JPH10217911A - ウエビング巻取装置 - Google Patents
ウエビング巻取装置Info
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- JPH10217911A JPH10217911A JP9025132A JP2513297A JPH10217911A JP H10217911 A JPH10217911 A JP H10217911A JP 9025132 A JP9025132 A JP 9025132A JP 2513297 A JP2513297 A JP 2513297A JP H10217911 A JPH10217911 A JP H10217911A
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- vehicle
- retractor
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 部品数低減によりコスト低減を図れると共に
組付け作業性が改善され部品管理を簡略化出来るウエビ
ング巻取装置を提供することにある。 【解決手段】 車体側の結合部Cに結合される基枠7
と、同基枠内に枢支されウエビング4を巻取る巻取軸8
と、同巻取軸のウエビング引出回転を停止させるロック
手段R1と、車両急減速に応じて傾くウエイト124及
び同ウエイトに連動するレバー126を有した加速度セ
ンサ12と、通常時に巻取軸8の回転を許容し車両急減
速時にレバー126の変位に応じてロック手段R1にロ
ック指示をするロック指示手段R2を備え、特に、ウエ
イト124を載置するウエイト台123を車幅方向Yに
延びるピンNを介し基枠122側に枢支し、結合部Cに
基枠122が一体結合された際にウエイト台123の上
面fを所定の角度に保持する支持面hを形成した。
組付け作業性が改善され部品管理を簡略化出来るウエビ
ング巻取装置を提供することにある。 【解決手段】 車体側の結合部Cに結合される基枠7
と、同基枠内に枢支されウエビング4を巻取る巻取軸8
と、同巻取軸のウエビング引出回転を停止させるロック
手段R1と、車両急減速に応じて傾くウエイト124及
び同ウエイトに連動するレバー126を有した加速度セ
ンサ12と、通常時に巻取軸8の回転を許容し車両急減
速時にレバー126の変位に応じてロック手段R1にロ
ック指示をするロック指示手段R2を備え、特に、ウエ
イト124を載置するウエイト台123を車幅方向Yに
延びるピンNを介し基枠122側に枢支し、結合部Cに
基枠122が一体結合された際にウエイト台123の上
面fを所定の角度に保持する支持面hを形成した。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両のシートベル
ト装置等で用いられているウエビング巻取装置、特に、
加速度センサが車両急減速を検知した際にウエビングの
引出を停止させ、乗員をシート上に拘束できるウエビン
グ巻取装置に関する。
ト装置等で用いられているウエビング巻取装置、特に、
加速度センサが車両急減速を検知した際にウエビングの
引出を停止させ、乗員をシート上に拘束できるウエビン
グ巻取装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車両には、座席に着座した乗員を適正姿
勢に拘束するシートベルト装置が装備される。このシー
トベルト装置、例えば3点式のシートベルト装置は、図
10に示すように、運転席S1側と助手席S2側とは互
いに左右対称の配置構成を採る場合が多い。
勢に拘束するシートベルト装置が装備される。このシー
トベルト装置、例えば3点式のシートベルト装置は、図
10に示すように、運転席S1側と助手席S2側とは互
いに左右対称の配置構成を採る場合が多い。
【0003】ここで、助手席S2側のシートベルト装置
は、車体側のサイドシルAに溶接されるブラケット10
0と、これに一体的に取り付けられたリトラクタ(ウエ
ビング巻取装置)101と、リトラクタ101よりのウ
エビング102を車室上部側壁で係止するショルダアン
カー103と、ショルダアンカー103よりのウエビン
グをタング104を介し車室中央側基部に離脱可能に結
合するバックル105と、タング104よりのウエビン
グ102の先端に設けられたアンカープレート106
と、このアンカープレートをブラケット100に重ねて
サイドシルAに締め付けるアンカーボルトBとを備え
る。
は、車体側のサイドシルAに溶接されるブラケット10
0と、これに一体的に取り付けられたリトラクタ(ウエ
ビング巻取装置)101と、リトラクタ101よりのウ
エビング102を車室上部側壁で係止するショルダアン
カー103と、ショルダアンカー103よりのウエビン
グをタング104を介し車室中央側基部に離脱可能に結
合するバックル105と、タング104よりのウエビン
グ102の先端に設けられたアンカープレート106
と、このアンカープレートをブラケット100に重ねて
サイドシルAに締め付けるアンカーボルトBとを備え
る。
【0004】ここで用いられるリトラクタ101は、乗
員の体形に応じた長さのウエビング102を引出しある
いは巻取りでき、しかも、車両急減速時にウエビングの
引出しを阻止するELR(エマージェンシー・ロッキン
グ・リトラクタ)としての機能を付設する。図12に示
すように、このリトラクタ101は箱枠状を成す基枠1
07を備え、その基枠107には、ウエビング102を
巻取る巻取軸108と、巻取軸108の回転を適時に阻
止するロック手段109と、通常時に巻取軸108の回
転を許容し、車両急減速時にロック手段109にロック
指示をするロック指示手段110と、車両の急減速時を
検出してロック指示手段110側にロック指示を発する
加速度センサ111とが設けられている。
員の体形に応じた長さのウエビング102を引出しある
いは巻取りでき、しかも、車両急減速時にウエビングの
引出しを阻止するELR(エマージェンシー・ロッキン
グ・リトラクタ)としての機能を付設する。図12に示
すように、このリトラクタ101は箱枠状を成す基枠1
07を備え、その基枠107には、ウエビング102を
巻取る巻取軸108と、巻取軸108の回転を適時に阻
止するロック手段109と、通常時に巻取軸108の回
転を許容し、車両急減速時にロック手段109にロック
指示をするロック指示手段110と、車両の急減速時を
検出してロック指示手段110側にロック指示を発する
加速度センサ111とが設けられている。
【0005】ここで、加速度センサ111は、図11
(a)に示すように、基枠107側に取付けられたセン
サホルダ112内に、ウエイト113とレバー114と
を備え、車両急減速に伴う加速度の作用時(紙面垂直方
向)に水平に支持されていたウエイト113が傾くのに
連動し(図11(b)参照)、レバー114がロック指
示手段110内のフライホイール115の外周歯aに噛
み合い、フライホイール115側に回転遅れを生じさ
せ、これに連動してロック指示手段110がロック指示
をロック手段109に伝え、このロック手段109がロ
ック作動し、巻取軸108の回転を停止させるようにし
ている。
(a)に示すように、基枠107側に取付けられたセン
サホルダ112内に、ウエイト113とレバー114と
を備え、車両急減速に伴う加速度の作用時(紙面垂直方
向)に水平に支持されていたウエイト113が傾くのに
連動し(図11(b)参照)、レバー114がロック指
示手段110内のフライホイール115の外周歯aに噛
み合い、フライホイール115側に回転遅れを生じさ
せ、これに連動してロック指示手段110がロック指示
をロック手段109に伝え、このロック手段109がロ
ック作動し、巻取軸108の回転を停止させるようにし
ている。
【0006】このリトラクタ101は、車両急減速を検
出した加速度センサ111により、ロック指示手段11
0内のフライホイール115に回転遅れを生じさせ、こ
れに連動したロック手段109が巻取軸108のウエビ
ング引出方向の回転をロックし、ウエビングの引出を停
止させる。これにより、シートベルト装置は、引出が停
止されたウエビング102により、車両急減速時であっ
ても乗員をシート上に適正な姿勢で拘束出来る。なお、
このようなELRタイプのリトラクタであって、加速度
センサを備えたウエビング巻取装置の一例が実開平5−
71065号公報に開示される。
出した加速度センサ111により、ロック指示手段11
0内のフライホイール115に回転遅れを生じさせ、こ
れに連動したロック手段109が巻取軸108のウエビ
ング引出方向の回転をロックし、ウエビングの引出を停
止させる。これにより、シートベルト装置は、引出が停
止されたウエビング102により、車両急減速時であっ
ても乗員をシート上に適正な姿勢で拘束出来る。なお、
このようなELRタイプのリトラクタであって、加速度
センサを備えたウエビング巻取装置の一例が実開平5−
71065号公報に開示される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、3点式のシ
ートベルト装置は、これが各車両に装着されるに当た
り、ボディー側への取付位置や取付角が相違し、特に、
図12に示すリトラクタ101はシート位置やショルダ
アンカー103との相対位置関係等により規制を受け、
その基枠107が、車両前後方向Xにおいてθ1だけ傾
いた状態で固着される。この場合、ブラケット100の
上端に結合部Cを形成し、結合部Cには傾斜角θ1でリ
トラクタ101の連結部dを載置し、結合部Cのねじ穴
eに螺着されるボルト(図示せず)で互いは締付固定さ
れる。
ートベルト装置は、これが各車両に装着されるに当た
り、ボディー側への取付位置や取付角が相違し、特に、
図12に示すリトラクタ101はシート位置やショルダ
アンカー103との相対位置関係等により規制を受け、
その基枠107が、車両前後方向Xにおいてθ1だけ傾
いた状態で固着される。この場合、ブラケット100の
上端に結合部Cを形成し、結合部Cには傾斜角θ1でリ
トラクタ101の連結部dを載置し、結合部Cのねじ穴
eに螺着されるボルト(図示せず)で互いは締付固定さ
れる。
【0008】ところが、図13(a),(b)に示すよ
うに、助手席用のリトラクタ101と運転席用のリトラ
クタ101aを共用化しようとした場合、各リトラクタ
の加速度センサ111,111a、及び同センサを装着
する基枠107の傾きはθ1,θ2と互いに異なるよう
になる。一方、加速度センサ111のウエイト113は
水平状態に保持される必要がある。このため、図13
(a)に示す助手席用のリトラクタ101に対し、図1
3(b)に示す外観性能が同じ運転席用のリトラクタ1
01aを用いた場合、左右の各ウエイト113を載置す
るウエイト台112の形状が互いに異なり、左右のリト
ラクタ101,101aには異なる加速度センサ11
1,111aを装着する必要が生じ、両加速度センサ1
11,111aを共用化することは出来なかった。
うに、助手席用のリトラクタ101と運転席用のリトラ
クタ101aを共用化しようとした場合、各リトラクタ
の加速度センサ111,111a、及び同センサを装着
する基枠107の傾きはθ1,θ2と互いに異なるよう
になる。一方、加速度センサ111のウエイト113は
水平状態に保持される必要がある。このため、図13
(a)に示す助手席用のリトラクタ101に対し、図1
3(b)に示す外観性能が同じ運転席用のリトラクタ1
01aを用いた場合、左右の各ウエイト113を載置す
るウエイト台112の形状が互いに異なり、左右のリト
ラクタ101,101aには異なる加速度センサ11
1,111aを装着する必要が生じ、両加速度センサ1
11,111aを共用化することは出来なかった。
【0009】このように、車両の左右座席にシートベル
ト装置を装着する場合、ここで用いる左右のリトラクタ
を共用化しようとすると、前以て左右のリトラクタ10
1、101aに対し、左右異なる加速度センサ111,
111aを製造した上で、これらを左右間違えることな
く各基枠107に組み込む必要がある。このため、左右
でリトラクタ101、101aを共用化しようとした場
合、加速度センサのみは2部品を必要とすることよりコ
スト増を招き、組付け作業性の面及び部品管理の面でも
不利な点があり、問題と成っていた。この発明の目的
は、部品数低減によりコスト低減を図れると共に組付け
作業性が改善され部品管理を簡略化出来るウエビング巻
取装置を提供することにある。
ト装置を装着する場合、ここで用いる左右のリトラクタ
を共用化しようとすると、前以て左右のリトラクタ10
1、101aに対し、左右異なる加速度センサ111,
111aを製造した上で、これらを左右間違えることな
く各基枠107に組み込む必要がある。このため、左右
でリトラクタ101、101aを共用化しようとした場
合、加速度センサのみは2部品を必要とすることよりコ
スト増を招き、組付け作業性の面及び部品管理の面でも
不利な点があり、問題と成っていた。この発明の目的
は、部品数低減によりコスト低減を図れると共に組付け
作業性が改善され部品管理を簡略化出来るウエビング巻
取装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、請求項1の発明は、車体側の結合部に一体的に結
合される基枠と、同基枠内に枢支され乗員拘束用のウエ
ビングを巻取る巻取軸と、同巻取軸のウエビング引出回
転を停止させるロック手段と、車両急減速に応じて傾く
ウエイト及び同ウエイトに連動するレバーを有した加速
度センサと、通常時に上記巻取軸の回転を許容し車両急
減速時に上記レバーの変位に応じて上記ロック手段にロ
ック指示をするロック指示手段とを備え、上記加速度セ
ンサが車両急減速を検出した際に上記巻取軸のウエビン
グ引出回転を停止させるウエビング巻取装置において、
上記ウエイトを載置するウエイト台を車幅方向に延びる
ピンを介し上記基枠側に枢支し、車体側に設けられた方
向規制部には上記結合部に基枠が一体結合された際に上
記ウエイト台の上面を所定の角度に保持する支持面を形
成したことを特徴とする。
めに、請求項1の発明は、車体側の結合部に一体的に結
合される基枠と、同基枠内に枢支され乗員拘束用のウエ
ビングを巻取る巻取軸と、同巻取軸のウエビング引出回
転を停止させるロック手段と、車両急減速に応じて傾く
ウエイト及び同ウエイトに連動するレバーを有した加速
度センサと、通常時に上記巻取軸の回転を許容し車両急
減速時に上記レバーの変位に応じて上記ロック手段にロ
ック指示をするロック指示手段とを備え、上記加速度セ
ンサが車両急減速を検出した際に上記巻取軸のウエビン
グ引出回転を停止させるウエビング巻取装置において、
上記ウエイトを載置するウエイト台を車幅方向に延びる
ピンを介し上記基枠側に枢支し、車体側に設けられた方
向規制部には上記結合部に基枠が一体結合された際に上
記ウエイト台の上面を所定の角度に保持する支持面を形
成したことを特徴とする。
【0011】従って、結合部に基枠が一体結合される際
にウエイト台の上面を水平に保持できるように、方向規
制部の支持面の傾きをあらかじめ設定し、同傾きの支持
面を形成しておけば、車体側の結合部に基枠が一体結合
された場合に、方向規制部の支持面がウエイト台に当接
し、同ウエイト台を車幅方向に延びるピン回り回動し、
同ウエイト台を水平に保持することが出来る。
にウエイト台の上面を水平に保持できるように、方向規
制部の支持面の傾きをあらかじめ設定し、同傾きの支持
面を形成しておけば、車体側の結合部に基枠が一体結合
された場合に、方向規制部の支持面がウエイト台に当接
し、同ウエイト台を車幅方向に延びるピン回り回動し、
同ウエイト台を水平に保持することが出来る。
【0012】請求項2の発明は、請求項1記載のウエビ
ング巻取装置において、上記結合部は上記車体に一体的
に結合されたブラケット上に形成されていることを特徴
とする。従って、単品のブラケットに結合部や方向規制
部を形成することとなる。
ング巻取装置において、上記結合部は上記車体に一体的
に結合されたブラケット上に形成されていることを特徴
とする。従って、単品のブラケットに結合部や方向規制
部を形成することとなる。
【0013】
【発明の実施の形態】図1には本発明のウエビング巻取
装置を示した。このウエビング巻取装置は、図10に示
した助手席S2側の3点式のシートベルト装置のリトラ
クタ101に代えて装着されるので、ここでは同一部材
には同一符号を付し、重複説明を略す。図1のウエビン
グ巻取装置としてのリトラクタ1は助手席S2(図10
参照)に着座する乗員の体形にあった長さのウエビング
4を引出しあるいは巻取りする。しかも、車両急減速時
にはウエビング4の引出しを阻止する後述のELR機能
を備える。このリトラクタ1を車体側に結合するブラケ
ット3は、図12のブラケット100と同様にその下部
を車体側のサイドシルA側に溶接される。
装置を示した。このウエビング巻取装置は、図10に示
した助手席S2側の3点式のシートベルト装置のリトラ
クタ101に代えて装着されるので、ここでは同一部材
には同一符号を付し、重複説明を略す。図1のウエビン
グ巻取装置としてのリトラクタ1は助手席S2(図10
参照)に着座する乗員の体形にあった長さのウエビング
4を引出しあるいは巻取りする。しかも、車両急減速時
にはウエビング4の引出しを阻止する後述のELR機能
を備える。このリトラクタ1を車体側に結合するブラケ
ット3は、図12のブラケット100と同様にその下部
を車体側のサイドシルA側に溶接される。
【0014】ブラケット3はその下部中央に貫通孔5を
形成され、サイドシルAの裏側の図示しないウエルドボ
ルトに貫通孔5を介しアンカーボルト4を螺着すること
によりアンカープレート106(図10参照)をも締付
けている。ブラケット3の上部には結合部Cとその近傍
の方向規制部26とが突設される。
形成され、サイドシルAの裏側の図示しないウエルドボ
ルトに貫通孔5を介しアンカーボルト4を螺着すること
によりアンカープレート106(図10参照)をも締付
けている。ブラケット3の上部には結合部Cとその近傍
の方向規制部26とが突設される。
【0015】図3に示すように、ブラケット3はその中
心線L1が鉛直線となるようにサイドシルAに対し溶接
される。この状態で、結合部Cは車体の前後方向Xに対
し傾斜角θ1を保ってリトラクタ1の連結部dを載置で
きるように形成され、しかも、この結合部C上のねじ穴
eに螺着されるボルト(図示せず)によりリトラクタ1
を締付固定できる。方向規制部26は結合部Cの後方側
端より車幅方向Y(図3参照)に延出し、その先端部に
上向きの支持面hを形成される。この支持面hは後述の
ウエイト台123(図5参照)の底壁gに当接し、ウエ
イト台123を回動不可に支持する。
心線L1が鉛直線となるようにサイドシルAに対し溶接
される。この状態で、結合部Cは車体の前後方向Xに対
し傾斜角θ1を保ってリトラクタ1の連結部dを載置で
きるように形成され、しかも、この結合部C上のねじ穴
eに螺着されるボルト(図示せず)によりリトラクタ1
を締付固定できる。方向規制部26は結合部Cの後方側
端より車幅方向Y(図3参照)に延出し、その先端部に
上向きの支持面hを形成される。この支持面hは後述の
ウエイト台123(図5参照)の底壁gに当接し、ウエ
イト台123を回動不可に支持する。
【0016】リトラクタ1は、図1、図2に示すよう
に、略箱型を成す板金製の基枠7を備える。この基枠7
は、車両の前後方向Xに沿った主壁701とその前後端
より車幅方向Yに延びる前後壁702,703と、連結
板704とで形成され、前後壁702,703には巻取
軸8が図示しない軸受部材を介し枢着される。この巻取
軸8はその中央にウエビング4を巻取状態で支持し、そ
の前端には図示しない巻取ばねが取り付けられ、このば
ねは前カバー9で覆われる。巻取軸8の後端側にはEL
R機能を得るためのロック手段R1、ロック指示手段R
2及び加速度センサ12が連結され、これらは後カバー
25で覆われる。
に、略箱型を成す板金製の基枠7を備える。この基枠7
は、車両の前後方向Xに沿った主壁701とその前後端
より車幅方向Yに延びる前後壁702,703と、連結
板704とで形成され、前後壁702,703には巻取
軸8が図示しない軸受部材を介し枢着される。この巻取
軸8はその中央にウエビング4を巻取状態で支持し、そ
の前端には図示しない巻取ばねが取り付けられ、このば
ねは前カバー9で覆われる。巻取軸8の後端側にはEL
R機能を得るためのロック手段R1、ロック指示手段R
2及び加速度センサ12が連結され、これらは後カバー
25で覆われる。
【0017】図2に示すように、ロック手段R1は巻取
軸8に一体結合されるラチェット13、及びこのラチェ
ットに係合、離脱可能で軸ピン30を介し後壁703に
枢支された回動爪14とを備え、適時に巻取軸8のウエ
ビング引出回転r1(図8参照)を停止(ロック)させ
る。
軸8に一体結合されるラチェット13、及びこのラチェ
ットに係合、離脱可能で軸ピン30を介し後壁703に
枢支された回動爪14とを備え、適時に巻取軸8のウエ
ビング引出回転r1(図8参照)を停止(ロック)させ
る。
【0018】ロック指示手段R2は巻取軸8に一体結合
されるリテーナ15と、リテーナ15の側壁より突出す
る一対のピン16,16に係止されると共にリテーナ1
5に対して一対のピンの整列方向D(図8参照)に相対的
に摺動出来る摺動板状のフック17と、フック17が係
合可能な内周歯181を形成されると共にその係合時に
のみ巻取軸8の回転を受けて回動(ロック指示)するロ
ックリング18と、フック17とリテーナ15間に配設
され、フックを内周歯181より離脱させる方向に付勢
するバネ24と、フック17に相対回転可能に対設さ
れ、フックより突設されたピン171に係合する穴19
が形成されたフライホイール20と、フライホイール2
0の外周縁に外嵌されリングピン21により離脱不可に
取り付けられるフライホイールギア22と、フライホイ
ール20を離脱不可に巻取軸8に係止するキャップとを
備える。
されるリテーナ15と、リテーナ15の側壁より突出す
る一対のピン16,16に係止されると共にリテーナ1
5に対して一対のピンの整列方向D(図8参照)に相対的
に摺動出来る摺動板状のフック17と、フック17が係
合可能な内周歯181を形成されると共にその係合時に
のみ巻取軸8の回転を受けて回動(ロック指示)するロ
ックリング18と、フック17とリテーナ15間に配設
され、フックを内周歯181より離脱させる方向に付勢
するバネ24と、フック17に相対回転可能に対設さ
れ、フックより突設されたピン171に係合する穴19
が形成されたフライホイール20と、フライホイール2
0の外周縁に外嵌されリングピン21により離脱不可に
取り付けられるフライホイールギア22と、フライホイ
ール20を離脱不可に巻取軸8に係止するキャップとを
備える。
【0019】なお、ロックリング18の回動(ロック指
示)により、このロックリング18上に形成された溝1
82がこれに係合されているピン141を押圧摺動させ
る(図9参照)。これにより、ピン141と一体の回動
爪14が連動し、同回動爪14がラチェット13に係止
され、巻取軸8のウエビング引出回転r1が停止(ロッ
ク)する。
示)により、このロックリング18上に形成された溝1
82がこれに係合されているピン141を押圧摺動させ
る(図9参照)。これにより、ピン141と一体の回動
爪14が連動し、同回動爪14がラチェット13に係止
され、巻取軸8のウエビング引出回転r1が停止(ロッ
ク)する。
【0020】加速度センサ12は、図2、図5乃至図7
に示すように、後壁703の係合穴704に内側より嵌
着される基体121と、基体121より延出する一対の
腕枠122と、腕枠122にピン部Nを介し揺動可能に
結合されるウエイト台123と、ウエイト台123の上
面fに載置されるウエイト124と、ウエイト台123
の端部より突設される一対の支持片125と、一対の支
持片125に回動可能にピン結合され、ウエイト124
上面に当接するレバー126とを備える。
に示すように、後壁703の係合穴704に内側より嵌
着される基体121と、基体121より延出する一対の
腕枠122と、腕枠122にピン部Nを介し揺動可能に
結合されるウエイト台123と、ウエイト台123の上
面fに載置されるウエイト124と、ウエイト台123
の端部より突設される一対の支持片125と、一対の支
持片125に回動可能にピン結合され、ウエイト124
上面に当接するレバー126とを備える。
【0021】ここで、図5及び図6に示すように、腕枠
122にウエイト台123をピン結合する一対のピン部
Nはその中心線Lが車幅方向Yに向かうように形成され
ており、このため、ウエイト台123は図7に矢視した
ように前後方向X側に揺動できる。ウエイト台123の
底壁gは上方の上面fと並行な平坦面に形成され、ここ
には下方より方向規制部26の支持面hが当接するよう
に構成される。
122にウエイト台123をピン結合する一対のピン部
Nはその中心線Lが車幅方向Yに向かうように形成され
ており、このため、ウエイト台123は図7に矢視した
ように前後方向X側に揺動できる。ウエイト台123の
底壁gは上方の上面fと並行な平坦面に形成され、ここ
には下方より方向規制部26の支持面hが当接するよう
に構成される。
【0022】なお、ここでリトラクタ1のELR機能を
図2、図8、図9を用い説明する。定常時において、巻
取軸8はウエビング4の引出回転r1、巻取回転r2を
行うに当たり、巻取軸8と一体的にリテーナ15、フッ
ク17、フライホイール20及びフライホイールギア2
2が回転する。
図2、図8、図9を用い説明する。定常時において、巻
取軸8はウエビング4の引出回転r1、巻取回転r2を
行うに当たり、巻取軸8と一体的にリテーナ15、フッ
ク17、フライホイール20及びフライホイールギア2
2が回転する。
【0023】ここでウエビング4が急激に引出され引出
回転r1が早まると、フライホイール20側の回転遅れ
が生じ、フライホイール20の穴19はピン171を介
しフック17をバネ24の付勢力に抗し、内周歯181
に係合させる。これにより、巻取軸8の回転がリテーナ
15、フック17を経てロックリング18に加わり、ロ
ックリング18が回動し、同ロックリング18のガイド
溝182がこれに係合するピン141を介し回動爪14
1を軸ピン30回りに回動し、ラチェット13に噛み合
い、巻取軸8の回転を停止させ、ウエビング4の引出を
阻止する。
回転r1が早まると、フライホイール20側の回転遅れ
が生じ、フライホイール20の穴19はピン171を介
しフック17をバネ24の付勢力に抗し、内周歯181
に係合させる。これにより、巻取軸8の回転がリテーナ
15、フック17を経てロックリング18に加わり、ロ
ックリング18が回動し、同ロックリング18のガイド
溝182がこれに係合するピン141を介し回動爪14
1を軸ピン30回りに回動し、ラチェット13に噛み合
い、巻取軸8の回転を停止させ、ウエビング4の引出を
阻止する。
【0024】同様に、急減速時に加速度センサ111の
レバー126がフライホイールギア22に係合すると、
フライホイール20及びフライホイールギア22が回転
を止め、ピン171を介しフック17を、内周歯181
に係合させ、以下急激な引出時と同様にロックリング1
8が回動し、回動爪141がラチェット13に噛み合
い、ウエビング4の引出を阻止するように作動する。上
述のようなリトラクタ1が車両に搭載されるとする。こ
れに先立ちブラケット3はその中心線L1が鉛直線と成
るようにサイドシルAに溶接される。
レバー126がフライホイールギア22に係合すると、
フライホイール20及びフライホイールギア22が回転
を止め、ピン171を介しフック17を、内周歯181
に係合させ、以下急激な引出時と同様にロックリング1
8が回動し、回動爪141がラチェット13に噛み合
い、ウエビング4の引出を阻止するように作動する。上
述のようなリトラクタ1が車両に搭載されるとする。こ
れに先立ちブラケット3はその中心線L1が鉛直線と成
るようにサイドシルAに溶接される。
【0025】このブラケット3の結合部Cにリトラクタ
の連結部dが載置され、同時にウエイト台123の底壁
gが方向規制部26の支持面hに当接し、図示しないボ
ルトがブラケットのねじ穴eに締付られ、ブラケット3
にリトラクタ1が一体的に結合されたとする。この場
合、図4に示すように、リトラクタ1の基枠7側の後壁
703は前後方向Xにθ1傾いて装着されるが、ウエイ
ト台123の上面fは底壁gが水平の支持面hに押圧さ
れて、中心線L(図5参照)まわりに回動し、水平状態
で保持される。
の連結部dが載置され、同時にウエイト台123の底壁
gが方向規制部26の支持面hに当接し、図示しないボ
ルトがブラケットのねじ穴eに締付られ、ブラケット3
にリトラクタ1が一体的に結合されたとする。この場
合、図4に示すように、リトラクタ1の基枠7側の後壁
703は前後方向Xにθ1傾いて装着されるが、ウエイ
ト台123の上面fは底壁gが水平の支持面hに押圧さ
れて、中心線L(図5参照)まわりに回動し、水平状態
で保持される。
【0026】これにより加速度センサ111のウエイト
125は水平な上面fに載置され、加速度センサ111
は急減速時に、そのウエイト125が適正に傾き作動出
来、車両急減速時にELR機能を的確に発揮し、乗員を
応答性良く確実に助手席S2上に保持出来る。このよう
に、ウエイト台123の上面fを水平に保持できるよう
に方向規制部26の支持面hの傾きを調整しておけば、
結合部Cに基枠7が一体結合された場合に、支持面hが
ウエイト台123を車幅方向Yに延びるピン回り回動
し、同ウエイト台を水平に保持することが出来る。
125は水平な上面fに載置され、加速度センサ111
は急減速時に、そのウエイト125が適正に傾き作動出
来、車両急減速時にELR機能を的確に発揮し、乗員を
応答性良く確実に助手席S2上に保持出来る。このよう
に、ウエイト台123の上面fを水平に保持できるよう
に方向規制部26の支持面hの傾きを調整しておけば、
結合部Cに基枠7が一体結合された場合に、支持面hが
ウエイト台123を車幅方向Yに延びるピン回り回動
し、同ウエイト台を水平に保持することが出来る。
【0027】なお、図1のウエビング巻取装置において
は、ウエイト台123の上面fを水平に保持する構造と
したが、この上面fを積極的に所定量傾けても良い。即
ち、どの程度の大きさの減速度が車両に生じると巻取装
置をロックさせるかによって、ウエイト台123の上面
fの傾斜角をあらかじめ設定し、その設定角度に上面f
を傾斜させて保持するようにしても良く、これによりロ
ックタイミングを調整する機能を持たせることができ
る。ここで、左右の座席の各シートベルト装置で用いる
リトラクタ1を共用化する場合を説明する。
は、ウエイト台123の上面fを水平に保持する構造と
したが、この上面fを積極的に所定量傾けても良い。即
ち、どの程度の大きさの減速度が車両に生じると巻取装
置をロックさせるかによって、ウエイト台123の上面
fの傾斜角をあらかじめ設定し、その設定角度に上面f
を傾斜させて保持するようにしても良く、これによりロ
ックタイミングを調整する機能を持たせることができ
る。ここで、左右の座席の各シートベルト装置で用いる
リトラクタ1を共用化する場合を説明する。
【0028】この場合、図13で説明したように、左右
の各リトラクタ101,101aの基枠107の傾きが
左右でθ1,θ2と異なり、ここに装備される加速度セ
ンサ111,111aのウエイト台112の形状が異な
ってしまい、本来は左右の加速度センサは異なるものが
必要であった。しかし、本発明のウエビング巻取装置で
は、左右の加速度センサ12を同一のものとし、単に、
左右のブラケット3に形成される方向規制部26の支持
面hが別々に形成される。即ち、左右のブラケット3に
リトラクタ1が結合された際に、左右の各加速度センサ
12のウエイト台123の上面fがそれぞれ水平に保持
されるように、左右の方向規制部26の支持面hの傾き
をそれぞれ調整し、形成しておく。
の各リトラクタ101,101aの基枠107の傾きが
左右でθ1,θ2と異なり、ここに装備される加速度セ
ンサ111,111aのウエイト台112の形状が異な
ってしまい、本来は左右の加速度センサは異なるものが
必要であった。しかし、本発明のウエビング巻取装置で
は、左右の加速度センサ12を同一のものとし、単に、
左右のブラケット3に形成される方向規制部26の支持
面hが別々に形成される。即ち、左右のブラケット3に
リトラクタ1が結合された際に、左右の各加速度センサ
12のウエイト台123の上面fがそれぞれ水平に保持
されるように、左右の方向規制部26の支持面hの傾き
をそれぞれ調整し、形成しておく。
【0029】これにより、左右のブラケット3にリトラ
クタ1が一体結合された際に、左右の各加速度センサ1
2のウエイト台123に方向規制部26の支持面hが当
接し、ウエイト台123の上面fをそれぞれ水平に保持
できる。このため、本発明によるウエビング巻取装置に
よれば、リトラクタ1が加速度センサ111を含めて同
一のものであっても、左右のブラケット3の方向規制部
26の支持面hのみを調整すれば、車両の左右シートベ
ルト装置で用いるリトラクタ、具体的には運転席側のシ
ートベルト装置で用いるリトラクタと助手席側のシート
ベルト装置で用いるリトラクタとを共用化でき、この点
でコスト低減を図れる。
クタ1が一体結合された際に、左右の各加速度センサ1
2のウエイト台123に方向規制部26の支持面hが当
接し、ウエイト台123の上面fをそれぞれ水平に保持
できる。このため、本発明によるウエビング巻取装置に
よれば、リトラクタ1が加速度センサ111を含めて同
一のものであっても、左右のブラケット3の方向規制部
26の支持面hのみを調整すれば、車両の左右シートベ
ルト装置で用いるリトラクタ、具体的には運転席側のシ
ートベルト装置で用いるリトラクタと助手席側のシート
ベルト装置で用いるリトラクタとを共用化でき、この点
でコスト低減を図れる。
【0030】特にこの場合、加速度センサ111が共用
化され、1部番を採用するので、部品管理も簡素化さ
れ、この点でも低コスト化を図れる。図1のウエビング
巻取装置においては、運転席用リトラクタと助手席用リ
トラクタとを共用化する場合に付いて説明したが、これ
に代えて、車両の2列目以降の座席に対して上述した構
造を適用し、2列目以降の左右の座席でリトラクタを共
用化させてもよい。また、運転席用リトラクタと助手席
用リトラクタと2列目以降の左右の座席との各々につい
て上述した構造を適用すれば、全てのリトラクタを共用
化することもできる。
化され、1部番を採用するので、部品管理も簡素化さ
れ、この点でも低コスト化を図れる。図1のウエビング
巻取装置においては、運転席用リトラクタと助手席用リ
トラクタとを共用化する場合に付いて説明したが、これ
に代えて、車両の2列目以降の座席に対して上述した構
造を適用し、2列目以降の左右の座席でリトラクタを共
用化させてもよい。また、運転席用リトラクタと助手席
用リトラクタと2列目以降の左右の座席との各々につい
て上述した構造を適用すれば、全てのリトラクタを共用
化することもできる。
【0031】上述のところにおいて、ウエビング巻取装
置としてのリトラクタ1はブラケット3を介しサイドシ
ルAに結合されていたが、これに代えて、サイドシルA
の縦壁面に図示しない結合部や、図示しない方向規制部
を直接形成し、この方向規制部に上述と同様にウエイト
台の上面を水平に保持できる支持面を形成する。その上
で、図示しない結合部に直接リトラクタを載置し、図示
しないアンカーボルトで締付、一体結合し、同時にウエ
イト台の上面を水平に保持しても良い。この場合も図1
の装置と同様の作用効果が得られる。
置としてのリトラクタ1はブラケット3を介しサイドシ
ルAに結合されていたが、これに代えて、サイドシルA
の縦壁面に図示しない結合部や、図示しない方向規制部
を直接形成し、この方向規制部に上述と同様にウエイト
台の上面を水平に保持できる支持面を形成する。その上
で、図示しない結合部に直接リトラクタを載置し、図示
しないアンカーボルトで締付、一体結合し、同時にウエ
イト台の上面を水平に保持しても良い。この場合も図1
の装置と同様の作用効果が得られる。
【0032】
【発明の効果】以上のように、請求項1の発明は、結合
部に基枠が一体結合され際に、ウエイト台の上面を水平
に保持できるように、方向規制部の支持面の傾きを設定
し、同傾きの支持面を形成しておけば、結合部に基枠が
一体結合された場合に、方向規制部の支持面がウエイト
台に当接し、同ウエイト台を車幅方向に延びるピン回り
回動し、同ウエイト台を水平に保持することが出来る。
このため、基枠が結合部にどのような傾きで結合される
場合も、ウエイト台の上面を水平に保持できるようにあ
らかじめ方向規制部の支持面の傾きのみを調整しておけ
ば、同一の加速度センサを使用出来、低コスト化を図れ
る。しかも、部品数を低減できるので組付け作業性が改
善され、部品管理を簡略化出来、この点でも低コスト化
を図れる。
部に基枠が一体結合され際に、ウエイト台の上面を水平
に保持できるように、方向規制部の支持面の傾きを設定
し、同傾きの支持面を形成しておけば、結合部に基枠が
一体結合された場合に、方向規制部の支持面がウエイト
台に当接し、同ウエイト台を車幅方向に延びるピン回り
回動し、同ウエイト台を水平に保持することが出来る。
このため、基枠が結合部にどのような傾きで結合される
場合も、ウエイト台の上面を水平に保持できるようにあ
らかじめ方向規制部の支持面の傾きのみを調整しておけ
ば、同一の加速度センサを使用出来、低コスト化を図れ
る。しかも、部品数を低減できるので組付け作業性が改
善され、部品管理を簡略化出来、この点でも低コスト化
を図れる。
【0033】請求項2の発明は、特に、単品のブラケッ
トに結合部や方向規制部を形成するため、結合部や方向
規制部を容易に製作出来、コスト的にも有利と成る。
トに結合部や方向規制部を形成するため、結合部や方向
規制部を容易に製作出来、コスト的にも有利と成る。
【図1】本発明の適用されたウエビング巻取装置の側面
図である。
図である。
【図2】図1のウエビング巻取装置の要部分解斜視図で
ある。
ある。
【図3】図1のウエビング巻取装置が用いるブラケット
の拡大斜視図である。
の拡大斜視図である。
【図4】図1のウエビング巻取装置をブラケットに結合
したときの、機能説明図である。
したときの、機能説明図である。
【図5】図1のウエビング巻取装置が用いる、加速度セ
ンサの拡大正面図である。
ンサの拡大正面図である。
【図6】図1のウエビング巻取装置が用いる、加速度セ
ンサの拡大平面図である。
ンサの拡大平面図である。
【図7】図1のウエビング巻取装置が用いる、加速度セ
ンサの拡大側面である。
ンサの拡大側面である。
【図8】図1のウエビング巻取装置のELR部の定常時
の切欠側面図である。
の切欠側面図である。
【図9】図1のウエビング巻取装置のELR部のロック
時の切欠側面図である。
時の切欠側面図である。
【図10】従来のシートベルト装置の概略斜視図であ
る。
る。
【図11】ウエビング巻取装置が用いる加速度センサの
機能説明図であり、(a)は定常時、(b)は減速時を
示す。
機能説明図であり、(a)は定常時、(b)は減速時を
示す。
【図12】従来のシートベルト装置の分解側面図であ
る。
る。
【図13】従来のシートベルト装置の概略側面図であ
り、(a)は助手席側、(b)は運転席側のものであ
る。
り、(a)は助手席側、(b)は運転席側のものであ
る。
1 リトラクタ 4 ウエビング 7 基枠 8 巻取軸 12 加速度センサ 122 腕部 123 ウエイト台 124 ウエイト 126 レバー 701 主壁 702 前壁 703 前後壁 26 方向規制部 f 上面 h 支持面 r1 ウエビング引出回転 C 結合部 X 前後方向 Y 車幅方向 N ピン R1 ロック手段 R2 ロック指示手段
Claims (2)
- 【請求項1】車体側の結合部に一体的に結合される基枠
と、同基枠内に枢支され乗員拘束用のウエビングを巻取
る巻取軸と、同巻取軸のウエビング引出回転を停止させ
るロック手段と、車両急減速に応じて傾くウエイト及び
同ウエイトに連動するレバーを有した加速度センサと、
通常時に上記巻取軸の回転を許容し車両急減速時に上記
レバーの変位に応じて上記ロック手段にロック指示をす
るロック指示手段とを備え、上記加速度センサが車両急
減速を検出した際に上記巻取軸のウエビング引出回転を
停止させるウエビング巻取装置において、 上記ウエイトを載置するウエイト台を車幅方向に延びる
ピンを介し上記基枠側に枢支し、車体側に設けられた方
向規制部には上記結合部に基枠が一体結合された際に上
記ウエイト台の上面を所定の角度に保持する支持面を形
成したことを特徴とするウエビング巻取装置。 - 【請求項2】請求項1記載のウエビング巻取装置におい
て、 上記結合部は上記車体に一体的に結合されたブラケット
上に形成されていることを特徴とするウエビング巻取装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP02513297A JP3147802B2 (ja) | 1997-02-07 | 1997-02-07 | ウエビング巻取装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP02513297A JP3147802B2 (ja) | 1997-02-07 | 1997-02-07 | ウエビング巻取装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10217911A true JPH10217911A (ja) | 1998-08-18 |
JP3147802B2 JP3147802B2 (ja) | 2001-03-19 |
Family
ID=12157446
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP02513297A Expired - Fee Related JP3147802B2 (ja) | 1997-02-07 | 1997-02-07 | ウエビング巻取装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3147802B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004210004A (ja) * | 2002-12-24 | 2004-07-29 | Delphi Automotive Systems Sonnu Corp | 車両用座席ベルトリトラクタ |
US10239486B2 (en) | 2016-05-25 | 2019-03-26 | Wooshin Safety Systems Co., Ltd. | Intelligent retractor having noise removal unit |
US10246049B2 (en) | 2016-05-25 | 2019-04-02 | Wooshin Safety Systems Co., Ltd. | Intelligent retractor having mode changing lever |
-
1997
- 1997-02-07 JP JP02513297A patent/JP3147802B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004210004A (ja) * | 2002-12-24 | 2004-07-29 | Delphi Automotive Systems Sonnu Corp | 車両用座席ベルトリトラクタ |
US10239486B2 (en) | 2016-05-25 | 2019-03-26 | Wooshin Safety Systems Co., Ltd. | Intelligent retractor having noise removal unit |
US10246049B2 (en) | 2016-05-25 | 2019-04-02 | Wooshin Safety Systems Co., Ltd. | Intelligent retractor having mode changing lever |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3147802B2 (ja) | 2001-03-19 |
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Legal Events
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---|---|---|---|
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