JPH1022435A - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents

半導体装置及びその製造方法

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JPH1022435A
JPH1022435A JP17247096A JP17247096A JPH1022435A JP H1022435 A JPH1022435 A JP H1022435A JP 17247096 A JP17247096 A JP 17247096A JP 17247096 A JP17247096 A JP 17247096A JP H1022435 A JPH1022435 A JP H1022435A
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semiconductor device
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Masaaki Takahashi
正昭 高橋
Toshio Ogawa
敏夫 小川
Kazuji Yamada
一二 山田
Masahiro Aida
正広 合田
Noritaka Kamimura
典孝 神村
Kazuhiro Suzuki
和弘 鈴木
Hiroyoshi Kokado
博義 小角
Masahiko Ogino
雅彦 荻野
Toshiaki Ishii
利昭 石井
Junichi Saeki
準一 佐伯
Shigeharu Tsunoda
重晴 角田
Tsunehiro Endo
常博 遠藤
Tatsuya Shigemura
達也 茂村
Tetsuo Kumazawa
鉄雄 熊沢
Kinya Nakatsu
欣也 中津
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Hitachi Ltd
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    • H01L2224/73265Layer and wire connectors

Abstract

(57)【要約】 【課題】 絶縁特性が充分に向上できるようにした半導
体装置及びその製造方法を提供すること。 【解決手段】 半導体チップ4などの電子部品に接続し
たリードフレーム2の入出力端子になる部分22を、図
2(c)に示すように、折り曲げて上型91内に配置し、
樹脂封止後、図2(e)に示すように、引き起こして入出
力端子とすることにより、トランスファモールド工法に
よる樹脂層の上面に入出力端子が得られるようにしたも
の。 【効果】 熱硬化性樹脂のトランスファモールド封止さ
れたにもかかわらず、ベース基板のヒートシンク面とは
反対側の面に入出力端子を有する半導体装置を容易に得
ることができるので、入出力端子と冷却フィン間の絶縁
耐圧を大幅に向上させ、インバータ装置など電力用の半
導体モジュールに適用可能な半導体装置を容易に得るこ
とができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、樹脂封止型の半導
体装置とその製造方法に係り、特にインバータ装置など
の電力変換装置のスイッチング素子として好適な半導体
装置及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】インバータ装置など、特に電力を扱う半
導体装置では、いかにして効率的な冷却が得られるかが
重要な命題であり、このため、金属ベース回路基板を用
い、その一方の面上に、半導体素子、或いは半導体素子
とそれらを制御するドライバIC、抵抗、コンデンサな
どの各種電子部品を搭載し、金属ベース回路基板の他方
の面を露出した状態にして樹脂で気密封止し、半導体モ
ジュール化した樹脂封止型の半導体装置が従来から使用
されている。
【0003】例えば、公開特許公報(A)昭60−746
55号では、複数の半導体素子が搭載された金属ベース
回路基板の側面を樹脂のケースで覆い、シリコーン系ゲ
ル及びエポキシ系樹脂で気密封止した半導体モジュール
について開示しており、これによれば、金属ベース回路
基板の露出面に直接放熱フィンが取付けられるので、必
要とする冷却能力を容易に得ることができる。
【0004】ところで、これら従来の半導体モジュール
では、その外部回路との接続端子、すなわち入出力端子
が、気密封止に用いられたエポキシ系樹脂の表面、つま
り、金属ベース回路基板の金属表面が露出して放熱面に
なっている面とは反対側の面に配置されており、この結
果、従来の半導体モジュールによれば、以下の利点があ
る。
【0005】まず、入出力端子が金属ベース回路基板の
放熱面、更には放熱フィンと反対側にあるので、共通電
位(アース)との間の沿面距離が長くとれ、良好な絶縁特
性が確保できるという利点がある。
【0006】次に、入出力端子が半導体モジュールの樹
脂の表面にあることにより、例えば電源回路、或いは制
御回路など各種外部回路装置を前記半導体モジュールの
上面に積み重ね配置するることができ、この結果、各種
外部回路との接続のための配線間距離が短くでき、ノイ
ズの低減と、これによる信頼性の向上が得られ、更には
半導体モジュール自体を含むシステムの取付面積が小さ
くでき、小型化が図れるという利点がある。
【0007】しかしながら、従来の半導体モジュール
は、上記したように、樹脂封止に際して樹脂ケースが必
要であり、この結果、部品点数や組立工程数が多いとい
う問題があり、低価格化に限界があった。
【0008】一方、例えば特公平3−63822号公
報、或いは特公平6−80748号公報では、気密封止
にトランスファモールド法を用い、リードフレームのベ
ッド部に半導体素子を搭載した上で、2重に樹脂モール
ドしたトランジスタアレイのような半導体装置について
開示している。
【0009】そこで、以下、これら従来技術のうち、特
公平6−80748号公報に開示されている半導体装置
について、図15により説明すると、半導体チップ4
は、リードフレーム2に設けてあるベッド部(熱拡散板)
21上にマウント(はんだ)材3で固着され、半導体チッ
プ4とリード部22間をボンデイングワイヤ5で接続さ
れている。
【0010】次に、半導体チップ4とボンデイングワイ
ヤ5及び半導体チップ4が搭載されたリードフレーム2
のベッド部21の裏面を除くリード部22を第1のモー
ルド樹脂層61でモールドして気密封止し、さらに、ベ
ッド部21の絶縁と放熱を考慮して、ベッド部21とヒ
ートシンク1間及び第1のモールド樹脂層61で覆われ
た部分の側面を第2のモールド樹脂層62で再度モール
ドし、2層の樹脂封止構造にしたものである。
【0011】ここで、この半導体モジュールは、図15
から明らかなように、外部回路と接続するためのリード
部(入出力端子)22が半導体モジュールの側面にあり、
このため、入出力端子とヒートシンク間の距離が極端に
短くなっている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術は、入出
力端子の位置や、これに対する電線路の接続方法いにつ
いて配慮がされておらず、絶縁性能の確保や小型化促進
の点で問題があった。以下、この点について説明する。
気密封止にトランスファモールド法を用いた従来の半導
体モジュールは、樹脂封止に際してケースを要しないの
で、製造工程が簡単でコストも抑えられるという利点を
有している。
【0013】しかしながら、この半導体モジュールは、
前述したように、入出力端子が半導体モジュールの側面
にあるため、半導体チップが搭載されているベッド部2
1とヒートシンク1間が樹脂で絶縁されていても、側面
に露出している入出力端子とヒートシンク間、又はそれ
に取り付けられる放熱用フィン間の距離が短いため、絶
縁性能の保持が難しく、このため、比較的高電圧を扱う
インバータ装置などの電力装置には適用が困難であっ
た。
【0014】また、入出力端子が半導体モジュールの側
面にあるため、制御回路などの外部回路を積み重ねるこ
とことができず、例えば、インバータ装置に適用した場
合、システムの小型化が困難であり、入出力端子がリー
ドフレームのままなので、電線との接続にボルト締めが
できないなどの問題があった。
【0015】さらに、図15に示されているように、半
導体チップが搭載されているベッド部21とヒートシン
ク1間での絶縁のため、これらの間に第2のモールド樹
脂62の層を介在させているので、モールド時、治具に
よって固定され間隔が一定となっているとはいえ、一般
の金属ベース回路基板で用いられている絶縁樹脂層と比
較した場合、モールド樹脂層では厚み精度が劣り、この
ため、熱伝達特性にばらつきが多く見られるという問題
もあった。
【0016】本発明の目的は、トランスファモールド法
によって樹脂封止された従来の半導体装置で絶縁性低下
の原因となっている入出力端子の位置を、金属ベース回
路基板の金属表面が露出したヒートシンク側の面から見
て反対側にあたる封止樹脂面で、この樹脂部分の最外周
から内側にあたる部分に配置できるようにし、これによ
り絶縁特性の向上が得られるようにした半導体装置及び
その製造方法を提供することにあり、更には、従来のト
ランスファモールド法では達成できなかった入出力端子
のボルト締めによる外部回路との接続を可能にした半導
体装置及びその製造方法を提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】トランスファモールド法
による樹脂封止された従来の半導体モジュールは、リー
ドフレーム上に半導体チップを搭載した後、金型に入
れ、熱硬化性樹脂を加圧封入することで得られる。
【0018】このときの製法は、基本的には、個別半導
体装置、或いはIC等の樹脂封止法と同じで、外部回路
と接続するための入出力端子となるリード部分は、モー
ルド時、上型(上側の金型)と下型(下側の金型)の間に挾
み込まれ、更にリード部分にはダムなどを形成して樹脂
が回り込まないように工夫していた。
【0019】つまり、上記した従来の半導体モジュール
の入出力端子が側面に形成されている理由は、これらの
手法によるものであったからである。そこで、本発明の
目的を達成するためには、入出力端子と金型の形状、及
び金型への挿入方法を変えなければならない。従って、
本発明の目的は、以下に説明する手段により達成され
る。
【0020】第1の手段は、予め金属ベース回路基板の
入出力端子となるリード部分を金属ベース回路基板から
垂直に引出し、更に、このリード部が封止樹脂から露出
する部分を、金型内の天井部分で、且つ封止後、樹脂の
上面となる位置で、金属ベース回路基板と平行になるよ
うに折り曲げておくようにしたものである。
【0021】この際、金属ベース回路基板と平行になる
ように折り曲げられた入出力端子の表面で、樹脂封止
後、樹脂に接触する部分、或いは埋没する部分に、ポリ
イミドテープを貼付るか、シリコーン系又はフッソ系の
離型剤を塗布するかして、樹脂封止後入、出力端子を樹
脂から剥離して金属ベース回路基板に対して垂直に立て
られるようにしておく。
【0022】そして、この折り曲げたリード部が接続さ
れた金属ベース回路基板を金型に挿入し、通常のトラン
スファモールド法で樹脂を加圧封入する。次いで、樹脂
面から露出したリード部分を垂直に引き起こすことで、
封止樹脂の上面に入出力端子が配置された半導体装置を
得ることができる。
【0023】次に、第2の手段について説明すると、こ
れは、上記した第1の手段の一部を変えたもので、入出
力端子となるリード部の樹脂から露出部分を折り曲げず
に、従来技術と同様に上型と下型の間に挾み込んでモー
ルドし、半導体チップなどが搭載された回路部分だけを
第1の樹脂で封止した後、樹脂の端面に露出したリード
部を樹脂の端面に沿って折り曲げ、第1の樹脂の表面に
もたらした上で、リード部の樹脂側面に露出している部
分を含む側面全体を第2の樹脂で封止するようにしたも
のである。
【0024】一方、ねじ止め接続形の入出力端子を有す
る半導体装置の形成手段は、基本的には、上記した第1
と第2の手段と同じである。しかしながら、このとき
は、モールド樹脂面に雌ねじ部材(ナット)を挿入する穴
を形成する必要があり、このため上型に加工を要する。
すなわち、上型の天井の面に、モールド樹脂の内部に入
り込むようにした凸部を形成するのである。
【0025】この場合、リード部は、穴が形成された面
と同じ面で、穴のある位置とは反対の方向に折り曲げら
れており、穴にナットを挿入した後、リード部をナット
の位置に折り返えすことにより、ねじ止め接続形の入出
力端子を有する半導体装置を得ることができる。
【0026】別の手段としては、所望の位置に折り曲げ
られたリード部の入出力端子となる部分に予めナットを
取付けておき、そのまま樹脂封止する方法がある。この
場合、ナットに締め付けたビスの先端が飛び出す部分に
空間を確保する必要があり、このため、予めナットを所
望の容器に入れ、この容器をリード部に取付けるように
してある。
【0027】従って、これらの手段によれば、入出力端
子が封止樹脂の上面で、封止樹脂の上面から見て外周の
内側に配置できるので、絶縁耐圧を大幅に向上させるこ
とができる。
【0028】また、このように、入出力端子が封止樹脂
の上面に配置できるようになった結果、例えば、コント
ロール回路、或いは電源回路など各種の外部回路を半導
体モジュールの上面に配置することができ、システムの
小型化が図れる。
【0029】さらに、上記手段によれば、ねじ止め接続
形の入出力端子を有する半導体装置を得ることができる
ので、外部回路との接続をビスねじ締めで行なえること
になり、接続部の信頼性が向上する。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、本発明による半導体装置及
びその製造方法について、図示の実施形態例により詳細
に説明する。
【0031】実施形態 この実施形態は、入出力端子の樹脂から露出する部分
が、金属ベース回路基板に対して垂直方向に立ち上げ配
置された半導体装置を対象としたもので、以下、この実
施形態について、図1(a)〜(e)により説明する。
【0032】まず、図1(a)、(b)に示す半導体素子の組
立体Aを作成する。すなわち、例えばアルミ合金板など
の所望の金属板からなる金属ベース回路基板7を用意す
る。この金属ベース回路基板7の一方の面、つまり図1
(b)では上側の面には、絶縁層71と、電極配線72が
形成してあり、他方の面、つまり図1(b)では下側の面
はそのまま露出され、ヒートシンク面となる。
【0033】そして、この電極配線72の上に、複数の
半導体チップ4(或いは半導体チップとそれを制御する
ドライバIC、抵抗、コンデンサなど)を、はんだ付け
など公知の方法により搭載し、さらにリードフレーム2
を電極配線72の所望の位置に、同じく公知の方法で接
続する。
【0034】ここで、まず22は、リードフレーム2の
入出力端子となる部分(リード部と記す)を表わし、23
は、リードフレーム2のタイバー及び後で切り離される
部分を表わす。そして、26は、電極配線72に対する
リードフレーム2の接続部を表わす。
【0035】リードフレーム2は、図1(b)に示すよう
に、電極配線72に対する接続部26から、金属ベース
回路基板7に対して垂直に折り曲げられ、さらに、封止
される樹脂の厚みの高さ、つまり樹脂封止の際に用いら
れる上型と下型からなる金型(後述)の内、上型の天井に
接する位置で金属ベース回路基板7と平行となるように
折り曲げ成形されている。
【0036】ここで、リードフレーム2の金属ベース回
路基板7と平行となるように折り曲げられた部分の内、
リード部22から先の部分23は、後述するように、上
下の金型にはさみ込まれて封止樹脂から露出する部分
で、その後の工程で切り離される部分である。
【0037】そして、樹脂封止工程では、このリード部
22の折り曲げられて樹脂と接する面には、離型剤8と
して示してあるように、シリコーン系又はフッ素系の樹
脂の塗布層を設けたり、或いはポリイミド系樹脂のテー
プを貼るなどの処理を施しておく。
【0038】次に、図1(c)は、この半導体素子組立体
Aをトランスファモールド工法により樹脂で封止する工
程で、該組立体Aは、上型91と下型92からなる金型
9の中に挿入され、熱硬化性の樹脂によりモールド樹脂
6を形成させ、加圧封止される。
【0039】このとき、リードフレーム2の入出力端子
となるリード部22から先の部分23は、従来技術での
トランスファモールド工法と同様に、上型91と下型9
2の接合面に挟み込まれている。
【0040】ここで用いられた封止用の熱硬化性樹脂
は、ガラス転移温度以下の熱膨張係数が6〜20×10
6/℃の範囲内にあるノボラック型エポキシ樹脂、ビフ
ェニール型エポキシ樹脂、ナフタリン骨格を有するエポ
キシ樹脂、及びシクロペンタジェンエポキシ樹脂の中か
ら選ばれたものである。
【0041】なお、ガラス転移温度以下の熱膨張係数が
6〜20×106/℃の範囲を越える樹脂を用いた場合
は、モールド樹脂6と金属ベース回路基板7の熱膨張係
数差により、反りの発生や内部応力による半導体素子の
破壊発生などの不具合が生じる。
【0042】図1(d)は、樹脂封止後の断面図で、樹脂
封止後、リードフレーム2のタイバーなどの不要部分2
3は切断される。
【0043】図1(e)は、樹脂表面上に片面が接するよ
うに封止された入出力端子となるリード部22をモール
ド樹脂6の表面から引き起こし、垂直に立てる工程を示
したもので、このとき、予め離型剤8が設けてあるの
で、モールド樹脂6からは容易に剥離される。なお、以
上の結果、この実施形態による半導体装置では、封止
用モールド樹脂6の表面には、出力端子となったリード
部22の剥離痕63が残る。
【0044】従って、この実施形態によれば、図1
(e)に示すように、金属ベース回路基板7のヒートシン
ク面とは反対側にある封止用モールド樹脂6の表面か
ら、リード部22が垂直に突き出て入出力端子を構成し
ている半導体装置を容易に得ることができる。
【0045】次に、図2は、図1の実施形態の変形例
で、この変形例は、組立体Aをトランスファモールド工
法により樹脂封止する前でのリードフレーム2のリード
部22の折り曲げ方向を、組立体Aの外側ではなくて、
中心部に向う方向にしたものであり、その他は、図1の
場合と同じである。
【0046】この図2の変形例の場合は、リードフレー
ム2を金型に挟み込む必要がないので、図2(b)に示す
ように、予めリードフレーム2からタイバーなどの不要
部23を切離して、入出力端子となるリード部22だけ
とし、このリード部22の折り曲げられた部分で樹脂と
接する面に、シリコーン系やフッ素系の樹脂、或いはポ
リイミド樹脂などからなる離型剤8が設けてある。
【0047】以下、同様に、まず図2(c)に示すよう
に、この半導体素子の組立体Aを上型91と下型92か
らなる金型9の中に挿入し、ノボラック型エポキシ樹脂
などで気密封止する。このとき、図示のように、上型9
1のリード部22が接する部分には、凹み93を形成し
ておくと良い。
【0048】以下の工程は、図1の場合と同じである。
すなわち、図2(d)に示す樹脂封止後、図2(e)に示すよ
うに、リード部22をモールド樹脂6の表面から引き起
こし、垂直に立てて入出力端子とするのである。
【0049】実施形態 この実施形態は、封止樹脂の上面にある入出力端子に
雌ねじ部材、つまりナットを有し、入出力端子に対する
外部回路からの電線の接続がねじ止めにより得られるよ
うにしたもので、以下、図3により説明する。
【0050】まず、図3(a)は、組立体Aを上型91と
下型92の中に挿入し、トランスファモールド工法によ
り、熱硬化性のモールド樹脂6で加圧封止した状態を示
したもので、この場合も、実施形態と同様、入出力端
子となるリード部22は、予め所望の形状に折り曲げら
れているが、このとき、図2の場合と同様に、折り曲げ
方向は、中心方向にしてある。そして、このとき、リー
ド部22にはねじ用の孔24が設けてある。
【0051】ここで、上型91には、ナット挿入用の凹
部64(後述)の形成に必要な凸部94が形成してあり、
その位置は、リード部22の折り曲げ方向とは反対の方
向にしてある。
【0052】図3(b)は、樹脂注入後、封止された組立
体Aを金型から取り出した状態を示したもので、上型9
1の凸部94により、モールド樹脂6にはナット挿入用
の凹部(穴)64が形成されている。そこで、まず、この
凹部64にナット10を挿入する。このとき、リード部
22は、このナット10が挿入される凹部64が存在す
る位置とは反対側にある。
【0053】次に、図3(c)に示すように、リード部2
2を引き起こし、ナット10側に折り曲げ、ナット10
の上に重なるようにする。そうすると、予め所望の寸法
に作られているので、リード部22に設けてある孔24
が、ナット10の雌ねじ孔に一致した状態となり、これ
により、図示のように、下側にナット10が位置したリ
ード部22がモールド樹脂6の表面に形成され、ねじ止
め接続が可能な入出力端子を有する半導体装置か得られ
ることになる。なお、この結果、モールド樹脂6のリー
ド部22があった部分には剥離痕63が残る。
【0054】図3(d)は、リード部22に外部リード1
1を接続する様子を示したもので、外部リード11の電
線に取付けてある端子金具の孔にビスねじ12を挿入
し、リード部22の孔24を通してナット10にねじ込
むことにより、容易に、しかも確実な接続を得ることが
できる。
【0055】次に、図4は、この実施形態の変形例
で、ナット10の挿入位置とリード部22の折り曲げ方
向を、図3の場合とは入れ替え、ナット10の位置が中
心よりになるようにしたものである。
【0056】実施形態 この実施形態は、リードフレームのリード部を折り曲
げることなく、そのまま一般的な手法により第1の樹脂
モールドを行った後、リード部の露出している部分を折
り曲げ、さらに第2の樹脂でモールドして露出している
リード部の1部を覆うようにしたものである。
【0057】まず図5(a)に示すように、半導体チップ
などが搭載された組立体Aを、図1で説明した実施形態
と同様に金型に入れ、樹脂を注入して第1のモールド樹
脂層61を形成する。このとき、図示のように、リード
フレーム2は折り曲げずに、そのまま図示してない上型
と下型の接合面に挟み込んだままでモールドする。ま
た、このとき、図3の場合と同様な上型を使用して、ナ
ット挿入用の凹部64を形成しておく。
【0058】次に、第1のモールド樹脂層61の形成
後、リードフレーム2のタイバーなど不要部を切断して
除去し、図5(b)に示すように、ナット挿入部となる凹
部64にナット10を挿入した後、リード部22をモー
ルド樹脂層61の側面に沿って折り曲げ、ナット10の
上に平らに乗るようにする。
【0059】次いで、図5(c)に示すように、これを更
に別の上型91と下型92の間に入れ、樹脂を注入して
第2のモールド樹脂62を側面に形成させ、半導体装置
を得るのである。この場合の樹脂としては、第1のモー
ルド樹脂と同じ熱硬化性樹脂でも良く、或いは熱可塑性
樹脂を用いても良い。
【0060】次に、図6は、図5で説明した実施形態の
変形例で、この場合、ナット10の挿入位置は、第2の
モールド樹脂層62の上になる。
【0061】一方、図7は、外部リードの接続にねじ止
めを要しない場合の変形例で、この場合、図7(a)、図
7(b)に示すようにして、第2のモールド樹脂層62を
形成した後、図7(c)に示すように、単にリード部22
を第1のモールド樹脂層61から引き起こし、金属ベー
ス回路基板7に対して垂直方向になった入出力端子が形
成されるようにするだけでよい。
【0062】ところで、図5、図6及び図7で説明した
半導体装置における第2のモールド樹脂62は、第1の
モールド樹脂61と金属ベース回路基板7の側端面にだ
け形成すれば良いので、金型を用いたモールド工法によ
る必要は特に無い。
【0063】そこで、図8、及び図9に示す変形例で
は、組立体Aに第1のモールド樹脂61を形成後、皿状
の埋込用治具13の中に入れ、第2のモールド樹脂62
となる溶融した熱可塑性樹脂を流し込み、硬化後、埋込
用治具13から取り出すことにより、第2のモールド樹
脂62が形成されるようにしたものである。
【0064】ここで、図8の変形例は、図5(b)で示し
たモジュールを、また、図9の変形レベルは、図7(b)
で示したモジュールを、夫々埋込用治具13に入れ、溶
融した熱可塑性樹脂を流し込み、硬化させて第2のモー
ルド樹脂62を形成させ、硬化後、埋込用治具13を除
くようにしたものである。
【0065】実施形態 実施形態は、外部リード接続用のナットを収容するた
めの凹部を、モールド樹脂に形成するための方法とし
て、モールド用の金型とは独立した中子を用いたもので
ある。
【0066】まず図10(a)に示すように、リード部2
2の孔24が設けてある部分の下側に、所望の形状の金
属製又は樹脂製の中子95を離型剤8により貼り付け、
これを図10(b)に示すように、上型91と下型92か
らなる金型内に挿入し、モールド樹脂6で封止する。
【0067】次いで、モールド封止後、金型から取り出
し、図10(c)に示すように、リード部22を引き起こ
し、離型剤8により貼り付けられていた中子95を取り
除いてやれば、ナット挿入孔64が形成されたモールド
樹脂6が得られる。
【0068】そこで、このナット挿入孔64にナット1
0を挿入し、再びリード部22を折り曲げて元の状態に
戻してやれば、図3(c)、(d)に示した実施形態と同じ
く、入出力端子に外部リード11のねじ止め接続が可能
な半導体装置を得ることができる。なお、この中子を用
いる方法は、図5及び図6の場合にも適用することがで
きる。
【0069】実施形態 実施形態は、外部リード接続用のナットが、樹脂封止
時、そのままモールド樹脂内に埋め込み成形されるよう
にしたものである。
【0070】まず図11(a)に示すように、ナット10
をナットホルダ14に収容し、このナットホルダ14を
リード部22に固着する。このとき、後でナット10及
びナットホルダ14を取り外すことがないので、離型剤
は必要とせず、任意の方法で固着することができる。そ
して、ナットホルダ14は、蓋の無い箱形をしていて、
内部にナット10を収容したとき、その下部に空間が残
るようにしてあり、例えばモールド樹脂6と同じ材質の
樹脂で作られている。
【0071】次いで、図11(b)に示すように、ナット
ホルダ14がリード部22に取付けられている組立体A
を上型91と下型92からなる金型に入れ、熱硬化性樹
脂を封入し、それをナットホルダ14ごと硬化させ、モ
ールド樹脂6を形成する。
【0072】そして、硬化後、金型から取り出せば、図
11(c)に示すように、リード部22の下のモールド樹
脂6内に、ナットホルダ14ごと埋め込まれたナット1
0を有する半導体装置を得ることができる。従って、こ
の実施形態によれば、樹脂封止後、特に加工を必要と
せずに半導体装置を得ることができる。なお、このナッ
トホルダを用いる方法は、図5及び図6の場合にも適用
することができる。
【0073】実施形態 実施形態は、図3に示した、ねじ止め接続形入出力端
子による実施形態を、インバータ装置などに用いられる
半導体モジュールに適用した場合の応用例で、図12
(a)は、この実施形態例6による半導体モジュールMの
端子部分を示したもので、3個のリード部22が樹脂で
絶縁分離され、入出力端子を構成している。
【0074】次に、図12(b)及び(c)は、A−A’線に
よる断面図を示したもので、この例では、図12(b)に
示すように、熱硬化性樹脂で気密封止する際、リード部
22は、上型91の内側面に沿って垂直方向に立てられ
た状態にしてあり、さらに上型91には、図3の場合と
同じくナット挿入用の凹部64を形成するための凸部9
4が設けてある。
【0075】従って、樹脂硬化後、金形から取り出して
ナット挿入用の凹部64にナット10を挿入し、その上
にリード部22を折り曲げ、ナット10にかぶせるよう
にすれば良く、外部リードのねじ止め接続が可能な多数
個の入出力端子を有する電力用の半導体モジュールを容
易に得ることができる。
【0076】実施形態 以上の実施形態は、一部の例を除いて、何れも樹脂モ
ールド加工後、リードフレームの折り曲げ加工、或いは
引き起こし加工を行ない、これにより、入出力端子とな
るリード部を得るようになっている。そこで、これらリ
ードフレームの加工を要する場合に好適な実施形態が、
この実施形態である。
【0077】すなわち、この実施形態は、図13
(a)、(b)に示すように、リードフレーム2の所望の位置
に予め折り溝25を形成しておき、この部分でリード部
22の折り曲げ加工、或いは引き起こし加工を行なうよ
うにしたものである。
【0078】このときの折り溝25の位置は、図示のよ
うに、樹脂封止加工後、リードフレーム2がモールド樹
脂6から外部に露出する部分の根本部分になるようにし
てあり、これにより、リードフレームの曲げ加工を容易
にし、所望の折り曲げ位置に正確に加工することができ
るなどの利点が得られる。
【0079】ところで、以上は、基板として、何れも金
属ベース回路基板7を使用した実施形態により説明した
が、本発明の実施形態は、これに限らないことは言うま
でもなく、例えば図14に示すように、アルミニューム
など、所望の金属からなるヒートシンク1上に絶縁シー
ト15を貼るなどした基板を用い、この基板の上に半導
体チップ4が搭載されたリードフレーム2を貼り合わせ
て半導体素子の組立体Aを得、この半導体素子組立体A
をトランスファモールド工法によりモールド樹脂を形成
させ、加圧封止して半導体装置を得るようにしても良
い。
【0080】
【発明の効果】本発明によれば、熱硬化性樹脂のトラン
スファモールド加工により封止され、ベース基板のヒー
トシンク面とは反対側の面に入出力端子を有する半導体
装置を容易に得ることができるので、入出力端子と冷却
フィン間の絶縁耐圧を大幅に向上させることができる。
【0081】そして、この結果、インバータ装置など電
力用の半導体モジュールに適用可能な半導体装置を容易
に得ることができる。また、本発明によれば、入出力端
子が封止樹脂の上面に配置できるので、例えば制御回
路、或いは電源回路などの外部回路装置を半導体モジュ
ールの上面に配置することができ、システムの小型化が
得られる。
【0082】更に本発明によれば、ねじ止め接続が可能
な入出力端子を有する半導体装置を容易に得ることがで
きるので、電線接続についての信頼性を向上させること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による半導体装置の第1の実施形態を示
す説明図である。
【図2】本発明による半導体装置の第2の実施形態を示
す説明図である。
【図3】本発明による半導体装置の第3の実施形態を示
す説明図である。
【図4】本発明による半導体装置の第4の実施形態を示
す説明図である。
【図5】本発明による半導体装置の第5の実施形態を示
す説明図である。
【図6】本発明による半導体装置の第6の実施形態を示
す説明図である。
【図7】本発明による半導体装置の第7の実施形態を示
す説明図である。
【図8】本発明による半導体装置の第8の実施形態を示
す説明図である。
【図9】本発明による半導体装置の第9の実施形態を示
す説明図である。
【図10】本発明による半導体装置の第10の実施形態
を示す説明図である。
【図11】本発明による半導体装置の第11の実施形態
を示す説明図である。
【図12】本発明による半導体装置の第12の実施形態
を示す説明図である。
【図13】本発明による半導体装置の第13の実施形態
を示す説明図である。
【図14】本発明による半導体装置の第14の実施形態
を示す説明図である。
【図15】従来技術による樹脂封止型半導体装置の一例
を示す説明図である。
【符号の説明】
1 ヒートシンク 2 リードフレーム 21 ベッド部 22 リード部(入出力端子となる部分) 23 タイバー及び後で切り離される部分 24 ねじ用の孔 25 折り溝 3 はんだ 4 半導体チップ 5 ボンディングワイヤ 6 モールド樹脂 61 第1のモールド樹脂 62 第2のモールド樹脂 63 剥離痕 64 ナット挿入用の凹部 7 金属ベース回路基板 8 離型剤 9 金型 91 上型(上側の金型) 92 下型(下側の金型) 93 凹み 94 凸部 95 中子 10 ナット 11 外部リード 12 ビスねじ 13 埋込用治具 14 ナットホルダ 15 絶縁シート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 合田 正広 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株 式会社日立製作所日立研究所内 (72)発明者 神村 典孝 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株 式会社日立製作所日立研究所内 (72)発明者 鈴木 和弘 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株 式会社日立製作所日立研究所内 (72)発明者 小角 博義 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株 式会社日立製作所日立研究所内 (72)発明者 荻野 雅彦 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株 式会社日立製作所日立研究所内 (72)発明者 石井 利昭 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株 式会社日立製作所日立研究所内 (72)発明者 佐伯 準一 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所生産技術研究所内 (72)発明者 角田 重晴 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所生産技術研究所内 (72)発明者 遠藤 常博 千葉県習志野市東習志野7丁目1番1号 株式会社日立製作所産業機器事業部内 (72)発明者 茂村 達也 茨城県日立市幸町三丁目1番1号 株式会 社日立製作所日立工場内 (72)発明者 熊沢 鉄雄 茨城県土浦市神立町502番地 株式会社日 立製作所機械研究所内 (72)発明者 中津 欣也 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株 式会社日立製作所日立研究所内

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属基板の一方の面にリード部を備えた
    回路素子を搭載し、該金属基板の他方の面を露出させた
    状態で、該金属基板と前記回路素子を熱硬化性樹脂によ
    りモールドした半導体装置において、 前記熱硬化性樹脂によるモールド後、前記リード部の折
    り曲げ加工により、前記金属基板の他方の面とは反対側
    のモールド樹脂面に入出力端子が形成されていることを
    特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】 請求項1の発明において、 前記入出力端子が、前記モールド樹脂面でほぼ垂直に配
    置されていることを特徴とする半導体装置。
  3. 【請求項3】 請求項1の発明において、 前記モールド樹脂面に埋め込まれた雌ねじ部材を設け、 前記入出力端子を前記雌ねじ部材に重なるようにして前
    記モールド樹脂面にほぼ水平に配置することにより、該
    入出力端子に対する電線のねじ止め接続が得られるよう
    に構成したことを特徴とする半導体装置。
  4. 【請求項4】 金属基板の一方の面にリード部を備えた
    回路素子を搭載し、該金属基板の他方の面を露出させた
    状態で、該金属基板と前記回路素子を熱硬化性樹脂によ
    りモールドした半導体装置において、 前記リード部に雌ねじ部材を収容した中空部材を取付け
    てモールド加工することにより、前記金属基板の他方の
    面とは反対側のモールド面にねじ止め接続形の入出力端
    子が形成されていることを特徴とする半導体装置。
  5. 【請求項5】 請求項1又は請求項4の何れかの発明に
    おいて、 前記熱硬化性樹脂が、ガラス転移温度以下の温度での線
    熱膨張係数が6〜20×106/℃の範囲内にあるノボ
    ラック型エポキシ樹脂、ビフェニール型エポキシ樹脂、
    ナフタリン骨格を有するエポキシ樹脂、シクロペンタジ
    ェンエポキシ樹脂の中から選ばれた熱硬化性樹脂である
    ことを特徴とする半導体装置。
  6. 【請求項6】 金属基板の一方の面にリード部を備えた
    回路素子を搭載し、該回路素子を含む前記金属基板の一
    方の面を封止した熱硬化性樹脂からなる第1のモールド
    層と、該第1のモールド層及び前記金属基板の側端面を
    封止した熱硬化性樹脂及び熱可塑性樹脂の何れか一方の
    樹脂からなる第2のモールド層とを備えた半導体装置に
    おいて、 前記第1のモールド層形成後、前記第2のモールド層形
    成前の前記リード部の折り曲げ加工により、前記金属基
    板の他方の面とは反対側のモールド層の表面に入出力端
    子が形成されていることを特徴とする半導体装置。
  7. 【請求項7】 請求項6の発明において、 前記入出力端子が、前記第1のモールド層の表面でほぼ
    垂直に配置されていることを特徴とする半導体装置。
  8. 【請求項8】 請求項6の発明において、 前記第1のモールド層、又は前記第2のモールド層の何
    れか一方の面に埋め込まれた雌ねじ部材を設け、 前記入出力端子を前記雌ねじ部材に重なるようにして前
    記第1のモールド層、又は前記第2のモールド層の何れ
    か一方の面にほぼ水平に配置することにより、該入出力
    端子に対する電線のねじ止め接続が得られるように構成
    したことを特徴とする半導体装置。
  9. 【請求項9】 請求項6の発明において、 前記第1のモールド層が、ノボラック型エポキシ樹脂、
    ビフェニール型エポキシ樹脂、ナフタリン骨格を有する
    エポキシ樹脂、シクロペンタジェンエポキシ樹脂の中か
    ら選ばれ、かつ、それらの線熱膨張係数が、ガラス転移
    温度以下の温度で6〜20×106/℃の範囲内にある
    熱硬化型樹脂で構成され、 前記第2のモールド層が、ガラス転移温度以下の温度で
    の線熱膨張係数が6〜100×106/℃の範囲内にあ
    るノボラック型エポキシ樹脂、ビフェニール型エポキシ
    樹脂、ナフタリン骨格を有するエポキシ樹脂、シクロペ
    ンタジェンエポキシ樹脂の中から選ばれた熱硬化型樹
    脂、或いはオレフィン系樹脂、ポリフェニレンサルファ
    イド系樹脂、ポリブチルテレフタレート系樹脂、ポリス
    チレン系樹脂の中から選ばれた熱可塑性樹脂の何れか一
    方で構成されていることを特徴とする半導体装置。
  10. 【請求項10】 請求項1又は請求項6の何れかの発明
    において、前記リード部の根本部分に折り溝が設けられ
    ていることを特徴とする半導体装置。
  11. 【請求項11】 予め回路素子が配置された金属基板の
    所望の位置にリードフレームを取り付ける工程と、 該リードフレームの入出力端子となる部分から先の部分
    を金型の上型と下型の接合面に挾み込んだ状態で、前記
    回路素子と前記金属基板を熱硬化性樹脂で加圧封止して
    モールド層を形成する工程と、 前記リードフレームのタイバーなど不要部分を切断する
    工程と、 前記リードフレームの前記モールド層から露出している
    部分を折り曲げ加工して入出力端子を形成する工程とを
    備え、 前記金属基板の他方の面とは反対側のモールド層面に入
    出力端子が設けられている半導体装置を得るように構成
    したことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  12. 【請求項12】 予め回路素子が配置された金属基板の
    所望の位置にリードフレームを取り付ける工程と、 該リードフレームの入出力端子となる部分から先の部分
    を金型の上型と下型の接合面に挾み込んだ状態で、前記
    回路素子と前記金属基板を熱硬化性樹脂で加圧封止し、
    第1のモールド層を形成する工程と、 前記リードフレームのタイバーなど不要部分を切断する
    工程と、 前記リードフレームの前記第1のモールド樹脂層から露
    出している部分を折り曲げ加工して入出力端子を形成す
    る工程と、 前記第1のモールド層及び前記金属基板の側端面を熱硬
    化性及び熱可塑性の何れか一方の樹脂で加圧封止して第
    2のモールド層を形成する工程とを備え、 前記金属基板の他方の面とは反対側のモールド層面に入
    出力端子が設けられている半導体装置を得るように構成
    したことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  13. 【請求項13】 予め回路素子が配置された金属基板の
    所望の位置にリードフレームを取り付ける工程と、 該リードフレームのタイバーなど不要部分を切断する工
    程と、 前記リードフレームの入出力端子となる部分をモールド
    用金型の上型の天井部分で一方の方向に折り曲げた状態
    で、前記回路素子と前記金属基板を熱硬化性樹脂で加圧
    封止し、雌ねじ部材挿入用凹部が形成されたモールド層
    を形成する工程と、 前記凹部に雌ねじ部材を挿入する工程と、 前記リードフレームの入出力端子となる部分を前記雌ね
    じ部材に重なるように折り返し加工してねじ止め接続形
    の入出力端子を形成する工程とを備え、 前記金属基板の他方の面とは反対側のモールド層面に入
    出力端子が設けられている半導体装置を得るように構成
    したことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  14. 【請求項14】 予め回路素子が配置された金属基板の
    所望の位置にリードフレームを取り付ける工程と、 該リードフレームのタイバーなど不要部分を切断する工
    程と、 前記リードフレームの入出力端子となる部分に雌ねじ部
    材が収容された箱形部材を取付ける工程と、 前記箱形部材を含めて、前記回路素子と前記金属基板を
    熱硬化性樹脂で加圧封止してモールド層を形成する工程
    と備え、 前記金属基板の他方の面とは反対側のモールド層面にね
    じ止め接続形の入出力端子が設けられている半導体装置
    を得るように構成したことを特徴とする半導体装置の製
    造方法。
  15. 【請求項15】 予め回路素子が配置された金属基板の
    所望の位置にリードフレームを取り付ける工程と、 該リードフレームのタイバーなど不要部分を切断する工
    程と、 前記リードフレームの入出力端子となる部分に、雌ねじ
    部材挿入用の凹部をモールド層に形成するための中子を
    取付ける工程と、 前記中子を含めて、前記回路素子と前記金属基板を熱硬
    化性樹脂で加圧封止してモールド層を形成する工程と、 前記リードフレームの入出力端子となる部分を折り曲げ
    て前記中子を取外す工程と、 前記中子により形成されたモールド層の凹部に雌ねじ部
    材を挿入する工程と、 前記リードフレームの入出力端子となる部分を折り返し
    て前記凹部に挿入された雌ねじ部材に重ねる工程とを備
    え、 前記金属基板の他方の面とは反対側のモールド層面にね
    じ止め接続形の入出力端子が設けられている半導体装置
    を得るように構成したことを特徴とする半導体装置の製
    造方法。
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