JPH10220428A - クリップ - Google Patents

クリップ

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Publication number
JPH10220428A
JPH10220428A JP3863497A JP3863497A JPH10220428A JP H10220428 A JPH10220428 A JP H10220428A JP 3863497 A JP3863497 A JP 3863497A JP 3863497 A JP3863497 A JP 3863497A JP H10220428 A JPH10220428 A JP H10220428A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
substrate
clip
operation piece
spring member
locking
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP3863497A
Other languages
English (en)
Inventor
Saburou Obitsu
三郎 尾櫃
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Obitsu Plastic Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Obitsu Plastic Manufacturing Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Obitsu Plastic Manufacturing Co Ltd filed Critical Obitsu Plastic Manufacturing Co Ltd
Priority to JP3863497A priority Critical patent/JPH10220428A/ja
Publication of JPH10220428A publication Critical patent/JPH10220428A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 バネ部材を使用することなく被係止物に対し
て強固な挟持力を発揮し、簡単かつ確実に強固な挟持作
用が図り得ることの可能なクリップを提供することであ
る。 【解決手段】 基板上面1aの左右側縁を夫々立ち上げ
ると共に、夫々の前面縁から後方に向けて差込み溝3,
3を形成した左右支持片2,2と、該左右の支持片2,
2間に軸支されて回動可能に備えられる係止操作片4と
からなり、該係止操作片4は、その遊端側4bが基板上
面1aに位置した際に、上記差込み溝3に差し込まれて
いる被係止物を基板上面1aとの間にて押圧係止する係
止爪6が軸支側4aに備えられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、クリップの改良に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば携帯電話用の着信振動伝達
構造体(いわゆるバイブレータ装置)を洋服のポケット
内に収納する際に連結紐を介して連結されて上記ポケッ
ト縁に保持せしめるクリップや、各種商品等に正札、ネ
ームタグ等を付する際に、あるいはネームプレート等を
洋服のポケット等に取り付ける場合に用いられるクリッ
プは、スプリングや板バネなどのバネ部材を一構成要素
としており、該バネ部材の弾性を利用して上下の挟持片
を作動せしめ、該バネ部材の弾性による上下挟持片の挟
持作用で被係止物に挟持保持せしめていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来技術
にあっては、上述したようにスプリングや板バネなどの
バネ部材を一構成要素とし、該バネ部材の弾性による上
下挟持片の挟持作用で被係止物に挟持保持せしめていた
ものであったため、次のような問題点を有していた。
【0004】すなわち、この種のクリップには金属製
のコイルスプリング、板バネなどが一般に使用されてお
り、このようにバネ部材が金属製であるため種々の要因
により磁気を帯びることがある。このように磁気を帯び
た状態のクリップを、上記携帯電話用の着信振動伝達構
造体等の通信機器関連商品に使用した場合には、上記磁
気によって通信機能に支障を来たす虞がある。また、金
属製のバネ部材であることから酸化、錆の発生も懸念さ
れる。 バネ部材を上下挟持片間に組込み取り付ける際に、バ
ネ部材の弾性に抗して組込まなければならないことか
ら、その取り付け作業が面倒であるばかりか、煩わしさ
に耐え得ないものであった。これは、特にクリップの小
型化が要求されている現状において大きな問題となって
いる。また、このようにバネ部材を一構成要素としてい
ることからコスト高騰を招いていた。 また、何等かの要因によって上下挟持片間からバネ部
材が外れてしまうと、その組込み作業は困難であったこ
とから、バネ部材の外れたものはそのままの状態で放置
あるいは破棄されていたのが現状である。 さらに、小型のクリップに特有の問題として、その使
用勝手の悪さが指摘され、この点が改良できないものか
との要望が高まっている。すなわち、小型のクリップで
あったとしても、やたらと挟持作用が解除されてしまう
ような弱い挟持力では商品価値がないため、強固な弾性
を奏するバネ部材が使用されている。従って、小型であ
ることから握り部分が小さく、力の入れようが無い上
に、バネ部材の強固な弾性に抗して上下の挟持片を握っ
て挟持片間を開かなければならず、その作業が困難で大
変煩わしいものであった。
【0005】そこで本発明者は、上記各問題点の解決を
図るべく鋭意研究を重ねた結果、バネ部材を使用するこ
となく操作片の回動作動のみで被係止物に対して強固な
挟持力を発揮することの可能なクリップの発明に至っ
た。
【0006】本発明は、従来技術の有するこのような問
題点に鑑みなされたものであり、その目的とするところ
は、バネ部材を使用することなく被係止物に対して強固
な挟持力を発揮し、簡単かつ確実に強固な挟持作用が図
り得ることの可能なクリップを提供することである。ま
た、通信機器関連商品に安心して使用可能なクリップの
提供を図ることである。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に本発明がなした技術的手段は、基板と、該基板上面の
左右側縁を夫々立ち上げると共に、夫々の前面縁から後
方に向けて差込み溝を形成した左右支持片と、該左右の
支持片間に軸支されて回動可能に備えられる係止操作片
とからなり、該係止操作片は、その遊端側が基板上面に
位置した際に、上記差込み溝に差し込まれている被係止
物を基板上面との間にて押圧係止する係止爪が軸支側に
備えられていることである。
【0008】
【実施例】以下、図に基づいて本発明の一実施例を説明
する。図面は、本発明クリップの実施の形態を示す一実
施例で、図1は係止操作片が前方へと回動されている非
押圧係止状態を示す一部縦断正面図、図2は係止操作片
が後方へと回動されて係止爪が基板上面に対向されてい
る押圧係止状態を示す一部縦断正面図、図3は押圧係止
状態の平面図、図4は押圧係止状態の正面図(背面図は
対称に現れる)、図5は押圧係止状態の底面図、図6
(a)は押圧状態の右側面図、(b)は押圧状態の左側
面図、図7は非押圧係止状態を示す平面図、図8は本発
明の一使用状態で、連結孔に繋いだ連結紐を介して携帯
電話用の着信振動伝達構造体を連結し、本発明が被係止
物たる洋服のポケット縁部に係止保持されている状態を
示す。図中1は基板、2は支持片、4は係止操作片、A
は軸支部分を示す。
【0009】基板1は、例えば合成樹脂材またはゴム等
の非金属材をもって平面視略小判型に形成されると共
に、その上面1aにおける後方寄り短手方向に突条8を
突設して構成される。また、基板1は図示せる形状に何
等限定されるものではなく、本発明の範囲内において、
例えば平面視略円形状、平面視略矩形状等の任意形状に
変更可能なものである。
【0010】また、本実施例では基板1の前端寄りに連
結孔1bを設け、連結紐等をつなぐのに利用される。な
お、連結孔1bの配設箇所は上記基板1の前端寄りに限
定されるものではなく、基板1の後端寄り等の適宜箇所
が選択可能である。
【0011】左右支持片2,2は、上記基板1における
上面1aの左右側縁を任意形状をもって夫々立ち上げる
と共に、夫々の前面縁から後方に向けて差込み溝3,3
を形成して合成樹脂材またはゴム等の非金属材をもって
構成されている。本実施例では左右支持片2,2が対称
に形成されているが、左右支持片2,2は、図示せる形
状に何等限定されるものではなく、本発明の範囲内にお
いて他の任意形状に変更可能なものとする。また、差込
み溝3,3の溝幅および溝長さは図示例に何等限定され
ず任意である。
【0012】係止操作片4は、左右の支持片2,2間に
合成樹脂材またはゴム等の非金属材からなる軸5を介し
て肉厚状軸支側4aが軸支されて回動可能に備えられ、
該係止操作片は、その遊端側4bが基板上面1aに位置
した際、本実施例にあっては遊端側4bが突条8に接し
た際に、上記差込み溝3,3に差し込まれている被係止
物を基板上面1aとの間にて押圧係止する係止爪6が軸
支側4aの下端に備えられている。また、係止操作片4
は合成樹脂材またはゴム等の非金属材をもって形成され
ている。
【0013】また、本実施例では、押圧係止状態におい
て係止爪6の各爪部7…が、基板上面1aに対して後端
方向に傾斜するテーパをもって構成している。従って、
被係止物の押圧係止時において被係止物が反差し込み方
向に移動しようと作用した場合であっても、そのテーパ
状の各爪部7…が被係止物の反差し込み方向への移動を
強固に阻止することができる。
【0014】なお、係止爪6は図示せるようなテーパを
もって構成しているものに限らず、基板上面1aに対し
て直交状となるように構成するものであってもよく、ま
た、爪部7…の配設数、配設間隔も限定されず任意であ
る。さらに本実施例では、軸支部分Aレベル(図中L1
にて示すレベル)よりも、係止操作片4における遊端側
4bの突条8との接点レベル(図中L2 にて示すレベ
ル)が下位に位置するように構成していることにより、
係止操作片4の不意な跳ね上がり作動が防げ押圧係止状
態が不意に解除されることはない(図2参照)。
【0015】なお、係止操作片4の全体形状は軸支側4
aと遊端側4bとを有するものであれば本発明の範囲内
において任意形状が選択可能である。
【0016】ここで、本実施例の具体的な操作および作
用を述べる。
【0017】まず、係止操作片4を基板上面1aから離
間する方向へと回動せしめて係止爪6を天上方向に向け
て差し込みスペースを確保する(図1参照)。
【0018】そして次に、被係止物を差込み溝3,3を
介して差し込みスペース内に挿入し、そして上記係止操
作片4を基板上面1a方向へと回動せしめて、遊端側4
bが突条8に接すると(図2の状態)、係止操作片4の
軸支側4aに設けられている係止爪6が、基板1との間
にて被係止物を押圧係止する。
【0019】また、図8に本発明の具体的使用状態を示
し、図面では連結孔1bに連結紐(ロープ)Cをつなぎ
その他端を携帯電話用の着信振動伝達構造体Bに連結し
ており、本発明クリップは洋服などのポケットDに係止
保持されている。このように使用することで、着信振動
伝達構造体Bを落下、紛失することなく、常にポケット
Dに保持することができる。なお、図示せる使用状態は
本発明の一使用状態を示しているにすぎず、何等限定さ
れるものではなく、本発明の範囲内において適用される
種々の使用が考えられる。
【0020】
【発明の効果】本発明は、上記したような構成を有する
ことから、バネ部材を使用することなく被係止物に対し
て強固な挟持力を発揮し、簡単かつ確実に強固な挟持作
用が図り得ることの可能なクリップを提供することがで
きた。
【0021】すなわち、被係止物を差込み溝に差込み位
置せしめ、そして遊端側が基板上面に位置するように係
止操作片を後方に向けて回動せしめれば、軸支側に備え
られている係止爪が、基板上面との間にて上記被係止物
を押圧係止する。従って、係止操作片の簡単な回動操作
のみで簡単かつ確実に挟持作用が得られることとなり、
従来のようにバネ部材の弾性力に抗して上下挟持片間を
開くという面倒かつ煩わしい作業からも解消される。こ
れは、特にクリップの小型化が要求されている現状にお
いて需要者のニーズに十分応えることができ大変有用で
ある。
【0022】また、従来のようにバネ部材を一構成要素
としていないため、コスト低廉が図れる。
【0023】従来のように弾性力に抗してバネ部材を上
下挟持片間に組込み取り付ける面倒、かつ煩わしい作業
が不要となるため作業労力の軽減および作業能率も向上
した。
【0024】また、本発明によればバネ部材を一切使用
しないで構成されているため、従来のように何等かの要
因によって上下挟持片間からバネ部材が外れてクリップ
としての機能をなさなくなるという不具合もない。
【0025】本発明によれば、従来のクリップを構成し
ていた金属製のコイルスプリング、板バネなどの金属製
バネ部材を何等使用せずに、強固なクリップ機能が発揮
し得る構成としたため、従来技術のように磁気を帯びる
虞もない。したがって、携帯電話用の着信振動伝達構造
体等の通信機器関連商品に使用しても何等通信機能に支
障を来たす虞もなく安全である。したがって、金属製バ
ネ部材を構成要素としていた従来技術の有する不都合に
解消することができ、大変商品価値の高いクリップの提
供が図れる。
【0026】さらに、金属製バネ部材を使用しないこと
から酸化、錆等の発生がなく、錆等による通信機器への
影響がなく、またクリップそのものの商品寿命も長期化
される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例で、係止操作片が前方へと
回動されている非押圧係止状態を示す一部縦断正面図。
【図2】 係止操作片が後方へと回動されて係止爪が基
板上面に対向されている押圧係止状態を示す一部縦断正
面図。
【図3】 押圧係止状態の平面図。
【図4】 押圧係止状態の正面図。
【図5】 押圧係止状態の底面図。
【図6】 (a)は押圧係止状態の右側面図、(b)は
押圧係止状態の左側面図。
【図7】 非押圧係止状態を示す平面図。
【図8】 本発明の一使用状態で、連結孔に繋いだ連結
紐を介して携帯電話用の振動構造体を連結し、本発明が
被係止物たる洋服のポケット縁部に係止保持されている
状態を示す。
【符号の説明】
1:基板 1a:基板上面 2:支持片 3:差し込み溝 4:係止操作片 4a:軸支側 4b:遊端側 6:係止爪

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板と、該基板上面の左右側縁を夫々立
    ち上げると共に、夫々の前面縁から後方に向けて差込み
    溝を形成した左右支持片と、該左右の支持片間に軸支さ
    れて回動可能に備えられる係止操作片とからなり、該係
    止操作片は、その遊端側が基板上面に位置した際に、上
    記差込み溝に差し込まれている被係止物を基板上面との
    間にて押圧係止する係止爪が軸支側に備えられているこ
    とを特徴とするクリップ。
JP3863497A 1997-02-07 1997-02-07 クリップ Withdrawn JPH10220428A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3863497A JPH10220428A (ja) 1997-02-07 1997-02-07 クリップ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3863497A JPH10220428A (ja) 1997-02-07 1997-02-07 クリップ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10220428A true JPH10220428A (ja) 1998-08-21

Family

ID=12530682

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3863497A Withdrawn JPH10220428A (ja) 1997-02-07 1997-02-07 クリップ

Country Status (1)

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JP (1) JPH10220428A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013245449A (ja) * 2012-05-24 2013-12-09 Otis:Kk 膜天井材固定具および膜天井材の取付構造

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20040511