JPH102215A - 内燃機関の排気浄化装置の自己診断装置 - Google Patents

内燃機関の排気浄化装置の自己診断装置

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JPH102215A
JPH102215A JP8153920A JP15392096A JPH102215A JP H102215 A JPH102215 A JP H102215A JP 8153920 A JP8153920 A JP 8153920A JP 15392096 A JP15392096 A JP 15392096A JP H102215 A JPH102215 A JP H102215A
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JP
Japan
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ehc
electrically heated
heated catalyst
internal combustion
combustion engine
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JP8153920A
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Tadashi Nomura
正 野村
Taku Yamada
卓 山田
Masayoshi Nishizawa
公良 西沢
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Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01NGAS-FLOW SILENCERS OR EXHAUST APPARATUS FOR MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; GAS-FLOW SILENCERS OR EXHAUST APPARATUS FOR INTERNAL COMBUSTION ENGINES
    • F01N9/00Electrical control of exhaust gas treating apparatus
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
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    • Y02T10/40Engine management systems

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  • Combustion & Propulsion (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】触媒効率を低下させずにEHC1の自己診断を
行う。 【解決手段】例えば冷間始動時にEHC1へ通電すると
きは、スイッチ7をEHC1側に切り替え、EHC1を
オルタネータ6に直結する。スイッチ7がバッテリ3側
に切り替えられたとき、スイッチ9を閉じて抵抗10によ
る降下電圧V X を電圧センサ11により検出する。そし
て、式(1)によりEHC1の抵抗値Rを算出する。 R=(VB /VX −1)×R1 ・・・・・・・・・・
・・(1) この抵抗値Rが所定範囲外となったとき、EHC1の機
能が低下したと判定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、排気通路に電気加
熱式触媒(以下、「EHC」と記す)を備えた内燃機関
の排気浄化装置の自己診断装置に関する。
【0002】
【従来の技術】内燃機関の冷間時は、燃料霧化が悪いの
で運転性向上のために供給燃料を増量することにより、
また低壁温による消炎作用により、多量のHCが機関よ
り排出される。その一方、排気通路に設けられた排気浄
化用の触媒の温度が低く、触媒活性が不十分であるため
に、これらのHCは、ほとんど浄化されることなく大気
に放出される。
【0003】このために、より早く触媒を活性化させて
冷間時のエミッションを低減することが求められてお
り、そのための装置として、通電して発熱する金属製の
担体を有するEHCを備え、さらに、かかるEHCへの
通電時、車両のヘッドライト等の電気負荷の電力不足を
防止するため、オルタネータをEHCに直結して通電す
るようにしたものが知られている(特願平7-175069号等
参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、かかる従来
の内燃機関の排気浄化装置においては、このEHCの機
能を自己診断する必要がある。この自己診断を行うに
は、その抵抗値を検出すればよいが、電流検出用の抵抗
をオルタネータとEHCとの間に介装してその抵抗値を
測定しようとすると、電流の低下により電力も低下し、
十分な温度上昇が得られなくなって、触媒効率も低下す
る。
【0005】このように、EHCの通電中はEHCの自
己診断を行うことは難しい。本発明はこのような課題に
鑑みてなされたもので、触媒効率を低下させずにEHC
の自己診断が行える内燃機関の排気浄化装置の自己診断
装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】このため、請求項1の発
明にかかる装置は、図1に示すように、内燃機関の排気
通路に介装されて排気中の所定成分を浄化するととも
に、金属製の担体を有し、該担体への通電により発熱す
るEHCと、内燃機関に駆動されて発電する発電手段
と、を備え、前記EHCへの通電条件になったときに前
記発電手段からEHCに通電するように構成された内燃
機関の排気浄化装置において、直流電源と、発電手段か
らEHCに通電されていないときに、該直流電源とEH
Cとの間に電流検出抵抗を介装してEHCに通電する通
電手段と、介装された電流検出抵抗両端の降下電圧を検
出する降下電圧検出手段と、検出された電流検出抵抗両
端の降下電圧に基づいてEHCの抵抗値を算出する抵抗
値算出手段と、算出されたEHCの抵抗値が所定範囲外
となったときは、EHCの機能低下と判定する機能判定
手段と、を備えた。
【0007】かかる構成によれば、発電手段からEHC
に通電されていないときに、降下電圧検出手段により、
電流検出抵抗両端の降下電圧が検出され、検出された降
下電圧に基づいて、抵抗値算出手段によりEHCの抵抗
値が算出され、EHCの機能診断が行われるので、触媒
効率を低下させずにEHCの機能を自己診断することが
可能となる。
【0008】請求項2の発明にかかる装置では、前記抵
抗値算出手段は、式(1)に基づいてEHCの抵抗値を
算出するように構成されている。 R=(VB /VX −1)×R1 ・・・・・・・・・・・・・・(1) 但し、R :電気加熱式触媒の抵抗値 VB :直流電源の端子電圧 VX :電流検出抵抗による降下電圧 R1 :電流検出抵抗の抵抗値 かかる構成によれば、式(1)に基づいてEHCの抵抗
値が算出される。
【0009】請求項3の発明にかかる装置は、図2に示
すように、内燃機関の排気通路に介装されて排気中の所
定成分を浄化するとともに、金属製の担体を有し、該担
体への通電により発熱するEHCと、内燃機関に駆動さ
れて発電する発電手段と、該発電手段の出力電圧を、現
在の制御量を補正しつつ所定電圧に制御する定電圧制御
手段と、前記EHCへの通電条件となったとき、前記発
電手段からEHCに通電する通電手段と、を備えた内燃
機関の排気浄化装置において、前記定電圧制御手段が現
在の制御量を補正した補正量を検出する補正量検出手段
と、該検出された補正量が所定補正量以上となったと
き、前記触媒コンバータの機能低下と判定する機能判定
手段と、を備えた。
【0010】かかる構成によれば、定電圧制御手段は、
発電手段の出力電圧が所定電圧となるように現在の制御
量を補正しているので、この補正量を補正量検出手段に
より検出する。EHCの機能が低下したときは、EHC
の抵抗値も大きく変化するので、検出された補正量も増
える。従って、この補正量が所定補正量以上となったと
き、機能判定手段によりEHCの機能が低下したと判定
される。このように、発電手段の出力電圧が定電圧制御
されていても現在の制御量の補正量を検出することによ
り触媒効率を低下させずにEHCの機能判定が行えるよ
うになる。
【0011】請求項4の発明にかかる装置では、前記機
能判定手段は、補正量が所定補正量を越えてから所定時
間経過したときにEHCの機能低下と判定するように構
成されている。かかる構成によれば、補正量が瞬間的に
所定補正量を越えても、所定時間内に再び所定補正量以
下になったときは、例えばノイズ等の一過性の原因によ
るものと判定されるので、このような瞬間的な原因によ
る誤診断を回避することが可能となる。誤判定を防止す
ることが可能となる。
【0012】
【発明の効果】請求項1の発明にかかる装置によれば、
触媒効率を低下させずにEHCの機能を自己診断するこ
とができる。請求項2の発明にかかる装置によれば、式
(1)に基づいてEHCの抵抗値を算出することができ
る。
【0013】請求項3の発明にかかる装置によれば、発
電手段の出力電圧を直接測定してもEHCの機能判定が
困難なときでも、定電圧制御手段が実制御量を補正した
補正量を検出することにより、触媒効率を低下させずに
機能判定が行えるようになる。請求項4の発明にかかる
装置によれば、例えばノイズ等の瞬間的な原因による誤
診断を回避することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図3
〜図11に基づいて説明する。まず、第1の発明の実施の
形態について説明する。このものは、EHCの抵抗値を
検出してEHCの機能診断を行うようにしたものであ
る。
【0015】図3は、本実施の形態の構成を示す。この
図において、EHC1は、図示しない内燃機関の排気通
路中に配設され、排気中のHC,COを酸化し、NOX
を還元する。このEHC1は、触媒活性温度に達しなけ
れば、触媒の排気浄化性能を十分に発揮することができ
ない。このため、EHC1の温度を検出する温度センサ
2を備え、特にHCの排出量の多い冷間始動時にEHC
1に通電して発熱するように構成されている。
【0016】但し、直流電源としてのバッテリ3からで
は、通電量が大きくなるので、冷間始動時、スイッチ7
をオンし、EHC1はオルタネータ6に直結される。こ
のオルタネータ6は、内燃機関によって回転駆動される
発電手段であり、高い電圧を発生させうるので、通電量
を抑えられる点で有利である。EHC1が触媒活性温以
上になったときは、スイッチ7をオフしてバッテリ3側
に接続される。
【0017】バッテリ3には、例えば車両のヘッドライ
ト、空調装置(エアコン)、オーディオ等の電気負荷5
が接続され、バッテリ3の負極はアースに接続されてい
る。レギュレータ8は、オルタネータ6の出力電圧を検
出し、この出力電圧に基づいて現在の制御値を補正する
ことによりオルタネータ6の出力電圧を所定電圧に制御
している。制御する所定電圧は、スイッチ7がEHC1
側に切り替えられたときは、高い電圧となり、スイッチ
7がバッテリ3側に切り替えられたときは、電気負荷5
に対応した電圧となる。このレギュレータ8が定電圧制
御手段に相当する。
【0018】ここで、スイッチ7をEHC1側へ切り替
えたときのオルタネータ6の出力電圧−出力電流特性の
一例を図4に示す。この図において、R11は、EHC1
を含む通電回路のシステム抵抗値を示す。このシステム
抵抗値R11は、システムによって決定される値であり、
数 100mΩ程度の小さな値である。
【0019】回転速度N1 〜N6 は、オルタネータ6の
回転速度を示す。この図で示すように、この回転速度が
増大してN6 →N1 に変化したときは、それに従ってオ
ルタネータ6の発生しうる電圧も増大するが、この発電
電圧は、レギュレータ8により所定電圧VALT に制御さ
れる。もし、システム抵抗値がR11→R12に変化したと
きは、通電量がI1 →I2 に変化してオルタネータ6の
出力電圧が所定電圧VALT に制御される。但し、オルタ
ネータ6の発電電圧はオルタネータ6の回転速度で決定
されるので、例えば、回転速度N4 のときにシステム抵
抗値がR11→R13に変化したときは、通電量がI3 に増
えてもオルタネータ6の出力電圧VEHC は所定電圧V
ALT 未満に低下する。
【0020】一方、オルタネータ6には、EHC1に通
電するための最低限の電力Wが要求される。従って、オ
ルタネータ6の電流−電圧特性は、オルタネータ6の回
転速度N4、所定電圧VALT 、所要電力Wのとき、斜線
で示す範囲内に限られる。本実施の形態では、前述のよ
うにシステム抵抗値が非常に小さい値であり、オルタネ
ータ6からEHC1に通電しているときに抵抗をEHC
1に直列に接続して電流を検出しようとしても触媒効率
の低下を招くことになるので、オルタネータ6からEH
C1に通電されないときに、バッテリ3からEHC1に
通電してEHC1の抵抗値を検出する回路が備えられて
いる。
【0021】この抵抗値検出回路は、スイッチ9、抵抗
10及び電圧センサ11によって構成され、バッテリ3の正
極とEHC1の間には、スイッチ9と抵抗10とが直列に
介装され、抵抗10と並列に電圧センサ11が接続されてい
る。尚、電圧センサ11は、例えば、差動増幅器等で構成
され、抵抗10の降下電圧は増幅されてコントロールユニ
ット12に入力される。この抵抗10が電流検出抵抗に相当
し、電圧センサ11が降下電圧検出手段に相当する。
【0022】このような回路を備えたのは、電流検出用
の抵抗をオルタネータ6とEHC1との間に介装してそ
の抵抗値を測定しようとすると、電流の低下により電力
も低下し、十分な温度上昇が得られなくなって、触媒効
率も低下するからである。コントロールユニット12は、
CPU,ROM,RAM、A/D変換器等を内蔵してい
る。CPUは、アイドル回転速度制御装置(図中、「I
SC」と記す)13を制御するとともに、図5のフローチ
ャートに基づいて、EHC1に通電しないときにスイッ
チ7及びスイッチ9を切り替えてバッテリ3の端子電
圧、電圧センサ11により検出された降下電圧を入力し、
これらのアナログ信号をA/D変換してデジタル信号に
変換し、この電圧値等に基づいてEHC1の抵抗値を検
出する。
【0023】次に図5のフローチャートに基づいて動作
を説明する。尚、このルーチンは、所定時間毎に実行さ
れる。ステップ(図中では「S」と記してあり、以下同
様とする)1では、始動時か否かを、図示しないイグニ
ッションスイッチ(以後、「IGN」と記す)の反転の
有無に基づいて判定する。
【0024】即ち、始動時には、IGNが反転するの
で、そのときは、ステップ2に進み、全てのフラグF
1,F2,F3を0にリセットしてからステップ3に進
み、IGNが反転していないときは、フラグF1〜F3
をリセットしないでステップ3に進む。従って、ステッ
プ2は、IGNが反転したときに1回だけ実行される。
【0025】このフラグF1は、スイッチ7の接続状態
を示すフラグであり、F1=1のときはオン、即ち、ス
イッチ7がEHC1側に切り替えられたことを示し、F
1=0のときはオフ、即ち、スイッチ7がバッテリ3側
に切り替えられたことを示す。フラグF2は、EHC1
の機能の正否を示すフラグであり、F2=0のときはE
HC1の機能が正常、F2=1のときは、EHC1の機
能が異常であることを示す。
【0026】フラグF3は、EHC1の機能診断を終了
したか否かを示すフラグであり、F3=1のときは機能
診断終了、F3=0のときは、機能診断が終了していな
いことを示す。ステップ3では、EHC1の通電条件か
否かを判定する。温度センサ2により検出されたEHC
1の温度が所定値未満のときは、EHC通電条件と判定
され、ステップ4に進む。
【0027】ステップ4では、フラグF1の値を判別す
る。F1=0のとき、即ち、スイッチ7がオフとなり、
バッテリ3側に切り替えられているときは、ステップ5
に進み、スイッチ7をオンにしてEHC1側に切り替え
る。そして、ステップ6において、フラグF1を1にセ
ットしてから、ステップ7に進む。
【0028】ステップ7では、通常の内燃機関の制御を
行う。EHC1にはオルタネータ6によって通電され、
EHC1が発熱する。一方、F1=1のとき、即ち、ス
イッチ7がオンとなり、EHC1側に切り替えられてい
るときは、EHC1への通電中なので、そのまま、ステ
ップ7に進む。
【0029】EHC1が触媒活性温以上となり、ステッ
プ3において、EHC通電条件ではないと判定されたと
きは、ステップ8に進む。ステップ8では、フラグF1
の値を判別し、F1=1のとき、即ち、スイッチ7がオ
ンとなっているときは、ステップ8→9に進む。ステッ
プ9では、スイッチ7をオフにしてバッテリ3側に切り
替える。
【0030】ステップ10では、フラグF1の値を0にセ
ットする。そして、ステップ7に進み、通常の内燃機関
の制御を行う。ステップ8において、F1=0となった
ときは、ステップ11に進む。ステップ11では、フラグF
3の値を判別し、F3=0のとき、即ち、機能診断が終
了していないときは、ステップ12に進む。
【0031】ステップ12では、スイッチ9をオンしてバ
ッテリ3からスイッチ9、抵抗10を介してEHC1に通
電する。このステップとスイッチ9とが通電手段に相当
する。ステップ13では、EHC1の抵抗値Rを式(1)
に基づいて演算する。 R=(VB /VX −1)×R1 ・・・・・・・・・・・・(1) ステップ14では、演算されたEHC1の抵抗値Rを所定
値RL と比較し、ステップ15では、この抵抗値Rを所定
値RH と比較する。
【0032】RL <R<RH のときは、ステップ16に進
み、EHC1は正常と判定する。そして、ステップ17で
は、フラグF2を0にセットする。ステップ20では、ス
イッチ9をオフにする。ステップ21では、診断を終了す
る。ステップ22では、フラグF3を1にセットする。
【0033】一方、ステップ13において演算されたEH
C1の抵抗値Rが、RL ≧Rとなったときは、ステップ
14→18に進み、EHC1が異常と判定する。R≧RH
なったときも、ステップ14→15→18に進み、同様にEH
C1が異常と判定する。EHC1が異常と判定されたと
きは、ステップ19において、フラグF2を1にセットす
る。
【0034】そして、スイッチ9をオフにして診断を終
了し、フラグF3を1にセットする(ステップ20〜2
2)。フラグF3が1にセットされたときは、ステップ1
1→23に進む。ステップ23では、フラグF2の値を判別
する。F2=0のときは、EHC1の機能は正常と判定
されたので、ステップ7に進んで通常のエンジン制御を
行う。
【0035】一方、F2=1のときは、EHC1の機能
は異常と判定されたので、ステップ24に進み、警告灯を
点灯してこのルーチンを終了する。尚、ステップ14〜22
が機能判定手段に相当する。かかる構成によれば、オル
タネータ6からEHC1への通電条件ではないときに、
バッテリ3からEHC1に抵抗10を介して通電し、抵抗
10の降下電圧に基づいてEHC1の抵抗値を検出するの
で、触媒効率を低下させずにEHC1の機能診断を行う
ことができる。
【0036】次に、第2の発明の実施の形態について説
明する。前述のように、オルタネータ6の出力電圧はレ
ギュレータ8により定電圧制御されている。定電圧制御
の場合、通電量も可変されるため、オルタネータ6の出
力電圧を直接測定しても、EHC1の抵抗値を検出する
ことは困難である。一方、レギュレータ8は、現在の制
御値を補正することによりオルタネータ6の出力電圧を
所定電圧に制御しているので、システム抵抗値が変化し
たときは、レギュレータ8の補正量も変化する。
【0037】従って、第2の発明の実施の形態では、こ
の補正量を検出してEHC1の機能を診断する。図6
は、この実施の形態の構成を示す。第2の発明の実施の
形態の構成は、EHC1の抵抗検出回路を備えない他
は、図3の構成と同じである。
【0038】次に動作を説明する。まず、図7のフロー
チャートに基づいてレギュレータ8がオルタネータ6の
出力電圧を補正するときの補正値を設定する。ステップ
31では、式(2)に基づいて、オルタネータ6の現在の
出力電圧VEH C の平均値を算出する。
【0039】 VAVE =(VEHC (1)+VEHC (2)+・・・+VEHC (m))/m ・・・(2) 但し、VAVE :出力電圧の平均値(V) VEHC (m) :m番目のオルタネータ6の出力電圧(V) m :整数 ステップ32では、式(3)に基づいて、現在の制御デュ
ーティDAVE を算出する。
【0040】 DAVE =VAVE /(Vmax /100) ・・・・・・・・・・・・・(3) 但し、DAVE :現在の平均制御デューティ(%) Vmax :最大制御電圧(V) 尚、この最大制御電圧Vmax は、図8に示すように、最
大制御デューティ 100%のときの電圧である。
【0041】ステップ33では、現在の制御デューティD
AVE と目標電圧に制御したときの制御デューティとの差
を、式(4)に基づいて算出する。 DDIF =VALT /(Vmax /100)−DAVE ・・・・・・・・・(4) 但し、DDIF :両制御デューティの差(%) VALT :オルタネータ6の目標となる所定電圧(V) ステップ34では、この式(4)に基づいて、制御デュー
ティの1回毎の補正値を、DDIF ×k(k:定数)とし
て設定する。
【0042】次に、図9のフローチャートに基づいて機
能診断を行う。尚、このルーチンは、所定時間毎に実行
される。ステップ41では、IGNが反転したか否かを判
定する。IGNが反転したときは、ステップ32に進む。
ステップ42では、フラグF1の値を初期値として0にセ
ットする。フラグF1は、スイッチ7の切り替え状態を
示すフラグであり、F1=0のときは、スイッチ7をバ
ッテリ3側に接続したことを示し、F1=1のときは、
スイッチ7をEHC1側に接続したことを示す。
【0043】ステップ43では、機能判定時用、機能判定
終了時用のタイマのタイマ値T1 ,T2 を、夫々、0に
セットする。ステップ44では、制御デューティDALT
0にセットする。ステップ45では、オルタネータ6を制
御する制御電圧の補正値αを初期値0にセットする。
【0044】ステップ46では、EHC通電条件か否かを
判定する。この判定は、例えば、温度センサ2により検
出されたEHC1の温度に基づいて行われ、EHC1の
温度が所定温度未満のときは、EHC1が不活性状態で
あり、EHC通常条件と判定されてステップ47に進む。
尚、この判定を、内燃機関の冷却水温に基づいて行って
もよい。
【0045】ステップ47では、フラグF1の値を判別す
る。最初は、フラグF1の値は初期値として0にセット
されるので、ステップ48に進む。ステップ48では、スイ
ッチ7をEHC1側に接続する。ステップ49では、フラ
グF1の値を1にセットする。
【0046】ステップ50では、式(5)に基づいて制御
デューティDALT (%)を算出する。 DALT =VALT /(Vmax /100)+α ・・・・・・・・・・・(5) 但し、DALT :制御デューティ(%) 尚、このステップで補正値αを検出する。このステップ
が補正量検出手段に相当する。
【0047】ステップ51では、この補正値αを閾値α
max と比較する。この補正値αがα<αmax のときは、
このルーチンを終了する。尚、補正値αは、前述の制御
デューティの1回毎の補正値(DDIF ×k)を用い、こ
のルーチンが実行される毎に式(6)に基づいて更新さ
れる。 α(NEW) =α(OLD) +DDIF ×k ・・・・・・・・・・・・・(6) 次にこのルーチンが実行されたときは、ステップ41→46
に進み、EHC通電条件となっているときは、ステップ
50に進み、更新された補正値α(NEW) を用い、制御デュ
ーティDALT を補正する。
【0048】このようにして、補正値αが更新され、図
10に示すように、所定値αmax に達する前の(n+1) 回目
の補正値α(n+1) でオルタネータ6の出力電圧VEHC
所定電圧VALT になったときは、EHC1の機能は正常
と判定される。そして、EHC1の温度が上昇してEH
C通電条件が解除されたときは、ステップ46→55に進
み、フラグF1の値を判別し、F1=1となっていると
きは、ステップ56に進み、制御デューティDALT を初期
値DALT(0)に設定する。
【0049】所定時間t2 が経過していないときは、ス
テップ57→58に進んでタイマ値T2に所定値tD を加算
し、所定時間t2 が経過したときは、ステップ59に進
み、スイッチ7をバッテリ3側に切り替える。このよう
に制御デューティDALT を初期値DALT(0)に設定してか
ら所定時間経過後にスイッチ7をバッテリ3側に切り替
えるのは、オルタネータ6の出力電圧が十分に下がらな
いうちにスイッチ7を切り替えると、車両のヘッドライ
ド等の電気負荷5に悪影響を与えるからである。
【0050】一方、EHC1の機能が低下したとき、E
HC1の抵抗値も変化する。例えば、図11に示すよう
に、EHC1の抵抗値が変化して、オルタネータ6の現
在の出力電圧VEHC が平均値VAVE2から補正され、(n+
2) 回目の補正値α(n+2 ) が閾値αmax 以上となったと
きは、ステップ51→52に進む。ステップ52では、タイマ
値T1 を所定時間t1 と比較する。
【0051】ステップ53では、タイマ値T1 に所定値t
D を加算し、例えばノイズ等の一過性の原因により一時
的にオルタネータ6の出力電圧VEHC が変化する場合も
あるので、所定時間t1 が経過するまで待つ。そして、
所定時間t1 が経過したときは、ステップ54に進み、E
HC1の機能が低下したと判定する。
【0052】尚、ステップ51〜54が機能判定手段に相当
する。かかる構成によれば、オルタネータ6の出力電圧
を直接測定しても判定が困難なときでも、EHC1に通
電したときに、オルタネータ6の電圧補正値を検出し、
この補正値が所定閾値以上となったか否かを判定するこ
とにより、触媒効率を低下させずにEHC1の自己診断
を行うことができる。
【0053】また、補正値αがその閾値αmax を越えて
から所定時間t1 が経過してからEHC1の機能判定を
行うので、例えばノイズ等の一過性の原因による誤診断
を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の発明の構成を示す機能ブロック図。
【図2】第2の発明の構成を示す機能ブロック図。
【図3】第1の発明の実施の形態の構成図。
【図4】図3のオルタネータの特性図。
【図5】図3のEHCの機能診断の動作を示すフローチ
ャート。
【図6】第2の発明の実施の形態の構成図。
【図7】図6のEHCの機能診断の動作を示すフローチ
ャート。
【図8】図6の動作説明図。
【図9】図6のEHCの機能診断の動作を示すフローチ
ャート。
【図10】図7の動作説明図。
【図11】同上動作説明図。
【符号の説明】
1 電熱加熱式触媒(EHC) 2 温度センサ 3 バッテリ 6 オルタネータ 7 スイッチ 8 レギュレータ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内燃機関の排気通路に介装されて排気中の
    所定成分を浄化するとともに、金属製の担体を有し、該
    担体への通電により発熱する電気加熱式触媒と、内燃機
    関に駆動されて発電する発電手段と、を備え、前記電気
    加熱式触媒への通電条件になったときに前記発電手段か
    ら電気加熱式触媒に通電するように構成された内燃機関
    の排気浄化装置において、 直流電源と、 発電手段から電気加熱式触媒に通電されていないとき
    に、該直流電源と電気加熱式触媒との間に電流検出抵抗
    を介装して電気加熱式触媒に通電する通電手段と、 介装された電流検出抵抗両端の降下電圧を検出する降下
    電圧検出手段と、 検出された電流検出抵抗両端の降下電圧に基づいて電気
    加熱式触媒の抵抗値を算出する抵抗値算出手段と、 算出された電気加熱式触媒の抵抗値が所定範囲外となっ
    たときは、電気加熱式触媒の機能低下と判定する機能判
    定手段と、を備えたことを特徴とする内燃機関の排気浄
    化装置の自己診断装置。
  2. 【請求項2】前記抵抗値算出手段は、式(1)に基づい
    て電気加熱式触媒の抵抗値を算出するように構成された
    ことを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の排気浄化
    装置の自己診断装置。 R=(VB /VX −1)×R1 ・・・・・・・・・・・・・・(1) 但し、R :電気加熱式触媒の抵抗値 VB :直流電源の端子電圧 VX :電流検出抵抗による降下電圧 R1 :電流検出抵抗の抵抗値
  3. 【請求項3】内燃機関の排気通路に介装されて排気中の
    所定成分を浄化するとともに、金属製の担体を有し、該
    担体への通電により発熱する電気加熱式触媒と、内燃機
    関に駆動されて発電する発電手段と、該発電手段の出力
    電圧を、現在の制御量を補正しつつ所定電圧に制御する
    定電圧制御手段と、前記電気加熱式触媒への通電条件と
    なったとき、前記発電手段から電気加熱式触媒に通電す
    る通電手段と、を備えた内燃機関の排気浄化装置におい
    て、 前記定電圧制御手段が現在の制御量を補正した補正量を
    検出する補正量検出手段と、 該検出された補正量が所定補正量以上となったとき、前
    記触媒コンバータの機能低下と判定する機能判定手段
    と、を備えたことを特徴とする内燃機関の排気浄化装置
    の自己診断装置。
  4. 【請求項4】前記機能判定手段は、補正量が所定補正量
    を越えてから所定時間経過したときに電気加熱式触媒の
    機能低下と判定するように構成されたことを特徴とする
    請求項3に記載の内燃機関の排気浄化装置の自己診断装
    置。
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