JPH10218019A - キャブオーバー車の座席支持部の構造 - Google Patents

キャブオーバー車の座席支持部の構造

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JPH10218019A
JPH10218019A JP1845997A JP1845997A JPH10218019A JP H10218019 A JPH10218019 A JP H10218019A JP 1845997 A JP1845997 A JP 1845997A JP 1845997 A JP1845997 A JP 1845997A JP H10218019 A JPH10218019 A JP H10218019A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
header panel
vehicle
center pillar
rear header
seat
Prior art date
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Pending
Application number
JP1845997A
Other languages
English (en)
Inventor
Masao Chimura
正雄 千村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daihatsu Motor Co Ltd
Original Assignee
Daihatsu Motor Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Daihatsu Motor Co Ltd filed Critical Daihatsu Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 キャブオーバ車のセンターピラーの位置を移
動させて,後部ドア開口を広くすること. 【解決手段】 センターピラーが溶接されたリアヘッダ
ーパネルの上記ピラーへの溶接端部を,車両走行方向前
方へ凹ませることにより,上記溶接位置をずらしてセン
ターピラーを上記開口が広くなる方向へ移動出来るよう
にしたもの.

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、キャブオーバー車
の改良に係り、特に、キャブオーバー車の後部ドア用開
口を広く取りうる車体構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図3は、例えば実開平4−14578号
公報に開示されたキャブオーバー車の、前シート後方部
を斜め後方から見た斜視図である。図に示すように、前
シート1は、前後方向へスライドしうるように、後部フ
ロア2に連続して形成されたリアヘッダーパネル3上の
レール4、4によって摺動自在に支持されている。上記
レール4は、上記リアヘッダーパネル3の上部に取り付
けられたヒンジ5を中心として回動自在のヘッダーカバ
ー6に固定されている。上記ヒンジ5は、ヘッダーカバ
ー6下部に収容されたエンジンの保守時等に、前シート
1と共に上記ヘッダーカバー6を後部座席の方向へ開き
得るように、上記リアヘッダーパネル3の上端後部に設
けられている。上記したようなリアヘッダーパネル3
は、前座席を支持する部材であると共に、左右のセンタ
ーピラー7,7をつなぐ強度部材として重要であり、図
示のように溶接部7aにおいて、センターピラー7に、
溶接されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記したように従来の
キャブオーバー車では、直線状の上記リアヘッダーパネ
ル3の両端がセンターピラー7に溶接されているので、
上記センターピラー7を一方の端部とする後部スライド
ドアD用開口8の幅Wを、広く取ることが出来ない。ま
た、上記ドア用開口8の幅Wを広く取ろうとすると、上
記溶接部を前の方へ移動させねばならないが、これは、
前シート1の前後方向寸法や、シートのスライド用の上
記レール4の長さが大きく取れなくなることを意味し、
乗り心地或いは座り心地を、悪化させる原因となる。
【0004】
【課題を解決するための手段】従って本発明が目的とす
るところは、前シートの前後方向の幅や、前シートのス
ライド用レールの長さを縮める事無く、後部スライドド
アの開口幅を広く取ることの出来るキャブオーバー車の
座席支持部の構造を提供することである。上記目的を達
成するために本発明が採用する主たる手段は、センター
ピラーが溶接されるリアヘッダーパネルの上面に、前部
シートの取り付けカバーを開閉自在に支持するヒンジが
取り付けられてなるキャブオーバー車の座席支持部の構
造において、上記リアヘッダーパネルの左右両方若しく
は何れかの端部が車両走行方向前側へ凹ませられてなる
と共に、該凹ませられた部分に、上記センターピラー側
の上記ヒンジが車両走行方向後方に向けて突出して取り
付けられてなることを特徴とするキャブオーバー車の座
席支持部の構造である。本発明は、上記のように構成さ
れている結果、上記車両走行方向前側へ凹まされたリア
ヘッダーパネル端部が溶接されるセンターピラーを、車
両走行方向前方に位置させることが可能となる。そのた
め、上記センターピラーで画される後部ドア用開口の、
車両走行方向の幅を、従来より広げることができ、乗員
の昇降や荷物の積み降ろしが楽になる、或いは、上記リ
アヘッダーパネルの凹み部分を小物入れ等のスペースと
して有効利用しうるといった優れた効果を発揮しうるも
のである。さらに、上記ヒンジ、上記リアヘッダーパネ
ルの縦壁、及び床面で囲まれた空間の高さを、後座席の
乗員の靴を収容しうる高さに設定した場合には、後部座
席に座った乗員が上記リアヘッダーパネルの端部凹部に
足を入れる事ができ、楽な座姿勢で座ることができ、ま
た、乗降時に、上記リアヘッダーパネルの端部凹部に足
をかける十分な空間を確保することが出来るので、乗降
時の安全性と乗降の便に供する事ができる。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、図1及び図2を参照しつ
つ、本発明を具体化した実施の形態につき、詳述し本発
明の理解に供する。ここに図1は、本発明の一実施形態
にかかる前シート支持部を車体内部から見た斜視図、図
2は、上記前シート支持部を側面から見た側断面図であ
る。なお、前記図3に示した構成要素と共通の要素に
は、同一の符号を使用する。これらの図に示した実施形
態にかかるシート支持部の構造では、図に示すように、
前シート1が、前後方向へスライドしうるように、後部
フロア2に連続して形成されたリアヘッダーパネル3上
のレール4、4によって摺動自在に支持されている点、
上記レール4が、上記リアヘッダーパネル3の上部に取
り付けられたヒンジ5を中心として回動自在のヘッダー
カバー6に固定されている点、更に、上記ヒンジ5が、
上記リアヘッダーパネル3の上端後部に固定されている
点において、従来のキャブオーバー車の車体構造と同一
である。しかし、この車体構造では、上記リアヘッダー
パネル3の、該リアヘッダーパネル3が溶接されている
センターピラー7側(左右両方)の端部3aが、リアヘ
ッダーパネル3の中央部と比べて、図示のようにLだ
け、車両走行方向前方向へ凹ませられており、これによ
り該リアヘッダーパネル3端部のセンターピラー7への
溶接箇所7aの位置が、図3に示す従来の溶接箇所と比
べて、距離Lだけ車両走行方向前側へ移動させられてい
る点において、図3に示した従来の車体構造とは異な
る。このようなリアヘッダーパネル3のセンターピラー
7への溶接箇所7aの車両走行方向への距離Lの移動
は、とりもなおさず、上記センターピラー7自身を車両
走行方向へ距離Lだけ移動出来ることを意味し、これに
より、この実施形態では、上記センターピラー7で仕切
られる後部ドアD用の開口8のW幅が、上記距離Lだけ
広げられる。上記のように、後部ドアD用開口を広く取
ることによって、乗員の昇降や荷物の積み降ろしが楽に
なるといった優れた効果が、発揮される 当然のことながら、上記リアヘッダーパネル3の上面に
取り付けられる左右ヒンジ5L,5Rの車両走行方向の
位置は同一でなければならない。そのため、上記のよう
に、リアヘッダーパネル3の端部3aを車両走行方向へ
凹ませた場合には、例えば、図1に示した右シート1側
については、右側のヒンジ5Rを、後方へ突出して取り
付け、左右ヒンジ位置を揃える必要がある。この場合、
上記右側ヒンジ5Rの垂直方向の位置は、図2に示すよ
うに該右側ヒンジ5Rの下に、後部座席に座った乗員の
靴Sが入り得るような高さ位置に設定することが望まし
い。
【0006】このように、上記ヒンジ5R,上記リアヘ
ッダーパネル3の縦壁、及び床面2で囲まれた空間Aの
高さHを、後座席の乗員の靴Sを収容しうる高さに設定
することによって、後部座席に座った乗員が上記リアヘ
ッダーパネル3の端部凹部に足を入れる事ができるた
め、楽な座姿勢で座ることができる。これは、長時間座
る必要がある場合や、スキーブーツ等を履いて乗る場合
などには、極めて有効である。また、乗降時に、上記リ
アヘッダーパネル3の端部凹部に足をかける十分な空間
を確保することが出来るので、乗降時の安全性及び乗降
の便に供する事ができる。すでに述べたように、上記し
たリアヘッダーパネル3は、前座席を支持する強度部材
であると共に、左右のセンターピラー7,7をつなぐ強
度部材として重要であるが、上記したように、その端部
で凹ませることにより、上下方向の強度が向上するばか
りでなく、全体的ねじりに対する強度の向上が期待され
る。
【0007】
【実施例】上記実施例で説明したリアヘッダーパネル3
の端部の凹みは、車両走行方向に見て左右両側に設けう
ることは当然ながら、左右何れか一方に設けることも可
能である。また、上記実施の形態では、リアヘッダーパ
ネル3端部の凹みに合わせてセンターピラー7の位置を
車両走行方向へ移動させているが、後部ドア用開口の幅
を広くする必要がないのであれば、センターピラー7を
従来通りの位置に維持することも考えられる。この場合
には、上記ヒンジ5,リアヘッダーパネル3及び床面2
で囲まれた小空間Aを、例えば小物入れなどを設ける場
所として有効利用することも可能である。このような利
用できる空間Aを作りうることは、主として軽貨物車両
として用いられる車室内の空間が少ないキャブオーバー
車にとって、極めて便利である。
【0008】
【発明の効果】本発明は以上述べたように、センターピ
ラーが溶接されるリアヘッダーパネルの上面に、前部シ
ートの取り付けカバーを開閉自在に支持するヒンジが取
り付けられてなるキャブオーバー車の座席支持部の構造
において、上記リアヘッダーパネルの左右両方若しくは
何れかの端部が車両走行方向前側へ凹ませられてなると
共に、該凹ませられた部分に、上記センターピラー側の
上記ヒンジが車両走行方向後に向けて突出して取り付け
られてなることを特徴とするキャブオーバー車の座席支
持部の構造として構成されている。従って、上記車両走
行方向前側へ凹まされたリアヘッダーパネル端部が溶接
されるセンターピラーを、車両走行方向前方に位置させ
ることが可能となり、上記センターピラーで画される後
部ドア用開口の、車両走行方向の幅を、従来より広げる
ことができ、乗員の昇降や荷物の積み降ろしが楽になる
といった優れた効果を発揮しうるものである。また、後
部ドア用開口の幅を広げる必要がない場合には、リアヘ
ッダーパネル端部を凹ませたことによりできる後部座席
乗員の足下に出来る空間を、小物入れ等として有効に利
用しうるものである。さらに、上記ヒンジ、上記リアヘ
ッダーパネルの縦壁、及び床面で囲まれた空間の高さ
を、後座席の乗員の靴を収容しうる高さに設定した場合
には、後部座席に座った乗員が上記リアヘッダーパネル
の端部凹部に足を入れる事ができ、楽な座姿勢で座るこ
とができ、また、乗降時に、上記リアヘッダーパネルの
端部凹部に足をかける十分な空間を確保することが出来
るので、乗降時の安全及びその便に供する事ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態にかかる座席支持部を車
体内部から見た斜視図。
【図2】 上記座席支持部を側面から見た側断面図。
【図3】 従来の座席支持部を車体内部から見た斜視
図。
【符号の説明】
1…シート 2…床面 3…リアヘッダーパネル 4…レール 5…ヒンジ 7…センターピラー 8…後部ドア用開口

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 センターピラーが溶接されるリアヘッダ
    ーパネルの上面に、前部シートの取り付けカバーを開閉
    自在に支持するヒンジが取り付けられてなるキャブオー
    バー車の座席支持部の構造において、 上記リアヘッダーパネルの左右両方若しくは何れかの端
    部が車両走行方向前側へ凹ませられてなると共に、該凹
    まされた部分に、上記センターピラー側の上記ヒンジが
    車両走行方向後方に向けて突出して取り付けられてなる
    ことを特徴とするキャブオーバー車の座席支持部の構
    造。
  2. 【請求項2】 上記ヒンジ、上記リアヘッダーパネルの
    縦壁、及び床面で囲まれた空間の高さが、後座席の乗員
    の靴を収容しうる高さに設定されてなるキャブオーバー
    車の座席支持部の構造。
JP1845997A 1997-01-31 1997-01-31 キャブオーバー車の座席支持部の構造 Pending JPH10218019A (ja)

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