JPH10218280A - 基板収納キヤリア - Google Patents
基板収納キヤリアInfo
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- JPH10218280A JPH10218280A JP2814997A JP2814997A JPH10218280A JP H10218280 A JPH10218280 A JP H10218280A JP 2814997 A JP2814997 A JP 2814997A JP 2814997 A JP2814997 A JP 2814997A JP H10218280 A JPH10218280 A JP H10218280A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】使い勝手を格段的に向上させ得る基板収納キヤ
リアを実現し難かつた。 【解決手段】かかる課題を解決するため本発明において
は、それぞれ基板の端部を支持する第１及び第２の支持
手段と、第１及び第２の支持手段を近接又は離反する方
向にスライド自在に一体に連結する連結手段を基板収納
キヤリアに設けるようにしたことにより、第１及び第２
の支持板間の距離を容易に収納対象の基板の幅に応じた
距離に設定することができ、かくして使い勝手格段的に
向上させ得る基板収納キヤリアを実現できる。
リアを実現し難かつた。 【解決手段】かかる課題を解決するため本発明において
は、それぞれ基板の端部を支持する第１及び第２の支持
手段と、第１及び第２の支持手段を近接又は離反する方
向にスライド自在に一体に連結する連結手段を基板収納
キヤリアに設けるようにしたことにより、第１及び第２
の支持板間の距離を容易に収納対象の基板の幅に応じた
距離に設定することができ、かくして使い勝手格段的に
向上させ得る基板収納キヤリアを実現できる。
Description
【０００１】
【目次】以下の順序で本発明を説明する。
【０００２】発明の属する技術分野 従来の技術（図６及び図７） 発明が解決しようとする課題（図６及び図７） 課題を解決するための手段（図１〜図５） 発明の実施の形態（図１〜図５） 発明の効果
【０００３】
【発明の属する技術分野】本発明は基板収納キヤリアに
関し、種々の幅の基板を収納し得るようになされた基板
収納キヤリアに適用して好適なものである。
関し、種々の幅の基板を収納し得るようになされた基板
収納キヤリアに適用して好適なものである。
【０００４】
【従来の技術】従来、工場などでは、プリント配線基板
や、プリント配線基板上に電子部品が実装されてなる回
路基板等の各種基板（以下、これらを単に基板と呼ぶ）
を例えば図６のような基板収納キヤリア１に収納して搬
送し、保管している。
や、プリント配線基板上に電子部品が実装されてなる回
路基板等の各種基板（以下、これらを単に基板と呼ぶ）
を例えば図６のような基板収納キヤリア１に収納して搬
送し、保管している。
【０００５】実際上、かかる構成の基板収納キヤリア１
においては、ＡＢＳ（Acrylonitrile-Butadiene-Styren
e ）樹脂等の導電性樹脂材からなる平板状の第１及び第
２の支持板２、３を各内側面２Ａ、３Ａが対向するよう
に棒状の第１〜第４の連結部４〜７により一体に連結保
持することにより構成されている。
においては、ＡＢＳ（Acrylonitrile-Butadiene-Styren
e ）樹脂等の導電性樹脂材からなる平板状の第１及び第
２の支持板２、３を各内側面２Ａ、３Ａが対向するよう
に棒状の第１〜第４の連結部４〜７により一体に連結保
持することにより構成されている。
【０００６】この場合第１及び第２の支持板２、３の各
内側面２Ａ、３Ａには、それぞれ上端から下端近傍にま
で達するように基板の収納方向をガイドするガイド溝２
ＡＸ、３ＡＸが矢印ｚで示す第１及び第２の支持板２、
３の高さ方向（Ｚ方向）と平行に複数設けられている。
内側面２Ａ、３Ａには、それぞれ上端から下端近傍にま
で達するように基板の収納方向をガイドするガイド溝２
ＡＸ、３ＡＸが矢印ｚで示す第１及び第２の支持板２、
３の高さ方向（Ｚ方向）と平行に複数設けられている。
【０００７】これにより基板収納キヤリア１において
は、その幅方向の各端部をそれぞれ第１及び第２の支持
板２、３の相対するガイド溝２ＡＸ、３ＡＸ内に上方向
から差し込むようにして収納される基板を、その幅方向
の各端部をこれら第１及び第２の支持板２、３の対応す
るガイド溝２ＡＸ、３ＡＸにおいて支持するようにして
保持し得るようになされている。
は、その幅方向の各端部をそれぞれ第１及び第２の支持
板２、３の相対するガイド溝２ＡＸ、３ＡＸ内に上方向
から差し込むようにして収納される基板を、その幅方向
の各端部をこれら第１及び第２の支持板２、３の対応す
るガイド溝２ＡＸ、３ＡＸにおいて支持するようにして
保持し得るようになされている。
【０００８】また第１〜第４の連結部４〜７は、例えば
図７に示すような長手方向の一端部に雄ねじ部８Ａが形
成されると共に他端部に雌ねじ部８Ｂが形成されてなる
ステンレス棒（以下、これを連結バーと呼ぶ）８を順次
螺合させて複数連結することにより形成されている。
図７に示すような長手方向の一端部に雄ねじ部８Ａが形
成されると共に他端部に雌ねじ部８Ｂが形成されてなる
ステンレス棒（以下、これを連結バーと呼ぶ）８を順次
螺合させて複数連結することにより形成されている。
【０００９】そしてこれら第１〜第４の連結部４〜７
は、それぞれ長手方向の一端側の連結バー８の雌ねじ部
８Ｂに第１の支持板２の外側からボルト（図示せず）を
螺合し、かつ他端側の連結バー８の雄ねじ部８Ａに第２
の支持板３の外側からナツト（図示せず）を螺合させる
ようにして第１及び第２の支持板２、３間の所定位置に
固定されることにより、これら第１及び第２の支持板
２、３を一体に連結保持している。
は、それぞれ長手方向の一端側の連結バー８の雌ねじ部
８Ｂに第１の支持板２の外側からボルト（図示せず）を
螺合し、かつ他端側の連結バー８の雄ねじ部８Ａに第２
の支持板３の外側からナツト（図示せず）を螺合させる
ようにして第１及び第２の支持板２、３間の所定位置に
固定されることにより、これら第１及び第２の支持板
２、３を一体に連結保持している。
【００１０】これによりこの基板収納キヤリア１におい
ては、第１〜第４の連結部４〜７を構成する連結バー８
の数や長さを選択することによつて、第１及び第２の支
持板２、３間の距離を収納対象の基板の基板幅に応じた
距離に設定することができ、かくして種々の幅の基板に
対応し得るようになされている。
ては、第１〜第４の連結部４〜７を構成する連結バー８
の数や長さを選択することによつて、第１及び第２の支
持板２、３間の距離を収納対象の基板の基板幅に応じた
距離に設定することができ、かくして種々の幅の基板に
対応し得るようになされている。
【００１１】
【発明が解決しようとする課題】ところがかかる構成の
基板収納キヤリア１においては、上述のように複数の連
結バー８を複数組み合わせて第１〜第４の連結部４〜７
を構成しているため、収納対象の基板の種類毎に対応す
る長さの連結バー８を揃える必要があり、また組み立て
作業が煩雑となるなど、使い勝手が悪い問題があつた。
基板収納キヤリア１においては、上述のように複数の連
結バー８を複数組み合わせて第１〜第４の連結部４〜７
を構成しているため、収納対象の基板の種類毎に対応す
る長さの連結バー８を揃える必要があり、また組み立て
作業が煩雑となるなど、使い勝手が悪い問題があつた。
【００１２】またかかる構成の基板収納キヤリア１にお
いては、使用時に各連結バー８間の螺合が緩むおそれが
あり、このためメンテナンスを必要とする問題があつ
た。
いては、使用時に各連結バー８間の螺合が緩むおそれが
あり、このためメンテナンスを必要とする問題があつ
た。
【００１３】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、使い勝手を格段的に向上し得る基板収納キヤリアを
提案しようとするものである。
で、使い勝手を格段的に向上し得る基板収納キヤリアを
提案しようとするものである。
【００１４】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明においては、第１及び第２の支持手段を近接又
は離反する方向にスライド自在に一体に連結する連結手
段を基板収納キヤリアに設けるようにした。
め本発明においては、第１及び第２の支持手段を近接又
は離反する方向にスライド自在に一体に連結する連結手
段を基板収納キヤリアに設けるようにした。
【００１５】この結果第１及び第２の支持板間の距離を
容易に収納対象の基板の幅に応じた距離に設定すること
ができる。
容易に収納対象の基板の幅に応じた距離に設定すること
ができる。
【００１６】
【発明の実施の形態】以下図面について、本発明の一実
施例を詳述する。
施例を詳述する。
【００１７】図１において、１０は全体として実施例に
よる基板収納キヤリアを示し、ＡＢＳ樹脂等の導電性樹
脂材からなる平板状の第１及び第２の支持板１１、１２
を各内側面１１Ａ、１２Ａが対向するように棒状の第１
〜第４の連結部１３〜１６により一体に連結保持するこ
とにより構成されている。
よる基板収納キヤリアを示し、ＡＢＳ樹脂等の導電性樹
脂材からなる平板状の第１及び第２の支持板１１、１２
を各内側面１１Ａ、１２Ａが対向するように棒状の第１
〜第４の連結部１３〜１６により一体に連結保持するこ
とにより構成されている。
【００１８】この場合第１及び第２の支持板１１、１２
の対向する各内側面１１Ａ、１２Ａには、上端から下端
近傍にまで達するように基板の収納方向をガイドするガ
イド溝１１ＡＸ、１２ＡＸが第１及び第２の支持板１
１、１２の高さ方向（Ｚ方向）と平行に複数設けられて
いる。
の対向する各内側面１１Ａ、１２Ａには、上端から下端
近傍にまで達するように基板の収納方向をガイドするガ
イド溝１１ＡＸ、１２ＡＸが第１及び第２の支持板１
１、１２の高さ方向（Ｚ方向）と平行に複数設けられて
いる。
【００１９】これによりこの基板収納キヤリアに１０お
いては、その幅方向の各端部をそれぞれ第１及び第２の
支持板１１、１２の相対するガイド溝１１ＡＸ、１２Ａ
Ｘ内に上方向から差し込むようにして収納される基板
を、その幅方向の各端部をこれら第１及び第２の支持板
１１、１２の対応するガイド溝１１ＡＸ、１２ＡＸにお
いて支持するようにして保持し得るようになされてい
る。
いては、その幅方向の各端部をそれぞれ第１及び第２の
支持板１１、１２の相対するガイド溝１１ＡＸ、１２Ａ
Ｘ内に上方向から差し込むようにして収納される基板
を、その幅方向の各端部をこれら第１及び第２の支持板
１１、１２の対応するガイド溝１１ＡＸ、１２ＡＸにお
いて支持するようにして保持し得るようになされてい
る。
【００２０】一方第１〜第４の連結部１３〜１６におい
ては、図２に示すように、それぞれ筒体２０内部にスラ
イド軸２１がその軸方向にスライド自在に嵌め込まれる
ことにより構成されている。
ては、図２に示すように、それぞれ筒体２０内部にスラ
イド軸２１がその軸方向にスライド自在に嵌め込まれる
ことにより構成されている。
【００２１】そしてこれら第１〜第４の連結部１３〜１
４は、それぞれスライド軸２１の先端部が第１の支持板
１１の内側面１１Ａの所定位置にボルトを用いて固定さ
れると共に、筒体２０の後端部が第２の支持板１２の内
側面１２Ａの所定位置にボルトを用いて固定されること
により、これら第１及び第２の支持板１１、１２を各内
側面１１Ａ、１２Ａが対向した状態に一体に連結してい
る。
４は、それぞれスライド軸２１の先端部が第１の支持板
１１の内側面１１Ａの所定位置にボルトを用いて固定さ
れると共に、筒体２０の後端部が第２の支持板１２の内
側面１２Ａの所定位置にボルトを用いて固定されること
により、これら第１及び第２の支持板１１、１２を各内
側面１１Ａ、１２Ａが対向した状態に一体に連結してい
る。
【００２２】従つてこの基板収納キヤリア１０において
は、第１及び第２の支持板１１、１２を各内側面１１
Ａ、１２Ａが対向した状態で近接する方向又は離反する
方向に自在にスライド移動させることができ、かくして
第１及び第２の支持板１１、１２の各内側面１１Ａ、１
２Ａ間の距離を収納対象の基板の幅に応じた距離に容易
に設定することができるようになされている。
は、第１及び第２の支持板１１、１２を各内側面１１
Ａ、１２Ａが対向した状態で近接する方向又は離反する
方向に自在にスライド移動させることができ、かくして
第１及び第２の支持板１１、１２の各内側面１１Ａ、１
２Ａ間の距離を収納対象の基板の幅に応じた距離に容易
に設定することができるようになされている。
【００２３】この場合第１〜第４の連結部１３〜１６に
おいては、筒体２０内部に収容されているスライド軸２
１の後端部に、筒体２０の内周面との間において当該ス
ライド軸２１が不用意にスライドし得ない程度の摩擦力
を生じさせる摩擦部材２２が取り付けられており、かく
して第１及び第２の支持板１１、１２間の距離を所望距
離に設定した後に、当該距離が不用意に変化しないよう
になされている。
おいては、筒体２０内部に収容されているスライド軸２
１の後端部に、筒体２０の内周面との間において当該ス
ライド軸２１が不用意にスライドし得ない程度の摩擦力
を生じさせる摩擦部材２２が取り付けられており、かく
して第１及び第２の支持板１１、１２間の距離を所望距
離に設定した後に、当該距離が不用意に変化しないよう
になされている。
【００２４】この実施例の場合、第１及び第２の支持板
１１、１２の内側面にそれぞれ形成された各ガイド溝１
１ＡＸ、１２ＡＸのうち、外側の各ガイド溝（以下、こ
れら各ガイド溝をそれぞれ距離設定用ガイド溝と呼ぶ）
１１ＡＸＸ、１２ＡＸＸは、図３に示すように、それぞ
れ他のガイド溝１１ＡＸ、１２ＡＸよりも僅かに（例え
ば１〔mm〕程度）浅く形成されている。
１１、１２の内側面にそれぞれ形成された各ガイド溝１
１ＡＸ、１２ＡＸのうち、外側の各ガイド溝（以下、こ
れら各ガイド溝をそれぞれ距離設定用ガイド溝と呼ぶ）
１１ＡＸＸ、１２ＡＸＸは、図３に示すように、それぞ
れ他のガイド溝１１ＡＸ、１２ＡＸよりも僅かに（例え
ば１〔mm〕程度）浅く形成されている。
【００２５】これによりこの基板収納キヤリアにおいて
は、図４のように第１及び第２の支持板１１、１２の各
距離設定用ガイド溝１１ＡＸＸ、１２ＡＸＸにおいて収
納対象の基板と同じ幅を有するダミー基板３０を挟むよ
うに第１及び第２の支持板１１、１２間の距離を設定す
ることによつて、第１及び第２の支持板１１、１２間の
距離を容易に収納対象の基板の幅に応じた距離に（すな
わち第１及び第２の支持板１１、１２間の距離を、相対
するガイド溝１１ＡＸ、１２ＡＸの底面間の距離が収納
対象の基板の幅よりも僅かに大きくなる程度に）設定す
ることができるようになされている。
は、図４のように第１及び第２の支持板１１、１２の各
距離設定用ガイド溝１１ＡＸＸ、１２ＡＸＸにおいて収
納対象の基板と同じ幅を有するダミー基板３０を挟むよ
うに第１及び第２の支持板１１、１２間の距離を設定す
ることによつて、第１及び第２の支持板１１、１２間の
距離を容易に収納対象の基板の幅に応じた距離に（すな
わち第１及び第２の支持板１１、１２間の距離を、相対
するガイド溝１１ＡＸ、１２ＡＸの底面間の距離が収納
対象の基板の幅よりも僅かに大きくなる程度に）設定す
ることができるようになされている。
【００２６】またこの実施例の場合、第１及び第２の支
持板１１、１２の各上端面１１Ｂ、１２Ｂには、それぞ
れ所定位置に凸部１１ＢＸ、１２ＢＸが形成されると共
に、第１及び第２の支持板１１、１２の各下端面１１
Ｃ、１２Ｃには、上端面１１Ｂ、１２Ｂに形成された各
凸部１１ＢＸ、１２ＢＸにそれぞれ対応させて所定位置
に凹部１１ＣＸ、１２ＣＸが形成されている。
持板１１、１２の各上端面１１Ｂ、１２Ｂには、それぞ
れ所定位置に凸部１１ＢＸ、１２ＢＸが形成されると共
に、第１及び第２の支持板１１、１２の各下端面１１
Ｃ、１２Ｃには、上端面１１Ｂ、１２Ｂに形成された各
凸部１１ＢＸ、１２ＢＸにそれぞれ対応させて所定位置
に凹部１１ＣＸ、１２ＣＸが形成されている。
【００２７】これによりこの基板収納キヤリア１０にお
いては、当該基板収納キヤリア１０をＺ方向に積み重ね
たときに、図５のように下段の基板収納キヤリア１０の
各凸部１１ＢＸ、１２ＢＸが上段の基板収納キヤリア１
０の対応する凹部１１ＣＸ、１２ＣＸに嵌まり込むよう
に係合することにより、上段の基板収納キヤリア１０が
Ｘ方向（矢印ｘ）及びＹ方向（矢印ｙ）に移動し難くす
ることができ、かくしてＺ方向に安定して積み重ねるこ
とができるようになされている。
いては、当該基板収納キヤリア１０をＺ方向に積み重ね
たときに、図５のように下段の基板収納キヤリア１０の
各凸部１１ＢＸ、１２ＢＸが上段の基板収納キヤリア１
０の対応する凹部１１ＣＸ、１２ＣＸに嵌まり込むよう
に係合することにより、上段の基板収納キヤリア１０が
Ｘ方向（矢印ｘ）及びＹ方向（矢印ｙ）に移動し難くす
ることができ、かくしてＺ方向に安定して積み重ねるこ
とができるようになされている。
【００２８】さらにこの実施例の場合、第１及び第２の
支持板１１、１２の各上端面１１Ｂ、１２Ｂには、１つ
おきのガイド溝にそれぞれ対応させて碗状の凹部でなる
目印１１ＢＹ、１２ＢＹが設けられている。
支持板１１、１２の各上端面１１Ｂ、１２Ｂには、１つ
おきのガイド溝にそれぞれ対応させて碗状の凹部でなる
目印１１ＢＹ、１２ＢＹが設けられている。
【００２９】これによりこの基板収納キヤリア１０にお
いては、ユーザが目印１１ＢＹ、１２ＢＹによつて各ガ
イド溝１１ＡＸ、１２ＡＸを識別しながら、基板を、そ
の幅方向の端部をそれぞれ第１及び第２の支持板１１、
１２の相対する各ガイド溝１１ＡＸ、１２ＡＸ内に容易
に差し込み得るようになされている。
いては、ユーザが目印１１ＢＹ、１２ＢＹによつて各ガ
イド溝１１ＡＸ、１２ＡＸを識別しながら、基板を、そ
の幅方向の端部をそれぞれ第１及び第２の支持板１１、
１２の相対する各ガイド溝１１ＡＸ、１２ＡＸ内に容易
に差し込み得るようになされている。
【００３０】以上の構成において、この基板収納キヤリ
ア１０は、第１〜第４の連結部１３〜１６を第１及び第
２の支持板１１、１２の所定位置に挟み、これら第１〜
第４の連結部１３〜１６のスライド軸２１の先端部に第
１の支持板１１の外側からボルトを強く締め込むと共
に、第１〜第４の連結部１３〜１６の筒体２０の後端部
に第２の支持板１２の外側からボルトを強く締め込んだ
後、これらボルトを接着剤でなるロツクタイトにより固
定することにより組み立てることができる。
ア１０は、第１〜第４の連結部１３〜１６を第１及び第
２の支持板１１、１２の所定位置に挟み、これら第１〜
第４の連結部１３〜１６のスライド軸２１の先端部に第
１の支持板１１の外側からボルトを強く締め込むと共
に、第１〜第４の連結部１３〜１６の筒体２０の後端部
に第２の支持板１２の外側からボルトを強く締め込んだ
後、これらボルトを接着剤でなるロツクタイトにより固
定することにより組み立てることができる。
【００３１】そしてこの組み立てられた基板収納キヤリ
ア１０においては、第１及び第２の支持板１１、１２を
予め収納対象の基板の幅に応じて大まかに離しておき、
この後第１及び第２の支持板１１、１２の相対する各距
離設定ガイド溝１１ＡＸＸ、１２ＡＸＸ内に収納対象の
基板と同じ幅のダミー基板３０の各端部をそれぞれそれ
ぞれ差し込むようにして当該ダミー基板３０を基板収納
キヤリア１０内に収納した後、これらダミー基板３０を
第１及び第２の支持板１１、１２により挟み込むように
第１及び第２の支持板１１、１２を近接する方向に移動
させることにより、これら第１及び第２の支持板１１、
１２間の距離を収納対象の基板の幅に応じた距離に設定
することができる。
ア１０においては、第１及び第２の支持板１１、１２を
予め収納対象の基板の幅に応じて大まかに離しておき、
この後第１及び第２の支持板１１、１２の相対する各距
離設定ガイド溝１１ＡＸＸ、１２ＡＸＸ内に収納対象の
基板と同じ幅のダミー基板３０の各端部をそれぞれそれ
ぞれ差し込むようにして当該ダミー基板３０を基板収納
キヤリア１０内に収納した後、これらダミー基板３０を
第１及び第２の支持板１１、１２により挟み込むように
第１及び第２の支持板１１、１２を近接する方向に移動
させることにより、これら第１及び第２の支持板１１、
１２間の距離を収納対象の基板の幅に応じた距離に設定
することができる。
【００３２】従つてこの基板収納キヤリア１０は、例え
ば従来の基板収納キヤリア１（図６）のように第１〜第
４の連結部４〜７が複数の連結バー８を組み合わせて形
成する場合に比べて格段的に容易に組み立てることがで
きる。
ば従来の基板収納キヤリア１（図６）のように第１〜第
４の連結部４〜７が複数の連結バー８を組み合わせて形
成する場合に比べて格段的に容易に組み立てることがで
きる。
【００３３】またこの組み立てられた基板収納キヤリア
１０は、例えば従来の基板収納キヤリア１（図６）のよ
うに第１〜第４の連結部４〜７を複数の連結バー８を組
み合わせて形成する場合に比べて、第１及び第２の支持
板１１、１２間の距離を収納対象の基板の幅に応じた距
離に設定する作業を格段的に容易に行うことができる。
１０は、例えば従来の基板収納キヤリア１（図６）のよ
うに第１〜第４の連結部４〜７を複数の連結バー８を組
み合わせて形成する場合に比べて、第１及び第２の支持
板１１、１２間の距離を収納対象の基板の幅に応じた距
離に設定する作業を格段的に容易に行うことができる。
【００３４】さらにこの基板収納キヤリア１０は、第１
〜第４の連結部１３〜１６を交換することによつて、大
きい幅の基板にも実用上十分に、かつ容易に対応するこ
とができる。
〜第４の連結部１３〜１６を交換することによつて、大
きい幅の基板にも実用上十分に、かつ容易に対応するこ
とができる。
【００３５】以上の構成によれば、第１及び第２の支持
板１１、１２をスライド伸縮型の第１〜第４の連結部１
３〜１６により近接又は離反する方向にスライド自在に
一体に連結するようにしたことにより、容易に組み立て
ることができると共に、第１及び第２の支持板１１、１
２間の距離を収納対象の基板に応じた距離に容易に設定
し得るようにすることができ、かくして使い勝手を格段
的に向上させ得る基板収納キヤリアを実現できる。
板１１、１２をスライド伸縮型の第１〜第４の連結部１
３〜１６により近接又は離反する方向にスライド自在に
一体に連結するようにしたことにより、容易に組み立て
ることができると共に、第１及び第２の支持板１１、１
２間の距離を収納対象の基板に応じた距離に容易に設定
し得るようにすることができ、かくして使い勝手を格段
的に向上させ得る基板収納キヤリアを実現できる。
【００３６】なお上述の実施例においては、それぞれ基
板の端部を支持する第１及び第２の支持手段を、それぞ
れ内側面１１Ａ、１２ＡにＺ方向と平行にガイド溝１１
ＡＸ、１２ＡＸが複数形成された平板状の第１及び第２
の支持板１１、１２により構成するようにした場合につ
いて述べたが、本発明はこれに限らず、例えば平板の一
面に所定距離を開けて直線状の突起を平行に複数突出形
成し、各突起間を実施例のガイド溝１１ＡＸ、１２ＡＸ
の代わりとするようにして第１及び第２の支持手段を構
成するようにしても良く、第１及び第２の支持手段の構
成としては、この他種々の構成を適用できる。
板の端部を支持する第１及び第２の支持手段を、それぞ
れ内側面１１Ａ、１２ＡにＺ方向と平行にガイド溝１１
ＡＸ、１２ＡＸが複数形成された平板状の第１及び第２
の支持板１１、１２により構成するようにした場合につ
いて述べたが、本発明はこれに限らず、例えば平板の一
面に所定距離を開けて直線状の突起を平行に複数突出形
成し、各突起間を実施例のガイド溝１１ＡＸ、１２ＡＸ
の代わりとするようにして第１及び第２の支持手段を構
成するようにしても良く、第１及び第２の支持手段の構
成としては、この他種々の構成を適用できる。
【００３７】また上述の実施例においては、第１及び第
２の支持板１１、１２を近接又は離反する方向にスライ
ド自在に一体に連結する連結手段を図２のような第１〜
第４の連結部１３〜１４により構成するようにした場合
について述べたが、本発明はこれに限らず、例えばピニ
オンギア及びラツクを用いて連結手段を構成するように
しても良く、連結手段の構成としては、この他種々の構
成を適用できる。
２の支持板１１、１２を近接又は離反する方向にスライ
ド自在に一体に連結する連結手段を図２のような第１〜
第４の連結部１３〜１４により構成するようにした場合
について述べたが、本発明はこれに限らず、例えばピニ
オンギア及びラツクを用いて連結手段を構成するように
しても良く、連結手段の構成としては、この他種々の構
成を適用できる。
【００３８】さらに上述の実施例においては、第１及び
第２の支持板１１、１２の各上端面１１Ｂ、１２Ｂの所
定位置に凸部１１ＢＸ、１２ＢＸをそれぞれ形成し、当
該第１及び第２の支持板１１、１２の下端面１１Ｃ、１
２Ｃの所定位置に凹部１１ＣＸ、１２ＣＸをそれぞれ形
成するようにした場合について述べたが、本発明はこれ
に限らず、例えば第１及び第２の支持板１１、１２の上
端面１１Ｂ、１２Ｂの所定位置に凹部をそれぞれ形成
し、当該第１及び第２の支持板１１、１２の下端面１１
Ｃ、１２Ｃの所定位置に凸部をそれぞれ形成するように
しても良く、要は、この基板収納キヤリア１０をＺ方向
に積み重ねたときに係合するように第１及び第２の支持
板１１、１２の各上端面１１Ｂ、１２Ｂにそれぞれ第１
の係合部を形成し、かつ当該第１及び第２の支持板１
１、１２の下端面１１Ｃ、１２Ｃにそれぞれ第２の係合
部を形成するのであれば、第１及び第２の係合部の形状
及び形態としては、この他種々の形状及び形態を適用で
きる。
第２の支持板１１、１２の各上端面１１Ｂ、１２Ｂの所
定位置に凸部１１ＢＸ、１２ＢＸをそれぞれ形成し、当
該第１及び第２の支持板１１、１２の下端面１１Ｃ、１
２Ｃの所定位置に凹部１１ＣＸ、１２ＣＸをそれぞれ形
成するようにした場合について述べたが、本発明はこれ
に限らず、例えば第１及び第２の支持板１１、１２の上
端面１１Ｂ、１２Ｂの所定位置に凹部をそれぞれ形成
し、当該第１及び第２の支持板１１、１２の下端面１１
Ｃ、１２Ｃの所定位置に凸部をそれぞれ形成するように
しても良く、要は、この基板収納キヤリア１０をＺ方向
に積み重ねたときに係合するように第１及び第２の支持
板１１、１２の各上端面１１Ｂ、１２Ｂにそれぞれ第１
の係合部を形成し、かつ当該第１及び第２の支持板１
１、１２の下端面１１Ｃ、１２Ｃにそれぞれ第２の係合
部を形成するのであれば、第１及び第２の係合部の形状
及び形態としては、この他種々の形状及び形態を適用で
きる。
【００３９】さらに上述の実施例においては、第１及び
第２の支持板１１、１２の上端面１１Ｂ、１２Ｂに、１
つおきのガイド溝１１ＡＸ、１２ＡＸにそれぞれ対応さ
せて碗状の凹部でなる目印１１ＢＹ、１２ＢＹを設ける
ようにした場合について述べたが、本発明はこれに限ら
ず、目印の形態としては、碗状の凹部以外であつても良
い。
第２の支持板１１、１２の上端面１１Ｂ、１２Ｂに、１
つおきのガイド溝１１ＡＸ、１２ＡＸにそれぞれ対応さ
せて碗状の凹部でなる目印１１ＢＹ、１２ＢＹを設ける
ようにした場合について述べたが、本発明はこれに限ら
ず、目印の形態としては、碗状の凹部以外であつても良
い。
【００４０】また例えば第１及び第２の支持板１１、１
２の各上端面１１Ｂ、１２Ｂにそれぞれ２つ（又はそれ
以上）おきのガイド溝１１ＡＸ、１２ＢＸに対応させて
目印１１ＢＹ、１２ＢＹを設け、又は第１及び第２の支
持板１１、１２の上端面１１Ｂ、１２Ｂに各ガイド溝１
１ＡＸ、１２ＡＸにそれぞれ対応させて順番に数字を表
示するようにしても良く、目印の形態及び位置として
は、この他種々の形状及び位置を適用できる。
２の各上端面１１Ｂ、１２Ｂにそれぞれ２つ（又はそれ
以上）おきのガイド溝１１ＡＸ、１２ＢＸに対応させて
目印１１ＢＹ、１２ＢＹを設け、又は第１及び第２の支
持板１１、１２の上端面１１Ｂ、１２Ｂに各ガイド溝１
１ＡＸ、１２ＡＸにそれぞれ対応させて順番に数字を表
示するようにしても良く、目印の形態及び位置として
は、この他種々の形状及び位置を適用できる。
【００４１】さらに上述の実施例においては、第１及び
第２の支持板１１、１２の内側面１１Ａ、１２Ａに形成
された複数のガイド溝１１ＡＸ、１２ＡＸのうち、外側
のガイド溝１１ＡＸ、１２ＡＸを距離設定用ガイド溝１
１ＡＸＸ、１２ＡＸＸとするようにした場合について述
べたが、本発明はこれに限らず、第１及び第２の支持板
１１、１２の外側のガイド溝１１ＡＸ、１２ＡＸ以外の
相対するガイド溝１１ＡＸ、１２ＡＸを他のガイド溝１
１ＡＸ、１２ＡＸよりも僅かに浅く形成することにより
距離設定用ガイド溝１１ＡＸＸ、１２ＡＸＸとして使用
するようにしても良い。
第２の支持板１１、１２の内側面１１Ａ、１２Ａに形成
された複数のガイド溝１１ＡＸ、１２ＡＸのうち、外側
のガイド溝１１ＡＸ、１２ＡＸを距離設定用ガイド溝１
１ＡＸＸ、１２ＡＸＸとするようにした場合について述
べたが、本発明はこれに限らず、第１及び第２の支持板
１１、１２の外側のガイド溝１１ＡＸ、１２ＡＸ以外の
相対するガイド溝１１ＡＸ、１２ＡＸを他のガイド溝１
１ＡＸ、１２ＡＸよりも僅かに浅く形成することにより
距離設定用ガイド溝１１ＡＸＸ、１２ＡＸＸとして使用
するようにしても良い。
【００４２】さらに上述の実施例においては、距離設定
用ガイド溝１１ＡＸＸ、１２ＡＸＸを２対形成するよう
にした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、
少なくとも一対の距離設定用ガイド溝１１ＡＸＸ、１２
ＡＸＸを形成するようにすれば良い。
用ガイド溝１１ＡＸＸ、１２ＡＸＸを２対形成するよう
にした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、
少なくとも一対の距離設定用ガイド溝１１ＡＸＸ、１２
ＡＸＸを形成するようにすれば良い。
【００４３】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、それぞれ
基板の端部を支持する第１及び第２の支持手段と、第１
及び第２の支持手段を近接又は離反する方向にスライド
自在に一体に連結する連結手段とを基板収納キヤリアに
設けるようにしたことにより、第１及び第２の支持板間
の距離を容易に収納対象の基板の幅に応じた大きさに設
定することができ、かくして使い勝手を格段的に向上さ
せ得る基板収納キヤリアを実現できる。
基板の端部を支持する第１及び第２の支持手段と、第１
及び第２の支持手段を近接又は離反する方向にスライド
自在に一体に連結する連結手段とを基板収納キヤリアに
設けるようにしたことにより、第１及び第２の支持板間
の距離を容易に収納対象の基板の幅に応じた大きさに設
定することができ、かくして使い勝手を格段的に向上さ
せ得る基板収納キヤリアを実現できる。
【図１】実施例による基板収納キヤリアの構成を示す斜
視図である。
視図である。
【図２】第１〜第４の連結部の構成を示す断面図であ
る。
る。
【図３】距離設定用ガイド溝の構成を示す略線的な上面
図である。
図である。
【図４】ダミー基板を用いた第１及び第２の基板収納支
持板間の距離設定の説明に供する上面図である。
持板間の距離設定の説明に供する上面図である。
【図５】実施例による基板収納キヤリアをＺ方向に積み
重ねた状態を示す略線的な斜視図である。
重ねた状態を示す略線的な斜視図である。
【図６】従来の基板収納キヤリアの構成を示す斜視図で
ある。
ある。
【図７】連結バーの構成を示す略線的な側面である。
１０……基板収納キヤリア、１１、１２……支持板、１
１Ａ、１２Ａ……内側面、１１ＡＸ、１２ＡＸ……ガイ
ド溝、１１ＡＸＸ、１２ＡＸＸ……距離設定用ガイド
溝、１１Ｂ、１２Ｂ……上端面、１１ＢＸ、１２ＢＸ…
…凸部、１１ＢＹ、１２ＢＹ……目印、１１Ｃ、１２Ｃ
……下端面、１１ＣＸ、１２ＣＸ……凹部、１３〜１６
……連結部、２０……筒体、２１……ガイド軸、２２…
…摩擦体。
１Ａ、１２Ａ……内側面、１１ＡＸ、１２ＡＸ……ガイ
ド溝、１１ＡＸＸ、１２ＡＸＸ……距離設定用ガイド
溝、１１Ｂ、１２Ｂ……上端面、１１ＢＸ、１２ＢＸ…
…凸部、１１ＢＹ、１２ＢＹ……目印、１１Ｃ、１２Ｃ
……下端面、１１ＣＸ、１２ＣＸ……凹部、１３〜１６
……連結部、２０……筒体、２１……ガイド軸、２２…
…摩擦体。
Claims (4)
- 【請求項１】それぞれ基板の端部を支持する第１及び第
２の支持手段と、 上記第１及び第２の支持手段を近接又は離反する方向に
スライド自在に一体に連結する連結手段とを具えること
を特徴とする基板収納キヤリア。 - 【請求項２】上記第１及び第２の支持手段は、それぞれ
対向する一面に上記基板の収納方向をガイドし、かつ当
該収納された上記基板の端部を支持するガイド溝が第１
の端面から延びるように形成された板状部材でなり、 上記第１及び第２の支持手段の上記第１の端面にそれぞ
れ第１の係合部が形成されると共に、上記第１及び第２
の支持手段の各上記第１の端面と対向する各第２の端面
に上記第１の係合部に対応させてそれぞれ第２の係合部
が形成されたことを特徴とする請求項１に記載の基板収
納キヤリア。 - 【請求項３】上記第１及び第２の支持手段は、それぞれ
対向する一面に上記基板の収納方向をガイドし、かつ当
該収納された上記基板の端部を支持するガイド溝が第１
の端面から延びるように形成された板状部材でなり、 上記第１及び第２の支持手段の各上記第１の端面に、各
上記ガイド溝又は所定の上記ガイド溝に対応させて目印
が設けられたことを特徴とする請求項１に記載の基板収
納キヤリア。 - 【請求項４】上記第１及び第２の支持手段は、それぞれ
対向する一面に上記基板の収納方向をガイドし、かつ当
該収納された上記基板の端部を支持するガイド溝が第１
の端面から延びるように形成された板状部材でなり、 上記第１及び第２の支持手段の各上記一面にそれぞれ形
成された各上記ガイド溝のうち、少なくとも相対する一
対の上記ガイド溝が他の上記ガイド溝よりも僅かに浅く
形成されたことを特徴とする請求項１に記載の基板収納
キヤリア。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2814997A JPH10218280A (ja) | 1997-02-12 | 1997-02-12 | 基板収納キヤリア |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2814997A JPH10218280A (ja) | 1997-02-12 | 1997-02-12 | 基板収納キヤリア |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10218280A true JPH10218280A (ja) | 1998-08-18 |
Family
ID=12240717
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2814997A Pending JPH10218280A (ja) | 1997-02-12 | 1997-02-12 | 基板収納キヤリア |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10218280A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008192963A (ja) * | 2007-02-07 | 2008-08-21 | Oki Electric Ind Co Ltd | ガイド部材の位置決め方法、及び基板の位置決め方法 |
| JP2012151219A (ja) * | 2011-01-18 | 2012-08-09 | Disco Abrasive Syst Ltd | カセット |
| CN106216317A (zh) * | 2016-08-10 | 2016-12-14 | 宁夏高创特能源科技有限公司 | 一种平面靶材清洗防护用模块化组合插片花篮 |
| JP2019140173A (ja) * | 2018-02-07 | 2019-08-22 | 株式会社ディスコ | フレーム収容具 |
-
1997
- 1997-02-12 JP JP2814997A patent/JPH10218280A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008192963A (ja) * | 2007-02-07 | 2008-08-21 | Oki Electric Ind Co Ltd | ガイド部材の位置決め方法、及び基板の位置決め方法 |
| JP2012151219A (ja) * | 2011-01-18 | 2012-08-09 | Disco Abrasive Syst Ltd | カセット |
| CN106216317A (zh) * | 2016-08-10 | 2016-12-14 | 宁夏高创特能源科技有限公司 | 一种平面靶材清洗防护用模块化组合插片花篮 |
| JP2019140173A (ja) * | 2018-02-07 | 2019-08-22 | 株式会社ディスコ | フレーム収容具 |
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