JPH10217785A - トラクタのpto装置 - Google Patents

トラクタのpto装置

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JPH10217785A
JPH10217785A JP4009197A JP4009197A JPH10217785A JP H10217785 A JPH10217785 A JP H10217785A JP 4009197 A JP4009197 A JP 4009197A JP 4009197 A JP4009197 A JP 4009197A JP H10217785 A JPH10217785 A JP H10217785A
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pto
brake
clutch
housing
shaft
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Mizuya Matsufuji
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Kanzaki Kokyukoki Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 トラクタの機体軸線方向の一端側で機体ハウ
ジング内に設けるPTO装置において、上方のハウジン
グ開口部とそれを閉鎖するハウジング上面上の油圧リフ
トケースを利用し、油圧作動型クラッチとブレーキを、
機体の前後重量バランスを改善するように設ける。 【解決手段】 機体ハウジング4に連結支持させた支持
板65を、ハウジング開口部57に臨ませて設け、該支
持板にPTOブレーキ63のブレーキ作動体75を支持
させた。支持板は、油圧リフトケース13側に連結する
のが好ましい。実施例では可動ブレーキ部材を支持板に
支持させたブレーキシュー74とし、支持板内の油室7
8にクラッチ作動油圧を導いてブレーキの制動解除を得
る構造とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】この発明はトラクタのPTO
装置、特に機体の軸線方向の一端側で機体ハウジングの
上面に開口部を設け、機体ハウジングの上面上に油圧リ
フトケースを、該開口部を閉鎖させて設置する一方、機
体の軸線方向に沿い機体ハウジング内から延出させたP
TO軸に対し動力の入断を行う油圧作動型のPTOクラ
ッチとこのPTOクラッチの切り状態でPTO軸を制動
するためのPTOブレーキとを、機体軸線方向でみて上
記開口部の範囲内に臨ませて機体ハウジング内に設置し
てあるトラクタにおけるPTO装置に、関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】上述のようなトラクタのPTO装置は例
えば実公昭63−23222号公報から公知であり、上
記PTOブレーキはPTOクラッチ切り後のPTO軸の
慣性回転を迅速に停止させ、また油圧作動型PTOクラ
ッチの切り状態においてクラッチ内の油による引きずり
現象に基づいて生じ得るPTO軸の連れ回りを防止す
る。
【0003】上記した公報のものはPTO装置を機体ハ
ウジング内の後端部に配置する構造においてPTOブレ
ーキを、スプリングの作用によって制動作用を行い油圧
の作用によって制動を解除するものに構成して、該ブレ
ーキの可動ブレーキ部材を変位動作させるブレーキ作動
体としての単動型油圧作動筒を、機体ハウジングの一側
壁に装備させている。この油圧作動筒は機体ハウジング
側壁外面に装着するリヤアクスルハウジングや艤装品、
リンケージ等との干渉を避けるため、該側壁の後寄りに
配置され、このため同油圧作動筒により作動及び作動解
除を行われるPTOブレーキも機体ハウジング内で大き
く後寄り配置され、またそのためPTOブレーキによっ
て制動を受けるPTOクラッチないしそのクラッチシリ
ンダも、機体ハウジング内で大きく後寄り配置される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このようにPTOクラ
ッチを後寄り配置すると機体ハウジングの後端面もそれ
だけ後方に位置させることになり、後輪アクスルの中心
線と該ハウジング後端面間の間隔が大きくなり、機体後
部にロータリ耕耘機等の重量大な作業機を連結した状態
で機体の前後重量バランスが大きくくずれ、したがって
同バランスを改善するため、機体前部に比較的大きなフ
ロントウエイトを装着する必要があった。
【0005】そこでこの発明は機体軸線方向の一端側、
つまり後端側又は前端側で機体ハウジングの上面に油圧
リフトケースによって閉鎖させる開口部を設け、PTO
クラッチを該開口部の範囲内に臨ませて機体ハウジング
内に設置してある構造を利用して、PTOクラッチ及び
機体ハウジング端面を後輪又は前輪アクスルの中心線に
極力近接させて配置できることとし、これによって機体
の後部又は前部に作業機を連結した状態での機体の前後
重量バランスを改善できることとしてある、トラクタの
新規なPTO装置を提供しようとするものである。
【0006】付随する目的は、組立てを極く容易として
あるPTO装置を提供するにある。
【0007】他の付随する目的は、PTOブレーキその
他の関連手段を簡単な構造で設けてあるPTO装置を提
供するにある。
【0008】
【発明の要約】この発明は機体の軸線方向の一端側で機
体ハウジング4の上面に開口部57を設け、機体ハウジ
ング4の上面上に油圧リフトケース13を、該開口部5
7を閉鎖させて設置する一方、機体の軸線方向に沿い機
体ハウジング4内から延出させたPTO軸36に対し動
力の入断を行う油圧作動型のPTOクラッチ37とこの
PTOクラッチの切り状態でPTO軸36を制動するた
めのPTOブレーキ63とを、機体軸線方向でみて上記
開口部57の範囲内に臨ませて機体ハウジング4内に設
置してあるトラクタのPTO装置に係る。
【0009】この発明に従ったPTO装置は、上記開口
部57内に臨む支持板65を機体ハウジング4に連結支
持させて設けて、PTOブレーキ63の可動ブレーキ部
材74を変位動作させるためのブレーキ作動体75を、
該支持板65に支持させたことを特徴としてなる。
【0010】PTOクラッチ37の上方側で機体ハウジ
ング4に開口部57を設けて、油圧リフトケース13を
機体ハウジングの上面上に、該開口部を閉鎖させて設置
してある構造においては、同開口部を介して機体ハウジ
ング内とリフトケース内が連ねられ、機体ハウジングと
リフトケースとにまたがる内部空間が存在している。こ
の発明はそのような内部空間を利用してそこに、機体ハ
ウジング4に連結支持させた支持板65を配置し、この
支持板に、PTOブレーキ63の可動ブレーキ部材74
を変位動作させるブレーキ作動体75を支持させたもの
であり、このようにトラクタ内部の支持板に支持させる
ブレーキ作動体は、機体ハウジング外側面上のアクスル
ハウジングや艤装品、リンケージ等によって何ら配置上
の制約を受けず機体ハウジング内でアクスルハウジング
寄りに配置できるから、PTOクラッチも同様の配置の
ものとできる。したがって後輪又は前輪アクスルの中心
線と機体ハウジング端面間の間隔を小さくして、機体の
後部又は前部に作業機を連結した状態での機体の前後重
量バランスを改善できる。
【0011】前記支持板65は例えば機体ハウジングの
内壁面上に取付け用のボスを突設して、機体ハウジング
4に直接に連結支持させることもできる。しかし組立て
上の問題を考慮して該支持板を前記油圧リフトケース1
3に、少なくとも一部で該ケース内に臨むように取付け
て、油圧リフトケースを介し機体ハウジング4に連結支
持させるのが好ましい(請求項2)。本構造によればブ
レーキ作動体75を支持する支持板65を、油圧リフト
ケース13に予め支持させておいて機体ハウジング4に
対する該ケースの装着と同時に組込めるから、組立てが
容易となる。また支持板65の連結部を機体ハウジング
に形成する必要がないから、上記開口部57の面積を大
きく維持して、同開口部から機体ハウジング内へ伝動部
材等の部品を組込む上での制約が生じないこととでき
る。
【0012】前記可動ブレーキ部材はこれを、PTOク
ラッチ37のクラッチシリンダ41外周面に対し接離自
在に前記支持板65に支持させ、遊端側で前記ブレーキ
作動体75に対し係合させたブレーキシュー74に構成
するのが、好ましい(請求項3)。本構造によれば支持
板65がブレーキ作動体75だけではなく可動ブレーキ
部材としてのブレーキシュー74も支持するものとな
り、可動ブレーキ部材が構造簡単かつ組込み容易な態様
で設けられる。またブレーキシュー74をその遊端側で
ブレーキ作動体75に対し係合させたことにより、てこ
の原理に基づく倍力効果が得られて、ブレーキ作動体に
加えられる操作力を小さくしても所期の制動力を得るこ
とができる。
【0013】油圧作動型のPTOクラッチの入断に連動
したブレーキ作動体の作動を容易に得ることとするため
には同ブレーキ作動体75を、油圧の作用により前記可
動クラッチ部材74を制動解除位置に変位動作させるも
のに構成して、該ブレーキ作動体に対し油圧を作用させ
るための油室78を前記支持板65内に設けて、該油室
に前記PTOクラッチ37の作動油圧を導くのが、好ま
しい(請求項4)。油室78に対し油圧を作用させるた
めの油路は、支持板65内に形成できる。油室78から
の油漏れは、油がそのまま機体ハウジング4内に還流さ
れることからして許容され、該油室のための油圧シール
の精度は、ブレーキ作動体の作動が害されない程度に留
めて差し支えない。
【0014】PTOクラッチ37とPTO軸36間に機
械式のPTO変速装置38を配設するPTO装置では、
PTOクラッチの入り切りに連動して該PTO変速装置
38のシフト部材54に対し係脱する可動ロック部材8
3;83Aを、前記支持板65に支持させて設けるのが
好ましい(請求項5)。本構造によればPTOクラッチ
の入り状態でシフト部材54に対し係合することとなる
可動ロック部材83;83Aが、機械式のPTO変速装
置38のギヤ抜けを防止するインターロック機能を奏
し、そのような可動ロック部材83;83Aまでも支持
板65に支持させて設けることにより、PTO装置全体
としての構造簡単化と組立て容易化が得られる。
【0015】この発明の他の特徴と長所は、添付図面を
参照して行う以下の説明から明瞭に理解できる。
【0016】
【実施例】図1は、この発明の一実施例を装備するトラ
クタを示している。駆動源としてのエンジン1は機体前
部に搭載され、機体ハウジングは前部ハウジング2、ミ
ッションケース3及び後部ハウジング4を前後に連設し
てなる。後部ハウジング4の左右の外側面にはリヤアク
スルハウジング5がその基端フランジ部5aで装着さ
れ、その内部を貫通して左右の後輪アクスル6aが、後
部ハウジング4内から延出している。トラクタの走行は
左右の後輪6を常時回転駆動する他、必要に応じ左右の
前輪7を回転駆動して得ることとされており、ミッショ
ンケース3の下面に前輪駆動ケース8を装着し、該ケー
ス8内から前輪アクスルケース9内へ伝動するための伝
動軸10(図2)を、カバー筒11内へ延出させて設け
ている。
【0017】同様に図1に示すように後部ハウジング4
の上面上には左右のリフトアーム12を装備する油圧リ
フトケース13を設置してあり、左右のリフトアーム1
2を昇降回動させる左右の油圧リフトシリンダ14は、
後部ハウジング4の背面側に左右に振り分けて配置され
ている。座席15はミッションケース3の上方位置に配
置され、その前方には、左右の前輪7を旋回させて車両
の操向を得るためのステアリングホィール16を配置し
てある。
【0018】図2は、図示トラクタに設けられた伝動機
構を示している。前部ハウジング2の前端部は別体のケ
ース部2aにて形成され、該ケース部2a内には、エン
ジン1の動力を原動軸18に対し緩衝的に伝達する緩衝
スプリング機構19を配置してある。原動軸18にカッ
プリングにより連結された中空の走行系原動軸20を設
け、この走行系原動軸20及び該軸20と同心配置の短
長の中空出力軸21との間で伝動する正逆転装置22
を、前部ハウジング2の後半部内に設けてある。出力軸
21はミッションケース3内に同心配置の中空駆動軸2
3に連結されており、この駆動軸23とその下方に配置
の変速軸24との間で変速伝動を行う主変速装置25
を、ミッションケース3内の前半部に設けてある。ミッ
ションケース3内の後半部には駆動軸23と同心配置の
中空の中間軸26及び変速軸24と同心配置のプロペラ
軸27を配置すると共に、変速軸24とプロペラ軸27
間で変速伝動を行う副変速装置28を設けてある。プロ
ペラ軸27の後端部は後部ハウジング4内に臨ませてあ
り、後輪用差動装置(図示せず)の大径入力傘歯車29
と噛合うベベルピニオン30を装備する。
【0019】同様に図2に示すように原動軸18に対し
カップリングにより連結されたPTO系原動軸31を、
中空の走行系原動軸20を貫通させて設け、該軸31に
連結されたPTO系の伝動軸32を、中空の走行系駆動
軸23及び中間軸26を貫通させて後部ハウジング4内
まで延出させてある。後部ハウジング4内には伝動軸3
2にカップリング33により連結された伝動軸34、こ
の伝動軸34と同心配置の駆動軸35、及び駆動軸35
の下方に配置し機体後方へと延出させてあるPTO軸3
6を設けてあり、伝動軸34と駆動軸35間には油圧作
動型のPTOクラッチ37を、また駆動軸35とPTO
軸36間には機械式のPTO変速装置38を、それぞれ
配設してある。図2,3に示すように後部ハウジング4
は前壁4a、内底面から立ち上がらせた中途の支壁部4
b、及び後端の開口を閉鎖する後蓋4cを備えたものに
形成されており、伝動軸32の後端部は前壁4aに、伝
動軸34の後端部は支壁部4bに、それぞれ支持させて
ある。駆動軸35は伝動軸34の後端部に形成した軸受
穴と後蓋4cとに前、後端部で支持され、またPTO軸
36は支壁部4bと後蓋4cとに前、後端部で支持され
ている。
【0020】図3に明瞭に示すようにPTOクラッチ3
7は、伝動軸34の後端部上に固定設置した回転支持金
物40と駆動軸35の前端近傍部上に固定設置したクラ
ッチシリンダ41とにそれぞれ複数枚宛の摩擦エレメン
トを摺動のみ自在に支持させ、戻しスプリング42によ
り後退付勢されているピストン43を油圧の作用で前進
させて摩擦エレメント間の係合を得る摩擦多板式の油圧
クラッチに、構成されている。駆動軸35内には後蓋4
c内からピストン43背後の油室に油圧を作用させるた
めの作動油通路44、及び同様に後蓋4c内から摩擦エ
レメント部と駆動軸35前端の軸受部とに潤滑油を導く
潤滑油通路45を、設けてある。
【0021】図2,3に示すようにPTO変速装置38
は、駆動軸35上に2個の歯車46,47を固定設置す
ると共にPTO軸36上に2個の歯車48,49を遊嵌
設置して、対応する歯車同士を噛合わせ、歯車48,4
9間でPTO軸36上に、該PTO軸36と一体回転す
るシフタスリーブ50を設けて、このシフタスリーブ5
0により各歯車48,49を選択的にPTO軸36へと
結合して、2段の変速を得るものに構成されている。P
TO軸36上でシフタスリーブ50をシフト操作するた
めに該スリーブ50に係合させてあるシフトフォーク5
1は図4,5に示すように、支壁部4bと後蓋4cとに
両端で固定支持されたフォークシャフト52に前後摺動
可能に支持させてある。後部ハウジング4の一側壁を貫
通させて該側壁に回転可能に支持させた操作軸53を設
け、この操作軸53の内端に取付けた作動アーム54を
シフトフォーク51の上端部に対し係合させ、もって操
作軸53の回転変位によりPTO軸36上でのシフタス
リーブ50の摺動変位を得ることとしてある。操作軸5
3は図1に示すPTO変速レバー55に対し接続され、
またシフトフォーク51とフォークシャフト52間には
図5に示すようにデテント機構56を設けてある。
【0022】図3−6に示すように前記油圧リフトケー
ス13はほぼ門型のものに形成され、PTOクラッチ3
7の上方側で後部ハウジング4の頂壁に形成してある開
口部57を閉鎖するように該ハウジング4の上面上に配
置され、上方側からボルト58によって後部ハウジング
4に装着されている。開口部57は、後部ハウジング4
内へ歯車等の部品を組込むために利用される。油圧リフ
トケース13は左右方向に沿うリフトアーム軸59を回
転可能に支持しており、該アーム軸59の両端にリフト
ケース13外で前記リフトアーム12を取付けてある。
【0023】図3に示すように前記伝動軸34から動力
を取出すための歯車60,61,62列を備えた動力取
出し機構、図5に明瞭に示すようにPTOクラッチ37
の切り状態で該クラッチ37従動側を制動してPTO軸
36を制動することとするPTOブレーキ63、及び図
4,5に示すようにPTOクラッチ37の入り状態でP
TO変速装置38のギヤ抜けを防止するためのインター
ロック機構64を、PTO装置に関連させて設けてあ
る。そしてそのための主要な支持手段として次のような
支持板65を、上記開口部57を介し後部ハウジング4
と油圧リフトケース13との内部にまたがらせて設けて
ある。
【0024】すなわち支持板65は図7−10に示すよ
うに適宜の支持部を設けてあるほぼ方形のものに形成さ
れ、適当数の位置決め用ノックピン穴66Aとボルト挿
通穴66Bを有していて、図3,4,6に示すように下
面側からボルト挿通穴66Bに挿通し油圧リフトケース
13のねじ穴に螺着するボルト67によって油圧リフト
ケース13に取付けられている。
【0025】上記した動力取出し機構の歯車列は図3,
6に示すように、伝動軸34上に固定設置の歯車60と
油圧リフトケース13に設けた前方向きの開口13a内
に配置し該ケース13に支持させた動力取出し軸68上
に固定設置の歯車62とを、中間の歯車61を介して噛
合わせてなるが、支持板65には図7,8に示すように
1対の軸受部69aとその間の歯車通過穴69bとを有
する中間歯車支持部69を設けてある。中間歯車61は
図3に示すように、両軸受部69aに1対のボールベア
リングを介し回転可能に支持させた短長の中間軸70に
固定し歯車通過穴69b内に位置させて、設けられてい
る。動力取出し軸68は上記開口13aの開放端を閉鎖
するカバー板13bを通し油圧リフトケース13の前方
へと延出させてあり、油圧リフトケース13の前面には
動力取出し軸68によって駆動される2個の油圧ポンプ
71,72(図1,2)を、共通のケーシング73の内
部で装着してある。
【0026】PTOブレーキ63は図5に示すようにP
TOクラッチ37の前記クラッチシリンダ41に対設し
たブレーキシュー74、及び該シュー74を変位動作さ
せるためのブレーキ作動体としてのピストン75を備え
たものに構成されているが、ブレーキシュー74をその
一端で回動自在に支持するピン74aを支持するため、
図9,10に示すようにピン支承穴76aを有するシュ
ー支持部76が支持板65の後部下面側に設けられてい
る。また図7−10に示すようにピストン75を嵌合す
るための上端開放の支承穴77aを有するブレーキ作動
体支持部77を支持板65に、該支持板65の後部上面
の一側に設けてある。支承穴77a内底面の中心には支
持板65下面にまで達する小径の穴77bを形成してあ
り、ピストン75は図5に示すようにこの穴77bに挿
通したロッド部75aを下面上に有し、またピストン7
5下面と支承穴77a内底面間に油室78が形成されて
いる。支承穴77aの上面側には作動体支持部77のね
じ穴77c(図7,9)を利用してボルト77dにより
キャップ77eが被嵌装着され、該キャップ77eとピ
ストン75間に複数個のコイルスプリング79を配設し
て、ピストン75を下方向きに移動付勢してある。
【0027】ブレーキシュー74はピン74a上のトル
クスプリング80により比較的弱い力でクラッチシリン
ダ41から離れる方向に回動付勢されており、該シュー
74はその遊端部にて、トルクスプリング80の付勢下
でピストン75のロッド部75aに対し係合を維持して
いる。油室78にはPTOクラッチ37の作動油圧を導
いてあり、PTOブレーキ63はPTOクラッチ37の
入り切りに連動し、油室78に油圧が作用するクラッチ
入り状態ではピストン75が上方に移動した位置にあっ
てブレーキシュー74による制動を行わず、油室78か
ら油圧が排除されるクラッチ切り状態ではピストン75
がコイルスプリング79の力で下向きに移動し、ブレー
キシュー74をトルクスプリング80の力に抗し回動さ
せ、該シュー74をクラッチシリンダ41の外周面に圧
接させることで該シリンダ41、したがってPTO軸3
6を制動するものと、されている。油室78にクラッチ
作動油圧を導くため図7−10に示すように、一端81
aで支持板65の前部一側上面に開口し他端81bで支
承穴77aの内底面、したがって油室78に開口する油
通路81を、支持板65に形成してあり、この油通路8
1は図6に示すように、油圧リフトケース13内の作動
油通路82に対し連通させてある。ピストン75とその
ロッド部75aには図5に示すように、コイルスプリン
グ79の設置空間内からの息抜きを得るための通路75
bを形成してある。
【0028】インターロック機構64はPTOブレーキ
63に連動して作動するものに構成されており、図4,
5に示す可動ロック部材83を有する。本ロック部材8
3を支持するため支持板65には図7,9,10に示す
ように、後部上面の一側で筒状に立ち上がるインターロ
ック支持部84を設けてある。やや傾斜する該支持部8
4にロック部材83を、下端の円錐状ロック突起83a
が支持板65の下面から突出する状態で摺動自在に嵌合
している。図4,5に示すようにインターロック支持部
84の上端にはねじ付けキャップ84aを装着してあ
り、該キャップ84aの下方で支持部84内に油室85
を形成してある。ロック部材83は支持部84内に配置
のコイルスプリング86によって、支持部84内方向に
後退する向きに移動付勢されている。変速シフト用の前
記作動アーム54には斜め上方向きのロック部54aを
一体形成してあり、このロック部54aの上端にはPT
O軸36上の前記シフタスリーブ50の中立位置及び2
つの変速作用位置に対応する3個のロック溝54N,5
4I,54IIを設けてある。図7,9,10に示すよ
うに支持板65には、一端87aでブレーキ作動体支持
部77の支承穴77a内底面に開口し他端87bでイン
ターロック支持部84内に開口する油通路87を設けて
あり、この油通路87を図4に示すように上記油室85
に連通させてある。
【0029】以上によりインターロック機構64は、P
TOブレーキ63が非作動状態にあるPTOクラッチ3
7の入り状態で油通路87を介し油室85に作用するク
ラッチ作動油圧によって可動ロック部材83が突出せし
められ、そのロック突起83aがロック部54a上端の
何れかのロック溝54N,54I,54II内に臨んで
作動アーム54を回動不能に拘束することにより、シフ
タスリーブ50の中立位置では該スリーブ50が変速作
用位置に移動することを阻止し、変速作用位置では該ス
リーブ50が中立位置方向に移動することを阻止するギ
ヤ抜け防止を得させる。PTOブレーキ63が作動状態
にあるPTOクラッチ37の切り状態では油室85から
油圧が排除されることで、可動ロック部材83がコイル
スプリング86の作用により後退してインターロックが
解除される。
【0030】図11は以上に説明した油圧作動機器を含
む各種油圧作動機器のための油圧回路を、簡略化して示
している。動力取出し軸68によって駆動される前記2
個の油圧ポンプ71,72のうち、油圧ポンプ71は前
記油圧リフトシリンダ14その他の複数油圧作動機器、
例えば機体後部に連結される作業機の水平姿勢制御を行
う姿勢制御シリンダ、に対し作動油を供給するために利
用され、これらの油圧作動機器は、図11ではまとめて
ブロック89として図示してある。PTOクラッチ3
7、PTOブレーキ63、及びインターロック機構64
に対しては油圧ポンプ72によって作動油が供給され
る。油圧ポンプ71,72は後部ハウジング4内の低部
にて提供された油タンク90から、該タンク90内のフ
ィルタ91及びラインフィルタ92を介して油を吸入す
る。ラインフィルタ92が目詰まりした場合に備えて、
該フィルタ92一次側の油圧上昇によりリリーフ動作し
て油圧ポンプ71,72への油供給を継続させるバイパ
ス弁93を、ラインフィルタ92と並列接続して設けて
ある。
【0031】油圧ポンプ72の吐出油路93には主リリ
ーフ弁94と潤滑油圧設定用の二次リリーフ弁95を接
続してあり、主リリーフ弁94の一次側からPTOクラ
ッチ37、PTOブレーキ63、及びインターロック機
構64方向に導かれた作動油路96が導出され、両リリ
ーフ弁94,95間から潤滑油路97が導出されてい
る。作動油路96には電磁方向切換弁98が接続され、
同切換弁98は中立位置Nと作用位置Iを有する。方向
切換弁98の二次側にはPTOクラッチ37へ連なる油
路99とPTOブレーキ63及びインターロック機構6
4に連なる油路100が接続され、後者の油路100は
さらに比較的低油圧でリリーフ動作する抵抗弁101を
介して前者の油路99へ接続されている。PTOクラッ
チ37に対し作用する油圧を、方向切換弁98の作用位
置Iへの変位時点から徐々に高めるための周知のモジュ
レートリリーフ弁102を、油路99に接続して設けて
あり、このリリーフ弁102からのリリーフ油は潤滑油
路97に合流させることとしてある。
【0032】以上により電磁方向切換弁98の中立位置
NではPTOクラッチ37とPTOブレーキ63及びイ
ンターロック機構64の前記各油室78,85から油が
排出され、PTOクラッチ37は切り状態、PTOブレ
ーキ63は制動作動状態、そしてインターロック機構6
4はインターロック解除状態となる。また電磁方向切換
弁98の作用位置Iでは抵抗弁101がリリーフ動作す
る状態の下でPTOクラッチ37に油が供給されると共
に、PTOクラッチ37とPTOブレーキ63及びイン
ターロック機構64の油室78,85へと油が供給され
て、PTOクラッチ37は入り状態、PTOブレーキ6
3は制動解除状態、そしてインターロック機構64はイ
ンターロック作動状態となる。油路99の最終部分は図
3について前述した駆動軸35内の作動油通路44にて
提供され、また潤滑油路97の最終部分は同様に図3に
ついて前述した駆動軸35内の潤滑油通路45にて提供
されている。油圧ポンプ72は前輪駆動力取出しのため
にも利用されており、そのために後述する電磁方向切換
弁146が設けられているが、それについては後で説明
する。
【0033】図3に示すように油圧リフトケース13に
は、後部ハウジング4の前端位置まで延出する板状の支
台部13cを一体形成してある。この支台部13cの前
端部上にはバルブブロック105を固定設置し、該バル
ブブロック105の上面に、図11について前述した電
磁方向切換弁98,146を配置している。図11につ
いて前述したリリーフ弁94,95、抵抗弁101、及
びモジュレートリリーフ弁102はその間の油路と共に
同図に示すようにバルブユニット103としてユニット
化され、バルブブロック105内に配置されている。す
なわち例えば前記二次リリーフ弁95は図3に示すよう
にバルブブロック105と支台部13c間で、リリーフ
油を後部ハウジング4内に直接排出するように設けられ
ている。
【0034】前記油圧ポンプ71,72は共通する油吸
入口を備え該油吸入口に、図11に示す油タンク90と
して機能させた後部ハウジング4内の低部から導かれた
油吸入パイプ109を、接続してある。バルブブロック
105から図3,4に示す2本の給油パイプ112,1
14が、後部ハウジング4の前記後蓋4cへと導かれて
おり、これらの給油パイプ112,114はそれぞれ後
蓋4c内の油通路を介して、前記した駆動軸35内の作
動油通路44及び潤滑油通路45へと接続されている。
またバルブブロック105から図6に示す給油パイプ1
13も導き出され、油圧リフトケース13内の前記作動
油通路82へと接続されている。
【0035】図2について図示トラクタの伝動機構につ
いて補足説明を加えると、前部ハウジング2内後半部に
配置の前記正逆転装置22は走行系原動軸20と出力軸
21間を逆転用歯車列にて接続するための中間軸13
1、原動軸20と出力軸21間を直結するための正転用
油圧クラッチ132F及び逆転用歯車列を作動させるた
めの逆転用油圧クラッチ132Rを、備えている。前部
ハウジング2内の中途には一体的な軸支持用仕切り壁2
bが設けられ、後端部内には前部ハウジング2の後端面
に取付けた軸受板133が設けられている。油圧クラッ
チ132F,132Rに対し作動油を供給するための油
圧ポンプ134は、仕切り壁2bの前面に装着され原動
軸20によって駆動を受ける。油圧クラッチ132F,
132Rの作動を制御するためのコントロールバルブ装
置135は、図1,2に示すように前部ハウジング2の
一側壁に装着し該ハウジング2の内外にまたがらせて設
けられている。
【0036】ミッションケース3内の前半部に配置の前
記主変速装置25は、前記駆動軸23と変速軸24間に
配置された4列の変速歯車列を有し、変速軸24上の2
個の複式同期クラッチ136,137の選択的な作動に
より4段の変速を行うものに、構成されている。またミ
ッションケース3内の後半部に配置の前記副変速装置2
8は、変速軸24に減速接続された前記中間軸26上と
該中間軸26外とにおいて3個の駆動側歯車を有し、該
各歯車を介し前記プロペラ軸27を変速回転させるため
の、シフト歯車138を含む3個の歯車とシフトクラッ
チ139とをプロペラ軸27上に設けると共に、シフト
クラッチ139により変速軸24とプロペラ軸27間を
選択的に直結できることとし、変速軸24とプロペラ軸
27間で4段の変速を行うものに構成されている。図2
において140は、図外の駐車ブレーキの被制動体とし
てプロペラ軸27上に固定設置したプーリである。
【0037】同様に図2に示すようにプロペラ軸27上
に前輪駆動力取出し用の歯車141を固定設置してあ
り、前記前輪駆動ケース8内には該歯車141にて駆動
される同期駆動用歯車142及び増速駆動用歯車143
を、前記伝動軸10に遊嵌して設けてある。伝動軸10
上には同期駆動用の油圧クラッチ144と増速駆動用の
油圧クラッチ145とを配置して、歯車142,143
を伝動軸10に対し選択的に結合可能としてある。図1
1に示すように油圧ポンプ72は電磁方向切換弁146
を介して油圧クラッチ144,145に対しても接続さ
れており、方向切換弁146は中立位置Nと各油圧クラ
ッチ144,145を選択的に作動させる同期駆動位置
A、増速駆動位置Bとを有する。同期駆動位置Aでは油
圧クラッチ144の作動により伝動軸10が、前輪7を
後輪6と同期した速度で回転させる回転数で駆動され、
増速駆動位置Bでは油圧クラッチ145の作動により伝
動軸10が、前輪7を後輪6と同期した速度よりも大き
な速度で回転させる回転数で駆動される。電磁方向切換
弁146は図1のステアリングホィール16の操作に連
動して変位され増速駆動位置Bへ移され、迅速な車両旋
回を得させるものとされている。
【0038】図12,13は、インターロック機構64
の変形に係る第2の実施例を示している。本実施例では
図4,5に示した前記可動ロック部材83に代えて、P
TOブレーキ63のブレーキシュー74を利用して可動
ロック部材83Aを設けている。すなわちクラッチシリ
ンダ41とは反対の方向に突出するアーム部を該ブレー
キシュー74に一体形成して、このアーム部を可動ロッ
ク部材83Aに構成している。変速シフト用の作動アー
ム54のロック部54aには前記のもの同様の配置でロ
ック溝54N,54I,54IIを形成してあり、ブレ
ーキシュー74と一体に回動変位する可動ロック部材8
3Aの突起状先端部を各ロック溝54N,54I,54
IIに嵌入係合させて、作動アーム54を回動不能に拘
束することとしている。
【0039】したがって図12,13の第2の実施例に
よればPTOブレーキ63が制動作用を解除するPTO
クラッチ37の入り状態で可動ロック部材83Aが、ブ
レーキシュー74付勢用のトルクスプリング80の付勢
下で作動アーム54を回動不能に拘束して、PTO変速
装置38のギヤ抜け防止を得させる。第2の実施例の他
の部分の構造は、支持板65に前記インターロック支持
部84を設けていない点を除いて、第1の実施例におけ
るのと実質的に等しい。
【0040】なおリフトアーム12を昇降回動させる油
圧リフトシリンダ14を、前述実施例におけるように油
圧リフトケース13外に設ける構造によると、油圧リフ
トケース内に余裕があって前記支持板65の設置上で有
利であるが、油圧リフトケース外に設ける油圧リフトシ
リンダは実施例におけるように機体ハウジング外に配置
する他、例えば米国特許No.3,405,766とか
実開昭58−70921号公報に示されているように機
体ハウジングの内部に配置することもできる。また図示
トラクタ各部のレイアウトを前後逆にして、PTO装置
及び油圧リフト機構を機体前部側に配置する構造におい
てもこの発明を同様に実施できることは、言うまでもな
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を装備したトラクタの一部
切欠き概略側面図である。
【図2】図示トラクタに設けられた伝動機構を示すため
の一部展開概略縦断側面図である。
【図3】トラクタ後端部分の縦断側面図である。
【図4】トラクタ後端部分の他の縦断面に沿う縦断側面
図で、図3よりも拡大して画いている。
【図5】トラクタ後端部分の縦断正面図である。
【図6】図4のVI−VI線にほぼ沿った断面図であ
る。
【図7】図3−6に示してある支持板の斜視図である。
【図8】図7のVIII−VIII線にほぼ沿った断面
図である。
【図9】上記支持板の平面図である。
【図10】図9のX−X線にほぼ沿った断面図である。
【図11】油圧回路を概略的に示す回路図である。
【図12】図4類似の縦断側面図で、第2の実施例を示
している。
【図13】図5類似の縦断正面図で、第2の実施例を示
している。
【符号の説明】
4 後部ハウジング 12 リフトアーム 13 油圧リフトケース 34 伝動軸 35 駆動軸 36 PTO軸 37 PTOクラッチ 38 PTO変速装置 41 クラッチシリンダ 54 作動アーム 54a ロック部 54N,54I,54II ロック溝 57 開口部 59 リフトアーム軸 63 PTOブレーキ 64 インターロック機構 65 支持板 67 ボルト 74 ブレーキシュー 74a ピン 75 ピストン(ブレーキ作動体) 75a ロッド部 76 シュー支持部 76a ピン支承穴 77 ブレーキ作動体支持部 77a 支承穴 78 油室 79 コイルスプリング 80 トルクスプリング 81 油通路 83 可動ロック部材 83A 可動ロック部材 84 インターロック支持部 85 油室 86 コイルスプリング 87 油通路 98 電磁方向切換弁

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機体の軸線方向の一端側で機体ハウジン
    グの上面に開口部を設け、機体ハウジングの上面上に油
    圧リフトケースを、該開口部を閉鎖させて設置する一
    方、機体の軸線方向に沿い機体ハウジング内から延出さ
    せたPTO軸に対し動力の入断を行う油圧作動型のPT
    OクラッチとこのPTOクラッチの切り状態でPTO軸
    を制動するためのPTOブレーキとを、機体軸線方向で
    みて上記開口部の範囲内に臨ませて機体ハウジング内に
    設置してあるトラクタにおいて、 上記開口部(57)内に臨む支持板(65)を機体ハウ
    ジング(4)に連結支持させて設けて、PTOブレーキ
    (63)の可動ブレーキ部材(74)を変位動作させる
    ためのブレーキ作動体(75)を、該支持板(65)に
    支持させたことを特徴とするトラクタのPTO装置。
  2. 【請求項2】 前記支持板(65)を前記油圧リフトケ
    ース(13)に、少なくとも一部で該ケース内に臨むよ
    うに取付けて、油圧リフトケースを介し機体ハウジング
    (4)に連結支持させてある請求項1のトラクタのPT
    O装置。
  3. 【請求項3】 前記可動ブレーキ部材を、PTOクラッ
    チ(37)のクラッチシリンダ(41)外周面に対し接
    離自在に前記支持板(65)に支持させ、遊端側で前記
    ブレーキ作動体(75)に対し係合させたブレーキシュ
    ー(74)に構成してある請求項1又は2のトラクタの
    PTO装置。
  4. 【請求項4】 前記ブレーキ作動体(75)を、油圧の
    作用により前記可動クラッチ部材(74)を制動解除位
    置に変位動作させるものに構成して、該ブレーキ作動体
    に対し油圧を作用させるための油室(78)を前記支持
    板(65)内に設けて、該油室に前記PTOクラッチ
    (37)の作動油圧を導いてある請求項1又は2のトラ
    クタのPTO装置。
  5. 【請求項5】 前記PTOクラッチ(37)とPTO軸
    (36)間に機械式のPTO変速装置(38)を配設し
    てあり、PTOクラッチの入り切りに連動して該PTO
    変速装置のシフト部材(54)に対し係脱する可動ロッ
    ク部材(83;83A)を、前記支持板(65)に支持
    させて設けてある請求項1から4までの何れか一項に記
    載のトラクタのPTO装置。
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