JPH10220423A - 油圧式掘削作業機械の制御装置 - Google Patents

油圧式掘削作業機械の制御装置

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JPH10220423A
JPH10220423A JP9023793A JP2379397A JPH10220423A JP H10220423 A JPH10220423 A JP H10220423A JP 9023793 A JP9023793 A JP 9023793A JP 2379397 A JP2379397 A JP 2379397A JP H10220423 A JPH10220423 A JP H10220423A
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hydraulic
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利明 西田
Hiroyuki Adachi
宏之 足立
Kazuhiro Shibamori
一浩 柴森
Junichi Hosono
純一 細野
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 パイロット管路に介装した制御用電磁弁が固
渋を起こした場合においても油圧アクチュエータが暴走
するのを防止できる安全性の優れた油圧式掘削作業機械
の制御装置を提供する。 【解決手段】 アームシリンダ3cを制御する方向切替
弁2b、オフセットシリンダ3dを制御する方向切替弁
2dにパイロット圧力を供給するパイロット油供給管路
中に介装した制御用電磁比例弁13a〜13cの中、例
えば、電磁比例弁13bの開閉を操作するスイッチ10
aを押圧して電磁比例弁を開かせた後、押解除して電磁
比例弁を閉じるオフ信号を出力させた時、電磁比例弁の
流出側を連通するパイロット管路中の圧力検出器11が
所定値より高いパイロット圧力を検出した時は、遮断用
電磁切換弁14を閉じるオフ信号を出力して、右オフセ
ットパイロット管路T4 へのパイロット圧力を遮断して
流量制御弁2dのスプールを中立位置に戻すようにし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は油圧ショベルなどの
油圧式掘削作業機械の制御装置に係り、特に、複数の油
圧アクチュエーターを運転室で遠隔制御する方式の制御
装置の技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】従来、油圧式建設機械の制御装置として
は、例えば特開平4−213631号公報に操作レバー
の操作量に対応して電気信号を出力するリモコン弁を有
し、該電気信号に基づいてコントローラーが油圧機器の
パイロット管路に介装される制御用電磁弁を作動する制
御信号を出力するようにした発明が提案されている。
【0003】この制御装置においては、運転者がリモコ
ン弁の操作レバーを把持して所定方向に回動操作する
と、その操作量に対応した電気信号がリモコン弁より出
力され、この電気信号に基づいてコントローラーからオ
ン信号が出力されるため、電磁弁が開いてパイロット油
が油圧機器に供給され、油圧機器が駆動される。また、
運転者が操作レバーを当初の中立位置へ戻すと、リモコ
ン弁から電磁弁を開かせる電気信号が出力されなくなる
ため、コントローラーからオフ信号が出力されることに
より、電磁弁が閉じて油圧アクチュエーターへの圧油の
供給が絶たれ、油圧機器が停止する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、この油
圧式建設機械の制御装置では、リモコン弁から電気配線
を介して電気信号が出力されるようになっているため、
リモコン弁の周辺部にパイロット配管を配設する必要が
なく、リモコン弁の周辺部の設計や組立が比較的容易で
あるという利点を有する。しかしながら、万一、ごみ等
の異物の噛み込みにより前記電磁弁が固渋を起こした場
合、運転者が操作レバーを当初の中立位置へ戻したと
き、コントローラーからオフ信号が出力されたにも拘ら
ず、該電磁弁が開放状態に保たれることから、運転者の
意志に反して油圧機器に圧油が供給され続けることによ
り、油圧アクチュエーターが暴走する虞があった。
【0005】本発明はこのような従来技術の実情に鑑み
て為されたもので、その目的は、油圧機器のパイロット
管路に介装した制御用電磁弁が固渋を起こした場合にお
いても油圧アクチュエーターが暴走するのを防止できる
安全性の優れた油圧式掘削作業機械の制御装置を提供す
ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明では上記課題を解
決するために、パイロットポンプからのパイロット油を
導くパイロット管路に介装された複数の制御用電磁弁の
下流側を互いに連通するパイロット管路内のパイロット
油の圧力を検出する圧力検出器と、複数の制御用電磁弁
にパイロット油を供給する共通の流入側副パイロット管
路に介装され、制御装置からの電気信号に応じてパイロ
ット油の供給管路を遮断する遮断用電磁弁とを設け、制
御装置から1つの制御用電磁弁を閉じる信号が出力され
たにも拘らず、圧力検出器が検出したパイロット圧力が
所定値より高かった場合に、制御装置は遮断用電磁弁を
閉じて副パイロット管路へのパイロット油の供給管路を
遮断する信号を出力するようにした。
【0007】そして、好ましくは、複数の制御用電磁弁
にパイロット油を供給する共通の流入側副パイロット管
路に並列に、全ての方向切替弁の切替え操作を行うため
のパイロット油圧式操作レバー装置にパイロット油を供
給する主パイロット管路を配設すると共に、複数の制御
用電磁弁の下流側とそれぞれ対応する操作レバー装置の
パイロット減圧弁との間に介装された高圧選択弁を介し
て、何れか高いパイロット圧力を対応する方向切替弁の
受圧室にそれぞれ導くようにした。
【0008】このような構成により、制御装置からパイ
ロット管路に介装した制御用電磁弁を閉じる信号が出力
されたにも拘らず、該制御用電磁弁が固渋を起こして開
放状態にある場合、流出側の互いに連通したパイロット
管路内のパイロット油の圧力を圧力検出器で検出して、
それが所定値より高い場合は制御装置がパイロット圧力
遮断用電磁弁を閉じて副パイロット管路へのパイロット
油の供給を遮断する信号を出力する。これによって、制
御用電磁弁からパイロット圧が付与される全ての方向切
替弁が自動的に中立位置に戻されるから、油圧アクチュ
エーターが暴走することがない。
【0009】
【発明の実施の形態】実施例について図面を参照して説
明すると、図1は本発明の一実施例に係る油圧ショベル
全体の油圧回路図、図2はその制御装置の構成を示すブ
ロック図、図3はその制御装置の動作状態を説明する図
である。図1において、1aはブーム用操作レバー装
置、1bはアーム用操作レバー装置、1cはバケット用
操作レバー装置、1dはオフセット用操作ペダル装置、
1eは旋回用操作レバー装置、1fは右走行用操作レバ
ー装置、1gは左走行用操作レバー装置であり、これら
操作レバー装置1a〜1cと操作ペダル装置1dおよび
操作レバー装置1e〜1gは図示しない運転室内の所定
位置にそれぞれ配設されている。2a〜2gはそれぞれ
油圧アクチュエーター3a〜3gに供給される作動油の
方向と流量を制御する方向切替弁であり、油圧アクチュ
エーター3a〜3gの中、ブームシリンダー3a、アー
ムシリンダー3b、バケットシリンダー3c、オフセッ
ト用シリンダー3dにより、図示しない作業機の各機構
要素を動作させると共に、旋回モーター3eにより図示
しない旋回体を旋回させ、右走行モーター3fおよび左
走行モーター3gにより図示しない走行体を走行させる
ようになっている。
【0010】また、4は方向切替弁2a〜2gに作動油
を供給する主ポンプ、5はパイロット油供給管路を介し
てパイロット油を供給するパイロットポンプであり、操
作レバー装置1a〜1c,1e〜1gおよび操作ペダル
装置1dは減圧弁を有し、パイロットポンプ5から供給
されるパイロット圧(1次圧)を各操作量に応じて減圧
し、この減圧されたパイロット圧(2次圧)を各方向切
替弁2a〜2gに供給する。T1 はパイロットポンプ5
から供給されるパイロット油を操作レバー装置1a〜1
c,1e〜1gおよび操作ペダル装置1dに導く主パイ
ロット油供給管路、T2 は主パイロット油供給管路T1
から分岐し、遮断用電磁切換弁14を介してパイロット
油を制御用電磁比例弁13a,13b,13cに導く副
パイロット油供給管路である。
【0011】さらに、T3 は制御用電磁比例弁13aの
下流に設けられたシャトル弁8aを介してパイロット油
をアーム用方向切替弁2bのアーム押し受圧室2b1
導くアーム押しパイロット管路、T4 は制御用電磁比例
弁13bの下流側に設けられたシャトル弁8bを介して
パイロット油をオフセット用方向切替弁2dの一方の受
圧室2d1 に導く右オフセットパイロット管路、T5
制御用電磁比例弁13cの下流に設けられたシャトル弁
8cを介してパイロット油をオフセット用方向切替弁2
dの他方の受圧室2d2 に導く左オフセットパイロット
管路である。
【0012】そして、制御装置9はオフセット用シリン
ダー3dを相反する2つの方向、即ち、伸長方向と縮小
方向とにそれぞれ操作するための一対のスイッチ10
a,10bと、圧力検出器11と、これらスイッチ10
a,10bおよび圧力検出器11が電気的に接続される
コントローラー12と、このコントローラー12に電気
的に接続される制御用電磁比例弁13a,13b,13
cと、遮断用電磁切換弁14とを備えている。一対のス
イッチ10a,10bはオン・オフ動作を行なう押釦ス
イッチで構成されていて、実際には運転室内の右側に位
置する操作レバー装置1a,1cの握り部上部に設けら
れている。遮断用電磁切換弁14は制御用電磁比例弁1
3a,13b,13cの上流側に設けられ、パイロット
ポンプ5から供給されるパイロット圧(1次圧)を供給
または遮断する。
【0013】電磁比例弁13aとシャトル弁8aとの間
のパイロット管路から分岐したパイロット管路には逆止
弁15aが介装され、電磁比例弁13bとシャトル弁8
bとの間のパイロット管路から分岐したパイロット管路
には逆止弁15bが介装され、電磁比例弁13cとシャ
トル弁8cとの間のパイロット管路から分岐したパイロ
ット管路に逆止弁15cが介装されていて、これらの逆
止弁15a〜15cの流出側パイロット油は合流して圧
力検出器11に流入する。圧力検出器11は逆止弁15
a〜15cの下流側のパイロット圧力を検出する。
【0014】図2に示すコントローラー12は、スイッ
チ10a,10bからの操作信号、圧力検出器11から
の圧力信号および作業機の屈折部に設けられた図示しな
い複数の角度センサからの角度信号が入力する入力部1
2aと、これら操作信号、圧力信号および角度信号に基
づいて種々の演算を行なうと共に、圧力検出器11で検
出されるパイロット圧力が所定値より高いか否かを判定
する演算部12bと、電磁比例弁13a〜13cをそれ
ぞれ制御する制御信号や電磁切換弁14を制御する制御
信号等を出力する出力部12cとを備えている。即ち、
コントローラー12は作業機の各要素間の屈折角を表す
角度信号に基づいて作業機の端部の位置座標を演算し
て、それが運転席近傍等に予め設定された干渉防止領域
にあるか否かを判定する機能も備えており、作業機の一
部が干渉防止領域に侵入した場合に駆動信号を出力して
電磁比例弁13a,13bを開路させ、アーム押し動作
や右オフセット動作を行なわせることにより、作業機を
干渉防止領域から退避させる保安機能を具えている。
【0015】前述のように、副パイロット油供給管路T
2 からそれぞれ分岐したパイロット管路に電磁比例弁1
3a〜13cが介装され、それらの下流側にそれぞれ設
けられたシャトル弁8a,8b,8cは、電磁比例弁1
3aと操作レバー装置1b、電磁比例弁13bと操作ペ
ダル装置1dおよび電磁比例弁13cと操作ペダル装置
1dを通過したパイロット油のいずれか圧力の高い方の
パイロット油をそれぞれアーム押しパイロット管路
3 、右オフセットパイロット管路T4 および左オフセ
ットパイロット管路T5 を介して方向切替弁2bの受圧
室2b1 、オフセット用方向切替弁2dの一方の受圧室
2d1 および他方の受圧室2d2 に優先的に供給するよ
うになっている。
【0016】次に本実施例の動作を説明する。運転者が
例えば、操作レバー装置1a,1cの握り部を右手で把
持して前後方向に適宜操作すると、その操作量に応じた
パイロット圧力がブーム制御用操作レバー装置1aから
方向切替弁2aに供給され、該パイロット圧力に基づい
て方向切替弁2aが切り替えられ、ブームシリンダー3
aに供給される圧油の供給量が制御される。同様に、該
操作レバー装置1a,1cを横方向に適宜操作すると、
バケット制御用操作レバー装置1cから出力されるパイ
ロット圧力に基づいて方向切替弁2cからバケットシリ
ンダー3cに供給される圧油の方向と供給量が制御され
る。
【0017】また、オフセット用シリンダー3dの駆動
操作を行う場合に、例えば、右手指で右側のスイッチ1
0aを押圧操作することにより、該スイッチ10aから
の右オフセット操作信号がコントローラー12の入力部
12aに入力される。これによって出力部12cからオ
ン信号が右オフセット用電磁比例弁13bに出力される
ため、副パイロット油供給管路T2 からのパイロット油
が該電磁比例弁13b、シャトル弁8bおよび右オフセ
ットパイロット管路T4 を介して方向切替弁2dの受圧
室2d1 に供給される。その結果、方向切替弁2dのス
プールが図1の右方向に移動するため、オフセット用シ
リンダー3dが伸長して右オフセット動作が行なわれ
る。
【0018】同様に、左手指で左側のスイッチ10bを
押圧操作することにより、スイッチ10bからの左オフ
セット操作信号がコントローラー12に入力され、コン
トローラー12の制御により左オフセット用電磁比例弁
13cが開かれて、副パイロット油供給管路T2 からの
パイロット油が電磁比例弁13c、シャトル弁8cおよ
び左オフセットパイロット管路T5 を介して方向切替弁
2dの受圧室2d2 に供給される。その結果、方向切替
弁2dのスプールが図1の左方向に移動するため、オフ
セット用シリンダー3dが縮小して左オフセット動作が
行なわれる。
【0019】ところで、コントローラー12は圧力検出
器11で検出された逆止弁15a〜15cの下流側のパ
イロット圧力を監視していて、そのパイロット圧力が所
定圧以上になった時、ハイレベル信号を出力する。そし
て、コントローラー12から例えば、電磁比例弁13b
を閉じるオフ信号が出力されたにも拘らず、電磁比例弁
13bが異物の噛み込み等により固渋を起こして開放維
持状態となった場合、コントローラー12の演算部12
bは圧力検出器11で検出された逆止弁15a〜15c
の下流側のパイロット圧力が所定値より高いことを判定
し、出力部12cより制御信号を出力し、電磁切換弁1
4を閉じさせて副パイロット油供給管路T2 の油路を遮
断する。電磁比例弁13aおよび電磁比例弁13cが固
渋を起こして開放維持状態となった場合も同様である。
【0020】図3は電磁比例弁13b,13cが正常動
作する場合と故障を起こして開放状態となった場合のス
イッチ10a,10b、圧力検出器11、電磁切換弁1
4およびアクチュエーターの動作状態を示す表図であ
る。例えば、電磁比例弁13bの正常時にスイッチ10
aを押圧操作すると圧力検出器11がハイ(高)圧力を
検出し、これらの検出信号が共にハイ(高)となるた
め、電磁切換弁14へは切換信号が出力されず、従って
電磁比例弁13bが作動して開く結果、パイロット油が
右オフセットパイロット管路T4 を介して方向切替弁2
dの受圧室2d1 に供給され、方向切替弁2dのスプー
ルが図1の右方向に移動し、オフセット用シリンダー3
dが伸長する。その後、スイッチ10aを押解除操作す
ると、圧力検出器11がロウ(低)圧力を検出するた
め、電磁切換弁14は作動せず、パイロット油が供給さ
れた電磁比例弁13bが閉じるために、方向切替弁2d
のスプールが中立位置に戻され、オフセット用シリンダ
ー3dが停止する。
【0021】そして、電磁比例弁13bの故障時には、
スイッチ10aを押解除操作しても圧力検出器11はハ
イ(高)圧力を検出した侭なので、両方の信号の不一致
を検出したコントローラー12は電磁比例弁13bが作
動状態で故障したものと判定し、電磁切換弁14を閉じ
る切換信号を出力することにより副パイロット油供給管
路T2 を遮断させるから、電磁比例弁13a〜13cに
はパイロット油が供給されず、従って方向切替弁2b,
2dが自動的に中立位置に戻されるため、オフセット用
シリンダー3dが停止する。また、他の電磁比例弁13
a,13c等が作動状態で故障した場合もコントローラ
ー12および電磁切換弁14の動作は上述の電磁比例弁
13bが作動状態で故障した場合の動作と同様である。
【0022】このように本実施例では、電磁比例弁13
a〜13cが異物の噛み込み等により作動状態で故障し
固渋を起こした場合に、アームシリンダー3bやオフセ
ット用シリンダー3dの暴走を防止でき、油圧ショベル
の安全性を向上させることができる。また、オフセット
用シリンダー3dの操作時には手でスイッチ10a,1
0bを操作するだけで済み、操作ペダル装置1dの足踏
み操作を要しないから、操作者が安定した姿勢を保ちな
がら容易に油圧ショベルを操作でき、オフセット等の交
換可能な作業機構を操作する際の操作性が優れたものと
なっている。
【0023】また、本実施例では電磁比例弁13a〜1
3cを主パイロット油供給管路T1から分岐した副パイ
ロット管路T2 に介装されるようにしたので、電磁比例
弁13a〜13cの何れかが故障した時は、それらの下
流の互いに連通したパイロット管路に設けた圧力検出器
11がハイ圧力を検出してコントローラー12にその検
出信号を出力するから、コントローラー12は電磁切換
弁14を閉じて電磁比例弁13a〜13cのみを制御不
能にする。一方、操作レバー装置1a〜1c,1e〜1
gおよび操作ペダル装置1dへはパイロットポンプ5か
ら供給されるパイロット油を主パイロット油供給管路T
1 を介して通常通り供給することができるから、油圧ア
クチュエーター3a〜3gへの作動油の方向と流量を制
御する方向切替弁2a〜2gの切替え動作は正常に動作
させることができる。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように請求項1記載の発明
によれば、方向切替弁の受圧室にパイロット油をそれぞ
れ導くパイロット管路に介装した制御用電磁弁が固渋を
起こした場合に、制御装置から当該制御用電磁弁を閉じ
る信号が出力されたにも拘らず、圧力検出器が検出した
当該制御用電磁弁の下流側を互いに連通するパイロット
管路内のパイロット圧力が所定値より高かった時には遮
断用電磁弁を閉じることにより副パイロット管路が遮断
されるので、制御用電磁弁に制御される全ての方向切替
弁が自動的に中立位置に戻されるから、油圧アクチュエ
ーターの暴走を防止でき、油圧式掘削作業機の安全性の
向上を図ることができ、しかも、1つの圧力検出器が複
数の制御用電磁弁の下流側パイロット圧力を測定するよ
うにしたので、その分の設備費用を低減できる。
【0025】また、請求項2記載の発明によれば、複数
の制御用電磁弁にパイロット油を供給する共通の流入側
副パイロット管路に並列に、全ての方向切替弁の切替え
操作を行うためのパイロット油圧式操作レバー装置にパ
イロット油を供給する主パイロット管路を配設すると共
に、複数の制御用電磁弁の下流側と対応する操作レバー
装置のパイロット減圧弁との間に介装された高圧選択弁
を介して何れか高いパイロット圧力を対応する方向切替
弁の受圧室にそれぞれ導くようにしたので、制御用電磁
弁が固渋を起こして副パイロット管路が遮断された場合
であっても、主パイロット管路を介して全てのパイロッ
ト油圧式操作レバー装置にパイロット油を供給すること
ができるから、前記操作レバー装置を用いて各アクチュ
エーター用方向切替弁を切替え操作でき、油圧式掘削作
業機を通常通りに操作することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る油圧ショベル全体の油圧
回路図
【図2】同じく、その制御装置の構成を示すブロック図
【図3】同じく、制御装置の動作状態を説明するための
説明図
【符号の説明】
1a〜1c,1e〜1g 操作レバー装置 1d 操作ペダル装置 2a〜2g 方向切替弁 2b1 ,2d1 ,2d2 受圧室 3a〜3d シリンダー(油圧アクチュエーター) 3e〜3g モーター(油圧アクチュエーター) 5 パイロットポンプ 8a〜8c 高圧選択弁 9 制御装置 10a,10b スイッチ 11 圧力検出器 12 コントローラー 13a〜13c 電磁比例弁(制御用電磁弁) 14 電磁切換弁(遮断用電磁弁) T1 主パイロット油供給管路 T2 副パイロット油供給管路 T3 〜T5 パイロット管路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 細野 純一 茨城県土浦市神立町650番地 日立建機株 式会社土浦工場内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の油圧アクチュエーターに供給され
    る作動油の方向と流量をそれぞれ制御する複数の方向切
    替弁と、パイロットポンプから供給されるパイロット油
    を少なくとも1つの前記方向切替弁の受圧室にそれぞれ
    導くパイロット管路に介装され、制御装置からの電気信
    号に応じて作動する複数の制御用電磁弁とを備えた油圧
    式掘削作業機械の制御装置において、複数の前記制御用
    電磁弁の下流側を互いに連通するパイロット管路内のパ
    イロット圧力を検出する圧力検出器と、複数の前記制御
    用電磁弁にパイロット油を供給する共通の流入側副パイ
    ロット管路に介装され、前記制御装置からの電気信号に
    応じてパイロット油の供給を遮断する遮断用電磁弁とを
    設け、前記制御装置から1つの前記制御用電磁弁を閉じ
    る信号が出力されたにも拘らず、前記圧力検出器が検出
    したパイロット圧力が所定値より高かった場合に、前記
    制御装置は前記遮断用電磁弁を閉じて前記副パイロット
    管路へのパイロット油の供給を遮断する信号を出力する
    ようにしたことを特徴とする油圧式掘削作業機械の制御
    装置。
  2. 【請求項2】 請求項1の記載において、複数の制御用
    電磁弁にパイロット油を供給する共通の流入側副パイロ
    ット管路に並列に、全ての方向切替弁の切替え操作を行
    うためのパイロット油圧式操作レバー装置にパイロット
    油を供給する主パイロット管路を配設すると共に、複数
    の前記制御用電磁弁の下流側とそれぞれ対応する前記操
    作レバー装置のパイロット減圧弁との間に介装された高
    圧選択弁を介して、何れか高いパイロット圧力を対応す
    る方向切替弁の受圧室にそれぞれ導くようにしたことを
    特徴とする油圧式掘削作業機械の制御装置。
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