JPH10220382A - スクロール圧縮機 - Google Patents
スクロール圧縮機Info
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- JPH10220382A JPH10220382A JP2282997A JP2282997A JPH10220382A JP H10220382 A JPH10220382 A JP H10220382A JP 2282997 A JP2282997 A JP 2282997A JP 2282997 A JP2282997 A JP 2282997A JP H10220382 A JPH10220382 A JP H10220382A
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- JP
- Japan
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- case
- refrigerant gas
- temperature
- gas reservoir
- gas
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04C—ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
- F04C29/00—Component parts, details or accessories of pumps or pumping installations, not provided for in groups F04C18/00 - F04C28/00
- F04C29/04—Heating; Cooling; Heat insulation
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04C—ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
- F04C23/00—Combinations of two or more pumps, each being of rotary-piston or oscillating-piston type, specially adapted for elastic fluids; Pumping installations specially adapted for elastic fluids; Multi-stage pumps specially adapted for elastic fluids
- F04C23/008—Hermetic pumps
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ガスリザーバ内の高温の冷媒ガスからケース
内部の低温の冷媒ガスに伝わる熱を効果的に遮断するこ
と。 【解決手段】 ケース４の上部にバッフルプレート１４
によってケース４内部に隔てられたガスリザーバ１５が
形成される。ガスリザーバ１５内にはバッフルプレート
１４に沿って遮熱プレート１６が配置される。この遮熱
プレート１６は固定スクロール１上部の吐出ポート１７
と通じているバッフルプレート１４の中心部を除いてほ
ぼ全域にわたるように設けられる。
内部の低温の冷媒ガスに伝わる熱を効果的に遮断するこ
と。 【解決手段】 ケース４の上部にバッフルプレート１４
によってケース４内部に隔てられたガスリザーバ１５が
形成される。ガスリザーバ１５内にはバッフルプレート
１４に沿って遮熱プレート１６が配置される。この遮熱
プレート１６は固定スクロール１上部の吐出ポート１７
と通じているバッフルプレート１４の中心部を除いてほ
ぼ全域にわたるように設けられる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明はスクロール圧縮機に
係り、特にガスリザーバ内に蓄えられる高温高圧の冷媒
ガスからの熱がケース内部の低温低圧の冷媒ガスに伝わ
るのを防ぐのに好適なスクロール圧縮機に関する。
係り、特にガスリザーバ内に蓄えられる高温高圧の冷媒
ガスからの熱がケース内部の低温低圧の冷媒ガスに伝わ
るのを防ぐのに好適なスクロール圧縮機に関する。
【０００２】
【従来の技術】スクロール圧縮機の圧縮機構の主体要素
はそれぞれ渦巻状のラップを有する固定スクロールおよ
び可動スクロールである。双方のスクロールはそれぞれ
のラップ間に圧縮空間を形成するように互いに偏心させ
て組み合わせられる。ケースの中心に固定される固定ス
クロールに対して可動スクロールは偏心位置を保つべく
クランクシャフトの偏心ピン部と係合している。
はそれぞれ渦巻状のラップを有する固定スクロールおよ
び可動スクロールである。双方のスクロールはそれぞれ
のラップ間に圧縮空間を形成するように互いに偏心させ
て組み合わせられる。ケースの中心に固定される固定ス
クロールに対して可動スクロールは偏心位置を保つべく
クランクシャフトの偏心ピン部と係合している。
【０００３】すなわち、図３に示すように固定スクロー
ル５１および可動スクロール５２は冷媒ガスを圧縮する
空間３を形成するために偏心して組み合わせられ、固定
スクロール５１はケース５４に固定されたフレーム５５
との間に一定の間隔をおいて配置され、一方、可動スク
ロール５２は下面をフレーム５５と当接して配置され
る。また、可動スクロール５１はクランクシャフト５６
の偏心ピン部にスイングリンク５７を介して係合してい
る。
ル５１および可動スクロール５２は冷媒ガスを圧縮する
空間３を形成するために偏心して組み合わせられ、固定
スクロール５１はケース５４に固定されたフレーム５５
との間に一定の間隔をおいて配置され、一方、可動スク
ロール５２は下面をフレーム５５と当接して配置され
る。また、可動スクロール５１はクランクシャフト５６
の偏心ピン部にスイングリンク５７を介して係合してい
る。
【０００４】ここで、図示しないモータによってクラン
クシャフト５６が回転すると、可動スクロール５２が旋
回し、固定スクロール５１と可動スクロール５２との間
の圧縮空間５３内に冷媒ガスが吸込まれる。このとき、
圧縮空間５３の容積は徐々に小さくなり、冷媒ガスが圧
縮される。
クシャフト５６が回転すると、可動スクロール５２が旋
回し、固定スクロール５１と可動スクロール５２との間
の圧縮空間５３内に冷媒ガスが吸込まれる。このとき、
圧縮空間５３の容積は徐々に小さくなり、冷媒ガスが圧
縮される。
【０００５】ちなみに、圧縮される低温低圧の冷媒ガス
はケース５４の側面の入口管５８からケース５４内に入
り、固定スクロール５１と可動スクロール５２との間の
圧縮空間５３で圧縮され、高温高圧の冷媒ガスとなって
固定スクロール５１に穿たれた吐出ポート５９を通って
ケース５４の上部のガスリザーバ６０に流入する。この
冷媒ガスは高温、高圧を保ってガスリザーバ６０に蓄え
られ、その後、出口管６１から図示しない凝縮器へと導
かれる。なお、図中、符号６２はケース５４とガスリザ
ーバ６０との間の隔壁を構成するバッフルプレートを示
している。
はケース５４の側面の入口管５８からケース５４内に入
り、固定スクロール５１と可動スクロール５２との間の
圧縮空間５３で圧縮され、高温高圧の冷媒ガスとなって
固定スクロール５１に穿たれた吐出ポート５９を通って
ケース５４の上部のガスリザーバ６０に流入する。この
冷媒ガスは高温、高圧を保ってガスリザーバ６０に蓄え
られ、その後、出口管６１から図示しない凝縮器へと導
かれる。なお、図中、符号６２はケース５４とガスリザ
ーバ６０との間の隔壁を構成するバッフルプレートを示
している。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述のスク
ロール圧縮機においては固定スクロール５１および可動
スクロール５２の間の圧縮空間５３とガスリザーバ６０
との間が隔壁を構成するバッフルプレート６２によって
隔てられているが、圧縮空間５３内の低温、低圧の冷媒
ガスがこれのみによってガスリザーバ６０内の圧縮され
た高温の冷媒ガスからの熱にさらされることへの備えと
するには十分でない。すなわち、ガスリザーバ６０と固
定スクロール５１との間は間隔が殆どなく、しかもバッ
フルプレート６２と固定スクロール５１とは部材同士が
直接接しているため、スクロール圧縮機の運転中、圧縮
空間５３内に吸入された冷媒ガスが高温の冷媒ガスから
伝わる熱により少なからず温度が上昇する。
ロール圧縮機においては固定スクロール５１および可動
スクロール５２の間の圧縮空間５３とガスリザーバ６０
との間が隔壁を構成するバッフルプレート６２によって
隔てられているが、圧縮空間５３内の低温、低圧の冷媒
ガスがこれのみによってガスリザーバ６０内の圧縮され
た高温の冷媒ガスからの熱にさらされることへの備えと
するには十分でない。すなわち、ガスリザーバ６０と固
定スクロール５１との間は間隔が殆どなく、しかもバッ
フルプレート６２と固定スクロール５１とは部材同士が
直接接しているため、スクロール圧縮機の運転中、圧縮
空間５３内に吸入された冷媒ガスが高温の冷媒ガスから
伝わる熱により少なからず温度が上昇する。
【０００７】冷凍サイクルの効率を高めるには圧縮機の
吸入ガスを望ましくは断熱圧縮により、すなわち外部か
ら系内に入る熱を完全に遮断した状態で圧縮すべきであ
るが、上記のスクロール圧縮機はガスリザーバ６０内の
高温の冷媒ガスから伝わる熱を遮断できず、この温度上
昇した冷媒ガスのために圧縮機で果たされる仕事の一部
が無駄に費やされてしまい、効率の悪い運転を強いられ
る。
吸入ガスを望ましくは断熱圧縮により、すなわち外部か
ら系内に入る熱を完全に遮断した状態で圧縮すべきであ
るが、上記のスクロール圧縮機はガスリザーバ６０内の
高温の冷媒ガスから伝わる熱を遮断できず、この温度上
昇した冷媒ガスのために圧縮機で果たされる仕事の一部
が無駄に費やされてしまい、効率の悪い運転を強いられ
る。
【０００８】そこで、本発明の目的はガスリザーバ内の
高温の冷媒ガスからケース内部の低温の冷媒ガスに伝わ
る熱を効果的に遮断することのできるスクロール圧縮機
を提供することにある。
高温の冷媒ガスからケース内部の低温の冷媒ガスに伝わ
る熱を効果的に遮断することのできるスクロール圧縮機
を提供することにある。
【０００９】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項１に係る本発明はケース内部と隔壁で隔てられ
たガスリザーバを備え、ケース内部のスクロール圧縮機
構から放出される高温高圧の冷媒ガスが吐出ポートを通
ってガスリザーバにかけて流動するように構成してなる
スクロール圧縮機において、ガスリザーバの隔壁を構成
するバッフルプレートに沿って遮熱プレートを設けたこ
とを特徴とするものである。
に請求項１に係る本発明はケース内部と隔壁で隔てられ
たガスリザーバを備え、ケース内部のスクロール圧縮機
構から放出される高温高圧の冷媒ガスが吐出ポートを通
ってガスリザーバにかけて流動するように構成してなる
スクロール圧縮機において、ガスリザーバの隔壁を構成
するバッフルプレートに沿って遮熱プレートを設けたこ
とを特徴とするものである。
【００１０】さらに、請求項２に係る発明は遮熱プレー
トとバッフルプレートとの間に熱絶縁のための空間を形
成したことを特徴とするものである。
トとバッフルプレートとの間に熱絶縁のための空間を形
成したことを特徴とするものである。
【００１１】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図１において、スクロール圧縮機
はそれぞれ渦巻状のラップを備えた固定スクロール１お
よび可動スクロール２を有する。この固定スクロール１
および可動スクロール２は冷媒ガスを圧縮する空間３を
形成するために偏心して組み合わせられ、固定スクロー
ル１はケース４に固定されたフレーム５との間に一定の
間を保って配置され、一方可動スクロール２は下面をフ
レーム５と当接して配置されている。
を参照して説明する。図１において、スクロール圧縮機
はそれぞれ渦巻状のラップを備えた固定スクロール１お
よび可動スクロール２を有する。この固定スクロール１
および可動スクロール２は冷媒ガスを圧縮する空間３を
形成するために偏心して組み合わせられ、固定スクロー
ル１はケース４に固定されたフレーム５との間に一定の
間を保って配置され、一方可動スクロール２は下面をフ
レーム５と当接して配置されている。
【００１２】さらに、ケース４の中心にフレーム５に装
着されるベアリング６と図示しないベアリングプレート
により支承されるクランクシャフト７が設けられてい
る。可動スクロール２はこのクランクシャフト７の偏心
ピン部にスイングリンク８を介して係合している。
着されるベアリング６と図示しないベアリングプレート
により支承されるクランクシャフト７が設けられてい
る。可動スクロール２はこのクランクシャフト７の偏心
ピン部にスイングリンク８を介して係合している。
【００１３】また、可動スクロール２にはクランクシャ
フト７の回転動作を可動スクロール２の公転運動に変え
るオルダムリング９が備えられる。このオルダムリング
９は上面に設けられるキー１０が可動スクロール２のキ
ー溝１１と嵌合し、一方下面に設けられるキー１２がフ
レーム５のキー溝１３と嵌合しており、クランクシャフ
ト７の回転中、オルダムリング９と可動スクロール２と
が相対移動しつつ、可動スクロール２が公転するように
なっている。
フト７の回転動作を可動スクロール２の公転運動に変え
るオルダムリング９が備えられる。このオルダムリング
９は上面に設けられるキー１０が可動スクロール２のキ
ー溝１１と嵌合し、一方下面に設けられるキー１２がフ
レーム５のキー溝１３と嵌合しており、クランクシャフ
ト７の回転中、オルダムリング９と可動スクロール２と
が相対移動しつつ、可動スクロール２が公転するように
なっている。
【００１４】一方、ケース４の上部にバッフルプレート
１４によってケース４内部と隔てられたガスリザーバ１
５が形成されている。このガスリザーバ１５内にはバッ
フルプレート１４に沿って遮熱プレート１６が配置され
ている。この遮熱プレート１６は固定スクロール１上部
の吐出ポート１７と通じているバッフルプレート１４の
中心部を除いてほぼ全域にわたるように設けられる。
１４によってケース４内部と隔てられたガスリザーバ１
５が形成されている。このガスリザーバ１５内にはバッ
フルプレート１４に沿って遮熱プレート１６が配置され
ている。この遮熱プレート１６は固定スクロール１上部
の吐出ポート１７と通じているバッフルプレート１４の
中心部を除いてほぼ全域にわたるように設けられる。
【００１５】また、この遮熱プレート１６はバッフルプ
レート１４との間に熱絶縁のための空間を形成するよう
に溶接によってバッフルプレート１４に固定されてい
る。この遮熱プレート１６は様々な材料で構成すること
ができるが、本実施の形態のものは遮熱コーティングを
施した鋼板からなる。なお、図中、符号１８はケース４
内に冷媒ガスを導く入口管、符号１９は冷媒ガスを排出
する出口管をそれぞれ示している。
レート１４との間に熱絶縁のための空間を形成するよう
に溶接によってバッフルプレート１４に固定されてい
る。この遮熱プレート１６は様々な材料で構成すること
ができるが、本実施の形態のものは遮熱コーティングを
施した鋼板からなる。なお、図中、符号１８はケース４
内に冷媒ガスを導く入口管、符号１９は冷媒ガスを排出
する出口管をそれぞれ示している。
【００１６】本実施の形態は上記の構成からなり、入口
管１８からケース４内に流入した低温低圧の冷媒ガスは
固定スクロール１と可動スクロール２との間の圧縮空間
３内に吸込まれる。可動スクロール２が公転運動する
と、圧縮空間３の容積は徐々に小さくなり、冷媒ガスが
所定の圧力に圧縮される。高温、高圧となった冷媒ガス
は吐出ポート１７を通ってガスリザーバ１５内に流入す
る。この冷媒ガスは高温高圧を保ってガスリザーバ１５
内に蓄えられる。この高温の冷媒ガスによりガスリザー
バ１５内の温度が上昇し、より低温に保たれるケース４
内部の冷媒ガスにかけて熱が拡散しようとする。しか
し、ガスリザーバ１５内の遮熱プレート１６がこの熱の
流れを遮り、ケース４内部の冷媒ガスには伝わらない。
管１８からケース４内に流入した低温低圧の冷媒ガスは
固定スクロール１と可動スクロール２との間の圧縮空間
３内に吸込まれる。可動スクロール２が公転運動する
と、圧縮空間３の容積は徐々に小さくなり、冷媒ガスが
所定の圧力に圧縮される。高温、高圧となった冷媒ガス
は吐出ポート１７を通ってガスリザーバ１５内に流入す
る。この冷媒ガスは高温高圧を保ってガスリザーバ１５
内に蓄えられる。この高温の冷媒ガスによりガスリザー
バ１５内の温度が上昇し、より低温に保たれるケース４
内部の冷媒ガスにかけて熱が拡散しようとする。しか
し、ガスリザーバ１５内の遮熱プレート１６がこの熱の
流れを遮り、ケース４内部の冷媒ガスには伝わらない。
【００１７】さらに、バッフルプレート１４との間には
熱絶縁のための空間が形成される。たとえば、冷媒ガス
に混入した潤滑油がガスリザーバ１５内で分離してそこ
に滞留するとき、この油がすべて遮熱プレート１６の上
面に集まり、高温の油からケース４内部の冷媒ガスにか
けて熱が拡散しようとする。この熱も熱絶縁空間により
直接固定スクロール１には伝わらず、ケース内部の冷媒
ガスの温度が上昇するのを抑えることができる。
熱絶縁のための空間が形成される。たとえば、冷媒ガス
に混入した潤滑油がガスリザーバ１５内で分離してそこ
に滞留するとき、この油がすべて遮熱プレート１６の上
面に集まり、高温の油からケース４内部の冷媒ガスにか
けて熱が拡散しようとする。この熱も熱絶縁空間により
直接固定スクロール１には伝わらず、ケース内部の冷媒
ガスの温度が上昇するのを抑えることができる。
【００１８】固定スクロール１上で測定したスクロール
圧縮機の温度分布を図２に示している。これはガスリザ
ーバ１５内の冷媒ガス温度が約１００℃のときのもの
で、（ａ）が従来の遮熱構造を持たないスクロール圧縮
機の温度分布、（ｂ）が本発明による遮熱プレート１６
を用いたスクロール圧縮機の温度分布である。（ｂ）に
おいて、高温高圧の冷媒ガスが流れる固定スクロール１
の中心の吐出ポート１７付近の温度が最も高く（約８０
℃）、中心から離れるに従い温度は低くなり、中心から
少し外れたところからケース４の外壁にかけては大幅に
低い温度（約４０℃）になっていることが判る。
圧縮機の温度分布を図２に示している。これはガスリザ
ーバ１５内の冷媒ガス温度が約１００℃のときのもの
で、（ａ）が従来の遮熱構造を持たないスクロール圧縮
機の温度分布、（ｂ）が本発明による遮熱プレート１６
を用いたスクロール圧縮機の温度分布である。（ｂ）に
おいて、高温高圧の冷媒ガスが流れる固定スクロール１
の中心の吐出ポート１７付近の温度が最も高く（約８０
℃）、中心から離れるに従い温度は低くなり、中心から
少し外れたところからケース４の外壁にかけては大幅に
低い温度（約４０℃）になっていることが判る。
【００１９】これに対し、従来のスクロール圧縮機にお
いては固定スクロール１の中心が約８０℃の高い温度を
示すのは同様であるが、それに次ぐ約６０℃の温度を示
す領域がケース４の外壁近くまで延びており、遮熱効果
のないバッフルプレート１４のみでは効果的に熱を遮断
できないことが判る。
いては固定スクロール１の中心が約８０℃の高い温度を
示すのは同様であるが、それに次ぐ約６０℃の温度を示
す領域がケース４の外壁近くまで延びており、遮熱効果
のないバッフルプレート１４のみでは効果的に熱を遮断
できないことが判る。
【００２０】このように本実施の形態のガスリザーバ１
５内に遮熱プレート１６を設けたスクロール圧縮機にお
いては高温の冷媒ガスから伝わる熱を効果的に遮断する
ことができ、望ましい断熱圧縮に近づけることが可能で
ある。
５内に遮熱プレート１６を設けたスクロール圧縮機にお
いては高温の冷媒ガスから伝わる熱を効果的に遮断する
ことができ、望ましい断熱圧縮に近づけることが可能で
ある。
【００２１】なお、遮熱プレート１６は鋼板で構成する
のに代えて耐熱性に優れた樹脂材料で構成してもよい。
この場合、バッフルプレート１４には接着剤を用いて固
定する。
のに代えて耐熱性に優れた樹脂材料で構成してもよい。
この場合、バッフルプレート１４には接着剤を用いて固
定する。
【００２２】
【発明の効果】以上説明したように請求項１に係る発明
はガスリザーバの隔壁を構成するバッフルプレートに沿
って遮熱プレートを配置したので、ガスリザーバに流れ
た高温の冷媒ガスからケース内部の低温の冷媒ガスに伝
わる熱を効果的に遮断することができ、冷凍サイクルの
効率を大きく向上させることが可能である。
はガスリザーバの隔壁を構成するバッフルプレートに沿
って遮熱プレートを配置したので、ガスリザーバに流れ
た高温の冷媒ガスからケース内部の低温の冷媒ガスに伝
わる熱を効果的に遮断することができ、冷凍サイクルの
効率を大きく向上させることが可能である。
【００２３】また、請求項２に係る発明は遮熱プレート
とバッフルプレートとの間に熱絶縁のための空間を形成
したので、ガスリザーバ内に滞留する高温の油から固定
スクロールに直接伝わる熱を抑制することができ、ケー
ス内部の低温の冷媒ガスの温度上昇が抑えられ、冷凍サ
イクルの効率を向上させることが可能である。
とバッフルプレートとの間に熱絶縁のための空間を形成
したので、ガスリザーバ内に滞留する高温の油から固定
スクロールに直接伝わる熱を抑制することができ、ケー
ス内部の低温の冷媒ガスの温度上昇が抑えられ、冷凍サ
イクルの効率を向上させることが可能である。
【図１】本発明によるスクロール圧縮機の断面図。
【図２】（ａ）（ｂ）は従来および本発明に係るスクロ
ール圧縮機の温度分布を示すための図。
ール圧縮機の温度分布を示すための図。
【図３】従来のスクロール圧縮機の断面図。
１ 固定スクロール ２ 可動スクロール ４ ケース ９ オルダムリング １４ バッフルプレート １５ ガスリザーバ １６ 遮熱プレート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 里 和哉 大阪府守口市京阪本通２丁目５番５号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 江原 俊行 大阪府守口市京阪本通２丁目５番５号 三 洋電機株式会社内
Claims (2)
- 【請求項１】 ケース内部と隔壁で隔てられたガスリザ
ーバを備え、該ケース内部のスクロール圧縮機構から放
出される高温高圧の冷媒ガスが吐出ポートを通って前記
ガスリザーバにかけて流動するように構成してなるスク
ロール圧縮機において、前記ガスリザーバの隔壁を構成
するバッフルプレートに沿って遮熱プレートを設けたこ
とを特徴とするスクロール圧縮機。 - 【請求項２】 前記遮熱プレートと前記バッフルプレー
トとの間に熱絶縁のための空間を形成したことを特徴と
する請求項１記載のスクロール圧縮機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2282997A JPH10220382A (ja) | 1997-02-05 | 1997-02-05 | スクロール圧縮機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2282997A JPH10220382A (ja) | 1997-02-05 | 1997-02-05 | スクロール圧縮機 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10220382A true JPH10220382A (ja) | 1998-08-18 |
Family
ID=12093593
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2282997A Pending JPH10220382A (ja) | 1997-02-05 | 1997-02-05 | スクロール圧縮機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10220382A (ja) |
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| BE1013938A3 (fr) * | 2001-02-01 | 2002-12-03 | Scroll Tech | Compresseur a volutes a bouclier thermique. |
| WO2002052205A3 (de) * | 2000-12-22 | 2002-12-19 | Bitzer Kuehlmaschinenbau Gmbh | Kompressor |
| KR100400474B1 (ko) * | 2001-08-20 | 2003-10-01 | 엘지전자 주식회사 | 스크롤 압축기 |
| CN100455806C (zh) * | 2004-07-26 | 2009-01-28 | 乐金电子(天津)电器有限公司 | 螺旋压缩机 |
| CN100465451C (zh) * | 2004-10-27 | 2009-03-04 | 乐金电子(天津)电器有限公司 | 涡旋式压缩机的防过热装置 |
| CN106762669A (zh) * | 2017-01-24 | 2017-05-31 | 广东美芝制冷设备有限公司 | 压缩机 |
| CN109372750A (zh) * | 2015-04-17 | 2019-02-22 | 艾默生环境优化技术有限公司 | 用于涡旋压缩机的高强度隔热分隔组件 |
| CN111033046A (zh) * | 2017-09-04 | 2020-04-17 | 松下知识产权经营株式会社 | 压缩机 |
| KR20230081290A (ko) * | 2021-11-30 | 2023-06-07 | 엘지전자 주식회사 | 스크롤 압축기 |
-
1997
- 1997-02-05 JP JP2282997A patent/JPH10220382A/ja active Pending
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