JPH10223061A - 耐熱電線 - Google Patents

耐熱電線

Info

Publication number
JPH10223061A
JPH10223061A JP9037128A JP3712897A JPH10223061A JP H10223061 A JPH10223061 A JP H10223061A JP 9037128 A JP9037128 A JP 9037128A JP 3712897 A JP3712897 A JP 3712897A JP H10223061 A JPH10223061 A JP H10223061A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fiber
electric wire
covering
wire
alumina
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9037128A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuichi Ishiyama
友一 石山
Yoshimi Ota
好美 太田
Satoshi Suzuki
聡 鈴木
Kensho Kubota
憲昭 久保田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kurabe Industrial Co Ltd
Original Assignee
Kurabe Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kurabe Industrial Co Ltd filed Critical Kurabe Industrial Co Ltd
Priority to JP9037128A priority Critical patent/JPH10223061A/ja
Publication of JPH10223061A publication Critical patent/JPH10223061A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Inorganic Insulating Materials (AREA)
  • Organic Insulating Materials (AREA)
  • Insulated Conductors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 700℃以上の高温域でも使用可能な優れた
耐熱性及び絶縁性を有し、且つ、内部に通気性を確保す
ることが可能な、例えば、自動車の排気マニュホールド
に装着される酸素センサのリード線などとして好適な電
線を提供する。 【解決手段】 導体上に耐熱性及び絶縁性に優れた繊維
による1次被覆を施した絶縁線芯1本または複数本を束
ねたものの上に、耐熱性及び絶縁性に優れた繊維による
2次被覆を施して絶縁電線とし、その上に、金属外皮を
被覆したことを特徴とする耐熱電線。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、自動車の
排気マニュホールドに装着される酸素センサのリード線
などとして好適な電線に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、自動車の排気マニュホールド
には、酸素センサが設けられていて、該酸素センサで排
気ガス中の酸素濃度を検出しながら触媒能力が最大とな
るように空燃比を制御することが行われている。この種
の酸素センサのリード線としては、例えば、ステンレス
線等の金属線をコイル状に形成してなる芯線上に、ガラ
ス繊維の編組を介して、フッ素樹脂等の耐熱樹脂からな
る絶縁被覆、ステンレス線等の金属細線からなる編組被
覆が順次形成された構成の電線が使用されている。
【0003】この電線は、優れた耐熱性、絶縁性及び機
械的強度を有しているとともに、芯線がコイル状に形成
されていることから、その中空部に充分な通気性を確保
することができ、よって高酸素濃度の大気を常にセンサ
素子に供給することができるという特徴を持っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記構
成の電線では、近年の自動車の高性能化、高出力化に伴
う排気ガス温度の上昇に対応できなくなってきている。
つまり、近年の自動車において、酸素センサが装着され
る排気マニュホールドの集合部や触媒の上流部付近の温
度は、通常の市街走行時で400〜600℃、高速走行
時には700℃以上にまで達してしまうのであるが、上
記従来の電線は耐熱性に優れたものであっても、せいぜ
い300℃程度が限界であり、そのような高温域での使
用は困難であった。そこで、従来の場合には、高温とな
るセンサ素子部からリード線までの距離を離したり、別
途セラミックス等からなる断熱材を配置して熱的影響を
緩和することが行われており、その結果、酸素センサ自
体が大型化してしまうという問題が生じていた。
【0005】700℃以上の高温域でも使用可能な電線
としては、例えば、特開昭62−274506号公報に
開示されているような、導体を金属パイプ内に挿入し、
導体と金属パイプとの間隙に絶縁体である酸化マグネシ
ウム粉体を充填し、絞り加工を施した構造のものがあ
る。この電線は、700℃以上の耐熱性に加えて、機械
的強度にも優れているものの、酸化マグネシウム粉体が
高密度で金属パイプ内に充填されているため、金属パイ
プの内部に通気性を確保することができないという欠点
がある。従って、例えば、自動車の排気マニュホールド
に装着される酸素センサのリード線のように、センサ素
子に高酸素濃度の大気を供給することが要求されるよう
な用途では使用することができない。
【0006】一方、内部に通気性を確保することが可能
な電線としては、例えば、実開平2−71918号公報
に開示されているような、導体上にフッ素樹脂等の耐熱
樹脂からなる絶縁体を被覆し、更に、その上にアルミナ
・シリカテープからなる断熱層、ガラス繊維からなる編
組層、耐熱塗料層を順次形成した構造のものがある。し
かしながら、この電線は、構造上外径が太くなり大型化
してしまうとともに、耐熱性及び絶縁性が絶縁体の構成
材料である耐熱樹脂の性能の範囲内に限られてしまうと
いう欠点がある。従って、例えば、自動車の排気マニュ
ホールドに装着される酸素センサのリード線のように、
700℃以上の耐熱性が要求されるような用途では使用
することができない。
【0007】本発明はこのような点に基づいてなされた
もので、その目的とするところは、700℃以上の高温
域でも使用可能な優れた耐熱性及び絶縁性有し、且つ、
内部に通気性を確保することが可能な、例えば、自動車
の排気マニュホールドに装着される酸素センサのリード
線などとして好適な電線を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するべ
く本発明による耐熱電線は、導体上に耐熱繊維による1
次被覆を施した絶縁線芯1本または複数本を束ねたもの
の上に、耐熱繊維による2次被覆を施して絶縁電線と
し、その上に、金属外皮を被覆したことを特徴とするも
のである。
【0009】この際、前記1次被覆及び2次被覆を、高
ケイ酸ガラス繊維、シリカ繊維、アルミナ繊維、アルミ
ナ・シリカ繊維、或いは、それらを組み合わせた繊維の
編組または横巻きにより構成することが考えられる。ま
た、前記1次被覆及び2次被覆を、高ケイ酸ガラス繊
維、シリカ繊維、アルミナ繊維、アルミナ・シリカ繊
維、或いは、それらを組み合わせた繊維の編組により構
成するとともに、1次被覆の遮蔽率を81%以上、2次
被覆の遮蔽率を62%以上に設定することが考えられ
る。更に、前記絶縁電線を、耐熱性塗料によって表面処
理することが考えられる。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明において使用される導体と
しては、例えば、ニッケル線、ステンレス線、ニッケル
クロム合金線、ニッケルクラッド銅合金線、ステンレス
クラッド銅合金線、更に、これらの金属線に銀、ニッケ
ル等により表面処理を施したものなどの単線または撚り
線が挙げられる。これらは、使用用途などを考慮して適
宜に選択すれば良く特に限定されないが、例えば、本発
明によって得られる電線を、自動車の排気マニュホール
ドに装着される酸素センサのリード線などとして使用す
る場合には、優れた耐熱性と耐酸化性を兼ね備えたニッ
ケル線を使用することが好ましい。導体の外径も特に限
定されないが、例えば、本発明によって得られる電線を
自動車の排気マニュホールドに装着される酸素センサの
リード線などとして使用する場合には、充分な機械的強
度と、仕上外径の小型化を考慮して、φ0.4mm〜φ
0.6mm程度の範囲とすることが好ましい。
【0011】本発明においては、まず、上記導体上に、
耐熱性及び絶縁性に優れた繊維による1次被覆を施して
絶縁線芯を形成する。耐熱性及び絶縁性に優れた繊維と
しては、例えば、高ケイ酸ガラス繊維、シリカ繊維、ア
ルミナ繊維、アルミナ・シリカ繊維などが挙げられる
が、これらの中でも、シリカ繊維、アルミナ繊維、アル
ミナ・シリカ繊維は優れた耐熱性を有していることから
特に好ましい。繊維フィラメント径は、使用する導体の
外径によっても異なるが、絶縁性を向上させるために
は、細径のもの、特に10μm以下程度のものを使用す
ることが好ましい。これらの繊維材料は、編組または横
巻きにより導体上に被覆されるのであるが、編組による
方が、本発明によって得られる電線の内部に充分な通気
性を確保できることからより好ましい。
【0012】次いで、上記絶縁線芯1本または複数本を
引き揃えるか、撚り合わせるかして束ねたものの上に、
更に、耐熱性及び絶縁性に優れた繊維による2次被覆を
施して絶縁電線とする。ここで使用する繊維材料として
は、上記1次被覆の構成材料として例示したものをその
まま用いることができるが、必ずしも1次被覆と同一で
なくても良い。これらも上記1次被覆と同様に、編組ま
たは横巻きにより絶縁線芯上に被覆すれば良いが、編組
による方が、本発明によって得られる電線の内部に充分
な通気性を確保できることからより好ましい。
【0013】ここで、上記1次被覆及び2次被覆をとも
に、編組により構成した場合、その遮蔽率は、1次被覆
を81%以上、2次被覆を62%以上に設定することが
好ましい。1次被覆及び2次被覆の遮蔽率が、この範囲
を満足しない場合には、耐熱性、絶縁性及び通気性をバ
ランス良く兼ね備えることができなくなってしまうとと
もに、後述する金属外皮への保持にバラツキが生じてし
まう。
【0014】尚、本発明において遮蔽率は、式(I)に
よって算出したものである。ただし、式(I)におい
て、糸外径:dwは、電線等の導体の集合撚り合わせ外
径を算出する際に用いられる式(II)における、素線径
を繊維フィラメント径、素線本数を繊維フィラメント本
数に置き換えて求めた理論外径値をdw、編組後の繊
維幅を検視鏡で測定した値をdwとして、式(III)
によって求めた値とした。また、編組厚は、JIS B
7503に規定された押圧140gf(1.372N)
以下に調整されたダイヤルゲージにて測定した値とし
た。
【0015】
【数1】
【0016】
【数2】
【0017】
【数3】
【0018】上記構成の絶縁電線の上に金属外皮を被覆
し、必要に応じて適宜に絞り加工を施すことにより、本
発明の耐熱電線が完成する。金属外皮は、絶縁電線の機
械的保護及び熱的保護を目的として形成されるものであ
り、例えば、ステンレスパイプ、ニッケル合金パイプ等
の金属パイプを例示することができる。絞り加工は、絶
縁電線と金属外皮の固定をより確実にするために行われ
るものであり、金属外皮の全体または一部に適宜に施
す。絞り加工を施す手段としては、例えば、スェージン
グ、ドローイング、プレス、ローリング、かしめ等の方
法が挙げられる。
【0019】尚、本発明においては、金属外皮を被覆す
る前の絶縁電線に、予めシリカ・アルミナ系、シリケー
ト系、シリコーン系等の耐熱性塗料による表面処理を施
しておいても良い。耐熱性塗料による表面処理を施して
おくことにより、得られる電線の耐湿性や端末加工時の
ストリップ作業性を向上させることができる。表面処理
の方法としては、例えば、導体表面に直接耐熱性塗料を
塗布する方法、1次被覆を施した後の絶縁線芯に耐熱性
塗料を塗布する方法、2次被覆を施した後の絶縁電線に
耐熱性塗料を塗布する方法などが考えられる。
【0020】
【実施例】以下に本発明の実施例を比較例と併せて説明
する。この実施例は、本発明の電線を自動車の排気マニ
ュホールドに装着される酸素センサのリード線として使
用することを想定したものである。
【0021】実施例1 外径0.5mmの純ニッケル線からなる導体上に、Al
2370%、SiO30%の組成を有する繊維フィラ
メント径7μmのアルミナ長繊維640本を撚り合わせ
て64TEX番手としたアルミナ長繊維束1本を、12
打の製紐機で編組厚0.2mm、編組密度10目/25
mm、糸外径0.35mmの条件で遮蔽率81.8%と
なるように編組して1次被覆を施し、絶縁線芯を形成し
た。次に、この絶縁線芯4本をピッチ27.8mmで撚
り合わせて外径2.0mmとしたものの上に、Al23
70%、SiO30%の組成を有する繊維フィラメン
ト径7μmのアルミナ長繊維640本を撚り合わせて6
4TEX番手としたアルミナ長繊維束1本を、16打の
製紐機で編組厚0.15mm、編組密度15目/25m
m、糸外径0.35mmの条件で遮蔽率62.9%とな
るように編組して2次被覆を施し、絶縁電線とした。
【0022】この絶縁電線を、外径4mm、肉厚0.4
mmのステンレスパイプ内に挿入した後、ロータリー式
スェージングマシーンを使用してステンレスパイプの長
手方向全体にわたって絞り加工を施し、外径3.2mm
の電線を製造した。
【0023】実施例2〜実施例6、比較例1〜比較例1
1次被覆及び2次被覆を構成する編組の遮蔽率を表1及
び表2に示すように変更した他は、実施例1と同様に外
径3.2mmの電線を製造した。但し、1次被覆の編組
密度を25目/25mm、遮蔽率88.2%とした比較
例10については、1次被覆が導体から著しく浮いてし
まって絶縁線芯の撚り合わせができず、絶縁電線を製造
することができなかった。
【0024】ここで、このようにして製造された15種
類の電線を100mmの長さに切断したものを試料とし
て、特性評価を行った。評価項目は、耐熱絶縁性、耐湿
性、通気性及び引抜試験の4項目として、それぞれ以下
に示すような試験を実施した。結果は、表1に示した。
【0025】耐熱絶縁性 700℃の高温雰囲気中に試料を配置し、ステンレスパ
イプの表面温度が700℃で平衡した状態で、内部導体
とステンレスパイプ間にDC500Vの電圧を印加し、
絶縁抵抗を測定した。試料数は各々10本とし、それら
の測定値の最小値を表1に記した。
【0026】耐湿性 各試料を40℃、95%RHの雰囲気中に168時間放
置した後取り出し、内部導体とステンレスパイプ間にD
C500Vの電圧を印加して絶縁抵抗を測定した。試料
数は各々10本とし、それらの測定値の最小値を表1に
記した。
【0027】耐熱絶縁性及び耐湿性は、特公昭61−5
7674号公報に開示されているように、高温度下及び
多湿雰囲気中放置後の最小必要絶縁抵抗としては、実用
上2MΩ以上が要求されるため、3MΩ以上を合格ライ
ンとした。
【0028】通気性 各試料の片端より0.05MPaの気圧を加えたときの
エアー透過量を測定した。試料数は各々10本とし、そ
れらの測定値の最小値を表1に記した。エアー透過量が
50ml/min以上を合格ラインとした。
【0029】引抜試験 各試料を水平状態に保持し、ステンレスパイプ中の絶縁
電線を9.8Nの力で引っ張った時に、抜けやズレが生
じないかどうかを目視で確認した。抜けやズレが生じた
ものを「有」と表示した。
【0030】
【表1】
【0031】
【表2】
【0032】表1、表2の結果によれば、まず、耐熱絶
縁性については、本実施例、比較例のどちらも2MΩ以
上の絶縁抵抗を示しているが、特に、本実施例のもの
は、いずれも3MΩ以上という合格ラインをクリアして
いる。
【0033】耐湿性については、本実施例によるもの
は、いずれも3MΩ以上という合格ラインをクリアして
いる。比較例1、比較例2、比較例4、比較例6及び比
較例9においても、2MΩ以上の絶縁抵抗を示している
ものの、本実施例と比較すると30%以上低い値となっ
ている。比較例3、比較例5、比較例7及び比較例8に
ついては、いずれも2MΩに達していない。これは、1
次被覆、2次被覆の遮蔽率の組み合わせが本発明の好ま
しい範囲外であるため、ステンレスパイプを被覆して絞
り加工を施しても、内部に水分を保水する領域が発生し
ているためと考えられる。
【0034】通気性については、本実施例によるもの
は、いずれも50ml/min以上のエアー透過量を示
しており、充分な通気性が確保されているものの、比較
例1及び比較例2は、その半分以下の透過量しか示さな
かった。
【0035】引抜試験については、本実施例によるもの
は、いずれも、抜けやズレが生じなかったが、比較例
1、比較例2、比較例6〜比較例9については、絶縁電
線に位置がズレや、抜けが生じていた。これは、2次被
覆の遮蔽率が77%以下であるため、ステンレスパイプ
を被覆して絞り加工を施しても、内部の絶縁線芯を保持
しきれなかったと考えられる。
【0036】実施例7〜9 編組に代えて横巻きにより1次被覆を施した絶縁線芯4
本を撚り合わせて外径2.0mmとしたものを使用した
他は、実施例1〜実施例3と同様に外径3.2mmの電
線を製造した。
【0037】実施例10 ステンレスパイプ内に挿入する前の絶縁電線に、シリケ
ート系無機ワニスによる表面処理を施した他は、実施例
1と同様の材料、同様の工法によって外径3.2mmの
電線を製造した。
【0038】ここで、このようにして製造された4種類
の電線についても、上記と同様の特性評価を行った。結
果は表3に示した。
【0039】
【表3】
【0040】表3の結果によれば、本実施例によるもの
は、いずれも、耐熱絶縁性、耐湿性、通気性及び引抜試
験のすべてにおいて良好な結果を示している。特に、シ
リケート系無機ワニスによる表面処理を施した実施例1
0は、100MΩ以上の絶縁抵抗を示しており、極めて
優れた耐湿性を備えている。
【0041】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の耐熱電線
は、700℃以上の高温域でも使用可能な優れた耐熱性
及び絶縁性を有し、且つ、内部には充分な通気性を確保
することができるものである。従って、例えば、自動車
の排気マニュホールドに装着される酸素センサのリード
線などとして好適に使用することが可能である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 久保田 憲昭 静岡県浜松市高塚町4830番地 株式会社ク ラベ内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導体上に耐熱性及び絶縁性に優れた繊維
    による1次被覆を施した絶縁線芯1本または複数本を束
    ねたものの上に、耐熱性及び絶縁性に優れた繊維による
    2次被覆を施して絶縁電線とし、その上に、金属外皮を
    被覆したことを特徴とする耐熱電線。
  2. 【請求項2】 前記1次被覆及び2次被覆は、高ケイ酸
    ガラス繊維、シリカ繊維、アルミナ繊維、アルミナ・シ
    リカ繊維、或いは、それらを組み合わせた繊維の編組ま
    たは横巻きにより構成されていることを特徴とする請求
    項1記載の耐熱電線。
  3. 【請求項3】 前記1次被覆及び2次被覆は、高ケイ酸
    ガラス繊維、シリカ繊維、アルミナ繊維、アルミナ・シ
    リカ繊維、或いは、それらを組み合わせた繊維の編組に
    より構成されているとともに、1次被覆の遮蔽率が81
    %以上であり、且つ、2次被覆の遮蔽率が62%以上に
    設定されていることを特徴とする請求項1記載の耐熱電
    線。
  4. 【請求項4】 前記絶縁電線は、耐熱性塗料によって表
    面処理されていることを特徴とする請求項1、請求項2
    または請求項3記載の耐熱電線。
JP9037128A 1997-02-04 1997-02-04 耐熱電線 Pending JPH10223061A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9037128A JPH10223061A (ja) 1997-02-04 1997-02-04 耐熱電線

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9037128A JPH10223061A (ja) 1997-02-04 1997-02-04 耐熱電線

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10223061A true JPH10223061A (ja) 1998-08-21

Family

ID=12488983

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9037128A Pending JPH10223061A (ja) 1997-02-04 1997-02-04 耐熱電線

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10223061A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008235259A (ja) * 2007-02-19 2008-10-02 Railway Technical Res Inst 低熱膨張線状体の製作方法
JP2016192259A (ja) * 2015-03-30 2016-11-10 横河電機株式会社 高温高圧用ケーブル
CN107424795A (zh) * 2017-07-31 2017-12-01 天津经纬正能电气设备有限公司 无玻璃钢包绕的电抗器绝缘结构

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008235259A (ja) * 2007-02-19 2008-10-02 Railway Technical Res Inst 低熱膨張線状体の製作方法
JP2016192259A (ja) * 2015-03-30 2016-11-10 横河電機株式会社 高温高圧用ケーブル
CN107424795A (zh) * 2017-07-31 2017-12-01 天津经纬正能电气设备有限公司 无玻璃钢包绕的电抗器绝缘结构

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA2674555A1 (en) Expandable electric cord and production method thereof
JPH06109956A (ja) 光ファイバケーブル
JP6185419B2 (ja) アルミニウムめっきステンレス鋼線
JP6324164B2 (ja) 複合撚線
JP2007026736A (ja) 耐屈曲ケーブル
JPH10223061A (ja) 耐熱電線
GB2354874A (en) Flexible conductor
JP2010024489A (ja) 被覆Fe‐Ni合金線、及びそれを用いた撚線並びに電線
JP2005320673A (ja) ゴム物品補強用金属コード及びそのコードの製造方法
JPH0673672A (ja) ゴム補強用スチールコード
JP2002208314A (ja) 高温用フレキシブルケーブル、溶融炭酸塩型燃料電池の構造及び溶融炭酸塩型燃料電池の電力取り出し部
US20080142245A1 (en) High Temperature Cable and the Use Thereof
US6448502B2 (en) Lead wire for oxygen sensor
JP2847787B2 (ja) 架空送電線
JP2010062030A (ja) 架空送電線
JP2003031029A (ja) 架空電線
CN117723161B (zh) 一种高精度铠装热电偶及其制作方法
JP3079295B2 (ja) ゴム補強用スチールコード
CN220420300U (zh) 一种耐高温抗干扰热电偶线
CN114038631B (zh) 氧化铜利兹线及其生产工艺
JPS6035863Y2 (ja) 温度検出器用の補償導線
CN217086235U (zh) 一种在线温度监测的同轴电缆
CN112908556B (zh) 一种用于高温电缆的连续氧化铝增强金属基复合材料芯
CN218676514U (zh) 一种易卷曲、抗压、耐高温石墨烯铝合金电缆
CN218513219U (zh) 一种耐高低温空调电缆