JPH10218376A - 貨物列車用コンテナの倉庫設備 - Google Patents

貨物列車用コンテナの倉庫設備

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JPH10218376A
JPH10218376A JP2369097A JP2369097A JPH10218376A JP H10218376 A JPH10218376 A JP H10218376A JP 2369097 A JP2369097 A JP 2369097A JP 2369097 A JP2369097 A JP 2369097A JP H10218376 A JPH10218376 A JP H10218376A
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JP
Japan
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container
warehouse
relay
transport
traveling crane
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Application number
JP2369097A
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English (en)
Inventor
Tomikazu Yamashita
富和 山下
Takeshi Nakagawa
武 中川
Shoichi Hisamura
正一 久村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shinmaywa Industries Ltd
Original Assignee
Shin Meiva Industry Ltd
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Publication date
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Publication of JPH10218376A publication Critical patent/JPH10218376A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 留置線の上方を倉庫スペースとして有効利用
し、ターミナルの省スペース化を経費をそれほど掛ける
ことなく達成する。 【解決手段】 倉庫4を複数本の留置線1を跨ぐように
その上方に設け、多数のコンテナCを倉庫4に各留置線
1と直交する搬送路5に沿って並べて格納する。搬送路
5を走行する搬送台車6を倉庫4内に設ける。コンテナ
Cをクランプして昇降する走行クレーン12をコンテナ
荷役線2上方にコンテナ荷役線2に沿って走行するよう
に設ける。走行クレーン12と搬送台車6との間でコン
テナCを受渡しする際、中継台車9を走行クレーン12
下方でコンテナ荷役線2に沿って走行させ、搬送台車6
を中継台車9に乗り入れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、貨物列車用コンテ
ナの倉庫設備に関し、特にターミナルの省スペース化対
策に関するものである。
【0002】
【従来の技術】コンテナが頻繁に積み卸しされる鉄道貨
物ターミナルにおいては、コンテナを一旦保管するため
の倉庫をコンテナ荷役線の側方に並設したり(特公昭5
3−12100号公報及び特開平4−243709号公
報参照)、あるいは倉庫をコンテナ荷役線の下方に設け
たりして(特公昭51−38155号公報参照)、コン
テナの積み卸し作業を効率良く行うようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記の前者
の公報例では、単に倉庫をコンテナ荷役線の側方に並設
しているだけであり、これでは倉庫専用の敷地を別途確
保しなければならず、その分だけターミナル全体の敷地
面積が増大し、経費の高騰を招くとともに、立地条件に
制約がある場合には倉庫の敷地を十分に確保することが
できないことがある。
【0004】一方、後者の公報例では、コンテナ荷役線
を地面上方に設け、その下方の空スペースを倉庫として
利用しているため、前者のようには倉庫専用の敷地がい
らず、前者に比べてターミナルの省スペース化を達成す
ることができるが、コンテナ荷役線を倉庫設置箇所に高
架にしなければならず、施工費が嵩むことになる。
【0005】本発明はかかる点に鑑みてなされたもので
あり、その目的とするところは、ターミナルにはコンテ
ナを輸送する貨物列車を留め置く留置線があることに着
目し、この留置線に関係付けて倉庫スペースを確保する
ことにより、経費をそれほど掛けることなくターミナル
の省スペース化を図ろうとすることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は、留置線の上方を倉庫スペースとして有効
利用したことを特徴とする。
【0007】具体的には、本発明は、コンテナを輸送す
る貨物列車を留め置く複数本の留置線と、これらの留置
線に並設されコンテナを積み卸しするためのコンテナ荷
役線とを有するターミナルに設けられた貨物列車用コン
テナの倉庫設備を対象とし、次のような解決手段を講じ
た。
【0008】すなわち、本発明の第1の解決手段は、倉
庫を上記複数本の留置線を跨ぐようにその上方に設け、
該倉庫に多数のコンテナを上記各留置線と直交する搬送
路に沿って並べて格納する。さらに、上記搬送路を走行
する搬送台車を上記倉庫内に設ける。また、コンテナを
クランプして昇降する走行クレーンを上記コンテナ荷役
線上方に該コンテナ荷役線に沿って走行するように設け
る。加えて、中継手段を上記走行クレーン下方に設け、
該走行クレーンと上記搬送台車との間でコンテナを受渡
しする際、該搬送台車を上記中継手段に乗り入れるよう
にしたことを特徴とする。
【0009】本発明の第2の解決手段は、第1の解決手
段において、中継手段として、コンテナ荷役線に沿って
走行する中継台車を採用したことを特徴とする。
【0010】本発明の第3の解決手段は、第1の解決手
段において、中継手段として、搬送路のコンテナ荷役線
側の端部に出退可能に設けられた中継可動プレートを採
用したことを特徴とする。
【0011】本発明の第4の解決手段は、第1の解決手
段において、コンテナ荷役線にトラック荷役場を並設す
る。そして、走行クレーンを上記トラック荷役場上方に
移動するようにコンテナ荷役線と直交する方向に走行さ
せるようにしたことを特徴とする。
【0012】上記の構成により、本発明の第1〜4の解
決手段では、入庫時、走行クレーンがコンテナ荷役線に
沿って走行して目的のコンテナ上方で下降し、該コンテ
ナをクランプした後、上昇してコンテナ荷役線に沿って
走行する。この間、搬送台車が倉庫内の搬送路を搬送し
て中継手段に乗り入れ、コンテナの受取り態勢を整え
る。上記走行クレーンが中継手段上方に来ると、下降し
てコンテナを上記搬送台車に受け渡し、該搬送台車が上
記中継手段から搬送路に戻り、該搬送路を走行してコン
テナを所定の空スペースに格納する。上記走行クレーン
は、次に入庫しようとするコンテナのところまで走行す
る。
【0013】一方、出庫時、搬送台車がコンテナを搭載
して中継手段に乗り入れ、コンテナの受渡し態勢を整え
る。この間、走行クレーンがコンテナ荷役線に沿って走
行して上記中継手段上方に来ると、下降してコンテナを
クランプし、上昇してコンテナを上記搬送台車から受け
取り、コンテナ荷役線に沿って目的の出庫箇所に向かっ
て走行する。上記搬送台車は、中継手段から搬送路に戻
り、次に出庫しようとするコンテナのところまで走行す
る。
【0014】このようなコンテナの積み卸し作業を行う
ターミナルには、コンテナを格納する倉庫が複数本の留
置線を跨ぐようにその上方に設けられていることから、
留置線上方の空スペースが無駄なく有効に利用されて倉
庫スペースが確保され、倉庫専用の敷地を別途確保しな
くてよく、よって、ターミナル全体の敷地面積が増大せ
ず、経費の高騰が回避されるとともに、立地条件に制約
されることなく倉庫の敷地が十分に確保される。しか
も、倉庫の設置箇所が留置線上方であることから、倉庫
設置に際し、留置線は高架にすることなく既存のままで
よく、その分だけ施工費が掛からず、ターミナルの省ス
ペース化が図られる。
【0015】特に、第2の解決手段では、中継手段がコ
ンテナ荷役線に沿って走行する中継台車であることか
ら、走行クレーンとの間においてコンテナを受け渡す
際、両者が共に接近すれば、受渡し時間が大幅に短縮さ
れ、積み卸し作業が効率良く行われる。
【0016】第3の解決手段では、中継手段が搬送路の
コンテナ荷役線側の端部に出退可能に設けられた中継可
動プレートであることから、中継可動プレートをその場
で可動式にするだけでよく、よって、上記の中継台車の
ようにはコンテナ荷役線に沿って走行させる必要がな
く、走行レール、それに付帯する設備及び走行駆動機構
等がいらず、その分だけ経費が掛からない。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面に基づいて説明する。
【0018】(実施の形態1)図1〜13は本発明の実
施の形態1に係る倉庫設備を示し、そのうち、図1〜4
は該倉庫設備を備えたターミナルを示す。
【0019】このターミナルは複数本の留置線1を備え
てなり、該各留置線1には、多数の貨物列車用コンテナ
Cを輸送台車t1に搭載して輸送する貨物列車Tを留め
置くようになっている。これらの留置線1の片側には2
本のコンテナ荷役線2が並設され、該コンテナ荷役線2
には、上記各留置線1に留め置かれている輸送台車t1
がコンテナCを積み卸しするために搬入されるようにな
っている。さらに、上記コンテナ荷役線2にはトラック
荷役場3が並設され、該トラック荷役場3で荷役トラッ
クMに対しコンテナCの積み卸し作業を行うようになっ
ている。
【0020】上記複数本の留置線1の上方には、地上か
ら見て3階建の倉庫4がこれらの留置線1を跨ぐように
設置され、1階は各留置線1の敷設用として空スペース
が確保され、2階及び3階は上記倉庫4内に設けられて
コンテナCを上下2段に格納するようになっている。上
記倉庫4内には、3本の搬送路5が各留置線1の並設方
向つまり各留置線1と直交する方向に延びるように平行
に設けられ、多数のコンテナCを該各搬送路5に沿って
格納するようになっている。この倉庫4内の各階には、
3台の搬送台車6が1台ずつ上記各搬送路5に対応して
配置され、入出庫時に各搬送台車6が各搬送路5を走行
するようになっている。この搬送台車6の詳細な構造は
後述する。
【0021】上記コンテナ荷役線2上方には、2本1組
の梁7が上下に2組コンテナ荷役線2に沿って平行に複
数本の支柱8に支持されて配置され、この2組の梁7は
それぞれ上記倉庫4の2階及び3階(上下2段)の搬送
路5レベルに対応している。この上下2組の梁7には、
中継手段としての中継台車9が3台ずつコンテナ荷役線
2に沿ってそれぞれ走行するように配置され、該各中継
台車9が各搬送路5側方に停止した状態で該各搬送路5
を走行する搬送台車6が乗り入れるようになっている。
この中継台車9の詳細な構造も後述する。
【0022】上記コンテナ荷役線2上方でかつ上段の中
継台車9上方には、2本の梁10がコンテナ荷役線2に
沿って平行に複数本の支柱11に支持されて配置され、
この梁10は上記倉庫4の3階の天井レベルに対応して
いる。この梁10には、コンテナCをクランプして昇降
する4台の走行クレーン12が上記コンテナ荷役線2に
沿ってそれぞれ走行するように配置されている。つま
り、上記2段の中継台車9は各走行クレーン12下方に
配置され、該各走行クレーン12と上記搬送台車6との
間でコンテナCを受渡しする際、該搬送台車6が中継台
車9に乗り入れるようになっている。この各走行クレー
ン12は、コンテナ荷役線2に沿って走行するだけでは
なく、上記トラック荷役場3上方に移動するようにコン
テナ荷役線2と直交する方向にも走行するようになって
いる。なお、走行クレーン12の台数が4台と、上下2
段の各レベルにおける搬送台車6及び中継台車9の台数
よりも1台多いのは、余裕を持ってコンテナCの受渡し
を行わせるためである。この走行クレーン12の詳細な
構造も後述する。
【0023】そして、上記倉庫4、搬送台車6、中継台
車9及び走行クレーン12により、本発明の実施の形態
1に係る倉庫設備Aが構成されている。
【0024】次に、上記搬送台車6、中継台車9及び走
行クレーン12の詳細な構造について順に説明する。
【0025】<搬送台車6の構造>図5に拡大詳示する
ように、搬送台車6は前後左右に4つの車輪13を備え
てなり、そのうち後輪13は走行用モータ14によって
駆動される駆動輪であり、前輪13は遊動輪である。そ
して、これら4つの車輪13を搬送路5に敷設されたI
形鋼からなる2条の走行レール15の上側フランジ15
aに乗架して搬送台車6が走行レール15上を走行する
ようになっている。また、上記搬送台車6裏面の四隅に
は、ガイドローラ16が1つずつ合計4つ取り付けら
れ、搬送台車6が走行レール15上を走行する際、上記
各ガイドローラ16を走行レール15のウェブ15b内
側にガイドせしめて搬送台車6の横ブレを防止するよう
にしている。
【0026】上記搬送台車6には横送り装置17が搭載
され、該横送り装置17により搬送路5側方の格納棚1
8と搬送台車6との間でコンテナCをパレットPごと又
は空パレットPを横送りするようになっている。具体的
には、この横送り装置17は、車幅方向に延びる前後一
対の溝形フレーム19を備えてなり、該各溝形フレーム
19の両側には、2条のスライドレール20を転動する
4つのスライド車輪21が2つずつ取り付けられている
とともに、各溝形フレーム19の片側にはスライドモー
タ22が取り付けられている。また、該スライドモータ
22の出力軸にはピニオン23が取り付けられ、該ピニ
オン23を一方のスライドレール20に設けられたラッ
ク24に噛合させ、スライドモータ22の正転・逆転起
動により各溝形フレーム19を車幅方向に進出・後退す
るようスライドさせるようになっている。つまり、横送
りに際して両溝形フレーム19を格納棚18に進出さ
せ、横送り態勢を整えるようにしている。
【0027】さらに、上記各溝形フレーム19の溝19
a内には、2条のエンドレスチェーン25がそれぞれ一
対のスプロケット26に巻き掛けられて配置され、一方
側の2つのスプロケット26は横送りモータ27の出力
軸に連結されている。そして、横送りモータ27の正転
・逆転起動により2条のエンドレスチェーン25を同期
して車幅方向に走行させ、該両エンドレスチェーン25
を連結するように設けられた係合具28をコンテナ搭載
用パレットP裏面の係合具(図示せず)に係合させてコ
ンテナCをパレットPごと又は空パレットPを横送りす
るようになっている。また、上記溝形フレーム19のス
ライドモータ22と反対側には、5つの横送りローラ2
9が2枚の板材30の間に支持され、横送りされるパレ
ットPを案内するようになっている。この横送り装置1
7の作動は、上記一対の溝形フレーム19に1つずつ設
けられたスライドモータ22及び横送りモータ27をそ
れぞれ同期して起動させるものである。
【0028】図5中、31は、搬送路5側方で該搬送路
5に沿って延びるI形鋼からなる梁であり、該梁31に
は、2つの溝形鋼32からなる多数(図5では2つのみ
表わす)の棚レール33が搬送路5と直交するように上
記横送り装置17の一対の横送りローラ29と同じ間隔
で配置され、この2つの棚レール33を1組として格納
棚18を構成し、コンテナCをパレットPごと又は空パ
レットPを格納するようになっている。また、上記2つ
の溝形鋼32の間には4つのガイドローラ34が取り付
けられている。そして、上記格納棚18と搬送台車6と
の間でコンテナC又は空パレットPを受渡しする際、両
者の1組の横送りローラ29及びガイドローラ34が一
直線上に並び、コンテナCをパレットPごと又は空パレ
ットPを両者間で横送りするようになっている。
【0029】その受渡しの要領を説明するに、まず、搬
送台車6が目的の格納棚18側方に走行して停止し、こ
の状態で横送り装置17の2基のスライドモータ22を
同期起動して両溝形フレーム19を格納棚18側に進出
させ、受渡し態勢を整える。その後、2基の横送りモー
タ27を同期起動して2組のエンドレスチェーン25を
駆動し、コンテナCをパレットPごと又は空パレットP
を搬送台車6から格納棚18に払い出して格納したり、
あるいは逆に格納棚18から搬送台車6に引き込む。
【0030】なお、上記各格納棚18には3つの格納ス
ペースが搬送路5側から見て前後に並んであり、3枚の
パレットPは各々の前後に設けられたL字形の連結具3
5を横方向から係合させて連結状態で格納されるように
なっている。このパレットPの連結・切離しは搬送台車
6の僅かな前進・後退動作によって行われる。
【0031】<中継台車9の構造>図6に拡大詳示する
ように、中継台車9は矩形に枠組まれた枠体36を備え
てなり、該枠体36の四隅には、4つの車輪37が2本
のシャフト38に2つずつ取り付けられて配置され、一
方側の2つの車輪37は、上記シャフト38、スプロケ
ット39及びチェーン40を介して走行用モータ41に
駆動連結された駆動輪であり、他方側の2つの車輪37
は遊動輪である。これら4つの車輪37を梁7に敷設さ
れた走行レール42に乗架して中継台車9が走行レール
42上を走行するようになっている。
【0032】また、上記枠体36には、2本の中継レー
ル43が中継台車9の移動方向と直交する方向に延びる
ように敷設され、中継台車9が搬送路5側方に移動した
際、その走行レール15の延長線上に位置し、搬送台車
6が中継台車9に乗り入れるようになっている。
【0033】<走行クレーン12の構造>図7に拡大詳
示するように、走行クレーン12は矩形に枠組まれた枠
体44を備えてなり、該枠体44の四隅には、4つの車
輪45が2本のシャフト46に2つずつ取り付けられて
配置され、一方側の2つの車輪45は、上記シャフト4
6、スプロケット47及びチェーン48を介して走行用
モータ49に駆動連結された駆動輪であり、他方側の2
つの車輪45は遊動輪である。そして、これら4つの車
輪45を梁10に敷設された走行レール50に乗架して
走行クレーン12が走行レール50上を走行するように
なっている。
【0034】また、上記枠体44には、2本のスライド
用レール51が枠体44の移動方向と直交する方向に延
びるように敷設され、この2本のスライド用レール51
には、スライド台52が4つの車輪53を乗架してコン
テナ荷役線2とトラック荷役場3との上方を移動するよ
うになっている。このスライド台52の駆動機構は、上
記中継台車9や走行クレーン12の枠体44の駆動機構
と同じである。つまり、上記4つの車輪53が2本のシ
ャフト54に2つずつ取り付けられて配置され、一方側
の2つの車輪53は、上記シャフト54、スプロケット
55及びチェーン56を介してスライド用モータ57に
駆動連結された駆動輪であり、他方側の2つの車輪53
は遊動輪である。
【0035】さらに、上記スライド台52には巻取ドラ
ム58が配置され、該巻取ドラム58は巻取モータ59
に駆動連結されて回転するようになっている。上記巻取
ドラム58には4本のロープ61の各々の一端側が巻き
付けられ、該各ロープ61の他端側は上記スライド台5
2の裏面に固定されている。また、この各ロープ61の
中途部は、コンテナ吊り具60を構成するプレート60
a上面の四隅に1つずつ設けられたシーブ62に掛け渡
されてコンテナ吊り具60を吊り下げているとともに、
スライド台52側で複数のシーブ63に案内されるよう
になっている。さらに、上記コンテナ吊り具60のプレ
ート61下面の四隅には左右一対のクランプ治具64が
流体圧シリンダ65の伸縮作動によりクランプ・アンク
ランプ動作するようになっている。そして、上記巻取モ
ータ59の正転・逆転起動により上記コンテナ吊り具6
0を昇降させるとともに、上記流体圧シリンダ65の伸
縮作動によりクランプ治具64でコンテナCをクランプ
して落下しないようにロッキングしたり、アンクランプ
するようになっている。
【0036】次に、この実施の形態1に係る倉庫設備に
おける荷役作業の要領を図8〜13のフローチャートに
基づいて説明する。図8〜10は入庫荷役作業のフロー
チャートであり、図11〜13は出庫荷役作業のフロー
チャートである。
【0037】(入庫荷役作業の要領) コンテナCを搭載した輸送台車t1がコンテナ荷役
線2に入り、定められた位置に停止する。コンテナCに
は予め位置確認標識(図示せず)がついており、これを
目標にして走行クレーン12がスライド台52を横送り
しながら走行して目的のコンテナCの真上に停止する
(ステップS1−1)。
【0038】 走行クレーン12のコンテナ吊り具6
0が下降し(ステップS1−2)、コンテナCをクラン
プ治具64でクランプして落下しないようにロッキング
し(ステップS1−3)、この状態でコンテナ吊り具6
0が所定の階(倉庫4の2階又は3階)側方まで上昇し
た後(ステップS1−4)、走行クレーン12がスライ
ド台52を横送りしながら倉庫4の入庫しようとする目
的の搬送路5に向かって走行する(ステップS1−
5)。
【0039】 一方、倉庫4内では、搬送台車6がコ
ンテナCを搭載して搬送路5を目的の格納棚18に向か
って走行し(ステップS2−1)、搬送台車6が目的の
格納棚18側方に停止すると、横送り装置17が進出
し、つまり溝形フレーム19が進出して横送り態勢を整
え、さらに、エンドレスチェーン25が走行し(ステッ
プS2−2)、コンテナCをパレットPごと格納棚18
に横送りして格納している(ステップS2−3)。この
格納が終わった搬送台車6では、横送り装置17が後退
し(ステップS2−4)、コンテナCが格納されていな
い格納棚18(空棚)側方へ走行して停止し(ステップ
S2−5)、横送り装置17が進出して空パレットPを
取り込み(ステップS2−6,2−7)、さらに、横送
り装置17が後退して空パレットPを搬送台車6に搭載
した後(ステップS2−8)、次の入庫に備えて搬送路
5を乗換えポイントである中継台車9側の端部へ走行し
(ステップS2−9)、待機中の中継台車9上に乗り込
む(ステップS2−10)。
【0040】つまり、中継台車9は前回の中継が終わる
と、次回の中継に備えて他の中継台車9の走行に支障を
来たさない退避位置へ走行しており(ステップS3−
1)、次の中継がある場合には作業位置つまり格納しよ
うとする格納棚18のある搬送路5側方へ走行し(ステ
ップS3−2)、作業位置にて停止して上述の如く空パ
レットPを搭載した搬送台車6が乗り込むのを待機する
(ステップS3−3)。
【0041】 コンテナCをクランプした走行クレー
ン12が目的の搬送路5側方で待機中の搬送台車6の真
上に来ると、走行クレーン12のコンテナ吊り具60が
下降し(ステップS1−6)、クランプ治具64をアン
クランプしてコンテナCのロッキングを解除し(ステッ
プS1−7)、コンテナCを中継台車9上の搬送台車6
に移載する。その後、コンテナ吊り具60が上昇し(ス
テップS1−8)、走行クレーン12がスライド台52
を横送りしながら次に入庫するコンテナCのところに走
行する(ステップS1−1)。
【0042】一方、コンテナCを搭載した搬送台車6が
中継台車9から搬送路5内に後退し(ステップS2−1
1)、搬送路5を所定の格納棚18に向かって走行し
(ステップS2−1)、上記のステップS2−2,ステ
ップS2−3を経てコンテナCをパレットPごと格納棚
18に格納する。
【0043】なお、搬送台車6は次の荷役作業の指令が
ない時や、指令があっても時間的に余裕がある時は、パ
レットPの受渡しを短時間に効率良く行うために空棚の
場所が最前列でかつ乗換えポイントに近くなるよう格納
棚18の整理を行っている。
【0044】(出庫荷役作業の要領) 搬送台車6が搬送路5を目的の格納棚18に向かっ
て走行し(ステップS2−1)、搬送台車6が目的の格
納棚18側方に停止すると、横送り装置17が進出して
コンテナCをパレットPごと取り込み(ステップS2−
2,2−3)、横送り装置17が後退してコンテナCを
パレットPごと搬送台車6に搭載する(ステップS2−
4)。この際、搭載したコンテナCが目的のコンテナC
か否かを判定し(ステップS2−5)、この判定が目的
のコンテナCであるYESの場合には、搬送路5を乗換
えポイントである中継台車9側の端部へ走行し(ステッ
プS2−6)、待機中の中継台車9上に乗り込み(ステ
ップS2−7)、中継台車9が受け渡すべき走行クレー
ン12の方に走行する。
【0045】つまり、中継台車9は作業位置にて停止し
てコンテナCを搭載した搬送台車6が乗り込むのを待機
しており(ステップS3−1)、搬送台車6が乗り込ん
でコンテナCを走行クレーン12に受け渡して搬送路5
に後退した後、次回の中継に備えて退避位置へ走行し
(ステップS3−2)、次の中継がある場合には作業位
置つまり出庫しようとする格納棚18のある搬送路5側
方へ走行する(ステップS3−3)。
【0046】一方、上記判定が目的のコンテナCでない
NOの場合には、コンテナCが格納されていない格納棚
18(空棚)側方へ走行して停止し(ステップS2−1
3)、横送り装置17が進出し(ステップS2−1
4)、上記コンテナCをパレットPごと格納棚18に横
送りして格納した後(ステップS2−15)、横送り装
置17が後退し(ステップS2−16)、再度、上記の
ステップS2−1〜ステップS2−5を経てコンテナC
をパレットPごと搭載する。
【0047】 一方、現在、走行クレーン12がコン
テナCを搬送してトラック荷役場3で待機している荷役
トラックM上方に移動しているとすると、コンテナ吊り
具60が下降し(ステップS1−1)、クランプ治具6
4をアンクランプしてコンテナCのロッキングを解除し
(ステップS1−2)、コンテナCを荷役トラックM上
に移載する。その後、コンテナ吊り具60が上昇し(ス
テップS1−3)、走行クレーン12がスライド台52
を横送りしながら次に出庫するコンテナCを搭載して走
行している中継台車9に向かって走行する(ステップS
1−4)。
【0048】 走行クレーン12が中継台車9の真上
に来ると、両者が走行を停止し、走行クレーン12のコ
ンテナ吊り具60が下降し(ステップS1−5)、コン
テナCをクランプ治具64でクランプして落下しないよ
うにロッキングし(ステップS1−6)、この状態でコ
ンテナ吊り具60が所定の階まで上昇した後(ステップ
S1−7)、走行クレーン12がスライド台52を横送
りしながら目的の荷役トラックMに向かって走行する
(ステップS1−8)。
【0049】一方、コンテナCを払い出した後、中継台
車9が元の乗込みポイント側方に戻り、空パレットPだ
けの搬送台車6が中継台車9から搬送路5内に後退し
(ステップS2−8)、搬送路5を空棚に向かって走行
し(ステップS2−9)、搬送台車6が目的の格納棚1
8側方に停止すると、横送り装置17が進出し(ステッ
プS2−10)、空パレットPを格納棚18に横送りし
て格納している(ステップS2−11)。この格納が終
わった搬送台車6では、横送り装置17が後退し(ステ
ップS2−12)、次に出庫するコンテナCが格納され
ている格納棚18に向かって搬送路5を走行する(ステ
ップS2−1)。
【0050】なお、搬送台車6は次の荷役作業の指令が
ない時や、指令があっても時間的に余裕がある時は、パ
レットPの受渡しを短時間に効率良く行うために空棚の
場所が最前列でかつ乗換えポイントに近くなるよう格納
棚18の整理を行っていることは、従前の通りである。
【0051】このようなコンテナCの積み卸し作業を行
うターミナルにおいて、本例では、コンテナCを格納す
る倉庫4を複数本の留置線1を跨ぐようにその上方に設
けていることから、留置線1上方の空スペースを無駄な
く有効に利用して倉庫スペースを確保でき、倉庫専用の
敷地を別途確保せずに済み、ターミナル全体の敷地面積
の増大による経費の高騰を回避することができるととも
に、立地条件に制約されることなく倉庫4の敷地を十分
に確保することができる。しかも、倉庫4の設置箇所を
留置線1上方にしていることから、倉庫設置に際し、留
置線1を高架にすることなく既存の留置線1をそのまま
利用することができ、その分だけ施工費を低減できてタ
ーミナルの省スペース化を達成することができる。
【0052】さらに、本例では、中継台車9をコンテナ
荷役線2に沿って走行させていることから、走行クレー
ン12との間においてコンテナCを受け渡す際、両者が
共に接近することにより受渡し時間を大幅に短縮でき、
積み卸し作業を効率良く行うことができる。
【0053】(実施の形態2)図14〜25は本発明の
実施の形態2に係る倉庫設備を示し、そのうち、図14
〜17は該倉庫設備を備えたターミナルを示す。
【0054】このターミナルは、搬送台車6を上下2段
にそれぞれ配置するのではなく、1台の搬送台車6で2
階及び3階(上下2段)の各格納棚18との間でコンテ
ナCをパレットPごと又は空パレットPを受け渡すよう
にしていること、及び中継台車9をなくして別の中継手
段を採用したことが実施の形態1と大きく異なってお
り、このことに関連して倉庫4内のレイアウト、搬送台
車6の構造及び走行クレーン12の構造が実施の形態1
のものと異なっているものであり、その他の点について
は実施の形態1とほぼ同様に構成されている。以下、同
一の構成箇所については共通の符号を付して説明する。
【0055】すなわち、この実施の形態2におけるター
ミナルは、複数本の留置線1を備えてなり、該各留置線
1には、多数の貨物列車用コンテナCを輸送台車t1に
搭載して輸送する貨物列車Tを留め置くようになってい
る。これらの留置線1の片側には2本のコンテナ荷役線
2が並設され、該コンテナ荷役線2には、上記各留置線
1に留め置かれている輸送台車t1がコンテナCを積み
卸しするために搬入されるようになっている。さらに、
上記コンテナ荷役線2にはトラック荷役場3が並設さ
れ、該トラック荷役場3で荷役トラックMに対しコンテ
ナCの積み卸し作業を行うようになっている。
【0056】上記複数本の留置線1の上方には、地上か
ら見て3階建の倉庫4がこれらの留置線1を跨ぐように
設置され、1階は各留置線1の敷設用として空スペース
が確保され、2階及び3階は上記倉庫4内に設けられて
コンテナCを上下2段に格納するようになっている。上
記倉庫4の2階つまり下段には、4本の搬送路5が各留
置線1の並設方向つまり各留置線1と直交する方向に延
びるように平行に設けられ、多数のコンテナCを該各搬
送路5に沿って格納するようになっている。この各搬送
路5には搬送台車6が1台ずつ配置され、入出庫時に各
搬送台車6が各搬送路5を走行するようになっている。
この搬送台車6の詳細な構造は後述する。
【0057】上記コンテナ荷役線2上方には、本例の特
徴である中継手段としての4枚の中継可動プレート66
が各搬送路5に対応して1枚ずつ配置され、該各中継可
動プレート66には2条の延長レール67が敷設されて
いる。この各中継可動プレート66は、各搬送路5のコ
ンテナ荷役線2側の端部に図示しないが流体圧シリンダ
等の作動装置によって上下方向に回動して出退可能に設
けられ、進出状態で延長レール67が搬送路5の走行レ
ール15の延長線上であるコンテナ荷役線2上方に水平
に位置し、この状態で搬送路5を走行する搬送台車6が
乗り入れる一方、後退状態で鉛直姿勢になってコンテナ
荷役線2上方から退避し搬送路5を塞ぐようになってい
る。
【0058】上記コンテナ荷役線2上方でかつ中継可動
プレート66上方には、2本の梁10がコンテナ荷役線
2に沿って平行に複数本の支柱11に支持されて配置さ
れ、この梁10は上記倉庫4の3階の棚レベルに対応し
ている。この梁10には、コンテナCをクランプして昇
降する4台の走行クレーン12が上記コンテナ荷役線2
に沿ってそれぞれ走行するように配置されている。つま
り、上記中継可動プレート66は各走行クレーン12下
方に配置され、該各走行クレーン12と上記搬送台車6
との間でコンテナCを受渡しする際、該搬送台車6が中
継可動プレート66に乗り入れるようになっている。こ
の各走行クレーン12は、コンテナ荷役線2に沿って走
行するだけではなく、上記トラック荷役場3上方に移動
するようにコンテナ荷役線2と直交する方向にも走行す
るようになっている。なお、本例では走行クレーン12
の台数が搬送台車6の台数と同じであるが、実施の形態
1と同様に走行クレーン12の台数を搬送台車6の台数
よりも1台多くしてコンテナCの受渡しに余裕を持たせ
るようにしてもよい。この走行クレーン12の詳細な構
造も後述する。
【0059】そして、上記倉庫4、搬送台車6、中継可
動プレート66及び走行クレーン12により、本発明の
実施の形態2に係る倉庫設備Aが構成されている。
【0060】次に、上記搬送台車6及び走行クレーン1
2の詳細な構造について順に説明する。
【0061】<搬送台車6の構造>図18に拡大詳示す
るように、搬送台車6は前後左右に4つの車輪13を備
えてなり、そのうち後輪13は走行用モータ14によっ
て駆動される駆動輪であり、前輪13は遊動輪である。
そして、これら4つの車輪13を搬送路5に敷設された
I形鋼からなる2条の走行レール15の上側フランジ1
5aに乗架して搬送台車6が走行レール15上を走行す
るようになっている。また、上記搬送台車6裏面の四隅
には、ガイドローラ16が1つずつ合計4つ取り付けら
れ、搬送台車6が走行レール15上を走行する際、上記
各ガイドローラ16を走行レール15のウェブ15b内
側にガイドせしめて搬送台車6の横ブレを防止するよう
にしている。
【0062】上記搬送台車6には昇降装置68が搭載さ
れている。該昇降装置68は、4隅に立設された4本の
昇降フレーム69を備えてなり、該各昇降フレーム69
の上下両端にはスプロケット70がシャフト71に支持
されて1つずつ配置され、前側の左右2本の昇降フレー
ム69の上下のスプロケット70には、エンドレスの昇
降チェーン72が1本ずつ巻き掛けられている。また、
前側の左右2本の昇降フレーム69の下側のスプロケッ
ト70を支持するシャフト71の中程には、別のスプロ
ケット73が取り付けられ、その側方には昇降モータ7
4が設置され、上記スプロケット73がチェーン75に
よってこの昇降モータ74に駆動連結されている。一
方、後側の左右2本の昇降フレーム69の上下のスプロ
ケット70には、有端の昇降チェーン76が1本ずつ掛
け渡され、該各昇降チェーン76の一端は、上記4本の
昇降フレーム69間に配置された矩形の昇降プレート7
7の一端側の隅部に上側のスプロケット70を経て連結
され、各昇降チェーン76の他端は、下側のスプロケッ
ト70及び前側の昇降フレーム69下端寄りに配置され
た別のスプロケット78を経て上記昇降プレート77の
他端側の隅部に連結されている。そして、上記昇降モー
タ74の正転・逆転起動により昇降プレート77を昇降
させ、該昇降プレート77を下降状態で倉庫4の2階
(下段)の格納棚18レベルに対応させる一方、上昇状
態で倉庫4の3階(上段)の格納棚18レベルに対応さ
せるようになっている。
【0063】上記昇降プレート77には横送り装置17
が搭載され、該横送り装置17により搬送路5側方の格
納棚18と搬送台車6との間でコンテナCをパレットP
ごと又は空パレットPを横送りするようになっている。
具体的には、この横送り装置17は、車幅方向に延びる
前後一対の溝形フレーム19を備えてなり、該各溝形フ
レーム19の両側には、2条のスライドレール20を転
動する4つのスライド車輪21が2つずつ取り付けられ
ているとともに、各溝形フレーム19の片側にはスライ
ドモータ22が取り付けられている。また、該スライド
モータ22の出力軸にはピニオン23が取り付けられ、
該ピニオン23を一方のスライドレール20に設けられ
たラック24に噛合させ、スライドモータ22の正転・
逆転起動により各溝形フレーム19を車幅方向に進出・
後退するようスライドさせるようになっている。詰ま
り、横送りに際して両溝形フレーム19を格納棚18側
に進出させ、横送り態勢を整えるようにしている。
【0064】さらに、上記溝形フレーム19の溝19a
内には、2条のエンドレスチェーン25がそれぞれ一対
のスプロケット26に巻き掛けられて配置され、一方側
の2つのスプロケット26は横送りモータ27の出力軸
に連結されている。そして、横送りモータ27の正転・
逆転起動により2条のエンドレスチェーン25を同期し
て車幅方向に走行させ、該両エンドレスチェーン25を
連結するように設けられた係合具28をコンテナ搭載用
パレットP裏面の係合具(図示せず)に係合させてコン
テナCをパレットPごと又は空パレットPを横送りする
ようになっている。また、上記溝形フレーム19のスラ
イドモータ22と反対側には、5つの横送りローラ29
が2枚の板材30の間に支持され、横送りされるパレッ
トPを案内するようになっている。この横送り装置17
の作動は、上記一対の溝形フレーム19に1つずつ設け
られたスライドモータ22及び横送りモータ27をそれ
ぞれ同期して起動させるものである。
【0065】図18中、31は、搬送路5側方で該搬送
路5に沿って延びるI形鋼からなる梁であり、該梁31
には、2つの溝形鋼32からなる多数(図18では2つ
のみ表わす)の棚レール33が搬送路5と直交するよう
に上記横送り装置17の一対の横送りローラ29と同じ
間隔で配置され、この2つの棚レール33を1組として
格納棚18を構成し、コンテナCをパレットPごと又は
空パレットPを格納するようになっている。また、上記
2つの溝形鋼32の間には4つのガイドローラ34が取
り付けられている。そして、上記格納棚18と搬送台車
6との間でコンテナC又は空パレットPを受渡しする
際、両者の1組の横送りローラ29及びガイドローラ3
4が一直線上に並び、コンテナCをパレットPごと又は
空パレットPを両者間で横送りするようになっている。
【0066】その受渡しの要領を説明するに、まず、搬
送台車6が目的の格納棚18側方に走行して停止し、こ
の状態で目的の格納棚18が2階(下段)である場合に
は昇降プレート77を昇降モータ74の起動により下降
させる一方、目的の格納棚18が3階(上段)である場
合には昇降プレート77を昇降モータ74の起動により
上昇させ、昇降プレート77を上下の格納棚18の棚レ
ベルに対応させる。次いで、横送り装置17の2基のス
ライドモータ22を同期起動して両溝形フレーム19を
格納棚18側に進出させ、受渡し態勢を整える。その
後、2基の横送りモータ27を同期起動して2組のエン
ドレスチェーン25を駆動し、コンテナCをパレットP
ごと又は空パレットPを搬送台車6から格納棚18に払
い出して格納したり、あるいは逆に格納棚18から搬送
台車6に引き込む。受渡しが終わると、上記搬送台車6
は昇降プレート77を下降して次の受渡しに備えて搬送
路5を走行する。
【0067】なお、上記各格納棚18には3つの格納ス
ペースが搬送路5側から見て前後に並んであり、3枚の
パレットPは各々の前後に設けられたL字形の連結具3
5を横方向から係合させて連結状態で格納されるように
なっている。このパレットPの連結・切離しは搬送台車
6の僅かな前進・後退動作によって行われる。
【0068】<走行クレーン12の構造>図19に拡大
詳示するように、走行クレーン12は台座79を備えて
なり、該台座79には矩形に枠組まれた枠体44が支持
されている。この台座79の四隅には、4つの車輪45
が2本のシャフト46に2つずつ取り付けられて配置さ
れ、一方側の2つの車輪45は、上記シャフト46、図
示しないスプロケット及びチェーンを介して走行用モー
タ49に駆動連結された駆動輪であり、他方側の2つの
車輪45は遊動輪である。そして、これら4つの車輪4
5を梁10に敷設された走行レール50に乗架して走行
クレーン12が走行レール50上を走行するようになっ
ている。
【0069】また、上記枠体44には、2本のスライド
用レール51が枠体44の移動方向と直交する方向に延
びるように敷設され、この2本のスライド用レール51
には、スライド台52が4つの車輪53を乗架してコン
テナ荷役線2とトラック荷役場3との上方を移動するよ
うになっている。このスライド台52の駆動機構は、上
記走行クレーン12の台座79の駆動機構と同じであ
る。つまり、上記4つの車輪53が2本のシャフト54
に2つずつ取り付けられて配置され、一方側の2つの車
輪53は、上記シャフト54、スプロケット55及びチ
ェーン56を介してスライド用モータ57に駆動連結さ
れた駆動輪であり、他方側の2つの車輪53は遊動輪で
ある。
【0070】さらに、上記スライド台52には巻取ドラ
ム58が配置され、該巻取ドラム58は巻取モータ59
に駆動連結されて回転するようになっている。上記巻取
ドラム58には4本のロープ61の各々の一端側が巻き
付けられているとともに、各ロープ61の他端側はコン
テナ吊り具60を構成する矩形枠60b上面の四隅に固
定されてコンテナ吊り具60を4本のロープ61で吊下
げ支持し、かつ各ロープ61の中途部はスライド台52
側で複数のシーブ63に案内されている。また、このプ
レート60b下面の四隅には左右一対のクランプ治具6
4が流体圧シリンダ65の伸縮作動によりクランプ・ア
ンクランプ動作するようになっている。そして、上記巻
取モータ59の正転・逆転起動により上記コンテナ吊り
具60を昇降させるとともに、上記流体圧シリンダ65
の伸縮作動によりクランプ治具64でコンテナCをクラ
ンプして落下しないようにロッキングしたり、アンクラ
ンプするようになっている。
【0071】次に、この実施の形態2に係る倉庫設備に
おける荷役作業の要領を図20〜25のフローチャート
に基づいて説明する。図20〜22は入庫荷役作業のフ
ローチャートであり、図23〜25は出庫荷役作業のフ
ローチャートである。
【0072】(入庫荷役作業の要領) コンテナCを搭載した輸送台車t1がコンテナ荷役
線2に入り、定められた位置に停止する。コンテナCに
は予め位置確認標識(図示せず)がついており、これを
目標にして走行クレーン12が走行し(ステップS1−
1)、スライド台52を横送りして目的のコンテナCの
真上に停止する(ステップS1−2)。なお、実施の形
態1のように走行クレーン12の走行中にスライド台5
2を横送りしてもよい。
【0073】 走行クレーン12のコンテナ吊り具6
0が下降し(ステップS1−3)、コンテナCをクラン
プ治具64でクランプして落下しないようにロッキング
し(ステップS1−4)、この状態でコンテナ吊り具6
0が所定の階(倉庫4の2階又は3階)側方まで上昇し
た後(ステップS1−5)、スライド台52を横送りし
て元の搬送姿勢に戻し(ステップS1−6)、走行クレ
ーン12が倉庫4の入庫しようとする目的の搬送路5に
向かって走行する(ステップS1−7)。なお、この場
合も、実施の形態1のように走行クレーン12の走行中
にスライド台52を横送りしてもよい。
【0074】 一方、倉庫4内では、搬送台車6がコ
ンテナCを搭載して搬送路5を目的の格納棚(空棚)1
8に向かって走行し(ステップS2−1)、搬送台車6
が目的の格納棚18側方に停止すると、格納階が2階
(下段)であるか否かを判定し(ステップS2−2)、
この判定が2階であるYESの場合には、横送り装置1
7が進出し、つまり、溝形フレーム19が進出して横送
り態勢を整え、さらに、エンドレスチェーン25が走行
し(ステップS2−3)、コンテナCをパレットPごと
格納棚18に横送りして格納する(ステップS2−
4)。この格納が終わった搬送台車6では、横送り装置
17が後退し(ステップS2−5)、コンテナCが格納
されていない格納棚18(空棚)側方へ走行して停止す
る(ステップS2−6)。
【0075】一方、上記判定が3階(上段)であるNO
の場合には、昇降装置68が上昇した後(ステップS2
−7)、横送り装置17が進出し(ステップS2−
8)、コンテナCをパレットPごと格納棚18に横送り
して格納する(ステップS2−9)。この格納が終わっ
た搬送台車6では、横送り装置17が後退し(ステップ
S2−10)、昇降装置68が下降した後(ステップS
2−11)、コンテナCが格納されていない格納棚18
(空棚)側方へ走行して停止する(ステップS2−
6)。
【0076】 ここでもまた、格納階が2階(下段)
であるか否かを判定し(ステップS2−12)、この判
定が2階であるYESの場合には、横送り装置17が進
出して空パレットPを取り込み(ステップS2−13,
2−14)、横送り装置17が後退して空パレットPを
搬送台車6に搭載した後(ステップS2−15)、次の
入庫に備えて搬送路5を乗換えポイントである中継可動
プレート66側の端部へ走行して進出して待機中の中継
可動プレート66上に乗り込む(ステップS2−1
6)。
【0077】一方、上記ステップS2−12での判定が
3階であるNOの場合には、昇降装置68が上昇した後
(ステップS2−17)、横送り装置17が進出して空
パレットPを取り込み(ステップS2−18,ステップ
S2−9)、横送り装置17が後退して空パレットPを
搬送台車6に搭載した後(ステップS2−20)、昇降
装置68が下降し(ステップS2−21)、次の入庫に
備えて搬送路5を乗換えポイントである中継可動プレー
ト66側の端部へ走行して進出して待機中の中継可動プ
レート66上に乗り込む(ステップS2−16)。
【0078】つまり、中継可動プレート66は、中継時
にはコンテナ荷役線2上方に水平に進出し(ステップS
3−1)、上述の如く空パレットPを搭載した搬送台車
6が乗り込むのを待機する一方、中継が終わると、次回
の中継に備えて走行クレーン12の走行に支障を来たさ
ないよう鉛直に後退している(ステップS3−2)。
【0079】 コンテナCをクランプした走行クレー
ン12が目的の搬送路5側方で待機中の搬送台車6の真
上に来ると、走行クレーン12のコンテナ吊り具60が
下降し(ステップS1−8)、クランプ治具64をアン
クランプしてコンテナCのロッキングを解除し(ステッ
プS1−9)、コンテナCを中継可動プレート66上の
搬送台車6に移載する。その後、コンテナ吊り具60が
上昇し(ステップS1−10)、走行クレーン12が次
に入庫するコンテナCのところに走行する(ステップS
1−1)。なお、この場合も、実施の形態1のように走
行クレーン12の走行中にスライド台52を横送りして
もよい。
【0080】一方、コンテナCを搭載した搬送台車6が
中継可動プレート66から搬送路5内に後退し、搬送路
5を所定の格納棚18に向かって走行し(ステップS2
−1)、上記のステップS2−2〜ステップS2−4又
はステップS2−2,ステップS2−7〜ステップS2
−9を経てコンテナCをパレットPごと格納棚18に格
納する。
【0081】なお、搬送台車6は次の荷役作業の指令が
ない時や、指令があっても時間的に余裕がある時は、パ
レットPの受渡しを短時間に効率良く行うために空棚の
場所が最前列でかつ乗換えポイントに近くなるよう格納
棚18の整理を行っている。
【0082】(出庫荷役作業の要領) 搬送台車6が搬送路5を目的の格納棚18に向かっ
て走行し(ステップS2−1)、該搬送台車6が目的の
格納棚18側方に停止すると、格納階が2階(下段)で
あるか否かを判定し(ステップS2−2)、判定がYE
Sである2階の場合には、横送り装置17が進出してコ
ンテナCをパレットPごと取り込み(ステップS2−
3,2−4)、横送り装置17が後退してコンテナCを
パレットPごと搬送台車6に搭載する(ステップS2−
5)。この際、搭載したコンテナCが目的のコンテナC
か否かを判定する(ステップS2−6)。
【0083】上記ステップS2−2での判定が3階(上
段)であるNOの場合には、昇降装置68が上昇した後
(ステップS2−7)、横送り装置17が進出してコン
テナCをパレットPごと取り込み(ステップS2−8,
2−9)、横送り装置17が後退してコンテナCをパレ
ットPごと搬送台車6に搭載した後(ステップS2−1
0)、昇降装置68が下降し(ステップS2−11)、
搭載したコンテナCが目的のコンテナCか否かを判定す
る(ステップS2−6)。
【0084】 この判定が目的のコンテナCであるY
ESの場合には、搬送路5を乗換えポイントである中継
可動プレート66側の端部へ走行し(ステップS2−1
2)、待機中の中継可動プレート66上に乗り込む。
【0085】つまり、中継可動プレート66は、中継時
にはコンテナ荷役線2上方に水平に進出し(ステップS
3−1)、上述の如く空パレットPを搭載した搬送台車
6が乗り込むのを待機する一方、中継が終わると、次回
の中継に備えて走行クレーン12の走行に支障を来たさ
ないよう鉛直に後退している(ステップS3−2)。
【0086】一方、上記判定が目的のコンテナCでない
NOの場合には、再度、格納階が2階(下段)であるか
否かを判定し(ステップS2−13)、この判定がYE
Sである2階の場合には、空棚に向かって走行し(ステ
ップS2−14)、横送り装置17が進出し(ステップ
S2−15)、コンテナCをパレットPごと格納棚18
に横送りして格納する(ステップS2−16)。この格
納が終わった搬送台車6では、横送り装置17が後退し
(ステップS2−17)、目的のコンテナCが格納され
ている格納棚18側方へ走行した後(ステップS2−1
8)、ステップS2−2に戻る。一方、ステップS2−
13での判定がNOである3階の場合には、空棚に向か
って走行し(ステップS2−19)、昇降装置68が上
昇した後(ステップS2−20)、横送り装置17が進
出し(ステップS2−21)、コンテナCをパレットP
ごと格納棚18に横送りして格納する(ステップS2−
22)。この格納が終わった搬送台車6では、横送り装
置17が後退し(ステップS2−23)、昇降装置68
が下降した後(ステップS2−24)、目的のコンテナ
Cが格納されている格納棚18側方へ走行し(ステップ
S2−18)、ステップS2−2に戻る。
【0087】 ところで、走行クレーン12は、目的
の搬送路5側方で進出して待機中の中継可動プレート6
6まで走行し(ステップS1−1)、スライド台52を
横送りしてコンテナCの真上に停止する(ステップS1
−2)。なお、実施の形態1のように走行クレーン12
の走行中にスライド台52を横送りしてもよい。
【0088】その後、上記走行クレーン12のコンテナ
吊り具60が下降し(ステップS1−3)、上記コンテ
ナCをクランプ治具64でクランプして落下しないよう
にロッキングし(ステップS1−4)、この状態でコン
テナ吊り具60が所定の階まで上昇した後(ステップS
1−5)、スライド台52を横送りして元の搬送姿勢に
戻し(ステップS1−6)、走行クレーン12がコンテ
ナ荷役線2で待機中の輸送台車t1に向かって走行する
(ステップS1−7)。そして、走行クレーン12のコ
ンテナ吊り具60が下降し(ステップS1−8)、クラ
ンプ治具64をアンクランプしてコンテナCのロッキン
グを解除し(ステップS1−9)、コンテナCを輸送台
車t1上に移載する。その後、コンテナ吊り具60が上
昇し(ステップS1−10)、走行クレーン12が次に
出庫するコンテナCのところに走行する(ステップS1
−1)。
【0089】 上述の如くして搬送台車6からコンテ
ナCが払い出されると、この搬送台車6は空パレットP
を格納するために搬送路5を走行し(ステップS2−2
5)、搬送台車6が目的の格納棚18側方に停止する
と、格納階が2階(下段)であるか否かを判定し(ステ
ップS2−26)、判定がYESである2階の場合に
は、横送り装置17が進出して空パレットPを格納棚1
8に横送りして格納した後(ステップS2−27,2−
28)、横送り装置17が後退し(ステップS2−2
9)、次に出庫するコンテナCが格納されている格納棚
18に向かって搬送路5を走行する(ステップS2−
1)。
【0090】一方、この判定が3階(上段)であるNO
の場合には、昇降装置68が上昇した後(ステップS2
−30)、横送り装置17が進出して空パレットPを格
納棚18に横送りして格納し(ステップS2−31,2
−32)、横送り装置17が後退し(ステップS2−3
4)、次に出庫するコンテナCが格納されている格納棚
18に向かって搬送路5を走行する(ステップS2−
1)。
【0091】なお、搬送台車6は次の荷役作業の指令が
ない時や、指令があっても時間的に余裕がある時は、パ
レットPの受渡しを短時間に効率良く行うために空棚の
場所が最前列でかつ乗換えポイントに近くなるよう格納
棚18の整理を行っていることは、従前の通りである。
【0092】したがって、本例では、実施の形態1と同
様に、コンテナCを格納する倉庫4を複数本の留置線1
を跨ぐようにその上方に設けていることから、留置線1
上方の空スペースを無駄なく有効に利用して倉庫スペー
スを確保でき、倉庫専用の敷地を別途確保せずに済み、
ターミナル全体の敷地面積の増大による経費の高騰を回
避することができるとともに、立地条件に制約されるこ
となく倉庫4の敷地を十分に確保することができる。し
かも、倉庫4の設置箇所を留置線1上方にしていること
から、倉庫設置に際し、留置線1を高架にすることなく
既存の留置線1をそのまま利用することができ、その分
だけ施工費を低減できてターミナルの省スペース化を達
成することができる。
【0093】さらに、本例では、中継可動プレート66
を搬送路5のコンテナ荷役線2側の端部に出退可能に設
けていることから、中継可動プレート66をその場で可
動式にするだけでよく、これにより、実施の形態1にお
いて採用した中継台車9のようにはコンテナ荷役線2に
沿って走行させる必要がなく、走行レール等やそれに付
帯する設備及び走行駆動機構等がいらず、その分だけ経
費を節減することができる。
【0094】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
コンテナの積み卸し作業を行うターミナルにおいて、コ
ンテナを格納する倉庫を複数本の留置線の上方に設けた
ので、敷地を共用することができ、経費を節減すること
ができるとともに、立地条件に制約されることなく倉庫
の敷地を十分に確保することができる。さらには、倉庫
設置に際し、既存の留置線をそのまま利用できるので、
施工費をそれほど掛けることなくターミナルの省スペー
ス化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る倉庫設備を備えた
ターミナルにおいて倉庫を一部破断して示す斜視図であ
る。
【図2】本発明の実施の形態1に係る倉庫設備を備えた
ターミナルにおいて倉庫の天井壁を除いた状態の平面図
である。
【図3】本発明の実施の形態1に係る倉庫設備を備えた
ターミナルの正面図である。
【図4】本発明の実施の形態1に係る倉庫設備を備えた
ターミナルにおいて倉庫の側壁を除いた状態の側面図で
ある。
【図5】本発明の実施の形態1に係る倉庫設備に採用し
た搬送台車の斜視図である。
【図6】本発明の実施の形態1に係る倉庫設備に採用し
た中継台車の斜視図である。
【図7】本発明の実施の形態1に係る倉庫設備に採用し
た走行クレーンの斜視図である。
【図8】本発明の実施の形態1に係る倉庫設備において
入庫荷役作業時の走行クレーンの作業フローチャート図
である。
【図9】本発明の実施の形態1に係る倉庫設備において
入庫荷役作業時の搬送台車の作業フローチャート図であ
る。
【図10】本発明の実施の形態1に係る倉庫設備におい
て入庫荷役作業時の中継台車の作業フローチャート図で
ある。
【図11】本発明の実施の形態1に係る倉庫設備におい
て出庫荷役作業時の走行クレーンの作業フローチャート
図である。
【図12】本発明の実施の形態1に係る倉庫設備におい
て出庫荷役作業時の搬送台車の作業フローチャート図で
ある。
【図13】本発明の実施の形態1に係る倉庫設備におい
て出庫荷役作業時の中継台車の作業フローチャート図で
ある。
【図14】本発明の実施の形態2に係る倉庫設備を備え
たターミナルにおいて倉庫を一部破断して示す斜視図で
ある。
【図15】本発明の実施の形態2に係る倉庫設備を備え
たターミナルにおいて倉庫の天井壁を除いた状態の平面
図である。
【図16】本発明の実施の形態2に係る倉庫設備を備え
たターミナルの正面図である。
【図17】本発明の実施の形態2に係る倉庫設備を備え
たターミナルにおいて倉庫の側壁を除いた状態の側面図
である。
【図18】本発明の実施の形態2に係る倉庫設備に採用
した搬送台車の斜視図である。
【図19】本発明の実施の形態2に係る倉庫設備に採用
した走行クレーンの斜視図である。
【図20】本発明の実施の形態2に係る倉庫設備におい
て入庫荷役作業時の走行クレーンの作業フローチャート
図である。
【図21】本発明の実施の形態2に係る倉庫設備におい
て入庫荷役作業時の搬送台車の作業フローチャート図で
ある。
【図22】本発明の実施の形態2に係る倉庫設備におい
て入庫荷役作業時の中継可動プレートの作業フローチャ
ート図である。
【図23】本発明の実施の形態2に係る倉庫設備におい
て出庫荷役作業時の走行クレーンの作業フローチャート
図である。
【図24】本発明の実施の形態2に係る倉庫設備におい
て出庫荷役作業時の搬送台車の作業フローチャート図で
ある。
【図25】本発明の実施の形態2に係る倉庫設備におい
て出庫荷役作業時の中継可動プレートの作業フローチャ
ート図である。
【符号の説明】
1 留置線 2 コンテナ荷役線 3 トラック荷役場 4 倉庫 5 搬送路 6 搬送台車 9 中継台車(中継手段) 12 走行クレーン 66 中継可動プレート(中継手段) A 倉庫設備 C コンテナ T 貨物列車

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンテナを輸送する貨物列車を留め置く
    複数本の留置線と、これらの留置線に並設されコンテナ
    を積み卸しするためのコンテナ荷役線とを有するターミ
    ナルに設けられた貨物列車用コンテナの倉庫設備であっ
    て、 上記複数本の留置線を跨ぐようにその上方に設けられ、
    多数のコンテナを上記各留置線と直交する搬送路に沿っ
    て並べて格納する倉庫と、 該倉庫内に設けられ、上記搬送路を走行する搬送台車
    と、 上記コンテナ荷役線上方に該コンテナ荷役線に沿って走
    行するように設けられ、コンテナをクランプして昇降す
    る走行クレーンと、 該走行クレーン下方に設けられ、該走行クレーンと上記
    搬送台車との間でコンテナを受渡しする際、該搬送台車
    が乗り入れる中継手段とを備えたことを特徴とする貨物
    列車用コンテナの倉庫設備。
  2. 【請求項2】 中継手段は、コンテナ荷役線に沿って走
    行する中継台車であることを特徴とする請求項1記載の
    貨物列車用コンテナの倉庫設備。
  3. 【請求項3】 中継手段は、搬送路のコンテナ荷役線側
    の端部に出退可能に設けられた中継可動プレートである
    ことを特徴とする請求項1記載の貨物列車用コンテナの
    倉庫設備。
  4. 【請求項4】 コンテナ荷役線には、トラック荷役場が
    並設され、 走行クレーンは、上記トラック荷役場上方に移動するよ
    うにコンテナ荷役線と直交する方向に走行するようにな
    っていることを特徴とする請求項1記載の貨物列車用コ
    ンテナの倉庫設備。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009001790A1 (ja) * 2007-06-25 2008-12-31 Ihi Corporation スタッカクレーン
CN108792485A (zh) * 2018-07-31 2018-11-13 王燏斌 一种铁路集装箱货场及其输送装置
CN116969098A (zh) * 2023-07-31 2023-10-31 上海刊宝科技有限公司 一种集装箱码头密集仓储快速装卸系统及作业方法

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