JPH10224555A - イメージセンサ - Google Patents

イメージセンサ

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JPH10224555A
JPH10224555A JP2255097A JP2255097A JPH10224555A JP H10224555 A JPH10224555 A JP H10224555A JP 2255097 A JP2255097 A JP 2255097A JP 2255097 A JP2255097 A JP 2255097A JP H10224555 A JPH10224555 A JP H10224555A
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JP
Japan
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image sensor
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circuit
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JP2255097A
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English (en)
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Hideki Sawada
秀喜 澤田
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Rohm Co Ltd
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Rohm Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 製造コストを大幅に上昇させることなく、各
イメージセンサチップに内蔵された増幅回路のオフセッ
トを補正できるイメージセンサを提供する。 【解決手段】 被読取体からの反射光をアナログの読取
画像信号に変換する多数の光電変換素子と、これら光電
変換素子からの読取画像信号を増幅する増幅回路とを有
するイメージセンサチップを複数個備えたイメージセン
サであって、複数の増幅回路のオフセットを補正するた
めの複数のオフセット補正データを記憶するオフセット
補正データ記憶回路7と、オフセット補正データ記憶回
路7に記憶されているオフセット補正データに基づい
て、複数のイメージセンサチップから順次シリアルに出
力される読取画像信号にオフセット補正を施すオフセッ
ト補正回路5,6,OPとを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、増幅回路を内蔵
した複数個のイメージセンサチップを備えたイメージセ
ンサに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のイメージセンサチップは、多数の
光電変換素子からの読取画像信号を増幅する増幅回路を
内蔵していなかった。
【0003】したがって従来のイメージセンサは、イメ
ージセンサチップから出力される読取画像信号を増幅す
る増幅器を、イメージセンサチップとは別に設けてい
た。
【0004】しかし、上記従来のイメージセンサでは、
イメージセンサチップから出力されるハイインピーダン
スの信号である読取画像信号を、パターン配線などによ
り増幅器の入力端まで伝送する必要があるので、イメー
ジセンサチップと増幅器との間で読取画像信号にノイズ
が重畳する可能性が高く、しかもそのノイズ成分が増幅
器により増幅されることから、正確な読取画像信号を出
力できないことがあるという課題があった。
【0005】このような課題を解決するために、各イメ
ージセンサチップに増幅回路を内蔵することが考えられ
る。
【0006】しかし、増幅回路にはオフセットが発生す
るので、正確な読取画像信号を得たい場合、オフセット
を補正する必要がある。そして、イメージセンサチップ
の製造過程における各種の要因により、イメージセンサ
チップ毎に増幅回路のオフセット値が微妙に異なるの
で、オフセットの補正回路をイメージセンサチップに内
蔵させることはできず、個々のイメージセンサチップ毎
に増幅回路のオフセット値に合わせてオフセット補正の
ための抵抗器などを配線基板上に実装する必要がある。
したがって、抵抗器などの実装に多くの手数を要し、製
造コストが大きく上昇してしまう。特に、配線基板上に
複数のイメージセンサチップを搭載したイメージセンサ
では、抵抗器などの実装数が多くなり、製造コストの上
昇も大きくなってしまう。
【0007】
【発明の開示】本願発明は、上記した事情のもとで考え
出されたものであって、製造コストを大幅に上昇させる
ことなく、各イメージセンサチップに内蔵された増幅回
路のオフセットを補正できるイメージセンサを提供する
ことを、その課題とする。
【0008】上記の課題を解決するため、本願発明で
は、次の技術的手段を講じている。
【0009】本願発明の第1の側面によれば、被読取体
からの反射光をアナログの読取画像信号に変換する多数
の光電変換素子と、これら光電変換素子からの読取画像
信号を増幅する増幅回路とを有するイメージセンサチッ
プを複数個備えたイメージセンサであって、複数の増幅
回路のオフセットを補正するための複数のオフセット補
正データを記憶するオフセット補正データ記憶回路と、
オフセット補正データ記憶回路に記憶されているオフセ
ット補正データに基づいて、複数のイメージセンサチッ
プから順次シリアルに出力される読取画像信号にオフセ
ット補正を施すオフセット補正回路とを備えたことを特
徴とする、イメージセンサが提供される。
【0010】このようにすれば、製造コストを大幅に上
昇させることなく、各イメージセンサチップに内蔵され
た増幅回路のオフセットを補正できる。すなわち、各イ
メージセンサチップに内蔵された増幅回路のオフセット
値に応じたオフセット補正データをオフセット補正デー
タ記憶回路に記憶させるだけで、各イメージセンサチッ
プに内蔵された増幅回路のオフセットを補正できるの
で、各増幅回路のオフセット値のばらつきに係わらず、
共通のオフセット補正回路を使用できることから、量産
効果の低下がない。もちろん、各イメージセンサチップ
から出力される読取画像信号は、増幅回路により増幅さ
れた後の低インピーダンスの信号であるので、イメージ
センサチップからオフセット補正回路までの伝送経路で
ノイズが重畳する可能性が低く、しかもその読取画像信
号は増幅済であってさらに増幅する必要がないので、ノ
イズ成分が増幅されないことから、正確な読取画像信号
を出力できる。
【0011】被読取体は、画像が描かれた紙であっても
よいし、樹脂製のフィルムであってもよい。さらには、
必ずしもシート状でなくてもよい。
【0012】光電変換素子としては、ホトダイオードや
ホトトランジスタを用いることができるが、これに限る
ものではない。
【0013】増幅回路としては、演算増幅器を用いるこ
とができるが、これに限るものではない。
【0014】イメージセンサは、密着型であっても非密
着型であってもよく、またラインイメージセンサであっ
ても平面タイプのイメージセンサであってもよい。さら
には、モノクロイメージセンサであってもよく、カラー
イメージセンサであってもよい。
【0015】オフセット補正データ記憶回路としては、
各種の半導体メモリを用いることができるが、これに限
るものではない。
【0016】オフセット補正回路は、オフセット補正後
の読取画像信号をアナログ信号として出力してもよい
し、ディジタル信号として出力してもよい。
【0017】好ましい実施の形態によれば、オフセット
補正データ記憶回路は、記憶内容を電気的に書き換え可
能な不揮発性メモリからなり、オフセット補正回路は、
1個の集積回路チップに内蔵され、不揮発性メモリと1
個の集積回路チップとが、複数のイメージセンサチップ
が搭載された配線基板に搭載されている。
【0018】このようにすれば、オフセット補正データ
記憶回路に記憶されているオフセット補正データを容易
に書き換えることができ、しかもオフセット補正データ
記憶回路に電源バックアップを施す必要がない。
【0019】記憶内容を電気的に書き換え可能な不揮発
性メモリとしては、フラッシュメモリやEEPROMを
用いることができるが、これに限るものではない。
【0020】別の好ましい実施の形態によれば、オフセ
ット補正データ記憶回路は、記憶内容を電気的に書き換
え可能な不揮発性メモリからなり、不揮発性メモリとオ
フセット補正回路とが、1個の集積回路チップに内蔵さ
れて、複数のイメージセンサチップが搭載された配線基
板に搭載されている。
【0021】このようにすれば、配線基板上の実装部品
点数を削減でき、小型化および低コスト化を一層推進で
きる。
【0022】別の好ましい実施の形態によれば、オフセ
ット補正回路は、複数のイメージセンサチップの光電変
換素子から読取画像信号をシリアルに読み出すためのク
ロック信号をカウントすることにより、複数のイメージ
センサチップのうちのいずれのイメージセンサチップか
ら読取画像信号が出力されているかを判断し、その判断
結果に基づいてオフセット補正データ記憶回路から対応
するオフセット補正データを読み出すオフセット補正デ
ータ読出回路と、オフセット補正データ読出回路により
読み出されたオフセット補正データをアナログ信号に変
換するD/A変換回路と、一方の入力端に複数のイメー
ジセンサチップから順次シリアルに出力される読取画像
信号が供給され、他方の入力端にD/A変換回路により
アナログ信号に変換されたオフセット補正データが供給
される差動増幅器とを備えている。
【0023】差動増幅器としては、演算増幅器を用いる
ことができるが、これに限るものではない。
【0024】別の好ましい実施の形態によれば、外部か
らのオフセット補正データをオフセット補正データ記憶
回路に書き込むオフセット補正データ書込回路を有す
る。
【0025】このようにすれば、イメージセンサの組立
後に、外部のパーソナルコンピュータなどにより作成し
たオフセット補正データを、容易にオフセット補正デー
タ記憶回路に書き込むことができる。
【0026】本願発明のその他の特徴および利点は、添
付図面を参照して以下に行う詳細な説明によって、より
明らかとなろう。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本願発明の好ましい実施の
形態を、図面を参照して具体的に説明する。
【0028】図1は、本願発明に係るイメージセンサの
一例としての密着型ラインイメージセンサの構成部品を
分解した状態で示す斜視図、図2は平面図、図3は図2
のIII −III 線断面図、図4は図2のIV−IV線断面図、
図5は図2のV−V線断面図である。
【0029】このイメージセンサ20は、略矩形状の断
面形状と、所定の長手寸法を有するケース21を有して
おり、このケース21は、樹脂成形によって作製するこ
とができる。このケース21は、図3に良く表れている
ように、上下に貫通する内部空間をもち、上部開口を封
鎖するようにしてガラスカバー22が取付けられている
とともに、下部開口を封鎖するようにして、配線基板と
してのヘッド基板23が取付けられている。このヘッド
基板23の上面における幅方向一側寄りには、複数個の
イメージセンサチップ24が取付けられており、幅方向
他側寄りには、照明光源としての複数組のLEDチップ
25が所定間隔おきに取付けられている。そして、この
ケース21の内部空間には、LEDチップ25からの光
を効率的にガラスカバー22上の被読取体としての原稿
Dに照射するための透明樹脂製の導光部材26と、原稿
Dからの反射光を正立等倍にイメージセンサチップ24
に集束させるためのロッドレンズアレイ27が設けられ
ている。
【0030】ロッドレンズアレイ27は、ケース21内
に形成した溝状ホルダ部28に上方から挿入するように
して保持されている。溝状ホルダ部28は、ロッドレン
ズアレイ27の平面形態と対応した凹陥溝29を有して
おり、その底部には、ロッドレンズアレイ27を透過し
た光を通過させてその下方に配置される複数のイメージ
センサチップ24上に至らせるためのスリット30が形
成されている。
【0031】図3に表れているように、この溝状ホルダ
部28の長手方向中間部における内壁には、ロッドレン
ズアレイ27の上面の一側縁に係合して、このロッドレ
ンズアレイ27の浮きを防止するための突起31が、2
箇所に形成されている。この突起31は、図3にその断
面が表れているように、溝状ホルダ部28へのロッドレ
ンズアレイ27の挿入操作を阻害することがないよう
に、適度な突出高さをもち、先端上方寄りにはテーパ面
31aが形成されている。
【0032】導光部材26は、ロッドレンズアレイ27
の光軸の延長上に存在する読み取りラインLから側方に
変位した位置においてヘッド基板23に取付けられたL
EDチップ25から発する光を、プリズム効果によって
効率的に読み取りラインLないしはその近傍領域に導く
ための部材である。この導光部材26は、LEDチップ
25の配置と対応して開口する透光窓32が形成された
底壁33と、ケース21の一側内壁21aと、溝状ホル
ダ部28の外壁28aとで囲まれた空間に嵌め込むよう
にして取付けられる。
【0033】図1に表れているように、導光部材26の
長手方向中間部の一側面には、係合突起34が2箇所に
形成されており、これに対応して、ケース21の一側内
壁21aには、係合突起34が係合可能な係合凹部35
が形成されている。そして、この導光部材26の両端部
には、図1および図5に表れているように、ケースの一
側内壁21aと溝状ホルダ部28の外壁28aとの間に
嵌合しうる所定の上下寸法を有する嵌合ブロック36が
一体に形成されており、この嵌合ブロック36から、ロ
ッドレンズアレイ27の両端部上面を押圧するための押
圧片37が一体に延出形成されている。また、嵌合ブロ
ック36の背面には、この嵌合ブロック36を一定の摩
擦力をもってケース内壁21aとホルダ部外壁28aと
の間に嵌合保持させるための突起38およびリブ39が
形成されている。
【0034】上記構成のイメージセンサ20は、次のよ
うにして組み立てることができる。まず、ケース21の
溝状ホルダ部28にロッドレンズアレイ27を上から嵌
め込む。このとき、溝状ホルダ部28の内壁に形成した
突起31がロッドレンズアレイ27の上面一縁に係合し
て、このロッドレンズアレイ27の浮きを防止する。
【0035】次に、導光部材26を、ケース内壁21a
とホルダ部外壁28aとで囲まれた空間に上から嵌め込
む。導光部材26は、その中間部の一側面の係合突起3
4がケース側の係合凹部35に係合することと、嵌合ブ
ロック36が空間にぴったりと嵌まり込むことにより、
浮きが生じるといったことなく、定位置に保持される。
そうして、この導光部材26の両端の嵌合ブロック36
に形成した押圧片37がロッドレンズアレイ27の両端
部上面を押圧する。これにより、ロッドレンズアレイ2
7は、その長手方向中間部が突起31によって押さえら
れ、長手方向両端部が導光部材26の押圧片37によっ
て押さえられることにより、安定的かつ確実に定位置に
保持される。
【0036】ガラスカバー22は、ケース21の上面開
口に嵌め込むようにして、たとえば接着によって固定さ
れる。ヘッド基板23は、ケース21の下面開口に嵌め
込むようにして、止め金具40によって固定される。こ
の止め金具40は、図4に表れているように、バネ板部
材を断面略M形に折曲形成したものであって、その脚部
40aに形成した係合穴41が、ケース21の両側面に
形成した係合突起42に係合する。
【0037】イメージセンサチップ24は、全ての光電
変換素子が等間隔でかつ1列に並ぶように、ヘッド基板
23上に18個搭載されている。各イメージセンサチッ
プ24には、光電変換素子が96個設けられているの
で、合計1728個の光電変換素子により1ラインの画
像の読み取りがなされることになる。ヘッド基板23に
は、イメージセンサ20の内外の信号授受のためのコネ
クタ43が取り付けられている。
【0038】図6は、上記イメージセンサ20の回路ブ
ロック図であって、イメージセンサ20のヘッド基板2
3上には、センサ部1、光源部2、およびオフセット補
正部3が設けられている。
【0039】センサ部1は、ヘッド基板23上に搭載さ
れた18個のイメージセンサチップ24を含んでおり、
各イメージセンサチップ24に内蔵された光電変換素子
としての96個のホトトランジスタからのアナログの読
取画像信号をシリアルに出力する。各イメージセンサチ
ップ24には、増幅回路が内蔵されており、この増幅回
路は、ホトトランジスタからの読取画像信号を増幅して
出力する。光源部2は、複数のLEDチップ25を含ん
でおり、原稿Dを照射する。センサ部1には、コネクタ
43の端子43cを介して、イメージセンサ20の外部
からシリアルイン信号SIが入力され、さらに、コネク
タ43の端子43dを介して、イメージセンサ20の外
部からクロック信号CLKが入力される。
【0040】シリアルイン信号SIは、1ラインの読み
取りについて1個入力されるものであって、先ず18個
のイメージセンサチップ24のうちの初段のイメージセ
ンサチップ24に内蔵された96ビットのシフトレジス
タの第1ビットに入力される。これにより、初段のイメ
ージセンサチップ24に内蔵された96個のホトトラン
ジスタのうちの初段のホトトランジスタの電荷が増幅回
路に出力される。そして、クロック信号CLKに同期し
て、シリアルイン信号SIがシフトレジスタの次のビッ
トに順次シフトされ、次段以降のホトトランジスタの電
荷が増幅回路に順次出力される。シフトレジスタの最終
ビットすなわち第96ビットまでシフトしたシリアルイ
ン信号SIは、次段のイメージセンサチップ24のシフ
トレジスタの第1ビットに入力され、クロック信号CL
Kに同期してシフトされる。このような動作が繰り返さ
れ、最終段すなわち第18段のイメージセンサチップ2
4のシフトレジスタの最終ビットすなわち第96ビット
までシリアルイン信号SIがシフトされると、次のクロ
ック信号CLKのタイミングで1ラインの読取が終了す
る。したがってセンサ部1からは、1728画素分の読
取画像信号が1ラインの読み取り毎にシリアルに出力さ
れることになる。なお、各イメージセンサチップ24の
出力回路としての増幅回路よりも前段側の回路構成は周
知であり、また増幅回路自体の回路構成も周知であるの
で、図示および詳しい説明を省略する。
【0041】オフセット補正部3は、1個の集積回路チ
ップとしてヘッド基板23上に搭載されている。このオ
フセット補正部3は、センサ部1の各イメージセンサチ
ップ24に内蔵された増幅回路のオフセット電圧を補正
するものである。
【0042】図7は、オフセット補正部3の回路ブロッ
ク図であって、このオフセット補正部3は、オフセット
補正データ読出回路5、D/A変換回路としてのD/A
コンバータ6、オフセット補正データ記憶回路7、オフ
セット補正データ書込回路8、差動増幅器としての演算
増幅器OP、および抵抗体R1 〜R4 を備えている。オ
フセット補正データ読出回路5、D/Aコンバータ6、
および演算増幅器OPは、オフセット補正回路を構成し
ている。抵抗体R1 の一端は演算増幅器OPの出力端と
コネクタ43の端子43aとの接続点に接続されてお
り、抵抗体R1 の他端は演算増幅器OPの反転入力端に
接続されている。抵抗体R2 の一端は演算増幅器OPの
非反転入力端に接続されており、抵抗体R2 の他端は接
地されている。抵抗体R3 の一端は演算増幅器OPの反
転入力端と抵抗体R1 の他端との接続点に接続されてお
り、抵抗体R3 の他端はD/Aコンバータ6の出力端に
接続されている。抵抗体R4 の一端は演算増幅器OPの
非反転入力端と抵抗体R2 の一端との接続点に接続され
ており、抵抗体R4 の他端は各イメージセンサチップ2
4に内蔵された増幅回路の出力端に接続されている。
【0043】オフセット補正データ読出回路5は、シリ
アルイン信号SIが入力されることにより、初段のイメ
ージセンサチップ24に内蔵された増幅回路のオフセッ
ト電圧を補正するためのオフセット補正データをオフセ
ット補正データ記憶回路7から読み出してD/Aコンバ
ータ6に出力する。さらにオフセット補正データ読出回
路5は、シリアルイン信号SIが入力されることによ
り、クロック信号CLKのカウントを開始し、クロック
信号CLKのカウント値が96になる毎に、オフセット
補正データ記憶回路7から順次次段のイメージセンサチ
ップ24に内蔵された増幅回路のオフセット電圧を補正
するためのオフセット補正データを読み出してD/Aコ
ンバータ6に出力するとともに、クロック信号CLKの
カウント値をリセットする。したがって、読取画像信号
を出力するイメージセンサチップ24が切り替わる度
に、そのイメージセンサチップ24に内蔵された増幅回
路のオフセット電圧を補正するためのオフセット補正デ
ータがオフセット補正データ記憶回路7から選択的に読
み出され、D/Aコンバータ6に供給されることにな
る。
【0044】D/Aコンバータ6は、オフセット補正デ
ータ読出回路5によりオフセット補正データ記憶回路7
から読み出されたオフセット補正データを、アナログ信
号に変換し、抵抗体R3 を介して演算増幅器OPの反転
入力端に供給する。
【0045】オフセット補正データ記憶回路7は、各イ
メージセンサチップ24に内蔵された増幅回路毎に、そ
のオフセット電圧を補正するためのオフセット補正デー
タを記憶する。オフセット補正データは、たとえば8ビ
ットのディジタルデータである。
【0046】オフセット補正データ書込回路8は、コネ
クタ43の端子43bを介して入力されたオフセット補
正データを、オフセット補正データ記憶回路7の所定の
領域に書き込む。
【0047】演算増幅器OPは、イメージセンサチップ
24からの読取画像信号とD/Aコンバータ6からのア
ナログ信号に変換されたオフセット補正データとの差の
信号を、オフセット補正後の読取画像信号としてコネク
タ43の端子43aを介してイメージセンサ20の外部
に出力する。
【0048】次に動作を説明する。光源部2からの光が
原稿Dに照射され、原稿Dからの反射光がセンサ部1の
18個のイメージセンサチップ24に内蔵された合計1
728個のホトトランンジスタに入射すると、入射光の
強さに応じた電荷がホトトランンジスタに蓄積される。
そして、コネクタ43の端子43cを介してセンサ部1
にシリアルイン信号SIが入力されると、ホトトランン
ジスタに蓄積された電荷がクロック信号CLKのタイミ
ングで順次シリアルにイメージセンサチップ24から出
力されて、オフセット補正部3の演算増幅器OPの非反
転入力端に抵抗体R4 を介して読取画像信号として入力
される。一方、コネクタ43の端子43cを介してオフ
セット補正部3のオフセット補正データ読出回路5にシ
リアルイン信号SIが入力されると、オフセット補正デ
ータ読出回路5がオフセット補正データ記憶回路7から
オフセット補正データを読み出し、D/Aコンバータ6
に供給する。このオフセット補正データは、D/Aコン
バータ6によりアナログ信号に変換され、抵抗体R3
介して演算増幅器OPの反転入力端に入力される。これ
により演算増幅器OPは、非反転入力端に入力される読
取画像信号の電圧から、反転入力端に入力されるオフセ
ット補正データに対応するアナログの信号の電圧をを減
算した電圧に比例した電圧のアナログ信号を出力する。
このときの比例係数は、抵抗体R1 と抵抗体R3 との比
により決定されるので、その比を適切に設定することに
より、演算増幅器OPからオフセット補正が施された読
取画像信号が出力されることになる。このオフセット補
正後の読取画像信号は、コネクタ43の端子43aを介
してイメージセンサ20の外部に出力される。
【0049】オフセット補正データ読出回路5は、クロ
ック信号CLKを96個カウントすると、オフセット補
正データ記憶回路7から読み出すオフセット補正データ
を切り替える。すなわち、96個のクロック信号CLK
により、シリアルイン信号SIが次段のイメージセンサ
チップ24に移行して、そのイメージセンサチップ24
に内蔵された増幅回路により増幅された読取画像信号が
演算増幅器OPの非反転入力端に入力されるので、その
増幅回路のオフセット補正データをオフセット補正デー
タ記憶回路7から読み出すのである。
【0050】このように、読取画像信号を出力するイメ
ージセンサチップ24が切り替わる毎に、そのイメージ
センサチップ24に内蔵された増幅回路のオフセット補
正データによりオフセット補正が施され、オフセット補
正後の読取画像信号が演算増幅器OPから出力される。
【0051】ところで、各イメージセンサチップ24に
内蔵された増幅回路のオフセット補正データは、イメー
ジセンサ20の出荷前のたとえば検査時に、検査用ある
いは専用のパーソナルコンピュータなどにより作成され
て、オフセット補正データ記憶回路7に格納される。
【0052】すなわち、オフセット補正データ記憶回路
7をリセットして記憶内容を全て0にし、光源部2の電
源をオフにして原稿Dからの反射光が無い状態で、演算
増幅器OPから出力される1ライン分の読取画像信号の
電圧をパーソナルコンピュータに取り込む。このとき、
オフセット補正データ記憶回路7に記憶されているオフ
セット補正データは全て0であるので、演算増幅器OP
から出力される読取画像信号はオフセット補正が施され
ていない。
【0053】パーソナルコンピュータは、各イメージセ
ンサチップ24の96画素分の読取画像信号の電圧の平
均値を演算し、それに基づいて各イメージセンサチップ
24に内蔵された増幅回路のオフセット補正データを作
成して、そのオフセット補正データをコネクタ43の端
子43bを介してオフセット補正データ書込回路8に出
力する。これによりオフセット補正データ書込回路8
が、各オフセット補正データをオフセット補正データ記
憶回路7の所定領域に書き込む。
【0054】次に、光源部2の電源をオフにして原稿D
からの反射光が無い状態で、演算増幅器OPから出力さ
れる1ライン分の読取画像信号の電圧をパーソナルコン
ピュータに取り込む。このとき、オフセット補正データ
記憶回路7にはオフセット補正データが記憶されている
ので、演算増幅器OPから出力される読取画像信号はオ
フセット補正が施されている。
【0055】パーソナルコンピュータは、1ライン分の
読取画像信号のばらつきが予め決められた所定の範囲内
であるか否かを調べ、結果をたとえば表示画面上に表示
するなどの方法で報知する。所定の範囲内であれば、オ
フセット補正データの書き込み作業を終了し、所定の範
囲内でなければ、オフセット補正データの書き込み作業
を最初からやり直す。
【0056】なお上記実施形態では、オフセット補正部
3を1個の集積回路チップとして構成したが、オフセッ
ト補正部3のうちのオフセット補正データ記憶回路7を
別の集積回路チップとして構成してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の一実施形態に係るイメージセンサの
部品を分解して示す斜視図。
【図2】上記イメージセンサの部分平面図。
【図3】図1のIII −III 線断面図。
【図4】図1のIV−IV線断面図。
【図5】図1のV−V線断面図。
【図6】本願発明の一実施形態に係るイメージセンサの
回路ブロック図。
【図7】オフセット補正部の回路ブロック図。
【符号の説明】
1 センサ部 2 光源部 3 オフセット補正部 5 オフセット補正データ読出回路 6 D/Aコンバータ 7 オフセット補正データ記憶回路 8 オフセット補正データ書込回路 20 イメージセンサ 23 ヘッド基板 24 イメージセンサチップ 25 LEDチップ D 原稿 OP 演算増幅器

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被読取体からの反射光をアナログの読取
    画像信号に変換する多数の光電変換素子と、これら光電
    変換素子からの読取画像信号を増幅する増幅回路とを有
    するイメージセンサチップを複数個備えたイメージセン
    サであって、 前記複数の増幅回路のオフセットを補正するための複数
    のオフセット補正データを記憶するオフセット補正デー
    タ記憶回路と、 前記オフセット補正データ記憶回路に記憶されているオ
    フセット補正データに基づいて、前記複数のイメージセ
    ンサチップから順次シリアルに出力される読取画像信号
    にオフセット補正を施すオフセット補正回路とを備えた
    ことを特徴とする、イメージセンサ。
  2. 【請求項2】 前記オフセット補正データ記憶回路は、
    記憶内容を電気的に書き換え可能な不揮発性メモリから
    なり、 前記オフセット補正回路は、1個の集積回路チップに内
    蔵され、 前記不揮発性メモリと前記1個の集積回路チップとが、
    前記複数のイメージセンサチップが搭載された配線基板
    に搭載されている、請求項1に記載のイメージセンサ。
  3. 【請求項3】 前記オフセット補正データ記憶回路は、
    記憶内容を電気的に書き換え可能な不揮発性メモリから
    なり、 前記不揮発性メモリと前記オフセット補正回路とが、1
    個の集積回路チップに内蔵されて、前記複数のイメージ
    センサチップが搭載された配線基板に搭載されている、
    請求項1に記載のイメージセンサ。
  4. 【請求項4】 前記オフセット補正回路は、 前記複数のイメージセンサチップの光電変換素子から読
    取画像信号をシリアルに読み出すためのクロック信号を
    カウントすることにより、前記複数のイメージセンサチ
    ップのうちのいずれのイメージセンサチップから読取画
    像信号が出力されているかを判断し、その判断結果に基
    づいて前記オフセット補正データ記憶回路から対応する
    オフセット補正データを読み出すオフセット補正データ
    読出回路と、 前記オフセット補正データ読出回路により読み出された
    オフセット補正データをアナログ信号に変換するD/A
    変換回路と、 一方の入力端に前記複数のイメージセンサチップから順
    次シリアルに出力される読取画像信号が供給され、他方
    の入力端に前記D/A変換回路によりアナログ信号に変
    換されたオフセット補正データが供給される差動増幅器
    とを備えている、請求項1ないし請求項3のいずれかに
    記載のイメージセンサ。
  5. 【請求項5】 外部からのオフセット補正データを前記
    オフセット補正データ記憶回路に書き込むオフセット補
    正データ書込回路を有する、請求項1ないし請求項4の
    いずれかに記載のイメージセンサ。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007076869A (ja) * 2005-09-15 2007-03-29 Ricoh Co Ltd シート残量検知装置、給紙装置、および画像形成装置

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