JPH10224104A - 誘電体共振器、誘電体フィルタ、および誘電体共振器を用いた電圧制御発振器 - Google Patents

誘電体共振器、誘電体フィルタ、および誘電体共振器を用いた電圧制御発振器

Info

Publication number
JPH10224104A
JPH10224104A JP9022522A JP2252297A JPH10224104A JP H10224104 A JPH10224104 A JP H10224104A JP 9022522 A JP9022522 A JP 9022522A JP 2252297 A JP2252297 A JP 2252297A JP H10224104 A JPH10224104 A JP H10224104A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
dielectric
resonator
dielectric resonator
strip
strips
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9022522A
Other languages
English (en)
Inventor
Sadao Yamashita
貞夫 山下
Kazumasa Haruta
一政 春田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Murata Manufacturing Co Ltd filed Critical Murata Manufacturing Co Ltd
Priority to JP9022522A priority Critical patent/JPH10224104A/ja
Publication of JPH10224104A publication Critical patent/JPH10224104A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Inductance-Capacitance Distribution Constants And Capacitance-Resistance Oscillators (AREA)
  • Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)
  • Control Of Motors That Do Not Use Commutators (AREA)
  • Waveguides (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 共振周波数の調整の容易な誘電体共振器を提
供する。 【解決手段】略平行な2つの誘電体板の間に配置され、
誘電体基板を挟んで2個に分割された非放射性の誘電体
ストリップを用いた誘電体共振器において、少なくとも
一方の非放射性の誘電体ストリップを可動構造とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主として誘電体共
振器、誘電体フィルタ、および電圧制御発振器等に関
し、より具体的にはマイクロ波帯やミリ波帯で用いられ
る誘電体共振器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、移動体通信システムの需要の急速
な拡大に伴い、マイクロ波帯からミリ波帯へ使用周波数
帯域が拡大されようとしている。
【0003】このようなマイクロ波帯やミリ波帯で用い
られる誘電体共振器として、従来より、非放射性誘電体
ストリップを用いた誘電体共振器が用いられている。図
9は、従来例の非放射性誘電体ストリップを用いた誘電
体共振器101の構造を示した分解斜視図である。図9
において誘電体共振器101は、略平行な2つの導電体
板102a・102bの間に、上下に2分割された誘電
体ストリップ103a・103bが誘電体基板104を
挟んで対向する位置関係で配置されている。
【0004】上記誘電体共振器101において、導電体
板102a・102bには、誘電体ストリップ103a
・103bの伝搬する磁界成分の漏洩を防止するため
に、アルミ合金等の金属が用いられている。誘電体スト
リップ103a・103bには、磁界成分を線路付近に
集中させるために、フッ素形樹脂が用いられている。誘
電体基板104には、誘電体ストリップ102a・10
2bと誘電率の近い素材が用いられている。
【0005】以上のように構成された誘電体共振器10
1において、共振周波数の調整は誘電体ストリップ10
3a・103bの長さを調整することにより行ってい
た。具体的には、まず、ネジ等で導電体板102a・1
02bを固定して構成されている誘電体共振器101を
分解して、導電体板を取り外す。その後、誘電体基板1
04の上下に配置されている誘電体ストリップ103a
・103bを取り出し、ナイフやサンドペーパーを用い
てカッティングを行い、誘電体ストリップ103a・1
03bの長さ方向の長さを調整する。このように、誘電
体ストリップ103a・103bの長さ方向の長さを変
化させることによって共振周波数の調整を行う。カッテ
ィングを行った後は、再びネジ等を用いて導電体平面1
02a・102bを固定して誘電体共振器101を構成
する。なお、カッティングを行うに際しては、上下の誘
電体ストリップ103a・103bの長さが互いに同一
の長さとなるようにカッティングを行う。また、誘電体
ストリップ103a・103bの長さの調整後、誘電体
共振器101を構成し直すに際しては、上下に分割され
た誘電体ストリップ103a・103bが誘電体基板1
04を挟んで対向する位置関係に配置する。以上のよう
に、各誘電体ストリップの長さを一致させ、対向する位
置関係に配置するのは、誘電体共振器101のQ特性を
向上させるためである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例の誘電体共振器には、以下のような問題点があっ
た。
【0007】まず、誘電体共振器101の共振周波数を
調整するためには、その都度、ネジ等で導電体板102
a・102bを固定して構成されている誘電体共振器1
01を分解して、誘電体ストリップ103a・103b
を取り出す必要があった。さらに、調整終了後には、再
び元の形状に誘電体共振器101を構成し直す必要があ
った。このように、誘電体共振器101の分解・再構成
には多くの時間を要し、誘電体共振器101はその量産
性に欠いていた。
【0008】また、誘電体共振器101の共振周波数の
調整に際しては、上述のように、誘電体ストリップ10
3a・103bの長さ方向の長さをナイフやサンドペー
パーを用いてカッティングして行うが、その際に必要量
以上に誘電体ストリップをカットしてしまった場合、も
はや当該誘電体ストリップを共振器として用いることは
できなくなる。この場合、従前の誘電体ストリップは処
分し、新たに所定以上の長さを有する誘電体ストリップ
を準備し直し、共振周波数の調整を最初からやり直す必
要があった。
【0009】従って、本発明の目的は、上記の技術的問
題点を解決するものであって、共振周波数の調整の容易
な誘電体共振器を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1記載の誘電体共振器は、1個また
は複数個の導電体板の間に配置され、誘電体基板を挟ん
で複数個に分割された誘電体ストリップを用いた誘電体
共振器において、少なくとも一個の誘電体ストリップを
可動構造とした。
【0011】また、本発明の請求項2記載の誘電体共振
器は、略平行な2つの導電体板の間に配置され、誘電体
基板を挟んで2個に分割された非放射性の誘電体ストリ
ップを用いた誘電体共振器において、少なくとも一方の
非放射性の誘電体ストリップを可動構造とした。
【0012】以上のように誘電体ストリップを可動構造
としたことによって、従来のように共振周波数の調整に
際して、誘電体共振器を分解する必要がなくなった。
【0013】さらに、本発明の請求項3記載の誘電体共
振器は、請求項1、または請求項2記載の誘電体共振器
において用いられる誘電体ストリップに、部分的に幅ま
たは厚みの異なる誘電体ストリップを用いて誘電体共振
器を構成した。
【0014】このように誘電体ストリップに、幅または
厚みが少なくとも一部分において異なる誘電体ストリッ
プを用いたことにより、より広帯域にわたって共振周波
数の調整を行うことが可能となった。
【0015】加えて、本発明の請求項4記載の誘電体フ
ィルタは、請求項1、請求項2、または請求項3記載の
誘電体共振器を用いて誘電体フィルタを構成した。
【0016】さらに、本発明の請求項5記載の電圧制御
発振器は、請求項1、請求項2、または請求項3記載の
誘電体共振器を用いて電圧制御発振器を構成した。
【0017】これによって、共振周波数の調整の容易な
誘電体フィルタや電圧制御発振器を得られるようになっ
た。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図に基づいて説明する。
【0019】[第1実施例、図1〜図4]図1は第1の実
施例に係る誘電体共振器を示す分解斜視図である。図2
は第1の実施例に係る誘電体共振器の拡大断面図であ
り、図1のX−X線に相当する部分を示している。
【0020】第1実施例の誘電体共振器1は、図1に示
すように、略平行な2枚の導電体板2a・2bの間に、
上下に分割された誘電体ストリップ3a・3bが誘電体
基板4を挟んで配置される形で構成されている。また、
本実施例の誘電体共振器1は、図2に示すように、誘電
体共振器1の外部から誘電体ストリップ3aを動かすた
めの棒状体5を有している。棒状体5は、共振器外に突
出しているツマミ部5aと、軸受けブッシュ6と対応し
ているネジ部5bと、誘電体ストリップ3aと接する先
端部5cと、の3つの部分からなっており、導電体板2
aに設けられた軸受けブッシュ6により誘電体共振器1
に取り付けられている。棒状体5の先端部5cは、誘電
体ストリップ3aの側面と接着剤等によって接合されて
いる。
【0021】誘電体共振器1において、導電体板2a・
2bにはアルミ合金など、共振器外部への磁界成分の漏
洩を防止しうる素材のものが使用される。また、誘電体
ストリップ3a・3bには磁界成分の集中するいわゆる
非放射性誘電体、例えばフッ素系樹脂等が用いられる。
そして、誘電体基板4は、その表面にパターン形成を行
いやすく、かつ、部品の実装を行いやすい素材であるこ
とが望ましい。なお、棒状体5は誘電体ストリップ3a
・3bを動かし得るものであれば、その素材は問わな
い。
【0022】以上のように構成された誘電体共振器1に
おいて、誘電体ストリップ3aは図2に示すように、誘
電体基板4上をその長さ方向に対して前後に移動しうる
可動構造を有している。
【0023】すなわち誘電体ストリップ3aは、以下に
述べる方法によって前後方向に移動する。まず、軸受け
ブッシュ6によって誘電体共振器1に取り付けられてい
る棒状体5を、ツマミ部5aを回すなどして回転させ
る。この時、ネジ部5bの作用によって回転運動は前後
運動に変化し、棒状体5は前後方向に移動する。この棒
状体5の移動に連動して、棒状体5の先端部5cと接着
されている誘電体ストリップ3aも前後方向に押し動か
されたり引き戻されたりする。
【0024】このように誘電体ストリップ3aが前後方
向に移動することによって、誘電体ストリップ3aと、
誘電体基板4を挟んで対向している誘電体ストリップ3
bとの重なり合う範囲が変化する。誘電体ストリップ3
a・3bの、誘電体基板4を挟んでの重なり合う範囲が
変化することにより、誘電体ストリップ3a・3bの実
効的な誘電率も変化する。この結果、誘電体共振器1の
共振周波数が変化することになる。以上のようにして、
誘電体共振器1の共振周波数の調整を行う。
【0025】なお、棒状体5は誘電体共振器1の複数箇
所に設けることも可能である。
【0026】例えば、図3に示すように、誘電体ストリ
ップ3aの両側に棒状体5を設けても良い。このように
棒状体5を設けることにより、より微妙な調整を安定し
て行えるようになる。また、棒状体5と誘電体ストリッ
プ3aとを接着剤等で接合しなくても誘電体ストリップ
3aの前後両方向への移動が可能になる。
【0027】また、図4に示すように誘電体ストリップ
3a・3bの双方に棒状体5を取り付けても良い。さら
に、図示はしないが、誘電体ストリップの前後方向では
なく左右の方向に棒状体を取り付けることも考えられ
る。これまで述べた取り付け方を組み合わせた構成でも
良い。
【0028】以上の例では、軸受けブッシュ6に取り付
けられた棒状体5を動かすことによって誘電体ストリッ
プを可動構造とする構成であったが、本発明の誘電体共
振器はこの構成に限定するものではなく、誘電体ストリ
ップを可動構造とする構成の誘電体共振器であれば、い
かなる構成の誘電体共振器でも構わない。
【0029】[第2実施例、図5]図5は、第2の実施
例に係る誘電体共振器を示す分解斜視図である。
【0030】第2実施例の誘電体共振器11では、図5
に示すように、誘電体ストリップ13a・13bのそれ
ぞれが、その中央部付近で細くくびれるような形状に形
成されている。その他の構成については、第1実施例で
述べた誘電体共振器1と変わるところはないので、その
説明を省略する。
【0031】以上のような形状に誘電体ストリップ13
a・13bを形成することにより、上下の誘電体ストリ
ップを移動させて誘電体共振器11の共振周波数を調整
するに際して、上下の誘電体ストリップの重なり合う範
囲のズレによる共振周波数の変化の割合が第1実施例の
場合よりも大きくなり、より広帯域にわたって共振周波
数の調整を行うことができる。
【0032】なお、本実施例では誘電体ストリップにく
びれ部分を形成することによって共振周波数の調整範囲
を広帯域化したが、誘電体ストリップの形状はこの形状
に限定されるものではない。例えば、誘電体ストリップ
をテーパ形状に形成して、先端部に向かうに従って誘電
体ストリップの幅が細くなるように形成することによっ
ても調整範囲の広範囲化を図りうる。
【0033】[第3実施例、図6]図6は、第3の実施
例に係る誘電体フィルタを示す分解斜視図である。
【0034】誘電体フィルタ21は、図6に示すよう
に、2つの共振器23・24を有する2段の誘電体フィ
ルタである。以下、誘電体フィルタ21の構成について
説明する。
【0035】誘電体フィルタ21は、フッ素形樹脂など
の非放射性誘電体ストリップからなる伝送線路25、2
6の途中に誘電体共振器23・24が配置される形で構
成されている。図6においては、25が入力側の伝送線
路を、26が出力側の伝送線路を示している。誘電体共
振器23・24はそれぞれ、第1実施例で説明した誘電
体共振器1とその素材・構成等を同じくするものであ
る。従って、図6においては図示していないが、導電体
板22aまたは23bに取り付けられた軸受けブッシュ
・棒状体の機能によって、誘電体共振器1は可動構造を
有している。第1実施例で説明したように、この可動構
造を利用して誘電体基板27を挟んで対向している1組
の誘電体ストリップの重なり具合を調整することによっ
て、誘電体フィルタ21の通過周波数帯域を調整するこ
とができる。
【0036】以上のような構造を有する誘電体フィルタ
21は以下のように作用する。
【0037】まず、伝送線路25に送られてきた高周波
信号は、共振器23と磁界結合する。そして、共振器2
3に入力された信号のうち、共振器23の共振周波数と
合致する信号が共振し、該共振信号の一部が隣接する共
振器24と磁界結合する。次に、共振器24においても
同様に共振器24の共振周波数の信号が共振し、該共振
信号の一部が伝送線路26と磁界結合し、出力される。
以上のように、誘電体フィルタ21は機能する。
【0038】[第4実施例、図7〜図8]図7〜図8
に、第4の実施例に係る電圧制御発振器を示す。
【0039】本実施例は、第一実施例における誘電体共
振器を、電圧制御発振器の副線路として用いた例であ
る。以下、本実施例においては便宜上、本発明の誘電体
共振器を副線路誘電体共振器と呼ぶ。
【0040】図7は、回路基板35上の各種パターンな
どを示す平面図であり、図8は図7に示した回路基板3
5を上下の導電体板32a、32bの間に配置した状態
における図7のX−X線断面図である。
【0041】本実施例の電圧制御発振器31では、図7
・図8に示すように、略平行な導電体板32a、32b
の間に誘電体基板よりなる回路基板35が配置されてい
る。そして、回路基板35の上下には、非放射性誘電体
よりなる誘電体ストリップ33a・33b、34a・3
4bが配置され、それぞれ発振器31の主線路33と副
線路誘電体共振器34とを構成している。主線路33と
副線路誘電体共振器34の間には円柱状の誘電体共振器
36が配置されており、接着剤等により回路基板35に
固定されている。誘電体共振器36は、主線路と所望の
結合量が得られる位置に配置される。
【0042】回路基板35上には、パターン形成・部品
の実装などが施されて電圧制御発振器31の回路が組ま
れているが、その機能によって発振部・変調部の2つに
分けられる。
【0043】まず、発振部は、ガンダイオード37、主
線路33、主線路33近傍に配置された誘電体共振器3
6、およびガンダイオード37に電圧を供給するための
導体42等からなる。主線路33の一端は基板35上に
形成された終端抵抗39に接続され、他端は外部回路に
出力されている。
【0044】一方、変調部は、PINダイオード40、
誘電体ストリップ34a・34bから構成される副線路
誘電体共振器34、誘電体ストリップ34aを移動させ
るための棒状体38、副線路34近傍に配置された誘電
体共振器36、および、PINダイオード40に電圧を
供給するためにPINダイオード40と導通している導
体41a、41bからなる。
【0045】以下、本実施例の電圧制御発振器31の機
能について説明する。
【0046】まず、ガンダイオード37に電圧が加えら
れて信号が増幅されると、該信号が主線路33へ送り出
される。次に、主線路33へ送り出された信号のうち、
所定の信号が誘電体共振器36と共振し、ガンダイオー
ド37との間で共振・増幅を繰り返す。このようにして
増幅の繰り返された共振信号の一部が、主線路33の前
記他端から定常的に外部回路に出力されるようになり、
所定の周波数の信号を発振する発振器として機能する。
【0047】この時、電圧制御発振器31の発振周波数
は誘電体共振器36と副線路誘電体共振器34とが構成
する変調部の誘電率によって決定されている。ここで、
発振周波数の微調整は、基板35を挟んで重なり合う誘
電体ストリップ34a・34bの、重なり合う範囲を調
整することによって行う。すなわち、棒状体38を用い
て誘電体ストリップ34aをスライドさせ、誘電体スト
リップ34a・34bの重なり合う範囲を変化させるこ
とによって、副線路誘電体共振器34の実効誘電率を変
化させる。この結果、全体としての変調部の誘電率が変
化し、発振周波数を調整することができる。以上のよう
にして、本発明の副線路誘電体共振器を、電圧制御発振
器の発振周波数の調整に用いる。
【0048】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の請求項1または請求項2記載の誘電体共振器によれ
ば、誘電体共振器を構成する誘電体ストリップを可動構
造としたことによって、従来とは異なり、誘電体共振器
を分解せずに共振周波数の調整を行うことができるよう
になった。また、誘電体ストリップを移動させる機構を
複数個設けることによって、周波数の微妙な調整を安定
して行うことができるようになった。
【0049】また、本発明の請求項3記載の誘電体共振
器によれば、誘電体ストリップに、部分的に幅または厚
みの異なる誘電体ストリップを用いたことにより、より
広帯域にわたって共振周波数の調整を行うことが可能と
なった。
【0050】さらに、本発明の請求項4記載の誘電体フ
ィルタによれば、本発明の請求項1または請求項2記載
の共振器を用いて誘電体フィルタを構成したことによ
り、共振周波数の調整の容易な誘電体フィルタを得られ
るようになった。
【0051】加えて、本発明の請求項5記載の電圧制御
発振器によれば、発振周波数の調整の容易な電圧制御発
振器を得られるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の誘電体共振器を示す分解
斜視図である。
【図2】図1のX−X線における誘電体共振器1の拡大
断面図である。
【図3】第1実施例の誘電体共振器の変形例であって、
図1のX−X線に相当する部分で誘電体共振器1を切断
したときの拡大断面図である。
【図4】第1実施例の誘電体共振器のまた別の変形例で
あって、図1のX−X線に相当する部分で誘電体共振器
1を切断したときの拡大断面図である。
【図5】第2実施例の誘電体共振器を示す分解斜視図で
ある。
【図6】第3実施例の誘電体フィルタを示す分解斜視図
である。
【図7】第4実施例の電圧制御発振器を示す分解平面図
である。
【図8】図7のX−X線断面図である。
【図9】従来例の誘電体共振器を示す分解斜視図であ
る。
【符号の説明】
1、11 誘電体共振器 2a・2b、12a・12b 導電体板 3a・3b、13a・13b 誘電体ストリップ 4、14 誘電体基板 5 棒状体 5a ツマミ部 5b ネジ部 5c 先端部 6 軸受けブッシュ 21 誘電体フィルタ 22a・22b 導電体板 23・24 誘電体共振器 25・26 伝送線路 27 誘電体基板 31 電圧制御発振器 32a・32b 導電体板 33 主線路 33a・33b、34a・34b 誘電体ストリップ 34 副線路誘電体共振器 35 回路基板 36 誘電体共振器 37 ガンダイオード 38 棒状体 39 終端抵抗 40 PINダイオード 41a・41b、42 導体 101 誘電体共振器 102a・102b 導電体板 103a・103b 誘電体ストリップ 104 誘電体基板

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導電体板の間に配置され、誘電体基板を
    挟んで複数個に分割された誘電体ストリップを用いた誘
    電体共振器において、少なくとも一個の誘電体ストリッ
    プを可動構造としたことを特徴とする誘電体共振器。
  2. 【請求項2】 略平行な2つの導電体板の間に配置さ
    れ、誘電体基板を挟んで2個に分割された非放射性の誘
    電体ストリップを用いた誘電体共振器において、少なく
    とも一方の非放射性の誘電体ストリップを可動構造とし
    たことを特徴とする誘電体共振器。
  3. 【請求項3】 請求項1、または請求項2記載の誘電体
    共振器において用いられる誘電体ストリップに、幅また
    は厚みが少なくとも一部分において異なる誘電体ストリ
    ップを用いたことを特徴とする誘電体共振器。
  4. 【請求項4】 請求項1、請求項2、または請求項3記
    載の誘電体共振器を用いて構成したことを特徴とする誘
    電体フィルタ。
  5. 【請求項5】 請求項1、請求項2、または請求項3記
    載の誘電体共振器を用いて構成したことを特徴とする電
    圧制御発振器。
JP9022522A 1997-02-05 1997-02-05 誘電体共振器、誘電体フィルタ、および誘電体共振器を用いた電圧制御発振器 Pending JPH10224104A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9022522A JPH10224104A (ja) 1997-02-05 1997-02-05 誘電体共振器、誘電体フィルタ、および誘電体共振器を用いた電圧制御発振器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9022522A JPH10224104A (ja) 1997-02-05 1997-02-05 誘電体共振器、誘電体フィルタ、および誘電体共振器を用いた電圧制御発振器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10224104A true JPH10224104A (ja) 1998-08-21

Family

ID=12085122

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9022522A Pending JPH10224104A (ja) 1997-02-05 1997-02-05 誘電体共振器、誘電体フィルタ、および誘電体共振器を用いた電圧制御発振器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10224104A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0959557A1 (en) * 1998-05-22 1999-11-24 Murata Manufacturing Co., Ltd. Oscillator and communications device

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0959557A1 (en) * 1998-05-22 1999-11-24 Murata Manufacturing Co., Ltd. Oscillator and communications device
US6163688A (en) * 1998-05-22 2000-12-19 Murata Manufacturing Co., Ltd. Oscillator and communications device

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Tomassoni et al. Generalized TM dual-mode cavity filters
US4246550A (en) Wideband, millimeter wave frequency Gunn oscillator
JPH11239021A (ja) 誘電体共振器装置
JPH10224104A (ja) 誘電体共振器、誘電体フィルタ、および誘電体共振器を用いた電圧制御発振器
JPH11340738A (ja) 発振器および通信機装置
JPH03242007A (ja) 発振器
JP2000022408A (ja) 非放射性誘電体ガイド回路
JP2001111345A (ja) 発振器および無線装置
JP2001044755A (ja) 誘電体共振器を有するマイクロ波発振器
KR20040057138A (ko) 포토닉 밴드갭 구조와 피드포워드 회로를 이용한 전압제어발진기 및 그 동작 방법
JPH11355009A (ja) ストリップライン共振器、ストリップラインフィルタ、ストリップラインデュプレクサ及び通信機装置
JP2002009551A (ja) ガンダイオード電圧制御発振器及びその周波数調整方法
JP4252266B2 (ja) ガンダイオード発振器の発振周波数の調整方法
JPH0334608A (ja) マイクロ波帯誘電体電圧制御発振器
JPH088603A (ja) Nrdガイド用ダイオード回路および可変周波数発振回路
JPS5830322Y2 (ja) モノリシツク集積回路を使用する導波管型混合器
EP0938185B1 (en) Voltage-controlled oscillator and method for adjusting frequency shift amount thereof
JPH04280106A (ja) 弾性表面波発振器
JP2000357921A (ja) 電圧制御発振器
JPH10290106A (ja) Nrd線路、nrd線路共振器、nrd線路フィルタ、およびnrd線路共振器を用いて構成した電圧制御発振器
JP6548943B2 (ja) 発振器
JPH04261202A (ja) 電圧制御発振器
JPH04145707A (ja) 電圧制御発振器
JPS6120165B2 (ja)
JPH0644692B2 (ja) オシレ−タの負荷特性の向上方法

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20041001

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20041116

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20050412