JP3739509B2 - 油圧式掘削作業機械の制御装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は油圧ショベルなどの油圧式掘削作業機械の制御装置に係り、特に、複数の油圧アクチュエーターを運転室で遠隔制御する方式の制御装置の技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】
従来、油圧式建設機械の制御装置としては、例えば特開平4−213631号公報に操作レバーの操作量に対応して電気信号を出力するリモコン弁を有し、該電気信号に基づいてコントローラーが油圧機器のパイロット管路に介装される制御用電磁弁を作動する制御信号を出力するようにした発明が提案されている。
【0003】
この制御装置においては、運転者がリモコン弁の操作レバーを把持して所定方向に回動操作すると、その操作量に対応した電気信号がリモコン弁より出力され、この電気信号に基づいてコントローラーからオン信号が出力されるため、電磁弁が開いてパイロット油が油圧機器に供給され、油圧機器が駆動される。また、運転者が操作レバーを当初の中立位置へ戻すと、リモコン弁から電磁弁を開かせる電気信号が出力されなくなるため、コントローラーからオフ信号が出力されることにより、電磁弁が閉じて油圧アクチュエーターへの圧油の供給が絶たれ、油圧機器が停止する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上述のように、この油圧式建設機械の制御装置では、リモコン弁から電気配線を介して電気信号が出力されるようになっているため、リモコン弁の周辺部にパイロット配管を配設する必要がなく、リモコン弁の周辺部の設計や組立が比較的容易であるという利点を有する。しかしながら、万一、ごみ等の異物の噛み込みにより前記電磁弁が固渋を起こした場合、運転者が操作レバーを当初の中立位置へ戻したとき、コントローラーからオフ信号が出力されたにも拘らず、該電磁弁が開放状態に保たれることから、運転者の意志に反して油圧機器に圧油が供給され続けることにより、油圧アクチュエーターが暴走する虞があった。
【0005】
本発明はこのような従来技術の実情に鑑みて為されたもので、その目的は、油圧機器のパイロット管路に介装した制御用電磁弁が固渋を起こした場合においても油圧アクチュエーターが暴走するのを防止できる安全性の優れた油圧式掘削作業機械の制御装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明では上記課題を解決するために、複数の油圧アクチュエーターに供給される作動油の方向と流量をそれぞれ制御する複数の方向切替弁と、パイロットポンプから供給されるパイロット油を、減圧弁を有する操作レバー装置および減圧弁を有する操作ペダル装置に導く主パイロット油供給管路と、前記操作レバー装置および前記操作ペダル装置の操作に伴うパイロット圧力を前記複数の方向切替弁の受圧室に導くパイロット管路と、制御装置からの電気信号に応じて作動し、前記パイロットポンプから供給される前記パイロット油を、前記複数の方向切替弁の受圧室へパイロット圧力として供給する複数の制御用電磁弁とを備えた油圧式掘削作業機械の制御装置において、前記主パイロット油供給管路から分岐した副パイロット油供給管路と、この副パイロット油供給管路から分岐し、上記制御用電磁弁が設けられる複数のパイロット管路と、前記複数の制御用電磁弁の下流側の前記パイロット管路に互いに連通するパイロット管路内のパイロット圧力を検出する1つの圧力検出器と、前記副パイロット油供給管路に介装され、前記制御装置からの電気信号に応じて前記制御用電磁弁へのパイロット油の供給を遮断する遮断用電磁切換弁とを設け、前記制御装置から前記制御用電磁弁を閉じる信号が出力されたにも拘らず、前記圧力検出器が検出したパイロット圧力が所定値より高かった場合に、前記制御装置が前記遮断用電磁切換弁に、前記パイロット油の供給を遮断させる信号を出力することを特徴としている。
また本発明は、上記構成において、前記複数の制御用電磁弁の下流側のパイロット管路と、それぞれ対応する前記操作レバー装置の前記減圧弁、前記操作ペダル装置の前記減圧弁の下流側のパイロット管路との間に高圧選択弁を設け、この高圧選択弁を介して、前記パイロット圧力を対応する方向切替弁の受圧室にそれぞれ導くことを特徴としている。
このような構成により、制御装置から制御用電磁弁を閉じる信号が出力されたにも拘らず、該制御用電磁弁が固渋を起こして開放状態にあるときに、圧力検出器が互いに連通するパイロット管路内のパイロット油の圧力を検出し、それが所定値より高い場合は、制御装置が信号を出力して、副パイロット油供給管路に介装した遮断用電磁切換弁を閉じて上述のパイロット管路へのパイロット油の供給を遮断する。これによって、制御用電磁弁を介してパイロット圧力が供給される全ての方向切替弁が自動的に中立位置に戻される。
【0007】
【発明の実施の形態】
実施例について図面を参照して説明すると、図1は本発明の一実施例に係る油圧ショベル全体の油圧回路図、図2はその制御装置の構成を示すブロック図、図3はその制御装置の動作状態を説明する図である。
図1において、1aはブーム用操作レバー装置、1bはアーム用操作レバー装置、1cはバケット用操作レバー装置、1dはオフセット用操作ペダル装置、1eは旋回用操作レバー装置、1fは右走行用操作レバー装置、1gは左走行用操作レバー装置であり、これら操作レバー装置1a〜1cと操作ペダル装置1dおよび操作レバー装置1e〜1gは図示しない運転室内の所定位置にそれぞれ配設されている。2a〜2gはそれぞれ油圧アクチュエーター3a〜3gに供給される作動油の方向と流量を制御する方向切替弁であり、油圧アクチュエーター3a〜3gの中、ブームシリンダー3a、アームシリンダー3b、バケットシリンダー3c、オフセット用シリンダー3dにより、図示しない作業機の各機構要素を動作させると共に、旋回モーター3eにより図示しない旋回体を旋回させ、右走行モーター3fおよび左走行モーター3gにより図示しない走行体を走行させるようになっている。
【0008】
また、4は方向切替弁2a〜2gに作動油を供給するメインポンプ、すなわち主ポンプ、5はパイロット油供給管路を介してパイロット油を供給するパイロットポンプであり、操作レバー装置1a〜1c,1e〜1gおよび操作ペダル装置1dは減圧弁を有し、パイロットポンプ5から供給されるパイロット圧力(1次圧)を各操作量に応じて減圧し、この減圧されたパイロット圧力(2次圧)を各方向切替弁2a〜2gに供給する。T1 はパイロットポンプ5から供給されるパイロット油を操作レバー装置1a〜1c,1e〜1gおよび操作ペダル装置1dに導く主パイロット油供給管路、T2 は主パイロット油供給管路T1 から分岐し、遮断用電磁切換弁14を介してパイロット油を制御用電磁弁、すなわち電磁比例弁13a,13b,13cに導く副パイロット油供給管路である。
【0009】
さらに、T3 は電磁比例弁13aの下流に設けられたシャトル弁8aを介してパイロット油をアーム用方向切替弁2bのアーム押し受圧室2b1 に導くアーム押しパイロット管路、T4 は電磁比例弁13bの下流側に設けられたシャトル弁8bを介してパイロット油をオフセット用方向切替弁2dの一方の受圧室2d1 に導く右オフセットパイロット管路、T5 は電磁比例弁13cの下流に設けられたシャトル弁8cを介してパイロット油をオフセット用方向切替弁2dの他方の受圧室2d2 に導く左オフセットパイロット管路である。
【0010】
そして、制御装置9はオフセット用シリンダー3dを相反する2つの方向、即ち、伸長方向と縮小方向とにそれぞれ操作するための一対のスイッチ10a,10bと、1つの圧力検出器11と、これらスイッチ10a,10bおよび圧力検出器11が電気的に接続されるコントローラー12と、このコントローラー12に電気的に接続される電磁比例弁13a,13b,13cと、遮断用電磁切換弁14とを備えている。一対のスイッチ10a,10bはオン・オフ動作を行なう押釦スイッチで構成されていて、実際には運転室内の右側に位置する操作レバー装置1a,1cの握り部上部に設けられている。遮断用電磁切換弁14は電磁比例弁13a,13b,13cの上流側に設けられ、パイロットポンプ5から供給されるパイロット圧力(1次圧)を供給または遮断する。
【0011】
電磁比例弁13aとシャトル弁8aとの間のパイロット管路から分岐したパイロット管路には逆止弁15aが介装され、電磁比例弁13bとシャトル弁8bとの間のパイロット管路から分岐したパイロット管路には逆止弁15bが介装され、電磁比例弁13cとシャトル弁8cとの間のパイロット管路から分岐したパイロット管路には逆止弁15cが介装されていて、これらの逆止弁15a〜15cの流出側パイロット油は合流して圧力検出器11に流入する。圧力検出器11は逆止弁15a〜15cの下流側のパイロット圧力を検出する。
【0012】
図2に示すコントローラー12は、スイッチ10a,10bからの操作信号、圧力検出器11からの圧力信号および作業機の屈折部に設けられた図示しない複数の角度センサからの角度信号が入力する入力部12aと、これら操作信号、圧力信号および角度信号に基づいて種々の演算を行なうと共に、圧力検出器11で検出されるパイロット圧力が所定値より高いか否かを判定する演算部12bと、電磁比例弁13a〜13cをそれぞれ制御する制御信号や遮断用電磁切換弁14を制御する制御信号等を出力する出力部12cとを備えている。即ち、コントローラー12は作業機の各要素間の屈折角を表す角度信号に基づいて作業機の端部の位置座標を演算して、それが運転席近傍等に予め設定された干渉防止領域にあるか否かを判定する機能も備えており、作業機の一部が干渉防止領域に侵入した場合に駆動信号を出力して電磁比例弁13a,13bを開路させ、アーム押し動作や右オフセット動作を行なわせることにより、作業機を干渉防止領域から退避させる保安機能を具えている。
【0013】
前述のように、副パイロット油供給管路T2 からそれぞれ分岐したパイロット管路に電磁比例弁13a〜13cが介装され、それらの下流側にそれぞれ設けられた高圧選択弁、すなわちシャトル弁8a,8b,8cは、電磁比例弁13aと操作レバー装置1b、電磁比例弁13bと操作ペダル装置1dおよび電磁比例弁13cと操作ペダル装置1dを通過したパイロット油のいずれか圧力の高い方のパイロット油をそれぞれアーム押しパイロット管路T3 、右オフセットパイロット管路T4 および左オフセットパイロット管路T5 を介して方向切替弁2bの受圧室2b1 、オフセット用方向切替弁2dの一方の受圧室2d1 および他方の受圧室2d2 に優先的に供給するようになっている。
【0014】
次に本実施例の動作を説明する。運転者が例えば、操作レバー装置1a,1cの握り部を右手で把持して前後方向に適宜操作すると、その操作量に応じたパイロット圧力がブーム制御用操作レバー装置1aから方向切替弁2aに供給され、該パイロット圧力に基づいて方向切替弁2aが切り替えられ、ブームシリンダー3aに供給される圧油の供給量が制御される。同様に、該操作レバー装置1a,1cを横方向に適宜操作すると、バケット制御用操作レバー装置1cから出力されるパイロット圧力に基づいて方向切替弁2cからバケットシリンダー3cに供給される圧油の方向と供給量が制御される。
【0015】
また、オフセット用シリンダー3dの駆動操作を行う場合に、例えば、右手指で右側のスイッチ10aを押圧操作することにより、該スイッチ10aからの右オフセット操作信号がコントローラー12の入力部12aに入力される。これによって出力部12cからオン信号が右オフセット用の電磁比例弁13bに出力されるため、副パイロット油供給管路T2 からのパイロット油が該電磁比例弁13b、シャトル弁8bおよび右オフセットパイロット管路T4 を介して方向切替弁2dの受圧室2d1 に供給される。その結果、方向切替弁2dのスプールが図1の右方向に移動するため、オフセット用シリンダー3dが伸長して右オフセット動作が行なわれる。
【0016】
同様に、左手指で左側のスイッチ10bを押圧操作することにより、スイッチ10bからの左オフセット操作信号がコントローラー12に入力され、コントローラー12の制御により左オフセット用の電磁比例弁13cが開かれて、副パイロット油供給管路T2 からのパイロット油が電磁比例弁13c、シャトル弁8cおよび左オフセットパイロット管路T5 を介して方向切替弁2dの受圧室2d2 に供給される。その結果、方向切替弁2dのスプールが図1の左方向に移動するため、オフセット用シリンダー3dが縮小して左オフセット動作が行なわれる。
【0017】
ところで、コントローラー12は圧力検出器11で検出された逆止弁15a〜15cの下流側のパイロット圧力を監視していて、そのパイロット圧力が所定圧以上になった時、ハイレベル信号を出力する。そして、コントローラー12から例えば、電磁比例弁13bを閉じるオフ信号が出力されたにも拘らず、電磁比例弁13bが異物の噛み込み等により固渋を起こして開放維持状態となった場合、コントローラー12の演算部12bは圧力検出器11で検出された逆止弁15a〜15cの下流側のパイロット圧力が所定値より高いことを判定し、出力部12cより制御信号を出力し、遮断用電磁切換弁14を閉じさせて副パイロット油供給管路T2 の油路を遮断する。電磁比例弁13aおよび電磁比例弁13cが固渋を起こして開放維持状態となった場合も同様である。
【0018】
図3は電磁比例弁13b,13cが正常動作する場合と故障を起こして開放状態となった場合のスイッチ10a,10b、圧力検出器11、遮断用電磁切換弁14およびアクチュエーターの動作状態を示す表図である。例えば、電磁比例弁13bの正常時にスイッチ10aを押圧操作すると圧力検出器11がハイ(高)圧力を検出し、これらの検出信号が共にハイ(高)となるため、遮断用電磁切換弁14へは切換信号が出力されず、従って電磁比例弁13bが作動して開く結果、パイロット油が右オフセットパイロット管路T4 を介して方向切替弁2dの受圧室2d1 に供給され、方向切替弁2dのスプールが図1の右方向に移動し、オフセット用シリンダー3dが伸長する。その後、スイッチ10aを押解除操作すると、圧力検出器11がロウ(低)圧力を検出するため、遮断用電磁切換弁14は作動せず、パイロット油が供給された電磁比例弁13bが閉じるために、方向切替弁2dのスプールが中立位置に戻され、オフセット用シリンダー3dが停止する。
【0019】
そして、電磁比例弁13bの故障時には、スイッチ10aを押解除操作しても圧力検出器11はハイ(高)圧力を検出した侭なので、両方の信号の不一致を検出したコントローラー12は電磁比例弁13bが作動状態で故障したものと判定し、遮断用電磁切換弁14を閉じる切換信号を出力することにより副パイロット油供給管路T2 を遮断させるから、電磁比例弁13a〜13cにはパイロット油が供給されず、従って方向切替弁2b,2dが自動的に中立位置に戻されるため、オフセット用シリンダー3dが停止する。また、他の電磁比例弁13a,13c等が作動状態で故障した場合もコントローラー12および遮断用電磁切換弁14の動作は上述の電磁比例弁13bが作動状態で故障した場合の動作と同様である。
【0020】
このように本実施例では、電磁比例弁13a〜13cが異物の噛み込み等により作動状態で故障し固渋を起こした場合に、アームシリンダー3bやオフセット用シリンダー3dの暴走を防止でき、油圧ショベルの安全性を向上させることができる。また、オフセット用シリンダー3dの操作時には手でスイッチ10a,10bを操作するだけで済み、操作ペダル装置1dの足踏み操作を要しないから、操作者が安定した姿勢を保ちながら容易に油圧ショベルを操作でき、オフセット等の交換可能な作業機構を操作する際の操作性が優れたものとなっている。
【0021】
また、本実施例では電磁比例弁13a〜13cを副パイロット管路T2 から分岐したパイロット管路に介装したので、電磁比例弁13a〜13cの何れかが故障した時は、上述のパイロット管路に連なるパイロット管路に設けた圧力検出器11が、ハイ圧力を検出してコントローラー12にその検出信号を出力するから、コントローラー12は遮断用電磁切換弁14を閉じて電磁比例弁13a〜13cのみを制御不能にする。一方、操作レバー装置1a〜1c,1e〜1gおよび操作ペダル装置1dへはパイロットポンプ5から供給されるパイロット油を主パイロット油供給管路T1 を介して通常通り供給することができるから、油圧アクチュエーター3a〜3gへの作動油の方向と流量を制御する方向切替弁2a〜2gの切替え動作は正常に動作させることができる。
【0022】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、方向切替弁の受圧室にパイロット圧力を導くパイロット管路に介装した制御用電磁弁が固渋を起こした場合に、制御装置から当該制御用電磁弁を閉じる信号が出力されたにも拘らず、上述のパイロッ ト管路に連なるパイロット管路内のパイロット圧力が、圧力検出器で検出された際に所定値より高かった時には、副パイロット油供給管路に設けた遮断用電磁切換弁を閉じることにより、上述した制御用電磁弁へのパイロット油の供給が遮断される。これにより、制御用電磁弁によって制御される全ての方向切替弁が自動的に中立位置に戻され、油圧アクチュエーターの暴走を防止でき、油圧式掘削作業機の安全性の向上を図ることができる。また、上述した制御用電磁弁が設けられるパイロット管路に連なるパイロット管路のパイロット圧力を検出する圧力検出器は、単に1つだけ設けた構成にしてあるので設備費用を低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る油圧ショベル全体の油圧回路図である。
【図2】同じく、その制御装置の構成を示すブロック図である。
【図3】同じく、制御装置の動作状態を説明するための説明図である。
【符号の説明】
1a〜1c,1e〜1g 操作レバー装置
1d 操作ペダル装置
2a〜2g 方向切替弁
2b1 ,2d1 ,2d2 受圧室
3a〜3d シリンダー(油圧アクチュエーター)
3e〜3g モーター(油圧アクチュエーター)
5 パイロットポンプ
8a〜8c シャトル弁(高圧選択弁)
9 制御装置
10a,10b スイッチ
11 圧力検出器
12 コントローラー
13a〜13c 電磁比例弁(制御用電磁弁)
14 遮断用電磁切換弁
T1 主パイロット油供給管路
T2 副パイロット油供給管路
T3 〜T5 パイロット管路
Claims (2)
- 複数の油圧アクチュエーターに供給される作動油の方向と流量をそれぞれ制御する複数の方向切替弁と、
パイロットポンプから供給されるパイロット油を、減圧弁を有する操作レバー装置および減圧弁を有する操作ペダル装置に導く主パイロット油供給管路と、
前記操作レバー装置および前記操作ペダル装置の操作に伴うパイロット圧力を前記複数の方向切替弁の受圧室に導くパイロット管路と、
制御装置からの電気信号に応じて作動し、前記パイロットポンプから供給される前記パイロット油を、前記複数の方向切替弁の受圧室へパイロット圧力として供給する複数の制御用電磁弁とを備えた油圧式掘削作業機械の制御装置において、
前記主パイロット油供給管路から分岐した副パイロット油供給管路と、
この副パイロット油供給管路から分岐し、上記制御用電磁弁が設けられる複数のパイロット管路と、
前記複数の制御用電磁弁の下流側の前記パイロット管路に互いに連通するパイロット管路内のパイロット圧力を検出する1つの圧力検出器と、
前記副パイロット油供給管路に介装され、前記制御装置からの電気信号に応じて前記制御用電磁弁へのパイロット油の供給を遮断する遮断用電磁切換弁とを設け、
前記制御装置から前記制御用電磁弁を閉じる信号が出力されたにも拘らず、前記圧力検出器が検出したパイロット圧力が所定値より高かった場合に、前記制御装置が前記遮断用電磁切換弁に、前記パイロット油の供給を遮断させる信号を出力することを特徴とする油圧式掘削作業機械の制御装置。 - 請求項1の記載において、
前記複数の制御用電磁弁の下流側のパイロット管路と、それぞれ対応する前記操作レバー装置の前記減圧弁、前記操作ペダル装置の前記減圧弁の下流側のパイロット管路との間に高圧選択弁を設け、
この高圧選択弁を介して、前記パイロット圧力を対応する方向切替弁の受圧室にそれぞれ導くことを特徴とする油圧式掘削作業機械の制御装置。
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