JPH10218754A - 化粧料 - Google Patents
化粧料Info
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- JPH10218754A JPH10218754A JP3847997A JP3847997A JPH10218754A JP H10218754 A JPH10218754 A JP H10218754A JP 3847997 A JP3847997 A JP 3847997A JP 3847997 A JP3847997 A JP 3847997A JP H10218754 A JPH10218754 A JP H10218754A
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Abstract
油性感やべたつき感のない)、保湿効果にすぐれた化粧
料を提供すること。 【解決手段】アシル基2長鎖2極性基含有陰イオン界面
活性剤と粉体及び/又は微粒子粉体と水とを含有させ
る。
Description
極性基含有陰イオン界面活性剤と粉体及び/又は微粒子
粉体を含有せしめたことにより感触効果及び皮膚保湿効
果を向上させた化粧料に関する。
は、適用後にしっとりとしたコクのある感触を付与し、
しかも十分な皮膚保湿効果を持たせるために各種油製成
分やグリセリンなどの保湿剤が比較的多量に配合されて
いた。しかし、しっとりとしたコクのある感触を強調
し、保湿効果を高めようとすると、塗布時の油性感やべ
たつき感が増し、皮膚への十分な保湿効果と良好な使用
感を同時に満足させることは困難であった。
な従来技術の欠点を改良せんとして鋭意研究した結果、
特定のアシル基2長鎖2極性基含有陰イオン界面活性剤
と粉体及び/又は微粒子粉体を含有せしめると上記の欠
点を格段に改良することを見出し、本発明を完成するに
至った。
項1の発明は、アシル基2長鎖2極性基含有陰イオン界
面活性剤と粉体及び/又は微粒子粉体と水を含有せしめ
たことを特徴とする化粧料である。さらに、本発明の請
求項2の発明は、アシル基2長鎖2極性基含有陰イオン
界面活性剤0.1〜40重量%と粉体及び/又は微粒子
粉体0.1〜20重量%と水を含有せしめたことを特徴
とする化粧料である。
る。本発明におけるアシル基含有2鎖2極性基含有陰イ
オン界面活性剤を例示すると、N,N’−ビス〔2−ラ
ウラミドエチル)エチレンジアミン−N,N’−ジ(酢
酸ナトリウム)、N,N’−ビス〔2−ミリストイラミ
ドエチル)エチレンジアミン−N,N’−ジ(酢酸ナト
リウム)、N,N’−ビス〔2−パルミトイラミドエチ
ル)エチレンジアミン−N,N’−ジ(酢酸ナトリウ
ム)、N,N’−ビス〔2−ラウラミドエチル)エチレ
ンジアミン−N,N’−ジ(プロピオン酸ナトリウ
ム)、N,N’−ビス〔2−ミリストイラミドエチル)
エチレンジアミン−N,N’−ジ(プロピオン酸ナトリ
ウム)、N,N’−ビス〔2−パルミトイラミドエチ
ル)エチレンジアミン−N,N’−ジ(プロピオン酸ナ
トリウム)、N,N’−ビス(ラウロイルアミド)エタ
ン−N,N’−ジ(酢酸ナトリウム)、N,N’−ビス
(ミリストイルアミド)エタン−N,N’−ジ(酢酸ナ
トリウム)、N,N’−ビス(パルミトイルアミド)エ
タン−N,N’−ジ(酢酸ナトリウム)、N,N’−ビ
ス(ラウロイルアミド)エタン−N,N’−ジ(プロピ
オン酸ナトリウム)、N,N’−ビス(ミリストイルア
ミド)エタン−N,N’−ジ(プロピオン酸ナトリウ
ム)、N,N’−ビス(パルミトイルアミド)エタン−
N,N’−ジ(プロピオン酸ナトリウム)、N,N’−
ビス(ラウロイルアミド)ブタン−N,N’−ジ(酢酸
カリウム)、N,N’−ビス(ミリストイルアミド)ブ
タン−N,N’−ジ(酢酸カリウム)、N,N’−ビス
(パルミトイルアミド)ブタン−N,N’−ジ(酢酸カ
リウム)、N,N’−ビス(ラウロイルアミド)エタン
−N,N’−ジ(エタンスルホン酸カリウム)、N,
N’−ビス(ミリストイルアミド)ブタン−N,N’−
ジ(エタンスルホン酸カリウム)、N,N’−ビス(パ
ルミトイルアミド)エタン−N,N’−ジ(エタンスル
ホン酸ナトリウム)が挙げられる。この化合物の分子構
造において疎水基の異なる同族体との混合体としても本
発明の目的の範囲内で配合される。ここで、用いる対イ
オンとしては1価又は2価のアルカリ金属イオン、アン
モニウムイオン又は有機アンモニウムイオンが適用され
る。ただし、有機アンモニウムイオンとしては、リジ
ン、アルギニン等の塩基性アミノ酸も該当する。本発明
において好ましい(C)成分としては、アシル基含有長
鎖疎水基の炭素原子数が14又は12であって、極性基
としてカルボキシル基又はスルホン酸基のいずれかを持
ち、連結鎖が炭素原子数が2である化合物が示される。
なお、アシル基含有2鎖2極性基含有陰イオン界面活性
剤の未中和物も本発明に適用される。アシル基含有2鎖
2極性基含有陰イオン界面活性剤の配合量は、0.1〜
40重量%の範囲が好ましい。0.1重量%以下では、
感触効果及び皮膚保湿効果が不十分であり、40重量%
以上では、系の粘度が増し、使用性が悪くなることがあ
る。
としての無機物としては、無水ケイ酸の微細粉体や、ケ
イ酸アルミン酸マグネシウム塩等の多孔性粉体を挙げる
ことができる。無水ケイ酸は、通常に化粧料に用いられ
るものであり、本発明には親水性のものが用いられる。
ケイ酸アルミン酸マグネシウム塩は多孔性粉体であり、
微細粒子が二次粒子を形成し、高い表面積を持つもので
ある。また、同種のものとして、メタケイ酸アルミン酸
マグネシウム・ケイ酸アルミン酸カルシウム等を挙げる
ことができる。また、本発明における粉体及び/又は微
粒子粉体としての有機物としては、植物の実(例えば、
くるみなど)の皮を粉末状にしたもの、ひのきを粉末状
にしたものも挙げられる。さらに、本発明における粉体
及び/又は微粒子粉体としての有機物としては、ポリエ
チレン末、ポリメチルシルセスキオキサン粉末(東芝シ
リコーン社製、トスパール240も挙げられる。ポリエ
チレン末は通常の化粧料に配合されるものである。ポリ
メチルシルセスキオキサン粉末は平均粒径2μmの真球
状微粒子である。これらのポリメチルシルセスキオキサ
ン粉末をアシル基2長鎖2極性基含有陰イオン界面活性
剤と水とともに含有する本発明の化粧料は、塗布時の油
性感、べたつきがなく、さらっとした滑らかな感触を有
し、しかも皮膚保湿効果に顕著に優れる。これらの粉体
及び/又は微粒子粉体は、皮膚洗浄剤に配合すればスク
ラブ剤としても使用される。本発明の粉体及び/又は微
粒子粉体の配合量は、0.1〜20重量%の範囲が望ま
しい。0.1重量%以下では、感触効果及び皮膚保湿効
果が不十分であり、20重量%以上では、系の粘度が増
し、使用性が悪くなることがある。尚、本発明の粉体又
は微粒子粉体は用途によっては同時に配合することもで
きる。本発明には水が20〜80重量%の範囲で配合さ
れる。
分の他に化粧料一般に使用される界面活性剤、粉体、水
溶性高分子、色素、香料、保湿剤、防腐剤等、さらに消
炎剤、ビタミン類、植物エキス、タンパク質、及びその
誘導体、もしくは分解物を総量で0〜5重量%の範囲で
もちいることができる。
ゾール状、ペースト状、ゲル状等種々の剤型にすること
ができる。本発明の化粧料は、洗顔クリーム、液状洗顔
料、ボディシャンプー、シャンプー、メイク落とし洗浄
剤、クレンジング化粧料等の皮膚又は頭髪の洗浄を目的
とするものを始めとして、クリーム、乳液、ローション
などの通常の化粧料に適用される。
明はこの実施例によって限定されない。
及び皮膚保湿効果において処方例2、3の化粧料よりも
顕著にすぐれていた。
及び皮膚保湿効果において処方例5、6の化粧料よりも
顕著にすぐれていた。
ド)エタン−N,N’−ジ(プロピオン酸ナトリウム)
の配合量を45重量%配合する他は同様の処方で本願の
化粧料を調製したところ、これは、感触効果及び皮膚保
湿効果において処方例4の化粧料よりもやや劣った。ま
た、N,N’−ビス(ラウロイルアミド)エタン−N,
N’−ジ(プロピオン酸ナトリウム)の配合量を0.0
5重量%とする他は同様の処方で本願の化粧料を調製し
たところ、これは、感触効果及び皮膚保湿効果において
処方例4の化粧料よりもやや劣ったが本願発明の化粧料
としては使用に耐えうるものであった。さらに、真球状
ポリメチルシルセスキオキサン粉末の配合量を25重量
%とする他は同様の処方で本願の化粧料を調製したとこ
ろ、これは、感触効果及び皮膚保湿効果において処方例
4の化粧料よりもやや劣った。しかし、これは本願発明
の化粧料としては使用に耐えうるものであった。。また
さらに真球状ポリメチルシルセスキオキサン粉末の配合
量を0.05%とする他は同様の処方で本願の化粧料を
調製したところ、これは、感触効果及び皮膚保湿効果に
おいて処方例4の化粧料よりもやや劣ったが本願発明の
化粧料としては使用に耐えうるものであった。。
及び皮膚保湿効果を向上させた化粧料を提供することは
明らかである。
Claims (4)
- 【請求項1】 アシル基2長鎖2極性基含有陰イオン界
面活性剤と粉体及び/又は微粒子粉体と水を含有せしめ
たことを特徴とする化粧料。 - 【請求項2】 アシル基2長鎖2極性基含有陰イオン界
面活性剤0.1〜40重量%と粉体及び/又は微粒子粉
体0.1〜20重量%と水を含有せしめたことを特徴と
する化粧料。 - 【請求項3】 微粒子粉体が無機物であることを特徴と
する請求項1又は2に記載の化粧料。 - 【請求項4】 微粒子粉体が有機物であることを特徴と
する請求項1又は2に記載の化粧料。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03847997A JP3527379B2 (ja) | 1997-02-05 | 1997-02-05 | 化粧料 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03847997A JP3527379B2 (ja) | 1997-02-05 | 1997-02-05 | 化粧料 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10218754A true JPH10218754A (ja) | 1998-08-18 |
JP3527379B2 JP3527379B2 (ja) | 2004-05-17 |
Family
ID=12526401
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP03847997A Expired - Fee Related JP3527379B2 (ja) | 1997-02-05 | 1997-02-05 | 化粧料 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3527379B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2006134890A1 (ja) | 2005-06-14 | 2006-12-21 | Asahi Kasei Chemicals Corporation | 身体表面保護用組成物 |
US7488841B2 (en) | 2002-08-27 | 2009-02-10 | Asahi Kasei Chemicals Corporation | Composition containing acyl group |
-
1997
- 1997-02-05 JP JP03847997A patent/JP3527379B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7488841B2 (en) | 2002-08-27 | 2009-02-10 | Asahi Kasei Chemicals Corporation | Composition containing acyl group |
WO2006134890A1 (ja) | 2005-06-14 | 2006-12-21 | Asahi Kasei Chemicals Corporation | 身体表面保護用組成物 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3527379B2 (ja) | 2004-05-17 |
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