JPH10223524A - フォトリソグラフィー工程の現像処理方法 - Google Patents

フォトリソグラフィー工程の現像処理方法

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JPH10223524A
JPH10223524A JP9041391A JP4139197A JPH10223524A JP H10223524 A JPH10223524 A JP H10223524A JP 9041391 A JP9041391 A JP 9041391A JP 4139197 A JP4139197 A JP 4139197A JP H10223524 A JPH10223524 A JP H10223524A
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JP
Japan
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pure water
developing
temperature
substrate
nozzle
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JP9041391A
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English (en)
Inventor
Masuyuki Taki
益志 滝
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UMC Japan Co Ltd
Original Assignee
Nippon Steel Semiconductor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コスト上昇を抑え、且つ簡便なる方法で確実
に現像液や、レジストのスカム発生を抑制する半導体ウ
エハの現像処理方法を提供すること。 【解決手段】 フォトリソグラフィー技術によりレジス
トコート、露光処理の施されたウエハ基板2を現像カッ
プ内に設置された回転自在のウエハチャック1上に真空
吸着にて保持を行った後、ウエハ基板2を低速回転にて
回転させつつウエハチャック1より上方向に設置された
現像液吐出ノズル3より吐出する事でウエハ基板上2に
現像液の液盛り形成をおこなう。次にウエハチャック1
上のウエハ基板2を静止状態、もしくは極低速回転させ
るかの何れかの方法により所望時間の現像を行った後、
ウエハ基板2を低速回転させると同時に恒温層5を通し
て昇温された温純水をリンスノズル4より吐出を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体素子の製造方
法に係わり、特にフォトリソグラフィー工程の中の現像
処理プロセスに於けるリンス方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】第1の従来技術による現像後のリンス方
法としては、回転自在のウエハチャック上にウエハ処理
基板を真空吸着にて保持した後、ウエハ基板より上方に
設置されたノズルよりウエハ基板上に現像液を吐出する
事により液盛りを行った後、任意所定時間のみ現像処理
を施した後、続いてリンスノズルより純水吐出を行う事
で洗浄を行い、しかる後に高速回転を行う事でウエハ基
板上から水分除去を行う処理方法が採られていた。
【0003】上記リンス工程の際、リンスに用いられる
純水の温度管理は一般的には厳密に管理する事は無く、
室温前後にて吐出する事で処理がなされていた。
【0004】しかし、該方法に於いては現像処理後にス
カム発生する事が見受けられる事から図2に示す如き第
2の従来方法に示す方法が特開平1−88547号公報
にて提示されている。
【0005】該第2の従来方法としては、第1の従来技
術にて記述した現像処理終了後、第1の従来技術に於い
ては純水吐出にてリンス工程を行っていたのに対し、ま
ず始めにアルコール水溶液による洗浄を施した後、引続
いて純水洗浄を行う2段階処理にする事により前述した
現像液やレジストのスカムを完全に除去する方法が提起
されている。
【0006】該第2の従来方法を図2を用いて、より詳
細に説明する。図2では、ウエハ基板102はウエハチ
ャック101上に載置された後に真空吸着にて保持され
る。
【0007】次にウエハチャック101と共にウエハ基
板102を低速回転させつつ現像液を現像ノズル103
を介して吐出を行い、静止現像、ないしは微低速回転を
させながら所望時間の現像を行う。
【0008】次に、第1の従来方法で行われた純水洗浄
に先立ち、第2の従来方法では第1段階の洗浄として先
ず始めにウエハ基板102を回転させつつノズル109
より純水に体積比0.2〜50%のメチルアルコールを
溶解アルコール水溶液を用いて約10秒間の洗浄を行
う。
【0009】次に、第1段階のアルコール水溶液による
洗浄を終了した後に第2段階の洗浄としてノズル104
より純水吐出を行い、約20秒間の洗浄を行う。
【0010】前記2段階の洗浄を終了後にウエハ基板1
02を3000rpm前後の高速回転にてスピン乾燥を
行う方法が採られていた。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】第1の従来方法に於い
ては、前記した様に現像処理後にスカム発生する問題を
抱えていた。
【0012】依って、第2の従来技術(特開平1−88
547号公報)が提起されているが、第1の課題として
は従来方法では現像液ノズルと純水リンスの2本のノズ
ルのみで処理する方法に対してアルコール水溶液吐出の
為に新たにアルコール水溶液吐出の専用ノズルを1本以
上新規に追加設定する必要が生じる。該リンスノズル追
加は、既存装置に於いては大幅なる装置改造を必要と
し、多額の設備投資が必要となる。
【0013】一方、新規装置に於いては前記同様にノズ
ル数の増加によりコスト上昇が生じ、且つ、ノズル数増
加により配管数が増加する事による装置容量増加が必要
となる問題を抱えていた。
【0014】第2の課題としては、該方法に於いては現
像液からアルコール水溶液に置換される工程に於いて現
像液中に溶解した不溶解物がアルコール水溶液と反応
し、ウエハ基板上に染み状の残渣物を形成する事が新た
な問題点として露見して来た。
【0015】依って、本発明に於いてはコスト上昇を抑
え、且つ簡便なる方法で確実に現像液や、レジストのス
カム発生を抑制する方法を提供するものである。
【0016】
【課題を解決するための手段】フォトリソグラフィー工
程の現像処理を行った後、純水によるリンス洗浄を行う
工程に於いて、リンス洗浄を行う純水を40℃以上、7
0℃以下からなる温純水に昇温させた後に半導体基板上
に吐出を行う事で現像液の洗浄、除去を行う事により前
記課題解決を図るものである。
【0017】
【作用】ポジ型レジストに於ける現像を例に採れば、レ
ジスト中のノボラック樹脂が感光剤であるキノンジアジ
ド化合物によって溶解禁止効果(インヒビジョン)を受
けている。
【0018】しかし、露光により光エネルギーを受ける
とキノンジアジド化合物は光分解が行われ、溶解禁止効
果を失うと共に一転して溶解促進剤として機能する。
【0019】以上のメカニズムにて露光、未露光部での
アルカリ溶解速度差(ディスクリミネーション)を生ず
る事で現像が行われ、パターン形成が成される。
【0020】しかし、上記した溶解禁止効果(インヒビ
ジョン)に関しては、感光物のキノンジアジド基とノボ
ラックのフェノール性水酸基が強い水素結合を介してコ
ンプレックス状の不溶化物を形成する説、感光物とスル
フォニル基とノボラックのフェノール性水酸基が強い水
素結合を作ってアルカリ水溶液に不溶化部を形成する
説、ナフトキノンジアジドは疎水性が高いが為に単に混
在しているだけで全体を疎水化させる為にアルカリ水溶
液への溶解度を低下させる為に不溶化部が残存する説、
ノボラック樹脂中の特定活性位置にキノンジアジドがア
ゾカップリングして架橋反応を起こして不溶化物を形成
する説等の諸説があり未だに解明されていないが、何れ
にしても未露光のレジスト膜がアルカリ水溶液に接触す
るだけで表面の不溶化を起こす事は共通しており、現像
中にこれら不溶化反応が溶解と拮坑して起る事によりパ
ターン形成が成される事で寸法制御やパターン形成が行
われているが、一方でスカム発生を引き起こしている。
【0021】上記した様に現像メカニズム自体が十二分
解明されていない為にスカムに関する対処方法、ならび
にメカニズムに関しても十二分に解明されていないのが
実情である。
【0022】しかしながら、実際には各レジストメーカ
ーに於いては各種実験から得られた経験則を基に処方を
行っているのが実情である。
【0023】依って、本発明に於ける作用、メカニズム
に関しても十二分なる解明はなされていないが、実験結
果より温水洗浄にてリンス処理を施す事により半導体基
板上に生成された不溶化物が昇温された純水が吐出され
た際に半導体基板上に残存するアルカリ水溶液の温度を
希釈すると共に上昇させ、不溶化物と再反応する事で除
去されるものと推定される。
【0024】又、本発明に依れば、第2の従来方法(特
開平1−88547号公報)の様に新たに追加ノズルを
設ける必要が無く、既存の純水洗浄リンスノズルの配管
途中に恒温層を設けるか、もしくは配管そのものに電熱
ヒータを設けて直接加熱するか、もしくは配管を温水の
循環されたウォータージャケットにて被覆、昇温させる
かの何れかの方法にて容易に達成する事が可能となる。
【0025】
【発明の実施の形態】本発明に於ける構成図を図1に示
すと共に、純水の加熱昇温方法を(A)(B)(C)の
3種類の方法に分けて概略を図示する。
【0026】フォトリソグラフィー技術によりレジスト
コート、露光処理の施されたウエハ基板2を現像カップ
内に設置された回転自在のウエハチャック1上に真空吸
着にて保持を行った後、ウエハ基板2を低速回転にて回
転させつつウエハチャック1より上方向に設置された現
像液吐出ノズル3より吐出する事でウエハ基板上2に現
像液の液盛り形成をおこなう。
【0027】次にウエハチャック1上のウエハ基板2を
静止状態、もしくは極低速回転させるかの何れかの方法
により所望時間の現像を行った後、ウエハ基板2を低速
回転させると同時に恒温層5を通して昇温された温純水
をリンスノズル4より吐出を行う。
【0028】この際、純水の昇温範囲としては温純水の
温度と欠陥数の増減と、温純水の温度とレジストプロフ
ァイルとの因果関係による双方から決定する。
【0029】本実施の形態に於いては、ポジ型レジスト
に富士ハント社製のi線波長対応のFHi3800レジ
ストを用い、現像液にはTMAH(テトラメチルアンモ
ニュウムハイドロオキサイド)濃度2.38%からなる
アルカリ水溶液を用いた場合、実験結果からスカム起因
による欠陥数は純水温度を40℃以上に昇温させて用い
る事で劇的に欠陥数は低下する事が判明した。
【0030】しかし、70℃以上に昇温させて用いた場
合、欠陥数は減少するもののレジストプロファイルが低
下し始める事が判明した。
【0031】依って、温純水として用いる温度範囲とし
ては、厳密には使用するレジストにより決定する必要性
があるが、現有するポジ型レジストに於いてはノボラッ
ク樹脂が主に用いられており、適正温度範囲としては凡
そ上記温度範囲内に位置する。
【0032】従って、ポジ型レジストを用いた現像工程
に於いて、本発明にて定めて範囲内に於いて温純水洗浄
を行う事によりレジストプロファイルの低下を起こさ
ず、且つスカムによる欠陥数低減を図る事が可能とな
る。
【0033】尚、上記実施の形態の説明に於いては純水
の昇温方法として恒温層を通して昇温し、温純水として
吐出する事を記したが、別手法としては図1(B)に示
す如く純水を送水する配管に電熱ヒータ7を巻回しを行
って昇温する直接加熱機構を設けるか、図1(C)の如
く温水6を通したウォータージャケット8を被覆して昇
温させるかの何れかの方法にて温純水とした後にリンス
洗浄に用いる事で同一効果は得られる。
【0034】
【発明の効果】本発明に依れば、新たなノズルを設ける
事なく既存の純水洗浄ノズルを活用し、単に洗浄に用い
る純水を昇温させる機構を盛り込むだけで達成可能であ
り、コスト上昇を抑制し、且つ従来技術からの問題であ
るスカム発生を抑制する事が可能となる。
【0035】依って、スカム起因による欠陥数を従来技
術よりも大幅に低減する事が可能となり歩留まり向上を
図る効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の構成を示す図である。
【図2】従来方法による構成を示す図である。
【記号の説明】
1,101 ウエハチャック 2,102 ウエハ基板 3,103 現像ノズル 4,104 純水ノズル 5 恒温槽 6 温純水 7 電熱ヒータ 8 ウォータージャケット 109 アルコール水溶液吐出ノズル

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体装置のフォトリソグラフィー工程
    における現像処理工程において、回転自在のチャック上
    に真空吸着にて半導体基板を保持した後、該半導体基板
    より上方向に位置する現像ノズルより現像液吐出を行
    い、半導体基板上に現像液を形成する事で所望時間の現
    像処理を行った後にリンス洗浄を行う工程に於いて、 リンス洗浄に用いる純水を、純水配管を恒温槽を通して
    加熱昇温させるか、純水配管に電熱ヒータを巻回しを行
    い加熱昇温させるか、純水配管を温水を循環して恒温状
    態に保持されたウォータージャケットを被覆する事で加
    熱昇温するかの何れかの方法により純水を40℃以上、
    70℃以下からなる温純水に昇温を行う工程と、 該温度範囲内の任意所望一定温度に保たれた純水をリン
    ス専用ノズルを通して回転運動中のウエハ基板上に吐出
    を行う事で現像液の洗浄、除去を行う事を特徴とするフ
    ォトリソグラフィー工程の現像処理工程。
JP9041391A 1997-02-12 1997-02-12 フォトリソグラフィー工程の現像処理方法 Pending JPH10223524A (ja)

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JP (1) JPH10223524A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000223394A (ja) * 1999-01-29 2000-08-11 Dainippon Screen Mfg Co Ltd 基板処理装置及び基板処理方法
JP2012114409A (ja) * 2010-11-04 2012-06-14 Tokyo Electron Ltd 基板洗浄方法、基板洗浄装置及び基板洗浄用記憶媒体

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