JPH10221736A - シャッター装置およびカメラ装置 - Google Patents

シャッター装置およびカメラ装置

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JPH10221736A
JPH10221736A JP9124690A JP12469097A JPH10221736A JP H10221736 A JPH10221736 A JP H10221736A JP 9124690 A JP9124690 A JP 9124690A JP 12469097 A JP12469097 A JP 12469097A JP H10221736 A JPH10221736 A JP H10221736A
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JP
Japan
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exposure
shutter
light
light receiving
receiving element
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JP9124690A
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English (en)
Inventor
Yoshiaki Sakamoto
義明 坂本
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RITSUKU KK
Original Assignee
RITSUKU KK
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Publication date
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    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B7/00Control of exposure by setting shutters, diaphragms or filters, separately or conjointly
    • G03B7/08Control effected solely on the basis of the response, to the intensity of the light received by the camera, of a built-in light-sensitive device
    • G03B7/091Digital circuits
    • G03B7/097Digital circuits for control of both exposure time and aperture
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な駆動装置で作動する簡単な機構のシャ
ッターを用いて、露光ごとの感光性フィルムの露光量を
精密に制御する。 【解決手段】 シャッターブレード11、12に副絞り
用の開口23、24を設けて副絞りを通じた受光量を検
知し、開過程の受光量が所定の関数に従って増加するよ
うに刻々の駆動力を変化させる。受光量の積分値がしき
い値に達した段階でシャッターブレード11、12の動
作を反転し、閉過程に移行完了するまでの積分値に応じ
て以後のシャッター速度を設定して、シャッターブレー
ド11、12の反転に伴う露光量のばらつきを閉過程で
相殺する。周囲光レベルが高い場合には、遅いシャッタ
ー速度による小さな極大開口までの往復動作、周囲光レ
ベルが低い場合には早いシャッター速度による大きな極
大開口までの往復動作が自動的に選択される結果、意図
せざる過剰露光や手振れが防止される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、露光撮影用の主絞
りの開口量に追従して露光制御用の副絞りの開口量が変
化し、副絞りを通じた受光量に基づいてシャッター機構
の動作を制御するシャッター装置、およびシャッター装
置の動作と連動してストロボを自動的に発光させるカメ
ラ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】感光性フィルムを露光する光を透過させ
る主絞りの開口量に追従して、受光素子に光を入射させ
る副絞りの開口量が変化するシャッター装置の例が特公
昭57−10406号公報に示される。ここでは、副絞
りを通じた受光素子の受光量を参照して、主絞りを通じ
た露光量が制御される。また、電磁アクチュエータと戻
しスプリングからなる駆動装置が一対のシャッター片を
駆動して往復移動させており、それぞれのシャッター片
には主絞り用と副絞り用の1組の開口が形成されてい
る。このシャッター片の往復移動に伴って、主絞り用の
開口の重なりが露光開口を形成し、副絞り用の開口の重
なりが検知開口を形成する。そして、シャッター片の開
過程で、副絞りを通じた受光量が積分され、積分値が所
定のしきい値に達すると、電磁アクチュエータがシャッ
ター片の移動方向を反転させ、露光開口を最大速度で閉
じて短い閉過程を形成する。
【0003】このような形式のシャッター装置に連動し
て電子フラッシュ(ストロボ)を自動的に発光させる写
真撮影用カメラ装置の例が、特開昭52−124332
号公報、特開昭52−139419号公報、特公昭60
−60046号公報、および特公平3−608号公報に
示される。これらは、周囲光レベルが皆無または不十分
な夜間撮影や、周囲光レベルは十分だが主要被写体が背
景に比べて相対的に暗い逆光撮影において、フィルムの
周囲光による露光量に、ストロボ照明の反射光による露
光量を加算して、フィルムの合計の露光量を自動的に調
整する。
【0004】特開昭52−124332号公報、および
特開昭52−139419号公報に記載されたカメラ装
置は、シャッター装置の開過程で受光素子の出力の積分
値が第1しきい値に達するとシャッターを反転して同時
にストロボを発光させる。そして、発光後、第1しきい
値よりも高い第2しきい値に積分値が達するとストロボ
を消光させる。また、これらの文献に記載された別のカ
メラ装置では、積分値が第1しきい値に達すると、露光
開始から積分値が第1しきい値に達するまでの時間に比
例した時間だけストロボを発光させるが、周囲光レベル
が低くて積分値が第1しきい値に達しない場合には一定
の限界時間で強制的にシャッターを反転して同時にスト
ロボを発光させ、一定の時間だけストロボ発光を継続さ
せる。
【0005】特公昭60−60046号公報に示される
カメラ装置は、シャッターの開過程で被写体距離に応じ
た露光開口の開口量が形成された瞬間にストロボを発光
させる。そして、ストロボ発光期間を除外して受光素子
の出力を積分し、積分値がしきい値に達するとシャッタ
ーを反転して露光開口を閉じる。特公平3−608号公
報に示されるカメラ装置は、受光素子の出力の積分値が
第1しきい値に達するとストロボを発光させ、発光後、
積分値が第1しきい値よりも高い第2しきい値に達する
とシャッターを反転させ、積分値がさらに第2しきい値
よりも高い第3しきい値に達するとストロボを消光す
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来のシャッター装置
では、シャッターが戻しスプリングに付勢されて開方向
に移動している途中で、電磁アクチュエータがシャッタ
ーを閉方向に駆動し始めた後、シャッターが開方向の慣
性を相殺して完全に閉過程に移行するまでに少し遅れ時
間が発生する。そして、この遅れ時間がばらつくと、露
光時間を通じた感光性フィルムの露光量が大きくばらつ
く。何故なら、シャッターが反転する前後で露光中の最
大開口が形成されており、少しの時間差でも大きな露光
量差が発生するからである。また、周囲光レベルと無関
係に一定速度でシャッターが開かれるから、周囲光レベ
ルが高いと、露光開始後にフィルムの露光量が急激に増
大して露光時間が極端に短くなり、少しの時間差でも大
きな露光量差が発生する。また、戻しスプリングも電磁
アクチュエータもその最大出力でシャッター片を付勢す
るから、露光ごとの機構の摩擦力のばらつきがシャッタ
ー片の速度誤差に直結し、露光ごとの露光量の誤差を発
生する。
【0007】これに対して、特公平3−5726号公報
には、シャッターをステップモータで駆動して、露光開
始から露光終了までの露光開口の面積変化を任意の関数
に設定できるシャッター装置が示される。そして、露光
開始前に計測した周囲光レベルに応じて露光開口の変化
速度を調整し、周囲光レベルが異なっても露光時間をほ
ぼ一定に制御している。従って、周囲光レベルが高い場
合には小さな最大値まで露光開口がゆっくり開いてゆっ
くり閉じられることとなり、シャッターの反転に伴う露
光量の誤差が小さくなる。しかし、ステップモータを含
むシャッターの駆動機構とモーター制御回路が高価につ
き、周囲光レベルと他のパラメータの組み合わせ数だけ
の駆動プログラムを格納するメモリや駆動プログラムの
選択回路を含む制御回路も高価につく。さらに、実際の
シャッター位置とは無関係に一方的にモータ駆動を行う
から、機構の摩擦力によって誤差が発生する可能性もあ
り、誤差を避けるためには、高級な支持機構や潤滑構造
が必要となる。従って、これらがシャッター装置の原価
を押し上げて、製品のカメラが高価なものとなる。
【0008】本発明は、比較的に安価な駆動機構や制御
回路を用いて、露光ごとのフィルム露光量誤差をさらに
小さくできるシャッター装置およびカメラ装置を提供す
ることを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、感光
性フィルムに光を入射させる露光開口を形成する主絞り
と、受光素子に光を入射させる検知開口を形成する副絞
りとが連動してそれぞれの開口量を変化させるシャッタ
ー機構と、シャッター機構を駆動して露光開口の開過程
と閉過程を形成し、感光性フィルムの露光時間を確定さ
せる駆動手段と、前記受光素子の出力に応じて前記駆動
手段の出力状態を変化させる制御手段とを有するシャッ
ター装置において、前記制御手段は、露光時間中に1回
以上、前記受光素子の瞬間的な受光量に対応する電気信
号を検知し、検知した電気信号に応じて駆動手段の出力
状態を調整して、前記受光素子の瞬間的な受光量の変化
曲線を所定の関数に向かって誘導するものである。
【0010】
【作用】本発明のシャッター装置では、受光素子、制御
手段、駆動手段、シャッター機構で構成されるフィード
バック系を用いて、露光時間中に、シャッター機構の駆
動力を調整する。そして、周囲光に照明された景色から
放射され、副絞りを通じて受光素子に入射する光量の変
化曲線を、時間−光量平面上の所定の関数曲線に近づけ
る。このフィードバック制御は、シャッター機構の開過
程と閉過程の少なくとも一方で、1回、数回または継続
的に実行される。
【0011】ここで、シャッター機構の開過程を通じて
継続的なフィードバック制御を行う場合、周囲光レベル
が異なっても、受光素子に入射する光量の時間的変化が
一定に再現される。つまり、周囲光レベルが高い場合に
は小さなシャッター速度と最大開口、周囲光レベルが低
い場合には大きなシャッター速度と最大開口が自動的に
選択され、周囲光レベルの差による露光時間差が小さく
なる。また、受光素子の出力信号と制御用の基準信号の
比較をアナログ回路上で実行させる場合、安価で簡単な
回路を用いても、受光量の変化が瞬時に駆動手段の出力
状態へと反映されるから、制御に対する受光量の応答性
が高まり、基準信号へ向かって出力信号が速やかに安定
して誘導される。つまり、高速で応答性が高く安定した
動作の制御を実現できる。また、シャッター機構の開過
程と閉過程の少なくとも一方を通じて、継続的なフィー
ドバック制御を行う場合、駆動手段の出力状態の調整を
通じた受光量の制御が継続的に実行されるから、1〜2
回の単発的な調整を行う場合に比較して設定した関数と
受光量の実際の変化の誤差が小さくなる。
【0012】受光素子の受光量の積算値に応じて、閉過
程で1回、数回または継続的にシャッター速度を調整し
て、閉過程の終了時までの積算値、すなわち露光時間の
全体を通じた受光量を所定の目標値に近づける場合、積
算値が過剰と見込まれる場合にはシャッター機構の駆動
力を自動的に増大させ、積算値が不足と見込まれる場合
にはシャッター機構の駆動力を自動的に減少させる。こ
のようにして、駆動力の調整に至るまでに発生した感光
性フィルムの露光量の誤差を調整後に相殺するから、露
光ごとの感光性フィルムの露光量の再現性が高まる。好
ましくは、最大開口やシャッター反転の過渡期を避けた
閉過程移行後の一時刻で、露光開始からその時刻までの
積分値に応じてその後のシャッター速度を設定する。一
時刻までの積分値が過剰であれば、早いシャッター速度
を選択して以後の受光量を減らし、一時刻までの積分値
が不足であれば、遅いシャッター速度を選択して以後の
受光量を増す。
【0013】ところで、刻々の受光量に応じてシャッタ
ー機構の駆動力を直ちに調整し、露光時間を通じた受光
量の変化曲線を所定の関数に合わせ込む場合、露光時間
中の積算値が必要量と一致する関数を選択しても、シャ
ッター機構の摩擦や駆動力の変動によって、実際の露光
時間中の積算値がばらつく可能性がある。従って、やは
り閉過程の一時刻で積算値を検知し、過剰か不足かの見
込みに応じてその後の関数を調整することが望ましい。
反転の不安定を避けた閉過程で、基準信号を構成する所
定の関数を用いて、継続的にシャッター速度が調整され
る場合、反転時の単発的なシャッター駆動力の設定に比
べて、露光時間を通じた受光量の積算値がより精密に制
御される。
【0014】周囲光レベルに応じて開過程のシャッター
駆動力を設定し、例えば露光開始から一定時間の経過後
にシャッター駆動力を反転する場合も、シャッター機構
の摩擦や駆動力の変動が、露光時間中の露光量変化の再
現性を損なわせるから、やはり閉過程の一時刻で積算値
を検知し、過剰か不足かの見込みに応じてその後の関数
を調整することが望ましい。この場合、開過程のシャッ
ター駆動力の設定は、周囲光レベルの高低がそのまま露
光時間差とならないようにする調整であって、周囲光レ
ベルが高ければ小さな駆動力を採用してゆっくりと主絞
りを開き、周囲光レベルが低ければ大きな駆動力を採用
して速やかに主絞りを開く。閉過程のシャッター駆動力
の設定は、その後のシャッター速度を加減して、露光時
間を通じた合計の露光量を一定値に収束させる調整であ
って、受光量の積分値が過少であれば、それまでよりも
小さな駆動力を採用してゆっくりと主絞りを閉じ、受光
量積分値が過大であれば大きな駆動力を採用して速やか
に主絞りを閉じる。
【0015】電磁アクチュエータ、直流モーター等の駆
動手段を正逆両方向へ交互に駆動して、正逆の駆動力差
を片方向の駆動力として取り出す場合、同じ片方向の駆
動状態で必要な動力に比較して格段に大きな動力を駆動
手段に投入して、駆動力の大きな余裕と調整幅を持たせ
た比較的に遅い動きが実現される。従って、駆動力の大
きな余裕と調整幅を用いて、シャッター機構の摩擦や駆
動力の変動による動作の乱れを短時間で相殺できる。ま
た、駆動力や摩擦力のばらつきレベルをはるかに越えた
駆動力を出力可能であるから、適当なフィードバック系
を採用すれば、これらのばらつきを容易に相殺してシャ
ッター機構の速度や動作パターンを精密に調整できる。
また、停止状態でも微視的には振動状態を保つから、静
止摩擦や意図せざる付着によって起動立ち上がりを妨げ
られる心配が無い。そして、電力パルスの正逆方向の電
力差を加減すれば、シャッター機構に対する駆動力、ひ
いてはシャッター機構の移動速度、さらには以後の露光
時間の長さを増減できる。駆動手段の出力状態は、好ま
しくは、電力パルスの正逆の長さ比(PWM)や振幅比
によって調整される。また、 三角波の制御信号に対す
るトリガーレベルを変化させて、三角波の背中の傾き部
分がトリガーレベルを越える長さに対応した電力パルス
を出力させる場合、簡単なアナログ回路を用いて瞬時に
正逆の電力差を設定できる。また、基準信号と刻々の実
際の露光量を比較して継続的に正逆の電力差を調整し続
ける場合、シャッター機構の摩擦や駆動力の変動がその
都度速やかに相殺される。
【0016】本発明のカメラ装置は、請求項1のシャッ
ター装置を使用し、露光開始後一定時間が経過するまで
に積分値がしきい値に達しなければ、周囲光レベルが低
過ぎると判断して自動的にストロボ照明を点火する。露
光開口の最大値で移動が限界付けられたシャッター機構
を使用する場合、周囲光レベルが低過ぎると、露光開口
が最大値を保った状態で、露光開始後の一定時間が経過
し、ストロボが発光される。露光開口が最大の状態でス
トロボ照明を実行すれば、その反射光が主絞りに遮断さ
れる割合が低くなり、ストロボ照明の反射光のより多く
を感光性フィルムの露光に寄与させて、ストロボ照明の
有効距離を拡大できる。シャッター機構の反転駆動時期
は、平均的な露光時間の所定割合(1/2等)と定めて
よく、また、受光素子の出力信号を積分し、目標とする
露光量の所定割合(1/2等)まで積分値が達した時点
と定めてもよい。後者の場合、ストロボを必要としない
下限の周囲光レベルで、目標とする露光量の所定割合に
達する時間よりも長い限界時間を設定しておき、受光素
子の出力信号の積分値が目標値に達する以前に限界時間
に達した時点で、ストロボを自動的に点火させてもよ
い。
【0017】シャッター機構の副絞りと受光素子を利用
していわゆるオートストロボ制御を行う場合、感光性フ
ィルムの露光に関与するストロボ反射光の通算量を受光
素子に入射するストロボ反射光の積算値で捕捉できる。
つまり、毎回のストロボ発光時に露光開口量が違って
も、受光素子の出力信号の積分値が一定値に達した時点
で、フィルム露光量も必要十分な所定値に達している。
また、周囲光とストロボ反射光による合計の積分値を用
いてオートストロボ制御を行う場合、周囲光レベルの高
低に応じて積分値が第2しきい値に達するまでのストロ
ボ照明量が加減される。周囲光レベルが高ければ、スト
ロボ照明が早めに消光されて過剰露光が回避され、周囲
光レベルが低ければ、ストロボ照明が遅めに消光されて
露光不足が回避される。オートストロボ制御を行う場
合、被写体距離が異なっても、ストロボ反射光による露
光量がほぼ一定に確保され、近距離での過剰露光や遠距
離での露光不足が回避される。
【0018】
【発明の実施の形態】図1〜図6を参照して実施例のカ
メラ装置を説明する。図1は実施例のカメラ装置の構成
の説明図、図2は制御回路の回路図、図3はパルス幅変
調回路の動作の説明図、図4は演算部による露光制御の
フローチャート、図5は十分な周囲光レベルにおける制
御の説明図、図6は不十分な周囲光レベルにおける制御
の説明図である。
【0019】図1に示すように、実施例のカメラ装置1
0は、一対のシャッターブレード11、12、シャッタ
ーブレード11、12を駆動して相対移動させる電磁ア
クチュエータ13、電磁アクチュエータ13へ電力供給
する制御回路14、ストロボ照明(放電管26の電子フ
ラッシュ)を制御するストロボ回路25、露光制御用の
受光素子15、撮影用の対物レンズ17、および露光制
御用の検出レンズ18を含む。シャッターブレード11
には開口21、23、シャッターブレード12には開口
22、24がそれぞれ形成され、開口21、22が主絞
り、開口23、24が副絞りを構成する。シャッターブ
レード11、12が図中の水平方向に相対移動すると
き、開口21、22の重なりが露光開口を形成し、開口
22、24の重なりが検出開口を形成する。シャッター
ブレード11、12は、図示しないストッパーによって
露光開口が最大値となる相対位置で相対移動を限界付け
られている。従って、シャッターブレード11、12
は、露光開口を閉じた閉位置から露光開口が最大となる
限界位置までの行程を往復可能である。
【0020】開口21、22による主絞りの後方に感光
性フィルム16、前方に対物レンズ17が配置される。
露光開口が形成されると、周囲光によって照明された景
色の光が感光性フィルム16へ到達し、対物レンズ17
の作用によって感光性フィルム16上に被写体を含む景
色の像を形成する。開口23、24による副絞りの後方
に受光素子15、前方に検出レンズ18が配置される。
露光開口に追従して開口面積が変化する検出開口は、対
物レンズ17によって感光性フィルム16上に投影され
る範囲の景色からの光を、検出レンズ18を通じて受光
素子15にも入射させる。検出レンズ18に設けたLE
D(発光ダイオード)18Dは、副絞りが開き始める瞬
間を検出するためのもので、検出開口が最初の閉状態で
点灯され、検出開口を通じた初光が受光素子15に入射
した後に消灯される。
【0021】電磁アクチュエータ13は、永久磁石13
Aの磁界中でコイル13Cを回転させる電流計型のもの
で、正逆45度づつ、合計ほぼ90度の角度範囲で往復
回転して、コイル13Cに供給される電力レベルに応じ
た駆動力を出力する。シャッターブレード11、12
は、その開過程と閉過程の両方で、コイル13Cに固定
された回動ビーム13Bを介して、電磁アクチュエータ
13によって駆動される。露光時間中の露光開口の極大
値は、最大開口値までの範囲内で、周囲光レベルに応じ
て自動的に設定される。
【0022】制御回路14は、スイッチ27が操作され
ると起動して1サイクルの露光制御を開始する。また、
受光素子15の出力を積分して、露光時間中に主絞りを
通じて感光性フィルム16に到達する光量(すなわち露
光量)を見積もる。制御回路14は、電磁アクチュエー
タ13を図中右回り方向に回動させてシャッターブレー
ド11、12を開方向に移動させて開過程を形成し、必
要な全露光量の1/2に相当する第1しきい値に積分値
が達すると、電磁アクチュエータ13の出力を逆方向に
反転してシャッターブレード11、12を閉方向に移動
させ始める。制御回路14は、シャッターブレード1
1、12が閉過程へ移行した後、受光素子15の出力の
積分値を参照して以後のシャッター速度を設定する。こ
れにより、シャッターブレード11、12の反転に伴う
露光量の誤差は、主絞りが閉状態に至るまでに相殺され
る。
【0023】制御回路14は、露光時間中の受光素子1
5の受光積算量から周囲光レベルを判断する。そして、
周囲光レベルが不足して露光時間が長引く場合に、自動
的にストロボ回路25を起動して放電管26によるスト
ロボ照明を開始させる。そして、受光素子15の出力の
積分値を用いていわゆるオートストロボ制御を行い、ス
トロボ反射光と周囲光による合計の受光積算量が所定レ
ベルに達すると、放電管26の放電を強制的に中断して
ストロボ照明を消光する。
【0024】制御回路14は、図2に示すように、デジ
タル回路の演算部40とアナログ回路のパルス幅変調回
路50を含む。演算部40は、各種の入力信号を取り込
んで演算処理を行い、図4に示すフローチャートの手順
に従って必要な出力信号を設定する。そして、パルス幅
変調回路50を通じて電磁アクチュエータ13を作動さ
せ、シャッターブレード11、12の刻々の位置(シャ
ッター速度)を制御する。これにより、周囲光レベルが
異なってもほぼ一定の露光時間で感光性フィルム16の
露光を完了させる。
【0025】増幅器43は、増幅回路を構成し、受光素
子15が発生した電流による抵抗49の電圧低下量を増
幅する。そして、シャッターブレード11、12の副絞
りを通じた受光素子15の瞬間的な受光量に応じた電圧
信号を形成する。増幅器42は、コンパレータ回路を構
成し、演算部40がD/Aコンバータ53を通じて設定
するしきい値Vrefに増幅器43の出力を比較する。
露光開始直後、このコンパレータ回路は、シャッターブ
レード11、12の副絞りを通じたLED18Dの初光
を検出する。増幅器47とコンデンサ45は、積分回路
を構成し、FET44がOFFした状態で、受光素子1
5が発生する電流を積分した電圧(受光積算量に対応)
を出力する。FET44がONするとコンデンサ45の
両端が短絡されて、積分出力がリセットされる。増幅器
48は、差動増幅回路(ゲイン1)を構成し、増幅器4
7の出力電圧から抵抗49の影響を除去した正味のアナ
ログ積分値を出力する。アナログ積分値は、A/D変換
回路51でデジタル値に変換されて演算部40へ入力さ
れる。増幅器46は、オートストロボ制御に関するコン
パレータ回路を構成し、演算部40から出力されてD/
A変換回路52でアナログ電圧に変換されたしきい値V
qまで増幅器48の出力信号が到達すると、出力を反転
して、ストロボ回路25に消光(クエンチ)信号を出力
する。
【0026】パルス幅変調回路50は、出力A、Bを通
じて、トランジスタ56、57とトランジスタ55、5
8の2組を一定周波数(例えば50kHz)で交互にO
Nさせて、コイル13Cに交互の向きの電力パルスを供
給する。パルス幅変調回路50は、図3に示すように、
その内部でクロック信号と制御信号を発生し、受光量に
対応する電圧信号Vpと演算部40が設定したランプ電
圧Vfとの差ΔVを縮小する方向にコイル13Cを付勢
する。パルス電圧の立ち下がり後、コイル13Cによる
誘導電流が消失した後に逆方向のパルス電圧がかかるよ
うに、コイル13CのL値に対応してクロック信号の間
隔Δtが設定されている。言い換えれば、数10kHz
のクロック信号が利用できるように、コイル13CのL
値を従来のものよりもかなり低い値に設定してある。パ
ルス幅変調回路50は、パルス幅変調(PWM)によっ
て、トランジスタ56、57とトランジスタ55、58
の2組における周期ごとの0N時間の比を設定して、0
N時間の差(正逆パルスのデューティ差)に対応する付
勢力でシャッターブレード11、12を一方向、すなわ
ち開方向または閉方向に駆動する。
【0027】図3の(a)に示すように、電圧信号Vp
がランプ電圧Vfよりも大きくてΔVが正の場合、出力
Bのパルス長さを最大に保って、出力Aのパルス長さを
短くする。この結果、出力Bによる付勢力に対して出力
Aによる制動力が作用し、両方のパルス長さの差に相当
する付勢力でシャッターブレード11、12が閉方向に
駆動される。そして、ΔVが大きいほど制動力を低下さ
せ、出力Bによる付勢力を限界とする、より大きな付勢
力でシャッターブレード11、12を閉方向に駆動す
る。従って、開過程ではシャッターブレード11、12
が減速して受光素子15の受光量の増加速度を低下さ
せ、閉過程ではシャッターブレード11、12が加速し
て受光素子15の受光量の減少速度を増す。一方、図3
の(b)に示すように、電圧信号Vpがランプ電圧Vf
よりも小さくてΔVが負の場合、出力Aのパルス長さを
最大に保って、出力Bのパルス長さを短くする。そし
て、ΔVの絶対値が大きいほど大きな付勢力で、シャッ
ターブレード11、12を開方向に付勢する。従って、
開過程ではシャッターブレード11、12が加速して受
光素子15の受光量の増加速度を増し、閉過程ではシャ
ッターブレード11、12が減速して受光素子15の受
光量の減少速度を低下させる。
【0028】図2に示すように、演算部40は、露光開
始後、時間経過に応じて一定の関数で変化するランプ電
圧Vfを発生する。刻々と変化するデジタル信号のラン
プ電圧Vfは、D/A変換回路54でアナログ電圧に変
換される。パルス幅変調回路50は、ランプ電圧Vfの
変化に追従させて受光素子15の受光量を変化させる。
従って、演算部40は、露光時間中、刻々のランプ電圧
Vfを設定して、開過程と閉過程における受光素子15
の受光量の変化パターンを任意に調整できる。
【0029】演算部40は、図4に示すフローチャート
の手順に従って、例えば、図5の(a)に示すようにシ
ャッターブレード11、12の開過程K1と閉過程K2
を形成し、露光時間を確定させて感光性フィルム16を
露光させる。この場合、演算部40は、露光時間中、図
5の(b)に示すようにランプ電圧Vfを変化させてシ
ャッターブレード11、12の刻々の移動速度を制御す
る。そして、演算部40は、図5の(c)にハッチング
で示すように受光量を積算し、受光量の積算値に応じて
閉過程移行後のランプ電圧Vfの傾斜を調整する。
【0030】図4に示すステップ111では、スイッチ
27のON操作を検知して、1サイクルの露光制御を開
始する。ステップ112では、LED18DをONし
て、副絞りを通じた初光検出に備える。また、パルス幅
変調回路50に定速開過程を設定し、シャッターブレー
ド11、12を遅い速度で開方向に起動する。遅い速度
は、周囲光レベルが高くても受光素子15の受光量が急
激に立ち上がらない速度である。
【0031】遅い速度でシャッターブレード11、12
が移動開始し、時刻taに至ってLED18Dの光が副
絞りを通じて受光素子15に入射すると、図5の(c)
に示すように、受光素子15の出力信号が立ち上がり、
増幅器42のコンパレータを通じて初光が検知される。
ステップ113で初光が検知されると、図5の(d)に
示すように、ランプ電圧Vfを用いた制御に移行する。
すなわち、ステップ114では、LED18DをOFF
し、定速開過程の設定を取消してパルス幅変調回路50
をフィードバック制御(PWM−ON)のモードとし、
ランプ電圧Vfの出力を開始させる。ランプ電圧Vf
は、周囲光レベルと無関係な一定の傾きで0から直線的
に立ち上がる。そして、FET44をOFFして増幅器
47とコンデンサ45による受光量の積分を開始させ
る。
【0032】ステップ115では、増幅器47の出力
(積分値)が第1しきい値に達したことを検知する。積
分値が第1しきい値に達するまでは、ステップ125へ
進んで時間TSが経過したか否かを判断し、時間TSが
経過していなければ開過程をそのまま継続する。時間T
Sは、受光量がランプ電圧(Vf)に追従して増加した
際に積分値が第1しきい値に達する時間よりも大きく設
定されており、積分値が第1しきい値に達する以前に時
間TSが経過すると、後述のストロボ発光が選択され
る。
【0033】一方、積分値が第1しきい値に達すると、
ステップ116では、図5の(b)に示すように、ラン
プ電圧Vfをその時刻tbのランプ電圧よりも20%低
いレベルで保持させる。これにより、パルス幅変調回路
50は、シャッターブレード11、12の開過程の駆動
を終了させ、コイル13Cの付勢力を閉方向で最大と
し、シャッターブレード11、12を反転させる。ま
た、ステップ116では、時刻tbのランプ電圧よりも
15%低い参照電圧Vrefを発生し、D/Aコンバー
タ59を通じて増幅器42のコンパレータに設定して、
閉過程の検知に備える。
【0034】ステップ117では、増幅器43の出力電
圧Vpを参照電圧Vrefに比較して閉過程への移行完
了を検知する。出力電圧Vpが参照電圧Vrefを割り
込むとステップ118へ進み、図5の(c)に示すよう
に、その時刻tcまでの積分値(ハッチング)に応じて
閉過程のランプ電圧Vfの傾きを設定する。積分値が過
大な場合には大きな傾きの閉過程H2が選択され、積分
値が過少な場合には小さな傾きの閉過程H1が設定され
る。ステップ119では、選択されたランプ電圧Vfの
低下を開始させる。パルス幅変調回路50は、その後、
コイル13Cの付勢力を増減させて、ランプ電圧Vfの
低下に追従して副絞りの開口量を変化させ、受光素子1
5の受光量を次第に減少させる。ステップ120では、
露光開始の時刻taから時間TNが経過したか否かを判
断し、時間TNが経過するとシャッターブレード11、
12が閉位置に復帰したとみなしてステップ121へ進
む。ステップ121では、パルス幅変調回路50のフィ
ードバック制御を解除(PWM−OFF)してコイル1
3Cへの電力供給を停止し、1サイクルの露光制御を終
了させる。
【0035】ところで、周囲光レベルが低いと、図6の
(a)に示すように、開過程K3でシャッターブレード
11、12が移動限界に達して停止し、その時刻te以
降は副絞りが最大値となって受光量が増えなくなる。こ
の場合でも、時間TSが経過する以前にステップ115
で積分値が第1しきい値に到達すれば、ステップ116
〜120の制御が適用される。しかし、積分値が第1し
きい値に到達する以前にステップ125で時間TSの経
過が検知されると、ステップ126へ移行してストロボ
の自動発光が実施される。ステップ126では、図6の
(b)に示すように、その時刻tfでランプ電圧Vfを
取消し、ストロボ回路25へトリガー信号を出力する。
この結果、パルス幅変調回路53は、閉方向で最大の付
勢力をコイル13Cから出力させ、シャッターブレード
11、12を閉過程H3に移行してそのまま閉位置に至
らせる。シャッターブレード11、12は、最大速度で
も数m秒を費やして最初の閉位置に復帰するが、ストロ
ボ照明は、1m秒以下の短い時間で完了する。
【0036】従って、シャッターブレード11、12の
慣性によって副絞りが最大開口に保たれた状態で、スト
ロボ回路25が放電管26を通じた放電を開始させ、前
方の被写体がストロボ照明される。すると、図6の
(c)に示すように、被写体距離に応じた傾きでストロ
ボ照明の反射光による受光量が急速に立ち上がる。そし
て、増幅器47とコンデンサ45による積分回路の出力
電圧が一気に増加する。出力電圧は、被写体距離に応じ
た時間を費やしてしきい値Vqに到達し、増幅器46の
出力を反転させて消光(クエンチ)信号をストロボ回路
25へ入力する。しきい値Vqは、予め、演算部40か
らD/A変換回路52を通じて増幅器46のコンパレー
タに設定されている。すると、ストロボ回路25は、放
電管26の電流を遮断して放電を強制的に停止させ、余
分なストロボ照明によって感光性フィルム16が過剰露
光となるのを回避する。ストロボ照明の消光後も閉過程
H3が継続するが、ステップ127では、初光検知から
時間TLが経過したか否かを識別し、経過していればシ
ャッターブレード11、12が閉位置に復帰したと判断
してステップ121へ進み、1サイクルの露光制御を完
了させる。
【0037】実施例のカメラ装置によれば、副絞りを通
じた受光量の積算値を用いて主絞りを通じた露光量を制
御するから、機械系の誤差や摩擦力の影響が受光積算量
のフィードバックを通じて相殺され、機械系の動作の再
現性が低くても、回路系の精度に応じた再現性の高い露
光量を確保できる。また、受光素子15の受光積算量か
ら周囲光レベルを判断するから、周囲光レベルを計測す
る専用の受光素子や回路が必要無く、副絞りが開く以前
に周囲光レベルを計測する必要も無い。従って、スイッ
チ27の操作後、直ちに露光操作を開始できる。また、
パルス幅変調回路50が受光素子15の受光量をランプ
電圧Vfに追従して変化させるから、周囲光レベルが異
なっても露光時間があまり違わない。周囲光レベルが高
い場合には小さな極大開口までをシャッターブレード1
1、12が遅い速度で往復し、周囲光レベルが低い場合
には大きな極大開口までをシャッターブレード11、1
2が速い速度で往復する。従って、意図せざる長露光時
間によって手振れを起こしたり、露光時間が極端に短く
なって、シャッターブレード11、12の反転に伴う誤
差が増大し、正確な露光量の制御が困難になる心配が無
い。
【0038】また、受光積算量を検知してシャッターブ
レード11、12を反転する制御を演算部40に分担さ
せたから、反転時期や合計の露光量をプログラム上で自
由に変更できる。従って、演算部40に対するわずかな
電子部品の追加や、プログラム上の操作だけで、意図的
な露光レベル調整(いわゆるフラクショナルコントロー
ル)の機能を追加できる。また、ランプ電圧Vfに追従
させてシャッターブレード11、12の動作を制御し、
露光時間中のランプ電圧Vfの増減パターンはプログラ
ム上で任意に設定できるから、撮影条件や機械系の都合
を優先して、露光量の再現性の高いランプ電圧Vfの増
減パターンを設定することも容易である。また、先頭が
三角形の副絞り開口21、22を採用して、開過程のラ
ンプ電圧Vfを直線的に立ち上げるから、シャッターブ
レード11、12は、開過程を通じて次第に減速され、
シャッターブレード11、12を等速度で開く場合(受
光量が二次曲線状に立ち上がる)に比較して、反転に伴
う慣性誤差が小さくなっている。
【0039】また、ストロボの消光制御をアナログ回路
に分担させて、高い応答性でストロボ照明量を精密に調
整し得る一方、演算部40によって消光用のしきい値V
qを設定するから、主要被写体の大きさ、距離、照明条
件(逆光、順光)、反射条件等の条件を加味して、プロ
グラム上でストロボ照明量をきめ細かく調整することも
容易である。また、閉過程への移行が検知されるまでの
積分値に応じてシャッターブレード11、12の速度を
調整するから、開過程の速度差に起因して反転に伴う積
分値の誤差が発生しても、露光時間が終了するまでに誤
差を相殺して合計の露光量を精密に制御できる。言い換
えれば、開過程と閉過程の両方の露光量を制御するか
ら、開過程の露光量だけを制御して閉過程を機械任せと
する場合に比較して、露光量の再現性が高まる。
【0040】なお、実施例では、積分値が第1しきい値
に達した段階でシャッターブレード11、12を反転す
る構成としたが、初光検出後の一定時間の経過(例えば
10m秒)で反転する制御としてもよい。また、実施例
における第1しきい値は、例えば、必要露光量の1/2
に対応させて設定し得るが、積分値が必要露光量の1/
3に到達した段階で開過程の駆動を終了させて一定開口
の保持(または緩やかな閉過程)に移行させ、ランプ電
圧の変曲点以後における受光量の振れ(慣性によるサー
ボ状態からの逸脱)が収束した段階で、その時点までの
積分値に応じて以降のランプ電圧パターンを選択する制
御としてもよい。
【0041】また、実施例では、閉過程で1回だけ積分
値に応じてランプ電圧パターンを調整したが、調整され
たランプ電圧パターンによる制御を開始した後に、さら
に1回以上、積分値に応じたランプ電圧パターンを調整
する制御としてもよい。また、実施例では、積分値が第
1しきい値に到達した後に保持させるランプ電圧Vfよ
りも少し高い参照電圧Vrefを設定して、ランプ電圧
Vfに対する受光量の追従に先行してランプ電圧Vfの
低下を開始させたが、ランプ電圧Vfに受光量が追従し
て受光量が一定値に保持された(サーボ制御がロックオ
ンした)後に、不連続または微分不可能な点が形成され
ないなめらかな曲線のランプ電圧パターンを設定し、ラ
ンプ電圧と受光量の追従関係(サーボ状態)を損なうこ
となく閉過程に移行させる制御としてもよい。
【0042】また、実施例では、積分値が第1しきい値
に達した時点でランプ電圧に変曲点が形成される制御と
したが、初光検知後に立ち上げるランプ電圧を円弧状や
放物線状等として、変曲点、不連続な点、または微分不
可能な点を形成することなくなめらかに閉過程に連続さ
せ、ランプ電圧と受光量の追従関係を損なうことなく閉
過程に移行させた後に、その時点までの積分値に応じて
以後のランプ電圧パターンを調整する制御としてもよ
い。また、実施例では、閉過程移行後のランプ電圧パタ
ーンが直線状で、その傾きを調整する制御としたが、積
分値に応じて定めるランプ電圧パターンは3次関数等の
曲線でもよい。
【0043】次に、図7、図8を参照して別の実施例の
カメラ装置を説明する。図7は別の実施例のカメラ装置
の構成の説明図、図8はその出力制御の説明図である。
図7に示すように、一対のシャッターブレード61、6
2は、図示しない電磁アクチュエータによって駆動され
て、図中の左右方向に相対移動する。シャッターブレー
ド61には、主絞り用の開口71と副絞り用の開口73
に加えて外光測定用の開口75が形成され、シャッター
ブレード62には、主絞り用の開口72と副絞り用の開
口74に加えて外光測定用の開口76が形成されてい
る。シャッターブレード61、62を完全に閉じた静止
状態で、外光測定用の開口75、76の重なりを通じて
受光素子65に外光、すなわち被写体を含む景色の放射
光が入射する。その後、シャッターブレード61、62
の相対移動に伴って、開口71、72の重なりが露光開
口を形成して感光性フィルム66を露光させ、開口7
3、74の重なりが検出開口を形成して受光素子65に
外光を入射させる。シャッターブレード61、62の駆
動力は、図示しない電磁アクチュエータのコイル63C
に供給される正逆の電力パルスの駆動力差として設定さ
れる。図1の実施例と同様な回路構成を用いて、正逆の
電力パルスの一方のデューティを短縮している。演算部
64がパルス幅変調回路50にパルス長さを設定する
と、パルス幅変調回路50がトランジスタ駆動部70の
4個のトランジスタをたすき掛けに2個づつ交互にON
させる。このようにして、コイル63Cにデューティ制
御された正逆の方形電圧パルスが印加される。
【0044】図8の(a)は露光時間を通じた受光素子
65の受光量変化を示す。(b)は露光時間中の1パル
ス電力の変化を示す。ここでは、開過程と閉過程の最初
と最後を除いた期間について正逆の駆動力を等しくし、
図1の実施例に示した瞬間的な受光量をフィードバック
する駆動力制御は行わない。図示しないスイッチ(シャ
ッターボタン)が押されると、図8の(b)に示すよう
に時刻tiまで閉方向の駆動が継続されて、シャッター
ブレード61、62の静止状態が保たれ、開口75、7
6の重なりを通じて、図8の(a)に示すように受光素
子65に外光が入射する。演算部64は、外光レベルを
測定して開過程の駆動力を設定する。まず、積分回路6
8をリセットして一定時間の積分を行い、A/D変換回
路77を通じて積分結果を取り込み、図示しないメモリ
から積分値に応じた電力パルス長さを選択する。このと
き、外光レベルが高い場合には加速を弱めて遅いシャッ
ター速度を確保させる一方、外光レベルが低い場合には
加速を強めて早いシャッター速度を確保させる。図8の
(b)に示すように、時刻tiでシャッターブレード6
1、62の加速P1が開始され、時刻tiから一定時間
が経過した時刻tjでその減速P2が開始される。ここ
では、加速P1と減速P2を構成するパルス電力(電圧
パルスのデューティに対応)と継続時間を等しく設定し
ているから、シャッターブレード61、62は、減速P
2を経てほぼ停止状態となる。
【0045】演算部64は、時刻tiで積分回路77を
リセットして開過程の受光量積算を開始し、減速P2の
終了時点でA/D変換回路を通じて積分値を読み込み、
外光レベルと積分値に応じた閉過程の加速P3を設定
し、直ちに実行する。具体的には、加速P1と等しい1
パルス電力と継続時間を基準とし、必要な露光量の1/
2に相当する見込み量に比べて積分値が過大であれば、
1パルス電力の減少幅を増してシャッターブレード6
1、62の閉じ速度を割増しさせ、過小であれば1パル
ス電力の減少幅を減らしてシャッターブレード61、6
2の閉じ速度を削減させる。このようにして、減速P2
が終了するまでに必要な露光量のほぼ1/2を確保さ
せ、その後、閉過程の加速P3を経てシャッターブレー
ド61、62が元の静止状態に復帰する時刻tpまでに
残りの露光量を確保させている。
【0046】別の実施例のカメラ装置によれば、時刻t
iにおける積分値に応じたパルス長さの選択を通じて、
外光レベルに応じた露光時間中の主絞りの最大開度が設
定されるから、外光レベルが異なっても露光時間がほぼ
一定に制御され、意図せざる手振れや過剰露光を少なく
できる。また、時刻tjにおける積分値に応じたパルス
長さの選択を通じて、開過程における受光量の過不足を
閉過程で相殺させるから、露光ごとの露光量の誤差を少
なくできる。そして、正逆の駆動を繰り返してシャッタ
ーを作動させるから、露光ごとの摩擦や駆動力の差が小
さくなる。なお、別の実施例では、開過程と閉過程の最
初だけで加速を実行し、それ以外の期間は1パルス電力
を一定値としたが、さらに長い期間を通じて1パルス電
力の差を設定して加速を継続してもよい。閉過程では、
正逆両方の1パルス電力のレベルを低下させて節電をは
かってもよい。
【0047】
【発明の効果】本発明によれば、受光素子の受光量をフ
ィードバックしてシャッター機構の駆動状態を調整する
から、シャッター機構と駆動機構の精度が低く、摩擦や
駆動力が不安定で同じ入力に対する動作の再現性が低い
場合でも、露光ごとのシャッター機構の開過程や閉過程
を高精度に再現できる。従って、シャッター機構と駆動
機構に安価な部品を使用して、高性能のカメラ装置を提
供できる。また、露光時間中、受光素子の受光量の変化
が、所定の関数に従って露光ごとにほぼ一定に再現され
るから、シャッター機構や駆動機構の動作が安定し、露
光ごとの感光性フィルムの露光量が安定する。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例のカメラ装置の構成の説明図である。
【図2】制御回路の回路図である。
【図3】電磁アクチュエータの駆動制御の説明図であ
る。
【図4】演算部による露光制御のフローチャートであ
る。
【図5】十分な周囲光レベルにおける露光制御の説明図
である。
【図6】不十分な周囲光レベルにおける露光制御の説明
図である。
【図7】別の実施例のカメラ装置の構成の説明図であ
る。
【図8】別の実施例のカメラ装置における出力制御の説
明図である。
【符合の説明】
10 カメラ装置 11、12、61、62 シャッターブレード 13 電磁アクチュエータ 13A 永久磁石 13B 回動ビーム 13C、63C 駆動コイル 14 制御回路 15、65 受光素子 16、66 感光性フィルム 17 対物レンズ 18 検出レンズ 18D LED 21、22、71、72 開口(主絞り) 23、24、73、74 開口(副絞り) 25 ストロボ回路 26 放電管 27 スイッチ 40、64 演算部 42、43、46、47、48 増幅器 44 FET 55、56、57、58 トランジスタ 45 コンデンサ 49 抵抗 50、60 パルス幅変調回路 51、59、77 A/D変換回路 52、53、54 D/A変換回路 68 積分回路 70 トランジスタ駆動部 75、76 開口(外光測定用) K1 K3 開過程 H1 H2、H3 閉過程

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感光性フィルムに光を入射させる露光開
    口を形成する主絞りと、受光素子に光を入射させる検知
    開口を形成する副絞りとが連動してそれぞれの開口量を
    変化させるシャッター機構と、 シャッター機構を駆動して露光開口の開過程と閉過程を
    形成し、感光性フィルムの露光時間を確定させる駆動手
    段と、 前記受光素子の出力に応じて前記駆動手段の出力状態を
    変化させる制御手段とを有するシャッター装置におい
    て、 前記制御手段は、露光時間中に1回以上、前記受光素子
    の瞬間的な受光量に対応する電気信号を検知し、検知し
    た電気信号に応じて駆動手段の出力状態を調整して、前
    記受光素子の瞬間的な受光量の変化曲線を所定の関数に
    向かって誘導することを特徴とするシャッター装置。
  2. 【請求項2】 請求項1のシャッター装置において、 前記制御手段は、前記露光時間の少なくとも一部分を通
    じて、前記所定の関数に対応して刻々と変化するアナロ
    グ電圧の基準信号を発生し、前記受光素子の瞬間的な受
    光量に対応する電圧信号を前記基準信号に比較して、前
    記基準信号に前記電圧信号を一致させる方向に、前記駆
    動手段の出力状態を継続的に調整することを特徴とする
    シャッター装置。
  3. 【請求項3】 感光性フィルムに光を入射させる露光開
    口を形成する主絞りと、受光素子に光を入射させる検知
    開口を形成する副絞りとが連動してそれぞれの開口量を
    変化させるシャッター機構と、 シャッター機構を駆動して露光開口の開過程と閉過程を
    形成し、感光性フィルムの露光時間を確定させる駆動手
    段と、 前記受光素子の瞬間的な受光量に対応する電気信号の積
    分結果に応じて駆動手段の出力状態を変化させる制御手
    段とを有するシャッター装置において、 前記制御手段は、前記開過程の少なくとも一部を含む期
    間を通じて前記電気信号を積分し、前記閉過程で少なく
    とも1回、前記電気信号の積分結果に応じて駆動手段の
    出力状態を加減して、露光時間を通じた前記受光素子の
    合計の受光量を所定値に向かって誘導することを特徴と
    するシャッター装置。
  4. 【請求項4】 請求項3のシャッター装置において、 前記制御手段は、前記電気信号の積分結果に応じて選択
    された所定の関数に従って刻々と減少するアナログ電圧
    の基準信号を発生し、前記受光素子の瞬間的な受光量に
    対応する電圧信号を前記基準信号に比較して、前記基準
    信号に前記電圧信号を一致させる方向に前記駆動手段の
    出力状態を継続的に調整することを特徴とするシャッタ
    ー装置。
  5. 【請求項5】 請求項3のシャッター装置において、 露光時間の開始前または初期段階に、景色の周囲光を検
    知してその強度を計測する周囲光計測手段を有し、 前記制御手段は、前記開過程における前記駆動手段の出
    力状態を周囲光計測手段の出力に応じて設定するととも
    に、 露光時間中の所定時刻までの前記電気信号の積分結果に
    応じて、その後の前記駆動手段の出力状態を調整するこ
    とを特徴とするシャッター装置。
  6. 【請求項6】 請求項1、3または5のシャッター装置
    において、 前記制御手段は、正逆交互に反転する継続的な電力パル
    スを駆動手段に供給するとともに、電力パルスの正逆の
    電力比を変化させて駆動手段の出力レベルを加減するこ
    とを特徴とするシャッター装置。
  7. 【請求項7】 請求項6のシャッター装置において、 前記制御手段は、前記電力パルスの最大長さに渡って振
    幅が小さくなる三角波の制御信号と、露光時間を通じた
    前記受光素子の瞬間的な受光量の基準的な変化に対応さ
    せて定めた基準信号とを発生し、 前記受光素子の瞬間的な受光量に対応する電気信号と前
    記基準信号の差に応じて前記制御信号のトリガーレベル
    を設定し、 前記制御信号のパルスが前記トリガーレベルを越える部
    分の長さに対応して前記電力パルスを発生させることを
    特徴とするシャッター装置。
  8. 【請求項8】 点火信号が入力されるとストロボ放電管
    を通じた放電を開始させ、その後、消光信号が入力され
    るとこの放電を中断させるストロボ装置を有するカメラ
    装置において、 請求項1のシャッター装置と、 前記受光素子の瞬間的な受光量に対応する電気信号を積
    分するとともに、露光開始後一定時間が経過するまでに
    積分値が所定のしきい値に達しなければ、前記点火信号
    を出力してストロボ放電管による人工照明を自動的に開
    始させるストロボ制御手段とを有することを特徴とする
    カメラ装置。
  9. 【請求項9】 請求項8のカメラ装置において、 前記ストロボ制御手段は、前記しきい値よりも大きく定
    めた別のしきい値に前記積分値が達すると、前記消光信
    号を出力してストロボ発光を自動的に停止させることを
    特徴とするカメラ装置。
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