JPH10224407A - 無線通信システム - Google Patents

無線通信システム

Info

Publication number
JPH10224407A
JPH10224407A JP1947497A JP1947497A JPH10224407A JP H10224407 A JPH10224407 A JP H10224407A JP 1947497 A JP1947497 A JP 1947497A JP 1947497 A JP1947497 A JP 1947497A JP H10224407 A JPH10224407 A JP H10224407A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
infrared
terminal
wireless
phs
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP1947497A
Other languages
English (en)
Inventor
Tetsuya Wada
哲也 和田
Koichi Matsumura
浩一 松村
Taku Matsuda
卓 松田
Yoshinori Gunji
嘉規 郡司
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP1947497A priority Critical patent/JPH10224407A/ja
Publication of JPH10224407A publication Critical patent/JPH10224407A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 構内で携帯端末を用いてハイパーテキスト情
報を検索するシステムであって、有線網内に分散配置さ
れている動画や静止画等のデータ特性に応じて、短時間
で効率良く携帯端末へデータ転送する。 【解決手段】 複数種類の無線インタフェースを有する
マルチメディア中継ノード110が携帯端末へデータ転
送を行う時に、HTTPヘッダ解析部320において、
データの種別やサイズに基づいて使用すべき無線インタ
フェースを判定し、ボディアクセス部330が取得した
検索データを、低速データ通信処理部300または高速
データ通信処理部340〜343へ動的に振り分ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無線通信システム
に関し、より特定的には、端末が、サーバーの内部に蓄
積された動画、静止画、オーディオ、テキストその他の
マルチメディアデータを、中継ノードを介して受信する
ような無線通信システムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年のMPEG(Moving Pic
ture Experts Group)やJPEG
(Joint Photographic Coding
Expert Group)に代表されるディジタル
圧縮技術の進展により、動画のように通信時の時間制約
に厳しいデータや、静止画のような大容量のデータが、
LAN(Local Area Network)やイ
ンターネット等のコンピュータネットワーク内で手軽に
扱えるようになってきた。これらのマルチメディアデー
タをデスクトップのパソコンからだけではなく、オフィ
ス等のビル内において移動体端末からもアクセス可能と
するには、市販の無線LAN製品等を利用する構成で
は、無線データ通信時の転送レートや伝送距離がネック
となり、満足な性能が得られない。例えば、2.4GH
z帯域の無線LANではデータ転送レートが約2Mbp
s(メガビット/秒)である。そのため、MPEG1に
準拠し、1.5Mbpsのレートで圧縮された映像を1
番組分転送する無線帯域しか確保できず、複数のユーザ
が同時に映像データをリアルタイムに検索することは無
理である。また、IrDA(Infrared Dat
a Association)に準拠する赤外線データ
転送の場合、最大4Mbpsの転送レートを得ることが
できる。しかしながら、赤外線データ転送は、1対1の
通信が基本であり、しかも通信端末間の距離が1m以内
に限定されるため、例えば、博物館の展示室内における
任意の位置から携帯端末を用いてデータを検索するよう
に、相当の伝送距離を必要とする用途に対しては実用的
ではない。
【0003】これに対し、低速と高速の2種類のデータ
転送レートをもつ無線通信インタフェースを装備してデ
ータ転送レートを向上させようとする方法がある。例え
ば、「特開平8−79838号」公報には、音声と低速
データ転送を行うセルラーシステムと、高速マルチメデ
ィアデータ転送を行う無線ISDNシステムとを併用す
る地上公衆電話ネットワークが提案されており、携帯電
話を用いて高速データ通信を開始する際の無線チャネル
のセットアップ時間を短縮する方法について述べてい
る。
【0004】また、博物館等の構内において携帯端末を
用いて映像データをインタラクティブに検索する無線通
信システムとして、例えば、「特願平6―18747
6」公報に開示されたものがある。以下、この従来の無
線通信システムにおける映像データの検索方法につい
て、当該システムの構成を示すブロック図である図6を
参照して説明する。図6において、無線通信システム
は、ビデオサーバー600と、有線ネットワーク610
と、PHS基地局620と、映像中継サーバー630
と、映像データ送信局640及び641と、携帯端末6
50及び651とを備えている。ビデオサーバー600
は、MPEG等で圧縮されたディジタル映像データを蓄
積する。有線ネットワーク610はLAN等のネットワ
ークである。PHS基地局620は、有線ネットワーク
610とPHS網との間のデータ中継機能を備えてお
り、PHSセル670(点線で囲まれる領域)内に位置
する携帯端末との通信処理を実行する。映像中継サーバ
ー630は、ビデオサーバー600から送出された映像
データを、特定の映像データ送信局640へ転送する。
映像データ送信局640及び641は、映像中継サーバ
ー630から入力された映像データに対して時分割多重
化等の送信処理を行い、これを自身が管理する無線セル
660及び661(網掛けされた領域)に送出する。携
帯端末650及び651は、ビデオサーバー600をイ
ンタラクティブに検索して取り出した映像データに基づ
いて、映像表示やオーディオ出力を行う。
【0005】以上のように構成された無線通信システム
について、以下その動作を説明する。携帯端末650や
651は、PHSセル670の内部に位置する場合、3
2Kbpsの低速データ転送レートで双方向の無線デー
タ通信機能を提供するPHS(680)を利用でき、さ
らに、無線セル660や661の内部に位置する場合に
は、10Mbps以上の高速データ転送レートで下り方
向へのデータ転送を行う映像無線(690及び691)
を利用することができる。今、携帯端末650は、無線
セル660の内部に位置しており、ビデオサーバー60
0に格納されたMPEG映像番組を検索するものとす
る。携帯端末650は、まずビデオサーバー600宛の
映像要求メッセージをPHSの電波にのせて発信する。
このPHS信号は、PHS基地局620で受信された
後、有線ネットワーク610の通信フォーマットに変換
され、有線ネットワークを経由してビデオサーバー60
0へ送られる。ビデオサーバー600は、受信した映像
要求メッセージに従って、携帯端末650がリクエスト
したMPEG映像番組をアクセスし、有線ネットワーク
610を経由して映像中継サーバー630へMPEGス
トリームを送信する。映像中継サーバー630は、携帯
端末650の現在位置をチェックした後、その場所を包
含するような無線セル660を管理している映像データ
送信局640に対して、MPEGストリームを転送す
る。映像データ送信局640は、無線セル660内に存
在する複数台の携帯端末が同時に映像番組を検索可能と
するため、携帯端末650用の送信チャンネルを設定
し、複数のMPEGストリームを時分割多重化し、さら
に、リードソロモン符号化等によりのエラー訂正符号を
付加した後、高速データ転送レートで映像データを非同
期に映像無線690に送出する。携帯端末650では、
映像無線690の受信信号からビット同期、フレーム同
期を確立し、エラー訂正処理を行った後、受信したMP
EGストリームをデコードして得た動画とオーディオ
を、それぞれ携帯端末650の液晶表示装置とイヤホン
等から出力する。
【0006】なお、映像中継サーバー630は、携帯端
末の現在位置のチェックを、次の方法で行っている。ま
ず、映像データ送信局640、641は、自局を識別す
るための識別番号を周期的に送信する。携帯端末650
及び651が無線セル660又は661に入って、これ
らの識別番号を検知すると、携帯端末650及び651
はその識別番号を現在位置として登録するため、PHS
経由で位置登録のメッセージを映像中継サーバー630
へ送信する。映像中継サーバー630は、すべての携帯
端末の位置登録情報を管理しており、MPEGストリー
ムの送信時にこの位置情報を参照する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
システムでは、高速の無線経路(映像無線690又は6
91)を使用して転送できるのはビデオサーバーに格納
された映像データだけであり、コンピュータネットワー
ク内の他の情報を検索する場合の具体的な方法について
明らかにされていなかった。例えば、従来のシステムで
は、同じ大容量データである静止画については、低速の
無線経路(PHSの無線伝送路680)しか使用できな
い構造であったり、高速の無線経路と低速の無線経路と
を同時に使用するにしても、静止画やテキストデータを
どんな判断基準でどちらの無線経路に振り分けるのかが
不明確であった。特に、インターネットやイントラネッ
トにおけるWWW(World Wide Web)サ
ーバは、通常、テキストや静止画、動画、音声等のデー
タ間にリンクを張ったハイパーテキスト構造を保ってネ
ットワーク内に分散的に格納されているが、これらのハ
イパーテキスト情報を携帯端末から効率良く短時間に検
索することができないという問題点があった。
【0008】それゆえに、本発明は、マルチメディアデ
ータを、その属性に応じて適切な無線経路に振り分ける
ことができる無線通信システムを提供することである。
つまり、ハイパーテキスト構造でネットワーク内に蓄積
されている動画、静止画、テキスト等のマルチメディア
情報を、携帯端末から短時間に効率良くアクセスできる
無線通信システムを提供することを目的とする。また、
本発明は、上記の無線通信システムに最適な、マルチメ
ディア中継ノードと携帯端末を提供することを目的とす
る。さらに、本発明は、上記の無線通信システムにおけ
る画面表示方法、トラフィック制御方法、大容量データ
の転送方法、及び受信データの転送方法を提供すること
を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段および発明の効果】上記の
目的を達成するために、本発明は、以下のような構成及
び特徴を有する。第1の発明は、端末が、サーバーの内
部に蓄積されたデータのうち所望のデータを、中継ノー
ドを介して受信するような無線通信システムにおいて、
中継ノードは、有線伝送路を介してサーバーと、さら
に、互いにデータ転送速度の異なるN種類(Nは2以上
の整数)の無線伝送路を介して端末と通信可能に接続さ
れており、有線伝送路との接続を行う有線インターフェ
ースと、N種類の無線伝送路との接続を行う第1〜第N
のノード側無線インターフェースと、有線伝送路と、N
種類の無線伝送路のいずれかとの間でデータの中継処理
を行う中継手段とを備え、中継手段は、有線インターフ
ェースを介して、前記所望のデータをアクセスし、アク
セスしたデータの属性を解析し、解析の結果に基づい
て、アクセスしたデータを端末に送信する際に用いるM
種類(Mは1以上N以下の整数)の無線伝送路を決定
し、さらに、アクセスしたデータを、決定に基づいて、
M種類の無線伝送路にそれぞれ対応するノード側無線イ
ンターフェイスを用いて送信することを特徴とする。
【0010】第1の発明によれば、中継ノードは、N種
類ある無線伝送路からM種類の無線伝送路を、サーバが
蓄積しているデータの属性に基づいて判定する。これに
よって、蓄積データを、その属性に最も適した無線イン
タフェースを利用して短時間で効率的に転送できる無線
通信システムを提供することができる。
【0011】第2の発明は、第1の発明において、Nが
2の場合において、2種類のうち一方の無線伝送路は、
PHS(Personal Handyphone S
ystem)で用いられるPHS無線伝送路であり、他
方の無線伝送路は当該PHS無線伝送路と比較して高速
なデータ転送速度を有する赤外線であって、中継ノード
は、PHS無線伝送路との接続を行い、さらに、PHS
のデータ通信に係る処理を実行する第1のノード側無線
インターフェースと、赤外線との接続を行い、さらに、
赤外線データ通信に係る処理を実行する第2のノード側
無線インターフェースとを備え、中継手段は、解析の結
果に基づいて、アクセスしたデータを端末に送信する際
に、PHS無線伝送路及び/又は赤外線を用いることを
決定し、さらに、アクセスしたデータを、決定に基づい
て、PHS無線伝送路及び/又は赤外線に対応する第1
及び/又は第2のノード側無線インターフェイスを用い
て送信することを特徴とする。
【0012】第2の発明によれば、中継ノードは、2種
類ある無線伝送路から少なくとも1種類の無線伝送路
を、サーバが蓄積しているデータの属性に基づいて判定
する。これによって、蓄積データを、その属性に適する
無線インタフェースを利用して短時間で効率的に転送で
き、しかも、高速側の無線伝送路として、赤外線を用い
ているので、安価かつ容易に構成できる無線通信システ
ムを提供することができる。また、赤外線セルはPHS
セルや無線LAN等のセルと比較して、通信領域が格段
に狭いので、単位面積当たりの伝送容量が大きくなり、
赤外線セルの数を増やせば、多くのユーザーに対して映
像その他の大容量のデータを転送することができるとい
う効果がある
【0013】第3の発明は、第2の発明において、第1
のノード側無線インターフェースは、PHSに基づくデ
ータ通信が可能なエリアであるPHSセルを形成し、第
2のノード側無線インターフェースは、赤外線データ通
信が可能なエリアである赤外線セルを形成し、赤外線セ
ルは、PHSセルに内包されることを特徴とする。
【0014】第3の発明によれば、PHSセルは、相対
的に通信領域が格段に狭い赤外線セルを内包するように
形成されるので、端末はPHSに基づくデータ通信及び
赤外線を用いたデータ通信の両方を行うことができるよ
うになる。
【0015】第4の発明は、第3の発明において、中継
ノードは、第2のノード側無線インターフェースを複数
備えており、複数の第2のノード側無線インターフェー
スは、赤外線データ通信が可能なエリアである赤外線セ
ルを個々に形成し、個々の赤外線セルは、PHSセルに
内包され、かつ、互いにオーバーラップしないことを特
徴とする。
【0016】第4の発明によれば、複数の赤外線セルは
それぞれ、互いにオーバーラップしないように形成され
るため、少なくとも、ある赤外線セルに送信されている
データと、他のセルに送信されているデータとが、干渉
したりすることがなくなる。
【0017】第5の発明は、第2の発明において、端末
は、所望のデータをサーバーに対して要求するために、
外部から当該データを特定できるよう構成された入力手
段と、N種類の無線伝送路との接続を行う第1〜第Nの
端末側無線インターフェースと、中継ノードにより決定
されたM種類の無線伝送路を介して送信されてくるデー
タを受信できるように、第1〜第Nの端末側無線インタ
ーフェイスを切り替える切り替え手段と、受信された所
望のデータを出力する出力手段とを備え、サーバーに対
して要求された所望のデータは、切り替え手段による切
り替えに従って、M種類の無線伝送路にそれぞれ対応す
る端末側無線インターフェイスを用いて受信され、さら
に、出力手段により出力されることを特徴とする。
【0018】第5の発明によれば、中継ノードから転送
されるデータを、最も適切な無線インタフェースを用い
て短時間で効率的に受信できるという効果がある。
【0019】第6の発明は、第2の発明において、端末
は、所望のデータをサーバーに対して要求するために、
外部から当該所望のデータを特定できるよう構成された
入力手段と、PHS無線伝送路との接続を行い、さら
に、PHSのデータ通信に係る処理を実行する第1の端
末側無線インターフェースと、赤外線との接続を行い、
さらに、赤外線データ通信に係る処理を実行する第2の
端末側無線インターフェースと、決定されたPHS無線
伝送路及び/又は赤外線を介して送信されてくるデータ
を受信できるように、第1及び第2の端末側無線インタ
ーフェイスを切り替える切り替え手段と、受信された所
望のデータを出力する出力手段とを備え、サーバーに対
して要求された所望のデータは、切り替え手段による切
り替えに従って、PHS無線伝送路及び/又は赤外線に
それぞれ対応する第1及び/又は第2の端末側無線イン
ターフェイスを用いて受信され、さらに、出力手段によ
り出力されることを特徴とする。
【0020】第6の発明によれば、PHSと赤外線の2
種類の無線インタフェースを使用することで端末の消費
電力を減らし、端末のサイズや重量も軽減することがで
きる。また、複数の赤外線セルが存在しても、赤外線の
伝送距離が短いために、他の赤外線セルとの混信が起こ
りにくく、良好な受信状態を容易に実現できる。
【0021】第7の発明は、第5又は第6の発明におい
て、サーバーに蓄積されているデータは、所定のデータ
圧縮技術を用いて圧縮されており、端末は、圧縮されて
いるデータを伸張する伸張手段をさらに備え、圧縮され
ているデータは、伸張手段により伸張されたうえで、出
力手段により出力されることを特徴とする。
【0022】第7の発明によれば、サーバーに蓄積され
ているデータは、所定のデータ圧縮技術により圧縮され
ており、さらに、端末は、それを伸張できるので、大容
量の映像情報等を提供することができる無線通信システ
ムを提供することができる。
【0023】第8の発明は、第6の発明において、第2
のノード側無線インターフェースは、自身が形成する赤
外線セルに向けて、所定のキーワードを送出しており、
端末は、キーワードを受信し、当該キーワードに基づい
て、サーバーに蓄積されているデータに関する情報を要
求する旨を示すメッセージを自動的に作成し、さらに、
中継ノードに向けて出力し、これによって、所望のデー
タを特定して要求するするができる。
【0024】第8の発明によれば、端末は、赤外線経路
を経由して受信したキーワードに基づいて、自動的にメ
ッセージを作成することとなるので、使い勝手の良いマ
ンマシンインタフェースを構築できる。
【0025】第9の発明は、第1〜第8のいずれかの発
明において、サーバーは、有線伝送路に分散的に配置さ
れるハイパーテキスト構造を有するデータを蓄積してお
り、端末は、ハイパーテキスト構造を有するデータを、
サーバーから中継ノードを介して受信するためにハイパ
ーテキスト転送プロトコルをさらに備え、中継ノード
は、ハイパーテキスト転送プロトコルのプロキシ機能を
さらに備える。
【0026】第9のよれば、ハイパーテキストの検索に
適したプロトコルを実装するので、インターネットやイ
ントラネットにおけるWWWサーバーのアクセスが可能
となり、コンピュータネットワークとの整合性の良い無
線通信システムを構築できる。
【0027】第10の発明は、第9の発明において、キ
ーワードとしてURI(Uniform Resour
ce Identification)が中継ノードに
保持されており、第2のノード側無線インターフェース
は、自身が形成する赤外線セルに向けて、URIを送出
し、端末は、URIを受信し、当該URIが指定する情
報を要求するメッセージを自動的に作成して中継ノード
に向けて出力し、その後、URIが指定する情報を、中
継ノードから受信し、当該情報を出力手段に表示させる
ことによって、所望のデータを特定して要求できるよう
になる。
【0028】請求項10の発明によれば、メニュー画面
用のURIを赤外線セル毎に設定するので、携帯端末の
現在位置に依存して、その場所に最も関係の深い番組メ
ニュー画面として提供できる。
【0029】第11の発明は、第10の発明において、
中継ノードには、優先順位が付与された複数個のURI
が保持されており、第2のノード側無線インターフェー
スは、赤外線の帯域の使用状況に応じて、優先順位に従
って、自身が形成する赤外線セルに向けて送出するUR
Iを変更することを特徴とする。
【0030】第11の発明によれば、使用可能な赤外線
帯域に余裕がある場合には動画や静止画等の大容量デー
タへ張られるリンクを多く含むURIを携帯端末へ送信
し、赤外線帯域に余裕がなければテキスト情報だけへリ
ンクを張るようなURIを携帯端末へ送信するようにで
きるので、メニュー画面関する情報の送信について、簡
単な赤外線経路のトラフィック制御を実現できる。ま
た、赤外線帯域がフルに使用中であっても、少なくとも
PHS経路でメニュー画面に関する情報を送信できると
いう効果もある。
【0031】第12の発明は、第10又は第11の発明
において、端末が、URIを指定することにより、所望
のデータを要求すると、中継ノードは、URIにより指
定された所望のデータのヘッダ情報を獲得し、ヘッダ情
報が内部に格納しているものであって、所望のデータの
属性に関する情報を解析することによって、当該所望の
データを要求をした端末へ、PHS無線伝送路及び/又
は赤外線を用いて送信することを決定し、さらに、UR
Iにより指定された所望のデータを獲得して、要求をし
た端末へ、決定に基づいて、PHS無線伝送路及び/又
は赤外線を用いて送信する。
【0032】第12の発明によれば、中継ノードが、ま
ずヘッダ情報を獲得し、それを解析して使用すべき無線
経路を決定するので、URIの単位で動的に適切な無線
経路を選択することができる。
【0033】第13の発明は、第12の発明において、
ヘッダ情報は、属性に関する情報として、データの種別
を定義する種別情報及びデータサイズを示すサイズ情報
とを、少なくとも内部に格納しており、中継ノードは、
種別情報が時間制約のあるデータを示している場合、又
は、サイズ情報が、所定のサイズ以上を示している場合
に限り、所望のデータを赤外線のみを用いて送信するこ
とを決定する、請求項12に記載の無線通信システム。
【0034】第13の発明によれば、時間制約の厳しい
映像データや、大容量の静止画等は高速のデータ通信を
行える赤外線経路で転送されるので、短時間で転送が完
了するという効果がある。
【0035】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の一実施形態に係
る無線通信システムの概略構成を示すブロック図であ
る。図1において、本システムは、携帯マルチメディア
端末100〜102と、マルチメディア中継ノード11
0と、LANやインターネット等の有線のネットワーク
120と、動画、静止画、テキスト等のマルチメディア
データであって、ハイパーテキスト構造を有するものを
蓄積するサーバー130〜132とを備えている。ネッ
トワーク120は、各サーバーとマルチメディア中継ノ
ード110とを通信可能に接続する。各携帯マルチメデ
ィア端末とマルチメディア中継ノード110とは、2種
類以上の無線経路を介して通信を行う。本実施形態で
は、2種類の無線経路を、より具体的には、双方向通信
可能な低速データ伝送路140〜142と、下り方向
(マルチメディア中継ノードから携帯マルチメディア端
末への方向)の通信のみ可能な高速データ伝送路150
〜152とが用いられる。
【0036】携帯マルチメディア端末100〜102
は、双方向の低速データ伝送路140〜142を使用し
てマルチメディアデータの検索要求メッセージを発行す
る。この検索要求メッセージは、一旦、マルチメディア
中継ノード110に取り込まれる。マルチメディア中継
ノード110は、該当するマルチメディアデータを蓄積
するサーバーの所在や情報量等を調べた後、そのサーバ
ーに蓄積されている目的のデータをアクセスする。その
後、マルチメディア中継ノード110は、アクセスして
得た目的のデータを、応答データとして携帯マルチメデ
ィア端末100〜102へ返す。応答データを携帯マル
チメディア端末へ転送する際には、低速データ伝送路1
40〜142か、高速データ伝送路150〜152のい
ずれか1種類が用いられてもよいし、2種類とも併用さ
れてもよい。マルチメディア中継ノード110は、応答
データを転送するための無線経路を、後述のように判定
する。
【0037】図2は、図1に示すマルチメディア中継ノ
ード110のブロック構成、及び、当該ノード110が
形成する無線セルの構成を示す図である。図2におい
て、マルチメディア中継ノード110は、中継サーバー
200と、ネットワーク120にマルチメディア中継ノ
ード110を接続するためのネットワークインタフェー
ス210と、PHS(Personal Handyp
hone System)のプロトコルに基づくデータ
通信機能を備えたPHS基地局220、赤外線送信器2
30〜233と、LED(Light−Emittin
g Diode)を内部に配置して互いに同一波長の光
を拡散するように構成された投光器240〜243とを
含んでいる。中継サーバー200は、PHS基地局22
0を使用して交換される制御メッセージの処理を行った
り、ネットワーク120経由で受信したデータを携帯マ
ルチメディア端末へ送信する際の中継処理を行ったりす
る。このマルチメディア中継ノード110の構成から明
らかなように、上述した低速データ伝送路としてPHS
の無線伝送路が用いられ、高速データ伝送路として赤外
線が用いられる。また、図1に示すシステムには、少な
くとも1つのPHSセル250と、複数の赤外線セル2
60〜262(図示は3つ)とが形成される。PHSセ
ル250は、携帯マルチメディア端末がPHS基地局2
20と通信可能なエリアを規定する。また、赤外線セル
260〜262は、赤外線データ通信が可能なエリアを
規定しており、投光器240〜242によって作られ
る。ここで、上述からも明らかなように、データが乗せ
られる光の波長は、赤外線セル260〜262で互いに
同一なので、赤外線セル260〜262は互いに重なり
合わないように配置するようにシステムの設計すること
が必要である。また、赤外線でのデータ伝送距離は通常
10m以下であるのに対して、PHSでは100m以上
の伝送距離があるので、赤外線セル260〜262はP
HSセル250内に包含される構成としなければならな
い。したがって、携帯マルチメディア端末を持って美術
館等の構内を移動するユーザーが、図中のA、B及びC
地点のように赤外線セル及びPHSセルの内部に位置す
る場合には、PHSでの低速データ通信も赤外線での高
速データ受信も可能であるが、X地点のようにPHSセ
ルの内部に位置し、かついずれの赤外線セルの内部に位
置しない場合には、PHSでのデータ通信のみが可能と
なる。
【0038】図3は、図2に示す中継サーバー200の
構成をより詳細に示すブロック図である。図3におい
て、中継サーバー200は、低速データ通信処理部30
0と、HTTPプロキシ310と、HTTPヘッダ解析
部320と、ボディアクセス部330と、高速データ通
信処理部340〜343と、経路制御部350と、制御
信号処理部360と、携帯端末管理テーブル370とを
有する。低速データ通信処理部300は、HTTP(H
yperText Transport Protoco
l)プロトコルを用いた検索要求メッセージや応答デー
タの送受信処理を行う。HTTPプロキシ310は、H
TTPを用いたハイパーテキストの検索処理を代行す
る。高速データ通信処理部340〜343は、赤外線で
データ送信するときのヘッダ作成等の処理を行う。経路
制御部350は、携帯マルチメディア端末の現在位置に
対応する高速データ通信処理部(340〜343のいず
れか)を選択する。制御信号処理部360は、携帯マル
チメディア端末の位置や受信状態等を示す制御メッセー
ジの受信処理を行う。携帯端末管理テーブル370は、
携帯マルチメディア端末の現在位置や受信状態等を保持
する。
【0039】図4は、図1に示す携帯マルチメディア端
末100〜102の詳細な構成を示すブロック図であ
る。図4において、携帯マルチメディア端末100、1
01又は102は、赤外線受信モジュール410と、P
HSモデムカード420と、映像デコードモジュール4
30と、CPUモジュール440と、セレクタ450及
び451と、ヘッドセット460と、液晶表示装置47
0と、入力装置480とを含んでいる。また、図4にお
いて、一点鎖線で囲まれる部分には、赤外線受信モジュ
ール410のより詳細な構成が示されている。赤外線受
信モジュール410は、フォトダイオードを用いた受光
部411と、プリアンプ412と、AGC(自動利得制
御装置)413と、復調回路414と、同期検出回路4
15と、エラー訂正部416と、ヘッダ解析部417と
を有している。さらに、二点鎖線で囲まれる部分には、
映像デコードモジュール430の詳細な構成が示されて
いる。映像デコードモジュール430は、MPEGシス
テムデコード部441と、MPEGオーディオデコード
部442と、MPEGビデオデコード部443と、D/
A(DAコンバータ)444及び445とを有してい
る。
【0040】以上のように構成された無線通信システム
の動作について、図5に示すシーケンスチャートに従っ
て、図1〜図4を参照して説明する。 (1)PHSコネクション確立フェーズ 今、例えば、携帯マルチメディア端末102(図1参
照)が、PHSセル250(図2参照)の中に入ったと
する。これを感知した携帯端末102は、CPUモジュ
ール440とPHSモデムカード420とを用いて、P
HS基地局220に対するコネクション確立要求を生成
し、送信する(ステップS501)。制御信号処理部3
60は、PHS基地局220を介して、コネクション確
立要求を受け取ると、呼制御処理を起動し、コネクショ
ン確立要求に対する応答がPHS基地局220を介して
携帯マルチメディア端末102へ通知される(ステップ
S502)。これによって、まず、低速でのデータ通信
を行うためのPHSコネクションが両者の間で確立され
る。
【0041】(2)位置登録フェーズ 次に、携帯マルチメディア端末102が移動して、例え
ば、赤外線セル260(図2参照)に入ったとする。赤
外線セル260〜262には、周期的にそれぞれの赤外
線セルを識別するための識別情報が流されており、携帯
マルチメディア端末102はその識別情報を無条件にモ
ニターすることができる(ステップS503)。この識
別情報は、各赤外線セル毎でユニークな値になるように
設定されている。高速データ通信処理部340〜343
は、自身が形成する赤外線セルの識別情報を予め登録し
ており、送信メッセージのヘッダ中にその値をセットす
ることによって、識別情報を流す。したがって、赤外線
セル260については、高速データ通信処理部340で
作成された送信メッセージは、赤外線送信器230にお
いて時分割多重化処理、FEC(Forward Er
ror Correction)によるエラー訂正符号
化処理、4B/5B等の伝送路符号への変換等の送信処
理が施され、投光器240から赤外線伝送路へ送出され
る。
【0042】携帯マルチメディア端末102は、赤外線
受信モジュール410が内部に有する受光部411、プ
リアンプ412、AGC413、復調回路414、同期
検出回路415、エラー訂正部416の処理によって送
信メッセージを再生した後、ヘッダ解析部417におい
て赤外線セル260に割り当てられた識別情報を抽出
し、その値をCPUモジュール440へ通知する。CP
Uモジュール440はこの識別情報の値を用いて、現在
赤外線セル260内に位置することを示す位置登録メッ
セージを作成する。PHSモデムカード420は、PH
Sの無線伝送路を介して、この位置登録メッセージをマ
ルチメディア中継ノード110へ通知する(ステップS
504)。マルチメディア中継ノード110の制御信号
処理部360は、PHS基地局220経由で通知された
位置登録メッセージを解析し、携帯マルチメディア端末
102の現在位置が赤外線セル260内であることを携
帯端末管理テーブル370へ登録する。
【0043】(3) 初期メニュー転送フェーズ 位置登録を終えた携帯マルチメディア端末102は、初
期メニュー画面を表示するまでに次の手順を踏む。ここ
で、初期メニュー画面とは、液晶表示装置470に表示
され、典型的には、サーバーがどのようなマルチメディ
アデータを蓄積しているかを示すため、及び、ユーザー
が視聴したいマルチメディアデータを選択するための画
面である。まず、初期メニュー画面を構成するデータ
は、ネットワーク120を介してリモートに存在するサ
ーバー内に格納されている。かかるデータの格納場所と
アクセス方法を示すURI(Uniform Reso
urce Identification)が、マルチ
メディア中継ノード110内の高速データ通信処理部3
40〜343に保持されている。保持されるURIは、
赤外線セルに対応して、それぞれ異なっていてもよい。
言い換えれば、赤外線セル毎で異なる初期メニュー画面
を表示させるようにしてもよい。また、1つの高速デー
タ通信処理部に、優先順位を付けた複数個のURIを保
持していてもよい。なお、この優先順位に関する説明に
ついては、後述する。
【0044】一般に、上記のURIは、下記(1)に示
すように表現される。 http://aaa.bbb.ccc/filename1 …(1) ここで、aaa.bbb.cccは、初期メニュー画面
を構成するデータを蓄積しているサーバー(130〜1
32のいずれか)の識別情報を表し、filename
1が目的のデータ(初期メニュー画面)を格納するファ
イルを表す。また、http:は、このデータをアクセ
スする時に使用すべきプロトコルであるHTTPを表し
ている。
【0045】位置登録フェーズによって、携帯マルチメ
ディア端末102が新規に赤外線セル260内に入った
ことが携帯端末管理テーブル370に登録されると、そ
のイベントが経路制御部350を経由して高速データ通
信部340へ通知される。高速データ通信処理部340
は、保持しているURIの中で最も優先順位の低いUR
I(後述)を選択して、初期メニュー転送用メッセージ
のヘッダ部分にそのURIをセットする(ステップS5
30)。このメッセージは、赤外線送信器230と投光
器240によって赤外線信号に変換され、携帯マルチメ
ディア端末102に伝えられる(ステップS505)。
携帯マルチメディア端末102の赤外線受信モジュール
410のヘッダ解析部417によってURIが抽出され
ると、CPUモジュール440において、そのURIが
含むfilename1で示されるデータ(初期メニュ
ー画面)のデータを入手するために、下記(2)に示す
ようなGET要求メッセージが作成され、PHSモデム
カード420を介してマルチメディア中継ノード110
へ伝えられる(ステップS506)。 GET http://aaa.bbb.ccc/filename1 …(2)
【0046】PHS経由で発行されたGET要求メッセ
ージは、マルチメディア中継ノード110のPHS基地
局220と低速データ通信処理部300を経由して、H
TTPプロキシ310に伝えられる。HTTPプロキシ
310は、上記(2)のメッセージにおけるURI部分
に記述されているaaa.bbb.cccで特定される
サーバーのネットワークアドレスを知っており、当該サ
ーバーからfilename1で指定されるファイルを
入手しようとする。そこで、まずこのファイルのHTT
Pヘッダ情報を獲得するために、下記(3)に示すよう
なヘッダ要求を作成し、ネットワークインタフェース2
10を介して、aaa.bbb.cccで特定されるサ
ーバー宛にヘッダ要求を発行する(ステップS50
7)。 HEAD http://filename1…(3)
【0047】サーバーからは、上記ヘッダ要求に対する
応答であるヘッダ応答が返信され(ステップS50
8)、その内容がHTTPプロキシ310からHTTP
ヘッダ解析部320へ渡される。この応答(Respo
nse)に記述されたHTTPヘッダは、次の(4)に
示すような情報を含んでおり、ファイルの属性を示して
いる。このファイルの属性は、filename1で特
定されるファイル(初期メニュー画面)のものである。
【数1】 ここで、Content−Lengthは、ヘッダを除
いたボディ部分(今回の場合、初期メニュー画面を構成
するデータ)のデータサイズを示し、Content−
Typeは、ボディ部分がMPEGデータであるか、J
PEGデータであるか、テキストデータであるか等のよ
うにメディアの種別を示し、Content−Lang
uageは、その言語を示し、Last−Modifi
edは、ボディの部分が最後に更新された時刻を示し、
さらに、Versionは、そのバージョンを示してい
る。
【0048】このように、応答メッセージには、Con
tent−lengthやContent−Type等
のフィールドがある。HTTPヘッダ解析部320は、
これらのフィールドのうち、特にデータサイズとメディ
アの種別を利用して、初期画面用データを赤外線を用い
て転送するか、PHSを用いて転送するかを判定する
(ステップS540)。本実施形態では、具体例とし
て、メディアの種別がMPEGやJPEGであれば赤外
線を用いて転送し、テキストデータであればPHSを用
いて転送すると判定することとする。なお、テキストデ
ータであっても、そのデータサイズが一定値以上であれ
ば赤外線を選択するように判定する。転送経路(赤外線
又はPHSの無線伝送路)の判断結果は、HTTPヘッ
ダ解析部320からボディアクセス部330へ通知され
る。ボディアクセス部330は、携帯マルチメディア端
末102が赤外線で初期画面用データを受信待ちすべき
場合に限って受信経路を指示するメッセージを作成し、
PHSで携帯マルチメディア端末102へ通知する。な
お、現時点では、初期画面用データはテキストデータで
あって、データサイズは一定値未満であると仮定する。
したがって、HTTPヘッダ解析部320は、PHSを
用いて初期画面用データを転送するに判定する。ボディ
アクセス部330は、転送経路の判定と並行して、aa
a.bbb.cccで特定されるサーバーから初期画面
用データを獲得するため、下記(5)に示すようなGE
T要求をネットワークインタフェース210を介して発
行する(ステップS510)。 GET http://filename1…(5)
【0049】サーバーからネットワークインタフェース
210を経由して、応答データ(初期画面用データ)が
ボディアクセス部330に返ってくると(ステップS5
11)、ボディアクセス部330は、決定した無線経路
に従って、PHS用の低速データ通信処理部300又は
赤外線用の経路制御部350へと応答データを転送す
る。上述したように、現時点では、PHSの無線伝送路
を、初期画面用データを転送する経路として決定されて
いるので、低速データ通信処理部300が、ステップS
506で発行されたGET要求メッセージに対する応答
メッセージを作成する。この応答メッセージは、PHS
基地局220を経由して携帯マルチメディア端末102
へ送信される(ステップS512)。携帯マルチメディ
ア端末102は、初期画面用データをPHSモデムカー
ド420を用いて受信し、CPUモジュール440を用
いて再生し、その後、液晶表示装置470に初期画面に
関する映像を表示したり、ヘッドセット460から初期
画面に関する音声を出力したりして、ユーザに初期メニ
ュー画面を視聴させる。
【0050】(4)情報検索フェーズ ユーザは、初期メニュー画面を参照して、獲得したい画
像、映像番組等をアクセスする場合の本システムの動作
は、次のようになる。初期画面用データには、ユーザが
アクセス可能な画像、映像番組等のURIが含まれてい
る。液晶表示装置470は、当該初期画面用データに基
づいて、画像、映像番組等の情報をメニューとして表示
する。ユーザは、現在表示されている情報を参照して、
入力装置480を用いて好みのマルチメディアデータを
選択し、コマンドを入力する。CPUモジュール440
は、ユーザの好みの画像や映像等を獲得するために、こ
の入力に基づいて、下記(6)に示すようなGET U
RIメッセージを作成する。 GET http://xxx.yyy.zzz/filename2 …(6) ここで、xxx.yyy.zzzがユーザーによって選
択されたマルチメディアデータを蓄積しているサーバー
の識別情報を表し、filename2がこのマルチメ
ディアデータを格納するファイルを表す。このGET
URIメッセージは、PHSモデムカード420からP
HSの無線伝送路を介して、マルチメディア中継ノード
110に発行される(ステップS520)。GET U
RIメッセージは、マルチメディア中継ノード110が
内部に含むPHS基地局220と低速データ通信処理部
300とを経由して、HTTPプロキシ310に送られ
る。HTTPプロキシ310は、上記(6)に示すGE
T URIメッセージに記述されているサーバーxx
x.yyy.zzzのネットワークアドレスを知ってお
り、当該サーバーからfilename2で特定される
ファイルを入手しようとする。そこで、HTTPプロキ
シ310は、まず、このファイルのHTTPヘッダ情報
を獲得するために、下記(7)に示すようなヘッダ要求
を作成し、xxx.yyy.zzzで特定されるサーバ
ー宛に、ヘッダ要求をネットワークインターフェース2
10を介して発行する(ステップS521)。 HEAD http://filename2…(7)
【0051】xxx.yyy.zzzで特定されるサー
バーからは、ヘッダ応答が返信され(ステップS52
2)、その内容がHTTPプロキシ310からHTTP
ヘッダ解析部320へ渡される。ヘッダ応答に記述され
たHTTPヘッダには、(4)に示したものと同様の内
容であって、filename2で特定されるファイル
が有する属性に関する情報が含まれている。HTTPヘ
ッダ解析部320は、ステップS540での処理と同様
に、Content−lengthとContent−
Typeを参照して、filename2で示されるフ
ァイルのデータサイズとメディアの種別を調べ、ステッ
プS520で発行されたGET URIメッセージに対
する応答データ(filename2で特定されるファ
イル)の転送経路を赤外線にするかPHSの無線伝送路
にするかを判定する(ステップS550)。今回は、上
記ファイルがMPEG形式で圧縮された映像データであ
ると仮定する。したがって、Content−Type
は、MPEGを示すファイルの種別がセットされている
ことから、HTTPヘッダ解析部320は、赤外線経路
で転送するように判定する。
【0052】転送経路の判定結果は、HTTPヘッダ解
析部320からボディアクセス部330へ通知され、ま
ず、携帯マルチメディア端末102が赤外線経路でMP
EGデータの受信待ちをするように、受信経路を指示す
るメッセージを作成する。この受信経路指示メッセージ
は、低速データ通信処理部300、PHS基地局220
及びPHSの無線伝送路を介して携帯マルチメディア端
末102へ送られる(ステップS523)。受信経路指
示メッセージは、下記(8)に示すように、ステップS
520で発行されるGET URIメッセージに対応す
る応答メッセージと同様の形式を有しており、その内部
情報であるステータスコードに、赤外線を用いてデータ
転送する事を示す値を書き込んでおくことで、一旦、携
帯マルチメディア端末102側でのGET URIメッ
セージに関するプロトコル処理を正常に終了させ、時分
割多重化処理により割り当てられた赤外線チャネルでの
受信待ち状態に移行させる(ステップS560)。
【数2】 ボディアクセス部330は、上記の受信経路指示メッセ
ージの作成と並行して、xxx.yyy.zzzで特定
されるサーバーからMPEGのデータを獲得するため、
下記(9)に示すようなGET要求メッセージを作成
し、ネットワークインタフェース210を介して当該サ
ーバーに発行する(ステップS524)。 GET http://filename2…(9)
【0053】xxx.yyy.zzzで特定されるサー
バーは、受け取ったGET要求メッセージに応答してM
PEGのデータを、ネットワークインタフェース210
を経由して、ボディアクセス部330に送る(ステップ
S525)。ボディアクセス部330は、受け取ったM
PEGデータを赤外線用の経路制御部350へ転送す
る。経路制御部350は、携帯端末管理テーブル370
を参照して携帯端末102の現在位置を調べた後、その
現在位置に対応する赤外線セルにのみMPEGデータを
転送するように、高速データ転送処理部340〜343
の中で該当するもの(今回の場合、高速データ転送処理
部340)を選択して、MPEGデータを転送する。高
速データ通信処理部340は、このMPEGデータがス
テップS520で発行されたGET URI要求メッセ
ージに対応する応答データであることを携帯マルチメデ
ィア端末102側で判断できるように、ヘッダ情報にU
RI、Content−Type、Content−L
engthの値をセットし、当該ヘッダ情報とボディで
あるMPEGデータとからなる応答メッセージを作成
し、赤外線送信器230と投光器240を経由して、携
帯マルチメディア端末102へ送信する(ステップS5
26)。
【0054】携帯マルチメディア端末102は、まず、
赤外線受信モジュール410が内部に有する受光部41
1、プリアンプ412、AGC413、復調回路41
4、同期検出回路415、エラー訂正部416及びヘッ
ダ解析部417の処理によって応答メッセージを再生
し、次にヘッダ解析部417において、受信中のデータ
のURIや、データの種類がMPEGであることや、そ
のデータ全体のサイズを知る。さらに、受信中のMPE
Gデータをデコードするために、映像デコードモジュー
ル430へデータを転送し、再生した結果をヘッドセッ
ト460や液晶表示装置470から出力する。なお、セ
レクタ450とセレクタ451は、受信データの種別が
MPEGである場合は映像デコードモジュール430の
出力を選択するように動作する。
【0055】上記の実施形態では、filename2
で示されるデータがMPEGに基づいて圧縮されている
場合について説明したが、これが静止画(JPEG形式
とする)の場合であっても、マルチメディア中継ノード
110の動作はMPEGデータの場合と同様である。た
だし、携帯マルチメディア端末102は、赤外線経路で
受信したJPEGデータを、CPUモジュール440で
ソフトウェアデコードして、液晶表示装置及びヘッドセ
ット460へ出力する点が異なる。
【0056】以上のように本実施形態によれば、携帯マ
ルチメディア端末は、PHS経路でデータ検索要求を発
行して、応答データを赤外線経路で受信することができ
るので、動画や静止画の高速検索に適した無線通信シス
テムを構築できる。しかも、マルチメディア中継ノード
110が2種類の無線インタフェースを動的に切り替え
ても、携帯マルチメディア端末は、ステップS520で
PHS経路を用いて発行したGET要求メッセージに対
応する応答メッセージを受信する間に、受信経路を赤外
線経路へ切替え(ステップS523参照)と同時に、P
HSに関するプロトコル処理を正常終了するようにして
いる。したがって、携帯マルチメディア端末では、HT
TPプロトコルに変更を加える必要が一切なくなる。こ
れによって、上記のような、動画等の高速検索に適した
無線通信システムを容易に実現できるという効果もあ
る。さらに、ハイパーテキスト構造を有する動画等の検
索には業界標準のHTTPを使用するので、有線網に接
続されているWWWサーバーとの整合性が良く、柔軟性
と拡張性に富んだ無線通信システムを容易に構築できる
という効果もある。
【0057】なお、本実施形態では、無線インタフェー
スを赤外線とPHSとしたが、PHSの代わりに無線L
ANとしてもよい。また、本実施形態では、初期画面用
のURIを赤外線経路で携帯マルチメディア端末へ転送
するようにしていたが、前述したように、赤外線セルが
PHSセルに内包されるようなセル構成を採っているの
で、PHS経路で各赤外線セルに固有のURIを送るこ
ともできる。この場合、マルチメディア中継ノード11
0は携帯端末管理テーブル370にURIを保持し、携
帯マルチメディア端末が新たに赤外線セルに入ってきた
ことを携帯端末管理テーブル370の更新時(ステップ
S504参照)に検出して、その赤外線セルに対応する
URIをPHSで送出するという手順になる。
【0058】さらに、本実施形態では、初期メニュー転
送フェーズにおけるステップS530の処理の説明にお
いて、高速データ通信処理部340は、送信メッセージ
のヘッダ部にセットする初期画面用のURIを、最も優
先順位の高いURIとしたが、優先順位の下位のURI
をセットして赤外線帯域のトラフィックを制御してもよ
い。その場合の手順は、次のように行う。なお、URI
の優先順位を付与する方法は、そのURIが指定する初
期メニュー画面に含まれる動画や静止画のデータ量が多
いものや、初期メニュー画面からリンクが張られている
動画や静止画のデータ量の多いものほど、優先順位を高
く設定するものとする。また、最下位のURIは、テキ
ストデータだけの初期メニュー画面を構成するものとす
る。位置登録フェーズによって、携帯マルチメディア端
末102が新規に赤外線セル260内に入ったことが携
帯端末管理テーブル370に登録されると、携帯端末管
理テーブル370は、現在その赤外線セル260に登録
されている携帯マルチメディア端末の総数を基に、1端
末当たり使用可能な赤外線帯域の割り出す。例えば、こ
の値が1.5Mbps以上であれば、すべての携帯マル
チメディア端末が同時にMPEG1のデータを検索して
も支障がないことを表すので、携帯端末管理テーブル3
70から高速データ通信処理部340へは、経路制御部
350を経由して、最上位の優先順位のURIを選択す
るように通知される。逆に、1端末当たりの使用可能な
赤外線帯域の値が数100Kbps程度であれば、なる
べく動画や静止画による赤外線経路でのデータ転送が発
生しないように、下位のURIを選択するような通知
が、経路制御部350を経由して高速データ通信処理部
340へ送られる。そして、1端末当たりの使用可能な
赤外線帯域の値が数10Kbpsになれば、新規に赤外
線セルに入ってきた携帯マルチメディア端末には、テキ
スト情報だけしか見えないようにして赤外線帯域のトラ
フィック発生を防ぐよう、最下位のURIを選択するよ
うな通知がなされる。高速データ通信処理部340で
は、指定された順位のURIを初期メニュー転送用メッ
セージのヘッダ部分にセットする(ステップS53
0)。この初期メニュー転送用メッセージは、赤外線送
信器230と投光器240によって赤外線信号に変換さ
れ、携帯マルチメディア端末102に伝える(ステップ
S505)。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る無線通信システムの
概略構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示すマルチメディア中継ノード110の
ブロック構成、及び、図1に示すシステムで用いられる
無線セルの構成を示す図である。
【図3】図2に示す中継サーバー200の構成をより詳
細に示すブロック図である。
【図4】図1に示す携帯マルチメディア端末100〜1
02の詳細な構成を示すブロック図である。
【図5】本発明の一実施形態に係る無線通信システムの
動作を示すシーケンスチャートである。
【図6】従来の無線通信システムの構成を示すブロック
図である。
【符号の説明】
101〜102…携帯マルチメディア端末 110…マルチメディア中継ノード 120…ネットワーク 130〜132…サーバー 200…中継サーバー 210…ネットワークインタフェース 220…PHS基地局 230〜233…赤外線送信器 240〜243…投光器 300…低速データ通信処理部 310…HTTPプロキシ 320…HTTPヘッダ解析部 330…ボディアクセス部 340〜343…高速データ通信処理部 350…経路制御部 360…制御信号処理部 370…携帯端末管理テーブル 410…赤外線受信モジュール 420…PHSモデムカード 430…映像デコードモジュール 440…CPUモジュール 450〜451…セレクタ 460…ヘッドセット 470…液晶表示装置 480…入力装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 郡司 嘉規 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 端末が、サーバーの内部に蓄積されたデ
    ータのうち所望のデータを、中継ノードを介して受信す
    るような無線通信システムにおいて、 前記中継ノードは、 有線伝送路を介して前記サーバーと、さらに、互いにデ
    ータ転送速度の異なるN種類(Nは2以上の整数)の無
    線伝送路を介して前記端末と通信可能に接続されてお
    り、 前記有線伝送路との接続を行う有線インターフェース
    と、 前記N種類の無線伝送路との接続を行う第1〜第Nのノ
    ード側無線インターフェースと、 前記有線伝送路と、前記N種類の無線伝送路のいずれか
    との間で前記データの中継処理を行う中継手段とを備
    え、 前記中継手段は、 前記有線インターフェースを介して、前記所望のデータ
    をアクセスし、 前記アクセスしたデータの属性を解析し、 前記解析の結果に基づいて、前記アクセスしたデータを
    前記端末に送信する際に用いるM種類(Mは1以上N以
    下の整数)の無線伝送路を決定し、さらに、 前記アクセスしたデータを、前記決定に基づいて、前記
    M種類の無線伝送路にそれぞれ対応するノード側無線イ
    ンターフェイスを用いて送信することを特徴とする、無
    線通信システム。
  2. 【請求項2】 前記Nが2の場合において、2種類のう
    ち一方の無線伝送路は、PHS(Personal H
    andyphone System)で用いられるPH
    S無線伝送路であり、他方の無線伝送路は当該PHS無
    線伝送路と比較して高速なデータ転送速度を有する赤外
    線であって、 前記中継ノードは、 前記PHS無線伝送路との接続を行い、さらに、前記P
    HSのデータ通信に係る処理を実行する第1のノード側
    無線インターフェースと、 前記赤外線との接続を行い、さらに、赤外線データ通信
    に係る処理を実行する第2のノード側無線インターフェ
    ースとを備え、 前記中継手段は、 前記解析の結果に基づいて、前記アクセスしたデータを
    前記端末に送信する際に、前記PHS無線伝送路及び/
    又は赤外線を用いることを決定し、さらに、 前記アクセスしたデータを、前記決定に基づいて、前記
    PHS無線伝送路及び/又は赤外線に対応する第1及び
    /又は第2のノード側無線インターフェイスを用いて送
    信することを特徴とする、請求項1に記載の無線通信シ
    ステム。
  3. 【請求項3】 前記第1のノード側無線インターフェー
    スは、前記PHSに基づくデータ通信が可能なエリアで
    あるPHSセルを形成し、 前記第2のノード側無線インターフェースは、前記赤外
    線データ通信が可能なエリアである赤外線セルを形成
    し、 前記赤外線セルは、前記PHSセルに内包されることを
    特徴とする、請求項2に記載の無線通信システム。
  4. 【請求項4】 前記中継ノードは、前記第2のノード側
    無線インターフェースを複数備えており、 前記複数の第2のノード側無線インターフェースは、前
    記赤外線データ通信が可能なエリアである赤外線セルを
    個々に形成し、 前記個々の赤外線セルは、前記PHSセルに内包され、
    かつ、互いにオーバーラップしないことを特徴とする、
    請求項3に記載の無線通信システム。
  5. 【請求項5】 前記端末は、 前記所望のデータを前記サーバーに対して要求するため
    に、外部から当該所望のデータを特定できるよう構成さ
    れた入力手段と、 前記N種類の無線伝送路との接続を行う第1〜第Nの端
    末側無線インターフェースと、 前記中継ノードにより決定されたM種類の無線伝送路を
    介して送信されてくるデータを受信できるように、前記
    第1〜第Nの端末側無線インターフェイスを切り替える
    切り替え手段と、 前記受信された所望のデータを出力する出力手段とを備
    え、 前記サーバーに対して要求された所望のデータは、 前記切り替え手段による切り替えに従って、前記M種類
    の無線伝送路にそれぞれ対応する端末側無線インターフ
    ェイスを用いて受信され、さらに、 前記出力手段により出力されることを特徴とする、請求
    項1に記載の無線通信システム。
  6. 【請求項6】 前記端末は、所望の前記データを前記サ
    ーバーに対して要求するために、外部から当該所望のデ
    ータを特定できるよう構成された入力手段と、 前記PHS無線伝送路との接続を行い、さらに、前記P
    HSのデータ通信に係る処理を実行する第1の端末側無
    線インターフェースと、 前記赤外線との接続を行い、さらに、前記赤外線データ
    通信に係る処理を実行する第2の端末側無線インターフ
    ェースと、 前記決定されたPHS無線伝送路及び/又は赤外線を介
    して送信されてくるデータを受信できるように、前記第
    1及び第2の端末側無線インターフェイスを切り替える
    切り替え手段と、 前記受信された所望のデータを出力する出力手段とを備
    え、 前記サーバーに対して要求された所望のデータは、 前記切り替え手段による切り替えに従って、前記PHS
    無線伝送路及び/又は赤外線にそれぞれ対応する第1及
    び/又は第2の端末側無線インターフェイスを用いて受
    信され、さらに、 前記出力手段により出力されることを特徴とする、請求
    項2に記載の無線通信システム。
  7. 【請求項7】 前記サーバーに蓄積されているデータ
    は、所定のデータ圧縮技術を用いて圧縮されており、 前記端末は、前記圧縮されているデータを伸張する伸張
    手段をさらに備え、 前記圧縮されている前記データは、前記伸張手段により
    伸張されたうえで、前記出力手段により出力されること
    を特徴とする、請求項5又は6に記載の無線通信システ
    ム。
  8. 【請求項8】 前記第2のノード側無線インターフェー
    スは、自身が形成する赤外線セルに向けて、所定のキー
    ワードを送出しており、 前記端末は、前記キーワードを受信し、当該キーワード
    に基づいて、所定のメッセージを自動的に作成して前記
    中継ノードに向けて出力し、これによって、前記所望の
    データを特定して要求することができる、請求項6に記
    載の無線通信システム。
  9. 【請求項9】 前記サーバーは、前記有線伝送路に分散
    的に配置されるハイパーテキスト構造を有するデータを
    蓄積しており、 前記端末は、前記ハイパーテキスト構造を有するデータ
    を、前記サーバーから前記中継ノードを介して受信する
    ためにハイパーテキスト転送プロトコルをさらに備え、 前記中継ノードは、前記ハイパーテキスト転送プロトコ
    ルのプロキシ機能をさらに備える、請求項1〜8のいず
    れかに記載の無線通信システム。
  10. 【請求項10】 前記キーワードとしてURI(Uni
    form Resource Identificat
    ion)が中継ノードに保持されており、 前記第2のノード側無線インターフェースは、自身が形
    成する赤外線セルに向けて、前記URIを送出し、 前記端末は、 前記URIを受信し、当該URIが指定する情報を要求
    するメッセージを自動的に作成して中継ノードに向けて
    出力し、その後、 前記URIが指定する情報を、前記中継ノードから受信
    し、当該情報を出力手段に表示させることによって、所
    望のデータを特定して要求できるようになる、請求項9
    に記載の無線通信システム。
  11. 【請求項11】 前記中継ノードには、優先順位が付与
    された複数個の前記URIが保持されており、 前記第2のノード側無線インターフェースは、前記赤外
    線の帯域の使用状況に応じて、前記優先順位に従って、
    自身が形成する赤外線セルに向けて送出するURIを変
    更することを特徴とする、請求項10に記載の無線通信
    システム。
  12. 【請求項12】 前記端末が、URIを指定することに
    より、所望のデータを要求すると、 前記中継ノードは、 前記URIにより指定された所望のデータのヘッダ情報
    を獲得し、 前記ヘッダ情報が内部に格納しているものであって、前
    記所望のデータの属性に関する情報に基づいて、当該所
    望のデータを要求した端末へ、前記PHS無線伝送路及
    び/又は赤外線を用いて送信することを決定し、さら
    に、 前記URIにより指定された所望のデータを獲得して、
    前記要求をした端末へ、前記決定に基づいて、前記PH
    S無線伝送路及び/又は赤外線を用いて送信する、請求
    項10又は11に記載の無線通信システム。
  13. 【請求項13】 前記ヘッダ情報は、前記属性に関する
    情報として、データの種別を定義する種別情報及びデー
    タサイズを示すサイズ情報とを、少なくとも内部に格納
    しており、 前記中継ノードは、 前記種別情報が時間制約のあるデータを示している場
    合、又は、前記サイズ情報が、所定のサイズ以上を示し
    ている場合に限り、前記所望のデータを赤外線のみを用
    いて送信することを決定する、請求項12に記載の無線
    通信システム。
JP1947497A 1997-01-31 1997-01-31 無線通信システム Pending JPH10224407A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1947497A JPH10224407A (ja) 1997-01-31 1997-01-31 無線通信システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1947497A JPH10224407A (ja) 1997-01-31 1997-01-31 無線通信システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10224407A true JPH10224407A (ja) 1998-08-21

Family

ID=12000337

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1947497A Pending JPH10224407A (ja) 1997-01-31 1997-01-31 無線通信システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10224407A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003529953A (ja) * 1999-03-23 2003-10-07 モトローラ・インコーポレイテッド 通信システムにおいてマルチメディア情報を搬送する方法
KR100628010B1 (ko) * 1998-09-14 2006-09-27 오픈웨이브 시스템즈, 인코포레이티드 네트워크와 상호작용하기 위한 대화식 양방향 통신 장치의 구성 및 방법
JP2010050977A (ja) * 2002-06-06 2010-03-04 Thomson Licensing 移動体端末

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100628010B1 (ko) * 1998-09-14 2006-09-27 오픈웨이브 시스템즈, 인코포레이티드 네트워크와 상호작용하기 위한 대화식 양방향 통신 장치의 구성 및 방법
JP2003529953A (ja) * 1999-03-23 2003-10-07 モトローラ・インコーポレイテッド 通信システムにおいてマルチメディア情報を搬送する方法
JP4664506B2 (ja) * 1999-03-23 2011-04-06 モトローラ・インコーポレイテッド 通信システムにおいてマルチメディア情報を搬送する方法
JP2010050977A (ja) * 2002-06-06 2010-03-04 Thomson Licensing 移動体端末
US8289937B2 (en) 2002-06-06 2012-10-16 Thomson Licensing Internetworking between WLAN and a mobile communications system

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4142051B2 (ja) 選択呼出受信機を広範囲に分布した情報源に結合する方法およびシステム
US9721541B2 (en) Portable communication device for an advanced display
US7835735B2 (en) Roaming-service-enabling system, roaming-service-enabling method and roaming-service-enabling program
US8117313B2 (en) System and method for adaptive formatting of image information for efficient delivery and presentation
US6341133B1 (en) Information providing apparatus and portable communication terminal
US7155679B2 (en) Digital media frame
US6684088B1 (en) System and method for displaying electronic mail messages on a low bandwidth device
CN100518125C (zh) 通信装置、系统和方法
US8407260B2 (en) Method and apparatus for caching broadcasting information
EP2493191B1 (en) Method, device and system for realizing hierarchically requesting content in http streaming system
US20040199550A1 (en) Information management technique
CN1792069A (zh) 用于提供包括多种电子设备的虚拟工作区的技术
JP2001154903A (ja) 無線ネットワーク通信システム
US7650567B2 (en) Reception apparatus and information browsing method
CN117596232A (zh) 流媒体快速启动方法、装置和系统
JPH10224407A (ja) 無線通信システム
KR101445412B1 (ko) 미디어 컨텐츠 전달 시스템, 입력 수신 장치, 관련 장치, 미디어 전달 장치 및 사용자 터미널
JPH10134038A (ja) 文書情報送信装置、文書情報受信装置、および文書情報処理装置
JP2003150496A (ja) Webコンテンツの配信方法およびシステム並びに送受信端末装置、配信中継装置
US20120151082A1 (en) Apparatus and method for providing streaming service in a portable terminal
KR20050077208A (ko) 무선 통신 단말기의 방송 프로그램 정보 검색 방법
JP2002358255A (ja) バーコードをurlに変換する方法及びシステム
WO2001046813A1 (fr) Systeme de communication pour telecharger un document structure
KR20080050748A (ko) 웹페이지 컨텐츠 다운로드 방법 및 그 단말기
WO2001022297A1 (en) Digital media frame