JPH10224112A - Tmモード誘電体共振器 - Google Patents

Tmモード誘電体共振器

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JPH10224112A
JPH10224112A JP1893297A JP1893297A JPH10224112A JP H10224112 A JPH10224112 A JP H10224112A JP 1893297 A JP1893297 A JP 1893297A JP 1893297 A JP1893297 A JP 1893297A JP H10224112 A JPH10224112 A JP H10224112A
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JP
Japan
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dielectric
mode
amount
electric field
resonance frequency
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JP1893297A
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English (en)
Inventor
Toru Kurisu
徹 栗栖
Makoto Abe
眞 阿部
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Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 共振周波数または結合量の調整を容易に行え
るようにしたTMモード誘電体共振器を提供する。 【解決手段】 誘電体柱1の一部に空隙部2a,2bを
形成することによって、その空隙部に隣接する領域に電
界集中部Aを生じさせ、この電界集中部Aを部分削除し
て誘電体削除部3を設けることによって共振周波数を調
整する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、周囲を導電体で
囲んだ空間内に誘電体柱を配してなるTMモード誘電体
共振器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のTMモード誘電体共振器の2つの
構成例を図9および図10に示す。図9の(A)は外観
斜視図であり、(B)は誘電体柱部分を通る断面図であ
る。但し断面を表すハッチングは省略している。以下の
各図において点塗り潰し部以外の面は電極膜が形成され
ていることを表している。同図に示すように、この誘電
体共振器は、導波管として機能するキャビティ4の内部
に角柱状の誘電体柱1を一体化したものである。これに
よってTM110モードの誘電体共振器を構成してい
る。なお、キャビティ4の図における上下2つの開口面
には導体板あるいは他の誘電体共振器を配置する。この
ようなTMモード誘電体共振器の共振周波数を調整する
場合、誘電体柱1の所定箇所にその軸に垂直な方向に孔
を開け、誘電体削除部3を設ける。これにより共振器の
容量成分が減少し、共振周波数が上昇方向に変化する。
【0003】図10に示す例は、TM2重モードの誘電
体共振器において2つの共振器の共振周波数および2つ
の共振器間の結合量を調整する例を示すものであり、
(A)は外観斜視図、(B)は誘電体柱部分を通る断面
図である。同図に示すように、キャビティ4内に、2つ
の誘電体柱の交差形状からなる複合誘電体柱11を一体
成型している。(B)に示すように、図における横方向
の誘電体柱による共振器の共振周波数を調整する場合に
は、周波数調整用穴6xを設け、その深さ等によって調
整を行う。同様に図における縦方向の誘電体柱による共
振器の共振周波数は周波数調整用穴6yを設けることに
よって行う。また、この2つの共振器の結合量は2つの
誘電体柱の交差部を切削して誘電体削除部3a,3bを
設けることによってその調整を行う。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このように
共振周波数または結合量の調整を行う従来のTMモード
誘電体共振器においては、全体の小型化に伴って誘電体
柱の幅が相対的に太くなると、上述した共振周波数また
は結合量設定用の孔を開けるための工具(リュータ等の
回転砥石)で設けられる孔の内径が相対的に小さくなっ
て、共振周波数または結合量の調整範囲が狭くなる、と
いう問題があった。共振周波数または結合量の変化幅を
大きくするためには、切削深さを深くすれば良いが、切
削量に対する共振周波数または結合量の変化量が小さい
ため作業性が悪いだけでなく、調整幅も限られることに
なる。
【0005】この発明の目的は、共振周波数または結合
量の調整を容易に行えるようにしたTMモード誘電体共
振器を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、周囲を導電
体で囲んだ空間内に誘電体柱を配してなるTMモード誘
電体共振器において、誘電体柱の部分削除によって共振
周波数を設定する際に、削除量に対する共振周波数の変
化量を大きくとるために、請求項1に記載のとおり、誘
電体柱の一部に空隙部を形成することにより、該空隙部
に隣接する領域に電界集中部を設け、該電界集中部の誘
電体の削除量によって共振周波数を定める。このように
誘電体柱の一部に空隙部を形成することによって、その
空隙部に隣接して電界集中部が形成されるが、その電界
集中部の誘電体を削除すれば、削除量に対する共振周波
数の変化量を大きくとることができ、共振周波数調整の
作業性が高まる。
【0007】また、この発明は請求項2に記載のとお
り、誘電体柱の一部に電界の方向に対して略垂直な方向
に広がる空隙部を設け、該空隙部に対する誘電体の付与
量によって共振周波数を定める。このように誘電体柱の
電界方向に対して垂直方向に広がる空隙部に誘電体を付
与することによって、その付与した誘電体に対して電界
が集中することになり、誘電体の付与量に対する共振周
波数の変化量を大きくとることができ、共振周波数調整
の作業性が高まる。
【0008】またこの発明は、周囲を導電体で囲んだ空
間内に、少なくとも2つの誘電体柱の交差形状から成る
複合誘電体柱を配し、該複合誘電体柱の交差部に空隙部
を形成して、共振モード間を結合させてなるTM多重モ
ード誘電体共振器において、共振モード間の結合量の調
整作業を効率化するために、請求項3に記載のとおり、
空隙部に隣接する電界集中部の誘電体の削除量によって
共振モード間の結合量を定める。このように複合誘電体
柱の交差部に空隙部を形成して共振モード間の結合をと
ったTM多重モード誘電体共振器においては、空隙部に
隣接して電界集中部が生じるため、その電界集中部の誘
電体を削除することによって、削除量に対する結合量の
変化量が大きくなって共振モード間の結合量調整の作業
性が高まる。
【0009】また、この発明は、周囲を導電体で囲んだ
空間内に、少なくとも2つの誘電体柱の交差形状から成
る複合誘電体柱を配し、該複合誘電体柱の交差部に電界
の方向に対して略垂直な方向に広がる空隙部を形成し
て、共振モード間を結合させてなるTM多重モード誘電
体共振器において、結合量調整の作業性を高めるため
に、請求項4に記載のとおり、前記空隙部に対する誘電
体の付与量によって結合量を定める。このように複合誘
電体柱の交差部に電界の方向に対して垂直な方向に広が
る空隙部を形成して、その空隙部に誘電体を付与すれ
ば、付与した誘電体に電界が集中することになり、誘電
体の付与量に対する共振モード間の結合量の変化が大き
くとられ、結合量調整の作業性が高まる。
【0010】
【発明の実施の形態】この発明の第1の実施形態に係る
TMモード誘電体共振器の構成を図1〜図3を参照して
説明する。
【0011】図1の(A)は誘電体共振器の主要部の斜
視図、(B)はその一部破断斜視図である。同図に示す
ように、この誘電体共振器は、導波管として機能するキ
ャビティ4の内部に角柱状の誘電体柱1を一体化したも
のである。これによってTM110モードの誘電体共振
器を構成している。誘電体柱1には図において鉛直方向
に貫通する2つの空隙部2a,2bを成型時にあらかじ
め形成している。この空隙部2a,2bの貫通方向はキ
ャビティ4の2つの開口面(図における上下面)を通る
軸に平行であるため、すなわち金型の開枠方向であるた
め、一体成型をするための金型の設計が容易となる。な
お、キャビティ4の図における上下2つの開口面には導
体板あるいは他の誘電体共振器を配置する。
【0012】図2は図1に示した誘電体共振器の誘電体
柱部分を通る断面図である。但し図の煩雑化をさけるた
めハッチングは省略している。(A)は共振周波数の調
整作業前の状態であり、矢印は共振モードの電界分布を
示す。図に示すように、誘電体柱1に空隙部2a,2b
を設けたことにより、この2つの空隙部に隣接する領域
Aに電界集中部が生じる。このような誘電体共振器の共
振周波数を調整する場合、同図の(B)に示すように、
電界集中部を切削して、誘電体削除部3を形成する。す
なわち紙面に垂直な方向に回転砥石の軸を進ませ、誘電
体削除部3の深さによって共振周波数を調整する。
【0013】図3は上記誘電体削除部3の削除量に対す
る共振周波数の調整量の変化の関係を示す。図において
破線は上記空隙部2a,2bをあらかじめ形成しない場
合、実線は空隙部2a,2bをあらかじめ形成した場合
である。このように空隙部による電界集中部を削除する
ことによって、削除量に対する共振周波数の調整量を大
きく変化させることができ、且つ共振周波数の調整幅を
広くすることができる。
【0014】次に、第2の実施形態に係るTMモード誘
電体共振器の構成を図4および図5を参照して説明す
る。
【0015】図4は誘電体共振器の誘電体柱部分を通る
断面図であり、(A)は共振周波数の調整前の状態、
(B)は調整後の状態を示す。この誘電体共振器の全体
の構成は図1に示したものとほぼ同様であり、キャビテ
ィ4に誘電体柱1を一体成型したものである。(A)に
おいて7は誘電体柱1に対してその軸に垂直な方向に貫
通する空隙部であり、7′は空隙部7から、電界の方向
に対して垂直な方向に広がる空隙部である。このように
空隙部7,7′を設けたことにより、共振モードの電界
分布は図に示すように空隙部で疎となる。共振周波数を
調整する場合は、(B)に示すように上記空隙部(7)
に対して誘電体5を付与する。この誘電体5は接着性を
有する比較的高誘電率の合成樹脂等を用いる。このよう
に誘電体5を付与することによって、その部分に電界が
集中し、空隙部7,7′部分における電界分布が大きく
変化し、共振周波数が相対的に大きく低下することにな
る。
【0016】図5は誘電体の付与量に対する共振周波数
調整量の変化を示す図である。破線は図4に示した空隙
部7′を設けずに、単に空隙部7を形成して、そこに誘
電体を付与した場合であり、実線は空隙部7′をあらか
じめ設けておいた場合である。このように電界の方向に
対して垂直な方向に広がる空隙部を設けて、誘電体を付
与することによって、誘電体の付与量に対する共振周波
数の調整量を大きく変化させることができる。
【0017】次に、第3の実施形態に係るTMモード誘
電体共振器の構成を図6および図7を参照して説明す
る。
【0018】第1・第2の実施形態はシングルモードの
TMモード誘電体共振器についてであったが、この第3
の実施形態は、2重モードのTMモード誘電体共振器に
おいて、2つの共振モード間の結合量調整の作業性を高
めたものである。図6の(A)は誘電体共振器の主要部
の斜視図、(B)はその一部破断斜視図である。同図に
示すように、この誘電体共振器は、導波管として機能す
るキャビティ4の内部に2つの角柱状誘電体柱の交差形
状から成る複合誘電体柱11を一体化したものである。
これによって2重のTM110モードの誘電体共振器を
構成している。複合誘電体柱11には周波数調整用穴6
x,6yを設けるとともに、複合誘電体柱の交差部に空
隙部2a,2b,2c,2dをそれぞれあらかじめ一体
成形している。これらの空隙部2a,2b,2c,2d
および周波数調整用穴6x,6yの貫通方向はキャビテ
ィ4の2つの開口面(図における上下面)を通る軸に平
行であるため、すなわち金型の開枠方向であるため、一
体成型をするための金型の設計が容易となる。なお、キ
ャビティ4の図における上下2つの開口面には導体板ま
たは他の誘電体共振器を配置する。
【0019】図7は図6に示した誘電体共振器の誘電体
柱部分を通る断面図である。但し図の煩雑化をさけるた
めハッチングは省略している。ここで誘電体柱11xに
より横方向のTM110モードの共振器を構成し、誘電
体柱11yによって縦方向のTM110モードの誘電体
共振器を構成している。図中、実線および破線の矢印は
この2つの共振モード間が結合する際の結合モードであ
り、実線はオッドモード、破線はイーブンモードの電界
分布をそれぞれ示す。(A)は2つの共振モード間の結
合量調整前の状態であり、複合誘電体柱の交差部に空隙
部2a,2b,2c,2dを設けたことにより、これら
の空隙部に隣接する領域にオッドモードの電界集中部A
が生じる。オッドモードとイーブンモードの電界分布を
比較すると、オッドモードの電界が分布する領域に空隙
部2a,2b,2c,2dを設けているため、オッドモ
ードの共振周波数はイーブンモードの共振周波数より高
くなり、その共振周波数差に応じて、2つのTM110
モード間に結合が生じる。この2つの共振モード間の結
合量を調整する場合、上記電界集中部Aを(B)に示す
ように切削して誘電体削除部3a,3bを設ける。これ
によりオッドモードに対する誘電体柱の容量成分が大き
く変化して、オッドモードの共振周波数が相対的に大き
く上昇し、2つの共振モード間の結合量が大きく増大す
ることになる。したがって、誘電体削除部3a,3bの
比較的僅かな切削量(紙面に垂直な方向の深さ)によっ
て結合量を大きく調整することができ、またその調整幅
を大きくとることができる。
【0020】次に、第4の実施形態に係るTMモード誘
電体共振器の構成を図8に基づいて説明する。図8は誘
電体共振器の誘電体柱部分を通る断面図である。全体の
構成は図6に示したものと同様であり、キャビティ4に
複合誘電体柱11を一体成型している。図7に示したも
のと同様に、誘電体柱11xにより横方向のTM110
モードの共振器を構成し、誘電体柱11yによって縦方
向のTM110モードの誘電体共振器を構成している。
また図中の実線の矢印はオッドモードの電界分布、破線
の矢印はイーブンモードの電界分布をそれぞれ示してい
る。(A)に示すように、複合誘電体柱の交差部には、
空隙部7a,7bを設けるとともに、オッドモードの電
界方向に対してほぼ垂直な方向に広がる空隙部7a′,
7b′をそれぞれあらかじめ形成している。オッドモー
ドとイーブンモードの電界分布を比較すると、オッドモ
ードの電界が分布する領域に空隙部7a,7a′,7
b,7b′を設けているため、オッドモードの共振周波
数はイーブンモードの共振周波数より相当に高くなり、
その共振周波数差に応じて、2つのTM110モード間
に強い結合が生じる。この2つの共振モード間の結合量
を調整する場合、(B)に示すように、上記空隙部(7
a,7b)に誘電体5a,5bを付与する。これにより
オッドモードの電界が、付与した誘電体5a,5b部分
に集中することになり、オッドモードの共振モードに対
して誘電体柱の容量が急激に増大することになる。これ
によりオッドモードの共振周波数が相対的に大きく低下
し、2つの共振モード間の結合量が低下する。したがっ
て、空隙部7a,7bに対する誘電体の比較的僅かな付
与によって結合量を低下方向に大きく調整することがで
き、またその調整幅を大きくとることができる。
【0021】なお、図8(A)に示した状態で、たとえ
ばオッドモードとイーブンモードのそれぞれについての
誘電体柱の静電容量が略等しくなるように、誘電体柱各
部の幅等を設定するなどして、上記オッドモードとイー
ブンモードのそれぞれの共振周波数が略一致するように
設計しておけば、図8(B)のように、空隙部に誘電体
を付与することにより、オッドモードの共振周波数をイ
ーブンモードの共振周波数より低下方向に変化させるこ
とができる。これによって結合量の調整を行うようにし
てもよい。
【0022】
【発明の効果】この発明の請求項1に係るTMモード誘
電体共振器によれば、誘電体柱の部分削除量に対する共
振周波数の変化量が大きくなるため、共振周波数調整の
作業性が高まり、またその調整幅を広くすることができ
る。
【0023】請求項2に係るTMモード誘電体共振器に
よれば、誘電体柱に設けた空隙部に対して誘電体を付与
する際、誘電体の付与量に対する共振周波数の変化量が
大きくなるため、共振周波数調整の作業性が高まり、ま
たその調整幅を広くすることができる。
【0024】また、この発明の請求項3に係るTMモー
ド誘電体共振器によれば、誘電体柱の部分削除量に対す
る2つの共振モード間の結合量の変化量が大きくなるた
め、結合量調整の作業性が高まり、またその調整幅を広
くすることができる。
【0025】請求項4に係るTMモード誘電体共振器に
よれば、誘電体柱に設けた空隙部に対して誘電体を付与
する際、誘電体の付与量に対する2つの共振モード間の
結合量の変化量を大きくなるため、結合量調整の作業性
が高まり、またその調整幅を広くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態に係るTMモード誘電体共振器
の斜視図である。
【図2】同TMモード誘電体共振器の断面図である。
【図3】同TMモード誘電体共振器の誘電体柱部分の削
除量に対する共振周波数調整量の関係を示す図である。
【図4】第2の実施形態に係るTMモード誘電体共振器
の断面図である。
【図5】同TMモード誘電体共振器の誘電体柱に設けた
空隙部に対する誘電体付与量に対する共振周波数調整量
の関係を示す図である。
【図6】第3の実施形態に係るTMモード誘電体共振器
の斜視図である。
【図7】同TMモード誘電体共振器の断面図である。
【図8】第4の実施形態に係るTMモード誘電体共振器
の断面図である。
【図9】従来のTMモード誘電体共振器の斜視図および
断面図である。
【図10】従来の他のTMモード誘電体共振器の斜視図
および断面図である。
【符号の説明】
1−誘電体柱 2a,2b,2c,2d−空隙部 3,3a,3b−誘電体削除部 4−キャビティ 5,5a,5b−誘電体 6x,6y−周波数調整用穴 7,7′−空隙部 7a,7a′,7b,7b′−空隙部 11−複合誘電体柱 11x,11y−誘電体柱 A−電界集中部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 周囲を導電体で囲んだ空間内に誘電体柱
    を配してなるTMモード誘電体共振器において、 誘電体柱の一部に空隙部を形成することにより、該空隙
    部に隣接する領域に電界集中部を設け、該電界集中部の
    誘電体の削除量によって共振周波数を定めたことを特徴
    とするTMモード誘電体共振器。
  2. 【請求項2】 周囲を導電体で囲んだ空間内に誘電体柱
    を配してなるTMモード誘電体共振器において、 誘電体柱の一部に電界の方向に対して略垂直な方向に広
    がる空隙部を設け、該空隙部に対する誘電体の付与量に
    よって共振周波数を定めたことを特徴とするTMモード
    誘電体共振器。
  3. 【請求項3】 周囲を導電体で囲んだ空間内に、少なく
    とも2つの誘電体柱の交差形状から成る複合誘電体柱を
    配し、該複合誘電体柱の交差部に空隙部を形成して、共
    振モード間を結合させてなるTM多重モード誘電体共振
    器において、 前記空隙部に隣接する電界集中部の誘電体の削除量によ
    って、前記共振モード間の結合量を定めたことを特徴と
    するTMモード誘電体共振器。
  4. 【請求項4】 周囲を導電体で囲んだ空間内に、少なく
    とも2つの誘電体柱の交差形状から成る複合誘電体柱を
    配し、該複合誘電体柱の交差部に電界の方向に対して略
    垂直な方向に広がる空隙部を形成して、共振モード間を
    結合させてなるTM多重モード誘電体共振器において、 前記空隙部に対する誘電体の付与量によって結合量を定
    めたことを特徴とするTMモード誘電体共振器。
JP1893297A 1997-01-31 1997-01-31 Tmモード誘電体共振器 Pending JPH10224112A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004112131A (ja) * 2002-09-17 2004-04-08 Nec Corp 平面回路−導波管接続構造

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JP2004112131A (ja) * 2002-09-17 2004-04-08 Nec Corp 平面回路−導波管接続構造

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