JPH10222864A - 光ピックアップ - Google Patents
光ピックアップInfo
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- JPH10222864A JPH10222864A JP9019163A JP1916397A JPH10222864A JP H10222864 A JPH10222864 A JP H10222864A JP 9019163 A JP9019163 A JP 9019163A JP 1916397 A JP1916397 A JP 1916397A JP H10222864 A JPH10222864 A JP H10222864A
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- light emitting
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 簡易な構成でかつ小型の光ピックアップを提
供する。 【解決手段】 発光素子33からの光ビーム36および
発光素子34からの光ビーム37は、偏光ビームスプリ
ッタ35によって略同一光路を通り、コリメートレンズ
39によって略平行光に整形され、対物レンズ40によ
って光ディスク41または光ディスク42上に集光され
て照射される。反射光は、第1受光素子61および第1
受光素子62によって受光される。ハーフミラー43に
よって分岐した一方の光ビームは、第2受光素子51に
受光される。発光するのは、2個の発光素子のいずれか
であり、スイッチによって選択される。これによって、
たとえば、フィードバック制御に用いられる第2受光素
子51は単一でよく、光ピックアップ30は従来よりも
簡易な構成となる。
供する。 【解決手段】 発光素子33からの光ビーム36および
発光素子34からの光ビーム37は、偏光ビームスプリ
ッタ35によって略同一光路を通り、コリメートレンズ
39によって略平行光に整形され、対物レンズ40によ
って光ディスク41または光ディスク42上に集光され
て照射される。反射光は、第1受光素子61および第1
受光素子62によって受光される。ハーフミラー43に
よって分岐した一方の光ビームは、第2受光素子51に
受光される。発光するのは、2個の発光素子のいずれか
であり、スイッチによって選択される。これによって、
たとえば、フィードバック制御に用いられる第2受光素
子51は単一でよく、光ピックアップ30は従来よりも
簡易な構成となる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、信号を記録した記
録媒体に光を照射することによって、信号の記録または
再生を行う光ピックアップに関し、特に、信号が記録さ
れた信号面の位置が異なる記録媒体に対して共用可能な
光ピックアップに関する。
録媒体に光を照射することによって、信号の記録または
再生を行う光ピックアップに関し、特に、信号が記録さ
れた信号面の位置が異なる記録媒体に対して共用可能な
光ピックアップに関する。
【0002】
【従来の技術】光ディスクに光ビームを照射し、その反
射光を検出することによって、光ディスクに記録されて
いる情報を再生する技術は、CD(コンパクトディス
ク)、LD(レーザディスク)再生装置などとして広く
利用されている。このような光ディスク再生装置では、
半導体レーザなどの発光素子から出射された光ビームを
対物レンズによって光ディスク信号面に収束照射し、光
ディスクからの反射光を受光素子で受光することによっ
て光ディスクに記録されている情報を再生する。
射光を検出することによって、光ディスクに記録されて
いる情報を再生する技術は、CD(コンパクトディス
ク)、LD(レーザディスク)再生装置などとして広く
利用されている。このような光ディスク再生装置では、
半導体レーザなどの発光素子から出射された光ビームを
対物レンズによって光ディスク信号面に収束照射し、光
ディスクからの反射光を受光素子で受光することによっ
て光ディスクに記録されている情報を再生する。
【0003】光ディスクにおいては、記録密度の高度化
が図られており、より高密度に対応した規格のものが出
現している。たとえば、光ディスクに情報が記録される
単位であるピットの大きさは、CDでは0.83μm程
度であるが、新しく提案されたDVD(デジタルビデオ
ディスク)では0.4μm程度になっている。また、ピ
ット列の間隔(トラックピッチ)はCDでは1.6μm
であるが、DVDでは0.74μmに縮小されている。
が図られており、より高密度に対応した規格のものが出
現している。たとえば、光ディスクに情報が記録される
単位であるピットの大きさは、CDでは0.83μm程
度であるが、新しく提案されたDVD(デジタルビデオ
ディスク)では0.4μm程度になっている。また、ピ
ット列の間隔(トラックピッチ)はCDでは1.6μm
であるが、DVDでは0.74μmに縮小されている。
【0004】光ディスクの記録密度は、光ピックアップ
が光ディスク上に形成するスポットの大きさによって決
まる。スポット径は、使用するレーザの波長と対物レン
ズの開口数(NA;Numerical Aperture)とによって決
まり、スポット径=k×レーザ波長/NAで表される。
ただし、kは定数である。よって、小さなスポットを用
いて、より高密度に記録された光ディスクから情報を読
み出すためには、レーザ波長の短いものを用いるか、ま
たはNAの大きなレンズを用いる必要がある。
が光ディスク上に形成するスポットの大きさによって決
まる。スポット径は、使用するレーザの波長と対物レン
ズの開口数(NA;Numerical Aperture)とによって決
まり、スポット径=k×レーザ波長/NAで表される。
ただし、kは定数である。よって、小さなスポットを用
いて、より高密度に記録された光ディスクから情報を読
み出すためには、レーザ波長の短いものを用いるか、ま
たはNAの大きなレンズを用いる必要がある。
【0005】NAの大きなレンズを用いる場合、対物レ
ンズに対して光ディスクが傾いていると、スポットの乱
れが大きい。また、スポットの乱れは、ディスクの厚さ
によっても影響を受け、厚さの薄いディスクは対物レン
ズに対して傾いても、スポットの乱れが比較的小さい。
このため、CDの厚さ1.2mmに対してDVDの厚さ
0.6mmであることからも解るように、高密度記録用
の光ディスクを薄くすることがある。
ンズに対して光ディスクが傾いていると、スポットの乱
れが大きい。また、スポットの乱れは、ディスクの厚さ
によっても影響を受け、厚さの薄いディスクは対物レン
ズに対して傾いても、スポットの乱れが比較的小さい。
このため、CDの厚さ1.2mmに対してDVDの厚さ
0.6mmであることからも解るように、高密度記録用
の光ディスクを薄くすることがある。
【0006】一般的な光ピックアップは、対物レンズと
半導体レーザとを一基づつ備える構成となっており、記
録密度の異なる光ディスクに対応して、個別の光ピック
アップが使用される。それぞれの光ピックアップは、異
なる対物レンズと異なる半導体レーザとを備え、対応す
る記録密度の光ディスクに関してのみ情報を読み出す。
このため、一基の光ピックアップだけで、記録密度の異
なる光ディスクから、情報を読み出すことは困難であ
る。
半導体レーザとを一基づつ備える構成となっており、記
録密度の異なる光ディスクに対応して、個別の光ピック
アップが使用される。それぞれの光ピックアップは、異
なる対物レンズと異なる半導体レーザとを備え、対応す
る記録密度の光ディスクに関してのみ情報を読み出す。
このため、一基の光ピックアップだけで、記録密度の異
なる光ディスクから、情報を読み出すことは困難であ
る。
【0007】特に、CD−R(書き込み可能CD)およ
びDVDに共用される光ピックアップでは、高密度記録
のDVDのピットに対応させて635nmや650nm
の発光素子を用いると、たとえCD−R上に焦点が形成
できても、この波長帯での反射率が悪く、充分な強度の
反射光を受光できない。
びDVDに共用される光ピックアップでは、高密度記録
のDVDのピットに対応させて635nmや650nm
の発光素子を用いると、たとえCD−R上に焦点が形成
できても、この波長帯での反射率が悪く、充分な強度の
反射光を受光できない。
【0008】図9は従来技術である光ピックアップ20
の光学的構成を示す図であり、図10は光ピックアップ
20の電気的構成を示す図であり、図11は図10の第
2受光素子14、第2受光素子22、ボリューム15お
よびボリューム23の回路図である。
の光学的構成を示す図であり、図10は光ピックアップ
20の電気的構成を示す図であり、図11は図10の第
2受光素子14、第2受光素子22、ボリューム15お
よびボリューム23の回路図である。
【0009】光ピックアップ20は、光ディスク11を
再生する場合、スイッチ17は発光素子3を選択して、
APC回路16は発光素子3を発光させる。発光素子3
から前方への発光ビームは、偏光ビームスプリッタ5、
コリメートレンズ9、対物レンズ10をこの順に透過し
て、光ディスク11に照射される。光ディスク11から
の反射光は、逆戻りして第1受光素子25に受光され
る。一方、発光素子3から後方への発光ビームは、第2
受光素子14に受光され、ボリューム15にかかる電圧
Vaが第2受光素子14の出力として検出され、フィー
ドバック制御が行われる。
再生する場合、スイッチ17は発光素子3を選択して、
APC回路16は発光素子3を発光させる。発光素子3
から前方への発光ビームは、偏光ビームスプリッタ5、
コリメートレンズ9、対物レンズ10をこの順に透過し
て、光ディスク11に照射される。光ディスク11から
の反射光は、逆戻りして第1受光素子25に受光され
る。一方、発光素子3から後方への発光ビームは、第2
受光素子14に受光され、ボリューム15にかかる電圧
Vaが第2受光素子14の出力として検出され、フィー
ドバック制御が行われる。
【0010】光ディスク12を再生する場合、同様に、
スイッチ17に選択された発光素子4からの光ビームは
同じ光路を通過して、第1受光素子26および第2受光
素子22に受光される。第2受光素子22の出力は、ボ
リューム23にかかる電圧Vbとして検出され、フィー
ドバック制御が行われる。
スイッチ17に選択された発光素子4からの光ビームは
同じ光路を通過して、第1受光素子26および第2受光
素子22に受光される。第2受光素子22の出力は、ボ
リューム23にかかる電圧Vbとして検出され、フィー
ドバック制御が行われる。
【0011】このように、光ピックアップ20は、光デ
ィスク11用の発光素子3、第2受光素子14、第1受
光素子25、ボリューム15を有しており、光ディスク
12用の発光素子4、第2受光素子22、第1受光素子
26、ボリューム23を有している。これに対して、コ
リメートレンズ9、対物レンズ10およびAPC回路1
6は共用される。
ィスク11用の発光素子3、第2受光素子14、第1受
光素子25、ボリューム15を有しており、光ディスク
12用の発光素子4、第2受光素子22、第1受光素子
26、ボリューム23を有している。これに対して、コ
リメートレンズ9、対物レンズ10およびAPC回路1
6は共用される。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】図9〜図11に示した
光ピックアップ20では、光ディスク11および光ディ
スク12の両方を再生するためには、フィードバック制
御などを行うための第2受光素子が複数の発光素子ごと
に必要であり、ボリュームも複数の発光素子ごとに必要
である。このように、光ピックアップ20の構成が繁雑
で大規模となってしまい、コスト高にもなってしまう。
光ピックアップ20では、光ディスク11および光ディ
スク12の両方を再生するためには、フィードバック制
御などを行うための第2受光素子が複数の発光素子ごと
に必要であり、ボリュームも複数の発光素子ごとに必要
である。このように、光ピックアップ20の構成が繁雑
で大規模となってしまい、コスト高にもなってしまう。
【0013】本発明の目的は、簡易な構成でかつ小型の
光ピックアップを提供することである。
光ピックアップを提供することである。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、複数の発光素
子と、各発光素子のうち、動作する発光素子をひとつだ
け選択するスイッチと、各発光素子からの光ビームを略
同一光路に一致させる光路一致手段と、光路一致手段か
らの光ビームを記録媒体へ導く単一の光学系と、記録媒
体からの戻り光を受光する複数の第1受光素子と、光路
一致手段からの光ビームの一部を受光する単一の第2受
光素子とを備えることを特徴とする光ピックアップであ
る。本発明に従えば、フィードバック制御などを行うた
めに第2受光素子が発光素子ごとに設けられる従来技術
に比べて、略同一光路の光ビームの一部を第2受光素子
で受光するので、フィードバック制御などに用いられる
単一の第2受光素子は、複数の発光素子に対して共用で
きる。これによって、小型で簡易な構成の光ピックアッ
プを製造でき、製造コストも削減できる。
子と、各発光素子のうち、動作する発光素子をひとつだ
け選択するスイッチと、各発光素子からの光ビームを略
同一光路に一致させる光路一致手段と、光路一致手段か
らの光ビームを記録媒体へ導く単一の光学系と、記録媒
体からの戻り光を受光する複数の第1受光素子と、光路
一致手段からの光ビームの一部を受光する単一の第2受
光素子とを備えることを特徴とする光ピックアップであ
る。本発明に従えば、フィードバック制御などを行うた
めに第2受光素子が発光素子ごとに設けられる従来技術
に比べて、略同一光路の光ビームの一部を第2受光素子
で受光するので、フィードバック制御などに用いられる
単一の第2受光素子は、複数の発光素子に対して共用で
きる。これによって、小型で簡易な構成の光ピックアッ
プを製造でき、製造コストも削減できる。
【0015】また本発明は、前記略同一光路中に配置さ
れ、光ビームの一部を透過または反射させて第2受光素
子に導く光ビーム分岐手段をさらに備えることを特徴と
する。本発明に従えば、略同一光路中に光ビーム分岐手
段を配置することによって、光ビームを2方向に分岐さ
せ、一方方向の光ビームを記録媒体に照射させ、他方方
向の光ビームを第2受光素子に導くことができる。たと
えば、ハーフミラーなどを用いることによって、光ビー
ムを均一に分岐して、光ビームの形状を崩すことがな
く、対物レンズの形成するスポット形状も崩れない。こ
のように、スポット形状を保持したまま光ビームを分岐
することができる。
れ、光ビームの一部を透過または反射させて第2受光素
子に導く光ビーム分岐手段をさらに備えることを特徴と
する。本発明に従えば、略同一光路中に光ビーム分岐手
段を配置することによって、光ビームを2方向に分岐さ
せ、一方方向の光ビームを記録媒体に照射させ、他方方
向の光ビームを第2受光素子に導くことができる。たと
えば、ハーフミラーなどを用いることによって、光ビー
ムを均一に分岐して、光ビームの形状を崩すことがな
く、対物レンズの形成するスポット形状も崩れない。こ
のように、スポット形状を保持したまま光ビームを分岐
することができる。
【0016】また本発明は、互いに近接して配置される
複数の発光素子と、各発光素子のうち、動作する発光素
子をひとつだけ選択するスイッチと、各発光素子の前側
出射面から出射される光ビームを記録媒体へ導く単一の
光学系と、記録媒体からの戻り光を受光する複数の第1
受光素子と、各発光素子の後側出射面から出射される光
ビームを受光する単一の第2受光素子とを備えることを
特徴とする光ピックアップである。本発明に従えば、フ
ィードバック制御などを行うための受光素子が発光素子
ごとに設けられる従来技術に比べて、略同一光路の光ビ
ームの一部を第2受光素子で受光するので、フィードバ
ック制御などに用いられる単一の第2受光素子は、複数
の発光素子に共用できる。これによって、光ピックアッ
プの構成を簡易なものにでき、製造コストも削減でき
る。また、複数の発光素子は近接して配置されるので、
個別の発光素子からのそれぞれの光ビームの光路は略同
一となる。
複数の発光素子と、各発光素子のうち、動作する発光素
子をひとつだけ選択するスイッチと、各発光素子の前側
出射面から出射される光ビームを記録媒体へ導く単一の
光学系と、記録媒体からの戻り光を受光する複数の第1
受光素子と、各発光素子の後側出射面から出射される光
ビームを受光する単一の第2受光素子とを備えることを
特徴とする光ピックアップである。本発明に従えば、フ
ィードバック制御などを行うための受光素子が発光素子
ごとに設けられる従来技術に比べて、略同一光路の光ビ
ームの一部を第2受光素子で受光するので、フィードバ
ック制御などに用いられる単一の第2受光素子は、複数
の発光素子に共用できる。これによって、光ピックアッ
プの構成を簡易なものにでき、製造コストも削減でき
る。また、複数の発光素子は近接して配置されるので、
個別の発光素子からのそれぞれの光ビームの光路は略同
一となる。
【0017】本発明は、前記第2受光素子の出力を取り
出す半固定抵抗をさらに備えることを特徴とする。本発
明に従えば、複数の発光素子に対応させて半固定抵抗の
抵抗値を選択して設定できる。たとえば、光ディスクご
とに発光素子を選択し、これらの発光素子の出力に対応
する抵抗値を選択すればよい。このように、発光素子に
対応させて抵抗値を選択することで、発光素子の相違に
よる光ピックアップのゲインの相違を吸収でき、光ピッ
クアップを駆動する回路などは光ディスクに無関係に製
造できる。これによって、異なる光ディスクに対して異
なる光ピックアップを構成し、駆動回路は共通でよいの
で、さらに製造コストを削減できる。
出す半固定抵抗をさらに備えることを特徴とする。本発
明に従えば、複数の発光素子に対応させて半固定抵抗の
抵抗値を選択して設定できる。たとえば、光ディスクご
とに発光素子を選択し、これらの発光素子の出力に対応
する抵抗値を選択すればよい。このように、発光素子に
対応させて抵抗値を選択することで、発光素子の相違に
よる光ピックアップのゲインの相違を吸収でき、光ピッ
クアップを駆動する回路などは光ディスクに無関係に製
造できる。これによって、異なる光ディスクに対して異
なる光ピックアップを構成し、駆動回路は共通でよいの
で、さらに製造コストを削減できる。
【0018】また本発明は、前記第2受光素子からの出
力をもとに、発光素子の出力を安定化させる出力安定化
手段をさらに備えることを特徴とする。本発明に従え
ば、各発光素子は出力のばらつきが少ない安定な光ビー
ムを出射するので、光ディスクの記録または再生の精度
を向上することができる。また、複数の発光素子に対し
て、単一の第2受光素子が共用されるので、出力安定化
手段も単一で共用でき、光ピックアップの構成を簡易に
できる。
力をもとに、発光素子の出力を安定化させる出力安定化
手段をさらに備えることを特徴とする。本発明に従え
ば、各発光素子は出力のばらつきが少ない安定な光ビー
ムを出射するので、光ディスクの記録または再生の精度
を向上することができる。また、複数の発光素子に対し
て、単一の第2受光素子が共用されるので、出力安定化
手段も単一で共用でき、光ピックアップの構成を簡易に
できる。
【0019】また本発明は、前記スイッチで選択した発
光素子ごとに、第2受光素子の受光感度を補正する感度
補正手段をさらに備えることを特徴とする。本発明に従
えば、第2受光素子の受光感度を発光素子ごとに補正す
るので、発光素子による受光感度の相違を解消でき、発
光素子の出力を所望の値に保持することができる。これ
によって、光ディスクの記録または再生の精度をさらに
向上することができる。
光素子ごとに、第2受光素子の受光感度を補正する感度
補正手段をさらに備えることを特徴とする。本発明に従
えば、第2受光素子の受光感度を発光素子ごとに補正す
るので、発光素子による受光感度の相違を解消でき、発
光素子の出力を所望の値に保持することができる。これ
によって、光ディスクの記録または再生の精度をさらに
向上することができる。
【0020】
(第1実施形態)図1は本発明の第1実施形態である光
ピックアップ30の光学的な構成を示す図である。光ピ
ックアップ30は、複数の発光受光ユニット31,3
2、光路一致手段である偏光ビームスプリッタ35、コ
リメートレンズ39、光ビーム分岐手段であるハーフミ
ラー43、単一の出力検出器44および対物レンズ40
を備える。発光受光ユニット31は、発光素子33およ
び第1受光素子61を備え、発光受光ユニット32は、
発光素子34および第1受光素子34を備える。出力検
出器44は、第2受光素子51を備える。発光素子33
および発光素子34は、同時に駆動されることは無く、
いずれか一方だけが駆動されて発光する。
ピックアップ30の光学的な構成を示す図である。光ピ
ックアップ30は、複数の発光受光ユニット31,3
2、光路一致手段である偏光ビームスプリッタ35、コ
リメートレンズ39、光ビーム分岐手段であるハーフミ
ラー43、単一の出力検出器44および対物レンズ40
を備える。発光受光ユニット31は、発光素子33およ
び第1受光素子61を備え、発光受光ユニット32は、
発光素子34および第1受光素子34を備える。出力検
出器44は、第2受光素子51を備える。発光素子33
および発光素子34は、同時に駆動されることは無く、
いずれか一方だけが駆動されて発光する。
【0021】駆動された発光素子33は、光ビーム36
を出射する。光ビーム36は、偏光ビームスプリッタ3
5を透過し、コリメートレンズ39によって略平行光に
整形される。整形された光ビーム36は、対物レンズ4
0によって光ディスク41上に集光されて照射される。
光ディスク41からの反射光は、もと来た光路を逆にた
どって、発光受光ユニット31に戻る。発光受光ユニッ
ト31内において、反射光はホログラム素子(図示せ
ず)によって第1受光素子61に導かれて受光される。
を出射する。光ビーム36は、偏光ビームスプリッタ3
5を透過し、コリメートレンズ39によって略平行光に
整形される。整形された光ビーム36は、対物レンズ4
0によって光ディスク41上に集光されて照射される。
光ディスク41からの反射光は、もと来た光路を逆にた
どって、発光受光ユニット31に戻る。発光受光ユニッ
ト31内において、反射光はホログラム素子(図示せ
ず)によって第1受光素子61に導かれて受光される。
【0022】発光素子34が駆動されるとき、発光素子
34は光ビーム37を出射する。光ビーム37は偏光ビ
ームスプリッタ35によって直角に進路変更され、光ビ
ーム36と同じ光路を通る。進路変更した光ビーム37
は、コリメートレンズ39によって略平行光に整形さ
れ、対物レンズ40によって光ディスク42上に集光さ
れて照射される。光ディスク42からの反射光は、もと
来た光路を逆にたどり、発光受光ユニット32に戻る。
発光受光ユニット32内において、反射光は第1受光素
子62に導かれて受光される。
34は光ビーム37を出射する。光ビーム37は偏光ビ
ームスプリッタ35によって直角に進路変更され、光ビ
ーム36と同じ光路を通る。進路変更した光ビーム37
は、コリメートレンズ39によって略平行光に整形さ
れ、対物レンズ40によって光ディスク42上に集光さ
れて照射される。光ディスク42からの反射光は、もと
来た光路を逆にたどり、発光受光ユニット32に戻る。
発光受光ユニット32内において、反射光は第1受光素
子62に導かれて受光される。
【0023】このように、光ピックアップ30は、光デ
ィスク41または光ディスク42に信号を記録したり、
同ディスクに記録された信号を再生したりする。
ィスク41または光ディスク42に信号を記録したり、
同ディスクに記録された信号を再生したりする。
【0024】また、ハーフミラー43は、コリメートレ
ンズ39からの平行光の一部を反射し、その他を透過す
る。光ビーム36のハーフミラー43による反射光、お
よび光ビーム37のハーフミラー43による反射光は、
ともに出力検出器44内の単一の第2受光素子51によ
って受光され、透過光は対物レンズ40に導かれる。第
2受光素子51の出力は、図2で後述するように、発光
素子33または発光素子34の出力を一定に保つために
用いられる。
ンズ39からの平行光の一部を反射し、その他を透過す
る。光ビーム36のハーフミラー43による反射光、お
よび光ビーム37のハーフミラー43による反射光は、
ともに出力検出器44内の単一の第2受光素子51によ
って受光され、透過光は対物レンズ40に導かれる。第
2受光素子51の出力は、図2で後述するように、発光
素子33または発光素子34の出力を一定に保つために
用いられる。
【0025】第1実施形態では、ハーフミラー43を用
いて光を出力検出器44に導く代わりに、発光素子33
または発光素子34からビームスプリッタ35を通り、
コリメートレンズ39に導かれる光ビームのうち、コリ
メートレンズ39外にはみ出る光を受光する位置に出力
検出器44を配置するような構成でもよい。
いて光を出力検出器44に導く代わりに、発光素子33
または発光素子34からビームスプリッタ35を通り、
コリメートレンズ39に導かれる光ビームのうち、コリ
メートレンズ39外にはみ出る光を受光する位置に出力
検出器44を配置するような構成でもよい。
【0026】なお、光ディスク41および光ディスク4
2は、厚みが異なっており、対物レンズ40から信号面
までの距離も異なる。また、光ディスク41および光デ
ィスク42の記録密度も異なる。光ディスク41の信号
面は、光ディスク42の信号面よりも近距離に位置して
いる。発光素子33および発光素子34はそれぞれ、偏
光ビームスプリッタ35からの距離を調整したり、発光
波長を選ぶことによって、異なる距離の信号面にそれぞ
れ焦点を結ぶ。
2は、厚みが異なっており、対物レンズ40から信号面
までの距離も異なる。また、光ディスク41および光デ
ィスク42の記録密度も異なる。光ディスク41の信号
面は、光ディスク42の信号面よりも近距離に位置して
いる。発光素子33および発光素子34はそれぞれ、偏
光ビームスプリッタ35からの距離を調整したり、発光
波長を選ぶことによって、異なる距離の信号面にそれぞ
れ焦点を結ぶ。
【0027】たとえば光ディスク41はDVDであり、
光ディスク42はCDやCD−Rである。対物レンズ4
0には、たとえば開口数(NA;Numerical Aperture)
=0.6のものを用いる。これは、より高密度記録のD
VD用のレンズに合わせたものである。発光素子33
は、たとえば発光波長635nmまたは650nmの半
導体レーザであり、発光素子34は、たとえば発光波長
780nmの半導体レーザである。
光ディスク42はCDやCD−Rである。対物レンズ4
0には、たとえば開口数(NA;Numerical Aperture)
=0.6のものを用いる。これは、より高密度記録のD
VD用のレンズに合わせたものである。発光素子33
は、たとえば発光波長635nmまたは650nmの半
導体レーザであり、発光素子34は、たとえば発光波長
780nmの半導体レーザである。
【0028】図2は、図1の光ピックアップ30の電気
的な構成を示すブロック図である。光ピックアップ30
は、図1の光学的構成に加えて、半固定抵抗であるボリ
ューム45、APC(Automatic Power Control)回路
46およびスイッチ47を備える。APC回路46は、
スイッチ47によって選択された発光素子33または発
光素子34のいずれかを駆動して発光させる。ボリュー
ム45は、第2受光素子51の出力を検出するための抵
抗である。APC回路46は、第2受光素子51の出力
をもとに、所定の参照レベルと比較するなどして、発光
素子33の出力P1または発光素子34の出力P2を参
照レベルに一致させることで、出力を安定化させる。
的な構成を示すブロック図である。光ピックアップ30
は、図1の光学的構成に加えて、半固定抵抗であるボリ
ューム45、APC(Automatic Power Control)回路
46およびスイッチ47を備える。APC回路46は、
スイッチ47によって選択された発光素子33または発
光素子34のいずれかを駆動して発光させる。ボリュー
ム45は、第2受光素子51の出力を検出するための抵
抗である。APC回路46は、第2受光素子51の出力
をもとに、所定の参照レベルと比較するなどして、発光
素子33の出力P1または発光素子34の出力P2を参
照レベルに一致させることで、出力を安定化させる。
【0029】図3は、図2の第2受光素子51およびボ
リューム45を示す回路図である。第2受光素子51の
出力は、ボリューム45の電圧Vcとして取り出され
る。ボリューム45は、半固定抵抗であり、設計の段階
で、発光素子33または発光素子34の所定出力に対応
する値に固定されたものである。
リューム45を示す回路図である。第2受光素子51の
出力は、ボリューム45の電圧Vcとして取り出され
る。ボリューム45は、半固定抵抗であり、設計の段階
で、発光素子33または発光素子34の所定出力に対応
する値に固定されたものである。
【0030】図1〜図3に示した第1実施形態の構成に
よれば、2個の発光受光ユニット内にそれぞれ2個の第
2受光素子を備えた従来技術に比べて、出力検出器44
に単一の第2受光素子51を備え、複数の発光素子3
3,34に対して共用化できる。
よれば、2個の発光受光ユニット内にそれぞれ2個の第
2受光素子を備えた従来技術に比べて、出力検出器44
に単一の第2受光素子51を備え、複数の発光素子3
3,34に対して共用化できる。
【0031】(第2実施形態)図4は、本発明の第2実
施形態である光ピックアップ50の光学的構成を示す図
である。光ピックアップ50は、図1に示した第1実施
形態の光ピックアップ30内の配置を変更したものであ
り、電気的構成については、図2に示した第1実施形態
と同じである。図1において、ハーフミラー43による
反射光が第2受光素子51に導かれるのに対して、図4
では、ハーフミラー43による反射光は対物レンズ40
に導かれ、透過光が第2受光素子51に導かれて受光さ
れる。
施形態である光ピックアップ50の光学的構成を示す図
である。光ピックアップ50は、図1に示した第1実施
形態の光ピックアップ30内の配置を変更したものであ
り、電気的構成については、図2に示した第1実施形態
と同じである。図1において、ハーフミラー43による
反射光が第2受光素子51に導かれるのに対して、図4
では、ハーフミラー43による反射光は対物レンズ40
に導かれ、透過光が第2受光素子51に導かれて受光さ
れる。
【0032】図4に示した第2実施形態の構成によって
も、第1実施形態と同様に、単一の第2受光素子51で
複数の発光素子33,34に共用化できる。
も、第1実施形態と同様に、単一の第2受光素子51で
複数の発光素子33,34に共用化できる。
【0033】(第3実施形態)図5は、本発明の第3実
施形態である光ピックアップ60の光学的構成を示す図
である。光ピックアップ60は、発光受光ユニット5
2、コリメートレンズ39および対物レンズ40を備え
る。発光受光ユニット52は、発光素子33、発光素子
34、第2受光素子51、第1受光素子61および第1
受光素子62を備える。発光素子33および発光素子3
4は近接して配置され、それぞれの発光ビームの光路は
略同一である。
施形態である光ピックアップ60の光学的構成を示す図
である。光ピックアップ60は、発光受光ユニット5
2、コリメートレンズ39および対物レンズ40を備え
る。発光受光ユニット52は、発光素子33、発光素子
34、第2受光素子51、第1受光素子61および第1
受光素子62を備える。発光素子33および発光素子3
4は近接して配置され、それぞれの発光ビームの光路は
略同一である。
【0034】発光素子61の前側出射面から出射される
光ビーム36は、単一のコリメートレンズ39および単
一の対物レンズ40によって、光ディスク41上に集光
される。発光素子62の前側出射面から出射される光ビ
ーム37も同様に、光ディスク42上に集光される。光
ディスク41または光ディスク42からの反射光は、も
との光路を逆にたどって、発光受光ユニット52に戻
る。光ビーム36の光ディスク41による反射光は、ホ
ログラム素子(図示せず)によって第1受光素子61に
導かれて受光される。光ビーム37の光ディスク42に
よる反射光も同様に、第1受光素子62に導かれて受光
される。
光ビーム36は、単一のコリメートレンズ39および単
一の対物レンズ40によって、光ディスク41上に集光
される。発光素子62の前側出射面から出射される光ビ
ーム37も同様に、光ディスク42上に集光される。光
ディスク41または光ディスク42からの反射光は、も
との光路を逆にたどって、発光受光ユニット52に戻
る。光ビーム36の光ディスク41による反射光は、ホ
ログラム素子(図示せず)によって第1受光素子61に
導かれて受光される。光ビーム37の光ディスク42に
よる反射光も同様に、第1受光素子62に導かれて受光
される。
【0035】一方、発光素子61の後側出射面から出射
される光ビーム48、および発光素子62の後側出射面
から出射される光ビーム49は、単一の第2受光素子5
1によって受光される。
される光ビーム48、および発光素子62の後側出射面
から出射される光ビーム49は、単一の第2受光素子5
1によって受光される。
【0036】なお、光ピックアップ60の電気的構成に
ついては、図2と同様であるので説明は省略する。
ついては、図2と同様であるので説明は省略する。
【0037】図5に示した第3実施形態の構成によれ
ば、発光素子33および発光素子34が同一の発光受光
ユニット52内で近接して配置されるので、両方の発光
素子からの光ビームは略同一光路を通る。両発光素子の
後側出射面からの出射光は、同じ発光受光ユニット52
内に配置された単一の第2受光素子51に受光され、複
数の発光素子33,34に対して共用化できる。
ば、発光素子33および発光素子34が同一の発光受光
ユニット52内で近接して配置されるので、両方の発光
素子からの光ビームは略同一光路を通る。両発光素子の
後側出射面からの出射光は、同じ発光受光ユニット52
内に配置された単一の第2受光素子51に受光され、複
数の発光素子33,34に対して共用化できる。
【0038】(第4実施形態)図6は本発明の第4実施
形態である光ピックアップ70の電気的構成を示す図で
ある。光ピックアップ70の光学的構成は、図5に示し
た第3実施形態と同じであり、さらに電気的構成は、図
2に示した第1実施形態にCPU(中央処理装置)56
と感度補正回路53を加えたものである。CPU56
は、スイッチ47での発光素子の選択を指令し、かつ選
択した発光素子に応じて感度補正回路53を駆動する。
感度補正回路53は、ボリューム45で取り出した第2
受光素子51の出力を必要なときだけ所定のゲインで増
幅する。
形態である光ピックアップ70の電気的構成を示す図で
ある。光ピックアップ70の光学的構成は、図5に示し
た第3実施形態と同じであり、さらに電気的構成は、図
2に示した第1実施形態にCPU(中央処理装置)56
と感度補正回路53を加えたものである。CPU56
は、スイッチ47での発光素子の選択を指令し、かつ選
択した発光素子に応じて感度補正回路53を駆動する。
感度補正回路53は、ボリューム45で取り出した第2
受光素子51の出力を必要なときだけ所定のゲインで増
幅する。
【0039】図7は図6の感度補正回路53を含む回路
図であり、図3の1端子に感度補正回路53を接続した
ものである。第2受光素子51は、発光素子の違いによ
って、たとえば発光波長の相違によって、受光感度が異
なる。発光素子33の発光ビームの受光感度と、発光素
子34の発光ビームの受光感度との比率がKであると
き、感度補正回路53は、いずれかの発光素子に対する
第2受光素子51の出力をK倍または1/K倍する。
図であり、図3の1端子に感度補正回路53を接続した
ものである。第2受光素子51は、発光素子の違いによ
って、たとえば発光波長の相違によって、受光感度が異
なる。発光素子33の発光ビームの受光感度と、発光素
子34の発光ビームの受光感度との比率がKであると
き、感度補正回路53は、いずれかの発光素子に対する
第2受光素子51の出力をK倍または1/K倍する。
【0040】図6に示した第4実施形態によれば、第3
実施形態と同様に単一の第2受光素子51を複数の発光
素子33,34に共用化できる。また、発光素子の相違
による受光感度の違いを吸収して、APC回路46によ
る発光素子の出力安定化の精度を向上することができ、
高精度に所望の出力を保持することができる。
実施形態と同様に単一の第2受光素子51を複数の発光
素子33,34に共用化できる。また、発光素子の相違
による受光感度の違いを吸収して、APC回路46によ
る発光素子の出力安定化の精度を向上することができ、
高精度に所望の出力を保持することができる。
【0041】(第5実施形態)図8は、本発明の第5実
施形態である光ピックアップ80の構成を示す図であ
る。光ピックアップ80の光学的構成は、図1と同じで
あり、電気的構成は図6と同じである。複数の発光受光
ユニット31,32、偏光ビームスプリッタ35、コリ
メートレンズ39、ハーフミラー43、出力検出器4
4、対物レンズ40およびボリューム45は、筺体54
に囲まれて光学ヘッド81を構成する。
施形態である光ピックアップ80の構成を示す図であ
る。光ピックアップ80の光学的構成は、図1と同じで
あり、電気的構成は図6と同じである。複数の発光受光
ユニット31,32、偏光ビームスプリッタ35、コリ
メートレンズ39、ハーフミラー43、出力検出器4
4、対物レンズ40およびボリューム45は、筺体54
に囲まれて光学ヘッド81を構成する。
【0042】図8に示した第5実施形態の構成によれ
ば、第4実施形態と同様に、複数の発光素子33,34
に対して単一の第2受光素子51を共用化できる。ま
た、光ディスク41および光ディスク42が様々に変更
されても、すなわち別の規格の光ディスクの組み合わせ
に変更するときでも、それぞれの光ディスクに対応して
光学ヘッド81を構成すれば、残余のAPC回路46、
スイッチ47、感度補正回路53、CPU56は共通に
使用できる。よって、様々な光ディスクの組み合わせに
対して、簡単に光ピックアップを構成することができ
る。
ば、第4実施形態と同様に、複数の発光素子33,34
に対して単一の第2受光素子51を共用化できる。ま
た、光ディスク41および光ディスク42が様々に変更
されても、すなわち別の規格の光ディスクの組み合わせ
に変更するときでも、それぞれの光ディスクに対応して
光学ヘッド81を構成すれば、残余のAPC回路46、
スイッチ47、感度補正回路53、CPU56は共通に
使用できる。よって、様々な光ディスクの組み合わせに
対して、簡単に光ピックアップを構成することができ
る。
【0043】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、フィード
バック制御などを行うために第2受光素子が発光素子ご
とに設けられる従来技術に比べて、単一の第2受光素子
は、複数の発光素子に対して共用できるので、小型で簡
易な構成の光ピックアップを製造でき、製造コストも削
減できる。
バック制御などを行うために第2受光素子が発光素子ご
とに設けられる従来技術に比べて、単一の第2受光素子
は、複数の発光素子に対して共用できるので、小型で簡
易な構成の光ピックアップを製造でき、製造コストも削
減できる。
【0044】また本発明によれば、異なる光ディスクに
は異なる光ピックアップを構成し、駆動回路は共通でよ
いので、さらに製造コストを削減できる。
は異なる光ピックアップを構成し、駆動回路は共通でよ
いので、さらに製造コストを削減できる。
【0045】また本発明によれば、略同一光路中に光ビ
ーム分岐手段を配置することによって、光ビームを2方
向に分岐させ、一方方向の光ビームを記録媒体に照射さ
せ、他方方向の光ビームを第2受光素子に導くことがで
きる。
ーム分岐手段を配置することによって、光ビームを2方
向に分岐させ、一方方向の光ビームを記録媒体に照射さ
せ、他方方向の光ビームを第2受光素子に導くことがで
きる。
【0046】また本発明によれば、複数の発光素子は近
接して配置されるので、個別の発光素子からのそれぞれ
の光ビームの光路は略同一となる。
接して配置されるので、個別の発光素子からのそれぞれ
の光ビームの光路は略同一となる。
【0047】また本発明によれば、各発光素子は出力の
ばらつきが少ない安定な光ビームを出射するので、光デ
ィスクの記録または再生の精度を向上することができ
る。また、複数の発光素子に対して第2受光素子は単一
であるので、出力安定化手段も単一でよく、光ピックア
ップの構成を簡易にできる。
ばらつきが少ない安定な光ビームを出射するので、光デ
ィスクの記録または再生の精度を向上することができ
る。また、複数の発光素子に対して第2受光素子は単一
であるので、出力安定化手段も単一でよく、光ピックア
ップの構成を簡易にできる。
【0048】また本発明によれば、第2受光素子の受光
感度を発光素子ごとに補正するので、発光素子による受
光感度の相違を解消でき、発光素子の出力を所望の値に
保持することができ、光ディスクの記録または再生の精
度を向上することができる。
感度を発光素子ごとに補正するので、発光素子による受
光感度の相違を解消でき、発光素子の出力を所望の値に
保持することができ、光ディスクの記録または再生の精
度を向上することができる。
【図1】本発明の第1実施形態である光ピックアップ3
0の光学的構成を示す図である。
0の光学的構成を示す図である。
【図2】図1の光ピックアップ30の電気的構成を示す
図である。
図である。
【図3】図2の第2受光素子51およびボリューム45
を示す回路図である。
を示す回路図である。
【図4】本発明の第2実施形態である光ピックアップ5
0の光学的構成を示す図である。
0の光学的構成を示す図である。
【図5】本発明の第3実施形態である光ピックアップ6
0の光学的構成を示す図である。
0の光学的構成を示す図である。
【図6】本発明の第4実施形態である光ピックアップ7
0の電気的構成を示す図である。
0の電気的構成を示す図である。
【図7】図6の第2受光素子51、ボリューム45およ
び感度補正回路53を示す回路図である。
び感度補正回路53を示す回路図である。
【図8】本発明の第5実施形態である光ピックアップ8
0の光学的構成を示す図である。
0の光学的構成を示す図である。
【図9】従来技術の光ピックアップ20の光学的構成を
示す図である。
示す図である。
【図10】図9の光ピックアップ20の電気的構成を示
す図である。
す図である。
【図11】図11(a)は図10の受光素子14および
ボリューム15の回路図であり、図11(b)は図10
の受光素子22およびボリューム23の回路図である。
ボリューム15の回路図であり、図11(b)は図10
の受光素子22およびボリューム23の回路図である。
30 光ピックアップ 33,34 発光素子 35 偏光ビームスプリッタ 39 コリメートレンズ 40 対物レンズ 43 ハーフミラー 46 APC回路 47 スイッチ 51 第2受光素子 61,62 第1受光素子 53 感度補正回路 55 抵抗
Claims (6)
- 【請求項1】 複数の発光素子と、 各発光素子のうち、動作する発光素子をひとつだけ選択
するスイッチと、 各発光素子からの光ビームを略同一光路に一致させる光
路一致手段と、 光路一致手段からの光ビームを記録媒体へ導く単一の光
学系と、 記録媒体からの戻り光を受光する複数の第1受光素子
と、 光路一致手段からの光ビームの一部を受光する単一の第
2受光素子とを備えることを特徴とする光ピックアッ
プ。 - 【請求項2】 前記略同一光路中に配置され、光ビーム
の一部を透過または反射させて第2受光素子に導く光ビ
ーム分岐手段をさらに備えることを特徴とする請求項1
記載の光ピックアップ。 - 【請求項3】 互いに近接して配置される複数の発光素
子と、 各発光素子のうち、動作する発光素子をひとつだけ選択
するスイッチと、 各発光素子の前側出射面から出射される光ビームを記録
媒体へ導く単一の光学系と、 記録媒体からの戻り光を受光する複数の第1受光素子
と、 各発光素子の後側出射面から出射される光ビームを受光
する単一の第2受光素子とを備えることを特徴とする光
ピックアップ。 - 【請求項4】 前記第2受光素子の出力を取り出す半固
定抵抗をさらに備えることを特徴とする請求項1または
3記載の光ピックアップ。 - 【請求項5】 前記第2受光素子からの出力をもとに、
発光素子の出力を安定化させる出力安定化手段をさらに
備えることを特徴とする請求項1または3記載の光ピッ
クアップ。 - 【請求項6】 前記スイッチで選択した発光素子ごと
に、第2受光素子の受光感度を補正する感度補正手段を
さらに備えることを特徴とする請求項1または3記載の
光ピックアップ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9019163A JPH10222864A (ja) | 1997-01-31 | 1997-01-31 | 光ピックアップ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9019163A JPH10222864A (ja) | 1997-01-31 | 1997-01-31 | 光ピックアップ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10222864A true JPH10222864A (ja) | 1998-08-21 |
Family
ID=11991722
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9019163A Pending JPH10222864A (ja) | 1997-01-31 | 1997-01-31 | 光ピックアップ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10222864A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100403623B1 (ko) * | 2001-04-13 | 2003-10-30 | 삼성전자주식회사 | 호환형 광픽업 장치 |
EP1564729A2 (en) * | 2004-02-17 | 2005-08-17 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Optical-disk drive device |
-
1997
- 1997-01-31 JP JP9019163A patent/JPH10222864A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100403623B1 (ko) * | 2001-04-13 | 2003-10-30 | 삼성전자주식회사 | 호환형 광픽업 장치 |
EP1564729A2 (en) * | 2004-02-17 | 2005-08-17 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Optical-disk drive device |
EP1564729A3 (en) * | 2004-02-17 | 2006-01-04 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Optical-disk drive device |
US7349320B2 (en) | 2004-02-17 | 2008-03-25 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Apparatus for switching modes based on quantity of light received in first section of a photodetector section and first plus second section for controlling a laser diode output |
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