JPH10217619A - リライトカード及びリライトラベル - Google Patents
リライトカード及びリライトラベルInfo
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- JPH10217619A JPH10217619A JP2518097A JP2518097A JPH10217619A JP H10217619 A JPH10217619 A JP H10217619A JP 2518097 A JP2518097 A JP 2518097A JP 2518097 A JP2518097 A JP 2518097A JP H10217619 A JPH10217619 A JP H10217619A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 可逆性感熱記録フィルムを使用したリライト
カード、リライトラベルにおいて、夜間使用時における
表示内容の確認が迅速に行なえ、特に、夜間屋外で広範
囲に使用されるリライトカード、リライトラベルの使い
勝手を高めることを課題とする。 【解決手段】 表面に背景印刷部１３を備えたカード基
材１１の表面側に空気層を介して可逆性感熱記録フィル
ム１５を貼付してなるリライトカード１０，リライトラ
ベル３０において、カード基材１１と可逆性感熱記録フ
ィルム１５との間に発光機能を有する蓄光性塗膜２０、
あるいは蓄光性粉末２１、または、背景印刷部１３とし
ての蓄光性印刷部２２を設けることにより、夜間暗い場
所でカード１０，ラベル３０の背景印刷部１３を発光さ
せて目視確認を容易なものとする。
カード、リライトラベルにおいて、夜間使用時における
表示内容の確認が迅速に行なえ、特に、夜間屋外で広範
囲に使用されるリライトカード、リライトラベルの使い
勝手を高めることを課題とする。 【解決手段】 表面に背景印刷部１３を備えたカード基
材１１の表面側に空気層を介して可逆性感熱記録フィル
ム１５を貼付してなるリライトカード１０，リライトラ
ベル３０において、カード基材１１と可逆性感熱記録フ
ィルム１５との間に発光機能を有する蓄光性塗膜２０、
あるいは蓄光性粉末２１、または、背景印刷部１３とし
ての蓄光性印刷部２２を設けることにより、夜間暗い場
所でカード１０，ラベル３０の背景印刷部１３を発光さ
せて目視確認を容易なものとする。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、可逆性感熱記録
フィルムを使用したリライトカード及びリライトラベル
に関するもので、特に、遊園地のチケット，スキー場の
リフト券など、屋外での夜間使用に好適なリライトカー
ド及びリライトラベルに関する。
フィルムを使用したリライトカード及びリライトラベル
に関するもので、特に、遊園地のチケット，スキー場の
リフト券など、屋外での夜間使用に好適なリライトカー
ド及びリライトラベルに関する。
【０００２】
【従来の技術】現在、書替え可能なリライトカードとし
ては、例えば、キャッシュカード，クレジットカード，
ポイントカード等は、カード表面の可逆性感熱記録フィ
ルムの特性を利用して、所望の情報を表示あるいは消去
することができ、かつ裏面の磁気記録層に情報を記録，
再生できるリライトカードとして、広範囲に利用されて
いる。
ては、例えば、キャッシュカード，クレジットカード，
ポイントカード等は、カード表面の可逆性感熱記録フィ
ルムの特性を利用して、所望の情報を表示あるいは消去
することができ、かつ裏面の磁気記録層に情報を記録，
再生できるリライトカードとして、広範囲に利用されて
いる。
【０００３】また、この他に、遊園地のチケット，駐車
場の駐車券等は、カード表面に貼付した可逆性感熱記録
フィルムに所望の情報を書替可能に表示でき、かつ、カ
ード裏面の磁気記録層に情報を記録，再生できるリライ
トカードとして、昼夜、あるいは屋内，屋外を問わず、
広範囲に利用されている。
場の駐車券等は、カード表面に貼付した可逆性感熱記録
フィルムに所望の情報を書替可能に表示でき、かつ、カ
ード裏面の磁気記録層に情報を記録，再生できるリライ
トカードとして、昼夜、あるいは屋内，屋外を問わず、
広範囲に利用されている。
【０００４】尚、スキー場のリフト券はＩＣカード等の
表面にリライトラベルを貼付したものが使用されてい
る。
表面にリライトラベルを貼付したものが使用されてい
る。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】このように、リライト
カード及びリライトラベルは、広範囲に使用されている
が、例えば、遊園地のチケット，スキー場のリフト券，
駐車場の駐車券等を夜間使用する場合、表示内容の目視
が困難で、かつ所持しているかどうかの確認にも手間取
り、使い勝手の極めて悪いものであった。
カード及びリライトラベルは、広範囲に使用されている
が、例えば、遊園地のチケット，スキー場のリフト券，
駐車場の駐車券等を夜間使用する場合、表示内容の目視
が困難で、かつ所持しているかどうかの確認にも手間取
り、使い勝手の極めて悪いものであった。
【０００６】また、リライトカード、リライトラベルの
意匠性を高めるために、カード基材の表面に模様や絵柄
等を印刷しても、夜間等では、これらの模様や絵柄を目
視できないため、リライトカード、リライトラベルの意
匠性が低下するという不具合もあった。
意匠性を高めるために、カード基材の表面に模様や絵柄
等を印刷しても、夜間等では、これらの模様や絵柄を目
視できないため、リライトカード、リライトラベルの意
匠性が低下するという不具合もあった。
【０００７】この発明は、このような事情に鑑みてなさ
れたもので、夜間屋外での表示内容の目視確認が簡単迅
速に行なえ、使い勝手を高めるとともに、カードのもつ
良好な意匠性を維持できるリライトカード及びリライト
ラベルを提供することを目的としている。
れたもので、夜間屋外での表示内容の目視確認が簡単迅
速に行なえ、使い勝手を高めるとともに、カードのもつ
良好な意匠性を維持できるリライトカード及びリライト
ラベルを提供することを目的としている。
【０００８】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係るリライトカードは、カード基材と、こ
のカード基材に空気層を介してその表面側に貼付される
可逆性感熱記録フィルムと、カード基材と可逆性感熱記
録フィルムとの間に設けられる蓄光層とからなることを
特徴とする。
に、本発明に係るリライトカードは、カード基材と、こ
のカード基材に空気層を介してその表面側に貼付される
可逆性感熱記録フィルムと、カード基材と可逆性感熱記
録フィルムとの間に設けられる蓄光層とからなることを
特徴とする。
【０００９】ここで、カード基材は、ポリエステル樹
脂，ポリエチレン樹脂等の樹脂材、紙材、金属材等の使
用が可能である。
脂，ポリエチレン樹脂等の樹脂材、紙材、金属材等の使
用が可能である。
【００１０】また、カード基材に空気層を介して貼付さ
れる可逆性感熱記録フィルムは、樹脂マトリックス材
と、この樹脂マトリックス材に分散された有機低分子物
質を主成分とするもので、例えばＴ0 以下の常温で白濁
不透明状態にある。
れる可逆性感熱記録フィルムは、樹脂マトリックス材
と、この樹脂マトリックス材に分散された有機低分子物
質を主成分とするもので、例えばＴ0 以下の常温で白濁
不透明状態にある。
【００１１】これをＴ1 〜Ｔ2 間の温度に加熱すると、
透明になり、この状態で再びＴO 以下の常温に戻しても
透明のままである。
透明になり、この状態で再びＴO 以下の常温に戻しても
透明のままである。
【００１２】これは温度Ｔ1 〜Ｔ2 から温度Ｔ0 以下に
至るまでに有機低分子物質が半溶融状態を経て多結晶か
ら単結晶へと結晶が成長するためと考えられる。
至るまでに有機低分子物質が半溶融状態を経て多結晶か
ら単結晶へと結晶が成長するためと考えられる。
【００１３】更に、Ｔ3 以上の温度に加熱すると、最大
透明度と最大不透明との中間の半透明状態になる。
透明度と最大不透明との中間の半透明状態になる。
【００１４】次にこの温度を下げていくと、再び透明状
態をとることなく最初の白濁不透明状態に戻る。
態をとることなく最初の白濁不透明状態に戻る。
【００１５】これは温度Ｔ3 以上で有機低分子物質が溶
融後冷却されることにより、多結晶が析出するためであ
ると考えられる。
融後冷却されることにより、多結晶が析出するためであ
ると考えられる。
【００１６】前記常温で透明になったものを再びＴ3 以
上の温度に加熱し、常温に戻せば再び白濁不透明状態に
戻る。すなわち、常温で不透明及び透明の両形態をとる
ことができる。
上の温度に加熱し、常温に戻せば再び白濁不透明状態に
戻る。すなわち、常温で不透明及び透明の両形態をとる
ことができる。
【００１７】最近では、この基本タイプ以外にも常温で
不透明のピンク，青，緑，グレー，赤，紫等、及び透明
のピンク，青，緑，グレー，赤，紫等の両形態をとるタ
イプの可逆性感熱記録フィルムもある。
不透明のピンク，青，緑，グレー，赤，紫等、及び透明
のピンク，青，緑，グレー，赤，紫等の両形態をとるタ
イプの可逆性感熱記録フィルムもある。
【００１８】更に、蓄光層に使用する蓄光性材料は、波
長３５０ナノメーター前後を持つ光源、例えば、太陽光
とか蛍光灯等に一定時間以上照らした場合、そのエネル
ギーを吸収、蓄積し、その結果、暗所に移すことによっ
て５００から６００ナノメーターの目に見える、つまり
視認できる輝きを発するもので、吸収−蓄積−発光を半
永久的に繰り返す。これらのものとして、例えばビスマ
スで付活した硫化カルシウム（ＣａＳ：Ｂｉ）又は硫化
ストロンチウムカルシウム（ＣａＳｒＳ：Ｂｉ）、ある
いは銅で付活した硫化亜鉛（ＺｎＣｄＳ：Ｃｕ）等であ
るが、安全性と耐水性等の点から硫化亜鉛が好ましい。
長３５０ナノメーター前後を持つ光源、例えば、太陽光
とか蛍光灯等に一定時間以上照らした場合、そのエネル
ギーを吸収、蓄積し、その結果、暗所に移すことによっ
て５００から６００ナノメーターの目に見える、つまり
視認できる輝きを発するもので、吸収−蓄積−発光を半
永久的に繰り返す。これらのものとして、例えばビスマ
スで付活した硫化カルシウム（ＣａＳ：Ｂｉ）又は硫化
ストロンチウムカルシウム（ＣａＳｒＳ：Ｂｉ）、ある
いは銅で付活した硫化亜鉛（ＺｎＣｄＳ：Ｃｕ）等であ
るが、安全性と耐水性等の点から硫化亜鉛が好ましい。
【００１９】次に、蓄光層の形態として、カード基材の
表面に設けられる場合には、背景印刷部の表面全面ある
いは表面の一部にスクリーン印刷，オフセット印刷，グ
ラビア印刷等で印刷塗工しても良い。
表面に設けられる場合には、背景印刷部の表面全面ある
いは表面の一部にスクリーン印刷，オフセット印刷，グ
ラビア印刷等で印刷塗工しても良い。
【００２０】同様に可逆性感熱記録フィルムの裏面の全
面、あるいは一部に蓄光性材料を塗布乾燥させて蓄光性
塗膜を形成するようにしても良い。
面、あるいは一部に蓄光性材料を塗布乾燥させて蓄光性
塗膜を形成するようにしても良い。
【００２１】また、カード基材表面に印刷する背景印刷
部に使用するインキ中に蓄光性材料を含有させて、背景
印刷部それ自体を蓄光層としても良い。
部に使用するインキ中に蓄光性材料を含有させて、背景
印刷部それ自体を蓄光層としても良い。
【００２２】また、カード基材と可逆性感熱記録フィル
ムとの間に蓄光性材料粉末を封入させて、蓄光層として
も良い。
ムとの間に蓄光性材料粉末を封入させて、蓄光層として
も良い。
【００２３】そして、このように作成したリライトカー
ドは、カード基材の裏面に磁気記録層を形成し、クレジ
ットカード，ポイントカード，キャッシュカード等のリ
ライトカード、遊園地のチケット、駐車場の駐車券のよ
うに、各種情報を書替え可能で、かつ記録できるリライ
トカードに適用しても良く、また、スキー場のリフト券
のようにカード基材の裏面に粘着剤を塗布し、ＩＣカー
ド等のプラスチック基材に貼付して使用する書替え可能
なリライトラベルに適用することもできる。
ドは、カード基材の裏面に磁気記録層を形成し、クレジ
ットカード，ポイントカード，キャッシュカード等のリ
ライトカード、遊園地のチケット、駐車場の駐車券のよ
うに、各種情報を書替え可能で、かつ記録できるリライ
トカードに適用しても良く、また、スキー場のリフト券
のようにカード基材の裏面に粘着剤を塗布し、ＩＣカー
ド等のプラスチック基材に貼付して使用する書替え可能
なリライトラベルに適用することもできる。
【００２４】以上の構成から明らかなように、カード基
材と可逆性感熱記録フィルムとの間に蓄光性材料からな
る蓄光層が形成されているため、夜間など、暗くて確認
ができない場合においても、蓄光層が発光するため、カ
ードの表示内容が容易に確認でき、また、カードを所持
しているかどうかの確認も簡単に行なえる。
材と可逆性感熱記録フィルムとの間に蓄光性材料からな
る蓄光層が形成されているため、夜間など、暗くて確認
ができない場合においても、蓄光層が発光するため、カ
ードの表示内容が容易に確認でき、また、カードを所持
しているかどうかの確認も簡単に行なえる。
【００２５】更に、蓄光層が発光するため、表示内容ば
かりでなく、背景印刷部の模様や絵柄等も目視でき、カ
ードのデザイン性能が低下しない。
かりでなく、背景印刷部の模様や絵柄等も目視でき、カ
ードのデザイン性能が低下しない。
【００２６】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るリライトカー
ド及びリライトラベルの実施形態について、添付図面を
参照しながら詳細に説明する。
ド及びリライトラベルの実施形態について、添付図面を
参照しながら詳細に説明する。
【００２７】図１乃至図５は本発明に係るリライトカー
ドの一実施形態としての遊園地のチケットを示すもの
で、図１乃至図２は遊園地のチケットを示す平面図並び
に断面図、図３乃至図５は遊園地のチケットの変形態様
を示す各断面図、図６乃至図７は本発明に係るリライト
ラベルの一実施形態としてのスキー場のリフト券を示す
平面図並びに断面図、図８は同リライトラベルの使用形
態を示す断面図である。
ドの一実施形態としての遊園地のチケットを示すもの
で、図１乃至図２は遊園地のチケットを示す平面図並び
に断面図、図３乃至図５は遊園地のチケットの変形態様
を示す各断面図、図６乃至図７は本発明に係るリライト
ラベルの一実施形態としてのスキー場のリフト券を示す
平面図並びに断面図、図８は同リライトラベルの使用形
態を示す断面図である。
【００２８】図１，図２において、遊園地のチケット１
０は、ポリエチレン樹脂材からなるカード基材１１の裏
面に所定情報を記録再生できる磁気記録層１２が形成さ
れており、かつその表面には、紫外線硬化型インキ等に
よりカード１０の意匠性を高める模様，絵柄等の背景印
刷部１３が印刷処理されている。
０は、ポリエチレン樹脂材からなるカード基材１１の裏
面に所定情報を記録再生できる磁気記録層１２が形成さ
れており、かつその表面には、紫外線硬化型インキ等に
よりカード１０の意匠性を高める模様，絵柄等の背景印
刷部１３が印刷処理されている。
【００２９】そして、表裏面に背景印刷部１３，磁気記
録層１２を設けたカード基材１１の表面周縁に沿って塗
布した接着剤１４を介してカード基材１１の表面に可逆
性感熱記録フィルム１５が貼付されており、可逆性感熱
記録フィルム１５の裏面側に空気層１６が形成されてい
る。
録層１２を設けたカード基材１１の表面周縁に沿って塗
布した接着剤１４を介してカード基材１１の表面に可逆
性感熱記録フィルム１５が貼付されており、可逆性感熱
記録フィルム１５の裏面側に空気層１６が形成されてい
る。
【００３０】尚、可逆性感熱記録フィルム１５として
は、樹脂マトリックス材と、この樹脂マトリックス材に
分散された有機低分子物質を主成分とするもので、樹脂
マトリックス材としては、ポリ塩化ビニル，塩化ビニル
−酢酸ビニル共重合体等の熱可塑性樹脂，ポリアリレー
ト，シリコーン樹脂等の熱硬化性樹脂を使用できる。
は、樹脂マトリックス材と、この樹脂マトリックス材に
分散された有機低分子物質を主成分とするもので、樹脂
マトリックス材としては、ポリ塩化ビニル，塩化ビニル
−酢酸ビニル共重合体等の熱可塑性樹脂，ポリアリレー
ト，シリコーン樹脂等の熱硬化性樹脂を使用できる。
【００３１】また、有機低分子物質としては、パルミチ
ン酸，ステアリン酸等の高級脂肪酸が用いられる。
ン酸，ステアリン酸等の高級脂肪酸が用いられる。
【００３２】このように、遊園地のチケット１０は磁気
記録層１２により所定情報が記録，再生でき、かつ可逆
性感熱記録フィルム１５により所定情報が書替え可能に
表示されるという構成である。
記録層１２により所定情報が記録，再生でき、かつ可逆
性感熱記録フィルム１５により所定情報が書替え可能に
表示されるという構成である。
【００３３】ところで、本発明は、遊園地のチケット１
０を所持しているかどうかの確認が夜間等にも迅速に行
なえ、かつその表示内容も簡単に目視確認できる等、使
い勝手を高めた遊園地のチケット１０を提供することに
あり、そのため、この実施形態においては、背景印刷部
１３の表面の一部に蓄光性塗膜２０が形成されている
（図１中、発光エリアＡを斜線で示す）。
０を所持しているかどうかの確認が夜間等にも迅速に行
なえ、かつその表示内容も簡単に目視確認できる等、使
い勝手を高めた遊園地のチケット１０を提供することに
あり、そのため、この実施形態においては、背景印刷部
１３の表面の一部に蓄光性塗膜２０が形成されている
（図１中、発光エリアＡを斜線で示す）。
【００３４】上記蓄光性材料としては、例えば、ビスマ
スで付活した硫化カルシウム（ＣａＳ：Ｂｉ）又は硫化
ストロンチウムカルシウム（ＣａＳｒＳ：Ｂｉ）、ある
いは銅で付活した硫化亜鉛（ＺｎＳ：Ｃｕ）又は硫化カ
ドニウム亜鉛（ＺｎＣｄＳ：Ｃｕ）等であるが、安全性
と耐水性等の点から硫化亜鉛が好ましい。
スで付活した硫化カルシウム（ＣａＳ：Ｂｉ）又は硫化
ストロンチウムカルシウム（ＣａＳｒＳ：Ｂｉ）、ある
いは銅で付活した硫化亜鉛（ＺｎＳ：Ｃｕ）又は硫化カ
ドニウム亜鉛（ＺｎＣｄＳ：Ｃｕ）等であるが、安全性
と耐水性等の点から硫化亜鉛が好ましい。
【００３５】このように、本実施形態における遊園地の
チケット１０においては、背景印刷部１３表面の一部に
蓄光性塗膜２０が形成されているため、夜間使用時な
ど、発光エリアＡが発光し、遊園地のチケット１０の表
示内容が簡単に目視でき、使い勝手が向上するととも
に、背景印刷部１３の模様，絵柄等を効果的に現出さ
せ、鑑賞効果も期待でき、遊園地のチケット１０の夜間
や夕方における意匠性が高まる。
チケット１０においては、背景印刷部１３表面の一部に
蓄光性塗膜２０が形成されているため、夜間使用時な
ど、発光エリアＡが発光し、遊園地のチケット１０の表
示内容が簡単に目視でき、使い勝手が向上するととも
に、背景印刷部１３の模様，絵柄等を効果的に現出さ
せ、鑑賞効果も期待でき、遊園地のチケット１０の夜間
や夕方における意匠性が高まる。
【００３６】また、図３に示すように、可逆性感熱記録
フィルム１５の裏面に蓄光性塗膜２０を塗工しても良
く、カード基材１１の背景印刷部１３表面に塗工する
か、可逆性感熱記録フィルム１５裏面に塗工するかは、
各シートの塗工性能やデザイン性を考慮して適宜選択し
て良い。
フィルム１５の裏面に蓄光性塗膜２０を塗工しても良
く、カード基材１１の背景印刷部１３表面に塗工する
か、可逆性感熱記録フィルム１５裏面に塗工するかは、
各シートの塗工性能やデザイン性を考慮して適宜選択し
て良い。
【００３７】更に、図４に示すように、カード基材１１
と可逆性感熱記録フィルム１５との間の空気層１６内に
蓄光性粉末２１を封入しても良い。
と可逆性感熱記録フィルム１５との間の空気層１６内に
蓄光性粉末２１を封入しても良い。
【００３８】次いで、図５はカード基材１１の表面に蓄
光性印刷部２２を設けたものであり、この実施形態によ
れば、背景の模様や絵柄を印刷するインキ内に上述した
蓄光性材料を所定量含有させることにより、簡単に作成
でき、上述した実施形態のものに比べ、製作工数が少な
くて済むという有利さがある。
光性印刷部２２を設けたものであり、この実施形態によ
れば、背景の模様や絵柄を印刷するインキ内に上述した
蓄光性材料を所定量含有させることにより、簡単に作成
でき、上述した実施形態のものに比べ、製作工数が少な
くて済むという有利さがある。
【００３９】次いで、図６乃至図８は本発明に係るリラ
イトラベルの実施形態を示すもので、スキー場のリフト
券３０に適用した実施形態を示す。
イトラベルの実施形態を示すもので、スキー場のリフト
券３０に適用した実施形態を示す。
【００４０】図６，図７に示すように、スキー場のリフ
ト券３０は、カード基材１１の表面に紫外線硬化型イン
キ等により背景印刷部１３が形成されており、周縁に接
着剤１４を介してその表面側に可逆性感熱記録フィルム
１５が貼付されており、更に、カード基材１１の裏面に
粘着剤１７が塗布され、この粘着剤１７の塗布面に剥離
紙１８が貼付されている。
ト券３０は、カード基材１１の表面に紫外線硬化型イン
キ等により背景印刷部１３が形成されており、周縁に接
着剤１４を介してその表面側に可逆性感熱記録フィルム
１５が貼付されており、更に、カード基材１１の裏面に
粘着剤１７が塗布され、この粘着剤１７の塗布面に剥離
紙１８が貼付されている。
【００４１】そして、使用時においては、図８に示すよ
うに、剥離紙１８を剥がした後、粘着剤１７面にＩＣカ
ード１９等のプラスチックカードを貼付して使用に供す
る。
うに、剥離紙１８を剥がした後、粘着剤１７面にＩＣカ
ード１９等のプラスチックカードを貼付して使用に供す
る。
【００４２】このスキー場のリフト券３０においても、
背景印刷部１３の表面の一部に蓄光性塗膜２０が形成さ
れており、特に、スキー場のリフト券３０は屋外で使用
されるケースが多いため、ナイターや夕方であっても、
この蓄光性塗膜２０の発光作用により、スキー場のリフ
ト券３０の表示内容が簡単に目視でき、かつスキー場の
リフト券３０を所持しているかどうかの確認も迅速に行
なえる等、使い勝手が向上するとともに、鑑賞機能を高
めることにもなり、ナイター，夕方使用時の意匠性を高
めたスキー場のリフト券３０を提供することができる。
背景印刷部１３の表面の一部に蓄光性塗膜２０が形成さ
れており、特に、スキー場のリフト券３０は屋外で使用
されるケースが多いため、ナイターや夕方であっても、
この蓄光性塗膜２０の発光作用により、スキー場のリフ
ト券３０の表示内容が簡単に目視でき、かつスキー場の
リフト券３０を所持しているかどうかの確認も迅速に行
なえる等、使い勝手が向上するとともに、鑑賞機能を高
めることにもなり、ナイター，夕方使用時の意匠性を高
めたスキー場のリフト券３０を提供することができる。
【００４３】尚、このスキー場リフト券３０において
も、蓄光性塗膜２０の形成箇所を変更したり、蓄光性粉
末２１，蓄光性印刷部２２を適用するなどのバリエーシ
ョンを適宜加えても良い。
も、蓄光性塗膜２０の形成箇所を変更したり、蓄光性粉
末２１，蓄光性印刷部２２を適用するなどのバリエーシ
ョンを適宜加えても良い。
【００４４】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明に係るリライ
トカード及びリライトラベルは、カード基材の背景印刷
部や背景部等に蓄光機能をもたせるという構成であるた
め、遊園地のチケット，スキー場のリフト券など、夜間
屋外で使用する場合、あるいはキャッシュカード，ポイ
ントカードを夜間使用する場合等、発光作用により表示
内容が簡単に目視確認でき、かつカードを所持している
かどうかの確認も迅速に行なえ、夜間時の使い勝手を著
しく向上させることができるという効果を有する。
トカード及びリライトラベルは、カード基材の背景印刷
部や背景部等に蓄光機能をもたせるという構成であるた
め、遊園地のチケット，スキー場のリフト券など、夜間
屋外で使用する場合、あるいはキャッシュカード，ポイ
ントカードを夜間使用する場合等、発光作用により表示
内容が簡単に目視確認でき、かつカードを所持している
かどうかの確認も迅速に行なえ、夜間時の使い勝手を著
しく向上させることができるという効果を有する。
【００４５】また、蓄光層の発光作用により、背景印刷
部の模様，絵柄等を鮮明に現出させることができるた
め、カードの鑑賞機能を夜間においても良好に維持でき
るという効果を有する。
部の模様，絵柄等を鮮明に現出させることができるた
め、カードの鑑賞機能を夜間においても良好に維持でき
るという効果を有する。
【００４６】更に背景印刷部に使用する印刷インキ中に
蓄光性材料を含有させれば、従来と同様の背景印刷部の
印刷処理を施すだけで、蓄光機能を付与することがで
き、製作が簡単に行なえるという効果を有する。
蓄光性材料を含有させれば、従来と同様の背景印刷部の
印刷処理を施すだけで、蓄光機能を付与することがで
き、製作が簡単に行なえるという効果を有する。
【図１】本発明の第１実施形態である遊園地のチケット
を示す平面図。
を示す平面図。
【図２】図１中II−II線断面図。
【図３】本発明の第１実施形態である遊園地のチケット
の変形態様を示す断面図。
の変形態様を示す断面図。
【図４】本発明の第１実施形態である遊園地のチケット
の更なる変形態様を示す断面図。
の更なる変形態様を示す断面図。
【図５】本発明の第１実施形態である遊園地のチケット
の更なる変形態様を示す断面図。
の更なる変形態様を示す断面図。
【図６】本発明の第２実施形態であるスキー場のリフト
券を示す平面図。
券を示す平面図。
【図７】図６中VII −VII 線断面図。
【図８】図６に示すスキー場のリフト券の使用形態を示
す断面図。
す断面図。
１０ 遊園地のチケット １１ カード基材 １２ 磁気記録層 １３ 背景印刷部 １５ 可逆性感熱記録フィルム １７ 粘着剤 １８ 剥離紙 １９ ＩＣカード ２０ 蓄光性塗膜 ２１ 蓄光性粉末 ２２ 蓄光性印刷部 ３０ スキー場のリフト券
Claims (4)
- 【請求項１】 カード基材と、このカード基材に空気層
を介してその表面側に貼付される可逆性感熱記録フィル
ムと、カード基材と可逆性感熱記録フィルムとの間に設
けられる蓄光層とからなることを特徴とするリライトカ
ード。 - 【請求項２】 前記蓄光層は、蓄光性成分を含んだイン
キによりカード基材の表面に印刷されていることを特徴
とする請求項１記載のリライトカード。 - 【請求項３】 前記蓄光層は、蓄光性成分を含んだ粉末
をカード基材と、可逆性感熱フィルムとの間に封入され
ていることを特徴とする請求項１記載のリライトカー
ド。 - 【請求項４】 請求項１乃至３記載のリライトカードに
おけるカード基材の裏面に粘着剤が塗布され、粘着剤面
に剥離紙が貼付されていることを特徴とするリライトラ
ベル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2518097A JPH10217619A (ja) | 1997-02-07 | 1997-02-07 | リライトカード及びリライトラベル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2518097A JPH10217619A (ja) | 1997-02-07 | 1997-02-07 | リライトカード及びリライトラベル |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10217619A true JPH10217619A (ja) | 1998-08-18 |
Family
ID=12158813
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2518097A Pending JPH10217619A (ja) | 1997-02-07 | 1997-02-07 | リライトカード及びリライトラベル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10217619A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6660452B2 (en) * | 1997-12-12 | 2003-12-09 | Ricoh Company, Ltd. | Optical information memory medium and display recording method using the same |
| JP2010086198A (ja) * | 2008-09-30 | 2010-04-15 | Kobayashi Create Co Ltd | リライト表示層付きｒｆｉｄタグ |
-
1997
- 1997-02-07 JP JP2518097A patent/JPH10217619A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6660452B2 (en) * | 1997-12-12 | 2003-12-09 | Ricoh Company, Ltd. | Optical information memory medium and display recording method using the same |
| JP2010086198A (ja) * | 2008-09-30 | 2010-04-15 | Kobayashi Create Co Ltd | リライト表示層付きｒｆｉｄタグ |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040119 |
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| A977 | Report on retrieval |
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