JPH10221148A - 振動型測定器 - Google Patents

振動型測定器

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JPH10221148A
JPH10221148A JP2470997A JP2470997A JPH10221148A JP H10221148 A JPH10221148 A JP H10221148A JP 2470997 A JP2470997 A JP 2470997A JP 2470997 A JP2470997 A JP 2470997A JP H10221148 A JPH10221148 A JP H10221148A
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JP
Japan
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liquid contact
flange
contact member
vibration
type measuring
Prior art date
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Pending
Application number
JP2470997A
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English (en)
Inventor
Masakazu Kawakami
雅和 川上
Hironobu Yao
博信 矢尾
Masahiro Osakabe
雅浩 刑部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
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Publication date
Application filed by Fuji Electric Co Ltd filed Critical Fuji Electric Co Ltd
Priority to JP2470997A priority Critical patent/JPH10221148A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】フランジの接液部において電解腐食を生じるこ
とがなく、品質が安定で信頼性が高く、コストが安く、
製作が容易な振動型測定器を提供する。 【解決手段】高耐食性金属からなる入口導管11の端部
に、フランジ9aの接液面側を覆う、入口導管11と同種の
金属からなる接液部材(図では円板) 14を溶接してい
る。こうすることにより、全ての接液部が高耐食性金属
で構成されることになる。この接液部材14は円形の薄板
が最も有効である。また、接液部材14を位置決めするた
めのざぐりをフランジ9aに形成することも有効である。
更に、接液部材14とフランジ9aとを接合することも有効
である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、加振されている
振動管の振動状態を検出して、振動管内の流体の質量流
量や密度を測定する振動型測定器であって、特に高耐食
性を必要とするものに関する。
【0002】
【従来の技術】図6は、直管式振動型測定器の従来例の
検出部の構造を示す断面図である。検出部は、1本のチ
タン、チタン合金、ジルコニウム、あるいはハステロイ
C(商標)などの高耐食性金属からなる直管状測定管2
と、この測定管2を固定する左右の固定部材3a及び3b
と、固定部材3a及び3bを支持する支持部材4と、その支
持部材4に固定されているコイルと測定管2に固定され
ているマグネットとから構成され、測定管2をその共振
周波数で振動させる振動発生器5と、振動管2の振動状
態を検出する速度検出センサ(図では検出センサ)6a及
び6bと、測定流体を測定管2に導く入口導管11と、測定
流体を測定管2より流出させる出口導管12と、これらを
収納するハウジング7と、ハウジング7に溶接されてい
るアンプ台8と、測定する流体が流れている配管と接続
するためのフランジ9a及び9bと、フランジ9a及び9bと測
定管2とを接合するための固定こま10a 及び10b とから
構成されている。
【0003】以上のように構成されている検出部におい
て、測定管2はチタンなどの高耐食性金属からなるのに
対し、フランジ9a及び9bは、多くの場合、ステンレス
(SUS304, SUS316など)あるいは炭素鋼からなる。この
ように両者の材料が異なるので、測定管2とフランジ9a
及び9bとを直接に溶接することは技術的に困難であるた
め、従来技術では、測定管2にステンレスからなる固定
こま10a 及び10b をろう付けにより接合し、その後で固
定こま10a 及び10b とフランジ9a及び9bを溶接してい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】以上のような従来技術
によって構成される検出部においては、図6のように、
フランジ近傍の接液部はチタンなどの高耐食性金属とス
テンレスあるいは炭素鋼とで構成されており、異種金属
が共存した状態にある。このため、腐食電位の差による
電解腐食を引き起こす恐れがある。
【0005】したがって、この発明の課題は、この電解
腐食を生じることがなく品質が安定していて信頼性が高
く、コストが安く、製作が容易な振動型測定器を提供す
ることである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を達成するた
めに、この発明においては、フランジの接液面側を、測
定管に使われている高耐食性金属と同種の金属からなる
接液部材で覆っている。測定管の金属とフランジの接液
部を覆う金属とを同種とすることにより、腐食電位の差
が小さくなり、電解腐食が防止できる。
【0007】また、接液部材で覆われるフランジの面
に、接液部材を位置決めするためのざぐりを設けてい
る。このざぐりにより、接液部材の位置決めが正確に容
易に短時間に実施できる。次に、接液部材を円形の薄板
としている。円形にすることで接液部材及びフランジの
加工が容易となり、製作コストが削減できる。
【0008】更に、接液部材をフランジに接合してい
る。接液部材をフランジに接合することによって接液部
材を固定安定させ、同時に接液部材とフランジの間の空
間をなくし、この空間に異物が侵入してトラブルを発生
させることを防止している。
【0009】
【発明の実施の形態】以下に、この発明の実施例につい
て説明する。全体としての構成は従来技術と同じである
ので、その説明は省略する。また、図において、従来技
術と同じ機能の部分には同じ符号を付けた。 〔第1の実施例〕図1は、この発明による振動型測定器
の第1の実施例の構成を示す要部断面図である。
【0010】チタン合金からなる入口導管11は、測定管
2と一体の同一材質の管であり、図には示していない
が、出口導管とも一体の同一材質の管である。この入口
導管11に固定こま13をろう付けし、固定こま13にハウジ
ング7を溶接し、ハウジング7の先端にフランジ9aを溶
接している。次に、チタン合金からなる厚さ2mmの円形
の接液部材14(図では単に円板14と記す)をフランジ9a
の接液面側を覆う状態で接触させて保持し、入口導管11
の先端に溶接している。上記のような構成によってフラ
ンジ9aを測定管2に取り付けているのは、フランジ9aの
接液面側を覆うために入口導管11の先端に溶接される接
液部材14が接触するフランジ9aの面状態を良好な状態に
保つためである。すなわち、従来技術のように、固定こ
ま10a とフランジ9aを直接に溶接すると、フランジ9aの
面に凹凸を生ずるからである。
【0011】このようにフランジ9aの接液面側を入口導
管11と同じチタン合金からなる接液部材14で覆うことに
よって、電解腐食の発生が防止される。なお、図では示
していないが、出口導管側でも全く同様にフランジ9bの
接液面側をチタン合金からなる接液部材で覆っている。
このことは、以下の実施例においても同様である。
【0012】この実施例では、接液部材14として円形の
ものを説明したが、他の形状のものでも有効であること
は言うまでもない。円形にすると製作コストが最も安く
なるのでこの例を上げた。また、高耐食性金属としてチ
タン合金を使用しているが、チタン、ジルコニウムある
いはハステロイCなどの他の材料が使用できることも言
うまでもない。以上の2点は、以下の実施例においても
同様である。
【0013】〔第2の実施例〕図2は、この発明による
振動型測定器の第2の実施例の構成を示す要部断面図で
ある。第1の実施例と異なる点は、フランジ9aの接液面
側にチタン合金からなる円形の接液部材(図では円板)
14を位置決めするためのざぐり部91を形成し、そのざぐ
り部91で位置決めして接液部材14を入口導管11の先端に
溶接していることである。ざぐり部91を形成することで
接液部材14の位置決めが容易となり、溶接精度と作業性
が向上した。
【0014】〔第3の実施例〕図3は、この発明による
振動型測定器の第3の実施例の構成を示す要部断面図で
ある。第2の実施例と異なる点は、フランジ9aのガスケ
ット座が突き出した形状の場合の実施例で、突き出した
ガスケット座にざぐり部92を設けてチタン合金からなる
円形の接液部材(図では円板)14を位置決めし、入口導
管11の先端に溶接している。この場合の接液部材の厚さ
は1mmである。
【0015】〔第4の実施例〕図4は、この発明による
振動型測定器の第4の実施例の構成を示す要部断面図で
ある。円形の接液部材(図では円板)14とフランジ9aと
を電子ビーム溶接によって接合し、その後で、入口導管
11の先端と接液部材14とを溶接している。接合位置は図
に電子ビーム溶接部15として示した通りであり、接液部
材14の外周部近傍と中間位置とである。この接合の目的
は、入口導管11の先端に溶接され、フランジ9aの接液面
側を覆う接液部材14は、厚さが1から2mmの薄板である
ため、入口導管11の先端に溶接されただけの状態では不
安定であるため、しっかり固定して信頼性を高めるた
め、及び、フランジ9aとの間に空間があると異物が侵入
してトラブルを生じる心配があるので、これらを解消す
るためである。
【0016】〔第5の実施例〕図5は、この発明による
振動型測定器の第5の実施例の構成を示す要部断面図で
ある。この実施例は、第2の実施例の構成において、円
形の接液部材(図では円板)14とフランジ9aとをろう付
けにより接合したものである。フランジ9aに形成された
ざぐり部91にシートろうをセットし、その上に接液部材
14を乗せてろう付けし、ろう付け層16で接合している。
その後で、入口導管11の先端と接液部材14とを溶接して
いる。接合の目的は第4の実施例と同じである。ざぐり
部91を形成しているため、シートろう及び接液部材14の
位置決めが容易である。ろう付け時には、必要に応じて
重しを乗せるとよい。
【0017】ろう付けによる接液部材14とフランジ9aと
の接合は量産性がよく、信頼性も高いという結果を得
た。
【0018】
【発明の効果】この発明によれば、フランジの接液面側
を、測定管と同種の高耐食性金属からなる接液部材で覆
い、入口導管11及び出口導管12の先端部とこの接液部材
を溶接しているので、振動型測定器の接液部は全て同種
の高耐食性金属から構成されており、異種金属間で発生
する腐食電位差による電解腐食を防ぐことができ、長期
にわたる品質と信頼性が確保できる。
【0019】また、フランジの接液面側を高耐食性金属
の薄板からなる接液部材で覆うので、フランジ全体を高
耐食性金属とするのに比べて大幅にコストダウンとな
る。また、フランジ全体を高耐食性金属で製作すると、
ステンレスや炭素鋼で構成されるハウジング部とフラン
ジとは溶接することが困難であり、両者の結合が面倒で
あるが、この発明によればこの欠点を避けることもでき
る。
【0020】フランジに接液部材の位置決めのためのざ
ぐりを形成することで、接液部材の位置決めが正確に容
易に短時間に実施できる。また、接液部材を円形の薄板
とすることで、接液部材及びフランジの加工が容易とな
り、製作コストが削減できる。更に、接液部材をフラン
ジに接合することで、接液部材を固定安定させて信頼性
を高め、同時に接液部材とフランジの間の空間をなく
し、この空間に異物が侵入してトラブルを発生させるこ
とを防止している。
【0021】以上のように、この発明によれば、電解腐
食を生じることがなくて品質が安定していて信頼性が高
く、コストが安く、製作が容易な振動型測定器を提供す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による第1の実施例の構造を示す要部
断面図
【図2】この発明による第2の実施例の構造を示す要部
断面図
【図3】この発明による第3の実施例の構造を示す要部
断面図
【図4】この発明による第4の実施例の構造を示す要部
断面図
【図5】この発明による第5の実施例の構造を示す要部
断面図
【図6】従来例の構造を示す断面図
【符号の説明】
2 測定管 3a, 3b 固定部材
4 支持部材 5 振動発生器 6a, 6b 検出センサ
7 ハウジング 8 アンプ台 9a, 9b フランジ
91, 92 ざぐり部 10a, 10b 固定こま 11 入口導管
12 出口導管 13 固定こま 14 円板
15 電子ビーム溶接部 16 ろう付け層

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】振動発生器によって加振される、少なくと
    も1本の測定管と、測定管の振動状態を検出する検出セ
    ンサを備え、検出センサの検出した振動状態によって、
    測定管内を流れる流体の質量流量や密度を測定する振動
    型測定器であって、測定管と、測定管の前後に接続され
    ている入口導管及び出口導管が高耐食性金属からなり、
    入口導管及び出口導管の端部には、測定する流体が流れ
    ている配管と接続するためのフランジが備えられている
    振動型測定器において、 フランジの接液面側が、前記高耐食性金属と同種の金属
    からなる接液部材で覆われていることを特徴とする振動
    型測定器。
  2. 【請求項2】フランジに、接液部材を位置決めするため
    のざぐりが設けられていることを特徴とする請求項1に
    記載の振動型測定器。
  3. 【請求項3】接液部材が円形の薄板であることを特徴と
    する請求項1又は請求項2に記載の振動型測定器。
  4. 【請求項4】接液部材がフランジに接合されていること
    を特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の
    振動型測定器。
JP2470997A 1997-02-07 1997-02-07 振動型測定器 Pending JPH10221148A (ja)

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Cited By (3)

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