JPH1021818A - オートヒューズ充填装置および充填方法 - Google Patents

オートヒューズ充填装置および充填方法

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JPH1021818A
JPH1021818A JP17125296A JP17125296A JPH1021818A JP H1021818 A JPH1021818 A JP H1021818A JP 17125296 A JP17125296 A JP 17125296A JP 17125296 A JP17125296 A JP 17125296A JP H1021818 A JPH1021818 A JP H1021818A
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auto
feeder
holder
magazine
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JP17125296A
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Chikashi Nishi
近 西
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】フィーダ20によって送給されるオートヒュー
ズ3をフィーダ20に対して着脱することができる整列
保持体11に装填する。作業性がよく、しかも、効率の
よい充填作業を行う。 【解決手段】整列保持体11を着脱可能なホルダ12を
設ける。ホルダには切換機構13を設ける。切換機構1
3は、整列保持体11がヒューズを受入れる受入れポジ
ションとホルダ12から着脱される着脱ポジションとの
間で整列保持体11のポジションを切り換える。整列保
持体11のポジションを検出する手段SW1を設ける。
検出されたポジションに基づいて、フィーダ20の送給
口24を開閉するシャッター15を設ける。 【効果】整列保持体11を着脱するに当たり、フィーダ
20の運転を一々停止させる必要がなくなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はオートヒューズ充填
装置および充填方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般にワイヤーハーネスに接続されるヒ
ューズボックスには、種類の異なる多数のオートヒュー
ズが挿着される。これら複数種類のオートヒューズは、
当該ワイヤーハーネスの種類に応じて選択されたもので
あり、個々のワイヤーハーネス毎に固有の組み合わせお
よび配列でヒューズボックスに挿着される必要がある。
【0003】そこで、従来より、ヒューズボックスにオ
ートヒューズを挿着するための技術が提案されている。
例えば、特公昭58−9533号公報には、パーツフィ
ーダで捌かれたオートヒューズをライナーフィーダで単
列に吊下げて順送りし、オートヒューズを単列のまま保
持する整列保持体に送給するものが知られている。ま
た、整列保持体は、可撓シュートや整列補助具を介して
ヒューズボックスと接続されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで近年では、整
列保持体をフィーダに対して着脱可能なヒューズマガジ
ンで構成し、このヒューズマガジンをフィーダから離脱
して、整列されたオートヒューズを別工程に供すること
が要請されている。しかるに上述した従来の技術では、
整列保持体をヒューズボックスと接続していたので、整
列保持体自身を着脱することができなかった。
【0005】さらに、整列保持体を着脱する際には、フ
ィーダから送給されるオートヒューズを確実に受入れ可
能なヒューズ受入れポジションとフィーダから退避して
作業性よく着脱可能な着脱ポジションに変位できること
が必要である。しかし、従来の構成では、専らフィーダ
と一体的に据えつけられた部品で整列保持体を構成して
いたので、そのような着脱動作を行うことはできなかっ
た。
【0006】加えて、整列保持体を着脱させるために
は、当該整列保持体の着脱動作とフィーダとのマッチン
グを考慮することも要請される。この際、整列保持体の
着脱動作の度にフィーダを停止していたのでは、オート
ヒューズの送給効率が著しく低下し好ましくない。本発
明は上記不具合に鑑みてなされたものであり、フィーダ
によって送給されるオートヒューズを、当該フィーダに
対して着脱可能な整列保持体に充填することができると
ともに、作業性がよく、しかも、効率のよい充填作業を
行うことのできるオートヒューズ充填装置および充填方
法を提供することを課題としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1記載の発明は、オートヒューズを単列に並
べて送給口から送給するフィーダに併設され、送給され
たオートヒューズを単列のまま保持可能なチャネル状の
整列保持体にオートヒューズを充填するためのオートヒ
ューズ充填装置において、上記整列保持体に形成された
ヒューズ受入れ口を、上記フィーダの送給口に近接して
フィーダから送給されるオートヒューズを受入れるヒュ
ーズ受入れポジションとフィーダから退避する着脱ポジ
ションとに変位可能に保持するとともに、上記着脱ポジ
ションにて整列保持体が着脱されるのを許容するホルダ
と、ホルダに設けられ、ホルダに保持された整列保持体
をヒューズ受入れポジションと着脱ポジションとの間に
択一的に切り換える切換機構と、切換機構によって変位
された整列保持体のポジションを検出するポジション検
出手段と、ポジション検出手段と接続され、整列保持体
がヒューズ受入れポジションにあるときにフィーダの送
給口を解放し、着脱ポジションにあるときにフィーダの
送給口を閉塞するシャッターとを備えていることを特徴
とするオートヒューズ充填装置である。
【0008】この特定事項を含む発明では、ホルダによ
って、整列保持体を着脱可能に保持し、保持された整列
保持体にオートヒューズをフィーダから送給することが
できる。この際、ポジション検出手段によって、ホルダ
のポジションが検出され、それに基づいてフィーダの送
給口がシャッターによって開閉されるので、整列保持体
がヒューズ受入れポジションにあるときにはシャッター
を開いたままの状態でオートヒューズの送給作業を行う
ことができるとともに、整列保持体を着脱する際には、
シャッターによって、フィーダの送給口を閉じることが
できる。従って、整列保持体を着脱するに当たり、フィ
ーダの運転を一々停止させることなく、連続的に整列保
持体にオートヒューズを送給することが可能になる。
【0009】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載のオートヒューズ充填装置において、上記ホルダは、
ヒューズ受入れ口が上向きになるように当該整列保持体
を傾斜させて支持するものであるオートヒューズ充填装
置である。この特定事項を含む発明では、整列保持体が
受け入れたオートヒューズが自重によって整列保持体の
最奥部に搬送される。
【0010】また、請求項3記載の発明は、請求項1ま
たは2記載のオートヒューズ充填装置において、上記整
列保持体のヒューズ受入れ口で止まっているオートヒュ
ーズを検出可能な検出手段をさらに備えているオートヒ
ューズ充填装置である。この特定事項を含む発明では、
整列保持体が満杯になった場合や、整列保持体のヒュー
ズ受入れ口でオートヒューズが詰まっている場合に、こ
れを検出手段で検出することが可能になる。
【0011】また、請求項4記載の発明は、オートヒュ
ーズをフィーダで単列に並べた後、チャネル状の整列保
持体にオートヒューズを単列のまま充填するオートヒュ
ーズ充填方法において、フィーダに対して整列保持体を
装着しているときにフィーダの送給口を解放し、フィー
ダから整列保持体を取り外しているときにフィーダの送
給口を閉じることを特徴とするオートヒューズ充填方法
である。
【0012】この特定事項を含む発明では、フィーダの
運転が継続されたまま、整列保持体の着脱作業を行うこ
とができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しながら、
本発明の好ましい実施の形態について説明する。図1は
本発明の実施の一形態におけるオートヒューズ充填装置
の概略構成を示す斜視図であり、図2は、図1のオート
ヒューズ充填装置の構成図である。
【0014】これらの図を参照して、図示のオートヒュ
ーズ充填装置10は、例えば特公昭58−9533号公
報に詳しく開示されているオートヒューズ3をチャネル
状のヒューズマガジン11に装填するためのものであ
り、載置テーブル1に載置された取付け台2の上に取り
付けられているフィーダユニット20に併設されたもの
である。上記フィーダユニット20は、ドラムフィーダ
21と、ドラムフィーダ21によって捌かれたオートヒ
ューズ3を吊り下げて、単列に並べた状態で送給するラ
イナーフィーダ22とを組み合わせた周知のものであ
る。ライナーフィーダ22は、オートヒューズ3を吊下
げ状に送給する送給チャネル23を有している。この送
給チャネル23は、水平に延びているとともにその下流
端が僅かに下方に下がっている。そして、オートヒュー
ズ充填装置10は、この送給チャネル23の下流端に区
画された送給口24からオートヒューズ3を整列保持体
としてのヒューズマガジン11に詰め込むためのもので
ある。
【0015】オートヒューズ充填装置10は、上記ヒュ
ーズマガジン11を着脱可能に保持するホルダ12を有
している。ホルダ12は、上記載置テーブル1に固定さ
れた正面視略直角三角形のアングル部12Aと、アング
ル部12Aの斜面に設けられた載置部12Bとを有して
いる。載置部12Bには、長手方向に間隔を隔てて配設
された断面コの字形のガイドチャネル12Cが固定され
ており、このガイドチャネル12Cに沿って上記ヒュー
ズマガジン11を着脱自在に載置することができるよう
になっているとともに、載置されたヒューズマガジン1
1を載置部12Bの長手方向に沿って変位させることに
より、ヒューズマガジン11のヒューズ受入れ口11A
が上記ライナーフィーダ22の送給口24に近接して臨
むヒューズ受入れポジションと、送給口24から退避す
ることにより、載置部12Bから着脱可能な着脱ポジシ
ョンとに変位できるようになっている。図示の通り、載
置部12Bが斜めに傾斜していることにより、ホルダ1
2は、ヒューズマガジン11に形成されたヒューズ受入
れ口11Aが上向きになるようにヒューズマガジン11
を傾斜させて支持している。図示の具体例において、ヒ
ューズマガジン11は、オートヒューズ3を吊下げ可能
な溝を内部に有しており、その一端側は上記ヒューズ受
入れ口11Aを区画しているとともに、他端側の最奥部
は開閉可能に構成されている。
【0016】図3は、図1のオートヒューズ充填装置1
0の要部を拡大して示す斜視図であり、図4および図5
は図1のオートヒューズ充填装置10の変位動作を示す
正面部分図であり、(A)はヒューズ受入れポジション
の状態、(B)は着脱ポジションの状態をそれぞれ示す
ものである。図3に示すように、ホルダ12の載置部1
2Bの下側、すなわちオートヒューズ送給方向下流側に
配置されたガイドチャネル12Cには、ホルダ12に保
持されたヒューズマガジン11をヒューズ受入れポジシ
ョンと着脱ポジションとの間に択一的に駆動するため
の、切換機構としてのカムユニット13が取り付けられ
ている。カムユニット13は、ガイドチャネル12C内
に収容されたカム13Aと、カム13Aから一体に突出
してガイドチャネル12Cの側部を貫通する偏心ロッド
13Bと、偏心ロッド13Bに一体的に取り付けられた
レバー13Cとを有している。
【0017】図4(A)(B)に示すように、カム13
Aは、円柱形に形成されており、その周面をヒューズマ
ガジン11の下流側端面に直接当接することにより、ヒ
ューズマガジン11の停止位置を規定するものである。
上記偏心ロッド13Bは、カム13Aに対して所定の方
向に偏心しているとともに、ガイドチャネル12Cの側
部に軸支されることによって、カム13Aを偏心させた
状態で、略180°の範囲内で回動できるようになって
いる。これにより、カム13Aの回動方向一方側と他方
側との間でヒューズマガジン11に対するカム13Aの
当接位置がガイドチャネル12Cの長手方向において長
さLだけずれが生じることになるから、このずれによっ
て、図5(A)(B)に示すように、ヒューズマガジン
11をヒューズ受入れポジションと着脱ポジションとに
変位させることができるようになっている。
【0018】上記レバー13Cは、偏心ロッド13Bか
ら直角に突出しており、手作業によって操作できるよう
になっている。図示の具体例において、上記ホルダ12
のアングル部12Aには、取付け板12Dを介してレバ
ースイッチSW1が取り付けられている。図4(A)に
示すように、レバースイッチSW1は、リミットスイッ
チによって具体化されたものであり、レバー13Cがヒ
ューズ受入れポジションに対応する位置にあるときにこ
のレバー13Cに接続されるようになっており、これに
よって、レバー13Cを介してヒューズマガジン11の
ポジションを検出できるようになっている。
【0019】さらに、図示の具体例において、図5
(A)(B)に示すように、ライナーフィーダ22の送
給チャネル23の上方には、それに沿って平行に延びる
支持フレーム14が併設されており、この支持フレーム
14には、エアシリンダ15が取り付けられている。こ
のエアシリンダ15は、上記レバースイッチSWがOF
Fのとき、すなわちヒューズマガジン11が装着されて
いない状態、或いは着脱ポジションにある状態にロッド
15Aを突出させて、送給チャネル23の送給口24を
閉塞するシャッターを具体化したものである。
【0020】また、上記支持フレーム14には、ヒュー
ズ受入れポジションにあるヒューズマガジン11のヒュ
ーズ受入れ口11A近傍のオートヒューズ3を検出可能
な光電センサSW2が取付けられており、この光電セン
サSW2によって、ヒューズマガジン11のヒューズ受
入れ口11Aのところで停留しているオートヒューズ3
を検出できるようになっている。
【0021】図1に示すように、上記載置テーブル1の
側部には、積層式表示灯17が配置されている。この積
層式表示灯17は、例えば、赤、青、黄の三色の表示ラ
ンプ17A〜17Cを有しており、後述する動作状態に
応じて、選択的に表示ランプ17A〜17Cを点灯する
ことにより、オートヒューズ3の送給状態を作業者に報
知するためのものである。なお、積層式表示灯17には
図示しないブザーが内蔵されている。
【0022】図1に示すように、オートヒューズ充填装
置10は、コントローラ18を備えている。コントロー
ラ18は、マイクロコンピュータや電源回路、その他の
電装品で構成されており、その入力部には、上記レバー
スイッチSW1および光電センサSW2が接続されてい
るとともに、出力部には、シャッターとしてのエアシリ
ンダ15と積層式表示灯17とが接続されている。そし
て、コントローラ18は、上記レバースイッチSW1お
よび光電センサSW2からの入力に基づいて、エアシリ
ンダ15および積層式表示灯17を以下の通り作動させ
る。
【0023】図6は図1のオートヒューズ充填装置の動
作手順を示すフローチャートである。同図に示すよう
に、上述した装置では、ステップS1において、運転開
始作業が行われる。この運転開始作業では、電源を投入
する作業や、ヒューズマガジン11に装填されるべきオ
ートヒューズ3をフィーダユニット20のドラムフィー
ダ21に供給する作業、さらにはフィーダユニット20
を運転する作業が含まれる。図示の具体例において、上
記コントローラ18はフィーダユニット20と連動して
運転されるように構成されており、電源が投入されるこ
とによって、電源入を示す上記積層式表示灯17の赤色
のランプ17Aを点灯し、フィーダユニット20が運転
されることによって、正常運転を表示する青色の表示ラ
ンプ17Bを点灯する。このステップS1における運転
開始作業では、レバースイッチSW1が接続されていな
い限り、エアシリンダ15のロッド15Aが送給口24
を閉塞している。
【0024】次に、ステップS2において、作業者は、
ヒューズマガジン11をホルダ12の載置部12Bに装
着する装着作業を行う。この装着作業では、予めカムユ
ニット13のレバー13Cを回して図4(B)に示す着
脱ポジションに対応する位置にカム13Aを退避させて
おき、その状態で、載置部12Bにヒューズマガジン1
1を載置することにより行われ、ヒューズマガジン11
の載置後にレバー13Cを図4(A)に示す姿勢に回動
させて、ヒューズマガジン11をヒューズ受入れポジシ
ョン(図5(A)参照)に変位させることにより終了す
る。
【0025】ステップS3において、上記コントローラ
18は、ステップS2の装着作業において、レバースイ
ッチSW1が接続されたか否か、すなわち、ヒューズマ
ガジン11がヒューズ受入れポジションに変位したか否
かを判別する。装着作業が完了し、ヒューズマガジン1
1がヒューズ受入れポジションに変位すると、ステップ
S4において、エアシリンダ15のロッド15Aが送給
口24を解放し、オートヒューズ3がヒューズ受入れポ
ジションにあるヒューズマガジン11のヒューズ受入れ
口11Aにオートヒューズ3が順次、送給される。オー
トヒューズ3は、ヒューズマガジン11が傾斜している
ことによって、ヒューズマガジン11の最奥部にスライ
ドし、貯留されてゆく。
【0026】オートヒューズ3の送給が開始されると、
上記光電センサSW2は、ヒューズマガジン11内に導
入されるオートヒューズ3を検出しており、コントロー
ラ18は、ステップS5において、ヒューズマガジン1
1内に導入されたオートヒューズ3がヒューズ受入れ口
11Aのところで停留していないか否かを判別する。こ
れは、光電センサSW2の検出信号の立ち上がり時間ま
たは立ち下がり時間が所定の設定時間(例えば5秒)を
越えた場合にオートヒューズ3が停留しているとみなす
ことにより、容易に実現することができる。
【0027】オートヒューズ3がヒューズ受入れ口11
Aで停留していると判別されると、コントローラ18
は、積層式表示灯17の黄色の表示ランプ17Cを点灯
するとともに、積層式表示灯17に内蔵されたブザーを
鳴らして、送給量が飽和していることを報知する。この
表示ランプ17Cが点灯されると、ステップS6におい
て、作業者は目視により、ヒューズマガジン11が満杯
になっているか否かを判別する。仮に、オートヒューズ
11が目詰まりを起こしている場合、ステップS7にお
いて、作業者は修復作業を行い、作業はステップS5に
戻る。他方、ヒューズマガジン11が満杯になっている
場合には、ステップS8において、作業者はレバー13
Cを図4(B)に示す姿勢に戻して、ヒューズマガジン
11を着脱ポジションに変位させる。この作業により、
レバースイッチSW1が自動的にOFFになるので、ス
テップS9において、エアシリンダ15のロッド15A
が再び送給口24を閉塞し、オートヒューズ3が余分に
送給されるのを阻止することになる。この状態で、作業
者は、ステップS10で着脱ポジションに変位したヒュ
ーズマガジン11を取外し、次の工程に供することにな
る。その後は、オートヒューズの充填作業を続ける場合
には、ステップS11からステップS2に戻り、終了す
る場合には、電源を切って処理を終了する。
【0028】以上説明したように、上述した実施の形態
においては、ヒューズマガジン11の着脱が可能になる
とともに、ヒューズマガジン11の着脱作業に当たり、
フィーダユニット20の運転を一々停止させる必要がな
いので、作業性がよく、しかも、効率のよいオートヒュ
ーズのヒューズマガジン11への充填作業を行うことが
できるという顕著な効果を奏する。
【0029】特に図示の具体例では、ヒューズマガジン
11が受け入れたオートヒューズ3が自重によってヒュ
ーズマガジン11の最奥部に搬送されるので、より簡素
な構造でオートヒューズ3の充填作業を行うことができ
るという利点がある。加えて、ヒューズマガジン11が
満杯になった場合や、ヒューズマガジン11のヒューズ
受入れ口11Aでオートヒューズ3が詰まっている場合
に、これを検出手段としての光電センサSW2で検出す
ることが可能になるので、着脱のタイミングや送給異常
をスムーズに検知できるという利点がある。
【0030】上述した実施の形態は本発明の好ましい具
体例に過ぎず、本発明は上述した実施の形態に限定され
ない。本発明の特許請求の範囲内で種々の変更が可能で
あることは云うまでもない。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明では、整列保持体の着脱が可能になるとともに、整列
保持体の着脱作業に当たり、フィーダの運転を一々停止
させる必要がないので、作業性がよく、しかも、効率の
よい充填作業を行うことができるという顕著な効果を奏
する。
【0032】特に請求項2記載の発明では、整列保持体
が受け入れたオートヒューズが自重によって整列保持体
の最奥部に搬送されるので、より簡素な構造でオートヒ
ューズの充填作業を行うことができるという利点があ
る。さらに、請求項3記載の発明では、整列保持体が満
杯になった場合や、整列保持体のヒューズ受入れ口でオ
ートヒューズが詰まっている場合に、これを検出手段で
検出することが可能になるので、着脱のタイミングや送
給異常をスムーズに検知できるという利点がある。加え
て、請求項4記載の発明では、フィーダの運転が継続さ
れたまま、整列保持体の着脱作業を行うことができるの
で、充填作業の効率が向上するという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態におけるオートヒューズ
充填装置の概略構成を示す斜視図である。
【図2】図1のオートヒューズ充填装置の構成図であ
る。
【図3】図1のオートヒューズ充填装置の要部を拡大し
て示す斜視図であり、
【図4】図1のオートヒューズ充填装置の変位動作を示
す正面部分図であり、(A)はヒューズ受入れポジショ
ンの状態、(B)は着脱ポジションの状態を示すもので
ある。
【図5】図1のオートヒューズ充填装置の変位動作を示
す正面部分図であり、(A)はヒューズ受入れポジショ
ンの状態、(B)は着脱ポジションの状態を示すもので
ある。
【図6】図1のオートヒューズ充填装置の動作手順を示
すフローチャートである。
【符号の説明】
10 オートヒューズ充填装置 11 ヒューズマガジン(整列保持体) 11A ヒューズ受入れ口 12 ホルダ 13 カムユニット(切換機構) 15 エアシリンダ(シャッター) 18 コントローラ SW1 レバースイッチ SW2 光電センサ(検出手段)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】オートヒューズを単列に並べて送給口から
    送給するフィーダに併設され、送給されたオートヒュー
    ズを単列のまま保持可能なチャネル状の整列保持体にオ
    ートヒューズを充填するためのオートヒューズ充填装置
    において、 上記整列保持体に形成されたヒューズ受入れ口を、上記
    フィーダの送給口に近接してフィーダから送給されるオ
    ートヒューズを受入れるヒューズ受入れポジションとフ
    ィーダから退避する着脱ポジションとに変位可能に保持
    するとともに、上記着脱ポジションにて整列保持体が着
    脱されるのを許容するホルダと、 ホルダに設けられ、ホルダに保持された整列保持体をヒ
    ューズ受入れポジションと着脱ポジションとの間に択一
    的に切り換える切換機構と、 切換機構によって変位された整列保持体のポジションを
    検出するポジション検出手段と、 ポジション検出手段と接続され、整列保持体がヒューズ
    受入れポジションにあるときにフィーダの送給口を解放
    し、着脱ポジションにあるときにフィーダの送給口を閉
    塞するシャッターとを備えていることを特徴とするオー
    トヒューズ充填装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載のオートヒューズ充填装置に
    おいて、 上記ホルダは、ヒューズ受入れ口が上向きになるように
    当該整列保持体を傾斜させて支持するものであるオート
    ヒューズ充填装置。
  3. 【請求項3】請求項1または2記載のオートヒューズ充
    填装置において、 上記整列保持体のヒューズ受入れ口で止まっているオー
    トヒューズを検出可能な検出手段をさらに備えているオ
    ートヒューズ充填装置。
  4. 【請求項4】オートヒューズをフィーダで単列に並べた
    後、チャネル状の整列保持体にオートヒューズを単列の
    まま充填するオートヒューズ充填方法において、 フィーダに対して整列保持体を装着しているときにフィ
    ーダの送給口を解放し、フィーダから整列保持体を取り
    外しているときにフィーダの送給口を閉じることを特徴
    とするオートヒューズ充填方法。
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CN109065416A (zh) * 2018-10-26 2018-12-21 江苏创源电子有限公司 一种保险丝熔片导入设备
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