JPH1022093A - X線発生装置 - Google Patents

X線発生装置

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Publication number
JPH1022093A
JPH1022093A JP19003296A JP19003296A JPH1022093A JP H1022093 A JPH1022093 A JP H1022093A JP 19003296 A JP19003296 A JP 19003296A JP 19003296 A JP19003296 A JP 19003296A JP H1022093 A JPH1022093 A JP H1022093A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heating current
filament heating
ray
tube
ray tube
Prior art date
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Pending
Application number
JP19003296A
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English (en)
Inventor
Tomomasa Hishida
倫匡 菱田
Yukimichi Uno
往道 宇野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimadzu Corp
Original Assignee
Shimadzu Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Shimadzu Corp filed Critical Shimadzu Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 X線管のアノード蓄積熱量に影響されずにつ
ねに設定したX線条件通りのX線曝射を行なう。 【解決手段】 制御器16において管電圧と管電流とが
設定されると、それに応じたフィラメント加熱電流値が
フィラメント加熱電流制御回路17から出力されるが、
制御器16ではその時点までのX線管13の負荷の印加
状態からアノード蓄積熱量を計算しており、それに応じ
て定まる補正量が補正回路18において上記フィラメン
ト加熱電流値に加えられ、その補正後の値に応じてフィ
ラメント加熱電流供給回路14がフィラメント加熱電流
をX線管13のフィラメントに供給する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、X線発生装置に
関し、とくにX線管のフィラメントを加熱するための電
流供給系の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】X線発生装置では、通常、X線曝射に先
だって一定のフィラメント加熱電流を流してフィラメン
トを加熱しておく。このフィラメント加熱電流は、個々
のX線管ごとに、設定管電圧・設定管電流が正しく得ら
れるように、あらかじめ測定された値とされる。そし
て、この所定の値のフィラメント加熱電流が流れるよ
う、実際に流れるフィラメント加熱電流を検出してフィ
ラメント加熱電流供給系をフィードバック制御すること
もある。
【0003】また、X線曝射中の実際のX線管電流値を
検出し、この検出値と設定管電流値との差を取り出し、
その差に応じてフィラメント加熱電流をフィードバック
制御し、管電流値が設定管電流値となるようなフィラメ
ント加熱電流を流すようにする制御回路が採用される場
合もある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
X線発生装置のフィラメント加熱電流供給系では、X線
管に負荷を長時間印加したときなどに、出力管電流値が
設定値にならないという問題がある。すなわち、X線管
に負荷を長時間印加すると、X線管の陽極蓄積熱量が増
大し、陽極温度が上昇し、1000°Cを超えることも
ある。そのため、これらの影響により、個々のX線管ご
とに正しく調整されたフィラメント加熱電流を流してい
ても、出力管電流が増加する傾向が見られる。その結
果、実際に出力される管電流値が設定値通りにならず、
所望の画質のX線画像が得られないなどの問題が出る。
そればかりでなく、管電流値が設定値をオーバーした過
大な電流となり、X線管に過負荷が加わることになっ
て、X線管の寿命が短くなる。
【0005】この問題については、X線曝射時に実際の
X線管電流を検出してフィラメント加熱電流をフィード
バック制御すれば回避可能であるようにも思われるが、
シネ撮影などのX線をパルス状に曝射するときは、その
パルス幅が数msecの場合もあるので、フィードバッ
ク制御によって管電流が安定するまでの時間がとれず、
設定値通りの管電流を得ることはできない。
【0006】この発明は、上記に鑑み、アノード蓄積熱
量が増大しても設定値通りの出力管電流が得られるよう
に改善したフィラメント加熱電流供給系を備えるX線発
生装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、この発明によるX線発生装置においては、X線管
と、該X線管のX線条件を設定する制御器と、該制御器
からの指令により上記X線管のアノード・カソード間に
加える管電圧を出力する高電圧供給回路と、上記制御器
からの指令に基づき設定X線条件に応じたフィラメント
加熱電流値を出力するフィラメント加熱電流制御回路
と、アノード蓄積熱量を求める装置と、該アノード蓄積
熱量に応じて上記のフィラメント加熱電流値を補正する
補正回路と、該補正後のフィラメント加熱電流値に応じ
た電流を上記X線管のフィラメントに供給するフィラメ
ント加熱電流供給回路とが備えられることが特徴となっ
ている。
【0008】アノード蓄積熱量は、X線条件、印加時間
等から算出され、これに応じてフィラメント加熱電流値
が補正されるため、アノード蓄積熱量が増大してきて出
力管電流が増加してくることを相殺するよう、フィラメ
ント加熱電流を少なくすることができる。そのため、ア
ノード蓄積熱量が増大してきたときでも、設定したX線
条件通りにX線曝射を行なうことができる。
【0009】
【発明の実施の形態】つぎに、この発明の実施の形態に
ついて図面を参照しながら詳細に説明する。図1におい
て、商用交流電源11に高電圧供給回路12とフィラメ
ント加熱電流供給回路14が接続されている。高電圧供
給回路12からの直流高電圧はX線管13のアノード・
カソード間に印加される。このX線管13のフィラメン
トには、フィラメント加熱電流供給回路14からトラン
ス15を経てフィラメント加熱電流が供給される。
【0010】制御器16により、X線管電圧・管電流な
どのX線条件を設定する。そのX線条件にしたがって高
電圧供給回路12が制御される。フィラメント加熱電流
制御回路17は、X線条件(管電圧・管電流)ごとに必
要なフィラメント加熱電流の値を出力する。このX線条
件ごとのフィラメント加熱電流値は、個々のX線管13
によって異なるため、個々のX線管13ごとに実測さ
れ、そのX線条件ごとのフィラメント加熱電流値がメモ
リなどに保持され、X線条件が設定されると、その値が
読み出され、あるいは該当するX線条件に対応する値が
ない場合は補間計算などにより求められて、出力され
る。
【0011】この出力されるフィラメント加熱電流値が
そのままフィラメント加熱電流供給回路14に送られる
と、アノード蓄積熱量が増大してきたとき不都合が生じ
る。アノード蓄積熱量が増大したとき、上記のように実
測された一定のフィラメント加熱電流を流すだけでは、
管電流が増えることになる。
【0012】そのため、ここでは、フィラメント加熱電
流制御回路17から出力されるフィラメント加熱電流値
を、補正回路18で補正する。アノード蓄積熱量が増大
すると管電流が増えるため、図2に示すようにアノード
蓄積熱量に応じて増えるマイナスの補正量を、フィラメ
ント加熱電流制御回路17から出力されるフィラメント
加熱電流値に加える。
【0013】アノード蓄積熱量は、温度計等を使って実
測することも可能であるが、ここでは、制御器16が、
過去に行われたX線曝射時のX線条件とその印加時間お
よび現時点からどれだけ時間的に先だってその条件のX
線曝射がなされたかのデータに基づき、推定されるアノ
ード蓄積熱量を計算によって求めている。すなわち、一
般にX線管の熱特性はその機種や設置条件などによりあ
らかじめ定まっているため、この熱特性からアノード蓄
積熱量を計算することができる。
【0014】このように設定されたX線条件に対応する
ものとしてフィラメント加熱電流制御回路17から出力
されたフィラメント加熱電流値がアノード蓄積熱量に応
じて補正されるため、アノード蓄積熱量の大小にかかわ
らずつねに設定したX線条件通りにX線曝射することが
できるとともに、X線管13に過大な負荷がかかること
がないためその寿命が短くなるなどの悪影響を避けるこ
とができる。
【0015】なお、上記では、フィラメント加熱電流の
フィードバック制御や管電流のフィードバック制御につ
いては触れなかったが、このような制御を行なうことは
好ましいことである。その他、この発明の趣旨を逸脱し
ない範囲で種々に変更することは可能である。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、この発明のX線発
生装置によれば、X線管のアノード蓄積熱量いかんにか
かわらずつねに設定したX線条件通りのX線曝射を行な
うことができるとともに、X線管の過負荷を防止して寿
命を伸ばすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態を示すブロック図。
【図2】アノード蓄積熱量と補正量との関係を示すグラ
フ。
【符号の説明】
11 商用交流電源 12 高電圧供給回路 13 X線管 14 フィラメント加熱電流供給回路 15 トランス 16 制御器 17 フィラメント加熱電流制御回路 18 補正回路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 X線管と、該X線管のX線条件を設定す
    る制御器と、該制御器からの指令により上記X線管のア
    ノード・カソード間に加える管電圧を出力する高電圧供
    給回路と、上記制御器からの指令に基づき設定X線条件
    に応じたフィラメント加熱電流値を出力するフィラメン
    ト加熱電流制御回路と、アノード蓄積熱量を求める装置
    と、該アノード蓄積熱量に応じて上記のフィラメント加
    熱電流値を補正する補正回路と、該補正後のフィラメン
    ト加熱電流値に応じた電流を上記X線管のフィラメント
    に供給するフィラメント加熱電流供給回路とを有するこ
    とを特徴とするX線発生装置。
JP19003296A 1996-06-30 1996-06-30 X線発生装置 Pending JPH1022093A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19003296A JPH1022093A (ja) 1996-06-30 1996-06-30 X線発生装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP19003296A JPH1022093A (ja) 1996-06-30 1996-06-30 X線発生装置

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JPH1022093A true JPH1022093A (ja) 1998-01-23

Family

ID=16251238

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JP19003296A Pending JPH1022093A (ja) 1996-06-30 1996-06-30 X線発生装置

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