JPH10217514A - 証票及びその製造方法 - Google Patents

証票及びその製造方法

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JPH10217514A
JPH10217514A JP2341097A JP2341097A JPH10217514A JP H10217514 A JPH10217514 A JP H10217514A JP 2341097 A JP2341097 A JP 2341097A JP 2341097 A JP2341097 A JP 2341097A JP H10217514 A JPH10217514 A JP H10217514A
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JP
Japan
Prior art keywords
heat
coloring
color
amount data
paper
Prior art date
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Pending
Application number
JP2341097A
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English (en)
Inventor
Hidekazu Ishii
英和 石井
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TEC CORP
Original Assignee
TEC CORP
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 インクリボンカートリッジを用いることなく
金額データやその他の画像を形成し、且つ金額データの
改竄を防止する。 【解決手段】 複数色の感熱発色層が形成された感熱発
色紙1を設け、複数の感熱発色層のうち、所望の濃度を
得る熱エネルギーの許容幅が狭い色の感熱発色層、又は
所望の濃度を得る熱エネルギーが低い色の感熱発色層の
発色により形成された金額データ3と、この金額データ
3以外の画像2とを有する。これにより、金額データ3
を発色させるために、与える熱エネルギーを正確に制御
する必要性を高め、重要な金額データ3の改竄を未然に
防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば証紙、変額
切手、印紙等のように、金額データや図柄を含む他の画
像を印字して発行する証票に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の証票は普通紙を用いてい
るので、指定されたシートにインパクト方式のドットプ
リンタや熱転写方式のサーマルプリンタにより金額を印
刷している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のようにインパク
ト方式のドットプリンタを用いる場合、その印字音が問
題になる。また、インパクト方式のドットプリンタ、熱
転写方式のサーマルプリンタの何れを用いる場合におい
てもインクリボンカートリッジを常備する必要がある。
一方、近来は事務の機械化が進み職場環境の狭隘化が顕
在化し、このような環境内で印字媒体や各種の伝票や備
品を保管しなければならず、整理整頓が煩雑になり易
い。こうしたなかでリボンカートリッジを保管すること
は前述した傾向を益々増長することになり好ましくな
い。しかもインクリボンカートリッジを用いる印刷方式
はランニングコストが高くなる問題がある。
【0004】インクリボンカートリッジを不要にするに
は、感熱紙を媒体として用い、サーマルプリンタにより
印字することが考えられるが、感熱紙は外部から熱を加
えることにより発色するため、重要な金額データが改竄
される危険がある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
複数色の感熱発色層が形成された感熱発色紙を設け、前
記感熱発色層のうち、所望の濃度を得る熱エネルギーの
許容幅が最も発色濃度範囲の広い熱エネルギーの色を除
く色の感熱発色層の発色により形成された金額データ
と、この金額データ以外の画像とを有する証票である。
従って、金額データを発色させるためには、与える熱エ
ネルギーを正確に制御する必要があるため、重要な金額
データの改竄に困難性が伴う。
【0006】請求項2記載の発明は、複数色の感熱発色
層が形成された感熱発色紙を設け、前記感熱発色層のう
ち、所望の濃度を得る熱エネルギーが最も発色濃度範囲
の高い熱エネルギーの色を除く色の感熱発色層の発色に
より形成された金額データと、この金額データ以外の画
像とを有する証票である。従って、金額データを発色さ
せるためには、与える熱エネルギーを所定の範囲に制御
する必要があるため、重要な金額データの改竄に困難性
が伴う。
【0007】請求項3記載の発明は、複数色の感熱発色
層が形成された感熱発色紙を設け、前記感熱発色層毎
に、その発色温度に対応する熱を付与して金額データと
この金額データ以外の画像とを発色させるようにする証
票の製造方法である。従って、感熱発色層に付与する熱
エネルギーを制御することにより、金額データ及びそれ
以外の画像を発色させることが可能となる。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の実施の一形態を図面に基
づいて説明する。図1及び図2において、1は感熱発色
紙である。この感熱発色紙1は原紙の一面に複数色の感
熱発色層(図示せず)が形成されている。この例では、
感熱発色層は赤色と黒色との二色である。そして、図示
しないがサーマルヘッドとプラテンとの間で感熱発色紙
1を搬送する過程にサーマルヘッドから熱エネルギーを
出力させることにより感熱発色層を発色させる。図1は
金額データ以外の画像(図柄)2を発色させた状態の感
熱発色紙1を示し、図2はさらに金額データ3を発色さ
せた感熱発色紙1を示す。このようにして証票4が形成
される。本実施の形態における証票4は、郵便物に貼付
する変額切手の例である。
【0009】ここで、感熱発色層に与える熱エネルギー
と発色した濃度との関係を図3のグラフに示す。このグ
ラフ中、は赤色の感熱発色層の発色特性を示し、は
黒色の感熱発色層の発色特性を示す。このグラフによれ
ば、赤色の感熱発色層は、サーマルヘッドからの熱エネ
ルギーが上がるに従い濃度が高くなり、0.25mjを
ピークとして発色濃度が最大になり、熱エネルギーが
0.45mjを越えると殆ど発色しなくなる。
【0010】一方、黒色の感熱発色層は、与える熱エネ
ルギーが0.2mjに達した頃から徐々に発色の濃度を
高め、0.45mj当りで濃度が最大になり、それ以後
は熱エネルギーを高めても一定の濃度を得ることができ
ることが分かる。従って、ある画素一箇所に熱エネルギ
ーを徐々に供給すると最初に赤色が発色し、さらに熱エ
ネルギーの供給を続けると黒色が発色し、先の赤色を消
してしまうことが分かる。
【0011】このグラフで理解されるように、赤色の感
熱発色層は、黒色の感熱発色層と比較して、所望の濃度
を得る熱エネルギーの許容幅が狭く、発色濃度範囲が狭
い色の感熱発色層(請求項1に対応)であるとともに、
所望の濃度を得る熱エネルギーが低い色の感熱発色層
(請求項2に対応)であると言える。
【0012】次に、上記のような赤色と黒色の感熱発色
層を有する感熱発色紙1を用いて証票を作成する方法に
ついて説明する。赤色の感熱発色層の発色温度に対応す
る熱をサーマルヘッドにより付与して金額データ3を発
色させるとともに、黒色の感熱発色層にその発色温度に
対応する熱をサーマルヘッドにより付与して金額データ
3以外の画像2を発色させた。これにより、金額データ
3を発色させるためには、熱エネルギーを低く且つ狭い
許容幅で赤色の感熱発色層に与えなければ所望の濃度に
発色しないので、熱エネルギーを正確に制御し得るカラ
ー印刷用のサーマルプリンタを用いることが余儀なくさ
れる。赤色の感熱発色層に熱したピンや半田こて等で熱
エネルギーを与えるような安易な方法では、発色温度が
高過ぎ、且つ、温度の幅がコントロールできない。これ
により、重要な金額データ3の改竄を防止することがで
きる。
【0013】金額データ3以外の画像2は、一色でも温
度エネルギーの高低を制御することにより、濃度差によ
る変化により複雑な画像を形成可能で、偽造防止にもな
る。
【0014】なお、金額データ3とこれ以外の画像2を
同一色で作成してもよく、この場合発色範囲が狭いた
め、総てに渡って精密な熱制御が必要になり偽造防止に
もなる。
【0015】本実施の形態では赤と黒の2色で説明した
が、この2色に限定されるものではなく、他の色との組
合せでも良い。さらに3種類以上の色の組合せでも良
く、このとき最も発色濃度範囲の高い熱エネルギーの色
を除く色や、熱エネルギーの許容幅が広い熱エネルギー
の色を除く色を金額データ3にすれば同等の効果が得ら
れる。さらに、発色濃度範囲が一番低い熱エネルギーの
色で金額データ3を作成すれば、最も温度制御が難しい
ためデータの改竄が最も難しくなる。
【0016】以上のように、感熱発色層に熱エネルギー
を与えて証票を得るようにしたので、インクリボンカー
トリッジを不要にすることができる。これにより、ラン
ニングコストを低減するとともに、インクリボンカート
リッジを保管する煩わしさを解消することができる。
【0017】なお、感熱発色紙1は、発行する証票の大
きさにもよるが、単票用紙のように一枚ずつ用いて印字
してもよく、また、長尺状に連続し、印刷後に切断して
証票を発行するようにしてもよい。
【0018】本実施の形態では、証票として変額切手を
例として説明したが、他の証紙や印紙等にも適用するこ
とが可能である。また、本願で言う証票は小切手、商品
券、チケットを含むものである。
【0019】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、感熱発色
紙の複数の感熱発色層のうち、所望の濃度を得る熱エネ
ルギーの許容幅が最も発色濃度範囲の広い熱エネルギー
の色を除く色の感熱発色層の発色により形成された金額
データと、この金額データ以外の画像とを有するので、
金額データを発色させるために、与える熱エネルギーを
正確に制御する必要性を高めることにより、重要な金額
データの改竄を未然に防止することができる。
【0020】請求項2記載の発明によれば、感熱発色紙
の複数の感熱発色層のうち、所望の濃度を得る熱エネル
ギーが最も発色濃度範囲の高い熱エネルギーの色を除く
色の感熱発色層の発色により形成されたと、この金額デ
ータ以外の画像とを有するので、金額データを発色させ
るためには、与える熱エネルギーを正確に制御する必要
性を高めることにより、重要な金額データの改竄を未然
に防止することができる。
【0021】請求項3記載の発明によれば、感熱発色紙
の複数の感熱発色層毎に、その発色温度に対応する熱を
付与して金額データとこの金額データ以外の画像とを発
色させるようにしたので、感熱発色層に付与する熱エネ
ルギーを制御することにより、金額データ及びそれ以外
の画像を発色させて証票を発行することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態における金額データ以外
の画像を発色させた状態の感熱発色紙を示す平面図であ
る。
【図2】金額データ及び他の画像を発色させた感熱発色
紙を示す平面図である。
【図3】感熱発色層に与える熱エネルギーと発色した濃
度との関係を示すグラフである。
【符号の説明】
1 感熱発色紙 2 画像 3 金額データ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数色の感熱発色層が形成された感熱発
    色紙を設け、前記感熱発色層のうち、所望の濃度を得る
    熱エネルギーの許容幅が最も発色濃度範囲の広い熱エネ
    ルギーの色を除く色の感熱発色層の発色により形成され
    た金額データと、この金額データ以外の画像とを有する
    ことを特徴とする証票。
  2. 【請求項2】 複数色の感熱発色層が形成された感熱発
    色紙を設け、前記感熱発色層のうち、所望の濃度を得る
    熱エネルギーが最も発色濃度範囲の高い熱エネルギーの
    色を除く色の感熱発色層の発色により形成された金額デ
    ータと、この金額データ以外の画像とを有することを特
    徴とする証票。
  3. 【請求項3】 複数色の感熱発色層が形成された感熱発
    色紙を設け、前記感熱発色層毎に、その発色温度に対応
    する熱を付与して金額データとこの金額データ以外の画
    像とを発色させるようにすることを特徴とする特徴とす
    る証票の製造方法。
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