JPH10216673A - 生ゴミ乾燥処理装置 - Google Patents

生ゴミ乾燥処理装置

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Publication number
JPH10216673A
JPH10216673A JP9023976A JP2397697A JPH10216673A JP H10216673 A JPH10216673 A JP H10216673A JP 9023976 A JP9023976 A JP 9023976A JP 2397697 A JP2397697 A JP 2397697A JP H10216673 A JPH10216673 A JP H10216673A
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JP
Japan
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heating tank
air
water
gas
garbage
Prior art date
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Pending
Application number
JP9023976A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenichi Ueda
健一 上田
Shinichiro Fujita
伸一郎 藤田
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Jidosha Buhin Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Jidosha Buhin Kogyo Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 加熱槽から発生する蒸気から臭気成分を除去
する。 【解決手段】 生ゴミを加熱槽6に投入して乾燥させ、
発生する蒸気Bをこの加熱槽6外に排出する生ゴミ乾燥
処理装置1において、上記加熱槽6の空気導入口15と
蒸気排出口16とを結ぶ空気循環流路17と、この空気
循環流路17に設けられ気体を上記空気導入口15へ圧
送するための圧送機21と、上記空気循環流路17に設
けられ蒸気排出口16から排出された蒸気Bを気液分離
するための気水分離器18と、この気水分離器18の下
流側の上記空気循環流路17に設けられ上記加熱槽6及
び空気循環流路17内の空気圧を調節する空気圧調節手
段22とを設けたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、生ゴミを加熱槽に
投入して乾燥させ、発生する蒸気を該加熱槽外に排出し
て消臭させる生ゴミ乾燥処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近来にあっては、飲食店等において厨房
から出る水分の多い生ゴミ(野菜クズ、残飯等)を乾燥
させて処理するための装置が種々提案されている。例え
ば、特開平6−226237号公報に開示された廃棄物
用乾燥機は、図2に示すように、オイルヒータを備えた
容器31内にモータ等の駆動装置41によって回転する
回転カッタ32を設けて、上方から生ゴミを投入して蓋
33をし、粉砕、攪拌しつつ加熱することにより水分を
蒸発させて減容(減量)するようになっている。乾燥に
伴って発生する蒸気は、コンプレッサ34によって吸引
圧縮され、気水分離器35によって熱水Wと気体Gとに
分離される。分離された気体Gは空中に放出され、熱水
Wは水パイプ36を通って容器31内に突設された熱交
換器37に送られ、生ゴミの加熱に利用された後、排水
パイプ38及び定圧調整弁39を通って容器31外に排
出される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述の従来
の乾燥機では、気水分離器35によって分離された気体
Gには臭気成分が含まれており、この気体Gをそのまま
機外に放出するようになっているので、刺激性の強い悪
臭が機外に拡散されるため、環境保全のために別個の消
臭装置が必要であるという問題があった。
【0004】そこで本発明は、加熱槽から発生する蒸気
から臭気成分を除去することができる生ゴミ乾燥処理装
置を提供すべく創案されたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決すべく本
発明は、生ゴミを加熱槽に投入して乾燥させ、発生する
蒸気をこの加熱槽外に排出する生ゴミ乾燥処理装置にお
いて、上記加熱槽の蒸気排出口と空気導入口とを結ぶ空
気循環流路と、この空気循環流路に設けられ気体を上記
空気導入口へ圧送するための圧送機と、上記空気循環流
路に設けられ蒸気排出口から排出された蒸気を気液分離
するための気水分離器と、この気水分離器の下流側の上
記空気循環流路に設けられ上記加熱槽及び空気循環流路
内の空気圧を調節する空気圧調節手段とを設けたもので
ある。
【0006】そして、上記空気圧調節手段が、上記気水
分離器で分離された凝縮水を溜める水タンクと、上記空
気循環流路から分岐して設けられその下端部が水タンク
内の水面より所定の深さで開口した圧力逃し管とからな
るものが望ましい。
【0007】上記構成によれば、加熱槽で発生する蒸気
は気水分離器で臭気成分を含んだ凝縮水と気体に分離さ
れ、この分離された気体は空気循環流路を循環すること
によって気水分離器を複数回通過するので、完全に消臭
される。また、空気圧調節手段によって外部に排出され
る気体は水タンク内の凝縮水を通過して消臭されるの
で、臭気を含んだ気体が外部に放出されることがない。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に従って説明する。
【0009】まず、図1によって本発明に係る生ゴミ乾
燥処理装置の全体の構成を説明する。この生ゴミ乾燥処
理装置1は、生ゴミを加熱して乾燥させるための加熱機
構2と、加熱により発生した蒸気を消臭するための消臭
機構3とで構成されている。
【0010】加熱機構2は、電源に接続された加熱ヒー
タ4が備えられた容器5である有底筒体状の加熱槽6
と、加熱槽6の内方に設けられ投入された生ゴミを粉
砕、攪拌するための攪拌部材7とで成る。加熱槽6の上
部開口には蓋体8が設けられ、生ゴミを投入した後はこ
の蓋体8を閉じることにより加熱槽6内を密閉状態に保
つようになっている。攪拌部材7は、加熱槽6の軸心の
位置に沿って起立された回転軸11と、この回転軸11
に連結された回転筒体10の周方向及び軸方向に等間隔
で放射状に取り付けられた三枚のブレード12とを備え
ている。また、攪拌部材7にはこれを回転させるための
モータ9が備えられ、回転伝達手段14によって連結さ
れている。なお、回転軸11は容器5の底部から延びた
支持部材20にベアリング30等を介して回転自在に支
持されている。
【0011】そして、加熱槽6の上部の蓋体8には空気
導入口15と蒸気排出口16とが形成されており、これ
ら蒸気排出口16と空気導入口15とを結ぶようにパイ
プ状の管からなる空気循環流路17が設けられている。
この空気循環流路17には圧送機であるブロワ21が設
けられており、このブロワ21が気体Gを圧送すること
で、加熱槽6内の蒸気Bを強制的に押し出して、加熱槽
6及び空気循環流路17内の気体Gを循環させるように
なっている。
【0012】消臭機構3には、加熱槽6から出た蒸気B
を気水分離するための気水分離器であるコンデンサ18
がもうけられている。コンデンサ18は、内部にチュー
ブ及びフィン(図示せず)を有した所定厚さの板状の部
品でなっており、その側面に冷却ファン19が設けら
れ、その吸引空気Cによって冷却されるようになってい
る。コンデンサ18内部を加熱槽6で加熱された蒸気B
が通過し冷却されることによって凝縮水Wと気体Gとに
分離される。このとき蒸気Bに含まれた臭気成分は凝縮
水Wに溶かし込まれるので気体Gの臭気成分が減少す
る。
【0013】そして、コンデンサ18の下部には凝縮水
Wを受けて溜めると共に、加熱槽6及び空気循環流路1
7内の空気圧を調節する空気圧調節手段22が設けられ
ている。この空気圧調節手段22には、コンデンサ18
で分離された凝縮水Wを溜める水タンク23と、空気循
環流路17から分岐して設けられその下端部が水タンク
23内の水面より所定の深さhの位置で開口した圧力逃
し管24とが設けられている。
【0014】すなわち、圧力逃し管24が、水タンク2
3内に溜められた凝縮水Wの水面より所定の深さh水没
しており、その下端部に開口部25が形成されているの
で、加熱槽6内で気体Gが加熱され膨張して、加熱槽6
及び空気循環流路17内の空気圧が所定の深さhの水圧
分上昇した時に、気体Gが凝縮水W中の開口部25から
凝縮水W中を通過して、外部に排出されるようになって
いる。
【0015】なお、水タンク23には、仕切り板26が
設けられており、凝縮水Wを一旦溜めてから、オーバー
フローした凝縮水Wを順次機外に排出するように構成さ
れている。そして、生ゴミ乾燥処理装置1の使用時に
は、水タンク23にその仕切り板26の上端までの所定
の水位まで水が張られているようになっている。
【0016】なお、加熱ヒータ4には、温度センサ(図
示せず)及び制御装置(図示せず)が設けられており、
生ゴミの乾燥に最適な所定の設定温度に保たれるように
構成されている。
【0017】次に、本発明に係る生ゴミ乾燥処理装置の
作用について説明する。
【0018】上記構成によれば、水きりを行った後、加
熱槽6に投入された生ゴミは、攪拌部材7の回転により
粉砕されつつ攪拌され、加熱ヒータ4の熱により100
〜125℃程度に熱せられ、徐々にその水分が蒸発する
ことにより重量及び容量が減ぜられることになる。乾燥
の結果残った固形物は、作業員によって加熱槽6に形成
された排出口27から取り出されて、土中に埋められて
肥料の原料としてリサイクル利用されるか、或いは一般
ゴミと一緒に焼却処理される。なお、上記固形物の取り
出しは、排出口27を開放させて、攪拌部材7を回転さ
せてその遠心力により押し出すようにすることもでき
る。
【0019】そして乾燥に伴って発生する蒸気Bは、空
気循環通路17を通過した後コンデンサ18を通過する
ことで凝縮水Wと気体Gとに分離される。この凝縮水W
には臭気成分が溶かし込まれるので、分離された気体G
は蒸気Bに比べて臭気成分が減少させられる。臭気成分
を含んだ凝縮水Wはコンデンサ18に接続された水タン
ク23に一旦溜められ、順次機外に排出され、臭気が洩
れないように廃棄される。次に凝縮水Wに溶かし込まれ
なかった臭気成分を含む気体Gは、ブロワ21を介して
空気循環通路17を循環して再び加熱槽6に圧送された
後、消臭機構3に再循環される。
【0020】このように、気体Gは、加熱槽6及び空気
循環流路17内の空気圧が所定の深さhの水圧分上昇す
るまでは、密閉された加熱槽6、空気循環流路17及び
消臭機構3を複数回循環することによって、臭気成分を
完全に取り除くことができ、臭気成分の残った気体Gが
機外に放出されることを防止できる。
【0021】また、加熱槽6内で気体Gが加熱され膨張
して、加熱槽6及び空気循環流路17内の空気圧が所定
の深さhの水圧分上昇した時には、一部の気体Gが凝縮
水W中の開口部25から排出されるが、気体Gは凝縮水
W中を通過するので、気体Gに含まれる臭気は水タンク
23内に溜められた凝縮水Wに溶け込んで、気体Gは消
臭されることとなる。さらに、水タンク23内に溜めら
れた凝縮水Wは、外気との温度差によって冷やされてい
るので、この凝縮水W内を通過する気体Gは冷却され臭
気の拡散を防止できる。そして、排出されない気体G
は、上述のように、加熱槽6、空気循環流路17及び消
臭機構3を複数回循環することによって、臭気成分を完
全に取り除くことができる。
【0022】また、加熱槽6に再び圧送される気体G
は、加熱槽6で熱せられて循環することによって温度が
上げられているので、加熱槽6の加熱効率を向上させる
ことができる。
【0023】そして、生ゴミの加熱が終了したならば、
加熱機構2を停止させ、一定時間消臭機構3を稼動させ
て気体Gを循環させることにより、臭気成分を完全に除
去することができる。
【0024】なお、上述の実施の形態においては、攪拌
部材7にモータ9を備え、回転伝達手段14によって連
結するようにしたが、攪拌部材7の下部にモータ9を直
結で設けるようにしてもよい。
【0025】また、冷却ファン19は、吸引空気Cでは
なく圧送空気によってコンデンサ18を冷却するもので
あってもよい。さらに、コンデンサ18の冷却方法は空
冷式に限らず、水冷式として構成することも考えられ
る。
【0026】
【発明の効果】以上要するに本発明によれば、加熱槽で
発生する蒸気は気水分離器で臭気成分を含んだ凝縮水と
気体に分離され、この分離された気体は空気循環流路を
循環することによって気水分離器を複数回通過するの
で、完全に消臭される。また、加熱槽及び空気循環流路
内の空気圧が上昇した場合に空気圧調節手段によって外
部に排出される気体は水タンク内の凝縮水を通過して消
臭されるので、臭気を含んだ気体が外部に放出されるこ
とがないという優れた効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る生ゴミ乾燥処理装置の実施の形態
を示した全体構成図である。
【図2】従来の生ゴミ乾燥処理装置を示した構成図であ
る。
【符号の説明】
1 生ゴミ乾燥処理装置 6 加熱槽 15 空気導入口 16 蒸気排出口 17 空気循環流路 18 コンデンサ(気水分離器) 21 ブロワ(圧送機) 22 空気圧調節手段 23 水タンク 24 圧力逃し管 B 蒸気 G 気体 W 凝縮水

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 生ゴミを加熱槽に投入して乾燥させ、発
    生する蒸気を該加熱槽外に排出する生ゴミ乾燥処理装置
    において、上記加熱槽の蒸気排出口と空気導入口とを結
    ぶ空気循環流路と、該空気循環流路に設けられ気体を上
    記空気導入口へ圧送するための圧送機と、上記空気循環
    流路に設けられ蒸気排出口から排出された蒸気を気液分
    離するための気水分離器と、該気水分離器の下流側の上
    記空気循環流路に設けられ上記加熱槽及び空気循環流路
    内の空気圧を調節する空気圧調節手段とを設けたことを
    特徴とする生ゴミ乾燥処理装置。
  2. 【請求項2】 上記空気圧調節手段が、上記気水分離器
    で分離された凝縮水を溜める水タンクと、上記空気循環
    流路から分岐して設けられその下端部が水タンク内の水
    面より所定の深さで開口した圧力逃し管とからなる請求
    項1記載の生ゴミ乾燥処理装置。
JP9023976A 1997-02-06 1997-02-06 生ゴミ乾燥処理装置 Pending JPH10216673A (ja)

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JP9023976A JPH10216673A (ja) 1997-02-06 1997-02-06 生ゴミ乾燥処理装置

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JP9023976A JPH10216673A (ja) 1997-02-06 1997-02-06 生ゴミ乾燥処理装置

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JPH10216673A true JPH10216673A (ja) 1998-08-18

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ID=12125597

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JP9023976A Pending JPH10216673A (ja) 1997-02-06 1997-02-06 生ゴミ乾燥処理装置

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JP (1) JPH10216673A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000130932A (ja) * 1998-10-23 2000-05-12 Takagi Ind Co Ltd 生ごみ処理装置
JP2000292057A (ja) * 1999-04-06 2000-10-20 Takagi Ind Co Ltd 生ごみ処理装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000130932A (ja) * 1998-10-23 2000-05-12 Takagi Ind Co Ltd 生ごみ処理装置
JP2000292057A (ja) * 1999-04-06 2000-10-20 Takagi Ind Co Ltd 生ごみ処理装置

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