JPH10220918A - コンデンサ - Google Patents

コンデンサ

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JPH10220918A
JPH10220918A JP2023897A JP2023897A JPH10220918A JP H10220918 A JPH10220918 A JP H10220918A JP 2023897 A JP2023897 A JP 2023897A JP 2023897 A JP2023897 A JP 2023897A JP H10220918 A JPH10220918 A JP H10220918A
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JP
Japan
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refrigerant
header
discharge pipe
heat transfer
transfer tubes
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Application number
JP2023897A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Inaba
浩行 稲葉
Tatsu Asanuma
達 浅沼
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Marelli Corp
Original Assignee
Calsonic Corp
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Publication date
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Priority to EP02007395A priority patent/EP1223391B8/en
Priority to US08/996,519 priority patent/US6302193B1/en
Priority to AU49273/97A priority patent/AU731965B2/en
Priority to KR1019970072883A priority patent/KR19980064541A/ko
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ガス・液混合の冷媒を吐出管22より安定し
て吐出させる事により、自動車用空調機の性能向上を図
る。 【解決手段】 コンデンサ2は、上下1対のヘッダ6
a、6bと、これらヘッダ6a、6b内にその両端部を
開口させた伝熱管7、7とを有する。更に、コンデンサ
2は、伝熱管7、7の間にフィン8、8を設ける。そし
て、上記下側のヘッダ6bの一部でこの下側のヘッダ6
bの軸方向端部寄り部分に、冷媒吐出口である吐出管2
2を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車用空調機を
構成する蒸気圧縮式冷凍機のコンプレッサとエバポレー
タとの間に直列に組み込み、コンプレッサで圧縮した冷
媒を放熱し凝縮させてから、リキッドタンクを介してエ
バポレータに送り出すコンデンサの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車室内の冷房や除湿を行なう自動車
用空調機には、蒸気圧縮式冷凍機が組み込まれている。
図7は、特開平4−95522号公報に記載された、蒸
気圧縮式冷凍機の基本構成を示す回路図である。コンプ
レッサ1から吐出された高温・高圧のガス状冷媒は、コ
ンデンサ2を通過する間に空気との間で熱交換を行なっ
て温度低下し、凝縮液化する。この結果生じた液状の冷
媒は、一度リキッドタンク3に溜められてから、膨張弁
4を介してエバポレータ5に送られ、このエバポレータ
5内で蒸発する。エバポレータ5の温度は、蒸発潜熱を
奪われて低下する為、このエバポレータ5に空調用の空
気を流通させれば、この空気の温度を低下させると同時
に、この空気中に含まれる水蒸気を取り除く事ができ
る。エバポレータ5内で蒸発気化した冷媒は、上記コン
プレッサ1に吸引されて圧縮され、再び上記サイクルを
繰り返す。
【0003】次に、図8は、本発明の対象となるコンデ
ンサ2を示している。このコンデンサ2は、上下に間隔
をあけてそれぞれ水平方向に配置された上下1対のヘッ
ダ6a、6b同士の間で冷媒が上下方向に流れる、所謂
縦流れ式である。この様な縦流れ式のコンデンサ2は、
近接設置されるラジエータ26(本発明の実施例を示す
図3参照)のコア部との間でフィンを共用化して、これ
らコンデンサ2とラジエータ26とのコンパクト化を図
れる為、研究されている。このコンデンサ2を構成する
各ヘッダ6a、6bの内側には、それぞれ1乃至複数枚
の隔壁を設けて、各ヘッダ6a、6bの内側を気密・液
密を保持した状態で、複数の室に仕切っている。この隔
壁には、上側のヘッダ6a内を第一上部室15と第二上
部室16との2室に仕切る上部隔壁13と、下側のヘッ
ダ6b内を第一下部室17と第二下部室18との2室に
仕切る下部隔壁14とがある。又、このコンデンサ2を
構成するコア部9は、上記1対のヘッダ6a、6b同士
の間に上下方向に配設した複数本の伝熱管7、7と、水
平方向に隣り合う伝熱管7、7同士の間に設けたフィン
8、8とから成る。上記各伝熱管7、7は、上端部を上
記第一上部室15に、下端部を上記第一下部室17に、
それぞれ通じさせた、複数本の第一伝熱管19、19
と、上端部を上記第二上部室16に、下端部を上記第一
下部室17に、それぞれ通じさせた、複数本の第二伝熱
管20、20と、上端部を上記第二上部室16に、下端
部を上記第二下部室18に、それぞれ通じさせた、複数
本の第三伝熱管21、21とから成る。これら第一〜第
三伝熱管19、20、21は、上記上部、下部各隔壁1
3、14を境にして分けられる。このうち、上記各第一
伝熱管19、19は、最も上流側に存在する複数本の伝
熱管7、7であり、冷媒を下方に流す。又、上記各第二
伝熱管20、20は、中間部分に存在する複数本の伝熱
管7、7であり、冷媒を上方に流す。更に、上記各第三
伝熱管21、21は、最も下流側に存在する複数の伝熱
管7、7であり、冷媒を下方に流す。そして、上記各伝
熱管7、7及びフィン8、8から成るコア部9の左右両
端縁部には、それぞれサイドプレート10a、10bを
設けている。
【0004】そして、上側のヘッダ6aの一端(図8の
右端)部上面には、入口ブロック11をろう付け固定し
ている。この入口ブロック11には、冷媒送り込み口で
ある入口ポート12を設けており、この入口ポート12
を、前記第一上部室15の内側に通じさせている。上記
入口ポート12から送り込まれた冷媒は、図8に矢印で
示す様に、上記1対のヘッダ6a、6bの間部分を、折
り返しつつ流れる。
【0005】更に、前記下側のヘッダ6bの他端(図8
の左端)部で最も下流側に存在する室(第二下部室1
8)に対応する部分の一部には、冷媒吐出口である吐出
管22の上流端を、ろう付け等により固定している。こ
の吐出管22の上流端は、上記第二下部室18の下部隔
壁14寄りに開口している。コンデンサ2に流れ込み、
このコンデンサ2内を図8に矢印で示す様に流れた冷媒
は、上記下側のヘッダ6bの第二下部室18の内側に達
する。そして、この冷媒は、上記吐出管22から吐出さ
れ、リキッドタンク3、膨張弁4を経て、エバポレータ
5(図7参照)に送られる。
【0006】以上の様に構成される従来構造のコンデン
サ2の内部には、上記コンプレッサ1(図7参照)から
送られてくる冷媒が、凝縮液化しつつ流れる。即ち、上
記入口ポート12からコンデンサ2内に送り込まれた冷
媒は、コンデンサ2を通過する間にコア部9を表裏方向
に通過する空気との間で熱交換を行なって温度低下す
る。この結果、コンデンサ2内の冷媒は、凝縮液化した
液状の冷媒と、液化しなかったガス状の冷媒との二形態
に分かれる。従って、上記第三伝熱管21、21に対応
する各伝熱管7、7には、上記液状の冷媒とガス状の冷
媒とが混在して流れる事になる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、複数の第三
伝熱管21、21のうち、コア部9の中央寄り(図8の
右寄り)に配置された第三伝熱管21、21の下端開口
は、上記吐出管22の上流端開口に対向している。この
為、上記液状の冷媒は、上記コア部9の中央寄りの第三
伝熱管21、21を多く流れる傾向となる。この理由
は、第二上部室16内を上側のヘッダ6aの他端(図8
の左端)に向けて流れる液状の冷媒が、自重により流下
する傾向となる為である。この結果、上記第二上部室1
6の上流側に位置する、コア部9の中央寄りの第三伝熱
管21、21に、液状の冷媒のうちの多くの部分が流入
する。そして、この様に中央寄りの第三伝熱管21、2
1内に流入した液状の冷媒は、そのまま上記吐出管22
の上流端開口に達し、コンデンサ2外に吐出される。こ
れに対して、上記ガス状の冷媒は、流速が速いだけでな
く、自重の影響も受けにくい。この為、このガス状の冷
媒は、上記第二上部室16の下流端に迄達した後に、図
8の斜格子部分に存在する、上記コア部9の端部寄り部
分に配置された第三伝熱管21、21を流下し、第二下
部室18の他端寄り部分(図8の左端寄り部分)に流入
する。この様にして、上記第二下部室18内に流入した
ガス状の冷媒は、この第二下部室18を、下側のヘッダ
6bの中央寄りに移動してから、上記吐出管22より、
コンデンサ2外に吐出される。
【0008】上述の様に、それぞれが別々の第三伝熱管
21、21を通過して第二下部室18内に達した液状の
冷媒とガス状の冷媒とが、この第二下部室18内で混ざ
り合ってから、上記吐出管22より吐出されれば、特に
問題は生じない。ところが、上記第二下部室18の他端
寄り部分に流入したガス状の冷媒は、そのまま吐出管2
2の上流端開口の近傍部分に流下し、上記第二下部室1
8の一端寄り部分に一時的に止まる液状の冷媒に阻ま
れ、吐出管22内に流れ込めない場合がある。この様に
吐出管22内に流れ込めず、上記第二下部室18内に止
まったガス状の冷媒の量が或る程度多くなると、このガ
ス状の冷媒が自らの圧力上昇に基づき、一挙に上記吐出
管22内に流れ込む。この様な状態が繰り返されると、
液状の冷媒のみが吐出管22から吐出される状態と、ガ
ス・液混合の冷媒が吐出管22から吐出される状態とが
交互に出現し、冷媒の吐出状態が不安定になる。この結
果、自動車用空調機による温度調整機能が損なわれる
為、好ましくない。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明のコンデンサは、
前述した従来から考えられているコンデンサと同様に、
それぞれが水平方向に亙って設けられ、上下方向に亙り
互いに離隔して配置された上下1対のヘッダと、上記上
側のヘッダと上記下側のヘッダとの間に設けられ、上端
部を上記上側のヘッダ内に、下端部を上記下側のヘッダ
内に、それぞれ通じさせた、複数本の伝熱管と、それぞ
れ水平方向に隣り合う伝熱管同士の間に配置されて、こ
れら複数本の伝熱管と共にコア部を構成するフィンと、
上記下側のヘッダの一部で冷媒流路の下流端に位置する
部分に設けられた冷媒吐出口と、何れかのヘッダの一部
で冷媒流路の上流端に位置する部分に設けられた冷媒送
り込み口とを備える。
【0010】特に、本発明のコンデンサは、上記冷媒吐
出口を、上記上側のヘッダ内の冷媒の流れ方向に関して
下流端に対応する側で、上記下側のヘッダの軸方向端部
寄り部分に設けている。
【0011】又、請求項2に記載した本発明のコンデン
サは、下側のヘッダの一部をコア部の端部よりも水平方
向に突出させて突出部とし、上端部に冷媒吐出口を設け
た吐出管の下端部を、この突出部の上面に接続してい
る。
【0012】更に、請求項3に記載した本発明のコンデ
ンサは、下側のヘッダの一部をコア部の端部よりも水平
方向に突出させて突出部とし、上端部に冷媒吐出口を設
けた吐出管の下端部を、この突出部の端面に接続してい
る。
【0013】
【作用】上述の様な本発明のコンデンサは、冷媒吐出口
である上記吐出管を、上記下側のヘッダの一部でこの下
側のヘッダの軸方向端部寄り部分に設けている。この
為、コア部を構成する一部の伝熱管内を流下した液状の
冷媒がそのまま上記吐出管の上流端開口に達しなくな
り、液状の冷媒のみが吐出管内に流れ込む事を防止す
る。即ち、一部の伝熱管内を流れた液状の冷媒と、残部
の伝熱管内を流れたガス状の冷媒とは、下側のヘッダ内
を上記吐出管に向け流れる間に、互いに混ざり合う。こ
の結果、この吐出管内には、コンデンサの下流端に達し
た冷媒がガス・液混合状態である限り、常にガス・液混
合の冷媒が流れ込む事になり、冷媒の吐出状態が安定す
る。
【0014】
【発明の実施の形態】図1は、請求項1に対応する、本
発明の実施の形態の第1例を示している。本例のコンデ
ンサ2の基本構造は、前述の従来から考えられているコ
ンデンサの構造と同様である。特に、本発明のコンデン
サ2は、冷媒吐出口である吐出管22の水平方向位置を
異ならせた点に、特徴を有する。そこで、前述した従来
構造と同等の部分に就いては、重複する説明を省略若し
くは簡略にし、以下、本発明の特徴部分を中心に説明す
る。
【0015】本例のコンデンサ2の場合には、図1に示
す様に、冷媒吐出口である上記吐出管22を、下側のヘ
ッダ6bの一部でこの下側のヘッダ6bの軸方向他端寄
り(図1の左寄り)部分に設けている。即ち、複数の第
三伝熱管21、21を構成する伝熱管7、7のうち、サ
イドプレート10a寄りの伝熱管7、7の下方となる部
分に、上記吐出管22の上流端を開口させている。この
部分は、上側のヘッダ6a内の冷媒の流れ方向に関し
て、下流端(図2の左端)に対応する部分である。
【0016】上述の様に構成する事により、上記複数の
第三伝熱管21、21のうち、コア部9の中央寄り(図
1の右寄り)部分に配置した第三伝熱管21、21内を
流下した液状の冷媒が、そのまま上記吐出管22の上流
端開口に達しなくなる。即ち、これら中央寄りの第三伝
熱管21、21内を流下して第二下部室18内に達した
液状の冷媒は、この第二下部室18内を下側のヘッダ6
bの他端部に向け、この下側のヘッダ6b内を流れる。
この間に上記液状の冷媒は、コア部9の端部寄りに配置
された第三伝熱管21、21内を流れて上記第二下部室
18内に達したガス状の冷媒と混ざり合う。従って、第
二下部室18内に達する冷媒がガス・液混合状態であっ
ても、液状の冷媒のみが吐出管22内に流れ込む事を防
止できる。この結果、この吐出管22内には、ガス・液
混合の冷媒が常に流れ込む事になり、冷媒の吐出状態が
安定する。
【0017】次に、図2は、請求項2に対応する、本発
明の実施の形態の第2例を示している。本例のコンデン
サ2は、下側のヘッダ6bの一部をコア部9の端部より
も水平方向に突出させて突出部23としている。そし
て、吐出管25の下端部を、この突出部23の上面に接
続している。更に、この吐出管25の上端部に、冷媒吐
出口24を設けている。
【0018】上述の様に構成する事により、前述した第
1例の場合と同様に、一部の第三伝熱管21、21を流
下して第二下部室18内に達した液状の冷媒がそのまま
上記吐出管25の上流端開口に達しなくなる。この為、
液状の冷媒のみが吐出管25内に流れ込む事を防止し、
この吐出管25内に、ガス・液混合の冷媒を常に送り込
む様にして、冷媒の吐出状態を安定させる事ができる。
又、本例の場合には、下側のヘッダ6bから冷媒を取り
出す構造にも拘らず、冷媒吐出口24をコンデンサ2の
上部に設けている。この為、配管の接続性向上を図れる
等、蒸気圧縮式冷凍機のレイアウト性を向上できる。そ
の他の構成及び作用は、上述した第1例の場合と同様で
あるから、同等部分には同一符号を付して、重複する説
明を省略する。尚、本例の場合、図1、図8に示すコン
デンサ2に対して、冷媒の流れる方向が異なっている
が、実質上同じものである。冷媒の流れ方向は、コンデ
ンサ2を設置すべき自動車の構造等に応じて、設計的に
定める。
【0019】尚、図3は、好ましくない構造の1例を示
している。この図3に示した構造の場合、吐出管22a
を複数個所で折り曲げ、この吐出管22aの一部を、コ
ンデンサ2に近接配置したラジエータ26の下側に配設
している。この様な構造では、上記ラジエータ26の熱
が上記吐出管22aを通過する冷媒を暖める結果、蒸気
圧縮式冷凍機式の性能を悪化させる。そこで、コンデン
サ2の横幅方向(図3の左右方向)にスペース的に余裕
がある場合には、上述の図2に示した様に、下側のヘッ
ダ6bの一部をコア部9の端部よりも水平方向に突出さ
せて突出部23とし、上端部に冷媒吐出口24を設けた
吐出管25の下端部を、この突出部23の上面に接続す
る。この様に構成すれば、吐出管25をラジエータ26
から遠ざけて、このラジエータ26の熱が上記吐出管2
5を通過する冷媒を暖める事をなくせる。
【0020】次に、図4〜5は、請求項3に対応する、
本発明の実施の形態の第3例を示している。本例のコン
デンサ2は、上述した第2例のコンデンサ2と同様に、
下側のヘッダ6bの一部をコア部9の端部よりも水平方
向に突出させて突出部23としている。特に、本例の場
合には、上端部に冷媒吐出口24を設けた吐出管25の
下端部をこの突出部23の端面に、上記下側のヘッダ6
bの端部開口を塞ぐ蓋体27を介して接続している。即
ち、上記吐出管25の下端部を上記蓋体27に、この蓋
体27を直径方向に横切る状態で結合すると共に、上記
吐出管25の下端部をこの蓋体27の内側に通じさせて
いる。
【0021】上述の様に構成される本例の場合には、吐
出管25の下端部外周面を下側のヘッダ6bの端面に、
上記蓋体27を介して支持固定している為、図5の矢印
方向の力に対する剛性を図2に示した第2例の構造に比
べて確保し易い。その他の構成及び作用は、上述した第
2例と同様であるから、同等部分には同一符号を付し
て、重複する説明を省略する。
【0022】次に、図6は、請求項1に対応する、本発
明の実施の形態の第4例を示している。本例のコンデン
サ2の場合には、前述した第2例及び上述した第3例の
コンデンサ2とは異なり、下側のヘッダ6bの一部をコ
ア部9の端部よりも水平方向に突出させてはいない。そ
の代わりに本例の場合には、上端部に冷媒吐出口24を
設けた吐出管25の下端部に、四分の一円弧状に湾曲し
た曲がり部28を介して、水平部29を設けている。そ
して、この水平部29の開口端部を上記下側のヘッダ6
bの端部に、ろう付けにより接続している。尚、互いに
径の異なるヘッダ6bと吐出管25との端部同士を接続
する為に、例えば、径の小さい吐出管25の端部にフレ
ア加工を施し、これらヘッダ6bの端縁と吐出管25の
端縁とを突き合わせ、互いにろう付けする。或はこれと
は逆に、上記ヘッダ6bの端部に絞り加工を施して、こ
れらヘッダ6bの端縁と吐出管25の端縁とを突き合わ
せ自在とする事もできる。
【0023】上述の様に構成される本例の場合には、ヘ
ッダ6bと吐出管25との接続部の加工が容易で、コン
デンサ2全体としてのコスト低減を図れる。又、上記接
続部で冷媒の流れが急に変化する事を防止して、この接
続部で冷媒の流れに対する抵抗が大きくなる事を防止で
きる。その他の構成及び作用は、前述した第2例及び上
述した第3例と同様であるから、同等部分には同一符号
を付して、重複する説明を省略する。
【0024】
【発明の効果】本発明のコンデンサは、以上の様に構成
され作用する為、冷媒の吐出状態を安定させ、自動車用
空調機の性能向上を図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の第1例を示す斜視図。
【図2】本発明の実施の形態の第2例を示す斜視図。
【図3】好ましくない構造の1例を示す斜視図。
【図4】本発明の実施の形態の第3例を示す斜視図。
【図5】図4のA部拡大図。
【図6】本発明の実施の形態の第4例を示す斜視図。
【図7】コンデンサが組み込まれる蒸気圧縮式冷凍機の
回路図。
【図8】従来のコンデンサの一例を示す斜視図。
【符号の説明】
1 コンプレッサ 2 コンデンサ 3 リキッドタンク 4 膨張弁 5 エバポレータ 6a、6b ヘッダ 7 伝熱管 8 フィン 9 コア部 10a、10b サイドプレート 11 入口ブロック 12 入口ポート 13 上部隔壁 14 下部隔壁 15 第一上部室 16 第二上部室 17 第一下部室 18 第二下部室 19 第一伝熱管 20 第二伝熱管 21 第三伝熱管 22、22a 吐出管 23 突出部 24 冷媒吐出口 25 吐出管 26 ラジエータ 27 蓋体 28 曲がり部 29 水平部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれが水平方向に亙って設けられ、
    上下方向に亙り互いに離隔して配置された上下1対のヘ
    ッダと、上記上側のヘッダと上記下側のヘッダとの間に
    設けられ、上端部を上記上側のヘッダ内に、下端部を上
    記下側のヘッダ内に、それぞれ通じさせた、複数本の伝
    熱管と、それぞれ水平方向に隣り合う伝熱管同士の間に
    配置されて、これら複数本の伝熱管と共にコア部を構成
    するフィンと、上記下側のヘッダの一部で冷媒流路の下
    流端に位置する部分に設けられた冷媒吐出口と、何れか
    のヘッダの一部で冷媒流路の上流端に位置する部分に設
    けられた冷媒送り込み口とを備えたコンデンサに於い
    て、上記冷媒吐出口を、上記上側のヘッダ内の冷媒の流
    れ方向に関して下流端に対応する側で、上記下側のヘッ
    ダの軸方向端部寄り部分に設けた事を特徴とするコンデ
    ンサ。
  2. 【請求項2】 下側のヘッダの一部をコア部の端部より
    も水平方向に突出させて突出部とし、上端部に冷媒吐出
    口を設けた吐出管の下端部を、この突出部の上面に接続
    した、請求項1に記載したコンデンサ。
  3. 【請求項3】 下側のヘッダの一部をコア部の端部より
    も水平方向に突出させて突出部とし、上端部に冷媒吐出
    口を設けた吐出管の下端部を、この突出部の端面に接続
    した、請求項1に記載したコンデンサ。
  4. 【請求項4】 上端部に冷媒吐出口を設けた吐出管の下
    端部に、曲がり部を介して水平部を設け、この水平部の
    開口端部を下側のヘッダの端部に接続した、請求項1に
    記載したコンデンサ。
JP2023897A 1996-12-25 1997-02-03 コンデンサ Pending JPH10220918A (ja)

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JP2023897A JPH10220918A (ja) 1997-02-03 1997-02-03 コンデンサ
DE69717408T DE69717408T2 (de) 1996-12-25 1997-12-22 Kondensatorzusammenbaustruktur
DE69733284T DE69733284T2 (de) 1996-12-25 1997-12-22 Kondensatoraufbaustruktur
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AU49273/97A AU731965B2 (en) 1996-12-25 1997-12-24 Condenser assembly structure
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012254725A (ja) * 2011-06-09 2012-12-27 Panasonic Corp 車両用空調装置

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