を制御するためのプログラムが格納さ
れており、フエ−ドスイツチ127の操作、あるいは後
述するようにレンズマイコン115よりレンズリセツト
動作中であることを示す信号及びレンズリセツト動作が
完了したことを示す信号に基づいてフエ−ド制御回路1
24を制御する。
【0037】詳細は後述するが、レンズリセツト動作中
及びフエ−ドスイツチが操作されたとき、ビデオ信号に
フエ−ドをかけるよう動作する。
【0038】次に、本発明における制御動作について図
2のフロ−チヤ−トを用いて説明する。
【0039】この制御フロ−は、レンズマイコン125
内に格納されている制御プログラムにしたがって実行さ
れるものである。
【0040】同図において、201は制御動作の実行を
開始始するためのステツプ、202は電源が投入された
か否かを判定するステツプ、203はビデオカメラに電
源が投入されたとき、フエ−ドを開始させるためのステ
ツプで、図1に示すレンズマイコン115からカメラマ
イコン125へとフエ−ドを開始させるためのフエ−ド
開始信号F1を出力する。このフエ−ド開始信号F1の
構成としては、独立に1ビツトを用い、0,1の信号で
表わす方法、あるいはその他の各種制御信号の通信と共
通にシリアルデ−タ通信等によつて行なう方法も可能で
ある。そしてカメラマイコン125はレンズマイコン1
15よりフエ−ド開始信号F1を受信すると、その内部
のフエ−ド制御プログラムにしたがってフエ−ド制御回
路124へとフエ−ド制御信号F2を出力し、カメラ信
号処理回路118より出力されるビデオ信号をフエ−ド
する。この場合、フエ−ドの種類としては、画面を白に
フエ−ドする白フエ−ド、黒にフエ−ドする黒フェ−ド
あるいは種々の色にフエ−ドする等、設計時に適宜選択
することができる。
【0041】204はレンズのリセツト動作を行なうス
テツプで、このリセツト動作の詳細については後述す
る。
【0042】205はレンズのリセツト動作が完了した
か否かを判定するステツプでレンズマイコン115より
カメラマイコン125へと出力されるフェ−ド開始信号
F1のビツトを反転することにより、リセツト動作が終
了したことを伝達する。
【0043】206はステツプ205でレンズのリセツ
ト動作が終了したことが判定されたとき、速やかにビデ
オビデオ信号のフエ−ドを終了する要求を行なうステツ
プで、カメラマイコン125より出力されるフエ−ド制
御信号F2によつてフエ−ド制御回路124のフエ−ド
動作を解除し、カメラ信号処理回路118より図示しな
いVTR及び駆動回路121を介してモニタ122へと
供給されるビデオ信号のフエ−ドが解除される。
【0044】以上の動作によつて、レンズのリセツト動
作が行なわれている間、確実にビデオ信号出力がフエ−
ドされ、レンズリセツト動作中の品位の悪い画像信号の
出力を確実に防止できる。
【0045】また画像のフエ−ド動作を行なう期間も、
リセツト動作の開始と終了を検出し、そのリセツト動作
の期間に設定されるため、適当に一定時間を定めた場合
のようにリセツト動作が設定時間前に終了した場合には
不要にフエ−ド時間が長くなり、設定時間以上リセツト
動作に時間がかかつた場合には乱れた画像が出力される
というような不都合はない。
【0046】さて、ここで図2のフロ−チヤ−トにおけ
るステツプ204で行なわれるレンズのリセツト動作に
ついて説明する。レンズのリセツト動作は、レンズマイ
コン115内に格納された制御プログラムを実行するこ
とにおよつて行なわれる。
【0047】図3は、レンズマイコンによるレンズリセ
ツト動作を示すフローチヤートである。
【0048】この制御プログラムでは、ズ−ムレンズの
リセツト動作と同時にフォ−カスレンズのリセツト動作
とが割り込み処理により並行処理される。
【0049】同図において、301は制御プログラムの
開始を示すステップ、302はズームエンコーダ112
の値、すなわちズームレンズ102の移動位置を読み取
つてZsとして記憶するステップ、303はフォ−カス
レンズがリセツト位置に移動した時に実行されるリセツ
トプログラムが、ズ−ムレンズのリセツト動作中に割り
込んで実行されることを許可するステツプ、ステップ3
04はズ−ムレンズのリセツト動作を行なうために、ズ
−ムレンズをワイド側又はテレ側のどちらか一方に駆動
するステツプ、305はたとえば上述した方法によつ
て、ズ−ムレンズ駆動速度の測定を行なうステツプ、3
06はズ−ムレンズ駆動速度の測定が完了したか否かを
判定するステツプ、307はズ−ムレンズをステツプ3
04で駆動した方向とは逆方向に移動させるステツプ、
308はズ−ムエンコ−ダ112の出力がステツプ30
2で記憶したZs になつたか否か、すなわちズ−ムレン
ズ102が駆動前の位置に戻ったか否かを判別するステ
ツプ、309はズ−ムレンズ102がステツプ301で
記憶したZs に復帰したことがステツプ308で判別さ
れた場合に、ズ−ムレンズの駆動を停止するステツプ、
310は制御プログラムの実行終了を示すステツプであ
る。
【0050】一方、ステツプ311〜217に示すフロ
−チヤ−トは、ステツプ301〜310のフロ−の実行
中、ステツプ303で割り込みが発生するたびに逐次実
行される割り込み処理のサブル−チンにおける制御フロ
−を示すものである。
【0051】311は割り込み処理すなわち前述したフ
ォ−カスレンズ105の位置検出用のカウンタをリセツ
トするための処理の開始を示すステツプ、312はフオ
−カスレンズリセツト位置検出用のリセツトスイツチR
がONしたか否かを判別するステツプ、313はリセツ
トスイツチRがONされていたときフオ−カスモ−タ1
08を停止させるステツプ、314はレンズマイコン1
15内に設定されたフオ−カスレンズ105の位置検出
用のカウンタに所定値を代入して初期化するステツプ、
315前記割り込みを禁止するステツプ、316はリセ
ツトスイツチがONされていない場合、フオ−カスモ−
108をフォ−カスレンズ105を∞端側へと駆動する
ステツプ、317は上述の一連の割り込みプログラムの
実行を終了し、ステツプ201〜210の制御フロ−を
再開すべく、割り込みポイントに戻るためのステツプで
ある。
【0052】なお、リセツトスイツチRの位置は、図7
において符合701で示すように横軸よりさらに下側の
位置すなわちフオ−カシングレンズの実質的な動作範囲
内において∞端側の外側に設けられているものとする。
【0053】いまステツプ301で制御フロ−の実行を
開始すると、ステツプ302でズ−ムエンコ−ダ112
の出力値、すなわちズ−ムレンズ102の位置が読み取
られ、Zs としてレンズマイコン115内の所定のメモ
リ領域に記憶される。
【0054】さらにステツプ303で、フォ−カスレン
ズ位置検出用カウンタリセツト用プログラムの割り込み
実行許可の処理を行なう。そしてこの処理の後、実際に
前記カウンタのリセツト動作がズ−ムレンズの速度測定
と並行して開始される。
【0055】この割り込みプログラムの説明は後述する
ことにして、まずズ−ムレンズのリセツト動作について
説明する。
【0056】割り込みの許可後、ズ−ムレンズ102の
移動速度測定を行なうため、ステツプ304でズ−ムレ
ンズをいずれかの方向に移動する。そして移動しなが
ら、ズ−ムエンコ−ダ112の出力値を常に監視して、
たとえば前述したように、1つ又は複数のズ−ム移動方
向分割領域を通過するいくつの垂直同期期間を要するか
という速度測定をステツプ305で行なう。そしてステ
ツプ306で予め決められた所定の数の分割領域をズ−
ムレンズが通過し、速度測定が完了したと判断されるま
で、このステツプが繰り返し行なわれる。
【0057】ステツプ306で測定完了が確認される
と、ステツプ307へと進んでズ−ムレンズ102を、
ステツプ304で駆動した方向と逆の方向に移動させ
る。そしてステツプ308でズ−ムエンコ−ダ112の
出力値がステツプ302で記憶されたズ−ムレンズ位置
Zs に到達したことが判別されたとき、すなわちズ−ム
レンズが元の位置に戻ったとき、ステツプ309でズ−
ムレンズの駆動を停止し、リセツト動作を完了する。
【0058】これによつてよつてズ−ムレンズの実際の
駆動速度が測定され、前記(1)式に基づいて、標準速
度との比を求め、図7に示すようなズ−ムレンズの位置
している分割領域に対して設定されているフオ−カスレ
ンズの標準代表速度を上記の比に基づいて補正すること
により、ズ−ムレンズが駆動された際、図6の対応する
曲線上を正確にトレ−スしながらフオ−カスレンズを追
従させることができ、ボケの生じないズ−ム動作を行な
うことが可能となる。
【0059】次に、ステツプ303で割り込み許可を行
なった後に実行されるフオ−カシングレンズ105の位
置カウンタのリセツト動作を行なうサブル−チンについ
て説明する。
【0060】このリセツト動作はフオ−カシングレンズ
105の位置検出を正確に行なうため、フオ−カスレン
ズ105の位置検出用カウンタ内にフオ−カスレンズ1
05の位置情報を正確にプリセツトし、図6の軌跡にし
たがつてフオ−カスレンズを高精度に駆動制御するため
の処理を行なうものである。
【0061】ステツプ311で割り込みプログラムがス
タ−トすると、ステツプ312でリセツトスイツチRが
ONしているか否かを判別する。
【0062】前述の通りリセツトスイツチRの位置を、
図7中701に示す位置に固定すると、通常の至近から
∞まで合焦可能な領域(図7で速度ベクトルの記入され
ている領域)より、リセツトスイツチRは必ず∞側に存
在することになる。したがつて通常の使用状態で電源を
切つて再び投入すると、この時点でフオ−カスレンズ1
05は通常の至近から∞までの合焦領域のどこかに位置
しているはずなので、ステツプ312でリセツトスイツ
チRがONしていなければ、フオ−カスレンズ105が
701より必ず至近側にあるとみなすことができる。
【0063】そこで、リセツトスイツチRがONしてい
なければ、ステツプ316でフオ−カスレンズ105の
アクチユエ−タ108を∞側に回転させ、以後割り込み
が行なわれるごとにこれをくりかえす。
【0064】ステツプ312でリセツトスイツチRのO
Nが確認されると、ステツプ313でフオ−カスレンズ
駆動用アクチユエ−タ108を停止する。この時のフオ
−カスレンズ105の位置はリセツトスイツチRの位置
に対応しているので、ここでリセツトスイツチRの位置
に対応する値をフオ−カスレンズ)位置検出カウンタに
代入する。さらに、ステツプ315で割り込みを禁止
し、不用意にフオーカスレンズ105を動かすことを防
止する。
【0065】以上の動作により、ズ−ムレンズとフオ−
カスレンズの両レンズのリセツト動作を同時に並行して
行なうことができる。また割り込み許可及び禁止のプロ
グラムを設けることにより、一度フオ−カスレンズのリ
セツト動作を完了してしまえば、それ以降はリセツト動
作を行なわないので、誤動作防止と演算速度の短縮をは
かることが出来る。
【0066】このように、本発明によれば、レンズを電
源ONのたびにリセツト動作して各レンズの制御が正し
く行なわれるようにリセツト動作を行ない、且つリセツ
ト動作中は乱れた画面を記録あるいは表示することのな
い様、フェ−ドがかけられる。またフェ−ド時間も、リ
セツト動作に要する時間に対応して設定されるので、迅
速で品位の良好なビデオカメラ装置を提供することがで
きる。
【0067】図4は本発明におけるビデオカメラ装置の
他の実施例を示すものである。
【0068】本実施例は、制御動作は前述の第1の実施
例と同様であるが、本実施例ではカメラマイコンを持た
ず(レンズマイコンあるいはVTR側の制御用マイコン
と兼用した場合、またカメラマイコンを備えていてもフ
エ−ド制御を行なっていない場合を含む)、またカメラ
信号処理回路にもフエ−ド機能を持たず、カメラ信号処
理回路118’の出力側にVTR128,モニタ用の駆
動回路122へとそれぞれ出力されるビデオ信号をミユ
−テイングするミユ−テイング回路129,130を設
け、レンズマイコン115より出力されるフェ−ド開始
信号F1によつてこれらを制御し、カメラ出力及び電子
ビュ−フアインダ等のモニタ123への出力信号をミユ
−テイングするようにしたものである。
【0069】同図において、図1と同一構成部分につい
ては同一符合を用い、その説明を省略する。
【0070】同図において、118’はカメラ信号処理
回路で、信号処理自体は第1の実施例におけるカメラ信
号処理回路118と同様であるが、フエ−ド機能を備え
ていない点が異なる。131はレンズマイコン115よ
り外部へとフエ−ド要求(フエ−ド開始信号F1)を出
力するフエ−ドコントロ−ル端子、129,130はフ
エ−ド開始信号F1によつて制御されるミユ−テイング
回路、132はバツフアアンプである。
【0071】そして本実施例の装置によれば、レンズマ
イコン115よりフエ−ド開始信号F1によるフエ−ド
要求が出力されると、バツフアアンプ132を介してそ
れぞれミユ−テイング回路129,130へと供給さ
れ、VTR及び電子ビユ−フアインダ等のモニタへと供
給されるカメラ出力がミユ−テイングされる。これによ
つて上述の第1の実施例と同様に、レンズリセツト動作
中の乱れた画像をVTRで録画あるいはモニタに表示さ
れることがなく、品位の高いビデオカメラを実現するこ
とができる。
【0072】また上述の各実施例とも、レンズリセツト
動作の開始と完了が正確に制御用マイコンへと伝達され
るため、この信号に応じてレンズリセツト動作中はVT
Rの録画を禁止する制御が可能となる。
【0073】
【発明の効果】以上述べたように、本発明におけるビデ
オカメラ装置によれば、レンズリセツト動作期間に同期
させて、カメラ出力及びフアインダの画像をフエ−ドさ
せることにより、レンズリセツト動作中における画角の
変化、焦点ぼけ等を生じた品位の劣化した画像が出力さ
れず、ビデオカメラの品位を向上することができ、異常
な画像の録画を防止することができる。
【0074】またカメラ出力をフエ−ドしている期間が
レンズリセツト期間に同期しているため、フエ−ド期間
も必要最小限とすることができ、通常記録が可能となる
までの待機時間を最小とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における駆動制御装置の第1の実施形態
を示すブロック図である。
【図2】図1に示す第1の実施形態における制御動作を
示すフローチヤートである。
【図3】レンズリセツト動作を示すフローチヤートであ
る。
【図4】本発明におけるビデオカメラ装置の第2の実施
形態を示すブロック図である。
【図5】従来のインナーフオーカス型レンズ構造の一例
を示す図である。
【図6】ズームレンズとフオーカスレンズの位置関係を
被写体距離をパラメータとして示した特性図である。
【図7】ズームレンズの位置とフオーカスレンズの位置
関係を複数領域に分割し、個々の分割領域ごとにフオー
カスレンズの代表速度を設定した状態を示す図である。
【図8】ズームレンズの速度測定を説明するための図で
ある。
【符号の説明】
102 ズームレンズ 105 フオーカスレンズ 115 レンズマイコン 116 撮像素子 118 カメラ信号処理回路 123 モニタ 124 フエード回路 125 カメラ制御マイコン 128 VTR 129 ミユーテイング回路 130 ミユーテイング回路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ズームレンズと、前記ズームレンズの移
    動に伴って変化する焦点位置の変化を補正するフオーカ
    スレンズとを有する撮影光学系と、 前記ズームレンズと前記フオーカスレンズのリセツト動
    作を行うリセツト手段と、 前記撮影光学系によって結像された画像情報を画像信号
    に変換して出力するカメラ信号処理手段と、 前記カメラ信号処理手段より出力された前記画像信号を
    ミューテイングするミューテイング手段と、 電源投入に応じて前記リセツト手段を動作させて前記ズ
    ームレンズと前記フオーカスレンズのリセツト動作を行
    うとともに、前記ミューテイング手段を動作させて前記
    カメラ信号処理手段の出力をミューテイングし、前記リ
    セツト手段によるリセツト動作の完了に応じて前記ミュ
    ーテイング手段の前記ミューテイング動作を解除する制
    御手段と、を備えたことを特徴とするビデオカメラ制御
    装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記カメラ信号処理手段の出力をモニタするモニタ手段
    と、 前記カメラ信号処理手段の出力を記録する記録手段と、
    を備え、前記制御手段は、前記リセツト手段による前記
    リセツト動作中、前記ミューテイング手段により、前記
    カメラ信号処理手段の出力の前記モニタ手段及び前記記
    録手段への供給を停止するように構成されていることを
    特徴とするビデオカメラ制御装置。
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