JPH10222943A - 情報記録ディスク及びディスク駆動装置 - Google Patents

情報記録ディスク及びディスク駆動装置

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JPH10222943A
JPH10222943A JP2282097A JP2282097A JPH10222943A JP H10222943 A JPH10222943 A JP H10222943A JP 2282097 A JP2282097 A JP 2282097A JP 2282097 A JP2282097 A JP 2282097A JP H10222943 A JPH10222943 A JP H10222943A
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JP
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servo
pit
pits
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area
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Application number
JP2282097A
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English (en)
Inventor
Takeshi Onuki
健 大貫
Osamu Ishizaki
修 石崎
Kazunori Adachi
和慶 安達
Naoki Kitagaki
直樹 北垣
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Maxell Holdings Ltd
Original Assignee
Hitachi Maxell Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 トラックオフセットのないサンプルサーボ方
式の情報記録ディスクを提供する。また、当該ディスク
に好適な記録再生装置を提供する。 【解決手段】 サーボピット列を構成する2個を1組と
するプリピット12,13を、サーボ領域15の中心を
介してその上流側及び下流側に等分に配列する。前記サ
ーボピット列を構成する各プリピットは、これをサーボ
領域の両端部に分散して配列し、これら2個のプリピッ
トの間に位相ピット列を配列することもできるし、これ
をサーボ領域の中心部に隣接して配列し、その両側に位
相ピット列を構成する各位相ピットを分散して配列する
こともできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気ディスクや光
ディスクそれに光磁気ディスク等の情報記録ディスクと
その駆動装置とに係り、より詳しくは、データトラック
が基板の表面に形成された微細な凹凸パターンをもって
形成されたサンプルサーボ方式の情報記録ディスクにお
けるヘッド装置のオフトラック防止手段に関する。
【0002】
【従来の技術】図10〜図12に従来より知られている
情報記録ディスクのディスクフォーマットを示す。
【0003】図10は情報記録ディスクの平面図であっ
て、この図から明らかなように本例の情報記録ディスク
は、円板状に形成されたプラスチック基板1と、当該プ
ラスチック基板1の表面に被着された情報記録層2とか
ら構成されている。前記プラスチック基板1の中心部に
はセンタ孔1aが開孔されており、前記情報記録層2は
当該プラスチック基板1の最内周部及び最外周部を除く
中間領域にリング状に形成される。前記プラスチック基
板1の表面の前記情報記録層2の形成領域には、渦巻状
又は同心円状のデータトラック3が微細な凹凸の形で形
成されている。なお、図10においては理解を容易にす
るためにトラックピッチpが大きく描かれているが、実
際にはミクロンオーダー又はサブミクロンオーダーで形
成される。各データトラック3の周方向は複数のセクタ
4a,4b,4c,・・・・・に等分され、各セクタご
とに情報の記録と再生が行えるようになっている。
【0004】図11はトラックフォーマットの一例を示
す図であって、各セクタ4a,4b,4c,・・・・・
は、トラッキングサーボを行うための情報がプリピット
の形で記録された複数のサーボ領域15と、各セクタに
特有のトラック番号及びセクタ番号等がプリピットの形
で記録されたヘッダー領域16と、データを書き込むた
めの複数(第1〜第Nd番)のデータ記録領域6とから
構成されており、前記サーボ領域15は、各セクタ内に
等間隔に配置される。なお、本明細書においては、サー
ボ領域15とアドレス領域16とを合せたものを総称し
て、「プリピット形成領域(5)」という。
【0005】図12は、サーボ領域15及びその周辺領
域の構成と当該領域から読み出される再生信号出力波形
とを示す図であって、7はヘッダー領域16に形成され
るヘッダーピット列、8はサーボ領域15に形成される
クロックピット、9及び10はサーボ領域15に形成さ
れる第1及び第2の位相ピット、12及び13はサーボ
領域15に形成される2個を1組とするサーボピットを
示している。
【0006】ヘッダーピット列7は、各セクタの区切り
を示すセクタマーク、トラック番号、セクタ番号、エラ
ー訂正符号、及び自動利得制御用符号を含んで形成され
る。このヘッダーピット列7は、隣接トラック間の変化
が小さいので、図12に模式的に示すように、平面方向
から見た形状が連続する帯状に形成される。また、クロ
ックピット8は、当該セクタに対する情報の記録再生に
必要なクロックを引き込むためのものであって、やはり
隣接トラック間の変化が小さいため、図12に模式的に
示すように、平面方向から見た形状が連続する帯状に形
成される。
【0007】第1の位相ピット9は、当該データトラッ
クが0トラックから数えて奇数番目のデータトラックで
あることを示すマークであり、第2の位相ピット10
は、当該データトラックが0トラックから数えて偶数番
目のデータトラックであることを示すマークであって、
サーボ領域15の上流側及び下流側に分散して配置され
る。また、サーボピット12,13は、図示外の記録再
生ヘッドをトラック中心11に沿って案内するためのマ
ークであって、記録再生ヘッドの走査方向に関して、ト
ラック中心11の左側及び右側に交互に形成される。
【0008】図12から明らかなように、本例の情報記
録ディスクにおいては、サーボ領域15に、クロックピ
ット8と、第1の位相ピット9と、第2の位相ピット1
0と、2個を1組とするサーボピット12,13とがこ
の順で配列されている。そして、当該サーボ領域15の
上流側及び下流側には、ヘッダー領域16とデータ記録
領域6とが形成される。前記の各ピット7〜10,1
2,13及びデータ記録領域6は、通常プラスチック基
板1の表面に凸の形で形成される。また、各データトラ
ック3の間には、隣接トラックからのクロストークを防
止又は緩和するためのガードバンド溝14が形成されて
いる。
【0009】前記プラスチック基板1は、射出成形法又
は射出圧縮成形法によって成形される。プラスチック基
板1の射出成形又は射出圧縮成形は、ピットやガードバ
ンド溝等の反転パターンが形成されたスタンパと呼称さ
れる金型が備えられた円形のキャビティ内にその中心部
より溶融樹脂を放射状に射出することによって行われ
る。また、情報記録ディスクは、前記のようにして作製
されたプラスチック基板1の表面に、所望の記録材料よ
りなる情報記録層2を被着することによって作製され
る。
【0010】データトラック3からの信号は、トラック
中心11に沿って記録再生ヘッドを走行させることによ
って読み出すことができる。図12(b)は、磁気ディ
スクからの再生信号出力波形を示す図であって、プラス
チック基板上に形成された磁性層を一方向に強制磁化さ
せ、各ピットのエッジ部から生じる漏れ磁界を磁気ヘッ
ドで検出することにより読み取ることができる。図12
(b)から明らかなように、クロックピット8及び位相
ピット9(又は10)からの再生信号出力A,Bは、磁
気ヘッドがピットの中心を通過するために高くなり、サ
ーボピット12,13からの再生信号出力C,Dは、磁
気ヘッドがピットの側面をかすめるようにするため低く
なる。但し、各サーボピット12,13が同一高さに形
成されている場合には、図12(b)に示すように第1
のサーボピット12からの再生信号出力Cと第2のサー
ボピット13からの再生信号出力Dは同レベルになる。
したがって、各サーボピット12,13からの再生信号
出力C,Dが相等しくなるように磁気ヘッドを制御する
ことによって、磁気ヘッドをトラック中心11に沿って
走行させることができる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところが、本願発明者
らの研究によると、サーボ領域15、すなわち位相ピッ
ト9,10とサーボピット12,13とが連続的に形成
される領域においては、プラスチック基板1の成形条件
を種々変更しても各ピットの高さを均一に形成すること
ができず、図13に示すように、位相ピット9,10及
びサーボピット12,13の頂面の位置がデータ記録領
域6、アドレスピット7及びクロックピット8の頂面の
位置よりも低くなること、及び第1の位相ピット9の頂
面の位置が第2の位相ピット10の頂面の位置よりも低
くなること、さらには、第1のサーボピット12の頂面
の位置が第2のサーボピット13の頂面の位置よりも低
くなることが判明した。
【0012】その理由は必ずしも明らかではないが、当
該プラスチック基板1を射出成形又は射出圧縮成形する
際の溶融樹脂の流れが、広い空間を有するデータ記録領
域6並びにピットに対応する凹部がスタンパに放射状に
形成されるヘッダーピット列7及びクロックピット8の
形成部に比べて、狭い空間内に多数の位相ピット9,1
0及びサーボピット12,13に対応する凹凸が配列さ
れたサーボ領域15において悪くなるためであると推定
される。このような不都合は、プラスチック基板1の成
形条件、例えば溶融樹脂温度や射出圧力等を種々調整し
ても、完全に解消することはできなかった。
【0013】かように、2個を1組とするサーボピット
12,13の高さが不均一になると、トラック中心11
と記録再生ヘッドの走行中心とが合致している場合に
も、サーボピット12から読み出される再生信号出力C
とサーボピット13から読み出される再生信号出力Dと
が不均一になるため、再生信号出力C,Dが均一になる
ように記録再生ヘッドをサーボ制御すると、トラック中
心11と記録再生ヘッドの走行中心とがオフセットし、
クロストークなどの不都合が生じやすくなる。かかる不
都合は、サーボピット12,13の頂面と記録再生ヘッ
ドの媒体摺動面との距離(スペーシングロス)によって
直接的に再生信号出力C,Dが変動する磁気ディスクに
おいて特に顕著になる。
【0014】本発明は、かかる従来技術の不備を改善す
るためになされたものであって、その課題とするところ
は、2個を1組とするサーボピットの高さを均一化し、
各サーボピットから読み出される再生信号出力を均一化
することによって、トラックオフセットのない情報記録
ディスクを提供すること、及びかかる情報記録ディスク
を用いた情報の記録再生に好適なディスク駆動装置を提
供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明は、情報記録ディスクについては、円板状に
形成されたプラスチック基板の表面に複数のデータトラ
ックが当該基板と同心の渦巻状又は同心円状に形成さ
れ、各データトラックに沿ってデータ記録領域とプリピ
ット形成領域とが交互に形成され、当該プリピット形成
領域に2個を1組とするサーボピット列が埋め込まれた
情報記録ディスクにおいて、前記サーボピット列を構成
する2個を1組とするプリピットを、前記プリピット形
成領域の両端部に分散して配列するという構成にした。
【0016】なお、図6から明らかなように、プリピッ
ト形成領域におけるプリピット高さの不均一は、サーボ
領域のように狭い空間内に多数のプリピットが分散して
配置される領域において特徴的に発生する。したがっ
て、当該領域を除く領域に2個を1組とするサーボピッ
トの夫々を分散して配列すれば各サーボピットの高さを
揃えることができるのであって、好ましいサーボピット
の配列位置がプリピット形成領域の両端部に限定される
ものではない。
【0017】その他の好ましいサーボピットの配列とし
ては、以下のような態様のものを挙げることができる。 (1)プリピット形成領域に形成されるヘッダーピット
列の上流側及び下流側に分散して配列する。 (2)プリピット形成領域に形成されるクロックピット
の上流側及び下流側に分散して配列する。 (3)プリピット形成領域に形成されたヘッダーピット
列の上流側とプリピット形成領域に形成されるクロック
ピットの下流側に分散して配列する。 (4)プリピット形成領域に形成されるクロックピット
の上流側とプリピット形成領域の最下流部に分散して配
列する。 (5)プリピット形成領域に形成されるクロックピット
の下流側とプリピット形成領域の最下流部に分散して配
列する。 (6)プリピット形成領域に、サーボピット列と位相ピ
ットとが連続的に形成されたサーボ領域を形成し、サー
ボピット列を構成する2個を1組とするプリピットを、
サーボ領域の中心を介してその上流側及び下流側の等距
離位置に分散して配列する。 (7)サーボピット列を構成する各プリピットをサーボ
領域の最上流部及び最下流部に分散して配列し、これら
2個のプリピットの間に位相ピットを配列する。 (8)サーボピット列を構成する各プリピットをサーボ
領域の中心部の近傍に隣接して配列し、その両側に位相
ピットを配列する。 (9)データ記録領域を介してその上流側に配置される
プリピット形成領域とその下流側に配置されるプリピッ
ト形成領域とに、サーボピット列を構成する2個を1組
とするプリピットを分散して配列する。 (10)サーボピット列が形成されたプリピット形成領
域を有するセクタの間に、サーボピット列が形成されて
いないプリピット形成領域を有するセクタを配列する。
【0018】このようにすれば、各サーボピットの頂面
の高さをほぼ同じ高さにすることができるので、頂面高
さの不均一に伴うトラックオフセットを解消又は緩和す
ることができる。
【0019】一方、ディスク駆動装置に関しては、回転
スピンドルに装着された請求項1〜請求項11に記載の
情報記録ディスクからプリピット列に対応する信号を検
出するヘッド装置と、当該ヘッド装置の検出信号を増幅
する再生アンプと、当該再生アンプによる増幅信号の振
幅を一定にするAGC回路と、当該AGC回路の出力信
号を2値化するピーク検出回路と、当該ピーク検出回路
にて得られた2値化信号とプリフォーマット信号再生用
クロックと比較データとからクロックビットを抽出する
クロックビット抽出回路と、プリフォーマット信号再生
用クロックと比較データとからクロックビットが抽出さ
れる毎にサンプリング信号を生成するタイミング生成回
路と、当該サンプリング信号の出力タイミングに応じて
前記AGC回路の出力信号から前記情報記録ディスクに
プリフォーマットされた2個を1組とするサーボピット
列をサンプルホールドし、当該サンプルホールドされた
信号の差信号をとってトラックエラーの大きさと極性と
を検出する位置信号生成回路とを備え、当該位置信号生
成回路にて得られたトラックエラーがゼロになる方向に
前記ヘッド装置に備えられた制御手段を駆動して、前記
ヘッド装置のトラッキング制御を行うという構成にし
た。
【0020】このように、情報記録ディスクにプリフォ
ーマットされたサーボピット列を個別にサンプルホール
ドし、当該信号からトラックエラー信号を生成するよう
にすると、サーボピット列を構成する2個を1組とする
プリピットがヘッド装置の走査方向に関して互いに離隔
した位置に配置されていても、サーボピット列を確実に
検出することができるので、ヘッド装置のトラッキング
制御を高精度に行うことができる。
【0021】
【発明の実施の形態】本発明に係る情報記録ディスクの
実施形態例を、図1及び図2に示す。図1は本発明に係
る情報記録ディスクの第1例を示す要部拡大平面図であ
り、図2は本発明に係る情報記録ディスクの第2例を示
す要部拡大平面図である。
【0022】これらの図において、3はデータトラッ
ク、5はプリピット形成領域、6はデータ記録領域、7
はヘッダーピット列、8はクロックピット、9,10は
位相ピット、11はトラック中心、12,13は2個を
1組とするサーボピット、14はガードバンド溝、15
はサーボ領域を示している。
【0023】図1の情報記録ディスクは、サーボピット
列を構成する2個のプリピット12,13を、サーボ領
域15の両端部に分散して配列し、これら2個のプリピ
ット12,13の間に位相ピット列9,10を配列して
いる。これに対して図2の情報記録ディスクは、サーボ
ピット列を構成する2個のプリピット12,13を、サ
ーボ領域15の中心部の近傍に隣接して配列し、その両
側に位相ピット列9,10を配列している。
【0024】前出の図5から明らかなように、サーボ領
域15に形成されるプリピットの高さは、サーボ領域の
中心位置が最も低く、その上流側及び下流側に至るにし
たがってほぼ均等に高くなる。したがって、図1(a)
に示すようにサーボピット列を構成する2個のプリピッ
ト12,13をサーボ領域15の両端部に分散して配列
するか、図2(a)に示すようにサーボピット列を構成
する2個のプリピット12,13をサーボ領域15の中
心部の近傍に隣接して配列すると、図1(b)及び図2
(b)にそれぞれ示すように、サーボピット列を構成す
る2個のプリピット12,13の高さがほぼ同一にな
り、各サーボピットの頂面の高さの不均一に伴うトラッ
クオフセットを解消又は緩和することができる。
【0025】なお、位相ピット列9,10は、記録再生
ヘッドによって有無が検出できれば足りるのに対して、
サーボピット列を構成する2個のプリピット12,13
は再生出力信号が大きいほど安定なサーボ制御を実現で
きるので、図1の情報記録ディスクの方がより実用性に
優れる。
【0026】以下に、より具体的な実施例を掲げ、本発
明の効果を明らかにする。
【0027】射出圧縮成型法により、直径が95mmで
厚さが1.2mmの非晶質ポリオレフィン基板を作製し
た。トラックピッチは3.6μm、トラック1周当りの
サーボピット数は800個とし、プリピットの高さはク
ロックピット部で100nmとした。次いで、当該基板
のプリピット形成面に磁性層をスパッタリングして、磁
気ディスクを得た。
【0028】本発明は、基板厚さが薄い磁気ディスクに
適用した場合ほど、高い効果を発揮する。なぜなら、プ
リピットの高さは、その上に形成される磁性層の特性や
情報の記録再生に用いる磁気ヘッドの特性によって決定
されるが、基板厚さが薄くなるにしたがって相対的にプ
リピットの高さが高くなり、これに対応するスタンパの
凹部が深くなって成形時に樹脂が流れ込みにくくなり、
プリピット高さの不揃いが生じやすくなるからである。
同様の理由から、プリピットの高さが高い磁気ディスク
に適用した場合ほど、本発明は効果を発揮する。また、
トラック密度及び線記録密度が高くなるほどプリピット
が小型化してプリピット高さが不揃いになりやすいた
め、本発明は、トラック密度及び線記録密度が高い磁気
ディスクに適用した場合ほど、高い効果を発揮する。さ
らに、近年においては記録密度の向上がより一層重視さ
れているが、記録密度が高くなると、それに従って磁気
ヘッドの浮上高さが低くなり、基板の平面性が重視され
る。基板成形時のプリピットの転写性と基板平面性と
は、トレード・オフの関係にあるため、基板の平面性を
重視するとプリピット高さの不揃いが生じやすくなる。
したがって、本発明は、記録密度の高い磁気ディスクに
適用した場合ほど、高い効果を発揮する。
【0029】その他、サーボピット12,13の配列と
しては、前述したように、ヘッダーピット列7の上流
側及び下流側、クロックピット8の上流側及び下流
側、ヘッダーピット列7の上流側及びクロックピット
8の下流側、クロックピット8の上流側及びプリピッ
ト形成領域5の最下流部、クロックピット8の下流側
及びプリピット形成領域5の最下流部、サーボ領域1
5の中心を介してその上流側及び下流側の等距離位置で
あっても良い。の場合においては、サーボ領域15の
最上流部及び最下流部に分散してサーボピット12,1
3を配列し、これら2個のプリピットの間に位相ピット
9,10を配列しても良いし、サーボ領域15の中心部
の近傍にサーボピット12,13を隣接して配列し、そ
の両側に位相ピット9,10を配列しても良い。また、
データ記録領域を介してその上流側に配置されるプリ
ピット形成領域とその下流側に配置されるプリピット形
成領域とに、サーボピット列を構成する2個を1組とす
るプリピットを分散して配列することもできる。この場
合、サーボピット列が形成されたプリピット形成領域を
有するセクタの間に、サーボピット列が形成されていな
いプリピット形成領域を有するセクタを配列することも
できる。
【0030】また、本実施形態例においては、データ記
録領域が平坦に形成された追記型又は書換型の情報記録
ディスクを例にとって説明したが、データ記録領域の全
部又は一部にプリピット列が形成された読出し専用型又
は一部読出し専用型の情報記録ディスクについても同様
に実施できる。
【0031】次に、前記情報記録ディスクを装着して情
報の記録再生を行うに好適な記録再生装置の構成を、図
5及び図6に基づいて説明する。図5はディスク駆動装
置の構成図であり、図6はトラッキングサーボ部の回路
図である。
【0032】図5から明らかなように、本例のディスク
駆動装置内には、ディスク1を装着して所定の回転モー
ドで回転駆動するスピンドルモータ21と、当該スピン
ドルモータ21のサーボ部22と、データ領域4中の所
要のデータトラック11にアクセスして情報の記録再生
を行うヘッド装置23と、当該ヘッド装置23の駆動モ
ータ24と、前記ヘッド装置23のトラッキングサーボ
部25と、前記ヘッド装置23によって検出された再生
信号をディジタル処理して出力する信号処理部26と、
これら装置各部22,24,25,26を制御するシス
テム制御部27と、当該システム制御部27に所要を命
令等を与える制御ボード28とが備えられている。
【0033】スピンドルモータ21の主軸である回転ス
ピンドル21aの先端部には、ディスクを心出しするた
めのピン21bが形成され、当該ピン21bよりも下方
部分には、ディスク1を安定に保持するためのターンテ
ーブル21cが固着されている。ディスク1は、外装ケ
ースに開設された媒体挿入口(図示省略)よりディスク
駆動装置内に挿入される。そして、前記心出し用のピン
21bをディスク1の中心部に開設されたセンタ孔2a
に挿通することによって心出しされ、ターンテーブル2
1c上に安定に保持される。ターンテーブル21cに装
着されたディスク1に対する情報の記録再生は、スピン
ドルモータ21を所定の回転モードで回転駆動しつつ、
ヘッド駆動モータ24を駆動してヘッド装置23を所望
のデータトラックに位置付けることによって行われる。
【0034】前記トラッキングサーボ部25は、図6に
示すように、再生アンプ31と、自動利得制御(AG
C)回路32と、ピーク検出回路33と、クロックビッ
ト抽出回路34と、フェーズ・ロックド・ループ(PL
L)回路35と、I分周回路36と、J分周回路37
と、N分周回路38と、タイミング生成回路39と、位
置信号生成回路40と、サーボコントローラ41と、サ
ーボ用のボイスコイルモータ(VCM)ドライブ回路4
2と、偏心データを記憶するメモリ装置43と、切換ス
イッチ44とからなる。前記のPLL回路35は、位相
比較器35aと、カットオフ周波数が低い第1のLPF
35bと、カットオフ周波数が高い第2のLPF35c
と、VCO35dとから構成され、前記のメモリ装置4
3は、VCO35dへの入力電圧をA/D変換するA/
D変換回路43aと、A/D変換された入力電圧信号を
記憶するメモリ43bと、メモリ43bに記憶された入
力電圧信号をD/A変換してVCO35dに出力するD
/A変換回路43cとから構成される。前記メモリ43
bは、ディスク1の回転インデックス信号に同期して入
力電圧信号を入出力する。
【0035】以下、前記のように構成されたディスク駆
動装置の動作について説明する。
【0036】ディスク装置が動作状態になると、まずヘ
ッド装置23が図示しない偏心補正ゾーンに位置付けら
れると共に、切換スイッチ44が高帯域の第2のLPF
35c側に切り換えられる。
【0037】ヘッド装置23によってディスク1から読
み出された信号は、再生アンプ31にて増幅された後、
AGC回路32にて振幅が一定にされ、ピーク検出回路
33にて2値化される。この2値化信号は、切換スイッ
チ44の接点pを介してPLL回路35の位相比較器3
5aに入力する。偏心補正ゾーンは、少なくともデータ
トラック1周以上にわたって信号マークが連続的に形成
された領域に設定されているので、位相比較器35aに
入力される2値化信号のデータ量が多く、したがって当
該位相比較器35aとカットオフ周波数が高い第2のL
PF35cとVCO35dとからなるPLL回路35が
安定に動作して、VCO35dがロックする。このとき
のVCO35dへの入力電圧は、A/D変換回路43a
を介して、かつディスク1の回転インデックス信号に同
期してメモリ43bに記憶される。この記憶データは、
ディスク1の回転中心に対するデータトラック11の偏
心量と偏心方向を特定する。
【0038】前記のようにして高帯域のPLL回路35
がロックした後、ヘッド装置23が所望のユーザ領域6
中のデータトラック11に位置付けられると共に、切換
スイッチ44が接点q側に切り換えられる。
【0039】この場合には、ヘッド装置23の再生信号
をピーク検出回路33にて2値化した後、当該2値化信
号よりクロックマーク再生信号のみを抽出して位相比較
器35aに入力し、当該位相比較器35aとカットオフ
周波数が低い第1のLPF35bとVCO35dとから
なるPLL回路35を動作させる。またこれと共に、メ
モリ43bに記憶された偏心補正ゾーン7における入力
電圧信号をD/A変換回路43cを介して、かつディス
ク1の回転インデックス信号に同期してサーボコントロ
ーラ41に出力し、低帯域のPLL回路35を構成する
VCO35dをフィードフォワード補正する。これによ
って、偏心量の大小に関係なく偏心が補正され、偏心補
正ゾーン以外のデータトラック11におけるヘッド装置
23のトラッキング制御と記録再生用クロックの生成と
が安定に行われる。
【0040】PLL回路35の出力端には、I分周回路
36とJ分周回路37とが設定されており、I分周回路
36の出力端からは自己記録用クロックが取り出され、
J分周回路37の出力端からはプリフォーマット信号再
生用クロックが取り出される。自己記録用クロックとプ
リフォーマット信号再生用クロックとの比は、I分周回
路36及びJ分周回路37により整数比I/Jに調整さ
れる。クロックマークは、プリフォーマット信号再生用
クロックでNクロックごとに現われる。したがって、プ
リフォーマット信号再生用クロックをN分周回路38を
介してPLL回路35の位相比較器35aに入力するこ
とにより、PLL回路35のVCO35dの出力をプリ
フォーマット信号再生用クロックに同期させることがで
きる。また、N分周回路38のカウント値よりタイミン
グ生成回路39によってサーボパターンの位置でタイミ
ングを生成することができるので、AGC信号を位置信
号生成回路40に取り込むことによってトラックサーボ
信号を生成することができる。
【0041】次いで、図7〜図9に基づいて、トラック
エラー信号の生成方法について説明する。図7はクロッ
クビット抽出回路34及びタイミング生成回路29の具
体例を示す回路図、図8は位置信号生成回路の具体例を
示す回路図、図9は情報記録ディスクのプリピット配列
と当該情報記録ディスクから検出される各種の信号とを
示すタイミングチャートである。
【0042】クロックビット抽出回路34は、プリフォ
ーマット信号クロックを用いて2値化信号をシフトレジ
スタ34aに入力し、シフトレジスタ34aの出力がク
ロックパターンに一致したところで、一致検出回路34
bよりクロックビット抽出を示す信号を出力する。クロ
ックパターンとしては、クロックパターン形成領域以外
の領域には記録されていない特有のパターンが形成され
る。
【0043】タイミング生成回路39は、サーボ信号を
サンプリングするための信号を生成する回路であり、プ
リフォーマット信号クロックによりN分周カウンタ39
aを動作させ、当該カウンタ39aが夫々サーボ信号を
取り込むタイミングに一致するとき、一致検出回路39
b,39c,・・・・・39dよりサンプリング信号
A,B,C,Dを発生させる。
【0044】位置信号生成回路40は、図8に示すよう
に、AGC回路32の出力信号を入力するサンプルアン
ドホールド回路40a〜40dと、当該サンプルアンド
ホールド回路の出力信号の差信号をとるオペアンプ40
e,40fと、コンパレータ40gと、トラックエラー
信号の極性が変化する毎に切り換えられるスイッチ回路
40hとから構成されており、前記タイミング生成回路
39で生成したサンプリング信号を用いてAGC回路3
2の出力信号からサーボパターン検出信号をサンプルア
ンドホールド回路40a〜40dにサンプルホールドす
る。サーボパターンが図9に示すように形成されている
場合には、サンプリング信号Aの出力タイミングとサン
プリング信号Dの出力タイミングとの出力差がトラック
エラー信号となり、サンプリング信号Bの出力タイミン
グとサンプリング信号Cの出力タイミングとの出力差が
トラックエラー信号の極性を示すことになるので、サン
プルホールドされた信号をオペアンプ40e,40fに
よって差信号をとり、コンパレータ40gによって極性
を判定して上で、スイッチ回路40hを切り換えてトラ
ックサーボの誤差信号としてVCM42を駆動する。こ
れによって、高精度なトラッキング制御が可能になる。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る情報
記録ディスクの構成によると、2個を1組とするサーボ
ピットの配設位置を工夫することによって、各サーボピ
ットの頂面の高さを均一化することができるので、各サ
ーボピットの頂面の高さの不均一に伴うトラックオフセ
ットを解消又は緩和することができる。
【0046】また、本発明に係る記録再生装置の構成に
よると、情報記録ディスクにプリフォーマットされたサ
ーボピット列を個別にサンプルホールドし、当該信号か
らトラックエラー信号を生成するので、サーボピット列
を構成する2個を1組とするプリピットがヘッド装置の
走査方向に関して互いに離隔した位置に配置されていて
もサーボピット列を確実に検出することができ、ヘッド
装置のトラッキング制御を高精度に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態例に係る情報記録ディスクの構成
図である。
【図2】第2実施形態例に係る情報記録ディスクの構成
図である。
【図3】第3実施形態例に係る情報記録ディスクの構成
図である。
【図4】第4実施形態例に係る情報記録ディスクの構成
図である。
【図5】ディスク駆動装置の構成図である。
【図6】ディスク駆動装置のトラッキングサーボ部の回
路図である。
【図7】クロックビット抽出回路及びタイミング生成回
路の回路図である。
【図8】位置信号生成回路の回路図である。
【図9】情報記録ディスクのプリピット配列と当該情報
記録ディスクから検出される各種の信号とを示すタイミ
ングチャートである。
【図10】情報記録ディスクの平面図である。
【図11】情報記録ディスクのトラックフォーマット図
である。
【図12】従来例に係る情報記録ディスクの構成図であ
る。
【図13】従来技術の不都合を示すグラフ図である。
【符号の説明】
1 プラスチック基板 1a センタ孔 2 情報記録層 3 データトラック 4a,4b,4c,・・・・・ セクタ 5 プリピット形成領域 6 データ記録領域 7 アドレスピット列 8 クロックピット 9,10 位相ピット 11 トラック中心 12,13 サーボピット 14 ガードバンド溝 15 サーボ領域 21 スピンドルモータ 22 サーボ部 23 ヘッド装置 24 ヘッド駆動モータ 25 トラッキングサーボ部 26 信号処理部 27 システム制御部 28 制御ボード 31 再生アンプ 32 AGC回路 33 ピーク検出回路 34 クロックマーク抽出回路 35 PLL回路 35a 位相比較器 35b カットオフ周波数が低いLPF 35c カットオフ周波数が高いLPF 35d VCO 36 I分周回路 37 J分周回路 38 N分周回路 39 タイミング生成回路 40 位置信号生成回路 41 サーボコントローラ 42 VCMドライブ回路 43 メモリ装置 43a A/D変換回路 43b メモリ43b 43c D/A変換回路 44 切換スイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 北垣 直樹 大阪府茨木市丑寅一丁目1番88号 日立マ クセル株式会社内

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円板状に形成されたプラスチック基板の
    表面に複数のデータトラックが当該基板と同心の渦巻状
    又は同心円状に形成され、各データトラックに沿ってデ
    ータ記録領域とプリピット形成領域とが交互に形成さ
    れ、当該プリピット形成領域に2個を1組とするサーボ
    ピット列が埋め込まれた情報記録ディスクにおいて、前
    記サーボピット列を構成する2個を1組とするプリピッ
    トを、前記プリピット形成領域の両端部に分散して配列
    したことを特徴とする情報記録ディスク。
  2. 【請求項2】 円板状に形成されたプラスチック基板の
    表面に複数のデータトラックが当該基板と同心の渦巻状
    又は同心円状に形成され、各データトラックに沿ってデ
    ータ記録領域とプリピット形成領域とが交互に形成さ
    れ、当該プリピット形成領域に2個を1組とするサーボ
    ピット列が埋め込まれた情報記録ディスクにおいて、前
    記サーボピット列を構成する2個を1組とするプリピッ
    トを、前記プリピット形成領域に形成されるヘッダーピ
    ット列の上流側及び下流側に分散して配列したことを特
    徴とする情報記録ディスク。
  3. 【請求項3】 円板状に形成されたプラスチック基板の
    表面に複数のデータトラックが当該基板と同心の渦巻状
    又は同心円状に形成され、各データトラックに沿ってデ
    ータ記録領域とプリピット形成領域とが交互に形成さ
    れ、当該プリピット形成領域に2個を1組とするサーボ
    ピット列が埋め込まれた情報記録ディスクにおいて、前
    記サーボピット列を構成する2個を1組とするプリピッ
    トを、前記プリピット形成領域に形成されるクロックピ
    ットの上流側及び下流側に分散して配列したことを特徴
    とする情報記録ディスク。
  4. 【請求項4】 円板状に形成されたプラスチック基板の
    表面に複数のデータトラックが当該基板と同心の渦巻状
    又は同心円状に形成され、各データトラックに沿ってデ
    ータ記録領域とプリピット形成領域とが交互に形成さ
    れ、当該プリピット形成領域に2個を1組とするサーボ
    ピット列が埋め込まれた情報記録ディスクにおいて、前
    記サーボピット列を構成する2個を1組とするプリピッ
    トを、前記プリピット形成領域に形成されるヘッダーピ
    ット列の上流側と前記プリピット形成領域に形成される
    クロックピットの下流側に分散して配列したことを特徴
    とする情報記録ディスク。
  5. 【請求項5】 円板状に形成されたプラスチック基板の
    表面に複数のデータトラックが当該基板と同心の渦巻状
    又は同心円状に形成され、各データトラックに沿ってデ
    ータ記録領域とプリピット形成領域とが交互に形成さ
    れ、当該プリピット形成領域に2個を1組とするサーボ
    ピット列が埋め込まれた情報記録ディスクにおいて、前
    記サーボピット列を構成する2個を1組とするプリピッ
    トを、前記プリピット形成領域に形成されるクロックピ
    ットの上流側と前記プリピット形成領域の最下流部に分
    散して配列したことを特徴とする情報記録ディスク。
  6. 【請求項6】 円板状に形成されたプラスチック基板の
    表面に複数のデータトラックが当該基板と同心の渦巻状
    又は同心円状に形成され、各データトラックに沿ってデ
    ータ記録領域とプリピット形成領域とが交互に形成さ
    れ、当該プリピット形成領域に2個を1組とするサーボ
    ピット列が埋め込まれた情報記録ディスクにおいて、前
    記サーボピット列を構成する2個を1組とするプリピッ
    トを、前記プリピット形成領域に形成されるクロックピ
    ットの下流側と前記プリピット形成領域の最下流部に分
    散して配列したことを特徴とする情報記録ディスク。
  7. 【請求項7】 円板状に形成されたプラスチック基板の
    表面に複数のデータトラックが当該基板と同心の渦巻状
    又は同心円状に形成され、各データトラックに沿ってデ
    ータ記録領域とプリピット形成領域とが交互に形成さ
    れ、当該プリピット形成領域に2個を1組とするサーボ
    ピット列が埋め込まれた情報記録ディスクにおいて、前
    記プリピット形成領域に、前記サーボピット列と位相ピ
    ットとが連続的に形成されたサーボ領域を形成し、前記
    サーボピット列を構成する2個を1組とするプリピット
    を、前記サーボ領域の中心を介してその上流側及び下流
    側の等距離位置に分散して配列したことを特徴とする情
    報記録ディスク。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載の情報記録ディスクにお
    いて、前記サーボピット列を構成する各プリピットを、
    前記サーボ領域の最上流部及び最下流部に分散して配列
    し、これら2個のプリピットの間に前記位相ピットを配
    列したことを特徴とする情報記録ディスク。
  9. 【請求項9】 請求項7に記載の情報記録ディスクにお
    いて、前記サーボピット列を構成する各プリピットを前
    記サーボ領域の中心部の近傍に隣接して配列し、その両
    側に前記位相ピットを配列したことを特徴とする情報記
    録ディスク。
  10. 【請求項10】 円板状に形成されたプラスチック基板
    の表面に複数のデータトラックが当該基板と同心の渦巻
    状又は同心円状に形成され、各データトラックに沿って
    データ記録領域とプリピット形成領域とが交互に形成さ
    れ、当該プリピット形成領域に2個を1組とするサーボ
    ピット列が埋め込まれた情報記録ディスクにおいて、前
    記データ記録領域を介してその上流側に配置されるプリ
    ピット形成領域とその下流側に配置されるプリピット形
    成領域とに、前記サーボピット列を構成する2個を1組
    とするプリピットを分散して配列したことを特徴とする
    情報記録ディスク。
  11. 【請求項11】 請求項10に記載の情報記録ディスク
    において、前記サーボピット列が形成されたプリピット
    形成領域を有するセクタの間に、前記サーボピット列が
    形成されていないプリピット形成領域を有するセクタを
    配列したことを特徴とする情報記録ディスク。
  12. 【請求項12】 回転スピンドルに装着された請求項1
    〜請求項11に記載の情報記録ディスクからプリピット
    列に対応する信号を検出するヘッド装置と、当該ヘッド
    装置の検出信号を増幅する再生アンプと、当該再生アン
    プによる増幅信号の振幅を一定にするAGC回路と、当
    該AGC回路の出力信号を2値化するピーク検出回路
    と、当該ピーク検出回路にて得られた2値化信号とプリ
    フォーマット信号再生用クロックと比較データとからク
    ロックビットを抽出するクロックビット抽出回路と、プ
    リフォーマット信号再生用クロックと比較データとから
    クロックビットが抽出される毎にサンプリング信号を生
    成するタイミング生成回路と、当該サンプリング信号の
    出力タイミングに応じて前記AGC回路の出力信号から
    前記情報記録ディスクにプリフォーマットされた2個を
    1組とするサーボピット列をサンプルホールドし、当該
    サンプルホールドされた信号の差信号をとってトラック
    エラーの大きさと極性とを検出する位置信号生成回路と
    を備え、当該位置信号生成回路にて得られたトラックエ
    ラーがゼロになる方向に前記ヘッド装置に備えられた制
    御手段を駆動して、前記ヘッド装置のトラッキング制御
    を行うことを特徴とするディスク駆動装置。
JP2282097A 1997-02-05 1997-02-05 情報記録ディスク及びディスク駆動装置 Pending JPH10222943A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7085084B2 (en) 2003-09-04 2006-08-01 Hitachi Global Storage Technologies Japan, Ltd. Magnetic disk apparatus and servo pattern recording method therefor
CN100411018C (zh) * 2004-08-06 2008-08-13 株式会社东芝 磁记录介质以及磁记录与再现设备

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7085084B2 (en) 2003-09-04 2006-08-01 Hitachi Global Storage Technologies Japan, Ltd. Magnetic disk apparatus and servo pattern recording method therefor
CN100411018C (zh) * 2004-08-06 2008-08-13 株式会社东芝 磁记录介质以及磁记录与再现设备

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