JPH10221160A - 回転機、回転機設備、輸送システム、加振構造物等の健全性確認検査装置および方法 - Google Patents

回転機、回転機設備、輸送システム、加振構造物等の健全性確認検査装置および方法

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JPH10221160A
JPH10221160A JP2298297A JP2298297A JPH10221160A JP H10221160 A JPH10221160 A JP H10221160A JP 2298297 A JP2298297 A JP 2298297A JP 2298297 A JP2298297 A JP 2298297A JP H10221160 A JPH10221160 A JP H10221160A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】微振動を含む全ての振動要素をデータとして採
用でき、振動特性や時刻歴に伴って変化する健全性の判
断のより一層の正確化および精密化が図れ、多量のデー
タの保持、処理能力を備え、検査に要する作業手間や時
間のさらなる軽減が図れるうえ、検査結果の出力表示も
明確かつ詳細に行えるようにする。 【解決手段】衝撃振動を振動波形データとして連続的に
検出する複数のセンサと、連続的に検出される振動波形
データを取込む加速度計本体と、着脱できる複数のメモ
リカードと、読取りが可能な解析装置とを備える。加速
度計本体はデータをA−D変換し、順位付けによる一時
記憶を行い、解析装置で許容限界値に基づく健全性確認
検査する判定を画像およびプリント出力で表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はタービン、ポンプ、
ファン、ブロア、圧縮機等の各種回転機、これらの回転
機を使用した設備、あるいはトラック、船舶、飛行機等
の輸送中に発生する振動による輸送物や輸送容器等の防
振系(例えば容器の防振系、トラックのサスペンション
等)、さらには橋梁等の加振構造物について、振動特性
監視、傾向管理等の健全性を確認するための検査装置お
よび方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、上述した各種回転機やこれを使用
した設備、輸送システムの容器等の設備や輸送物、ある
いは加振構造物の健全性を確認する方法の1つとして、
上記構造物等に定常的に加わる振動の平均値や総量を知
り、長時間の振動付加により構造物や輸送物等が受けた
ダメージを解析することが行われている。
【0003】このような健全性確認検査を行う場合に
は、設備や輸送物等に定常的に加わっている振動波形デ
ータの全てを時系列的に記録することが必要になる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来、これに対処する
データレコーダとしては磁気テープを記録媒体とする方
法が思考されているが、現状では磁気テープで略2時間
程度しか記録できず、例えば長距離の輸送の全工程にお
ける長時間の振動波形データの記録には人手による頻繁
なテープ交換が強いられ、交換時の記録欠陥の問題も有
している。また、磁気テープの延びや振動等によるワウ
フラッターに起因する波形データの変質と時系列記録に
正確さを欠く等の問題を有している。特にテープ記録方
式では、この記録データを別の解析用コンピュータにイ
ンプットするには、磁気テープを長時間回して再生する
作業が必要となる欠点を有している。
【0005】また、特公昭60−54626号に代表さ
れるように、センサで検出される振動波形データ中のし
きい値(トリガーレベル)を超える振動波形データのみ
をSRAMに記憶する方法が知られているが、このSR
AM方式では同様に記憶容量の限界から長時間の連続波
形データの時系列記録に対応できない。
【0006】また、例えば設備等内における振動伝播態
様を把握するには前記特公昭60−54626号の如き
記録装置を複数の測定点に複数台設置しなければなら
ず、装置間の同期が適正に図れず、振動伝播態様から伝
達関数等を精確に把握する測定システムとしては適切に
対応し難い。
【0007】いずれにせよ、上記のセンサおよびレコー
ダデータ採取システムにおいては、加速度センサとデー
タレコーダとはコードで接続されているため、データレ
コーダの設置場所までコードをひき回す必要があり、コ
ードの長さが数10m以上になって取扱いが煩雑とな
る。また上記のような長いコードでは、検出信号のノイ
ズをひろい易くなり、必然的に記憶データの精度が低下
してしまう難点があった。
【0008】また、上記の技術ではデータ採取後の加速
度データを解析,評価するために、データレコーダから
記録テープを取出し、大型のレコーダ処理装置に記録テ
ープを入れて解析作業を実施する必要があり、データ最
終採取後現場にて迅速にデータ処理を行うことが困難で
ある。
【0009】この場合、記録テープのダビングやデータ
再生時には、最初からテープを再生するため、データ採
取に要した時間と同様の時間を要することになる。
【0010】ところで、データ処理の1つとして、波形
データ処理の加速度波形を高速フーリエ変換(FFT)
解析処理やパワースペクトル密度(PSD)解析処理に
よって得ることが知られている。この場合、上述した従
来の方法で全測定期間内の全ての連続波形または一定期
間内の連続波形についてFFT解析処理やPSD解析処
理を行っていたのでは、データ処理解析に膨大な時間を
要するため、これまでは全測定期間内の連続波形の一
部、即ち、任意に摘出した指定期間の数秒間、もしくは
数分間程度の連続波形のFFT解析処理やPSD解析処
理にとどまっている。仮に2時間毎のテープ処理技術の
下で全測定期間の処理を行ったとしても、データの連続
性がなくなる問題が生じる。
【0011】通常、現場ではデータレコーダにFFT解
析のアナライザーを取付けて、任意の指定期間の数秒間
程度のFFT解析のサンプリングデータで何回か処理を
行い結果の判定を行っている。従ってこれらの方法は、
非連続性のデータ処理、言い換えれば僅か一部分のサン
プリングデータ処理にすぎない処理方法である。
【0012】この処理方法の場合には、全測定期間の連
続的な波形処理結果の時刻歴変化を見ることができない
ため、微振動による設備や構造物等の被労等によるかす
かな振動特性変化を把握することが困難である。
【0013】一方、上記のセンサおよびレコーダデータ
採取システムとは別の方式として、特開平7−2809
91号公報に示されるような原子炉用核燃料体の輸送時
の健全性検査装置および方法が知られている。この特開
平7−280991号公報の技術は輸送中に容器に取付
けた検査装置(加速度計)に印加された加速度とその波
形とを連続的に検出し、そのデータを記憶して、データ
を解析処理し、その結果に対する許容限界値を画像表示
し、結果の判定を実施する健全性検査装置と方法であ
る。その判定方法は加速度時刻歴表示,加速度頻度分布
表示,波形処理表示(PSD解析表示,G−H解析表
示)である。
【0014】ここで使用されている検査装置および方法
のセンサに印加された加速度,波形データの収集および
記憶方法では、各軸(X,Y,Z)毎に最大10万個の
ピーク加速度(ピーク値G)と、最大512点で構成さ
れる512個の波形データとが含まれ、ある一定の記憶
容量がある。これらの記憶データを使用してデータ解析
処理し、出力結果を出力する。
【0015】ピークG値に対応する512個分の波形デ
ータ(1波形のメッシュは512点)の採取方法の場合
には、測定期間内におけるピークG値が一番大きいG値
(MAXG−1)から順々512番目までのピークG値
(MAXG−512)、即ち、512個分の個々のピー
クG値に対応する512個分の波形データが採取されて
いることになる。
【0016】この加速度の波形について高速フーリエ変
換解析(FFT解析)処理やパーワスペクトル密度解析
(PSD解析)処理を行う場合、全測定期内の512個
分の波形処理であるから、非連続性の波形データ処理を
行っていることになる。つまり、全測定期間内の一部分
の波形のサンプリングデータ処理でしかないこと、また
全測定期間内の最初の期間内(例えば全体の10%)に
ピークG値の最大値の512個のピークG値が発生(集
収)していた場合、波形データも最大ピークG値から5
12個分のデータが最初の期間内にデータ記憶されてし
まうことになり、残りの期間(90%)内の加速度に対
応する波形データが集収されない場合があり得る。した
がって、全測定期間内のFFT解析処理やPSD解析処
理を行っても、実態の状況を全てトレースしていないこ
とになる。
【0017】一方、ピークG値に関しては、各軸(X,
Y,Z)毎に、10万個のピーク値をデータ採取する。
このことは言い換えれば、全測定期間内に10万個のピ
ークG値を超える様な多量のデータ採取が行われる場合
には余分なデータを除去することであり、通常では以下
に示す2つの方法およびこれらのコンビネーションとし
てのデータ採取方法が取られる。
【0018】第1の方法は、10万目以降のデータを上
書きモードシステムにより、10万以内のデータと置換
する方法である。例えば10万1データとこれまでの1
0万以内の採取データとについてピークG値を比較し、
10万1データが10万以内の採取データの一番小さい
値と比較して大きければ、10万以内の一番小さいデー
タが消去されて、10万1データが新たにピークG値デ
ータとして記憶される。この方法では、常に全測定期間
内において最大ピークG値から順番に10万目までのピ
ークG値がデータ採取されることになる。
【0019】また、第2の方法は、採取するピークG値
にある値のトリガーレベルを設定し、一定レベル以下の
データを排除する方法である。この方法では、ある値の
ピークG値以上のピークG値のみを計測するように、で
きるだけ微小振動のデータは採取しないので、10万デ
ータの容量に余裕を持たせることができるものと考えら
れる。
【0020】このような第1の上書きモードの方法、第
2のトリガーレベルを設定する方法、あるいはこれら第
1,第2の方法の組合せが実施される。
【0021】ところが、これらの方法(上書きモードお
よびトリガーレベル設定)を実施した場合には、以下の
如く処理結果に問題が生じる。
【0022】図35(A),(B)は、上書きモードの
データ処理方法を採用し、10万データのピークG値を
使用してデータ解析処理を行った結果を示している。こ
の方法では、全測定期間内の最大ピークG値から順々1
0万目までのピークG値が採取される訳で、常に定常
時、非常時の加速度が長時間センサに印加される。この
ことは測定開始から数時間程度までは実態の印加された
加速度を連続的に10万データまで採取しているが、1
0万データを超えた時点からは、大きい加速度しか記憶
されていないため、結果的には微小振動は、キャッチし
てもデータとして記憶されないことになる。このこと
は、図35(A)に示すように、加速度の時刻歴表示で
は微振動が消去された歯抜け状態となって波形が破断さ
れ、また図35(B)に示すように、加速度頻度分布表
示では対応の微振動多頻度分布が空白となる。したがっ
て、上書きモードのデータ処理方法では、必ずしも実態
を反映した印加加速度を全測定期間内の連続的な加速デ
ータを正確に採取していないことになる。
【0023】また、トリガーレベルを設定することは、
使用目的を限定して使用する場合には、データ採取容量
の観点から効果的ではあるが、上書きモード方式と同
様、ある値以下のピークG値は採取しないシステムであ
るため、あるレベル以下の微小振動はとらえることがで
きない。
【0024】図3(A),(B),(C)は、トリガー
レベルを設定した場合の実態生波形データ、加速度時刻
歴表示、加速度頻度分布を示したものである。図3
(A)に示したように、例えばピークG値に±0.3の
トリガーレベルを設定した場合、これに対応する一定レ
ベル以下の微小振動のデータを採取しいないことから、
データ解析処理結果では、図35(A)の、、、
の加速度時刻歴表示の場合には図35(B)に示した
ように、ある一定期間、微小振動が続いた部分の出力表
示がなかったり、一部の表示の歯抜き状態で出力され
る。また、これらの加速度頻度分布表示においては、図
35(C)に示したように、±分布の中央部のピークG
値0の部からトリガーレベルの範囲までデータが歯抜け
状態となる。
【0025】このことは全測定期間内の微小振動を採
取、解析、出力していないことになる訳で、ある一定レ
ベル以下の微小振動に影響する設備機器および構造物、
機器の振動特性や時刻歴に伴う健全性の変化状態を正確
に判断できないことになる。
【0026】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、その目的は、検査対象物から検出される微振動
を含む全ての振動要素をデータとして採用することがで
き、それにより振動特性や時刻歴に伴って変化する健全
性の判断のより一層の正確化および精密化が図れ、しか
も多量のデータの保持、処理能力を備える一方で検査に
要する作業手間や時間のさらなる軽減が図れるうえ、検
査結果の出力表示も極めて明確かつ詳細に行うことがで
きる回転機、回転機設備、輸送システム、加振構造物等
の健全性確認検査装置および方法を提供することにあ
る。
【0027】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明では、振動の加速度や波形データの採取にお
いて上書きモードやトリガーレベルを設定せずに、任意
に指定した最大振動から微小振動までの広範囲の加速度
や波形データを、データ採取テープ交換に伴う一時的な
中断なくして、長時間(通常のセンサレコーダ採取シス
テムにおける連続データ採取の2時間以上)の連続波形
データを採取する。
【0028】また、従来のセンサおよびデータレコーダ
でのテープによるデータ採取方法のようになデータ採取
後のテープの再生(データ採取時間と同等)作業を不要
とし、データ採取装置にメモリカードその他の記憶手段
を用い、このメモリカード等に書きこまれたデータカー
ドをPCに挿入し、現場で短時間にデータ解析処理、出
力、判定等を行う。
【0029】データ解析においては、微小振動を含む波
形データから加速度を長時間分、連続的に処理した時刻
歴表示や、頻度分布表示を出力する。
【0030】また、長時間分の連続波形データを全測定
期間、または任意指定期間や時間を指定して波形処理結
果の時刻歴変化を見るため、高速フーリエ変換(FF
T)解析処理やパワースペクトル密度(PSD)解析処
理を短時間で行い、結果をPC表示画面表示またはプリ
ントアウトで出力する。
【0031】これらの出力された結果に被側定物の健全
性の観点より考察された判断基準ラインを設け、解析出
力結果に基づき、より的確に被側定物の健全性の確認検
査を現地で短時間に行えるようにする。
【0032】また、実験室や研究室等で従来から使用さ
れている通常のセンサおよびデータレコーダシステムで
採取された振動加速度や波形データを使用せざるを得な
い場合についても、本発明によるデータ処理解析システ
ムを適用して、本発明の健全性確認検査方法が実施でき
るようにし、本発明の検査装置で得られた出力結果と同
様の出力結果を得ることを可能とする。言い換えれば、
本発明の方法によるデータ処理、解析システムは従来の
加速度、波形データ採取システムにも応用できる。
【0033】以上の理念に基づく本発明の検査装置の基
本構成を図1により説明する。
【0034】図1は本発明の検査装置を示す基本構成図
である。この図1に示すように、本発明の検査装置は、
衝撃振動を振動波形データとして連続的に検出する複数
のセンサ1と、この各センサ1によって連続的に検出さ
れる振動波形データを取込む加速度計本体2と、この加
速度計本体2に着脱できる複数のメモリカード3と、こ
れらのメモリカード3の着脱および読取りが可能な解析
装置4とを備えている。
【0035】そして、加速度計本体2はセンサ1からの
振動波形データを各センサ1毎に増幅する増幅器手段5
と、増幅された各振動波形データをA−D変換するA−
D変換手段6と、増幅後またはA−D変換後のデータを
順位付けする順位付け手段7と、この順位付けに従って
各振動波形データを各センサ1毎に時系列的に一時記憶
する複数の記憶領域を持ち、かつ一時記憶動作を交互に
行う複数のバッファメモリ部8と、この各バッファメモ
リ部8の一時記憶量が定量に達する度に各一時記憶デー
タを各メモリカード3に交互に転送する転送手段9とを
有している。
【0036】また、解析装置4は、メモリカード3の複
数の記憶領域に記憶されたデータを各センサ1毎に時系
列的に記録して自己保持する記録手段と、この記録手段
の記録データをデータ解析処理するデータ処理手段と、
このデータ処理手段による解析処理結果および前記検査
対象物の許容限界値に基づいて検査対象物の健全性を確
認検査する判定手段と、各データ、その処理結果または
判定結果を選択的に、または一括して画像およびプリン
ト出力の少なくともいずれかにより表示する表示手段1
0とを有している。
【0037】なお、記憶された連続振動波形データの処
理結果は、表示手段10において、検査対象物に付加さ
れた加速度生波形の時刻歴変化を示す画像として、また
は加速度の発生頻度分布を示す画像として表示される。
また、加速度の波形処理結果は、高速フーリエ変換解析
(FFT解析)処理による加速度の大きさと周波数との
関係を示す画像として表示される。この場合、詳しくは
FFT解析結果の第1番目のピーク加速度値から指定番
目(n番目)のピーク加速度値までと、その各ピーク加
速度値に対応した周波数との関係を示すピークG値−周
波数の数表テーブルと、FFT結果のグラフを示す画像
として表示される。さらに詳しくは、PSD解析結果の
2 /Hzのピーク値とその周波数と検査対象物の固有
振動数帯域との関係を示す画像として表示され、さらに
またPSD解析結果のG2およびHzピーク値と、その
周波数と、これらの時刻歴変化の3次元情報の関係を示
す画像として表示される。G2 また、本発明の検査方法は、衝撃振動を振動波形データ
として複数のセンサ1により連続的に検出し、連続的に
検出される振動波形データを増幅手段5で各センサ1毎
に増幅し、増幅された各振動波形データをA−D変換手
段6によってA−D変換する。増幅後またはA−D変換
後のデータは順位付けし、この順位付けに従って各振動
波形データを各センサ1毎に時系列的にバッファメモリ
部8で一時記憶動作させる。各バッファメモリ部8の一
時記憶量が定量に達する度に各一時記憶データをメモリ
カード3に交互に転送する。メモリカード3は解析装置
4としてのパーソナルコンピュータ(PC)等に装着
し、複数の記憶領域に記憶されたデータを各センサ1毎
に時系列的に記録して自己保持させる。この記録データ
をデータ解析処理し、このデータ解析処理結果および検
査対象物の許容限界値に基づいて検査対象物の健全性を
確認検査する。そして、各データ、その処理結果または
判定結果を選択的に、または一括して表示手段10によ
り画像およびプリント出力等により表示する。
【0038】なお、本発明の方法は、既存システムで採
取したデータ処理にも応用できる。即ち、通常のセンサ
およびデータレコーダ計測システムや、センサ、A−D
変換機および大型計算機システムで採取された連続振動
波形データを、前述した本発明のデータ解析処理工程を
介してデータ処理し、上記と同様の解析結果の結果判定
を行い、検査対象物の健全性を確認することが可能であ
る。
【0039】本発明によれば、微小振動を含めて測定さ
れた連続性のある波形データの加速度の大小の値や連続
性か非連続性の区別、およびその加速度の周波数帯域が
時間変化と共に一定の範囲(許容範囲)にあるか否かを
判断することで、輸送物の健全性や輸送システムの劣化
(容器の防振特性の劣化)や故障又は設備機器の微小振
動に伴う疲労等に起因する健全性の確認検査を適正に行
うことができる。
【0040】このような本発明は、各請求項に区分した
ように、下記の特徴を有する。
【0041】即ち、請求項1の発明では、タービン等の
各種回転機、これらの回転機を用いた設備、陸海空の各
種輸送システムにおける輸送容器または輸送物、橋梁そ
の他の加振構造物等を検査対象物とし、これらに発生す
る衝撃振動に対する振動特性監視、傾向管理その他の健
全性確認検査を行う検査装置であって、衝撃振動を振動
波形データとして連続的に検出する複数のセンサと、こ
の各センサによって連続的に検出される振動波形データ
を取込む加速度計本体と、この加速度計本体に着脱でき
る複数のメモリカードと、これらのメモリカードの着脱
および読取りが可能な解析装置とを備え、前記加速度計
本体は前記センサからの振動波形データを各センサ毎に
増幅する増幅器手段と、増幅された各振動波形データを
A−D変換するA−D変換手段と、増幅後またはA−D
変換後のデータを順位付けする順位付け手段と、この順
位付けに従って各振動波形データを各センサ毎に時系列
的に一時記憶する複数の記憶領域を持ち、かつ上記一時
記憶動作を交互に行う複数のバッファメモリ部と、この
各バッファメモリ部の一時記憶量が定量に達する度に各
一時記憶データを前記各メモリカードに交互に転送する
転送手段とを有し、前記解析装置は、前記メモリカード
の複数の記憶領域に記憶されたデータを各センサ毎に時
系列的に記録して自己保持する記録手段と、この記録手
段の記録データをデータ解析処理するデータ処理手段
と、このデータ処理手段による解析処理結果および前記
検査対象物の許容限界値に基づいて前記検査対象物の健
全性を確認検査する判定手段と、前記各データ、その処
理結果または判定結果を選択的に、または一括して画像
およびプリント出力の少なくともいずれかにより表示す
る表示手段とを有することを特徴とする回転機、回転機
設備、輸送システム、加振構造物等の健全性確認検査装
置を提供する。
【0042】請求項2の発明では、表示手段では、記憶
された連続振動波形データの解析結果が、検査対象物に
付加された加速度生波形の時刻歴変化を示す画像および
プリント出力として表示されることを特徴とする請求項
1記載の回転機、回転機設備、輸送システム、加振構造
物等の健全性確認検査装置を提供する。
【0043】請求項3の発明では、表示手段では、記憶
された連続振動波形データの解析結果が、検査対象物に
付加された加速度の発生頻度分布を示す画像及びプリン
ト出力として表示されることを特徴とする請求項1記載
の回転機、回転機設備、輸送システム、加振構造物等の
健全性確認検査装置を提供する。
【0044】請求項4の発明では、表示手段で表示され
る連続振動波形データの解析結果は、検査対象物に付加
された加速度の波形処理結果であることを特徴とする請
求項1記載の回転機、回転機設備、輸送システム、加振
構造物等の健全性確認検査装置を提供する。
【0045】請求項5の発明では、表示手段では、加速
度の波形処理結果が、高速フーリエ変換解析(FFT解
析)により加速度の大きさと周波数との関係を示す画像
及びプリント出力として表示されることを特徴とする請
求項1記載の回転機、回転機設備、輸送システム、加振
構造物等の健全性確認検査装置を提供する。
【0046】請求項6の発明では、表示手段では、連続
振動波形データをFFT解析処理した加速度の大きさと
周波数との関係を示す処理結果が、FFT解析結果の第
1番目のピーク加速度値から指定番目(第n番目)まで
のピーク加速度値と、これらの各ピーク加速度値に対応
した周波数との関係を示すピーク加速度−周波数の関連
数表として、FFT解析結果のグラフとともに画像およ
びプリント出力により表示されることを特徴とする請求
項1記載の回転機、回転機設備、輸送システム、加振構
造物等の健全性確認検査装置を提供する。
【0047】請求項7の発明では、表示手段では、連続
振動波形データの処理結果が、FFT解析処理後のパワ
ースペクトル密度解析(PSD解析)による振動エネル
ギー(G2 /Hz)と周波数との関係を示す画像および
プリント出力として表示されることを特徴とする請求項
1記載の回転機、回転機設備、輸送システム、加振構造
物等の健全性確認検査装置を提供する。
【0048】請求項8の発明では、表示手段では、連続
振動波形データをPSD解析処理したG2 /Hzと周波
数との関係を示す処理結果が、G2 /Hzのピーク値お
よびその周波数と検査対象物の固有振動数帯域との関係
を示す画像およびプリント出力として表示されることを
特徴とする請求項1記載の回転機、回転機設備、輸送シ
ステム、加振構造物等の健全性確認検査装置を提供す
る。
【0049】請求項9の発明では、表示手段では、連続
振動波形データをPSD解析処理したG2 /Hzと周波
数との関係を示す処理結果が、PSD解析結果の第1番
目のG2 /Hzのピーク値から第n番目のピーク値まで
と、これらの各ピーク値に対応した周波数との関係を示
すG2 /Hzピーク値−周波数の関連数表として、PS
D解析結果のグラフとともに画像およびプリント出力に
より表示されることを特徴とする請求項1、7または8
記載の回転機、回転機設備、輸送システム、加振構造物
等の健全性確認検査装置を提供する。
【0050】請求項10の発明では、表示手段では、連
続振動波形データをPSD解析処理したG2 /Hzと周
波数との関係を示す処理結果が、PSD解析結果のG2
/Hzピーク値と、その周波数と、これらの時刻歴変化
との3次元情報の関係を示すものとして、画像およびプ
リント出力により表示されることを特徴とする請求項1
記載の回転機、回転機設備、輸送システム、加振構造物
等の健全性確認検査装置を提供する。
【0051】請求項11の発明では、表示手段では、連
続振動波形データをPSD解析処理したG2 /Hzと周
波数との関係を示す処理結果が、PSD解析結果のG2
/Hzのピーク値と、その周波数と、これらの時刻歴変
化との3次元情報に基づく各ピーク値を色表示による等
高線で示すものとして、画像およびプリント出力により
表示されることを特徴とする請求項1記載の回転機、回
転機設備、輸送システム、加振構造物等の健全性確認検
査装置を提供する。
【0052】請求項12の発明では、表示手段では、連
続振動波形データをPSD解析処理したG2 /Hzと周
波数との関係を示す処理結果が、PSD解析結果のG2
/Hzピーク値と、その周波数と、これらの時刻歴変化
との3次元情報に基づき、第1番目のピーク値から第n
番目のピーク値までの時刻歴変化表示、ならびにその各
ピーク値に対する各周波数の色表示として表示されるこ
とを特徴とする請求項1記載の回転機、回転機設備、輸
送システム、加振構造物等の健全性確認検査装置を提供
する。
【0053】請求項13の発明では、表示手段では、連
続振動波形データをPSD解析処理したG2 /Hzと周
波数との関係を示す処理結果が、PSD解析結果のG2
/Hzピーク値と、その周波数と、これらの時刻歴変化
との3次元情報に基づく指定周波数におけるピーク値の
時刻歴変化表示、ならびにそのピーク値に対する指定周
波数の色表示として画像およびプリント出力により表示
されることを特徴とする請求項1記載の回転機、回転機
設備、輸送システム、加振構造物等の健全性確認検査装
置を提供する。
【0054】請求項14の発明では、表示手段では、連
続振動波形データをPSD解析処理したG2 /Hzと周
波数との関係を示す処理結果が、PSD解析結果のG2
/Hzの第1番目のピーク値から第n番目のピーク値ま
での、各ピーク値に対応する周波数との関係を示すピー
ク値−周波数として、画像およびプリント出力により表
示されることを特徴とする請求項1、10、11、12
または13記載の回転機、回転機設備、輸送システム、
加振構造物等の健全性確認検査装置を提供する。
【0055】請求項15の発明では、データ処理手段で
は、連続振動波形データをPSD解析処理したG2 /H
zと周波数との関係を示す処理結果について、PSD解
析処理期間または時間帯を、任意の指定期間または時間
帯として指定し、もしくは全測定期間または全時間帯と
して指定することを特徴とする請求項1、7、8、9、
10、11、12、13または14記載の回転機、回転
機設備、輸送システム、加振構造物等の健全性確認検査
装置を提供する。
【0056】請求項16の発明では、データ処理手段で
は、連続振動波形データをPSD解析処理したG2 /H
zと周波数との関係を示す処理結果について、指定され
たPSD解析処理期間または時間帯の連続波形を2n
数毎に分割して各分割単位のPSD解析処理を1クール
とし、PSD解析処理期間内で第1クールから第Nクー
ルまで連続的にシングル方式でPSD解析処理を行い、
もくはPSD解析処理期間内で各クールを半分重複する
オーバーラップ方式でPSD解析処理を行うことを特徴
とする請求項1、7、8、9、10、11、12、1
3、14または15記載の回転機、回転機設備、輸送シ
ステム、加振構造物等の健全性確認検査装置を提供す
る。
【0057】請求項17の発明では、連続振動波形デー
タをPSD解析処理したG2 /Hzと周波数との関係を
示す処理結果について、指定されたPSD解析処理期間
また時間帯の連続波形を2n個数毎に分割して各分割単
位のPSD解析処理を1クールとし、これらの各クール
でPSD解析処理したデータの集計手段として、各クー
ルで処理され算出されたPSDの各周波数ポイント毎の
ピーク値を平均化する平均化処理データ集計手段、また
は各クールで処理され算出されたPSDの各周波数ポイ
ント毎のピーク値の最大値を包絡した包絡処理データ集
計手段を備えたことを特徴とする請求項1、7、8、
9、10、11、12、13、14、15または16記
載の回転機、回転機設備、輸送システム、加振構造物等
の健全性確認検査装置を提供する。
【0058】請求項18の発明では、輸送システムに発
生する衝撃振動に対する健全性確認検査を行う検査装置
であって、請求項1記載の各手段を備え、輸送媒体の荷
台に搭載した容器内に収納した輸送物に輸送中に加わる
振動を推定評価するものにおいて、表示手段では、前記
輸送媒体の荷台もしくは容器に取り付けた加速度計に印
加された連続振動波形データに、予め解っている輸送物
の固有振動数帯域のバンドパスフィルタ処理を行い、か
つ輸送物の固有振動数帯域における連続振動波形データ
に、予め解っている前記輸送媒体の荷台もしくは容器に
取り付けた加速度計の測定点と輸送物との間の応答倍率
を乗じて算出される加速度の時刻歴変化が、画像および
プリント出力として表示されることを特徴とする回転
機、回転機設備、輸送システム、加振構造物等の健全性
確認検査装置を提供する。
【0059】請求項19の発明では、輸送システムに発
生する衝撃振動に対する健全性確認検査を行う検査装置
であって、請求項1記載の各手段を備えたものおいて、
表示手段では、輸送媒体の荷台に搭載した輸送物の固有
振動数帯域における加速度生波形に、予め解っている輸
送媒体の荷台もしくは容器に取り付けた加速度計の測定
点と輸送物との間の応答倍率を乗じて算出される加速度
の発生頻度分布が、画像およびプリント出力として表示
されることを特徴とする回転機、回転機設備、輸送シス
テム、加振構造物等の健全性確認検査装置を提供する。
【0060】請求項20の発明では、タービン等の各種
回転機、これらの回転機を用いた設備、陸海空の各種輸
送システムにおける輸送容器または輸送物、橋梁その他
の加振構造物等を検査対象物とし、これらに発生する衝
撃振動に対する振動特性監視、傾向管理その他の健全性
確認検査を行う検査方法であって、衝撃振動を振動波形
データとして複数のセンサにより連続的に検出する検出
工程と、この検出工程によって連続的に検出される振動
波形データを各センサ毎に増幅する増幅器工程と、増幅
された各振動波形データをA−D変換するA−D変換工
程と、増幅後またはA−D変換後のデータを順位付けす
る順位付け工程と、この順位付けに従って各振動波形デ
ータを各センサ毎に時系列的に一時記憶する複数の記憶
領域を持つバッファメモリ部で上記一時記憶動作を交互
に行う一時記憶工程と、各バッファメモリ部の一時記憶
量が定量に達する度に各一時記憶データをメモリカード
に交互に転送する転送工程と、メモリカードの複数の記
憶領域に記憶されたデータを各センサ毎に時系列的に記
録して自己保持する記録工程と、この記録データをデー
タ解析処理するデータ処理工程と、このデータ処理工程
による解析処理結果および前記検査対象物の許容限界値
に基づいて前記検査対象物の健全性を確認検査する判定
工程と、前記各データ、その処理結果または判定結果を
選択的に、または一括して画像およびプリント出力の少
なくともいずれかにより表示する表示工程とを備えたこ
とを特徴とする回転機、回転機設備、輸送システム、加
振構造物等の健全性確認検査方法を提供する。
【0061】請求項21の発明では、表示工程では、記
憶された連続振動波形データの解析結果が、検査対象物
に付加された加速度生波形の時刻歴変化を示す画像およ
びプリント出力として表示されることを特徴とする請求
項20記載の回転機、回転機設備、輸送システム、加振
構造物等の健全性確認検査方法を提供する。
【0062】請求項22の発明では、表示工程では、記
憶された連続振動波形データの解析結果が、検査対象物
に付加された加速度生波形の時刻歴変化を示す画像およ
びプリント出力として表示されることを特徴とする請求
項20記載の回転機、回転機設備、輸送システム、加振
構造物等の健全性確認検査方法を提供する。
【0063】請求項23の発明では、表示工程で表示さ
れる記憶された連続振動波形データの解析結果が、検査
対象物に付加された加速度生波形の時刻歴変化を示す画
像およびプリント出力として表示されることを特徴とす
る請求項20記載の回転機、回転機設備、輸送システ
ム、加振構造物等の健全性確認検査方法を提供する。
【0064】請求項24の発明では、表示工程では、記
憶された連続振動波形データの解析結果が、検査対象物
に付加された加速度生波形の時刻歴変化を示す画像およ
びプリント出力として表示されることを特徴とする請求
項20記載の回転機、回転機設備、輸送システム、加振
構造物等の健全性確認検査方法を提供する。
【0065】請求項25の発明では、表示工程では、連
続振動波形データをFFT解析処理した加速度の大きさ
と周波数との関係を示す処理結果が、FFT解析結果の
第1番目のピーク加速度値から指定番目(第n番目)ま
でのピーク加速度値と、これらの各ピーク加速度値に対
応した周波数との関係を示すピーク加速度−周波数の関
連数表として、FFT解析結果のグラフとともに画像お
よびプリント出力により表示されることを特徴とする請
求項20記載の回転機、回転機設備、輸送システム、加
振構造物等の健全性確認検査方法を提供する。
【0066】請求項26の発明では、表示工程では、連
続振動波形データの処理結果が、FFT解析処理後のパ
ワースペクトル密度解析(PSD解析)による振動エネ
ルギー(G2 /Hz)と周波数との関係を示す画像およ
びプリント出力として表示されることを特徴とする請求
項20記載の回転機、回転機設備、輸送システム、加振
構造物等の健全性確認検査方法を提供する。
【0067】請求項27の発明では、表示工程では、連
続振動波形データをPSD解析処理したG2 /Hzと周
波数との関係を示す処理結果が、G2 /Hzのピーク値
およびその周波数と検査対象物の固有振動数帯域との関
係を示す画像およびプリント出力として表示されること
を特徴とする請求項20記載の回転機、回転機設備、輸
送システム、加振構造物等の健全性確認検査方法を提供
する。
【0068】請求項28の発明では、表示工程では、連
続振動波形データをPSD解析処理したG2 /Hzと周
波数との関係を示す処理結果が、PSD解析結果の第1
番目のG2 /Hzのピーク値から第n番目のピーク値ま
でと、これらの各ピーク値に対応した周波数との関係を
示すG2 /Hzピーク値−周波数の関連数表として、P
SD解析結果のグラフとともに画像およびプリント出力
により表示されることを特徴とする請求項20、26ま
たは27記載の回転機、回転機設備、輸送システム、加
振構造物等の健全性確認検査方法を提供する。
【0069】請求項29の発明では、表示工程では、連
続振動波形データをPSD解析処理したG2 /Hzと周
波数との関係を示す処理結果が、PSD解析結果のG2
/Hzピーク値と、その周波数と、これらの時刻歴変化
との3次元情報の関係を示すものとして、画像およびプ
リント出力により表示されることを特徴とする請求項2
0記載の回転機、回転機設備、輸送システム、加振構造
物等の健全性確認検査方法を提供する。
【0070】請求項30の発明では、表示工程では、連
続振動波形データをPSD解析処理したG2 /Hzと周
波数との関係を示す処理結果が、PSD解析結果のG2
/Hzのピーク値と、その周波数と、これらの時刻歴変
化との3次元情報に基づく各ピーク値を色表示による等
高線で示すものとして、画像およびプリント出力により
表示されることを特徴とする請求項1記載の回転機、回
転機設備、輸送システム、加振構造物等の健全性確認検
査方法を提供する。
【0071】請求項31の発明では、表示工程では、連
続振動波形データをPSD解析処理したG2 /Hzと周
波数との関係を示す処理結果が、PSD解析結果のG2
/Hzピーク値と、その周波数と、これらの時刻歴変化
との3次元情報に基づき、第1番目のピーク値から第n
番目のピーク値までの時刻歴変化表示、ならびにその各
ピーク値に対する各周波数の色表示として表示されるこ
とを特徴とする請求項20記載の回転機、回転機設備、
輸送システム、加振構造物等の健全性確認検査方法を提
供する。
【0072】請求項32の発明では、表示工程では、連
続振動波形データをPSD解析処理したG2 /Hzと周
波数との関係を示す処理結果が、PSD解析結果のG2
/Hzピーク値と、その周波数と、これらの時刻歴変化
との3次元情報に基づく指定周波数におけるピーク値の
時刻歴変化表示、ならびにそのピーク値に対する指定周
波数の色表示として画像およびプリント出力により表示
されることを特徴とする請求項20記載の回転機、回転
機設備、輸送システム、加振構造物等の健全性確認検査
方法を提供する。
【0073】請求項33の発明では、表示工程では、連
続振動波形データをPSD解析処理したG2 /Hzと周
波数との関係を示す処理結果が、PSD解析結果のG2
/Hzの第1番目のピーク値から第n番目のピーク値ま
での、各ピーク値に対応する周波数との関係を示すピー
ク値−周波数として、画像およびプリント出力により表
示されることを特徴とする請求項20、29、30、3
1または32記載の回転機、回転機設備、輸送システ
ム、加振構造物等の健全性確認検査装置を提供する。
【0074】請求項34の発明では、データ処理工程で
は、連続振動波形データをPSD解析処理したG2 /H
zと周波数との関係を示す処理結果について、PSD解
析処理期間または時間帯を、任意の指定期間または時間
帯として指定し、もしくは全測定期間または全時間帯と
して指定することを特徴とする請求項20、26、2
7、28、29、30、31、32または33記載の回
転機、回転機設備、輸送システム、加振構造物等の健全
性確認検査方法を提供する。
【0075】請求項35の発明では、データ処理工程で
は、連続振動波形データをPSD解析処理したG2 /H
zと周波数との関係を示す処理結果について、指定され
たPSD解析処理期間または時間帯の連続波形を2n
数毎に分割して各分割単位のPSD解析処理を1クール
とし、PSD解析処理期間内で第1クールから第Nクー
ルまで連続的にシングル方式でPSD解析処理を行い、
もくはPSD解析処理期間内で各クールを半分重複する
オーバーラップ方式でPSD解析処理を行うことを特徴
とする請求項20、26、27、28、29、30、3
1、32、33または34記載の回転機、回転機設備、
輸送システム、加振構造物等の健全性確認検査方法を提
供する。
【0076】請求項36の発明では、連続振動波形デー
タをPSD解析処理したG2 /Hzと周波数との関係を
示す処理結果について、指定されたPSD解析処理期間
また時間帯の連続波形を2n個数毎に分割して各分割単
位のPSD解析処理を1クールとし、これらの各クール
でPSD解析処理したデータの集計工程として、各クー
ルで処理され算出されたPSDの各周波数ポイント毎の
ピーク値を平均化する平均化処理データ集計工程、また
は各クールで処理され算出されたPSDの各周波数ポイ
ント毎のピーク値の最大値を包絡した包絡処理データ集
計を行うことを特徴とする請求項20、26、27、2
8、29、30、31、32、33、34または35記
載の回転機、回転機設備、輸送システム、加振構造物等
の健全性確認検査方法を提供する。
【0077】請求項37の発明では、輸送システムに発
生する衝撃振動に対する健全性確認を行う検査方法であ
って、請求項20記載の各工程を備え、輸送媒体の荷台
に搭載した容器内に収納した輸送物に輸送中に加わる振
動を推定評価する方法において、表示工程では、前記輸
送媒体の荷台もしくは容器に取り付けた加速度計に印加
された連続振動波形データに、予め解っている輸送物の
固有振動数帯域のバンドパスフィルタ処理を行い、かつ
輸送物の固有振動数帯域における連続振動波形データ
に、予め解っている前記輸送媒体の荷台もしくは容器に
取り付けた加速度計の測定点と輸送物との間の応答倍率
を乗じて算出される加速度の時刻歴変化が、画像および
プリント出力として表示されることを特徴とする回転
機、回転機設備、輸送システム、加振構造物等の健全性
確認検査方法を提供する。
【0078】請求項38の発明では、輸送システムに発
生する衝撃振動に対する健全性確認を行う検査方法であ
って、請求項20記載の各工程を備え、表示工程では輸
送媒体の荷台に搭載した輸送物の固有振動数帯域におけ
る加速度生波形に、予め解っている輸送媒体の荷台もし
くは容器に取り付けた加速度計の測定点と輸送物との間
の応答倍率を乗じて算出される加速度の発生頻度分布
が、画像およびプリント出力として表示されることを特
徴とする回転機、回転機設備、輸送システム、加振構造
物等の健全性確認検査方法を提供する。
【0079】請求項39の発明では、タービン等の各種
回転機、これらの回転機を用いた設備、陸海空の各種輸
送システムにおける輸送容器または輸送物、橋梁その他
の加振構造物等を検査対象物とし、これらに発生する衝
撃振動に対する振動特性監視、傾向管理その他の健全性
確認検査を行う検査方法であって、衝撃振動をセンサお
よびデータレコーダシステムにより、またはセンサ、A
−D変換機ならびにデータレコーダシステムにより振動
波形データとして採取するデータ採取工程と、採取した
データを各センサ毎に時系列的に記録して自己保持する
記録工程と、この記録データをデータ解析処理するデー
タ処理工程と、このデータ処理工程による解析処理結果
および前記検査対象物の許容限界値に基づいて前記検査
対象物の健全性を確認検査する判定工程と、前記各デー
タ、その処理結果または判定結果を選択的に、または一
括して画像およびプリント出力の少なくともいずれかに
より表示する表示工程とを備えたことを特徴とする回転
機、回転機設備、輸送システム、加振構造物等の健全性
確認検査方法を提供する。
【0080】請求項40の発明では、表示工程では、連
続振動波形データをPSD解析処理したG2 /Hzと周
波数との関係を示す処理結果が、PSD解析結果の第1
番目のG2 /Hzのピーク値から第n番目のピーク値ま
でと、これらの各ピーク値に対応した周波数との関係を
示すG2 /Hzピーク値−周波数の関連数表として、P
SD解析結果のグラフとともに画像およびプリント出力
により表示されることを特徴とする請求項39記載の回
転機、回転機設備、輸送システム、加振構造物等の健全
性確認検査方法を提供する。
【0081】請求項41の発明では、表示工程では、連
続振動波形データをPSD解析処理したG2 /Hzと周
波数との関係を示す処理結果が、G2 /Hzのピーク値
およびその周波数と検査対象物の固有振動数帯域との関
係を示す画像およびプリント出力として表示されること
を特徴とする請求項39記載の回転機、回転機設備、輸
送システム、加振構造物等の健全性確認検査方法を提供
する。
【0082】請求項42の発明では、表示工程では、連
続振動波形データをPSD解析処理したG2 /Hzと周
波数との関係を示す処理結果が、PSD解析結果のG2
/Hzピーク値と、その周波数と、これらの時刻歴変化
との3次元情報の関係を示すものとして、画像およびプ
リント出力により表示されることを特徴とする請求項3
9記載の回転機、回転機設備、輸送システム、加振構造
物等の健全性確認検査方法を提供する。
【0083】請求項43の発明では、表示工程では、連
続振動波形データをPSD解析処理したG2 /Hzと周
波数との関係を示す処理結果が、PSD解析結果のG2
/Hzのピーク値と、その周波数と、これらの時刻歴変
化との3次元情報に基づく各ピーク値を色表示による等
高線で示すものとして、画像およびプリント出力により
表示されることを特徴とする請求項39記載の回転機、
回転機設備、輸送システム、加振構造物等の健全性確認
検査方法を提供する。
【0084】請求項44の発明では、表示工程では、連
続振動波形データをPSD解析処理したG2 /Hzと周
波数との関係を示す処理結果が、PSD解析結果のG2
/Hzピーク値と、その周波数と、これらの時刻歴変化
との3次元情報に基づき、第1番目のピーク値から第n
番目のピーク値までの時刻歴変化表示、ならびにその各
ピーク値に対する各周波数の色表示として表示されるこ
とを特徴とする請求項39記載の回転機、回転機設備、
輸送システム、加振構造物等の健全性確認検査方法を提
供する。
【0085】請求項45の発明では、表示工程では、連
続振動波形データをPSD解析処理したG2 /Hzと周
波数との関係を示す処理結果が、PSD解析結果のG2
/Hzピーク値と、その周波数と、これらの時刻歴変化
との3次元情報に基づく指定周波数におけるピーク値の
時刻歴変化表示、ならびにそのピーク値に対する指定周
波数の色表示として画像およびプリント出力により表示
されることを特徴とする請求項20記載の回転機、回転
機設備、輸送システム、加振構造物等の健全性確認検査
方法を提供する。
【0086】請求項46の発明では、表示工程では、連
続振動波形データをPSD解析処理したG2 /Hzと周
波数との関係を示す処理結果が、PSD解析結果のG2
/Hzの第1番目のピーク値から第n番目のピーク値ま
での、各ピーク値に対応する周波数との関係を示すピー
ク値−周波数として、画像およびプリント出力により表
示されることを特徴とする請求項39、42、43、4
4または45記載の回転機、回転機設備、輸送システ
ム、加振構造物等の健全性確認検査装置を提供する。
【0087】請求項47の発明では、データ処理工程で
は、連続振動波形データをPSD解析処理したG2 /H
zと周波数との関係を示す処理結果について、PSD解
析処理期間または時間帯を、任意の指定期間または時間
帯として指定し、もしくは全測定期間または全時間帯と
して指定することを特徴とする請求項39、41、4
2、43、44、34または46記載の回転機、回転機
設備、輸送システム、加振構造物等の健全性確認検査方
法を提供する。
【0088】請求項48の発明では、データ処理工程で
は、連続振動波形データをPSD解析処理したG2 /H
zと周波数との関係を示す処理結果について、指定され
たPSD解析処理期間または時間帯の連続波形を2n
数毎に分割して各分割単位のPSD解析処理を1クール
とし、PSD解析処理期間内で第1クールから第Nクー
ルまで連続的にシングル方式でPSD解析処理を行い、
もくはPSD解析処理期間内で各クールを半分重複する
オーバーラップ方式でPSD解析処理を行うことを特徴
とする請求項39、41、42、43、44、45、4
6または47記載の回転機、回転機設備、輸送システ
ム、加振構造物等の健全性確認検査方法を提供する。
【0089】請求項49の発明では、連続振動波形デー
タをPSD解析処理したG2 /Hzと周波数との関係を
示す処理結果について、指定されたPSD解析処理期間
また時間帯の連続波形を2n個数毎に分割して各分割単
位のPSD解析処理を1クールとし、これらの各クール
でPSD解析処理したデータの集計工程として、各クー
ルで処理され算出されたPSDの各周波数ポイント毎の
ピーク値を平均化する平均化処理データ集計工程、また
は各クールで処理され算出されたPSDの各周波数ポイ
ント毎のピーク値の最大値を包絡した包絡処理データ集
計を行うことを特徴とする請求項39、41、42、4
3、44、45、46、47または48記載の回転機、
回転機設備、輸送システム、加振構造物等の健全性確認
検査方法を提供する。
【0090】請求項50の発明では、輸送システムに発
生する衝撃振動に対する健全性確認を行う検査方法であ
って、請求項39記載の各工程を備え、表示工程では輸
送媒体の荷台に搭載した容器内に収納した輸送物に輸送
中に加わる振動を推定評価する方法において、表示工程
では、前記輸送媒体の荷台もしくは容器に取り付けた加
速度計に印加された連続振動波形データに、予め解って
いる輸送物の固有振動数帯域のバンドパスフィルタ処理
を行い、かつ輸送物の固有振動数帯域における連続振動
波形データに、予め解っている前記輸送媒体の荷台もし
くは容器に取り付けた加速度計の測定点と輸送物との間
の応答倍率を乗じて算出される加速度の時刻歴変化が、
画像およびプリント出力として表示されることを特徴と
する回転機、回転機設備、輸送システム、加振構造物等
の健全性確認検査方法を提供する。
【0091】請求項51の発明では、輸送システムに発
生する衝撃振動に対する健全性確認を行う検査方法であ
って、請求項39記載の各工程を備え、輸送媒体の荷台
に搭載した輸送物の固有振動数帯域における加速度生波
形に、予め解っている輸送媒体の荷台もしくは容器に取
り付けた加速度計の測定点と輸送物との間の応答倍率を
乗じて算出される加速度の発生頻度分布が、画像および
プリント出力として表示されることを特徴とする回転
機、回転機設備、輸送システム、加振構造物等の健全性
確認検査方法を提供する。
【0092】請求項52の発明では、請求項1記載のメ
モリカードに代え、磁気ディスク、光ディスク等の他の
記憶手段を適用し、または電気的もしくは光学的伝送手
段を介して加速度計本体と解析装置とを接続したことを
特徴とする回転機、回転機設備、輸送システム、加振構
造物等の健全性確認検査装置を提供する。
【0093】請求項53の発明では、請求項20記載の
メモリカードに代え、磁気ディスク、光ディスク等の他
の記憶手段を適用し、または電気的もしくは光学的伝送
手段を使用してバッファメモリ部からのデータ移送を行
うことを特徴とする回転機、回転機設備、輸送システ
ム、加振構造物等の健全性確認検査方法を提供する。
【0094】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態につい
て、図面を参照して説明する。
【0095】図2は本実施形態による検査装置のシステ
ム構成を示す図である。図3〜図5は検査対象物の構成
例および検査対象物に対するセンサ配置例を示す図であ
り、図3および図4はトラック輸送中の衝撃データ採取
例を説明するための側面図および背面図で一部断面的に
示してあり、図5はタービン等の各種回転機およびその
回転機を用いた回転機設備の運転時における衝撃データ
採取例を示す側面図である。
【0096】図3および図4に示すように、トラック1
1の荷台12には外容器13が固定され、この外容器1
3内には内容器14がその全周を緩衝部材15で支持さ
れて宙吊状態で配置されている。そして、内容器14内
には同様に、輸送物16が緩衝部材17で支持されて宙
吊状態で収納されている。このトラック11の荷台11
2の上下面に加度計本体2が取付けられており、センサ
1は、例えばトラック11の荷台12上面、外容器13
の内外面、内容器14の内面、および輸送物16の外面
等に接して複数個取付けられ、それぞれコード18を介
して荷台12上面の加速度計本体2(2a)に接続さ
れ、これらのセンサ1および加速度計本体2aによって
輸送中の衝撃振動波形データを採取・記録するようにな
っている。
【0097】なお、荷台12の下面に取付けられた加速
度計本体2bはセンサ(図示せず)を内蔵したものであ
り、この加速度計本体2aのみをトラック11の荷台1
2(あるいは外容器13の外面)のその他の部位に取付
けるだけで、輸送中の波形データを採取することができ
る。
【0098】特にセンサ内蔵型の加速度計本体2bは輸
送物16等の取付位置に充分なスペースがない場合に好
適である。また、外部センサ接続型の加速度計本体2a
は取付位置にスペースがあり、センサ内蔵型の単独取付
けが外的条件上、望ましくない場合、特にトラック11
の荷台12の上面や、内外容器13,14等に取付ける
場合に好適である。
【0099】このようなセンサ1および加速度計本体2
(2a,2b)を取付けることにより、トラック11の
サスペンションに伴なうトラックの固有振動特性の変化
や、内外容器13,14の防振系の劣化に伴なう固有振
動特性の変化を、輸送中の振動波形データとして採取す
ることができ、後述する本発明の解析ソフトを使用して
のデータ解析および出力結果により、輸送システム(ト
ラック,容器,輸送物等)の振動特性を確認検査するこ
とができる。
【0100】図5は、タービン等の回転機19とそれを
使用した回転機設備20の振動データ採取適用するため
の構成例を示している。
【0101】この回転機設備20では、回転機19とそ
の回転機19の軸21を支持する軸受22とが基台23
および軸受台24等によって支持されている。回転機1
9の軸21の先端には、例えばファン25等が連結され
て回転するようになっている。
【0102】これらの回転機設備20では加速度計本体
2が床26の下方に設置され、センサ1は基台23の上
部、軸受台24の上部、軸受22の外面、回転機19の
外面に取り付けられている。そして、これら各センサ1
が加速度計本体2にコード18を介して接続され、設備
可動中の波形データを採取するようになっている。
【0103】なお、これらのセンサおよび加速度計本体
2を取付ける回転機としてはタービンの他、例えば、ポ
ンプ,ファン,ブロア,圧縮機等各種の回転機、および
これらを使用する回転機設備が広く適用できるものであ
る。そして、振動特性の監視、傾向変化の管理等を、後
述する解析ソフトを使用したデータ解析によって行い、
その出力結果により設備診断、即ち健全性の確認検査が
可能となる。また、図示しないが、本発明は橋梁のよう
に振動を受ける固定構造物についても適用することがで
きる。
【0104】図2は前述したトラック等による輸送シス
テムや輸送物、あるいは回転機等の健全性確認検査を行
うための装置構成およびデーターフローを示している。
なお、本発明の概念説明に使用した図1も参照し、これ
ら両図では同一部について同一符号を使用する。
【0105】図1および図2に示すように、本実施形態
では複数の測定点に設置される加速度センサ等の複数の
センサ1を備え、各センサ1は各測定点に伝播する衝撃
振動を各測定点毎の振動波形データとして連続的に検出
する。この各点の振動波形データ(アナログ信号)を各
センサ1毎に増幅器5にてそれぞれ増幅し、この増幅さ
れた各センサ1毎の振動波形データをA−D変換手段
(A−D変換器)6にてデジタル信号にそれぞれ変換す
るようにしている。
【0106】各増幅器5で増幅された各センサ1毎の振
動波形データをA−D変換する方式として、本実施形態
では振動波形データを、各センサ1毎にA−D変換する
ための複数のA−D変換器6を備える。また、A−D変
換されたセンサ1毎の各振動波形データを各センサ1毎
に時系列的に一時記憶する手段として、複数の記憶領域
を持ち、かつ一時記憶動作を交互に行う複数のバッファ
メモリ部8(8a,8b)を備える。そして、各バッフ
ァメモリ部8a,8bの一時記憶量が定量に達する度に
各一時記憶データをメモリカード3に交互に転送し、こ
れをメモリカード3の複数の記憶領域に各センサ1毎に
時系列的に記録し、自己保持するようにしている。
【0107】センサ1で連続的に検出された各振動波形
データは、まずCPU7aの指令により順位付けされて
一次バッファメモリ部8の各記憶領域に時系列的に一時
記憶され、この一次バッファメモリ部8aの一次記憶量
が一定量に達した時に、CPU7aの指令により、セン
サにて引き続き検出されるセンサ毎の振動波形データを
二次バッファメモリ部8bの各記憶領域に連続的に記憶
させる。
【0108】同時にCPU7aの指令により一次バッフ
ァメモリ部8aの各記憶領域に一時記憶されているセン
サ毎の各単位振動波形データを、転送手段としてのメモ
リ転送インターフェイス9を介してメモリカード3に転
送し、時系列の順序を崩さずにデータ順に第1欄に記録
する。
【0109】さらに二次バッファメモリ部8bの一時記
憶量が一定量に達した時に、CPU7aの指令により二
次バッファメモリ部8bに一時記憶されている単位振動
波形データをメモリ転送インターフェース9を介してメ
モリカード3に転送し、既に記録されている振動波形デ
ータの後の第2欄に時系列的にデータとして記録する。
【0110】同様にして再び一次、二次バッファメモリ
部8a,8bによる振動波形データの記憶と転送とを交
互に繰り返し、メモリカード3に各センサ1毎の単位振
動波形データを時系列的に記録し、自己保持させる。
【0111】メモリカード3は、例えばICメモリカー
ドであり、固有のCPUと記録用メモリ素子たるICチ
ップを保有し、メモリ転送インターフェース9とコネク
タ接続され、このコネクタを介して装置に対し抜差可能
である。
【0112】タイマ7bは時間の経過に従い、単位時刻
毎におけるA−D変換器6のデータ変換を指示し、同時
にCPU7aにその時刻を出力し、この時刻をA−D変
換されたときの時刻の信号(各単位時刻毎の振動波形デ
ータ)と共に、バッファメモリ部8に記憶させる。
【0113】また、本実施形態ではPCインターフェー
ス31を備え、このPCインターフェース31を介して
装置の測定条件の設定(タイマーによるサンプル時間設
定、増幅器の増幅率の設定、センサの選択、測定の停開
始の設定等)を行うようになっている。
【0114】なお、図示しないが、増幅されたセンサ1
毎の各振動波形データを順位付けしてA−D変換器6に
出力する手段として、マルサプレクサを適用し、順位付
けされたセンサ1毎の各振動波形データをこの順位付け
に従ってA−D変換する単一のA−D変換器を具備する
構成としてもよい。
【0115】このような構成において、加速度計本体2
で採取された波形データは加速度計本体2に装着された
メモリカード3を介して、加速度計本体2から解析装置
としてのパーソナルコンピュータ(PC)4へ波形デー
タが転送される。メモリカード2には、パラメータデー
タファイルFpとして計測時間(計測開始,完了および
タイマー)サンプリング時間などの計測条件等の設定条
件情報が記憶され、またデータファイルFdとして例え
ば加速度計本体2のA−D変換機器6から出力される0
から2までの数値(例えば0から4096までの数
値)が記憶される。これらの数値は各チャンネルに対し
てトリガーデェレーション毎にメモリカード3にファイ
ルされる。
【0116】このメモリカード3をPC4に装着後、メ
モリカード3にデータファイルされた数値データを読み
込み、データ処理手段によってデータ解析ソフトファイ
ルに変換する。この時に0〜2までの数値が実加速度
値の値に変換される。これらの変換された実加速度値
(G値)のデータは、処理手段である解析用のデータフ
ァイル32に、計測条件,計測時間,各チャンネル番
号,名称,各チャンネル情報とともに保存される。これ
らの情報は、各チャンネル毎に、横軸が時間Tデータと
して、また縦軸が正負(±)の加速度データ(G値)の
2次元データとして保存される。
【0117】なお、メモリカードに代え、磁気ディス
ク、光ディスク等の他の記憶手段を適用し、または電気
的もしくは光学的伝送手段を介して加速度計本体と解析
装置とを接続してもよい。
【0118】さらに、これらのデータは、記録手段(M
O)33へセーブされる。
【0119】次に、本実施形態による検査装置の解析デ
ータファイルのデータを入力として解析ソフトを使用
し、データ解析処理した出力フォーマット例を説明す
る。
【0120】図6は衝撃振動の加速度波形の時刻歴表示
出力例を示している。この図6のグラフでは、縦軸が加
速度(G)値を示し、中心点を対称として上段が正(+)
下段が負(−)を表している。また、横軸は時刻歴を示
すための時間を示している。
【0121】グラフの上方にはヘッダ情報として、試験
名(7-1),試験開始日付(7-2),開始時刻(7-3),
終了日付(7-4),終了時刻(7-5)等が示される。同様
に、対象チャンネル(7-6),対象チャンネルの名称(7
-7)、1目盛の加速度値(7-8)等も示される。
【0122】また、図7において、(7-9)と(7-10)
は加速度の上限値と下限値を示し、(7-11)は加速度デ
ータ出力開始時刻を示し、(7-12)は完了時刻を示す。
(7-13)は時刻歴の1目盛における時間を示し、(7-1
4)は出力表示時間を示す。(7-15)は、指定期間内の
時刻歴の内で最大の発生加速度を示し、(7-16)はその
最大発生加速度の対象チャンネルを示す。(7-17)は任
意に使用者が設定した検査基準としての不合格範囲を示
す。このように、記憶された連続振動波形データの解析
結果が、検査対象物に付加された加速度生波形の時刻歴
変化を示す画像およびプリント出力として表示される。
【0123】なお、この図6では、輸送システム、設
備、構造物等の振動で印加される加速度を時系列的に示
した画像例を示しており、この時刻歴表示により、輸送
物,輸送容器,トラック荷台,設備機器あるいは構造各
部に連続的に印加される連続加速度の経緯(時刻歴)や
加速度の大小、あるいは連続性か一過性か等を判断で
き、構造物や輸送システムの振動特性変化の状況の時間
的変化を連続的に監視できることにより、振動によって
引き起こされる検査対象物の健全性の確認を合否判定基
準ラインに照らし合わせて判定することが可能となる。
【0124】図7は衝撃振動の加速度値の頻度分布図で
あり、図6で得られた加速度値を頻度分布を表示した画
像例である。横軸が加速度値、縦軸がその加速度値に対
応する発生回数(頻度)を示す。横軸の中心をゼロとし
て右側が正,左側が負を表示している。
【0125】なお、(8-1)は試験名,(8-2)は対象チ
ャンネル,(8-3)は対象の名称,(8-4)と(8-5)は
開始日付と開始時刻を示し、(8-6)と(8-7)は終了日
付と終了時刻を示す。(8-9)は階級幅のG値を示す。
(8-10)は頻度の最大値を示し、(8-11)は絶対表示か
Log表示かの区分を示す。(8-12)と(8-13)は横軸の
マイナス側発生加速度とプラス側の発生加速度を示す。
(8-14)は任意に使用者が設定した検査基準としての不
合格範囲を示す。
【0126】この頻度分布により、規定値以上の発生加
速度の頻度分布の状況が把握でき、一過性の発生加速度
か連続性の発生加速度か、および微小振動による発生加
速度か否か等を判定することが可能となり、設備機器や
輸送システムに印加された加速度の状況をより深く、精
度良く評価・検討でき、事前に考慮された合否判定基準
ラインに照し合わせ、健全性評価の確認に対応可能であ
る。
【0127】次に、図8および図9は、図6で表示され
た全測定期間の発生加速度の周波数分析を行い、発生加
速度とその加速度の周波数との関係を示したものであ
る。
【0128】図8は高速フェーリ変換(FFT解析)処
理によって加速度(G)−周波数(Hz)の関係を求
め、その処理結果を表示した画像例であり、図9はパワ
ースペクトル密度(PSD)解析処理によってPDS、
すなわち振動エネルギ(G2 /Hz)を求め、その処理
結果を表示した画像例である。
【0129】FFT解析とPSD解析の結果出力のフォ
ーマットは同様で、結果の単位が異なるだけであり、以
下FFT解析結果単位はG値として、またPSD解析結
果はG2 /Hzとして説明する。縦軸が解析結果のピー
クレベルの値を示し、横軸はそれに対応する周波数を示
す。
【0130】以下、FFT解析結果およびPSD解析結
果出力をサンプル例として、出力表示例を具体的に説明
する。
【0131】図9および図10において、(9-1),(1
0-1)は試験名称,(9-2),(10-2)と(9-3),(10-
3)は開始日付,開始時刻を示し、(9-4),(10-4)と
(9-5),(10-5)は終了日付と終了時刻を示す。(9-
6),(10-6)はFFTおよびPSD解析処理の処理数
量を示し、(9-7),(10-7)はそれらの処理回数を示
す。
【0132】(9-8),(10-8)は対象チャンネルを示
す。(9-9),(10-9)と(9-10),(10-10)は解析結
果のピーク出力の状態を示す。(9-9)はFFT解析結
果の第1ピーク値(G)、(10-9)はPSD解析結果の
第1ピーク値(G2 /Hz)をそれぞれ示す。(9-1
0),(10-10)はその時の周波数レベルを示し、順次第
2ピーク,第3ピークと解析結果を第9ピークまで出力
する。
【0133】縦軸の(9-11),(10-11)と(9-12),
(10-12)はピークのレベルの最大値と最小値を示す。
横軸の(9-13),(10-13)と(9-14),(10-14)は周
波数を示す。(9-15),(10-15)は解析に要した時間
を示す。
【0134】出力結果の中では、これら解析結果のピー
クレベル(G2 /Hz)とそれに対応している周波数を
順次出力する。これらの表示により、トラックのサスペ
ンションの故障,トラックと容器との固縛の故障,輸送
容器の防振系の劣化や故障等がある状態で、輸送が実施
された場合には、通常とは異なるFFT解析結果,PS
D結果となり、輸送前の容器のハンマリングテストおよ
びトラックの試走を行い事前に輸送システムの異常状態
を確認することが可能である。
【0135】また、輸送後においても、事前に考慮され
た合否判定基準ラインをベースに輸送後の輸送物等の健
全性評価の判定が可能である。
【0136】次に、ピークレベルのPSDピーク値(G
2 /Hz)の検索手順フロー図を第11図10のフーチャ
ートおよび図11〜図14の図表によって説明する。
【0137】PSD解析処理の表示内容としては、ピー
ク値(G2 /Hz)の表示出力が重要であり、最も重要
な情報ととなるのはその周波数成分、即ちPSD解析処
理結果のピーク値(G2 /Hz)とその周波数(Hz)
との関係である。
【0138】本実施形態の検査装置および方法では、P
SD(あるいはFFT)のピーク値の大きい順より、最
大複数個(1例として表示可能範囲内として最大9個)の
周波数成分情報を表示している。
【0139】例えば図11に示すように、PSD解析結
果が出力された場合(上段に周波数、下段にPSD値
(G2 /Hz)を示す)、ピーク値と周波数との関係は
下記の表1に示すように、第1のピーク(順位1)、第
2のピーク(順位2)が見出される。
【0140】
【表1】
【0141】このピーク値および周波数の検索方法及
は、図11のフローチャートに従い、以下の手順で処理
される。
【0142】まず、図11に示すPSD値(G2 /H
z)について、図12に示すように、基準となる(G2
/Hz)の場所を決め(ステップ101)、検索終了ま
での間(ステップ102)、基準となった自分自身の値
とその両どなりの値とを比較する(ステップ103)。
この際、最左端および最右端は基準としない。これは、
両端の値が比較値を1つしかもたず、精度的に言っても
ピークとして採用できないためである。
【0143】基準が両どなりの値より大きければ、それ
をピークとして採用する(ステップ104)。基準値が
両どなりより小さい場合、また基準値をピークとして採
用した後は、基準値を次に進める(ステップ105)。
【0144】採用されたピーク値は、ピーク値テーブル
で表示し(ステップ108)、そのピーク値を大きい順
からソート処理し(ステップ107)、上位複数個(例
えば9個)とその周波数を表示する。
【0145】通常、PSDの算出方法は図14に示すよ
うに、ある一定の期間(t)の連続波形データを任意に
指定して、2の個数分のPSD処理を行い、その処理
結果の平滑化を行っている。
【0146】次に、本実施形態の検査装置および方法に
於ける解析ソフトによるPSDピーク算出フローを図1
5によって説明する。
【0147】スタート後、後述するオーバラップ方式を
採用するか否か判断し(ステップ201)、オーバラッ
プなしの場合は確定位置のファイルFを読み込む(ステ
ップ202)。ファイル読み込み後、ファイル終了か否
かの判断(エンドオブファイル:ステップ203)にな
るまでPSD算出を行う(ステップ204)。オーバラ
ップ方式(ステップ201:あり)の場合は、初回は先
頭のクールから、2回目以降は2分の1ずつラップさせ
ながらファイルを読み込む(ステップ205)。
【0148】読み込みが終了したら、後述する平均化処
理か否か判断し(ステップ106)、YESであれば周
波数毎に平均算出を行い(ステップ107)、NOであ
れば後述する包絡処理を行い(ステップ108)、その
後、グラフ表示を行う(ステップ108)。
【0149】このような本実施形態による解析ソフトの
PSD解析処理方法の第1の特徴は、PSDの処理時間
帯や期間を任意に選定可能とするもので、任意の指定期
間又は時間帯を指定する方法と、全測定期間又は時間帯
を指定する方法との2通りの方法が選定できる。
【0150】全測定期間又は時間帯処理を指定する方法
は、データ採取の全測定期間(計測開始から完了まて)
を通じての連続波形を、2個数分毎に分割してPSD
解析処理を行い、これを1クールとして(例えば1クー
ルの処理時間は通常2個数分を2048個分として、1メ
ッシュ2msとした場合、2048×2ms、即ち略4000ms(4
秒)で1クール4秒間の連続波形をPSD処理してい
る)、全測定期間の連続波形についてnクール分のPS
D処理を行う方法である。
【0151】また、特定の期間指定処理として全測定期
間内を任意に指定する期間指定の方法は、2個数分毎
のPSDを1クールとして、期間指定を2個数毎に連
続分割し、nクール分のPSD処理を行う方法である。
即ち、全測定期間内を各イベント毎(各イベントの開
始,完了時の時刻が入力となる)に分けたPSD処理が
可能である。
【0152】PSD解析処理方法の第2の特徴は、上記
の処理期間、時間帯の選択に係りなく、図16および図
17に示す如く、1クールあたり2個数分のPSD処
理方式による1クールの分割方法として、シングル方式
(図16)と、オーバラップ方式(図17)の2方式が
選択可能なことである。
【0153】シングル方式とは、図16に示すように、
連続波形を任意の指定したPSD処理開始時点より2
個数分のPSD処理を1クールとして、連続的にnクー
ルまで2個数分のPSD処理を行う方法である。一
方、オーバラップ方式とは、図17に示すように、シン
グル方式と同様に連続波形を任意の指定したPSD処理
開始時点より2個数分のPSD処理を1クールとして
処理を行う方法である。この方法では、最初の1クール
処理が完了後、この1クール処理期間の半分まで戻り、
この時点より新たに2個数分のPSD処理を1′クー
ルとして処理を行い、第15図に示す如く順々2クール処
理、2′クール処理を行い、常に連続波形のPSD処理
のクール間の処理ギャップを防ぐ意味からオーバラップ
する処理方法で、PSD処理結果の信頼性、精度を向上
することができる。
【0154】図18および図19は、連続波形をPSD
処理したデータの集計方法を示したものである。本実施
形態では、このデータの集計方法として、図18に示し
た平均化処理データ集計方法と、図19に示した包絡処
理データ集計方法の2通りの方法を行う。
【0155】平均化処理データ集計方法は、図18に示
すように、各クールで処理され算出されたPSDの各周
波数ポイント毎のPSD値を平均化し、この結果を表示
する方法である。
【0156】また、包絡処理データ集計方法は、図19
に示すように、各クールで処理され算出されたPSDの
各周波数ポイントのPSDの最大値を包絡し、この結果
を表示する方法である。
【0157】図20は、図9で得られたPSD解析結果
に対して、検査対象物の固有振動数の周波数帯域を事前
入力しておき、測定された印加加速度の周波数が検査対
象物の共振領域ゾーンにあるか否かを判定する場合の画
像例である。この結果により、輸送物の振動に対する健
全性を、共振領域ゾーンとの関係に基づいてより精度よ
く判断することができる。
【0158】即ち、この図20の例では、上記で説明し
た方法で解析処理されたPSD出力結果に対し、周波数
帯域を任意のパートに分け、予め明確な検査対象物の固
有振動数の周波数帯域を複数パートに分けて表示するも
のである。1例として、1パートは非共振ゾーン(17-
1)、2パートは中間ゾーン(共振グーゾーン)(17-
2)、3パートは共振ゾーン(17-3)に分類し、これに
対応する周波数を出力するとともに、出力表示上におい
ても色表示又はグラフ表示で明確化する。
【0159】この出力表示を見ることにより、予め入力
指定された測定物の固有振動数帯域と、検査対象物に印
可された加速度の周波数帯域と、PSDのピーク値(G
2 /Hz)とを比較して、印可された振動加速度によっ
て検査対象物が共振事象を起こす可能があるか否かの判
定が可能となる。
【0160】次に、図21〜図31までを参照して前記
の図10〜図19に示した本実施形態のPSD解析処理
方法に基づく処理結果を、3次元表示で出力する場合に
ついて説明する。
【0161】まず、データ処理方法について説明する。
【0162】図21はPSD3次元データ処理方法を示
したものである。ここでは、PSD処理の全処理期間を
To(18-1)とする。この全処理期間Toを、第1パー
ト(18-2)から第nパート(18-3)まで任意に分割す
る。各パートにおいては、前記図18〜図19のPSD
解析処理方法に基づいて処理が実施され、例えば第1パ
ート(18-2)に示すような1シート分のPSD出力結果
(18-4)の情報が、3次元PSD結果情報としてファイ
ルされる。
【0163】PSD3次データ全処理期間To(18-1)
を任意nパート(18-3)に分割すれば、各パートのPS
D処理時間はTo/n時間で、この時間内でのPSD処
理となる。
【0164】図22および図23は、PSD3次データ
全処理期間Toを4分割(4番目はnと表示)した場合
について、各パート(1から4=n)におけるPSD処
理結果データの情報を示すグラフ、およびその処理結果
データを示す表である。
【0165】これらの図22および図23に示すよう
に、パート1におけるPSD結果データの情報として
は、(19-1)がPSD処理時間T1を示し、これは全処
理期間ToのTo/nに相当する。
【0166】(19-2)から(19-4)までは、PSDのピ
ーク値G2 /Hz(P)とその時の周波数(Hz)を示
し、(19-2)はT1(19-1)を通じて最も大きいピーク
値G2 /Hz(P1)と、その時の周波数T1P1を示
している。このようにして、順次に、2番目に大きいピ
ーク値の周波数がT1P2(19-3)として、また3番、
n番のものがT1Pn(19-4)として示され、これらピ
ーク値とその周波数の情報がファイルされる。同様に、
パート2のT2処理時間についても、第1ピーク値とそ
の周波数としてT2P1,Hz(19-5)のように示され
る。
【0167】図24および図25は、各パートでPSD
処理された結果情報をファイルから読み込み、3次元P
SD出力結果として表示出力した例を示している。
【0168】図24はPSD時刻歴表示を示すものであ
る。ここでZ軸(20-1)がPSDのピーク値G2 /H
z,Y(20-2)軸がピーク値に対応する周波数,X軸
(20-3)が時刻歴をそれぞれ示す。この場合、PSD全
処理期間To(20-4)を4パートに分割すれば、各パー
トのT1,T2,T3,T4に対応するPSD処理結果
が順次出力され、図24に示す3次元PSD時刻歴表示
となるものである。
【0169】図25はPSD等高線表示を示すものであ
る。ここでは縦軸が周波数,横軸が時刻歴を示す。PS
Dのピーク値(G2 /Hz)は、値が低Xoから高Xn
(例えば1.0E−6G2 /Hzから101G2 /Hz)ま
でを任意に分割して、色,表示においてピーク値の大き
さを色分けで区別して表示したものである。表示方法と
しては、図23に示したパート1のPSD処理期間T1
(19-1)のピーク値と、その周波数T1P1,Hz(19
-2)のデータが、図25の図表内にT1P1(20-5)と
して書き込まれる。
【0170】以下同様に、図22のT1P2,Hz(19
-3)のデータが図25のT1P2(20-6)として書き込
まれ、これらのデータを等高線で結ぶと、図25のPS
D等高線(20-7)として表示出力されるものである。
【0171】次に、図26および図27は任意のPSD
ピーク値の時刻歴表示を示している。
【0172】縦軸はPSDのピーク値(G2 /Hz)を
示し、横軸は時刻歴(T)を示す。表の上の横長図(20
-8)は、周波数の低から高までの任意に分割された周波
数帯域に対応した色分け表示を施したものである。
【0173】データの表示方法としては、図23に示す
データ情報がPSDの第1ピーク値とその時間帯として
各ブロックT1P1,T2P2,T3P1,TnP1に
分けて横方向に連続的に表示され、その場合、時間
(T)とピーク値(P)に対応する周波数成分が色分け
表示される。同様に、第2ピーク,第3ピークについて
も時間(T)、ピーク(P)、周波数(Hz)が順次に
表示される。
【0174】図27は任意指定周波数のピーク値時刻歴
表示を示すもので、縦軸にPSDのピーク値(G2 /H
z)を表し、横軸に時刻歴(T)を表している。
【0175】表の上段には任意の周波数の識別として、
任意指定周波に対応する色と線の種類を表示する。
【0176】データの表示方法としては、例えば周波数
が20Hzの時の時刻歴T1におけるピーク値PがT1
H20,P(20-9)としてプロットされ、次に時刻歴T2
におけるピーク値PがT2H20,P(20-10)として
プロットされ、以下順次にT3,Tnについても同様に
プロットされる。この複数点間を任意の周波数事に色表
示する。例えば20Hzの場合は(20-9)と(20-10)と
を接続する直線を水色表示にして、時刻歴T1に於ける
ピーク値Pをプロットし、このようにして順次に直線を
連結していく。
【0177】図28〜図31は,前記の図10から図2
7に明記した本発明のPSD処理方法および表示方法に
基づき処理した結果にさらに時間軸、即ち、PSD解析
結果の時刻歴変化状況を示す3次元表示で出力表示した
ものである。
【0178】図28はPSD解析結果の時刻歴表示出力
を示す。縦軸(Z)はPSDのピーク値G2 /Hzを示
し、横軸(Y)はピーク値に対応する周波数を示し、3次
元用の軸(X)は時刻歴を示す。(21-1)から(21-1
4)までは図9に示した2次元のPSD解析結果と同じ
表示方法である。表示時刻(21-15)はデータ解析の開
始時、(21-16)はデータ解析完了時を示し、これに対
応した表示時刻として、(21-17)はPSD処理全期間
の表示時刻を示し、(21-18)は1目盛の表示時刻を示
し、(19-1)のT1すなわちTo/nに相当する。
【0179】(21-19)はPSD処理を行った全解析処
理時間を示し、(21-20)はPSD解析処理を行った1
クールの処理時間を示す。この1クール処理時間To/
nとは、連続何時間分のPSD解析処理を行ったかの解
析時間を示す。
【0180】(21-21)は出力結果の合否を判定する為
のピーク値基準線を示し(21-22)はその時の周波数基
準線を示す。(21-23)はPSD処理の開始から完了ま
での間で、時間経過の中で一番大きいピーク値とその周
波数が発生した時の時刻を表示する。
【0181】以上の表示により、PSD結果の時刻歴表
示をピーク値−周波数−時間の3次元で表示し、PSD
結果の時刻変化状況を把握することができる。
【0182】このように、PSD結果の変化を時間軸で
評価することにより、設備機器、輸送トラックのサスペ
ンション、容器の防振機能等の劣化等の微小振動による
設備機器の疲労等について、PSDのピークや周波数帯
域の時間軸での変化状況を知ることができ、構造物や輸
送システムの性能や健全性を判断基準ラインに基づいて
判断することが可能となる。
【0183】図29はPSD解析結果の等高線図表示を
示すものである。(22-1)から(22-12)までは第21図
のPSD解析結果の場合と同様の表示である。
【0184】(22-13),(22-14)はPSDデータ処理
の開始と完了時刻を示し、(22-15)はPSD処理の全
期間の表示時間、(22-16)は1目盛のPSD処理時間
を示す。
【0185】(22-16)はPSD処理を行った全解析処
理時間を示し(22-17)はPSD処理を行った1クール
の処理時間を示す。
【0186】(22-18)はPSD処理結果の合否の判定
基準ラインのピーク値(G2 /Hz)を示し、(22-1
9)は最大ピーク値のレベルを示し(22-20)はピーク値
に対応する周波数の合否の判定基準ラインを示す。
【0187】(22-21)は(22-23)と同じ情報の時間経
過の中で一番大きいピーク値とその周波数が発生した時
の時刻を表示する。
【0188】このような等高線表示によっても、前記同
様の健全性判断資料が得られる。
【0189】図30はPSD処理結果のピーク値(G2
/Hz)の時刻歴表示を示す。この図30は、図28の
PSD時刻歴表示をさらに第1ピーク値,第2ピーク値
と各ピーク値ごとにさらに色分けブロックで詳細に出力
する場合のPSDピーク値時刻歴表示を示す画像例であ
る。この活用方法は図28の場合と同様である。
【0190】(23-1)から(23-8)までは図29に示す
内容と同じ情報が表示される。(23-9)は任意の第何番
目からのピーク値に関する情報を表示する為の任意指定
したピーク順位を示す。(23-10),(23-11),(23-1
2)は、任意指定したピーク順位の周波数、ピーク値
(G2 /Hz)、その時の発生時刻を示す。
【0191】(23-13)、(23-14)はピークレベル(G
2 /Hz)を示し、(23-13)は高レベルのピーク、(2
3-14)は低レベルのピークを示す。(23-15)は時刻歴
のデータ解析の開始時、(23-16)はデータ解析完了時
を示す。
【0192】(23-17)はPSD処理全期間の表示時刻
を示し、(23-18)は1目盛の表示時刻を示し(19-1)
のT1すなわちToおよびnに相当する。(23-19)は
PSD解析処理を行った全解析処理時間を示し(23-2
0)はPSD解析処理の1クール処理時間を示す。
【0193】(23-21)はPSD処理結果のピーク値の
合否判定する為のピーク値基準線を示す。(23-22),
(23-24)は周波数の色表示の為の周波数の数値表示
で、(23-22)は低レベルの周波数の値、(23-24)は高
レベルの周波数の値を入力可能とする。
【0194】(23-25)はPSD解析結果のピーク値の
合否判定に相当するピーク値に対応する周波数の合否判
定を行う周波数基準線を示す。
【0195】このような表示によっても、前記同様の健
全性判断資料が得られる。
【0196】図31は任意指定周波数のピーク値の時刻
歴表示を示す。この図31は図28のPSD時刻歴表示
をさらに任意の指定周波数に着目してPSD結果のピー
ク値(G2 /Hz)の時刻歴を曲線で表示した画像例で
ある。
【0197】この活用方法も図28の場合と同様であ
る。
【0198】(24-1)から(24-8)までは図28の(21
-1)から(21-8)まで同様の情報が出力される。(24-
9)は任意指定の周波数を示し、(24-10),(24-11)
は指定周波数におけるPSD処理時間内解析結果の最大
ピーク値(G2 /Hz)とその発生時刻(24-11)を示
す。
【0199】(24-12)(24-13)はPSD解析結果のピ
ーク値(G2 /Hz)を示し、(12-12)は高レベルの
ピーク値、(12-13)は低レベルのピーク値を示す。(2
4-14),(24-15)は時刻歴表示を示し、(24-12)はP
SDデータ処理の開始時刻を示し、(24-15)はPSD
データ処理の完了時刻を示す。
【0200】(24-16)はPSD処理の全期間の表示時
間を示し、(24-17)は1目盛のPSD処理時間を示
す。(24-18)はPSD処理を行った全解析処理時間を
示し、(24-19)はPSD処理を行った1クールの処理
時間を示す。
【0201】(24-20)はPSD処理結果の合否判定基
準ラインのピーク値(G2 /Hz)を示し、(24-2
1),(24-22)はピーク値に対応する周波数帯域の合否
判定表示を示し、(24-21)は低レベルの周波数表示を
示し、(24-22)は高レベルの周波数表示を示し、(24-
23)はピーク値(G2 /Hz)に対応する周波数の合否
の判定基準ラインを示す。
【0202】このような曲線表示によっても、前記同様
の健全性判断資料が得られる。
【0203】図32および図33はパンドパスフィルタ
処理による加速度波形を示したものである。この例は、
図6および図7と同様のフォーマットで衝撃振動の加速
度波形の時刻歴表示出力例と加速度値の頻度分布図とし
ての出力例である。
【0204】但し、図6および図7と表示フォーマット
は同等であるが、以下に示す処理機能が異なる。即ち、
図32および図33に示した表示の特徴は、検査対象物
の固有振動が予め明確に解っている場合に適用されるこ
とである。
【0205】例えば図3および図4に示した輸送中のデ
ータ採取において、輸送物16の固有振動数が例えば40
〜60Hzと数値が既値であり、またトラック11の荷台
12または外容器13と輸送物16との加速度応答倍率
が例えば1.5倍と既値の場合を考える。この場合におい
て、トラック11の荷台12や外容器13の外面に加速
度計本体2の取付や通常のセンサおよびデータレコーダ
計測システムのセンサを取付ければ、直接輸送物16加
速度計本体2のセンサ1や通常のセンサおよびデータレ
コーダ計測システムのセンサを取付けなくとも、輸送物
16に印加される加速度を評価処理して出力することが
できる。
【0206】この方法は、トラック11の荷台12また
は外容器13の外面に取付けたセンサ1から計測された
波形データを、輸送物16の固有振動数(例えば40〜60
Hz)の帯域のみをフィルターパスさせ(この場合40〜
60Hzのみの波形データのみを出力させる)、パスされ
た波形データの図32の加速度時刻歴表示や図33の加
速度頻度分布を出力する。
【0207】また、フィルパスさせた波形データの加速
度時刻歴表示および加速度頻度分布処理においては、応
答倍率が加味されていないため、トラック11の荷台1
2または外容器13の外面と輸送物16との間の応答倍
率を加味して(例えば採取データに対して1.5倍にす
る)、実態に合った輸送物に発生した加速度と同等の加
速度時刻歴表示や加速度頻度分布を出力するものであ
る。
【0208】図32にはバンドパスフィルタ処理を行っ
た加速度波形の時刻歴表示の出力実施例を示す。図32
中の(7-1)から(7-16)までは、図6と同様の処理方
法であるが、(25-1),(25-2)はバンドパスフィルタ
の周波数帯域を示す低周波数側と高周波数側の数値を示
し、(25-3)は採取データ場所(トラック荷台や外容器
等)と輸送物との応答倍率を考慮した場合の数値を示
す。
【0209】図33はバンドパスフィルター処理加速度
頻度分布の出力実施例を示す。この図33中の(8-1)
から(8-15)までは図7と同等であるが、(26-1)(26
-2)(26-3)は図32と同等の方法である数値を示す。
【0210】以上の方法を使用することにより、輸送物
そのものの輸送振動の波形データを採取できなくても、
トラック床面、又容器外面に取付けた計測計から得られ
た波形データに基づき、本発明の解析ソフトを使用して
輸送物の健全性に係わる印加加速度を出力され、出力さ
れた結果より合否判定基準ラインに基づき、輸送物の健
全性を確認検査することができる。
【0211】図34は通常の代表的なセンサおよびデー
タレコーダ計測システムに適用した場合のブロック図を
示す。
【0212】通常のセンサおよびデータレコーダ計測シ
ステムやセンサ、A−D変換および大型計算機システム
で採取された振動加速度および波形データを、本発明の
データ解析ソフトを使用して結果を出力することも可能
である。
【0213】なお、以上の実施形態では、センサ1によ
る波形データの記憶手段としてメモリカード3を適用し
たが、磁気ディスク、光ディスク等を適用してもよい。
【0214】即ち、この図34の上段に示すように、衝
撃振動をセンサ1およびデータレコーダ50、テープ5
1、ペンレコーダまたはA−D変換器53、記録紙54
等を用いたシステムにより、またはセンサ1、A−D変
換器55および大型計算機56を用いる場合において、
採取したデータを各センサ毎に時系列的に記録して自己
保持する記録工程と、この記録データをデータ解析処理
するデータ処理工程と、このデータ処理工程による解析
処理結果および前記検査対象物の許容限界値に基づいて
検査対象物の健全性を確認検査する判定工程と、各デー
タ、その処理結果または判定結果を選択的に、または一
括して画像およびプリント出力の少なくともいずれかに
より表示する表示工程とを備えたものとして、本発明を
実施することができる。
【0215】この場合には、図8、図9、図20、図2
8、図29、図30、図31、図32、図33の処理結
果を出力し、検査対象物の健全性を判断する為の検査手
段に使用することができる。
【0216】
【発明の効果】以上の実施例で詳述したように、本発明
によれば、回転機、回転機設備、輸送システム、加振構
造物等の検査対象物から検出される微振動を含む全ての
振動要素をデータとして採用することができ、それによ
り振動特性や時刻歴に伴って変化する経済性の判断のよ
り一層の正確化および精密化が図れ、しかも多量のデー
タの保持、処理能力を備える一方で検査に要する作業手
間や時間のさらなる軽減が図れるうえ、検査結果の出力
表示も極めて明確かつ詳細に行うことができる。即ち、
例えば橋梁等の構造物の微少振動、あるいは輸送中に発
生する微小振動および衝撃振動における輸送物あるいは
輸送容器等の防振系に印加される連続的な振動波形デー
タを採取・解析し、発生加速度や、その周波数特性を時
系列に出力することにより、振動特性の時系列変化が的
確に判断することができ、微小振動による構造物の疲労
による劣化、輸送物の健全性および輸送容器の防振系の
劣化の確認検査を行うことができる。
【0217】また、本発明の解析ソフトを使用すること
により、FFT解析やPSD解析がデータ採取後現地で
本装置から取り出したメモリカードを直ちにPCに挿入
し解析するだけで短時間で波形解析が処理することがで
きる。
【0218】さらに、本発明の方法は、既存システムで
採取したデータ処理にも応用でき、通常のセンサおよび
データレコーダ計測システム及びセンサ、A−D変換機
および大型計算機システムで採取された連続振動波形デ
ータを、本発明のデータ解析処理工程を介してデータ処
理し、加速度波形の解析結果の結果判定を行い、検査対
象物の健全性を確認することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の概要を示す構成図。
【図2】本発明の実施形態を示す全体説明およびデータ
例を示す図。
【図3】本発明の実施形態として輸送中の衝撃振動デー
タ採取実施例を示す側面図。
【図4】図3の背面図。
【図5】本発明の実施形態として回転機とそれに伴なう
設備等の振動データ採取実施例を示す図。
【図6】本発明の実施例における加速度波形の時刻表示
を示す図。
【図7】本発明の実施例における加速度頻度分布を示す
図。
【図8】本発明の実施例におけるFFT解析結果を示す
図。
【図9】本発明の実施例におけるPSD解析結果を示す
図。
【図10】本発明の実施例におけるPSDピーク値の検
索手順を示すフローチャート。
【図11】本発明の実施例におけるPSD解析結果の一
例を示す図で、周波数とPSD値とを示す表。
【図12】本発明の実施例におけるPSD解析結果の一
例を示す図で、PSD値の選定方法を示す表。
【図13】本発明の実施例におけるPSD解析結果の一
例を示す図で、PSDピーク値を示すグラフ。
【図14】本発明の実施例における通常のPSD算出方
法を示す図。
【図15】本発明の実施例におけるPSD算出のための
フローチャート。
【図16】本発明の実施例におけるPSD処理データの
採取方法としてのシングル方式を示す図。
【図17】本発明の実施例におけるPSD処理データの
採取方法としてのオーバーラップ方式を示す図。
【図18】本発明の実施例におけるPSD処理データの
集計方法としての平均化処理データ集計方法を示す図。
【図19】本発明の実施例におけるPSD処理データの
集計方法としての包絡処理データ集計方法を示す図。
【図20】本発明の実施例におけるPSD解析における
ピーク値と周波数帯域の表示図。
【図21】本発明の実施例におけるPSD3次元データ
処理方法の説明図。
【図22】本発明の実施例におけるPSD3次元データ
処理方法の説明図。
【図23】本発明の実施例におけるPSD3次元データ
処理方法の説明図。
【図24】本発明の実施例におけるPSD3次元データ
処理結果データを示す図。
【図25】本発明の実施例におけるPSD3次元データ
処理結果データを示す図で、PSD等高線表示図。
【図26】本発明の実施例における3次元PSD出力結
果を示す図で、PSDピーク値時刻歴表示図。
【図27】本発明の実施例における3次元PSD出力結
果を示す図で、任意指定周波数のピーク値時刻歴表示
図。
【図28】本発明の実施例におけるPSD解析によるP
SD時刻履歴表示(ピーク値−周波数−時間)を示す
図。
【図29】本発明の実施例におけるPSD等高線表示を
示す図。
【図30】本発明の実施例におけるPSDピーク値時刻
歴表示を示す図。
【図31】本発明の実施例における任意指定周波数のピ
ーク値時刻歴表示を示す図。
【図32】本発明の実施例におけるバンドパスフィルタ
ー処理による加速度波形の時刻表示を示す図。
【図33】本発明の実施例におけるバンドパスフィルタ
ー処理による加速図度頻度分布を示す図。
【図34】本発明の実施例における通常の代表的なセン
サおよびデータレコーダ計測システムへの適用例を示す
ブロック図。
【符号の説明】
1 センサ 2,2a,2b 加速度計本体 3 メモリカード 4 パーソナルコンピュータ(PC) 5 増幅器 6 A−D変換手段(A−D変換器) 7a CPU 8,8a,8b バッファメモリ部 9 メモリ転送インターフェイス 11 トラック 12 荷台 13 外容器 14 内容器 15 緩衝部材 16 輸送物 17 緩衝部材 18 コード 19 回転機 20 回転機設備 21 軸 22 軸受 23 基台 24 軸受台 25 ファン 26 床 31 PCインターフェース 32 データファイル 33 記録手段(MO) 50 データレコーダ 51 テープ 52 ペンレコーダ 53 A−D変換器 54 記録紙 55 A−D変換器 56 大型計算機

Claims (53)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タービン等の各種回転機、これらの回転
    機を用いた設備、陸海空の各種輸送システムにおける輸
    送容器または輸送物、橋梁その他の加振構造物等を検査
    対象物とし、これらに発生する衝撃振動に対する振動特
    性監視、傾向管理その他の健全性確認検査を行う検査装
    置であって、衝撃振動を振動波形データとして連続的に
    検出する複数のセンサと、この各センサによって連続的
    に検出される振動波形データを取込む加速度計本体と、
    この加速度計本体に着脱できる複数のメモリカードと、
    これらのメモリカードの着脱および読取りが可能な解析
    装置とを備え、前記加速度計本体は前記センサからの振
    動波形データを各センサ毎に増幅する増幅器手段と、増
    幅された各振動波形データをA−D変換するA−D変換
    手段と、増幅後またはA−D変換後のデータを順位付け
    する順位付け手段と、この順位付けに従って各振動波形
    データを各センサ毎に時系列的に一時記憶する複数の記
    憶領域を持ち、かつ上記一時記憶動作を交互に行う複数
    のバッファメモリ部と、この各バッファメモリ部の一時
    記憶量が定量に達する度に各一時記憶データを前記各メ
    モリカードに交互に転送する転送手段とを有し、前記解
    析装置は、前記メモリカードの複数の記憶領域に記憶さ
    れたデータを各センサ毎に時系列的に記録して自己保持
    する記録手段と、この記録手段の記録データをデータ解
    析処理するデータ処理手段と、このデータ処理手段によ
    る解析処理結果および前記検査対象物の許容限界値に基
    づいて前記検査対象物の健全性を確認検査する判定手段
    と、前記各データ、その処理結果または判定結果を選択
    的に、または一括して画像およびプリント出力の少なく
    ともいずれかにより表示する表示手段とを有することを
    特徴とする回転機、回転機設備、輸送システム、加振構
    造物等の健全性確認検査装置。
  2. 【請求項2】 表示手段では、記憶された連続振動波形
    データの解析結果が、検査対象物に付加された加速度生
    波形の時刻歴変化を示す画像およびプリント出力として
    表示されることを特徴とする請求項1記載の回転機、回
    転機設備、輸送システム、加振構造物等の健全性確認検
    査装置。
  3. 【請求項3】 表示手段では、記憶された連続振動波形
    データの解析結果が、検査対象物に付加された加速度の
    発生頻度分布を示す画像及びプリント出力として表示さ
    れることを特徴とする請求項1記載の回転機、回転機設
    備、輸送システム、加振構造物等の健全性確認検査装
    置。
  4. 【請求項4】 表示手段で表示される連続振動波形デー
    タの解析結果は、検査対象物に付加された加速度の波形
    処理結果であることを特徴とする請求項1記載の回転
    機、回転機設備、輸送システム、加振構造物等の健全性
    確認検査装置。
  5. 【請求項5】 表示手段では、加速度の波形処理結果
    が、高速フーリエ変換解析(FFT解析)により加速度
    の大きさと周波数との関係を示す画像及びプリント出力
    として表示されることを特徴とする請求項1記載の回転
    機、回転機設備、輸送システム、加振構造物等の健全性
    確認検査装置。
  6. 【請求項6】 表示手段では、連続振動波形データをF
    FT解析処理した加速度の大きさと周波数との関係を示
    す処理結果が、FFT解析結果の第1番目のピーク加速
    度値から指定番目(第n番目)までのピーク加速度値
    と、これらの各ピーク加速度値に対応した周波数との関
    係を示すピーク加速度−周波数の関連数表として、FF
    T解析結果のグラフとともに画像およびプリント出力に
    より表示されることを特徴とする請求項1記載の回転
    機、回転機設備、輸送システム、加振構造物等の健全性
    確認検査装置。
  7. 【請求項7】 表示手段では、連続振動波形データの処
    理結果が、FFT解析処理後のパワースペクトル密度解
    析(PSD解析)による振動エネルギー(G2 /Hz)
    と周波数との関係を示す画像およびプリント出力として
    表示されることを特徴とする請求項1記載の回転機、回
    転機設備、輸送システム、加振構造物等の健全性確認検
    査装置。
  8. 【請求項8】 表示手段では、連続振動波形データをP
    SD解析処理したG2 /Hzと周波数との関係を示す処
    理結果が、G2 /Hzのピーク値およびその周波数と検
    査対象物の固有振動数帯域との関係を示す画像およびプ
    リント出力として表示されることを特徴とする請求項1
    記載の回転機、回転機設備、輸送システム、加振構造物
    等の健全性確認検査装置。
  9. 【請求項9】 表示手段では、連続振動波形データをP
    SD解析処理したG2 /Hzと周波数との関係を示す処
    理結果が、PSD解析結果の第1番目のG2/Hzのピ
    ーク値から第n番目のピーク値までと、これらの各ピー
    ク値に対応した周波数との関係を示すG2 /Hzピーク
    値−周波数の関連数表として、PSD解析結果のグラフ
    とともに画像およびプリント出力により表示されること
    を特徴とする請求項1、7または8記載の回転機、回転
    機設備、輸送システム、加振構造物等の健全性確認検査
    装置。
  10. 【請求項10】 表示手段では、連続振動波形データを
    PSD解析処理したG2 /Hzと周波数との関係を示す
    処理結果が、PSD解析結果のG2 /Hzピーク値と、
    その周波数と、これらの時刻歴変化との3次元情報の関
    係を示すものとして、画像およびプリント出力により表
    示されることを特徴とする請求項1記載の回転機、回転
    機設備、輸送システム、加振構造物等の健全性確認検査
    装置。
  11. 【請求項11】 表示手段では、連続振動波形データを
    PSD解析処理したG2 /Hzと周波数との関係を示す
    処理結果が、PSD解析結果のG2 /Hzのピーク値
    と、その周波数と、これらの時刻歴変化との3次元情報
    に基づく各ピーク値を色表示による等高線で示すものと
    して、画像およびプリント出力により表示されることを
    特徴とする請求項1記載の回転機、回転機設備、輸送シ
    ステム、加振構造物等の健全性確認検査装置。
  12. 【請求項12】 表示手段では、連続振動波形データを
    PSD解析処理したG2 /Hzと周波数との関係を示す
    処理結果が、PSD解析結果のG2 /Hzピーク値と、
    その周波数と、これらの時刻歴変化との3次元情報に基
    づき、第1番目のピーク値から第n番目のピーク値まで
    の時刻歴変化表示、ならびにその各ピーク値に対する各
    周波数の色表示として表示されることを特徴とする請求
    項1記載の回転機、回転機設備、輸送システム、加振構
    造物等の健全性確認検査装置。
  13. 【請求項13】 表示手段では、連続振動波形データを
    PSD解析処理したG2 /Hzと周波数との関係を示す
    処理結果が、PSD解析結果のG2 /Hzピーク値と、
    その周波数と、これらの時刻歴変化との3次元情報に基
    づく指定周波数におけるピーク値の時刻歴変化表示、な
    らびにそのピーク値に対する指定周波数の色表示として
    画像およびプリント出力により表示されることを特徴と
    する請求項1記載の回転機、回転機設備、輸送システ
    ム、加振構造物等の健全性確認検査装置。
  14. 【請求項14】 表示手段では、連続振動波形データを
    PSD解析処理したG2 /Hzと周波数との関係を示す
    処理結果が、PSD解析結果のG2 /Hzの第1番目の
    ピーク値から第n番目のピーク値までの、各ピーク値に
    対応する周波数との関係を示すピーク値−周波数とし
    て、画像およびプリント出力により表示されることを特
    徴とする請求項1、10、11、12または13記載の
    回転機、回転機設備、輸送システム、加振構造物等の健
    全性確認検査装置。
  15. 【請求項15】 データ処理手段では、連続振動波形デ
    ータをPSD解析処理したG2 /Hzと周波数との関係
    を示す処理結果について、PSD解析処理期間または時
    間帯を、任意の指定期間または時間帯として指定し、も
    しくは全測定期間または全時間帯として指定することを
    特徴とする請求項1、7、8、9、10、11、12、
    13または14記載の回転機、回転機設備、輸送システ
    ム、加振構造物等の健全性確認検査装置。
  16. 【請求項16】 データ処理手段では、連続振動波形デ
    ータをPSD解析処理したG2 /Hzと周波数との関係
    を示す処理結果について、指定されたPSD解析処理期
    間または時間帯の連続波形を2n 個数毎に分割して各分
    割単位のPSD解析処理を1クールとし、PSD解析処
    理期間内で第1クールから第Nクールまで連続的にシン
    グル方式でPSD解析処理を行い、もくはPSD解析処
    理期間内で各クールを半分重複するオーバーラップ方式
    でPSD解析処理を行うことを特徴とする請求項1、
    7、8、9、10、11、12、13、14または15
    記載の回転機、回転機設備、輸送システム、加振構造物
    等の健全性確認検査装置。
  17. 【請求項17】 連続振動波形データをPSD解析処理
    したG2 /Hzと周波数との関係を示す処理結果につい
    て、指定されたPSD解析処理期間また時間帯の連続波
    形を2n個数毎に分割して各分割単位のPSD解析処理
    を1クールとし、これらの各クールでPSD解析処理し
    たデータの集計手段として、各クールで処理され算出さ
    れたPSDの各周波数ポイント毎のピーク値を平均化す
    る平均化処理データ集計手段、または各クールで処理さ
    れ算出されたPSDの各周波数ポイント毎のピーク値の
    最大値を包絡した包絡処理データ集計手段を備えたこと
    を特徴とする請求項1、7、8、9、10、11、1
    2、13、14、15または16記載の回転機、回転機
    設備、輸送システム、加振構造物等の健全性確認検査装
    置。
  18. 【請求項18】 輸送システムに発生する衝撃振動に対
    する健全性確認検査を行う検査装置であって、請求項1
    記載の各手段を備え、輸送媒体の荷台に搭載した容器内
    に収納した輸送物に輸送中に加わる振動を推定評価する
    ものにおいて、表示手段では、前記輸送媒体の荷台もし
    くは容器に取り付けた加速度計に印加された連続振動波
    形データに、予め解っている輸送物の固有振動数帯域の
    バンドパスフィルタ処理を行い、かつ輸送物の固有振動
    数帯域における連続振動波形データに、予め解っている
    前記輸送媒体の荷台もしくは容器に取り付けた加速度計
    の測定点と輸送物との間の応答倍率を乗じて算出される
    加速度の時刻歴変化が、画像およびプリント出力として
    表示されることを特徴とする回転機、回転機設備、輸送
    システム、加振構造物等の健全性確認検査装置。
  19. 【請求項19】 輸送システムに発生する衝撃振動に対
    する健全性確認検査を行う検査装置であって、請求項1
    記載の各手段を備えたものおいて、表示手段では、輸送
    媒体の荷台に搭載した輸送物の固有振動数帯域における
    加速度生波形に、予め解っている輸送媒体の荷台もしく
    は容器に取り付けた加速度計の測定点と輸送物との間の
    応答倍率を乗じて算出される加速度の発生頻度分布が、
    画像およびプリント出力として表示されることを特徴と
    する回転機、回転機設備、輸送システム、加振構造物等
    の健全性確認検査装置。
  20. 【請求項20】 タービン等の各種回転機、これらの回
    転機を用いた設備、陸海空の各種輸送システムにおける
    輸送容器または輸送物、橋梁その他の加振構造物等を検
    査対象物とし、これらに発生する衝撃振動に対する振動
    特性監視、傾向管理その他の健全性確認検査を行う検査
    方法であって、衝撃振動を振動波形データとして複数の
    センサにより連続的に検出する検出工程と、この検出工
    程によって連続的に検出される振動波形データを各セン
    サ毎に増幅する増幅器工程と、増幅された各振動波形デ
    ータをA−D変換するA−D変換工程と、増幅後または
    A−D変換後のデータを順位付けする順位付け工程と、
    この順位付けに従って各振動波形データを各センサ毎に
    時系列的に一時記憶する複数の記憶領域を持つバッファ
    メモリ部で上記一時記憶動作を交互に行う一時記憶工程
    と、各バッファメモリ部の一時記憶量が定量に達する度
    に各一時記憶データをメモリカードに交互に転送する転
    送工程と、メモリカードの複数の記憶領域に記憶された
    データを各センサ毎に時系列的に記録して自己保持する
    記録工程と、この記録データをデータ解析処理するデー
    タ処理工程と、このデータ処理工程による解析処理結果
    および前記検査対象物の許容限界値に基づいて前記検査
    対象物の健全性を確認検査する判定工程と、前記各デー
    タ、その処理結果または判定結果を選択的に、または一
    括して画像およびプリント出力の少なくともいずれかに
    より表示する表示工程とを備えたことを特徴とする回転
    機、回転機設備、輸送システム、加振構造物等の健全性
    確認検査方法。
  21. 【請求項21】 表示工程では、記憶された連続振動波
    形データの解析結果が、検査対象物に付加された加速度
    生波形の時刻歴変化を示す画像およびプリント出力とし
    て表示されることを特徴とする請求項20記載の回転
    機、回転機設備、輸送システム、加振構造物等の健全性
    確認検査方法。
  22. 【請求項22】 表示工程では、記憶された連続振動波
    形データの解析結果が、検査対象物に付加された加速度
    生波形の時刻歴変化を示す画像およびプリント出力とし
    て表示されることを特徴とする請求項20記載の回転
    機、回転機設備、輸送システム、加振構造物等の健全性
    確認検査方法。
  23. 【請求項23】 表示工程で表示される記憶された連続
    振動波形データの解析結果が、検査対象物に付加された
    加速度生波形の時刻歴変化を示す画像およびプリント出
    力として表示されることを特徴とする請求項20記載の
    回転機、回転機設備、輸送システム、加振構造物等の健
    全性確認検査方法。
  24. 【請求項24】 表示工程では、記憶された連続振動波
    形データの解析結果が、検査対象物に付加された加速度
    生波形の時刻歴変化を示す画像およびプリント出力とし
    て表示されることを特徴とする請求項20記載の回転
    機、回転機設備、輸送システム、加振構造物等の健全性
    確認検査方法。
  25. 【請求項25】 表示工程では、連続振動波形データを
    FFT解析処理した加速度の大きさと周波数との関係を
    示す処理結果が、FFT解析結果の第1番目のピーク加
    速度値から指定番目(第n番目)までのピーク加速度値
    と、これらの各ピーク加速度値に対応した周波数との関
    係を示すピーク加速度−周波数の関連数表として、FF
    T解析結果のグラフとともに画像およびプリント出力に
    より表示されることを特徴とする請求項20記載の回転
    機、回転機設備、輸送システム、加振構造物等の健全性
    確認検査方法。
  26. 【請求項26】 表示工程では、連続振動波形データの
    処理結果が、FFT解析処理後のパワースペクトル密度
    解析(PSD解析)による振動エネルギー(G2 /H
    z)と周波数との関係を示す画像およびプリント出力と
    して表示されることを特徴とする請求項20記載の回転
    機、回転機設備、輸送システム、加振構造物等の健全性
    確認検査方法。
  27. 【請求項27】 表示工程では、連続振動波形データを
    PSD解析処理したG2 /Hzと周波数との関係を示す
    処理結果が、G2 /Hzのピーク値およびその周波数と
    検査対象物の固有振動数帯域との関係を示す画像および
    プリント出力として表示されることを特徴とする請求項
    20記載の回転機、回転機設備、輸送システム、加振構
    造物等の健全性確認検査方法。
  28. 【請求項28】 表示工程では、連続振動波形データを
    PSD解析処理したG2 /Hzと周波数との関係を示す
    処理結果が、PSD解析結果の第1番目のG2 /Hzの
    ピーク値から第n番目のピーク値までと、これらの各ピ
    ーク値に対応した周波数との関係を示すG2 /Hzピー
    ク値−周波数の関連数表として、PSD解析結果のグラ
    フとともに画像およびプリント出力により表示されるこ
    とを特徴とする請求項20、26または27記載の回転
    機、回転機設備、輸送システム、加振構造物等の健全性
    確認検査方法。
  29. 【請求項29】 表示工程では、連続振動波形データを
    PSD解析処理したG2 /Hzと周波数との関係を示す
    処理結果が、PSD解析結果のG2 /Hzピーク値と、
    その周波数と、これらの時刻歴変化との3次元情報の関
    係を示すものとして、画像およびプリント出力により表
    示されることを特徴とする請求項20記載の回転機、回
    転機設備、輸送システム、加振構造物等の健全性確認検
    査方法。
  30. 【請求項30】 表示工程では、連続振動波形データを
    PSD解析処理したG2 /Hzと周波数との関係を示す
    処理結果が、PSD解析結果のG2 /Hzのピーク値
    と、その周波数と、これらの時刻歴変化との3次元情報
    に基づく各ピーク値を色表示による等高線で示すものと
    して、画像およびプリント出力により表示されることを
    特徴とする請求項1記載の回転機、回転機設備、輸送シ
    ステム、加振構造物等の健全性確認検査方法。
  31. 【請求項31】 表示工程では、連続振動波形データを
    PSD解析処理したG2 /Hzと周波数との関係を示す
    処理結果が、PSD解析結果のG2 /Hzピーク値と、
    その周波数と、これらの時刻歴変化との3次元情報に基
    づき、第1番目のピーク値から第n番目のピーク値まで
    の時刻歴変化表示、ならびにその各ピーク値に対する各
    周波数の色表示として表示されることを特徴とする請求
    項20記載の回転機、回転機設備、輸送システム、加振
    構造物等の健全性確認検査方法。
  32. 【請求項32】 表示工程では、連続振動波形データを
    PSD解析処理したG2 /Hzと周波数との関係を示す
    処理結果が、PSD解析結果のG2 /Hzピーク値と、
    その周波数と、これらの時刻歴変化との3次元情報に基
    づく指定周波数におけるピーク値の時刻歴変化表示、な
    らびにそのピーク値に対する指定周波数の色表示として
    画像およびプリント出力により表示されることを特徴と
    する請求項20記載の回転機、回転機設備、輸送システ
    ム、加振構造物等の健全性確認検査方法。
  33. 【請求項33】 表示工程では、連続振動波形データを
    PSD解析処理したG2 /Hzと周波数との関係を示す
    処理結果が、PSD解析結果のG2 /Hzの第1番目の
    ピーク値から第n番目のピーク値までの、各ピーク値に
    対応する周波数との関係を示すピーク値−周波数とし
    て、画像およびプリント出力により表示されることを特
    徴とする請求項20、29、30、31または32記載
    の回転機、回転機設備、輸送システム、加振構造物等の
    健全性確認検査装置。
  34. 【請求項34】 データ処理工程では、連続振動波形デ
    ータをPSD解析処理したG2 /Hzと周波数との関係
    を示す処理結果について、PSD解析処理期間または時
    間帯を、任意の指定期間または時間帯として指定し、も
    しくは全測定期間または全時間帯として指定することを
    特徴とする請求項20、26、27、28、29、3
    0、31、32または33記載の回転機、回転機設備、
    輸送システム、加振構造物等の健全性確認検査方法。
  35. 【請求項35】 データ処理工程では、連続振動波形デ
    ータをPSD解析処理したG2 /Hzと周波数との関係
    を示す処理結果について、指定されたPSD解析処理期
    間または時間帯の連続波形を2n 個数毎に分割して各分
    割単位のPSD解析処理を1クールとし、PSD解析処
    理期間内で第1クールから第Nクールまで連続的にシン
    グル方式でPSD解析処理を行い、もくはPSD解析処
    理期間内で各クールを半分重複するオーバーラップ方式
    でPSD解析処理を行うことを特徴とする請求項20、
    26、27、28、29、30、31、32、33また
    は34記載の回転機、回転機設備、輸送システム、加振
    構造物等の健全性確認検査方法。
  36. 【請求項36】 連続振動波形データをPSD解析処理
    したG2 /Hzと周波数との関係を示す処理結果につい
    て、指定されたPSD解析処理期間また時間帯の連続波
    形を2n個数毎に分割して各分割単位のPSD解析処理
    を1クールとし、これらの各クールでPSD解析処理し
    たデータの集計工程として、各クールで処理され算出さ
    れたPSDの各周波数ポイント毎のピーク値を平均化す
    る平均化処理データ集計工程、または各クールで処理さ
    れ算出されたPSDの各周波数ポイント毎のピーク値の
    最大値を包絡した包絡処理データ集計を行うことを特徴
    とする請求項20、26、27、28、29、30、3
    1、32、33、34または35記載の回転機、回転機
    設備、輸送システム、加振構造物等の健全性確認検査方
    法。
  37. 【請求項37】 輸送システムに発生する衝撃振動に対
    する健全性確認を行う検査方法であって、請求項20記
    載の各工程を備え、輸送媒体の荷台に搭載した容器内に
    収納した輸送物に輸送中に加わる振動を推定評価する方
    法において、表示工程では、前記輸送媒体の荷台もしく
    は容器に取り付けた加速度計に印加された連続振動波形
    データに、予め解っている輸送物の固有振動数帯域のバ
    ンドパスフィルタ処理を行い、かつ輸送物の固有振動数
    帯域における連続振動波形データに、予め解っている前
    記輸送媒体の荷台もしくは容器に取り付けた加速度計の
    測定点と輸送物との間の応答倍率を乗じて算出される加
    速度の時刻歴変化が、画像およびプリント出力として表
    示されることを特徴とする回転機、回転機設備、輸送シ
    ステム、加振構造物等の健全性確認検査方法。
  38. 【請求項38】 輸送システムに発生する衝撃振動に対
    する健全性確認を行う検査方法であって、請求項20記
    載の各工程を備え、表示工程では輸送媒体の荷台に搭載
    した輸送物の固有振動数帯域における加速度生波形に、
    予め解っている輸送媒体の荷台もしくは容器に取り付け
    た加速度計の測定点と輸送物との間の応答倍率を乗じて
    算出される加速度の発生頻度分布が、画像およびプリン
    ト出力として表示されることを特徴とする回転機、回転
    機設備、輸送システム、加振構造物等の健全性確認検査
    方法。
  39. 【請求項39】 タービン等の各種回転機、これらの回
    転機を用いた設備、陸海空の各種輸送システムにおける
    輸送容器または輸送物、橋梁その他の加振構造物等を検
    査対象物とし、これらに発生する衝撃振動に対する振動
    特性監視、傾向管理その他の健全性確認検査を行う検査
    方法であって、衝撃振動をセンサおよびデータレコーダ
    システムにより、またはセンサ、A−D変換機ならびに
    データレコーダシステムにより振動波形データとして採
    取するデータ採取工程と、採取したデータを各センサ毎
    に時系列的に記録して自己保持する記録工程と、この記
    録データをデータ解析処理するデータ処理工程と、この
    データ処理工程による解析処理結果および前記検査対象
    物の許容限界値に基づいて前記検査対象物の健全性を確
    認検査する判定工程と、前記各データ、その処理結果ま
    たは判定結果を選択的に、または一括して画像およびプ
    リント出力の少なくともいずれかにより表示する表示工
    程とを備えたことを特徴とする回転機、回転機設備、輸
    送システム、加振構造物等の健全性確認検査方法。
  40. 【請求項40】 表示工程では、連続振動波形データを
    PSD解析処理したG2 /Hzと周波数との関係を示す
    処理結果が、PSD解析結果の第1番目のG2 /Hzの
    ピーク値から第n番目のピーク値までと、これらの各ピ
    ーク値に対応した周波数との関係を示すG2 /Hzピー
    ク値−周波数の関連数表として、PSD解析結果のグラ
    フとともに画像およびプリント出力により表示されるこ
    とを特徴とする請求項39記載の回転機、回転機設備、
    輸送システム、加振構造物等の健全性確認検査方法。
  41. 【請求項41】 表示工程では、連続振動波形データを
    PSD解析処理したG2 /Hzと周波数との関係を示す
    処理結果が、G2 /Hzのピーク値およびその周波数と
    検査対象物の固有振動数帯域との関係を示す画像および
    プリント出力として表示されることを特徴とする請求項
    39記載の回転機、回転機設備、輸送システム、加振構
    造物等の健全性確認検査方法。
  42. 【請求項42】 表示工程では、連続振動波形データを
    PSD解析処理したG2 /Hzと周波数との関係を示す
    処理結果が、PSD解析結果のG2 /Hzピーク値と、
    その周波数と、これらの時刻歴変化との3次元情報の関
    係を示すものとして、画像およびプリント出力により表
    示されることを特徴とする請求項39記載の回転機、回
    転機設備、輸送システム、加振構造物等の健全性確認検
    査方法。
  43. 【請求項43】 表示工程では、連続振動波形データを
    PSD解析処理したG2 /Hzと周波数との関係を示す
    処理結果が、PSD解析結果のG2 /Hzのピーク値
    と、その周波数と、これらの時刻歴変化との3次元情報
    に基づく各ピーク値を色表示による等高線で示すものと
    して、画像およびプリント出力により表示されることを
    特徴とする請求項39記載の回転機、回転機設備、輸送
    システム、加振構造物等の健全性確認検査方法。
  44. 【請求項44】 表示工程では、連続振動波形データを
    PSD解析処理したG2 /Hzと周波数との関係を示す
    処理結果が、PSD解析結果のG2 /Hzピーク値と、
    その周波数と、これらの時刻歴変化との3次元情報に基
    づき、第1番目のピーク値から第n番目のピーク値まで
    の時刻歴変化表示、ならびにその各ピーク値に対する各
    周波数の色表示として表示されることを特徴とする請求
    項39記載の回転機、回転機設備、輸送システム、加振
    構造物等の健全性確認検査方法。
  45. 【請求項45】 表示工程では、連続振動波形データを
    PSD解析処理したG2 /Hzと周波数との関係を示す
    処理結果が、PSD解析結果のG2 /Hzピーク値と、
    その周波数と、これらの時刻歴変化との3次元情報に基
    づく指定周波数におけるピーク値の時刻歴変化表示、な
    らびにそのピーク値に対する指定周波数の色表示として
    画像およびプリント出力により表示されることを特徴と
    する請求項20記載の回転機、回転機設備、輸送システ
    ム、加振構造物等の健全性確認検査方法。
  46. 【請求項46】 表示工程では、連続振動波形データを
    PSD解析処理したG2 /Hzと周波数との関係を示す
    処理結果が、PSD解析結果のG2 /Hzの第1番目の
    ピーク値から第n番目のピーク値までの、各ピーク値に
    対応する周波数との関係を示すピーク値−周波数とし
    て、画像およびプリント出力により表示されることを特
    徴とする請求項39、42、43、44または45記載
    の回転機、回転機設備、輸送システム、加振構造物等の
    健全性確認検査装置。
  47. 【請求項47】 データ処理工程では、連続振動波形デ
    ータをPSD解析処理したG2 /Hzと周波数との関係
    を示す処理結果について、PSD解析処理期間または時
    間帯を、任意の指定期間または時間帯として指定し、も
    しくは全測定期間または全時間帯として指定することを
    特徴とする請求項39、41、42、43、44、34
    または46記載の回転機、回転機設備、輸送システム、
    加振構造物等の健全性確認検査方法。
  48. 【請求項48】 データ処理工程では、連続振動波形デ
    ータをPSD解析処理したG2 /Hzと周波数との関係
    を示す処理結果について、指定されたPSD解析処理期
    間または時間帯の連続波形を2n 個数毎に分割して各分
    割単位のPSD解析処理を1クールとし、PSD解析処
    理期間内で第1クールから第Nクールまで連続的にシン
    グル方式でPSD解析処理を行い、もくはPSD解析処
    理期間内で各クールを半分重複するオーバーラップ方式
    でPSD解析処理を行うことを特徴とする請求項39、
    41、42、43、44、45、46または47記載の
    回転機、回転機設備、輸送システム、加振構造物等の健
    全性確認検査方法。
  49. 【請求項49】 連続振動波形データをPSD解析処理
    したG2 /Hzと周波数との関係を示す処理結果につい
    て、指定されたPSD解析処理期間また時間帯の連続波
    形を2n個数毎に分割して各分割単位のPSD解析処理
    を1クールとし、これらの各クールでPSD解析処理し
    たデータの集計工程として、各クールで処理され算出さ
    れたPSDの各周波数ポイント毎のピーク値を平均化す
    る平均化処理データ集計工程、または各クールで処理さ
    れ算出されたPSDの各周波数ポイント毎のピーク値の
    最大値を包絡した包絡処理データ集計を行うことを特徴
    とする請求項39、41、42、43、44、45、4
    6、47または48記載の回転機、回転機設備、輸送シ
    ステム、加振構造物等の健全性確認検査方法。
  50. 【請求項50】 輸送システムに発生する衝撃振動に対
    する健全性確認を行う検査方法であって、請求項39記
    載の各工程を備え、表示工程では輸送媒体の荷台に搭載
    した容器内に収納した輸送物に輸送中に加わる振動を推
    定評価する方法において、表示工程では、前記輸送媒体
    の荷台もしくは容器に取り付けた加速度計に印加された
    連続振動波形データに、予め解っている輸送物の固有振
    動数帯域のバンドパスフィルタ処理を行い、かつ輸送物
    の固有振動数帯域における連続振動波形データに、予め
    解っている前記輸送媒体の荷台もしくは容器に取り付け
    た加速度計の測定点と輸送物との間の応答倍率を乗じて
    算出される加速度の時刻歴変化が、画像およびプリント
    出力として表示されることを特徴とする回転機、回転機
    設備、輸送システム、加振構造物等の健全性確認検査方
    法。
  51. 【請求項51】 輸送システムに発生する衝撃振動に対
    する健全性確認を行う検査方法であって、請求項39記
    載の各工程を備え、輸送媒体の荷台に搭載した輸送物の
    固有振動数帯域における加速度生波形に、予め解ってい
    る輸送媒体の荷台もしくは容器に取り付けた加速度計の
    測定点と輸送物との間の応答倍率を乗じて算出される加
    速度の発生頻度分布が、画像およびプリント出力として
    表示されることを特徴とする回転機、回転機設備、輸送
    システム、加振構造物等の健全性確認検査方法。
  52. 【請求項52】 請求項1記載のメモリカードに代え、
    磁気ディスク、光ディスク等の他の記憶手段を適用し、
    または電気的もしくは光学的伝送手段を介して加速度計
    本体と解析装置とを接続したことを特徴とする回転機、
    回転機設備、輸送システム、加振構造物等の健全性確認
    検査装置。
  53. 【請求項53】 請求項20記載のメモリカードに代
    え、磁気ディスク、光ディスク等の他の記憶手段を適用
    し、または電気的もしくは光学的伝送手段を使用してバ
    ッファメモリ部からのデータ移送を行うことを特徴とす
    る回転機、回転機設備、輸送システム、加振構造物等の
    健全性確認検査方法。
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