JPH1022043A - 過電圧吸収素子及びその製造方法 - Google Patents

過電圧吸収素子及びその製造方法

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JPH1022043A
JPH1022043A JP8174806A JP17480696A JPH1022043A JP H1022043 A JPH1022043 A JP H1022043A JP 8174806 A JP8174806 A JP 8174806A JP 17480696 A JP17480696 A JP 17480696A JP H1022043 A JPH1022043 A JP H1022043A
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insulating layer
overvoltage
silicon
insulating
layer
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JP8174806A
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Nobuya Saruwatari
暢也 猿渡
Yoshio Murakami
義男 村上
Takaaki Ito
隆明 伊藤
Yasushige Ueoka
康茂 植岡
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Mitsubishi Materials Corp
Original Assignee
Mitsubishi Materials Corp
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Publication date
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01TSPARK GAPS; OVERVOLTAGE ARRESTERS USING SPARK GAPS; SPARKING PLUGS; CORONA DEVICES; GENERATING IONS TO BE INTRODUCED INTO NON-ENCLOSED GASES
    • H01T4/00Overvoltage arresters using spark gaps
    • H01T4/10Overvoltage arresters using spark gaps having a single gap or a plurality of gaps in parallel
    • H01T4/12Overvoltage arresters using spark gaps having a single gap or a plurality of gaps in parallel hermetically sealed
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L23/00Details of semiconductor or other solid state devices
    • H01L23/58Structural electrical arrangements for semiconductor devices not otherwise provided for, e.g. in combination with batteries
    • H01L23/62Protection against overvoltage, e.g. fuses, shunts
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01TSPARK GAPS; OVERVOLTAGE ARRESTERS USING SPARK GAPS; SPARKING PLUGS; CORONA DEVICES; GENERATING IONS TO BE INTRODUCED INTO NON-ENCLOSED GASES
    • H01T21/00Apparatus or processes specially adapted for the manufacture or maintenance of spark gaps or sparking plugs

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 部品点数が少なくて済み簡単に製造し得る。
一対の対向電極の放電用素子に対する接続が対称である
ため極性を生じる恐れがなく、繰返して過電圧を吸収し
得る。絶縁層の欠陥が少なく製品歩留まりが高い。 【解決手段】 過電圧吸収素子は、複数の導電性素体1
1,12が絶縁層10を介して一体化してなる放電用素
子20が導電性素体の外面を挟持面として一対の対向電
極31,32により挟持されて絶縁性容器34内に分子
状酸素を含まないガスとともに封止される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電気機器、電子機器
又はこれらの回路を過電圧から保護する過電圧吸収素子
及びその製造方法に関する。更に詳しくはマイクロギャ
ップ式の過電圧吸収素子及びその製造方法に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のマイクロギャップ式過電
圧吸収素子として、図10及び図11に示すような過電
圧吸収素子9a及び9bが知られている(例えば特開昭
55−128283)。2つの過電圧吸収素子9a及び
9bに内蔵される素子1は、導電性皮膜1aで被包した
円柱状のセラミック素体1bの中央に円周方向に幅数1
0μmのマイクロギャップ1cをレーザ光線等により形
成し、このセラミック素体1bの両端に一対のキャップ
電極1d,1eを冠着して作られる。図10に示すよう
に、過電圧吸収素子9aは、素子1を絶縁性ガラス管4
内に収容して素子1の両端に一対の封止電極2,3を配
置し、これらの封止電極2,3をキャップ電極1d,1
eに電気的に接続し同時にガラス管4内部に不活性ガス
を封入して作られる。封止電極2,3にはそれぞれリー
ド線6,7が接続される。
【0003】図11に示すように、過電圧吸収素子9b
は、素子1をその両端のキャップ電極1d,1eに接続
したリード線6,7とともにガラス管8で封止して作ら
れる。ガラス管8には不活性ガスが封入される。上記過
電圧吸収素子9a又は9bでは雷サージ等に起因してリ
ード線6,7に異常電圧が印加すると、最初に円柱状の
セラミック素体1bのマイクロギャップ1cを挟んで素
体1bを被包する導電性皮膜1aに沿ってグロー放電が
起こり、最終的に一対のキャップ電極1d,1e間での
アーク放電に移行して過電圧を吸収する。
【0004】しかし、上記従来の過電圧吸収素子9a及
び9bは部品点数が多く、しかも導電性皮膜1aの形成
工程、キャップ電極1d,1eの冠着工程、マイクロギ
ャップ1cの形成工程、封止工程等の多くの工程を要す
る不具合があった。特にマイクロギャップの形成には大
規模の設備や高度の技術を必要とし、安定したマイクロ
ギャップを得るためには多大の労力を要していた。この
点を解決するために、導電性シリコンチップの頭部を絶
縁皮膜で被覆し、この頭部と底部に一対の対向電極を当
接してガラス管内に装填し、アルゴンガス等の放電気体
をガラス管内に減圧供給し、ガラス封止した過電圧吸収
素子及びその製造方法が提案されている(特開平7−6
853)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、特開平7−6
853号公報に示される過電圧吸収素子は、絶縁皮膜が
直接一対の対向電極の一方に接触するため、対向電極間
でアーク放電が行われて一方の電極でこの電極材料の金
属イオンが発生するスパッタリング現象が起こると、こ
の金属イオンが容易に頭部の絶縁皮膜に付着してシリコ
ンチップと対向電極とが導通し、過電圧吸収素子がその
本来の過電圧吸収機能を果たせなくなる恐れがあった。
また一方の対向電極が絶縁皮膜に接触し、他方の対向電
極がシリコンチップに接触するため、過電圧吸収素子が
極性を有する恐れがあり、回路接続時に配慮しなければ
ならない煩わしさがあった。更に製造時において、絶縁
皮膜と一方の対向電極とを接触するときに絶縁皮膜の端
面が欠けるか、或いは絶縁皮膜にマイクロクラックが発
生し易く、製品歩留まりを低下させる一因となってい
た。
【0006】本発明の目的は、部品点数が少なくて済
み、製造が簡単な過電圧吸収素子及びその製造方法を提
供することにある。本発明の別の目的は、一対の対向電
極の放電用素子に対する接続が対称であるため極性を生
じる恐れがなく、繰返して過電圧を吸収し得る過電圧吸
収素子及びその製造方法を提供することにある。本発明
の別の目的は、絶縁層の欠陥が少なく製品歩留まりの高
い過電圧吸収素子の製造方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
図1〜図5及び図8に示すように、複数の導電性素体1
1,12,13が絶縁層10を介して一体化してなる放
電用素子20,30,40,50が導電性素体の外面を
挟持面として一対の対向電極31,32により挟持され
て絶縁性容器34内に分子状酸素を含まないガスととも
に封止された過電圧吸収素子である。通常は導電性素体
間の絶縁層10が高絶縁抵抗の皮膜として作用し、一対
の対向電極31,32間の電気的絶縁が保たれる。サー
ジである瞬間的な異常電圧(過電圧)が一対の対向電極
31,32に印加されると、絶縁層10を挟んで放電現
象が対向電極31又は32と導電性素体の間で発生し、
過電圧は瞬時に吸収される。過電圧が止むと、放電は停
止し、一対の対向電極31,32間の電気的絶縁は復元
される。
【0008】請求項2に係る発明は、請求項1に係る発
明であって、絶縁性容器34がガラス管であって、一対
の対向電極31,32が電極外周面でガラス管34の両
端開口部に封着された過電圧吸収素子である。絶縁性容
器34にガラス管を用いることにより、容易に封着する
ことができる。
【0009】請求項3に係る発明は、図4に示すよう
に、請求項1又は2に係る発明であって、対向電極3
1,32の導電性素体11,12,13との接触部31
a,32aが対向電極の封着部分より細く形成され、導
電性素体11,12,13の対向電極との接触面11
a,12a,13aが接触部31a,32aの接触面と
同じか或いは小さい過電圧吸収素子である。過電圧が一
対の対向電極31,32に印加されると、絶縁層10を
挟んでアーク放電が一方の対向電極31の封着部分であ
る大径部31bと他方の対向電極32の封着部分である
大径部32bの間で発生する。絶縁層10の部分はアー
ク放電の経路から離れているため、アーク放電電圧が大
きくて対向電極から金属イオンが多量に飛散しても、こ
の金属イオンが絶縁層の露出部分に付着しにくい。
【0010】請求項4に係る発明は、請求項1ないし3
いずれかに係る発明であって、絶縁層10が導電性素体
11,12,13の表面より凹んで導電性素体間にマイ
クロギャップ16を生じるように形成された過電圧吸収
素子である。マイクロギャップ16を生じるように絶縁
層10を形成することにより、より容易にグロー放電を
生じる。
【0011】請求項5に係る発明は、図3に示すよう
に、請求項1ないし3いずれかに係る発明であって、絶
縁層10が導電性素体11,12,13の表面より突出
して導電性素体間にフランジ状に形成された過電圧吸収
素子である。フランジ状に絶縁層10を形成することに
より、放電開始電圧を高めることができる。
【0012】請求項6に係る発明は、請求項1ないし5
いずれかに係る発明であって、導電性素体11,12,
13がシリコンチップであって、絶縁層10がシリコン
酸化層、シリコン窒化層又はアルミナ層のいずれかであ
る過電圧吸収素子である。導電性素体にシリコンチップ
を用いることにより、シリコン酸化層、シリコン窒化
層、アルミナ層等の絶縁層の形成が容易になる。
【0013】請求項7に係る発明は、図8に示すよう
に、請求項1ないし6いずれかに係る発明であって、導
電性素体11,12,13と絶縁層10との間に金属層
17を有する過電圧吸収素子である。金属層を設けるこ
とにより、導電性素体同士の貼り合わせが容易になる。
【0014】請求項8に係る発明は、請求項7に係る発
明であって、金属層17がW,Mo,Ti,Ni,Ta
又はCuからなる過電圧吸収素子である。金属層をW,
Mo,Ti,Ni,Ta,Cu等で構成することによ
り、導電性素体同士の貼り合わせが容易になる。
【0015】請求項9に係る発明は、図6及び図7に示
すように、複数枚のシリコンウェーハ11,12,13
のうち少なくとも1枚のウェーハ表面又はウェーハ内部
に絶縁層を形成し、これらのシリコンウェーハ11,1
2,13を絶縁層10が介在するように接合し、この接
合した複数枚のシリコンウェーハ11,12,13を矩
形に切断することにより複数のシリコンチップが絶縁層
10を介して一体化してなる放電用素子20,30,4
0,50を形成し、この放電用素子20,30,40,
50をシリコンチップ11,12,13の外面を挟持面
として一対の対向電極31,32により挟持して絶縁性
容器34内に不活性ガスとともに封止する過電圧吸収素
子の製造方法である。この方法によれば、シリコンウェ
ーハの貼り合わせ技術を用いて、容易に絶縁層を介在さ
せた放電用素子を作製できる。
【0016】請求項10に係る発明は、図9に示すよう
に、請求項9に係る発明であって、複数枚のシリコンウ
ェーハ11,12,13のうち少なくとも1枚のウェー
ハ表面に絶縁層10と、この絶縁層を形成したシリコン
ウェーハと別のシリコンウェーハの少なくとも1枚のウ
ェーハ表面又は絶縁層上に金属層17とを形成し、これ
らのシリコンウェーハ11,12,13を絶縁層10と
金属層17が隣接するように接合し、この接合した複数
枚のシリコンウェーハ11,12,13を矩形に切断す
ることにより複数のシリコンチップが絶縁層10を介し
て一体化してなる放電用素子20,30,40,50を
形成し、この放電用素子20,30,40,50をシリ
コンチップ11,12,13の外面を挟持面として一対
の対向電極31,32により挟持して絶縁性容器34内
に不活性ガスとともに封止する過電圧吸収素子の製造方
法である。この方法によれば、シリコンウェーハの貼り
合わせ技術を用いて、しかも絶縁層と金属層とを隣り合
わせにして容易に放電用素子を作製できる。
【0017】請求項11に係る発明は、請求項9又は1
0に係る発明であって、絶縁層10をシリコンウェーハ
11,12の熱酸化、化学気相堆積法による絶縁性物質
の生成又はスパッタリング法による絶縁性物質の生成に
よりシリコンウェーハ11,12の表面に形成する過電
圧吸収素子の製造方法である。絶縁層を熱酸化法、化学
気相堆積法又はスパッタリング法により形成することに
より、バラツキの小さい絶縁層を量産し得る。
【0018】請求項12に係る発明は、請求項10に係
る発明であって、金属層17を化学気相堆積法による導
電性物質の生成又はスパッタリング法による導電性物質
の生成によりシリコンウェーハ12の表面に形成する過
電圧吸収素子の製造方法である。金属層を熱酸化法、化
学気相堆積法又はスパッタリング法により形成すること
により、バラツキの小さい金属層を量産し得る。
【0019】請求項13に係る発明は、請求項9ないし
12いずれかに係る発明であって、絶縁性容器34内に
封止する前に、放電用素子20,40,50を選択エッ
チングして絶縁層10を導電性素体11,12,13の
表面より凹ませて導電性素体間にマイクロギャップ16
を生じるように形成する過電圧吸収素子の製造方法であ
る。マイクロギャップ16を生じるように絶縁層10を
形成することにより、より容易にグロー放電を生じる。
【0020】請求項14に係る発明は、請求項9ないし
12いずれかに係る発明であって、絶縁性容器34内に
封止する前に、放電用素子30を選択エッチングして絶
縁層10を導電性素体1112,13の表面より突出さ
せて絶縁層10を導電性素体間にフランジ状に形成する
過電圧吸収素子の製造方法である。フランジ状に絶縁層
10を形成することにより、放電開始電圧を高めること
ができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、請求項1ないし14に係る
発明を通じて、導電性素体、絶縁層、放電用素子、対向
電極及び絶縁性容器を説明する。図1〜図9を通して、
同一符号は同一部品を示す。導電性素体としてはシリコ
ンチップ、カーボンチップ、メタルチップ等が挙げられ
る。加工精度を高められることからシリコンチップが好
ましい。導電性素体は2個以上で構成され、絶縁層を間
に挟んで一体化して放電用素子を形成する。図1〜図4
には導電性素体が一対(2個)の形態を、図5には導電
性素体が3個である形態を示す。図示しないが、導電性
素体は4個、5個、6個以上でもよい。導電性素体の数
を大きくして絶縁層の介在箇所を増やし、かつ総厚を大
きくすることによって、より高電圧動作の過電圧吸収素
子となる。また導電性素体は両端面が平面であれば、図
2に示すような直方体に限らず、円柱体、楕円柱状、立
方体、円錐台、三角柱その他の角柱、三角錐台その他の
角錐台又はこれらを変形加工したものを用いることがで
きる。加工性の観点から、直方体が好ましい。
【0022】この放電用素子は、例えばシリコンウェー
ハの貼り合わせ技術を用いて製造することができる。図
6(a)に示すように、表面に絶縁層10が形成された
シリコンウェーハ11と、同じく表面に絶縁層10が形
成されたシリコンウェーハ12又は絶縁層が形成されな
いシリコンウェーハ13を絶縁層を介して重ね合せる。
ここでシリコンウェーハはP型又はN型の0.01〜1
000Ω・cmの抵抗値を有する。図6(b)に示すよ
うに、ウェーハ11と12又はウェーハ11と13を重
ね合わせた後、熱処理して2枚のシリコンウェーハを貼
り合わせる。この貼り合わせ熱処理は両ウェーハを重ね
合せた状態で乾燥酸素雰囲気又は窒素雰囲気中で100
0〜1100℃の温度下、1〜3時間、好ましくは2時
間程度行う。
【0023】絶縁層10は導電性素体がシリコンウェー
ハから切り出されたシリコンチップの場合、シリコン酸
化層(SiO2層)、シリコン窒化層(Si34層)又
はアルミナ層(Al23層)のいずれかである。特に層
形成が容易で電気的に高い絶縁性が得られるシリコン酸
化層が好ましい。この絶縁層の厚さは放電開始電圧に応
じて、また過電圧吸収素子の寿命の観点から好ましくは
約1〜50μmの範囲から選ばれる。絶縁層はシリコン
ウェーハの熱酸化、化学気相堆積(Chemical Vapor Dep
osition, 以下、CVDという)又はスパッタリングに
よる絶縁性物質の生成により形成される。絶縁層がシリ
コンウェーハの熱酸化によるシリコン酸化層である場合
には、シリコンウェーハを湿潤酸素雰囲気中で1100
〜1200℃の高温で加熱して形成される。加熱時間は
2〜12時間程度が好ましい。この熱酸化の場合、絶縁
層の厚さは約1〜5μmの範囲にある。
【0024】CVD法で絶縁層を形成する場合には、有
機オキシ・シラン系の原料ガス、例えばテトラエチル・
オキシシリケート(Si(OC25)4:TEOS)の熱
分解を用いてSiO2層を形成し、またSiH2Cl2
はSiH4とアンモニアガス(NH3)との反応によりS
34層を形成し、更に有機アルミニウムAl(CH3)3
とO2との反応又はN2中でAl(i-C49)3を熱分解す
ることによりAl23層を形成する。このCVD法では
絶縁層の厚さは約1〜50μmの範囲になる。スパッタ
リング法で絶縁層を形成する場合には、O2雰囲気でタ
ーゲットにSiO2を用いることによりSiO2層を形成
し、またN2雰囲気でターゲットにSiを用いることに
よりSi34層を形成し、更にAr雰囲気でターゲット
にAl23を用いることによりAl23層を形成する。
このスパッタリング法では絶縁層の厚さは約1〜5μm
になる。
【0025】絶縁層10を介して一体化した2枚のシリ
コンウェーハ11,12(又は11,13)は、シリコ
ンウェーハの劈開面(図6(b)の破線)に沿ってカッ
トされ、矩形のシリコンチップになる。図6(c)に示
すように、このシリコンチップを選択ウエットエッチン
グすることにより、絶縁層10の周縁のみか、或いはシ
リコンチップ11,12(又は11,13)の周縁のみ
を除去する。図6(c)では絶縁層10の周縁のみを除
去するエッチャントを用いてエッチングし、シリコンチ
ップ11,12(又は11,13)間の周面に深さ数μ
mのマイクロギャップ16を形成する。絶縁層10のみ
を除去するエッチャントとしては、シリコン酸化層の場
合フッ酸水溶液、シリコン窒化層の場合熱したリン酸、
アルミナ層の場合フッ酸水溶液を用いる。この選択エッ
チングにより、図6(d)に示すように、放電用素子2
0が得られる。またシリコンチップ11,12(又は1
1,13)の周縁のみを除去するエッチャントとして
は、水酸化カリウム溶液を用いる。この選択エッチング
により、図3に示すように、絶縁層10をシリコンチッ
プ11,12(又は11,13)の表面より約1〜5μ
m突出させて絶縁層10をフランジ状に形成した放電用
素子30が得られる。
【0026】図7(a)〜(c)に示すように、3枚の
シリコンウェーハ11,12,13を絶縁層10を介し
て貼り合わせてカットし、エッチング(図示せず)する
ことにより放電用素子40を作製してもよい。図示しな
いが、貼り合わせるシリコンウェーハの枚数は4枚、5
枚、6枚以上でもよい。また図9(a)〜(d)に示す
ように、1枚のシリコンウェーハ11の表面に絶縁層1
0を形成し、別の1枚のシリコンウェーハ12の表面に
金属層17を形成し、両ウェーハ11,12を絶縁層1
0及び金属層17を介して貼り合わせてカットし、エッ
チングすることにより放電用素子50を作製してもよ
い。金属層17はCVD法、スパッタリング法、スプレ
ー法、蒸着法、印刷法、イオンプレーティング法、めっ
き法等の薄膜又は厚膜形成法により、ウェーハ12の表
面に形成される。この金属層を構成する金属としては、
W,Mo,Ti,Ni,Ta,Cu等が挙げられる。こ
の金属は耐熱性の観点でリフラクトリメタルから選ばれ
る。この金属層の厚さは好ましくは約0.1〜1.0μ
mである。図示しないが、貼り合わせ枚数は2枚に限ら
ず、3枚、4枚、5枚、6枚以上でもよい。また絶縁層
との接触面すべてに金属層を配置しなくてもよい。
【0027】対向電極は封止用の電極であって、封着時
の絶縁性容器の熱収縮によるクラックの発生を防止する
ために絶縁性容器と熱膨張係数のほぼ等しい金属を用い
る。従って対向電極は絶縁性容器の種類より材質を選定
する。絶縁性容器が軟質ガラス管である場合には、対向
電極にジュメット線(Dumet wire)、鉄52wt%−ニ
ッケル42wt%−クロム6wt%合金等が用いられ、
絶縁性容器が硬質ガラス管である場合には、鉄58wt
%−ニッケル42wt%合金(商品名:42アロイ)等
が用いられる。絶縁性容器がセラミック管である場合に
は、対向電極に42合金と銅のクラッド材、フェルニコ
系の鉄54wt%−ニッケル29wt%−コバルト17
wt%合金(商品名:コバール(Kovar))等が用いられ
る。ジュメット線は輪切りにして対向電極にする。42
合金と銅のクラッド材は42合金の板材の片面又は両面
に銅薄膜を密着させ、高温で機械的に圧延するクラッド
法(cladding)により作られる。クラッド材の銅薄膜を
酸化させて銅表面を亜酸化銅にすると封着時にガラスと
のなじみが良くなり好ましい。このクラッド材を円板に
打抜いた後、絞り加工して対向電極にする。
【0028】図1〜図3に示すように、一対の対向電極
31,32は円柱状でもよいが、図4、図5及び図8に
示すように、対向電極31,32の導電性素体との接触
部31a,32aが対向電極の封着部分より細く形成さ
れ、導電性素体の対向電極との接触面が接触部31a,
32aの接触面と同じか、或いは小さいことが好まし
い。これは、アーク放電時に一方の電極でこの電極材料
の金属イオンが発生するスパッタリング現象が起きて
も、この金属イオンが絶縁層10まで到達せず、導電性
素体同士が導通しにくくなるためである。対向電極3
1,32の外面にはリード線36,37を溶着してもよ
い。
【0029】絶縁性容器34は、ガラス管又は絶縁性セ
ラミック管からなる容器、ガラス管又は絶縁性セラミッ
ク管の一部に金属管を用いた容器、或いは金属管の一部
にガラス又は絶縁性セラミック材料を用いた容器であ
る。ガラス管は鉛ガラス、バリウムガラス、ソーダガラ
ス、ホウケイ酸ガラス等から作られる。対向電極31,
32を封着するときには 絶縁性容器34の内部に分子
状酸素を含まないガスが充填される。このガスとして
は、He,Ne,Ar,Xe,N2,CO2,SF6,C3
8等が挙げられる。本発明の過電圧吸収素子の放電開
始電圧は、前述した絶縁層の厚さ以外に、上記ガスの封
止圧力により制御される。
【0030】
【実施例】次に本発明の実施例を比較例とともに説明す
る。 <実施例1>図1及び図2に示すように、中央にマイク
ロギャップ16が形成された放電用素子20が一対の対
向電極31,32に挟まれてガラス管34内に収容され
る。この例では放電用素子20はたて500μm、よこ
500μm、長さ500μmの立方体であって、それぞ
れ厚さ250μmのシリコンチップ11,13が貼り合
わせて形成される。シリコンチップの一方の貼り合わせ
面には厚さ約10μmのSiO2からなる絶縁層10が
形成される。この放電用素子20は図6に示した2枚の
熱酸化層付きのシリコンウェーハ11と熱酸化層のない
シリコンウェーハ13を貼り合わせ、カッティング、選
択エッチングしたものである。マイクロギャップ16の
深さは約30μmである。放電用素子20は一対の対向
電極31,32で挟持される。一対の対向電極31,3
2の各外面にはリード線36,37がそれぞれ溶着され
る。放電用素子20を挟持した状態で鉛ガラスからなる
内径0.8mm、厚さ0.25〜0.3mm、長さ2.
0mmのガラス管34内に挿入する。対向電極31,3
2はそれぞれ直径約0.7〜0.8mmのジュメット線
を長さ約1.0mmに輪切りしたものである。この状態
でガラス管内の空気をアルゴンガスで置換して800T
orrの圧力にした後、650℃に加熱することにより
対向電極31,32によりガラス管34を封止して過電
圧吸収素子を得た。
【0031】<実施例2>一対の対向電極として、図4
に示されるシリコンチップ11,13との接触部31
a,32aが対向電極の封着部分より細く形成され、チ
ップ11,13の対向電極との接触面が接触部31a,
32aの接触面と同じである以外は、実施例1と同じ構
成の過電圧吸収素子を作製した。
【0032】<実施例3>放電用素子として、図5及び
図7(c)に示される放電用素子40を用いた以外は、
実施例2と同じ構成の過電圧吸収素子を作製した。それ
ぞれの絶縁層10の構成、マイクロギャップ16の深さ
は実施例1と同じである。
【0033】<実施例4>放電用素子として、図8及び
図9(d)に示される放電用素子50を用いた以外は、
実施例2と同じ構成の過電圧吸収素子を作製した。シリ
コンチップ11は実施例1のシリコンチップ11と同じ
であり、絶縁層10の構成、マイクロギャップ16の深
さは実施例1と同じである。シリコンチップ12はタン
グステン(W)からなる金属層17を有する。このW層
はWF6を原料ガスとして用いたCVD法により約5μ
mの厚さに形成される。
【0034】<比較例>図10に示される前述した過電
圧吸収素子9aを比較例とした。この過電圧吸収素子9
aのガラス管4には素子1がアルゴンガスとともに封止
される。対向電極2,3は実施例1と同じジュメット線
を用いた。素子1はムライトからなる長さ3.1mmで
直径1.0mmの円柱状のセラミック素体1bの全面に
スパッタリングにより導電性皮膜1aを形成した後、こ
のセラミック素体1bの両端にそれぞれ厚さ0.15m
m、外径1.3mm、長さ0.9mmの一対のキャップ
電極1d,1eを圧入して冠着し、更にセラミック素体
1bの周面中央に数10μm幅のマイクロギャップ1c
をレーザにより形成することにより作られる。
【0035】実施例1〜4及び比較例の過電圧吸収素子
の直流放電開始電圧、絶縁抵抗、静電容量、インパルス
放電開始電圧、静電気寿命特性等の電気的特性を調べ
た。その結果を表1に示す。なお、インパルス放電開始
電圧測定に使用したインパルス電圧は(1.2×50)
μsec−2kV、静電気寿命特性測定に使用した静電
気印加条件は150pF−330Ω−15kVである。
【0036】
【表1】
【0037】表1から明かなように、実施例1、実施例
2及び実施例4の過電圧吸収素子は比較例の過電圧吸収
素子と同じ電気的特性を示した。また実施例3の過電圧
吸収素子は他の実施例と比較して、静電容量が僅かに減
少する一方、直流放電開始電圧及びインパルス放電開始
電圧が約2倍に増大した。
【0038】
【発明の効果】以上述べたように、本発明は次の優れた
効果を有する。 (a) 特開昭55−128283号公報に記載の過電圧吸
収素子と比べて、少ない部品点数で、過電圧吸収性能の
劣らない過電圧吸収素子を簡単に製造することができ
る。 (b) 特開平7−6853号公報に記載の過電圧吸収素子
と比べて、一対の対向電極の放電用素子に対する接続が
対称であるため極性を生じる恐れがなく、繰返して過電
圧を吸収することができる。 (c) 特開平7−6853号公報に記載の過電圧吸収素子
と比べて、絶縁層の欠陥が少なく製品歩留まりの高い過
電圧吸収素子が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の過電圧吸収素子の中央縦断面図。
【図2】図1の過電圧吸収素子の組立状態を示す斜視
図。
【図3】本発明の別の過電圧吸収素子の中央縦断面図。
【図4】本発明の別の過電圧吸収素子の中央縦断面図。
【図5】本発明の別の過電圧吸収素子の中央縦断面図。
【図6】本発明の放電用素子の製造工程を工程順に示す
図。
【図7】本発明の別の放電用素子の製造工程を工程順に
示す図。
【図8】本発明の別の過電圧吸収素子の中央縦断面図。
【図9】本発明の更に別の放電用素子の製造工程を工程
順に示す図。
【図10】従来例の過電圧吸収素子の中央縦断面図。
【図11】別の従来例の過電圧吸収素子の中央縦断面
図。
【符号の説明】
10 絶縁層 11,12,13 導電性素体(シリコンウェーハ) 11a,12a,13a 対向電極との接触面 16 マイクロギャップ 17 金属層 20,30,40,50 放電用素子 31,32 対向電極 31a,32a 導電性素体との接触部 34 絶縁性容器(ガラス管) 36,37 リード線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 植岡 康茂 埼玉県大宮市北袋町1丁目297番地 三菱 マテリアル株式会社総合研究所内

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の導電性素体(11,12,13)が絶縁層(1
    0)を介して一体化してなる放電用素子(20,30,40,50)が
    前記導電性素体の外面を挟持面として一対の対向電極(3
    1,32)により挟持されて絶縁性容器(34)内に分子状酸素
    を含まないガスとともに封止された過電圧吸収素子。
  2. 【請求項2】 絶縁性容器(34)がガラス管であって、一
    対の対向電極(31,32)が電極外周面で前記ガラス管(34)
    の両端開口部に封着された請求項1記載の過電圧吸収素
    子。
  3. 【請求項3】 対向電極(31,32)の導電性素体(11,12,1
    3)との接触部(31a,32a)が前記対向電極の封着部分より
    細く形成され、前記導電性素体(11,12,13)の対向電極と
    の接触面(11a,12a,13a)が前記接触部(31a,32a)の接触面
    と同じか或いは小さい請求項2記載の過電圧吸収素子。
  4. 【請求項4】 絶縁層(10)が導電性素体(11,12,13)の表
    面より凹んで導電性素体間にマイクロギャップ(16)を生
    じるように形成された請求項1ないし3いずれか記載の
    過電圧吸収素子。
  5. 【請求項5】 絶縁層(10)が導電性素体(11,12,13)の表
    面より突出して導電性素体間にフランジ状に形成された
    請求項1ないし3いずれか記載の過電圧吸収素子。
  6. 【請求項6】 導電性素体(11,12,13)がシリコンチップ
    であって、絶縁層(10)がシリコン酸化層、シリコン窒化
    層又はアルミナ層のいずれかである請求項1ないし5い
    ずれか記載の過電圧吸収素子。
  7. 【請求項7】 導電性素体(11,12,13)と絶縁層(10)との
    間に金属層(17)を有する請求項1ないし6いずれか記載
    の過電圧吸収素子。
  8. 【請求項8】 金属層(17)がW,Mo,Ti,Ni,T
    a又はCuからなる請求項7記載の過電圧吸収素子。
  9. 【請求項9】 複数枚のシリコンウェーハ(11,12,13)の
    うち少なくとも1枚のウェーハ表面又はウェーハ内部に
    絶縁層(10)を形成し、前記複数枚のシリコンウェーハ(1
    1,12,13)を前記絶縁層(10)が介在するように接合し、 前記接合した複数枚のシリコンウェーハ(11,12,13)を矩
    形に切断することにより複数のシリコンチップが絶縁層
    (10)を介して一体化してなる放電用素子(20,30,40,50)
    を形成し、 前記放電用素子(20,30,40,50)をシリコンチップ(11,12,
    13)の外面を挟持面として一対の対向電極(31,32)により
    挟持して絶縁性容器(34)内に不活性ガスとともに封止す
    る過電圧吸収素子の製造方法。
  10. 【請求項10】 複数枚のシリコンウェーハ(11,12,13)
    のうち少なくとも1枚のウェーハ表面に絶縁層(10)と、
    この絶縁層(10)を形成したシリコンウェーハと別のシリ
    コンウェーハの少なくとも1枚のウェーハ表面又は前記
    絶縁層上に金属層(17)とを形成し、 前記複数枚のシリコンウェーハ(11,12,13)を前記絶縁層
    (10)と前記金属層(17)が隣接するように接合し、 前記接合した複数枚のシリコンウェーハ(11,12,13)を矩
    形に切断することにより複数のシリコンチップが絶縁層
    (10)を介して一体化してなる放電用素子(20,30,40,50)
    を形成し、 前記放電用素子(20,30,40,50)をシリコンチップ(11,12,
    13)の外面を挟持面として一対の対向電極(31,32)により
    挟持して絶縁性容器(34)内に不活性ガスとともに封止す
    る過電圧吸収素子の製造方法。
  11. 【請求項11】 絶縁層(10)をシリコンウェーハ(11,1
    2)の熱酸化、化学気相堆積法による絶縁性物質の生成又
    はスパッタリング法による絶縁性物質の生成により前記
    シリコンウェーハ(11,12)の表面に形成する請求項9又
    は10記載の過電圧吸収素子の製造方法。
  12. 【請求項12】 金属層(17)を化学気相堆積法による導
    電性物質の生成又はスパッタリング法による導電性物質
    の生成によりシリコンウェーハ(12)の表面に形成する請
    求項10記載の過電圧吸収素子の製造方法。
  13. 【請求項13】 絶縁性容器(34)内に封止する前に、放
    電用素子(20,40,50)を選択エッチングして絶縁層(10)を
    導電性素体(11,12,13)の表面より凹ませて導電性素体間
    にマイクロギャップ(16)を生じるように形成する請求項
    9ないし12いずれか記載の過電圧吸収素子の製造方
    法。
  14. 【請求項14】 絶縁性容器(34)内に封止する前に、放
    電用素子(30)を選択エッチングして絶縁層(10)を導電性
    素体(11,12,13)の表面より突出させて前記絶縁層(10)を
    導電性素体間にフランジ状に形成する請求項9ないし1
    2いずれか記載の過電圧吸収素子の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR20020076754A (ko) * 2001-03-30 2002-10-11 문장윤 서지압소버용 금속칩 및 그의 제조방법
US8717730B2 (en) 2010-05-20 2014-05-06 Murata Manufacturing Co., Ltd. ESD protection device and method for producing the same
US8760830B2 (en) 2010-05-20 2014-06-24 Murata Manufacturing Co., Ltd. ESD protection device

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