JP2907432B2 - 自動露光装置を備えた写真機、高周囲光レベル制御装置および露光方法 - Google Patents
自動露光装置を備えた写真機、高周囲光レベル制御装置および露光方法Info
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Classifications
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03B—APPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
- G03B7/00—Control of exposure by setting shutters, diaphragms or filters, separately or conjointly
- G03B7/08—Control effected solely on the basis of the response, to the intensity of the light received by the camera, of a built-in light-sensitive device
- G03B7/091—Digital circuits
- G03B7/097—Digital circuits for control of both exposure time and aperture
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Exposure Control For Cameras (AREA)
- Stroboscope Apparatuses (AREA)
- Studio Devices (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、写真露光装置、特に、例えば、まぶしく照
らされた雪景色、海岸風景内に存在する被写体を写真撮
影するときに出会う極めて高周囲輝度に順応するために
絞りと露光時間パラメータを制御する自動露光装置に関
する。
らされた雪景色、海岸風景内に存在する被写体を写真撮
影するときに出会う極めて高周囲輝度に順応するために
絞りと露光時間パラメータを制御する自動露光装置に関
する。
現在の写真機は、撮影しようとする被写体又は被写界
に対してフィルムの適正露光を得るのに実質的に関連す
る全ての写真機動作パラメータを自動制御するように、
集積論理回路とマイクロプロセッサを用いた自動露光装
置を内蔵している。一般に、これらの自動露光装置は、
フィルム感度、被写体から反射される周囲光の輝度レベ
ル、被写体から写真機の距離などの入力データを受け取
りかつ処理することによって、使用者が写真機の作動ボ
タンを押すのに必要な極めて短時間中にレンズ焦点調節
機構、シャッタ及び(又は)絞り設定装置、フラッシュ
装置などの写真機構成要素の一連の動作を制御する。な
おまた、このような自動露光装置は、シャッタ速度、す
なわち、露光時間及び絞り(開口)寸法を決定する極め
て多様な露光装置と共に使用される。
に対してフィルムの適正露光を得るのに実質的に関連す
る全ての写真機動作パラメータを自動制御するように、
集積論理回路とマイクロプロセッサを用いた自動露光装
置を内蔵している。一般に、これらの自動露光装置は、
フィルム感度、被写体から反射される周囲光の輝度レベ
ル、被写体から写真機の距離などの入力データを受け取
りかつ処理することによって、使用者が写真機の作動ボ
タンを押すのに必要な極めて短時間中にレンズ焦点調節
機構、シャッタ及び(又は)絞り設定装置、フラッシュ
装置などの写真機構成要素の一連の動作を制御する。な
おまた、このような自動露光装置は、シャッタ速度、す
なわち、露光時間及び絞り(開口)寸法を決定する極め
て多様な露光装置と共に使用される。
動作中、露光時間に伴って絞り寸法を同時に変動させ
る走査羽根型シャッタを採用する自動露光装置が、1976
年3月2日付ジョージ・D(George D)に発行された、
発明の名称「ピボット羽根根付き写真機(CAMERA WITH
PIVOTTING BLADE)」の米国特許第3,942,183号に記載さ
れている。このような走査羽根型シャッタ機構は、一般
に、一対の対向−往復羽根要素を含みその各々が露光中
写真機の光学軸を横切る第1開口を有する。これらの第
1開口は、その羽根要素の対向運動中にそれらが互いに
重なり合う際に、有効開口値が規定されこの有効開口値
が所定時限内に最大値まで増加するように、形成されて
いる。
る走査羽根型シャッタを採用する自動露光装置が、1976
年3月2日付ジョージ・D(George D)に発行された、
発明の名称「ピボット羽根根付き写真機(CAMERA WITH
PIVOTTING BLADE)」の米国特許第3,942,183号に記載さ
れている。このような走査羽根型シャッタ機構は、一般
に、一対の対向−往復羽根要素を含みその各々が露光中
写真機の光学軸を横切る第1開口を有する。これらの第
1開口は、その羽根要素の対向運動中にそれらが互いに
重なり合う際に、有効開口値が規定されこの有効開口値
が所定時限内に最大値まで増加するように、形成されて
いる。
一般に、このような走査羽根型シャッタ機構における
露光制御は、一対の第2開口によって行われ、第2開口
の各1つは羽根要素の各々内にあり、露光サイクルを通
してシャッタ羽根要素の運動中フィルム焦点面に投射さ
れる被写界光に対応して光電池に被写界光を投射する。
この光電池からの出力は積分回路に送られ、後者は光電
池出力の積分値が所望露光値に対応する積分値、さらに
正確に云うならば、開口寸法と露光時間の積に対応する
値に達するとシャッタをトリガし、シャッタ要素をそれ
らの初期の被写界光遮断位置に復帰させることによっ
て、露光時間を終端させる。上述の型式のシャッタ機
構、かつ特にその開口曲線の初期部分は、約8.600カン
デラ毎平方メートルの周囲光輝度レベルにおいて開口寸
法と露光時間との積の値を大きくして、このような条件
において被写体の露光不足を減少させるため、意図的に
開口寸法と露光時間の積の値が高くなるようにしてい
る。
露光制御は、一対の第2開口によって行われ、第2開口
の各1つは羽根要素の各々内にあり、露光サイクルを通
してシャッタ羽根要素の運動中フィルム焦点面に投射さ
れる被写界光に対応して光電池に被写界光を投射する。
この光電池からの出力は積分回路に送られ、後者は光電
池出力の積分値が所望露光値に対応する積分値、さらに
正確に云うならば、開口寸法と露光時間の積に対応する
値に達するとシャッタをトリガし、シャッタ要素をそれ
らの初期の被写界光遮断位置に復帰させることによっ
て、露光時間を終端させる。上述の型式のシャッタ機
構、かつ特にその開口曲線の初期部分は、約8.600カン
デラ毎平方メートルの周囲光輝度レベルにおいて開口寸
法と露光時間との積の値を大きくして、このような条件
において被写体の露光不足を減少させるため、意図的に
開口寸法と露光時間の積の値が高くなるようにしてい
る。
換言するならば、特定の制約内で、この羽根型シャッタ
機構は、一般に、被写界光の各輝度レベルにおいて平均
露光を生じるように各輝度レベルに対する開口寸法と露
光時間の値の積がフィルムの露光特性曲線に一致する、
すなわち露光特性曲線に追従するように設計される。し
かしながら、高輝度レベルにおいては、通常撮影する被
写体条件を考慮して、フィルムパラメータのみによって
決められる開口寸法と露光時間の積の値よりも大きな開
口寸法と露光時間の積の値に設定して、意図的に露光過
度を与え、それによって被写体の露光不足を打消すよう
に、上記追従関係を修正するのが望ましいことが判って
いる。
機構は、一般に、被写界光の各輝度レベルにおいて平均
露光を生じるように各輝度レベルに対する開口寸法と露
光時間の値の積がフィルムの露光特性曲線に一致する、
すなわち露光特性曲線に追従するように設計される。し
かしながら、高輝度レベルにおいては、通常撮影する被
写体条件を考慮して、フィルムパラメータのみによって
決められる開口寸法と露光時間の積の値よりも大きな開
口寸法と露光時間の積の値に設定して、意図的に露光過
度を与え、それによって被写体の露光不足を打消すよう
に、上記追従関係を修正するのが望ましいことが判って
いる。
したがって、上述の型式の走査羽根型シャッタ機構
は、被写界光の輝度レベルの上昇に伴って、開口面積と
露光時間の積の値を減少させるのではあるが、シャッタ
走査の開動作部分においては、前記第1開口の寸法をフ
ィルムの露光曲線と追従関係にあるように決められる値
よりも僅かに大きい値にするか、又は前記第2開口の寸
法を同様にして決められる値よりも僅かに小さい値と
し、又はその両方を組合わせることにより、シャッタ走
査の開動作部分においては、フィルムの露光曲線に追従
するように決められる露光時間よりも僅かに長い露光時
間を与えるように構成され、これによって高い被写界光
レベルにおいて意図的に露光過度を生じるようにしてい
る。
は、被写界光の輝度レベルの上昇に伴って、開口面積と
露光時間の積の値を減少させるのではあるが、シャッタ
走査の開動作部分においては、前記第1開口の寸法をフ
ィルムの露光曲線と追従関係にあるように決められる値
よりも僅かに大きい値にするか、又は前記第2開口の寸
法を同様にして決められる値よりも僅かに小さい値と
し、又はその両方を組合わせることにより、シャッタ走
査の開動作部分においては、フィルムの露光曲線に追従
するように決められる露光時間よりも僅かに長い露光時
間を与えるように構成され、これによって高い被写界光
レベルにおいて意図的に露光過度を生じるようにしてい
る。
このような形で露光を増加させること、すなわち、
「キックアップ」は、露光開口構成上の要求及びシャッ
タ羽根要素の電子装置に対する応答能力によって制限さ
れる、それゆえ、写真機がこのような高周囲光輝度レベ
ル内で動作するとき露光が不適当に調整されることにな
る。いずれにしても、上述の自動露光装置は、選択され
た高い被写界光輝度レベルより上では、被写界光レベル
が倍になれば露光を倍にするという本発明の簡潔な自動
露光プログラムを達成することができない。
「キックアップ」は、露光開口構成上の要求及びシャッ
タ羽根要素の電子装置に対する応答能力によって制限さ
れる、それゆえ、写真機がこのような高周囲光輝度レベ
ル内で動作するとき露光が不適当に調整されることにな
る。いずれにしても、上述の自動露光装置は、選択され
た高い被写界光輝度レベルより上では、被写界光レベル
が倍になれば露光を倍にするという本発明の簡潔な自動
露光プログラムを達成することができない。
上述の自動露光装置の他に、様々な写真用装置が、周
囲光輝度レベルが高いとき自動露光装置が出会う被写体
の露光不足の問題に取り組んでいる。既知の装置は、例
えば、被写体照度のスポット測光、多数の輝度レベル検
出器や被写体光レベルと被写界光レベルとの比較回路を
使用する複合センサ装置、又は光電池へ入射する光量を
減少させて有効開口寸法と露光時間の積の値を減少させ
るのに利用することのできる手動操作トリム機構のよう
な装置を内蔵している。
囲光輝度レベルが高いとき自動露光装置が出会う被写体
の露光不足の問題に取り組んでいる。既知の装置は、例
えば、被写体照度のスポット測光、多数の輝度レベル検
出器や被写体光レベルと被写界光レベルとの比較回路を
使用する複合センサ装置、又は光電池へ入射する光量を
減少させて有効開口寸法と露光時間の積の値を減少させ
るのに利用することのできる手動操作トリム機構のよう
な装置を内蔵している。
例えば、1984年2月3日付ブルース・K・ジョンソン
(Bruce K Johnson)に発行された、発明の名称「写真
露光装置及び方法(PHOTOGRAPHIC EXPOSURE CONTROL SY
STEM AND METHOD)の米国特許第4,423,936号は、通常、
逆光、又は順光というように照明条件を自動的に分類
し、次いで表示された条件に適当な露光パラメータ信号
プログラムを選択する写真露光装置を開示している。こ
の露光装置は、被写体距離と周囲光輝度の双方を検出す
る多重センサ配列を使用して被写界領域の複数の異なる
部分を監視する。被写体と非被写体の周囲光輝度が比較
され、その結果、照明条件を分類しかつ分類に対応する
信号プログラムを選択し、これらのプログラムは表示さ
れた照明条件に対する露光に影響を与える周囲光と人工
光との比を変化するように露光装置の構成要素の動作を
制御するものである。
(Bruce K Johnson)に発行された、発明の名称「写真
露光装置及び方法(PHOTOGRAPHIC EXPOSURE CONTROL SY
STEM AND METHOD)の米国特許第4,423,936号は、通常、
逆光、又は順光というように照明条件を自動的に分類
し、次いで表示された条件に適当な露光パラメータ信号
プログラムを選択する写真露光装置を開示している。こ
の露光装置は、被写体距離と周囲光輝度の双方を検出す
る多重センサ配列を使用して被写界領域の複数の異なる
部分を監視する。被写体と非被写体の周囲光輝度が比較
され、その結果、照明条件を分類しかつ分類に対応する
信号プログラムを選択し、これらのプログラムは表示さ
れた照明条件に対する露光に影響を与える周囲光と人工
光との比を変化するように露光装置の構成要素の動作を
制御するものである。
1982年5月11日付ピータ・キャーシャ(Peter Carci
a)他に発行され、発明の名称「周囲被写界光の関数と
してフラッシュ点火時の開口を変化する写真装置(PHOT
OGRAPHIC SYSTEM VARYING FLASH FIRE APERTURE AS A F
UNCTION OF ANBIENT SCENE LIGHT)」の米国特許第4,32
9,031号は、写真露光フィルム・フラッシュ制御装置を
開示しておりこの装置はフィルム露光中周囲光と人工光
のフィルム露光に影響を与える比を一定に維持するよう
に設計されている。
a)他に発行され、発明の名称「周囲被写界光の関数と
してフラッシュ点火時の開口を変化する写真装置(PHOT
OGRAPHIC SYSTEM VARYING FLASH FIRE APERTURE AS A F
UNCTION OF ANBIENT SCENE LIGHT)」の米国特許第4,32
9,031号は、写真露光フィルム・フラッシュ制御装置を
開示しておりこの装置はフィルム露光中周囲光と人工光
のフィルム露光に影響を与える比を一定に維持するよう
に設計されている。
最後に、1982年2月16日付アーサー・ラロック(Arth
ur LaRocque)他に発行された、発明の名称「自動焦点
及びフラッシュ点火制御付き写真機(CAMERA AUTO RANG
ING FORCUSING AND FLASH CONTOROL)」の、米国特許第
4,315,676号及び1982年8月3日付、ブルース・K・ジ
ョンソン他に発行された、発明の名称「写真機用露光ト
リム機構(EXPOSURE TRIM MECHANISM FOR CAMERA)」の
米国特許第4,342,506号は、手動操作露光トリム機構を
含む自動露光装置を開示しており、この装置によって撮
影者は周囲光条件に応じて適正な露光設定を調節でき
る。このトリム機構は、可変濃度フィルタを含み、この
フィルタは光を最小量伝達する最極端位置へ向けて光電
池の上を移動可能であり、これによって、露光時間を長
くするために最少の光量を光電池に到達させることがで
きる。これは、撮影者が周囲光輝度が非常に高いという
条件のときフィルム露光を増加するという知識をもって
いる場合にはじめて使いこなされると思われる。上述の
トリム機構は、光電池の周囲光強度に対する応答を遅く
して長い露光時間を与えるのみならず、シャッタ機構を
開位置に移動するときの速度を加速するばね機構の張力
を増大してこれによって大きな有効露出開口を与える。
ur LaRocque)他に発行された、発明の名称「自動焦点
及びフラッシュ点火制御付き写真機(CAMERA AUTO RANG
ING FORCUSING AND FLASH CONTOROL)」の、米国特許第
4,315,676号及び1982年8月3日付、ブルース・K・ジ
ョンソン他に発行された、発明の名称「写真機用露光ト
リム機構(EXPOSURE TRIM MECHANISM FOR CAMERA)」の
米国特許第4,342,506号は、手動操作露光トリム機構を
含む自動露光装置を開示しており、この装置によって撮
影者は周囲光条件に応じて適正な露光設定を調節でき
る。このトリム機構は、可変濃度フィルタを含み、この
フィルタは光を最小量伝達する最極端位置へ向けて光電
池の上を移動可能であり、これによって、露光時間を長
くするために最少の光量を光電池に到達させることがで
きる。これは、撮影者が周囲光輝度が非常に高いという
条件のときフィルム露光を増加するという知識をもって
いる場合にはじめて使いこなされると思われる。上述の
トリム機構は、光電池の周囲光強度に対する応答を遅く
して長い露光時間を与えるのみならず、シャッタ機構を
開位置に移動するときの速度を加速するばね機構の張力
を増大してこれによって大きな有効露出開口を与える。
ある程度まで、上述の露光装置は、高周囲光輝度の照
明条件における主要被写体の露光不足の問題を解決する
が、しかし複数の光電池という複雑な構成配置と弁別回
路を必要とする問題を有しており、通常の輝度レベル以
上に人工光源の出力を増加させることは実用上制限があ
り、又手動調節を行うには撮影者は様々な光条件を識別
しかつ適正な露光調節を行うことが必要である。
明条件における主要被写体の露光不足の問題を解決する
が、しかし複数の光電池という複雑な構成配置と弁別回
路を必要とする問題を有しており、通常の輝度レベル以
上に人工光源の出力を増加させることは実用上制限があ
り、又手動調節を行うには撮影者は様々な光条件を識別
しかつ適正な露光調節を行うことが必要である。
本発明によれば、所定値以上の高い輝度の周囲光が検
出されたとき自動露光制御を無効化して固定露出開口と
固定露光時間を与えて、所望の露出過度を得る写真機用
自動露光装置が提供される。周囲光センサが、通常の周
囲光レベルの被写界照明条件と海岸のような極めて高い
周囲光レベルの照明条件とを識別する。
出されたとき自動露光制御を無効化して固定露出開口と
固定露光時間を与えて、所望の露出過度を得る写真機用
自動露光装置が提供される。周囲光センサが、通常の周
囲光レベルの被写界照明条件と海岸のような極めて高い
周囲光レベルの照明条件とを識別する。
本発明の1実施例によれば、自動走査シャッタ露光装
置は、約5.375から6.450カンデラ毎平方メートルのオー
ダの所定値以上の周囲光輝度レベルを露光開始前に識別
する前露光輝度センサを含む。このセンサは、周囲光輝
度が露光制御回路に使用される所点のレベルを超えると
電気信号を発生し、露光制御回路は、この電気信号に応
答して、固定露光時間を設定し、また、走査シャッタ機
構は有効露光開口の大きさを固定する。このように、高
輝度において、写真機のシャッタは、固定露光時間を有
しかつ周囲光レベルが、例えば、6,130カンデラ毎平方
メートルを超える条件において各露光サイクルにおいて
常に所定の大きさ(依然比較的小さい)の露出開口位置
に走査する。したがって、高周囲光レベルに対し開口寸
法と露光時間の積の値が固定されるので、10,750カンデ
ラ毎平方メートルにおいては、ほぼ絞りの1目盛相当の
露光過度が達成され、また21,500カンデラ毎平方メート
ルにおいては、ほぼ絞りの2目盛相当の露光過度が達成
される。このようにして、海岸の景色のような高周囲光
レベルの照明条件における主要被写体の露光不足の問題
が、本発明による自動露光装置によって解決される。
置は、約5.375から6.450カンデラ毎平方メートルのオー
ダの所定値以上の周囲光輝度レベルを露光開始前に識別
する前露光輝度センサを含む。このセンサは、周囲光輝
度が露光制御回路に使用される所点のレベルを超えると
電気信号を発生し、露光制御回路は、この電気信号に応
答して、固定露光時間を設定し、また、走査シャッタ機
構は有効露光開口の大きさを固定する。このように、高
輝度において、写真機のシャッタは、固定露光時間を有
しかつ周囲光レベルが、例えば、6,130カンデラ毎平方
メートルを超える条件において各露光サイクルにおいて
常に所定の大きさ(依然比較的小さい)の露出開口位置
に走査する。したがって、高周囲光レベルに対し開口寸
法と露光時間の積の値が固定されるので、10,750カンデ
ラ毎平方メートルにおいては、ほぼ絞りの1目盛相当の
露光過度が達成され、また21,500カンデラ毎平方メート
ルにおいては、ほぼ絞りの2目盛相当の露光過度が達成
される。このようにして、海岸の景色のような高周囲光
レベルの照明条件における主要被写体の露光不足の問題
が、本発明による自動露光装置によって解決される。
本発明の主要な目的は、したがって、自動露光装置を
有する写真機によって高周囲光レベル条件において撮影
される被写体の適正露光を保証する比較的経済的なかつ
融通性に富んだ自動露光装置を提供することにある。本
発明の他の目的及びさらに能力範囲は、付図と関連して
次に行われる詳細な説明から明らかにされるであろう。
なお、これらの付図を通して、同様の部品は、共通の参
照番号によって指示される。
有する写真機によって高周囲光レベル条件において撮影
される被写体の適正露光を保証する比較的経済的なかつ
融通性に富んだ自動露光装置を提供することにある。本
発明の他の目的及びさらに能力範囲は、付図と関連して
次に行われる詳細な説明から明らかにされるであろう。
なお、これらの付図を通して、同様の部品は、共通の参
照番号によって指示される。
第1図から第5図は、先に言及した米国特許第4,329,
031号に掲載されている図(参照符号も含めて)の再掲
であり、これは第1図から第5図を使ってこの特許の基
本を理解することを容易にするためである。このことが
後に説明される本発明の実施例の充分な理解に役立つで
あろう。
031号に掲載されている図(参照符号も含めて)の再掲
であり、これは第1図から第5図を使ってこの特許の基
本を理解することを容易にするためである。このことが
後に説明される本発明の実施例の充分な理解に役立つで
あろう。
第1図から第4図において、先行技術の露光制御シャ
ッタ機構は、全体的に参照符号10で示されかつ第1図〜
第4図はこの装置の4つの代表的動作状態をそれぞれ示
している。シャッタ機構10は2枚の往復動羽根要素16及
び18を有し、これらの各々は、それぞれ、被写界光通過
第1開口20及び22、光電池掃引第2開口24及び26、初光
通過開口30及び32を含む。シャッタ羽根要素18は、また
前露光周囲被写界光通過開口28も含む。シャッタ羽根要
素の前面において、シャッタ機構10を内蔵する写真機
(図には示されていない)が光入射用露光開口14を有
し、この開口は対物レンズ集合体108(第5図)に対す
る最大露光開口を画定する。
ッタ機構は、全体的に参照符号10で示されかつ第1図〜
第4図はこの装置の4つの代表的動作状態をそれぞれ示
している。シャッタ機構10は2枚の往復動羽根要素16及
び18を有し、これらの各々は、それぞれ、被写界光通過
第1開口20及び22、光電池掃引第2開口24及び26、初光
通過開口30及び32を含む。シャッタ羽根要素18は、また
前露光周囲被写界光通過開口28も含む。シャッタ羽根要
素の前面において、シャッタ機構10を内蔵する写真機
(図には示されていない)が光入射用露光開口14を有
し、この開口は対物レンズ集合体108(第5図)に対す
る最大露光開口を画定する。
電磁装置48及びばね58が、送りビーム40を選択駆動さ
せることによりシャッタ羽根要素16及び18を相対的に反
対方向に往復動作させ、第1図から第4図に示されるよ
うに様々な位置を達成する。羽根要素16及び18は、ラッ
チ機構(図には示されていない)によって第1図の閉じ
位置に通常は保持され、したがって、電磁装置48はばね
58の力に抗して常時附勢されることを要しない。ラッチ
機構及び電磁装置48の附勢がない場合、ばね58は、これ
らの羽根要素を第4図に示される全開位置へ駆動する。
電磁装置48の駆動力は、ばね58の駆動力よりも充分に大
きいので、附勢されると、電磁装置はこれらのシャッタ
羽根要素の開運動を停止させ、羽根要素を第1図の位置
へ復帰させる。羽根要素のこのような往復運動は、漸進
的に変化する有効露出開口を発生する。
せることによりシャッタ羽根要素16及び18を相対的に反
対方向に往復動作させ、第1図から第4図に示されるよ
うに様々な位置を達成する。羽根要素16及び18は、ラッ
チ機構(図には示されていない)によって第1図の閉じ
位置に通常は保持され、したがって、電磁装置48はばね
58の力に抗して常時附勢されることを要しない。ラッチ
機構及び電磁装置48の附勢がない場合、ばね58は、これ
らの羽根要素を第4図に示される全開位置へ駆動する。
電磁装置48の駆動力は、ばね58の駆動力よりも充分に大
きいので、附勢されると、電磁装置はこれらのシャッタ
羽根要素の開運動を停止させ、羽根要素を第1図の位置
へ復帰させる。羽根要素のこのような往復運動は、漸進
的に変化する有効露出開口を発生する。
このように、第1図は、露光サイクルの開始前のシャ
ッタ羽根要素16及び18の相対的位置を示す。この位置に
おいて、シャッタは、開口20と22が重なり合わないので
閉状態となる。電磁装置を附勢すると、羽根要素は互い
に反対方向に相対運動して、その結果ラッチ114(第5
図)が解放され、かつ第2図に示すように前露光周囲被
写界光通過開口28が、シャッタ羽根16による閉鎖から開
放されて、光電池62(第5図)の前面に形成される。第
3図の状態においては、初光通過開口30及び32は、第1
開口20及び22の移動に追従し、したがって、被写界の初
光がフィルム面(図には示されていない)に投射される
ときに重なり合った開口30及び32を介して発光ダイオー
ド33(第5図)からの光を光電池62に伝送させる。
ッタ羽根要素16及び18の相対的位置を示す。この位置に
おいて、シャッタは、開口20と22が重なり合わないので
閉状態となる。電磁装置を附勢すると、羽根要素は互い
に反対方向に相対運動して、その結果ラッチ114(第5
図)が解放され、かつ第2図に示すように前露光周囲被
写界光通過開口28が、シャッタ羽根16による閉鎖から開
放されて、光電池62(第5図)の前面に形成される。第
3図の状態においては、初光通過開口30及び32は、第1
開口20及び22の移動に追従し、したがって、被写界の初
光がフィルム面(図には示されていない)に投射される
ときに重なり合った開口30及び32を介して発光ダイオー
ド33(第5図)からの光を光電池62に伝送させる。
第4図は、第1開口16及び18が最大露光開口を画定する
状態を示す。第4図に示されるように、第1開口20及び
22にそれぞれ追従する光電池掃印第2開口24及び26は、
光電池62の前面に最大被写界光通過開口を形成する。
状態を示す。第4図に示されるように、第1開口20及び
22にそれぞれ追従する光電池掃印第2開口24及び26は、
光電池62の前面に最大被写界光通過開口を形成する。
第5図において、シャッタ機構10と共に使用される先
行技術の露光装置はレンズ集合体108を含んで示され、
このレンズ集合体は引張りばね112によって異なる焦点
位置を通って運動するように附勢されかつラッチ機構11
4によって実線に示される開始位置に解放可能に保持さ
れる。この露光装置は、また音響距離計116を含み、こ
の距離計は測距回路118、音響エネルギーのバースト122
を含むソナー測距信号を伝送する音響変換器120及び反
響信号検出器124を含み、後者は写真機と撮影しようと
する被写体との間の距離に直線的に比例する経過時間を
示す信号を出力する。
行技術の露光装置はレンズ集合体108を含んで示され、
このレンズ集合体は引張りばね112によって異なる焦点
位置を通って運動するように附勢されかつラッチ機構11
4によって実線に示される開始位置に解放可能に保持さ
れる。この露光装置は、また音響距離計116を含み、こ
の距離計は測距回路118、音響エネルギーのバースト122
を含むソナー測距信号を伝送する音響変換器120及び反
響信号検出器124を含み、後者は写真機と撮影しようと
する被写体との間の距離に直線的に比例する経過時間を
示す信号を出力する。
この露光装置は、被写界光検出回路60を含み、この検
出回路に含まれる光電池62は増幅器64の両端子間に接続
され、後者は光電池62からの信号を増幅して周囲光輝度
信号としてこの露光装置の残りの部分に供給するが、こ
れについては後にさらに詳しく説明する。
出回路に含まれる光電池62は増幅器64の両端子間に接続
され、後者は光電池62からの信号を増幅して周囲光輝度
信号としてこの露光装置の残りの部分に供給するが、こ
れについては後にさらに詳しく説明する。
電動機及び電磁装置制御回路72は、電磁装置48及び電
動機74の附勢を制御しこの附勢によって自己現像フィル
ム・ユニットの送りと処理を周知の仕方で行う。この露
光装置は、また、電子フラッシュ又はストロボ75を含
み、これらは点火されるとフル(全光)又はフィル(補
助光)・フラッシュのいずれかを生じる。
動機74の附勢を制御しこの附勢によって自己現像フィル
ム・ユニットの送りと処理を周知の仕方で行う。この露
光装置は、また、電子フラッシュ又はストロボ75を含
み、これらは点火されるとフル(全光)又はフィル(補
助光)・フラッシュのいずれかを生じる。
この露光装置の動作において、露光サイクルは作動ボ
タンAを押してスイッチS1を閉じることによって開始さ
れる。スイッチS1を閉じると露光兼順序回路78に信号を
送りこの回路が電動機及び電磁装置制御回路72に信号を
送って電磁装置48を附勢する。電磁装置48は、シャッタ
要素16及び18を第1図に示された位置から第2図に示さ
れる位置へ駆動する、一方、シャッタ羽根要素が第2図
に示される位置に到達する前にプリセット可能の降計計
数器138が所定の二進計数Nにプリセットされ、フリッ
プ・フロップ146,154はリセットされ、フラッシュ用昇
降計数器136がクリアされる。
タンAを押してスイッチS1を閉じることによって開始さ
れる。スイッチS1を閉じると露光兼順序回路78に信号を
送りこの回路が電動機及び電磁装置制御回路72に信号を
送って電磁装置48を附勢する。電磁装置48は、シャッタ
要素16及び18を第1図に示された位置から第2図に示さ
れる位置へ駆動する、一方、シャッタ羽根要素が第2図
に示される位置に到達する前にプリセット可能の降計計
数器138が所定の二進計数Nにプリセットされ、フリッ
プ・フロップ146,154はリセットされ、フラッシュ用昇
降計数器136がクリアされる。
シャッタ羽根要素が第2図に示される位置に到達する
とこれに応答して、スイッチS2及びS3が閉じられ、露光
兼順序回路78が電動機及び電磁装置制御回路72に信号を
送って引っ込み位置にある電磁装置への供給電力を減少
させる。スイッチS3が、閉じることによってソナー禁止
回路128は、音響距離計116に対する禁止を中止して、後
者は音響エネルギーのバースト122を出力する。
とこれに応答して、スイッチS2及びS3が閉じられ、露光
兼順序回路78が電動機及び電磁装置制御回路72に信号を
送って引っ込み位置にある電磁装置への供給電力を減少
させる。スイッチS3が、閉じることによってソナー禁止
回路128は、音響距離計116に対する禁止を中止して、後
者は音響エネルギーのバースト122を出力する。
プリセット可能の降計計数器148は、計数器138のプリ
セットと共に二進計数Nにプリセットされる。スイッチ
S3が閉じると、計数器148はNから降計計数を開始す
る。この降計計数はクロック発振器178より発生するク
ロック・パルス列の周波数Fに依存する速度で行われ
る。計数器148が零まで降計すると、NORゲート150が高
論理値信号を出力して単安定マルチバイブレータ152に
供給し後者は高論理値信号を出力してフリップ・フロッ
プ154に供給しかつ計数器148を計数Nにリセットする。
その後、単安定マルチバイブレータの出力は、低論理値
に切り換わりこれによって計数器148は再び降計計数を
開始する。このサイクルが繰り返され、したがって、フ
リップ・フロップ154がディジタル・パルス列を発生し
その周波数はクロック発振器178の周波数Fを二進計数
Nの2倍で除したものに等しい。
セットと共に二進計数Nにプリセットされる。スイッチ
S3が閉じると、計数器148はNから降計計数を開始す
る。この降計計数はクロック発振器178より発生するク
ロック・パルス列の周波数Fに依存する速度で行われ
る。計数器148が零まで降計すると、NORゲート150が高
論理値信号を出力して単安定マルチバイブレータ152に
供給し後者は高論理値信号を出力してフリップ・フロッ
プ154に供給しかつ計数器148を計数Nにリセットする。
その後、単安定マルチバイブレータの出力は、低論理値
に切り換わりこれによって計数器148は再び降計計数を
開始する。このサイクルが繰り返され、したがって、フ
リップ・フロップ154がディジタル・パルス列を発生し
その周波数はクロック発振器178の周波数Fを二進計数
Nの2倍で除したものに等しい。
昇降計数器136は、この周波数F/2Nのパルス列信号
を、スイッチS3が閉じられたときから距離計116が被写
体110からの反響信号を受信するまでの間受信する。こ
の測距期間中、計数器136は、昇計モードにあり、それ
ゆえ、フリップ・フロップ154からのディジタル・パル
ス列の各パルスは計数器136を二進計数の1だけ昇計計
数させる。もし被写体110が写真機から非常に遠くに位
置しているときは、距離計116は反響信号を受信せず、
したがって、計数器136による昇計計数が終らない。こ
のようなときは、計数器136は計数が満杯になるまで、
昇計計数を続ける。このようにして、計数器136内の計
数は写真機から被写体までの距離に対応し、無限遠距離
に対しては満杯計数となる。
を、スイッチS3が閉じられたときから距離計116が被写
体110からの反響信号を受信するまでの間受信する。こ
の測距期間中、計数器136は、昇計モードにあり、それ
ゆえ、フリップ・フロップ154からのディジタル・パル
ス列の各パルスは計数器136を二進計数の1だけ昇計計
数させる。もし被写体110が写真機から非常に遠くに位
置しているときは、距離計116は反響信号を受信せず、
したがって、計数器136による昇計計数が終らない。こ
のようなときは、計数器136は計数が満杯になるまで、
昇計計数を続ける。このようにして、計数器136内の計
数は写真機から被写体までの距離に対応し、無限遠距離
に対しては満杯計数となる。
距離計116による被写体110からの反響信号の受信に続
いて、露光兼順序回路78が電動機及び電磁装置制御回路
72に信号を送り電磁装置48を除勢してシャッタ羽根要素
16及び18はばね58の力の下に第3図に示される位置に向
けて駆動される。シャッタ機構が第2図に示された位置
にあるとき、前露光周囲被写界光通過開口28はシャッタ
羽根要素16と重なり合わず、周囲被写界光は光電池62へ
投射される。
いて、露光兼順序回路78が電動機及び電磁装置制御回路
72に信号を送り電磁装置48を除勢してシャッタ羽根要素
16及び18はばね58の力の下に第3図に示される位置に向
けて駆動される。シャッタ機構が第2図に示された位置
にあるとき、前露光周囲被写界光通過開口28はシャッタ
羽根要素16と重なり合わず、周囲被写界光は光電池62へ
投射される。
光電池62は、周囲光に応答して周囲光の輝度に対応し
て強度が変化する出力を発生する。増幅器64は、帰還コ
ンデンサ66と協調して鋸歯状波の出力信号を発生しこの
出力信号は光電池62の出力信号の強度に対応して周波数
を変動する。
て強度が変化する出力を発生する。増幅器64は、帰還コ
ンデンサ66と協調して鋸歯状波の出力信号を発生しこの
出力信号は光電池62の出力信号の強度に対応して周波数
を変動する。
比較器82は、増幅器64の鋸歯状波出力信号に応答して
ディジタル・パルス列信号を発生する。比較器82によっ
て発生する線路94上のディジタル・パルス列信号の周波
数は、光電池62に入射した周囲光の輝度に依存する。周
囲光の輝度が高ければ高いほど、線路94上のパルス列の
周波数は高くなる。
ディジタル・パルス列信号を発生する。比較器82によっ
て発生する線路94上のディジタル・パルス列信号の周波
数は、光電池62に入射した周囲光の輝度に依存する。周
囲光の輝度が高ければ高いほど、線路94上のパルス列の
周波数は高くなる。
電磁装置48の除勢に同期して、露光兼順序回路78が信
号をANDゲート140に送って線路94上のパルス列信号を計
数器138へ通過させる。したがって、露光開始前に、被
写界光が前露光周囲被写界光通過開口28を通って光電池
92に達することによって線路94上に発生するパルス列信
号が計数器138に与えられる。このパルス列信号すなわ
ち前露光測定パルスの時間幅は、開口28がシャッタ羽根
要素16と重なり合う位置関係に復帰しこれによって周囲
被写界光が光電池62に到達するのを阻止するのに要する
時間に、全体的に、相当する。
号をANDゲート140に送って線路94上のパルス列信号を計
数器138へ通過させる。したがって、露光開始前に、被
写界光が前露光周囲被写界光通過開口28を通って光電池
92に達することによって線路94上に発生するパルス列信
号が計数器138に与えられる。このパルス列信号すなわ
ち前露光測定パルスの時間幅は、開口28がシャッタ羽根
要素16と重なり合う位置関係に復帰しこれによって周囲
被写界光が光電池62に到達するのを阻止するのに要する
時間に、全体的に、相当する。
パルス列が比較器82によって発生され、一方、光電池
62は周囲光を前露光周囲被写界光通過開口28を通して受
ける。このようにして、計数器138は、周囲光輝度に直
線的に対応する比較器82からのディジタル・パルス列信
号の繰り返し周波数に相当する速度で降計計数する。換
言すれば、周囲光輝度が高くなればなるほど、計数器13
8は速く二進計数Nから最小降計計数(N−Y)へ降計
計数する。
62は周囲光を前露光周囲被写界光通過開口28を通して受
ける。このようにして、計数器138は、周囲光輝度に直
線的に対応する比較器82からのディジタル・パルス列信
号の繰り返し周波数に相当する速度で降計計数する。換
言すれば、周囲光輝度が高くなればなるほど、計数器13
8は速く二進計数Nから最小降計計数(N−Y)へ降計
計数する。
光電池62によって検出された露光開始前の周囲被写界
光が比較的低輝度のとき、比較器82によって発生される
パルス列の周期は周囲光測定に割り当てられた持続時間
以上であり、したがって、計数器138はプリセット計数
Nからいかなるパルスも降計計数することはない。露光
開始前の周囲被写界光輝度が比較的低輝度と通常輝度と
の間にあるが、しかしなお比較的高輝度のとき、比較器
82によって発生されたディジタル・パルス列の周期は計
数器138に降計計数をさせるほどに充分に短いが、しか
し計数器138がその最小計数値(N−Y)までは降計計
数を行うほどには短くない。周囲被写界光輝度が通常で
あるがしかし所定のレベル以上であるとき、比較器82に
よって発生されたディジタル・パルス列の周期は極めて
短いので計数器138はNから選択された最小計数(N−
Y)へ降計計数し、この最小計数が計数器復号回路142
によって符号化される。基本的には、計数器138は、フ
ル・フラッシュを必要とする低輝度レベルとフィル・フ
ラッシュを必要とする通常輝度レベルとを識別する計数
を生じる。
光が比較的低輝度のとき、比較器82によって発生される
パルス列の周期は周囲光測定に割り当てられた持続時間
以上であり、したがって、計数器138はプリセット計数
Nからいかなるパルスも降計計数することはない。露光
開始前の周囲被写界光輝度が比較的低輝度と通常輝度と
の間にあるが、しかしなお比較的高輝度のとき、比較器
82によって発生されたディジタル・パルス列の周期は計
数器138に降計計数をさせるほどに充分に短いが、しか
し計数器138がその最小計数値(N−Y)までは降計計
数を行うほどには短くない。周囲被写界光輝度が通常で
あるがしかし所定のレベル以上であるとき、比較器82に
よって発生されたディジタル・パルス列の周期は極めて
短いので計数器138はNから選択された最小計数(N−
Y)へ降計計数し、この最小計数が計数器復号回路142
によって符号化される。基本的には、計数器138は、フ
ル・フラッシュを必要とする低輝度レベルとフィル・フ
ラッシュを必要とする通常輝度レベルとを識別する計数
を生じる。
電磁装置48の除勢及び露光開始前の周囲被写界光輝度
測定の後約18ミリ秒経過して、汎用目的計数器80が積分
計数器92に使用可能信号を与え、同時に初光検出機能用
の発光ダイオード33を附勢させる信号を発生する。シャ
ッタ羽根要素16及び18が第3図に示された位置に到達す
ると、初光通過開口30及び32が重なり合い、したがっ
て、発光ダイオード33によって発生された光を通過させ
て光電池62に入射させる。光電池62が発光ダイオード33
から光を受けるのと同時に、この光電池は光電池掃印第
2開口24及び26を通して周囲光の受光を開始し、フィル
ム面(図には示されていない)もまたこれと同時に第1
開口20及び22を通して被写界光を受ける。
測定の後約18ミリ秒経過して、汎用目的計数器80が積分
計数器92に使用可能信号を与え、同時に初光検出機能用
の発光ダイオード33を附勢させる信号を発生する。シャ
ッタ羽根要素16及び18が第3図に示された位置に到達す
ると、初光通過開口30及び32が重なり合い、したがっ
て、発光ダイオード33によって発生された光を通過させ
て光電池62に入射させる。光電池62が発光ダイオード33
から光を受けるのと同時に、この光電池は光電池掃印第
2開口24及び26を通して周囲光の受光を開始し、フィル
ム面(図には示されていない)もまたこれと同時に第1
開口20及び22を通して被写界光を受ける。
光電池62は、発光ダイオード33からの人工光と周囲被
写界光の両方に応答して高強度の信号を発生し、この信
号を増幅器64及び比較器82が増幅しかつディジタル化し
てディジタル・パルス列信号を発生して積分計数器92へ
送る。積分計数器92がプリセット計数に到達すると、こ
の計数はANDゲート96で復号されて線路FL上に初光信号
を発生し、この信号は発光ダイオード33を除勢させて露
光時間の開始を通知する。これによって、計数器148を
トリガして、露光開始前の周囲被写界光輝度の測定によ
って計数器138内に確立された二進計数から降計計数を
開始させる。さらに、計数器148は、単安定マルチバイ
ブレータ152及びフリップ・フロップ154を通してディジ
タル・パルス列を、降計モードに切り換えられている昇
降計数器136に供給する。
写界光の両方に応答して高強度の信号を発生し、この信
号を増幅器64及び比較器82が増幅しかつディジタル化し
てディジタル・パルス列信号を発生して積分計数器92へ
送る。積分計数器92がプリセット計数に到達すると、こ
の計数はANDゲート96で復号されて線路FL上に初光信号
を発生し、この信号は発光ダイオード33を除勢させて露
光時間の開始を通知する。これによって、計数器148を
トリガして、露光開始前の周囲被写界光輝度の測定によ
って計数器138内に確立された二進計数から降計計数を
開始させる。さらに、計数器148は、単安定マルチバイ
ブレータ152及びフリップ・フロップ154を通してディジ
タル・パルス列を、降計モードに切り換えられている昇
降計数器136に供給する。
計数器136の計数が零に達したとき、ストロボ75が点
火されてフィル(補助光)又はフル(全光)・フラッシ
ュを行う。計数器136が零に降計計数するまでに要する
時間は、撮影しようとする被写体110までの距離と周囲
被写界光輝度の両方に依存する。すなわち、計数器136
内の計数は写真機から被写体までの距離に依存し、一
方、その降計計数速度は計数器138内に最初に記憶され
ている露光開始前に測定した周囲被写界光輝度値に依存
する。したがって、写真機は、焦点追従フラッシュ、フ
ィル(補助光)・フラッシュ又はフル(全光)・フラッ
シュ能力を有する。
火されてフィル(補助光)又はフル(全光)・フラッシ
ュを行う。計数器136が零に降計計数するまでに要する
時間は、撮影しようとする被写体110までの距離と周囲
被写界光輝度の両方に依存する。すなわち、計数器136
内の計数は写真機から被写体までの距離に依存し、一
方、その降計計数速度は計数器138内に最初に記憶され
ている露光開始前に測定した周囲被写界光輝度値に依存
する。したがって、写真機は、焦点追従フラッシュ、フ
ィル(補助光)・フラッシュ又はフル(全光)・フラッ
シュ能力を有する。
第5図には示されていないけれども、露光時間中に第
2開口24及び26を介して伝送された被写界光の積分は、
電動機及び電磁装置制御回路72に露光終了信号を供給す
るのに利用され、これについては、1980年3月11日付ア
ーサー・G・ラロック(Rrthur G LaRocque)他に発行
された、発明の名称「比例フィル・フラッシュ(Proprt
ional Fill Flash)」の、米国特許第4,192,587号及び
先に掲げた米国特許第4,444,478号にさらに詳細に記載
されている。
2開口24及び26を介して伝送された被写界光の積分は、
電動機及び電磁装置制御回路72に露光終了信号を供給す
るのに利用され、これについては、1980年3月11日付ア
ーサー・G・ラロック(Rrthur G LaRocque)他に発行
された、発明の名称「比例フィル・フラッシュ(Proprt
ional Fill Flash)」の、米国特許第4,192,587号及び
先に掲げた米国特許第4,444,478号にさらに詳細に記載
されている。
露光量の積分は、もちろん、様々な方法で実現できる
が、第6図においては、その説明を簡明にするために独
立した積分計数器190として示されている。この計数器
は、復号器96(第5図)から線路FLを介して与えられる
初光信号によって使用可能となり、光検出回路60から線
路94への出力信号を受ける。
が、第6図においては、その説明を簡明にするために独
立した積分計数器190として示されている。この計数器
は、復号器96(第5図)から線路FLを介して与えられる
初光信号によって使用可能となり、光検出回路60から線
路94への出力信号を受ける。
したがって、積分計数器92の計数がその選択された計
数(露光時間の開始を表示する)に到達すると、計数器
92は計数器190を使用可能とし、計数器190は、これに応
じて、第1開口20及び22によってフィルム面に伝達され
る露出光線を追従する関係で周囲光の積分計数を開始す
る。選択された計数に到達すると、積分計数器190は、
復号器194を通して、電磁装置附勢信号を露光兼順序回
路78を介して又は線路SDRを通して直接に電動機及び電
磁装置制御回路72に送り露光を終端させる。特殊な環境
下においては、復号器194らの露光終了信号は、なおま
た、米国特許第4,192,587号に記載されているように固
定時間によって遅延させられる。
数(露光時間の開始を表示する)に到達すると、計数器
92は計数器190を使用可能とし、計数器190は、これに応
じて、第1開口20及び22によってフィルム面に伝達され
る露出光線を追従する関係で周囲光の積分計数を開始す
る。選択された計数に到達すると、積分計数器190は、
復号器194を通して、電磁装置附勢信号を露光兼順序回
路78を介して又は線路SDRを通して直接に電動機及び電
磁装置制御回路72に送り露光を終端させる。特殊な環境
下においては、復号器194らの露光終了信号は、なおま
た、米国特許第4,192,587号に記載されているように固
定時間によって遅延させられる。
このように、先行技術の写真機は、距離計数を行って
レンズ位置を設定しかつフラッシュ用昇降計数器136を
昇計計数させるようにしている。先行技術は、次いで、
電磁装置を除勢してシャッタの解放運動を始動させる。
シャッタが解放運動を開始するに従って、露光開始前の
測定信号が、計数器148の動作に関連して計数器136に送
られる。18ミリ秒の後、積分計数器92が使用可能とされ
てダイオード光と周囲光の組合わせを評価する結果、シ
ャッタの初光信号、すなわち、露光時間の開始信号を出
力する。初光信号は、次いで、露光量の積分の開始と計
数器138に記憶されている計数によって決定される速度
での昇降計数器136の降計計数とをトリガする。計数器1
36の計数が零に到達すると、フラッシュが点火され、露
光時間は電磁装置の附勢によって完了する。電磁装置は
露光時間中の積分による信号又は積分と他の因子、すな
わち、フラッシュ点火が先行して起こったか又はまだ起
こらないかどうかなどのような因子との組合わせによる
信号を受信する。
レンズ位置を設定しかつフラッシュ用昇降計数器136を
昇計計数させるようにしている。先行技術は、次いで、
電磁装置を除勢してシャッタの解放運動を始動させる。
シャッタが解放運動を開始するに従って、露光開始前の
測定信号が、計数器148の動作に関連して計数器136に送
られる。18ミリ秒の後、積分計数器92が使用可能とされ
てダイオード光と周囲光の組合わせを評価する結果、シ
ャッタの初光信号、すなわち、露光時間の開始信号を出
力する。初光信号は、次いで、露光量の積分の開始と計
数器138に記憶されている計数によって決定される速度
での昇降計数器136の降計計数とをトリガする。計数器1
36の計数が零に到達すると、フラッシュが点火され、露
光時間は電磁装置の附勢によって完了する。電磁装置は
露光時間中の積分による信号又は積分と他の因子、すな
わち、フラッシュ点火が先行して起こったか又はまだ起
こらないかどうかなどのような因子との組合わせによる
信号を受信する。
第6図を参照すると、本発明の1実施例による、第5
図に示された先行技術の自動露光装置の変更形態を表示
する概略回路図が示されている。この構成配置におい
て、高輝度計数器196が回路に追加されていて、露光開
始前に線路94に発生するパルス列信号受信中に計数器13
8に同期して動作することによって周囲被写界光輝度が
所定の高い輝度レベルを超えたか否かを判定する。その
ため、計数器196には、(計数器138に加えて)、光検出
回路60の出力パルス列信号が線路94からゲート198を通
して供給される。以下にさらに詳細に説明するように、
計数器196の復号器200は、フリップ・フロップ197、AND
ゲート202及び204を通して、積分計数器190と固定露光
時間計数器208のいずれかによって露光時間を終了させ
るかを制御する。実際、計数器196、フリップ・フロッ
プ197、ゲート200,202及び204は、スイッチ装置を構成
して選択された非常に高い周囲被写界光レベルにおい
て、周囲被写界光レベルに従って変化する開口寸法と露
光時間の積の値による自動露光制御を無効とし、固定さ
れた開口寸法と露光時間の組合せを用いるようにする。
図に示された先行技術の自動露光装置の変更形態を表示
する概略回路図が示されている。この構成配置におい
て、高輝度計数器196が回路に追加されていて、露光開
始前に線路94に発生するパルス列信号受信中に計数器13
8に同期して動作することによって周囲被写界光輝度が
所定の高い輝度レベルを超えたか否かを判定する。その
ため、計数器196には、(計数器138に加えて)、光検出
回路60の出力パルス列信号が線路94からゲート198を通
して供給される。以下にさらに詳細に説明するように、
計数器196の復号器200は、フリップ・フロップ197、AND
ゲート202及び204を通して、積分計数器190と固定露光
時間計数器208のいずれかによって露光時間を終了させ
るかを制御する。実際、計数器196、フリップ・フロッ
プ197、ゲート200,202及び204は、スイッチ装置を構成
して選択された非常に高い周囲被写界光レベルにおい
て、周囲被写界光レベルに従って変化する開口寸法と露
光時間の積の値による自動露光制御を無効とし、固定さ
れた開口寸法と露光時間の組合せを用いるようにする。
露光開始前の被写界光レベルの評価の直前に、フリッ
プ・フロップ197がゲート132からの信号によってセット
されかつ計数器196が使用可能とされる。ゲート132から
の高論理値(論理1)信号が反転ゲート201によって反
転されてフリップ・フロップ197のQ出力を低論理値に
出力を高論理値にする。選択されたレベル、例えば、
6,130カンデラ毎平方メートル未満の周囲光レベルにお
いては、計数器196の設定点に到達せず、復号器200の出
力は低論理値に留まりこれによりフリップ・フロップ19
7を最初のセット状態に維持する。このような状態にお
いてゲート202はフリップ・フロップ197のQ出力から高
論理値信号を受け、一方ゲート204は出力から低論理
値信号を受ける。
プ・フロップ197がゲート132からの信号によってセット
されかつ計数器196が使用可能とされる。ゲート132から
の高論理値(論理1)信号が反転ゲート201によって反
転されてフリップ・フロップ197のQ出力を低論理値に
出力を高論理値にする。選択されたレベル、例えば、
6,130カンデラ毎平方メートル未満の周囲光レベルにお
いては、計数器196の設定点に到達せず、復号器200の出
力は低論理値に留まりこれによりフリップ・フロップ19
7を最初のセット状態に維持する。このような状態にお
いてゲート202はフリップ・フロップ197のQ出力から高
論理値信号を受け、一方ゲート204は出力から低論理
値信号を受ける。
いま、計数器92の計数が満杯して復号器96(第5図)
からの線路FL上への初光信号が低論理値から高論理値へ
変化すると、露光開始信号を出力する。線路FL上の高論
理値初光信号は積分計数器190及び固定露光時間計数器2
08の両方を使用可能とする。しかしながら、ANDゲート2
02はこの初光信号がフリップ・フロップ197のQ出力ら
の高論理値信号に一致するのでオンになりANDゲート202
がトリガされて線路94からのパルス列信号を計数器190
に送る。一方、ゲート204は、低論理値信号をフリップ
・フロップ197の出力から受けるのでオフに保持され
て遮断する。
からの線路FL上への初光信号が低論理値から高論理値へ
変化すると、露光開始信号を出力する。線路FL上の高論
理値初光信号は積分計数器190及び固定露光時間計数器2
08の両方を使用可能とする。しかしながら、ANDゲート2
02はこの初光信号がフリップ・フロップ197のQ出力ら
の高論理値信号に一致するのでオンになりANDゲート202
がトリガされて線路94からのパルス列信号を計数器190
に送る。一方、ゲート204は、低論理値信号をフリップ
・フロップ197の出力から受けるのでオフに保持され
て遮断する。
しかしながら、極めて高い周囲光輝度レベルにおいて
は、計数器196の計数は満杯して復号器200によって復合
され、これによってフリップ・フロップ197に信号を送
りそのQ出力を低論理値に出力を高論理値にセットす
る。この結果、高輝度レベルに対しては、固定露光時間
計数器208はクロック発振器178からクロック・パルス列
を受信し、一方、計数器190は積分パルス列信号の受信
を停止する。
は、計数器196の計数は満杯して復号器200によって復合
され、これによってフリップ・フロップ197に信号を送
りそのQ出力を低論理値に出力を高論理値にセットす
る。この結果、高輝度レベルに対しては、固定露光時間
計数器208はクロック発振器178からクロック・パルス列
を受信し、一方、計数器190は積分パルス列信号の受信
を停止する。
固定露光時間計数器208はクロック発振器178のクロッ
ク・パルス列を供給され、かつその復号器210の計数
が、周囲光輝度レベルが所定のレベル、すなわち、カウ
ンタ196がそのセット値に達するような周囲光レベルに
あるとき計数器196の作動により決められる露光時間に
相当する設定値に達したとき、露光終了信号を発生す
る。
ク・パルス列を供給され、かつその復号器210の計数
が、周囲光輝度レベルが所定のレベル、すなわち、カウ
ンタ196がそのセット値に達するような周囲光レベルに
あるとき計数器196の作動により決められる露光時間に
相当する設定値に達したとき、露光終了信号を発生す
る。
第6図に示されているように、積分計数器190及び固
定露光時間計数器208の出力は復号器194及び210それぞ
れによって復合され、それらの信号はORゲート212を介
して露光終了信号として線路SDR上に出力され、この信
号が電磁装置を除勢してシャッタ機構を閉じる。
定露光時間計数器208の出力は復号器194及び210それぞ
れによって復合され、それらの信号はORゲート212を介
して露光終了信号として線路SDR上に出力され、この信
号が電磁装置を除勢してシャッタ機構を閉じる。
このようにして、露光時間の開始において、計数器19
6の設定計数によって代表される高い周囲光輝度レベル
未満の低又は通常輝度に対しては、ゲート202のみが線
路FL上の初光信号によって使用可能となり対応する計数
器190に出力し、したがって、計数器190が被写界光検出
回路60からのパルスを設定値まで計数し、この設定値に
おいて復号器194がゲート212を通して露光兼順序回路78
へ露光終了信号を伝送する。
6の設定計数によって代表される高い周囲光輝度レベル
未満の低又は通常輝度に対しては、ゲート202のみが線
路FL上の初光信号によって使用可能となり対応する計数
器190に出力し、したがって、計数器190が被写界光検出
回路60からのパルスを設定値まで計数し、この設定値に
おいて復号器194がゲート212を通して露光兼順序回路78
へ露光終了信号を伝送する。
一方、計数器196の設定計数を超える高い周囲光輝度
レベルにおいては、フリップ・フロップ197は、被写界
光検出回路60からのパルス列信号が計数器190へ通過す
るのを防止する一方、クロック発振器178の出力クロッ
ク・パルス列を固定露光時間計数器208へ通過させる。
計数器208は、これに応答して、最終的に露光終了信号
を出力する。
レベルにおいては、フリップ・フロップ197は、被写界
光検出回路60からのパルス列信号が計数器190へ通過す
るのを防止する一方、クロック発振器178の出力クロッ
ク・パルス列を固定露光時間計数器208へ通過させる。
計数器208は、これに応答して、最終的に露光終了信号
を出力する。
このような方法で、第6図に示された露光装置は、周
囲光輝度が所定の高い周囲光輝度レベルに等しいか、そ
れより高いとき固定有効開口と固定露光時間を与える。
この固定有効開口と固定露光時間は、周囲光輝度が所定
の高いレベル以上のとき全体の被写界について所望の露
光過度を与え、したがって、海岸風景又は雪景色のよう
な極めて高い輝度レベルの周囲光の被写界にある被写体
を適正に露光することができる。
囲光輝度が所定の高い周囲光輝度レベルに等しいか、そ
れより高いとき固定有効開口と固定露光時間を与える。
この固定有効開口と固定露光時間は、周囲光輝度が所定
の高いレベル以上のとき全体の被写界について所望の露
光過度を与え、したがって、海岸風景又は雪景色のよう
な極めて高い輝度レベルの周囲光の被写界にある被写体
を適正に露光することができる。
第7図を参照すると、ここには第6図に示された露光
装置の動作を表した流れ図が示されている。一連の事象
は、例えば、撮影者による写真機の作動ボタンA(第5
図)を押すことによる写真機の作動と共に開始する。こ
れによって写真機から被写体までの距離の検出及びこれ
に続く対物レンズ集合体108の位置決めが開始される。
なおまた第7図に示されているように、写真機作動は、
まず露光開始前に被写界光の輝度測定を開始する。この
測定は被写界光検出回路60と協調して、被写界光輝度が
低レベルか通常レベルであるかを識別してそれによりフ
ル・フラッシュ又はフィル・フラッシュのいずれかを選
択する。この選択は、測距信号に関連してフラッシュ用
計数器によって行われる。この計数器は初光検出信号を
受けると降計計数を行いフラッシュ点火時刻を正確に決
定する。この他に、本発明においては、露光開始前の測
定により、極めて高い周囲光輝度レベルを識別し、電子
スイッチ装置により周囲光輝度レベルに応じた露光制御
を無効にし、固定露光時間を選択するようにしている。
装置の動作を表した流れ図が示されている。一連の事象
は、例えば、撮影者による写真機の作動ボタンA(第5
図)を押すことによる写真機の作動と共に開始する。こ
れによって写真機から被写体までの距離の検出及びこれ
に続く対物レンズ集合体108の位置決めが開始される。
なおまた第7図に示されているように、写真機作動は、
まず露光開始前に被写界光の輝度測定を開始する。この
測定は被写界光検出回路60と協調して、被写界光輝度が
低レベルか通常レベルであるかを識別してそれによりフ
ル・フラッシュ又はフィル・フラッシュのいずれかを選
択する。この選択は、測距信号に関連してフラッシュ用
計数器によって行われる。この計数器は初光検出信号を
受けると降計計数を行いフラッシュ点火時刻を正確に決
定する。この他に、本発明においては、露光開始前の測
定により、極めて高い周囲光輝度レベルを識別し、電子
スイッチ装置により周囲光輝度レベルに応じた露光制御
を無効にし、固定露光時間を選択するようにしている。
この結果、所定の高い周囲光輝度レベルに等しいかそ
れより高い輝度レベルにおいて、自動露光装置は、前記
所定のレベルにおいて自動露光装置によって得られる開
口寸法と露光時間の積の値に相当する固定有効開口と固
定露光時間を設定し、それにより、所定の輝度レベル以
上の周囲光における露光において開口寸法と露光時間と
の積の値が従来のものに比べて大きくなるようにし(第
8図参照)、それにより、所定レベルを越える周囲光に
おいて所望の露光過度を生じる。露光中、被写界光の積
分値を用いず、それに代えて固定露光時間を用いること
を除き、本発明の好適実施例は、第5図を参照して説明
された従来技術と同じ動作順序に基本的に従う。この動
作順序は、シャッタを開くために羽根要素を回動させる
電磁装置の除勢、及びシャッタを閉じて露光サイクルを
終了させるための電磁装置の附勢、を含む。本発明によ
れば、自動露光装置は、露光開始前の測定において、所
定の高い周囲光輝度レベル以上の周囲光輝度レベルを測
定したときにのみ、高論理値周囲光信号を発生し、この
信号によってスイッチをトリガして被写界光積分値を用
いず、前記所定の周囲光レベルにおいて自動露光装置に
よって決定される開口寸法と露光時間との積の値に相当
する固定有効開口と固定露光時間を与える。
れより高い輝度レベルにおいて、自動露光装置は、前記
所定のレベルにおいて自動露光装置によって得られる開
口寸法と露光時間の積の値に相当する固定有効開口と固
定露光時間を設定し、それにより、所定の輝度レベル以
上の周囲光における露光において開口寸法と露光時間と
の積の値が従来のものに比べて大きくなるようにし(第
8図参照)、それにより、所定レベルを越える周囲光に
おいて所望の露光過度を生じる。露光中、被写界光の積
分値を用いず、それに代えて固定露光時間を用いること
を除き、本発明の好適実施例は、第5図を参照して説明
された従来技術と同じ動作順序に基本的に従う。この動
作順序は、シャッタを開くために羽根要素を回動させる
電磁装置の除勢、及びシャッタを閉じて露光サイクルを
終了させるための電磁装置の附勢、を含む。本発明によ
れば、自動露光装置は、露光開始前の測定において、所
定の高い周囲光輝度レベル以上の周囲光輝度レベルを測
定したときにのみ、高論理値周囲光信号を発生し、この
信号によってスイッチをトリガして被写界光積分値を用
いず、前記所定の周囲光レベルにおいて自動露光装置に
よって決定される開口寸法と露光時間との積の値に相当
する固定有効開口と固定露光時間を与える。
極めて高い輝度レベルが検出されると、計数器138
(第5図)は、被写体までの距離に関連して、フィル・
フラッシュを行うようにフラッシュ用計数器136をセッ
トする。しかしながら、極めて高い周囲光輝度レベルが
測定されたとき、計数器136の計数を、極端に変更する
か又はこの計数を全く無視して、被写体に補足的に照明
を行って被写体露光対背景露光関係を改善するような異
なるフラッシュ効果を与えるようにしても良い。例え
ば、フラッシュ強度又は点火時間を変更することができ
る。後者の場合は、フラッシュを復号器208からの露光
終了信号に応答して点火することができ、これによっ
て、露光中達成される最大開口においてフラッシュを点
火できよう。
(第5図)は、被写体までの距離に関連して、フィル・
フラッシュを行うようにフラッシュ用計数器136をセッ
トする。しかしながら、極めて高い周囲光輝度レベルが
測定されたとき、計数器136の計数を、極端に変更する
か又はこの計数を全く無視して、被写体に補足的に照明
を行って被写体露光対背景露光関係を改善するような異
なるフラッシュ効果を与えるようにしても良い。例え
ば、フラッシュ強度又は点火時間を変更することができ
る。後者の場合は、フラッシュを復号器208からの露光
終了信号に応答して点火することができ、これによっ
て、露光中達成される最大開口においてフラッシュを点
火できよう。
第8図を参照すると、線分D及びEで作られた実線
は、例えば、第6図及び第7図に示された本発明による
自動露光装置によって発生された開口寸法と露光時間の
積の値を示す。実線の線分D及び破線Fの組合わせは、
第5図に示された従来の自動露光装置によって発生され
た開口寸法と露光時間の積の値を示す。
は、例えば、第6図及び第7図に示された本発明による
自動露光装置によって発生された開口寸法と露光時間の
積の値を示す。実線の線分D及び破線Fの組合わせは、
第5図に示された従来の自動露光装置によって発生され
た開口寸法と露光時間の積の値を示す。
下向きに傾斜している線分Dは、周囲光輝度レベルの
上昇に従って開口寸法と露光時間との積の値が減少する
ことを示す。しかしながら、本発明によれば、開口寸法
と露光時間の積の値は、周囲光輝度レベルが所定値Cに
等しいときこの自動露光装置によって画定される開口寸
法と露光時間の積の値に相当するように選択された最小
値を取る。
上昇に従って開口寸法と露光時間との積の値が減少する
ことを示す。しかしながら、本発明によれば、開口寸法
と露光時間の積の値は、周囲光輝度レベルが所定値Cに
等しいときこの自動露光装置によって画定される開口寸
法と露光時間の積の値に相当するように選択された最小
値を取る。
実線の線分Eと破線Fとの間の面積は、本発明の自動
露光装置によって発生される所望露光過度に相当する。
この図に示されるように、露光過度の量は、周囲光輝度
レベルがCカンデラ毎平方メートルを超える超過分の増
加に伴って増加する。
露光装置によって発生される所望露光過度に相当する。
この図に示されるように、露光過度の量は、周囲光輝度
レベルがCカンデラ毎平方メートルを超える超過分の増
加に伴って増加する。
本発明によれば、Cカンデラ毎平方メートルを超える
分の周囲輝度に対しては、開口寸法と露光時間の積の値
を増加する結果、周囲光輝度がCカンデラ毎平方メート
ルを超えるに従って増加する所望の露光輝度が得られ
る。もしCが5,350カンデラ毎平方メートルであるなら
ば、例えば、10,750カンデラ毎平方メートルの周囲光輝
度においては、ほぼ絞り1目盛り相当の露光過度が得ら
れ、また21,750カンデラ毎平方メートルの周囲光輝度に
おいてはほぼ絞り2目盛り相当の露光過度が得られる。
分の周囲輝度に対しては、開口寸法と露光時間の積の値
を増加する結果、周囲光輝度がCカンデラ毎平方メート
ルを超えるに従って増加する所望の露光輝度が得られ
る。もしCが5,350カンデラ毎平方メートルであるなら
ば、例えば、10,750カンデラ毎平方メートルの周囲光輝
度においては、ほぼ絞り1目盛り相当の露光過度が得ら
れ、また21,750カンデラ毎平方メートルの周囲光輝度に
おいてはほぼ絞り2目盛り相当の露光過度が得られる。
注意すべきことは、説明に使用されている本発明の実
施例においては、自動露光装置が、露光時間中周囲光測
定を無視して固定露光時間を選択するため露光開始前に
周囲光輝度レベルを測定することによって得られるパル
スを計数するパルス計数器とクロック発振器により作動
する計数器とを有する電子スイッチを代りに用いるよう
にしたことである。しかしながら、電子スイッチ及び論
理回路の他の型式も同様に、例えば、RC時限回路も利用
可能である。
施例においては、自動露光装置が、露光時間中周囲光測
定を無視して固定露光時間を選択するため露光開始前に
周囲光輝度レベルを測定することによって得られるパル
スを計数するパルス計数器とクロック発振器により作動
する計数器とを有する電子スイッチを代りに用いるよう
にしたことである。しかしながら、電子スイッチ及び論
理回路の他の型式も同様に、例えば、RC時限回路も利用
可能である。
したがって、本発明の結果、高度に有効な、比較的簡
単で経済的な自動露光装置が提供されることにより高い
周囲光レベルの照明条件下において被写体の適正露光を
保証し、かつ、これによって、本発明の主目的が完全に
達成されることは、認められよう。なおまた、ここに説
明された実施例における多様な変形及び(又は)変更が
本発明から逸脱することなく実施可能であることは当業
者にとって明らかである。
単で経済的な自動露光装置が提供されることにより高い
周囲光レベルの照明条件下において被写体の適正露光を
保証し、かつ、これによって、本発明の主目的が完全に
達成されることは、認められよう。なおまた、ここに説
明された実施例における多様な変形及び(又は)変更が
本発明から逸脱することなく実施可能であることは当業
者にとって明らかである。
第1図から第4図は、本発明による自動露光装置と共に
使用されるのに特に適した周知の走査羽根型シャッタ機
構のそれぞれ異なる動作位置における立面図、 第5図は、本発明の実施例を付加されることのできる周
知の自動露光装置を示す概略回路図、 第6図は、本発明の1実施例による自動露光装置の部分
を示す概略回路図、 第7図は、本発明の1実施例による自動露光装置に関連
する順序及び論理を示す流れ図、 第8図は、本発明の自動露光装置における有効開口と露
光時間の積の値と周囲光輝度レベルの関係を示す特性図
である。 〔符号の説明〕 10:シャッタ機構 16,18:シャッタ羽根要素 20,22:被写界光用第1開口 24,26:光電池掃印第2開口 28:露光前周囲被写界光用開口 30,32:初光通過開口 48:電磁装置 58:ばね 60:被写界光検出回路 62:光電池 75:ストロボ 72:電動機及び電磁装置制御回路 78:露光兼順序回路 80:汎用目的計数器 82:比較器 92:積分計数器 96:復号器 116:音響距離計 124:反響信号検出器 136:フラッシュ用昇降計数器 138:(低、通常輝度識別用)降計計数器 148:(測定信号用)降計計数器 154:単安定マルチバイブレータ 178:クロック発振器 190:積分計数器 194:復号器 196:高輝度計数器 197:フリップ・フロップ 200:復号器 208:固定露光時間計数器
使用されるのに特に適した周知の走査羽根型シャッタ機
構のそれぞれ異なる動作位置における立面図、 第5図は、本発明の実施例を付加されることのできる周
知の自動露光装置を示す概略回路図、 第6図は、本発明の1実施例による自動露光装置の部分
を示す概略回路図、 第7図は、本発明の1実施例による自動露光装置に関連
する順序及び論理を示す流れ図、 第8図は、本発明の自動露光装置における有効開口と露
光時間の積の値と周囲光輝度レベルの関係を示す特性図
である。 〔符号の説明〕 10:シャッタ機構 16,18:シャッタ羽根要素 20,22:被写界光用第1開口 24,26:光電池掃印第2開口 28:露光前周囲被写界光用開口 30,32:初光通過開口 48:電磁装置 58:ばね 60:被写界光検出回路 62:光電池 75:ストロボ 72:電動機及び電磁装置制御回路 78:露光兼順序回路 80:汎用目的計数器 82:比較器 92:積分計数器 96:復号器 116:音響距離計 124:反響信号検出器 136:フラッシュ用昇降計数器 138:(低、通常輝度識別用)降計計数器 148:(測定信号用)降計計数器 154:単安定マルチバイブレータ 178:クロック発振器 190:積分計数器 194:復号器 196:高輝度計数器 197:フリップ・フロップ 200:復号器 208:固定露光時間計数器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−58229(JP,A) 特開 昭62−198833(JP,A) 特開 昭61−67027(JP,A) 特開 昭60−76724(JP,A) 実開 昭63−125829(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G03B 7/00 - 7/28
Claims (12)
- 【請求項1】周囲被写界光の輝度レベルが高くなるにつ
れて露光における開口寸法と露光時間との積の値を小さ
くするように作動する自動露光装置を備えた写真機にお
いて、 所定の高レベルに等しいかそれより高いレベルの周囲被
写界光輝度レベルを検出する光レベル検出装置と、 該光レベル検出装置により前記所定の高レベルに等しい
かそれより高いレベルの周囲被写界光輝度レベルが検出
されたとき、前記自動露光装置の作動を無効にして、固
定寸法の有効開口と固定の露光時間とを設定する無効化
装置とを備え、 それにより、前記所定の高レベルに等しいかそれより高
いレベルの周囲被写界光条件において、露光における開
口寸法と露光時間との積の値を固定して、前記所定の高
レベルより高いレベルの周囲被写界光輝度レベルにおい
て所望の露光過度を生じさせて、被写体に対して適度の
露光を得るようにした、自動露光装置を備えた写真機。 - 【請求項2】前記所定の高レベルが5,375カンデラ毎平
方メートルのオーダであり、 前記無効化装置が、10,750カンデラ毎平方メートルの周
囲被写界光輝度レベルにおいて絞り1目盛り相当の露光
過度を与え、21,500カンデラ毎平方メートルの周囲被写
界光輝度レベルにおいて絞り2目盛り相当の露光過度を
与えるように、前記固定寸法の有効開口と前記固定の露
光時間とを設定する、請求項1に記載の写真機。 - 【請求項3】前記自動露光装置が、露光の開始時または
開始前に周囲光輝度レベルを検出して、該周囲光輝度レ
ベルが全光フラッシュを必要とするような低レベルであ
るか、補助光フラッシュを必要とする程度の通常のレベ
ルであるかを識別する低輝度検出装置を含み、 前記無効化装置が、前記低輝度検出装置に接続されて、
該低輝度検出装置の検出結果に基づいて、前記周囲光輝
度レベルが前記所定の高レベルに等しいかそれより高い
かを判断するようにした、請求項1に記載の写真機。 - 【請求項4】前記自動露光装置は、前記開口寸法と露光
時間との積の固定された値より小さい開口寸法と露光時
間との積の値を与えるように構成され、 前記開口寸法と露光時間との積の固定された値は、前記
所定の高レベルに等しい周囲被写界光輝度レベルにおい
て前記自動露光装置により得られる開口寸法と露光時間
との積の値に実質的に等しい、請求項1に記載の写真
機。 - 【請求項5】前記自動露光装置は、露光の間に写真機の
フィルム面に伝送される周囲被写界光の少なくとも一部
を検出して開口寸法と露光時間との積の値を求める露光
制御装置を含み、 前記無効化装置は、前記所定の高レベルに等しいかそれ
より高い周囲被写界光輝度レベルに応答して、前記露光
制御装置に代えて、前記開口寸法と露光時間との積の固
定された値を与える装置を用いるようにする装置を含
む、請求項1に記載の写真機。 - 【請求項6】前記自動露光装置が、シャッタ動作中に次
第に変化する寸法の開口を形成し、前記固定の露光時間
に対応して、特定の固定された寸法の開口を与える走査
羽根型シャッタ機構を含む、請求項5に記載の写真機。 - 【請求項7】前記無効化装置は、 前記固定の露光時間を与える計時装置と、 前記所定の高レベルに等しいかそれより高い周囲被写界
光輝度レベルに応答して、前記露光制御装置に代えて前
記計時装置を作動させるスイッチ装置と、を含む、請求
項5に記載の写真機。 - 【請求項8】前記自動露光装置が、シャッタ動作中に次
第に変化する寸法の開口を形成し、前記固定の露光時間
に対応して、特定の固定された寸法の開口を与える走査
羽根型シャッタを含む、請求項7に記載の写真機。 - 【請求項9】前記固定の露光時間が、前記所定の高レベ
ルに実質的に等しい周囲被写界光輝度レベルにおいて前
記自動露光装置によって画定される露光時間に実質的に
等しい、請求項8に記載の写真機。 - 【請求項10】光センサからの情報に従って、周囲光の
輝度レベルが高くなるにつれて露光における露光開口寸
法と露光時間との積の値を小さくするように作動する自
動露光写真機における高周囲光レベル制御装置であっ
て、 所定の値に等しいかそれより高いレベルの周囲光輝度レ
ベルを検出すると電気信号を発生する光レベル検出装置
と、 前記電気信号に応答して、露光開口寸法と露光時間との
積の固定された値を用いて高い周囲光レベルの被写界に
おいて露光過度を生じさせて、前記被写界における被写
体に対してより適応した露光を与える制御回路と、 を備えた、高周囲光レベル制御装置。 - 【請求項11】前記制御回路が、前記所定の値に等しい
周囲光輝度レベルに対して前記写真機によって与えられ
る露光開口寸法と露光時間との積の値に等しい前記露光
開口寸法と露光時間との積の固定された値を用いる、請
求項10に記載の高周囲光レベル制御装置。 - 【請求項12】自動露光装置を有する写真機を用いて、
高い周囲光輝度レベルの被写界にある被写体を適性に露
光する露光方法において、 露光開始の前に、周囲被写界光の輝度レベルを検出し
て、所定の輝度レベルに等しいかそれより高い周囲被写
界光を検出するステップと、 前記所定の輝度レベルに等しいかそれより高い周囲被写
界光を検出したとき、前記自動露光装置の作動を無効に
して、露光用に固定寸法の有効開口と固定の露光時間と
を設定するステップと、 を含む、露光方法。
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